JPH05280534A - オイルフィルムダンパ - Google Patents
オイルフィルムダンパInfo
- Publication number
- JPH05280534A JPH05280534A JP4082216A JP8221692A JPH05280534A JP H05280534 A JPH05280534 A JP H05280534A JP 4082216 A JP4082216 A JP 4082216A JP 8221692 A JP8221692 A JP 8221692A JP H05280534 A JPH05280534 A JP H05280534A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- oil film
- bearing
- film
- damper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims abstract description 10
- 230000000694 effects Effects 0.000 abstract description 6
- 239000010408 film Substances 0.000 description 41
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C27/00—Elastic or yielding bearings or bearing supports, for exclusively rotary movement
- F16C27/04—Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies
- F16C27/045—Ball or roller bearings, e.g. with resilient rolling bodies with a fluid film, e.g. squeeze film damping
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
- F16C19/18—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls
- F16C19/181—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
- F16C19/183—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
- F16C19/184—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2360/00—Engines or pumps
- F16C2360/44—Centrifugal pumps
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Supercharger (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸受側と共にオイルフィルム側に充分なオイ
ルが供給されると共にオイルフィルム各部の油が均等に
なり、優れたダンパ効果が得られるオイルフィルムダン
パの提供を目的とする。 【構成】 この発明のオイルフィルムダンパ1は、回転
軸83を支承する軸受85と、この軸受85の外輪89
をオイルフィルム87を介して支承する固定側部材79
と、この固定側部材79に設けられオイルフィルム87
にオイルを供給する複数のオイル流入路105,107
と、外輪89側に設けられオイルフィルム87からのオ
イルを軸受85の転動体121側へ供給するオイル流出
路91,123,125とを備え、このオイル流出路9
1,123,125は隣接したオイル流入路105,1
07に対してほぼ等距離に配置されていることを特徴と
する。
ルが供給されると共にオイルフィルム各部の油が均等に
なり、優れたダンパ効果が得られるオイルフィルムダン
パの提供を目的とする。 【構成】 この発明のオイルフィルムダンパ1は、回転
軸83を支承する軸受85と、この軸受85の外輪89
をオイルフィルム87を介して支承する固定側部材79
と、この固定側部材79に設けられオイルフィルム87
にオイルを供給する複数のオイル流入路105,107
と、外輪89側に設けられオイルフィルム87からのオ
イルを軸受85の転動体121側へ供給するオイル流出
路91,123,125とを備え、このオイル流出路9
1,123,125は隣接したオイル流入路105,1
07に対してほぼ等距離に配置されていることを特徴と
する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、オイルフィルムダン
パに関する。
パに関する。
【0002】
【従来の技術】特表平3−500317号公報に「内燃
機関の機械駆動式過給機」が記載されている。図3に示
すように、この遠心コンプレッサ型の過給機では高速回
転するインペラシャフト201を支承する軸受203は
案内スリーブ205の内周に装着され、案内スリーブ2
05はオイルフィルムダンパ207を介してハウジング
209に支承されている。オイルフィルムダンパ207
にはハウジング209に設けられた油路211からオイ
ルが供給され、軸受203にはオイル室213を介して
油路211と対向配置された油路215からオイルが供
給される。
機関の機械駆動式過給機」が記載されている。図3に示
すように、この遠心コンプレッサ型の過給機では高速回
転するインペラシャフト201を支承する軸受203は
案内スリーブ205の内周に装着され、案内スリーブ2
05はオイルフィルムダンパ207を介してハウジング
209に支承されている。オイルフィルムダンパ207
にはハウジング209に設けられた油路211からオイ
ルが供給され、軸受203にはオイル室213を介して
油路211と対向配置された油路215からオイルが供
給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、オイルフ
ィルムダンパ207側の油路211と軸受203側の油
路215とが対向配置されているから、オイルの大部分
は軸受203側に流れ、オイルの薄膜であって流路抵抗
の高いオイルフィルムダンパ207には充分なオイルが
供給されにくく、オイルフィルムダンパ207のダンパ
効果が低い。又、油路211は一本だけであるから、オ
イルフィルムダンパ207は油路211側とその反対側
とで油圧が不均等になり軸受203に偏荷重が掛る。従
って、軸受203を含む回転側部材の振動が生じ易い。
ィルムダンパ207側の油路211と軸受203側の油
路215とが対向配置されているから、オイルの大部分
は軸受203側に流れ、オイルの薄膜であって流路抵抗
の高いオイルフィルムダンパ207には充分なオイルが
供給されにくく、オイルフィルムダンパ207のダンパ
効果が低い。又、油路211は一本だけであるから、オ
イルフィルムダンパ207は油路211側とその反対側
とで油圧が不均等になり軸受203に偏荷重が掛る。従
って、軸受203を含む回転側部材の振動が生じ易い。
【0004】そこで、この発明は、軸受側と共にオイル
フィルムに充分なオイルを供給することができると共に
オイルフィルム各部の油圧が均等であって、優れたダン
パ効果が得られるオイルフィルムダンパの提供を目的と
する。
フィルムに充分なオイルを供給することができると共に
オイルフィルム各部の油圧が均等であって、優れたダン
パ効果が得られるオイルフィルムダンパの提供を目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のオイルフィル
ムダンパは、回転軸を支承する軸受と、この軸受の外輪
をオイルフィルムを介して支承する固定側部材と、この
固定側部材に設けられ前記オイルフィルムにオイルを供
給する複数のオイル流入路と、前記外輪側に設けられオ
イルフィルムからのオイルを軸受の転動体側へ供給する
オイル流出路とを備え、このオイル流出路は隣接したオ
イル流入路に対してほぼ等距離に配置されていることを
特徴とする。
ムダンパは、回転軸を支承する軸受と、この軸受の外輪
をオイルフィルムを介して支承する固定側部材と、この
固定側部材に設けられ前記オイルフィルムにオイルを供
給する複数のオイル流入路と、前記外輪側に設けられオ
イルフィルムからのオイルを軸受の転動体側へ供給する
オイル流出路とを備え、このオイル流出路は隣接したオ
イル流入路に対してほぼ等距離に配置されていることを
特徴とする。
【0006】
【作用】オイルは固定側部材に設けられた複数のオイル
流入路からオイルフィルム部を通り軸受の外輪側に設け
られたオイル流出路から軸受の転動体側に供給される。
このように、オイルはオイルフィルムを通りオイルフィ
ルムを形成しながら軸受側に供給されるから、従来例と
異ってオイルがオイルフィルムをバイパスして軸受側に
流れることがなく、オイルフィルムには常に充分なオイ
ルが供給される。又、オイル流入路は複数本に分割され
ると共にオイル流出路は隣合ったオイル流入路からほぼ
等距離に配置されている。このように、オイルの流路と
なるオイルフィルムはオイル流入路とオイル流出路との
間で細くしかも等長のオイル分路に分割されているか
ら、各オイル分路の油圧と膜厚とが均等になり優れたダ
ンパ効果が得られる。
流入路からオイルフィルム部を通り軸受の外輪側に設け
られたオイル流出路から軸受の転動体側に供給される。
このように、オイルはオイルフィルムを通りオイルフィ
ルムを形成しながら軸受側に供給されるから、従来例と
異ってオイルがオイルフィルムをバイパスして軸受側に
流れることがなく、オイルフィルムには常に充分なオイ
ルが供給される。又、オイル流入路は複数本に分割され
ると共にオイル流出路は隣合ったオイル流入路からほぼ
等距離に配置されている。このように、オイルの流路と
なるオイルフィルムはオイル流入路とオイル流出路との
間で細くしかも等長のオイル分路に分割されているか
ら、各オイル分路の油圧と膜厚とが均等になり優れたダ
ンパ効果が得られる。
【0007】
【実施例】図1と図2とにより一実施例の説明をする。
図1に示すように、この実施例のオイルフィルムダンパ
1は、ベルト式無段変速機3を介してエンジンに駆動さ
れる機械式過給機5に用いられている。図2は図1のオ
イルフィルムダンパ1部の拡大図である。なお、左右の
方向は図1での左右の方向であり、符号を付けていない
部材等は図示されていない。
図1に示すように、この実施例のオイルフィルムダンパ
1は、ベルト式無段変速機3を介してエンジンに駆動さ
れる機械式過給機5に用いられている。図2は図1のオ
イルフィルムダンパ1部の拡大図である。なお、左右の
方向は図1での左右の方向であり、符号を付けていない
部材等は図示されていない。
【0008】図1のように、ベルト式無段変速機3はド
ライブプーリ7とドリブンプーリ9と、これらを連結す
るベルト11とを備えている。又、機械式過給機5は増
速部13と遠心コンプレッサ型の過給機15とを備えて
いる。
ライブプーリ7とドリブンプーリ9と、これらを連結す
るベルト11とを備えている。又、機械式過給機5は増
速部13と遠心コンプレッサ型の過給機15とを備えて
いる。
【0009】ドライブプーリ7は中空軸17と一体の固
定フランジ19と、中空軸17に軸方向移動自在に連結
された可動フランジ21とを備えている。中空軸17は
ベアリング23,25を介して支持軸27上に支承され
ており、支持軸27はボルト29とナット31とにより
増速部13のケーシング33に固定されている。両フラ
ンジ19,21間に形成されたV溝35にはベルト11
が装着されており、可動フランジ21は中空軸17に止
め輪37で位置決めされたリテーナ39との間に配置さ
れた皿ばね41により固定フランジ19側に押圧され、
ベルト11に張力を与えている。固定フランジ19には
ベルトプーリを固定するねじ穴43が設けられており、
ドライブプーリ7はこのベルトプーリを含めたベルト伝
動機構を介してエンジンのクランクシャフトに連結さ
れ、エンジンの駆動力により回転駆動される。
定フランジ19と、中空軸17に軸方向移動自在に連結
された可動フランジ21とを備えている。中空軸17は
ベアリング23,25を介して支持軸27上に支承され
ており、支持軸27はボルト29とナット31とにより
増速部13のケーシング33に固定されている。両フラ
ンジ19,21間に形成されたV溝35にはベルト11
が装着されており、可動フランジ21は中空軸17に止
め輪37で位置決めされたリテーナ39との間に配置さ
れた皿ばね41により固定フランジ19側に押圧され、
ベルト11に張力を与えている。固定フランジ19には
ベルトプーリを固定するねじ穴43が設けられており、
ドライブプーリ7はこのベルトプーリを含めたベルト伝
動機構を介してエンジンのクランクシャフトに連結さ
れ、エンジンの駆動力により回転駆動される。
【0010】ドリブンプーリ9は、増速部13の入力軸
45にそれぞれ圧入されナット47により脱落防止を施
された中空軸49及びカム部材51と、中空軸49と一
体の固定フランジ53と、カム部材51との間に設けら
れた噛合い部55を介して軸方向移動自在に連結された
可動フランジ57とを備えている。中空軸49の右端は
ベアリング59を介してケーシング33に支承され、入
力軸45はベアリング61,63を介してケーシング3
3に支承されている。各フランジ53,57間に形成さ
れたV溝64にはベルト11が装着されドリブンプーリ
9をドライブプーリ7に連結している。入力軸45とケ
ーシング33の左端部との間にはシール65が配置され
ている。
45にそれぞれ圧入されナット47により脱落防止を施
された中空軸49及びカム部材51と、中空軸49と一
体の固定フランジ53と、カム部材51との間に設けら
れた噛合い部55を介して軸方向移動自在に連結された
可動フランジ57とを備えている。中空軸49の右端は
ベアリング59を介してケーシング33に支承され、入
力軸45はベアリング61,63を介してケーシング3
3に支承されている。各フランジ53,57間に形成さ
れたV溝64にはベルト11が装着されドリブンプーリ
9をドライブプーリ7に連結している。入力軸45とケ
ーシング33の左端部との間にはシール65が配置され
ている。
【0011】カム部材51と可動フランジ57にはそれ
ぞれカム面67,67が形成され、これらの間にはフラ
イウェート69が配置されている。ドリブンプーリ9が
回転するとフライウェート69の遠心力がカム面67,
67に掛り、生じたカムスラスト力によって可動フラン
ジ57が固定フランジ53側に押圧される。
ぞれカム面67,67が形成され、これらの間にはフラ
イウェート69が配置されている。ドリブンプーリ9が
回転するとフライウェート69の遠心力がカム面67,
67に掛り、生じたカムスラスト力によって可動フラン
ジ57が固定フランジ53側に押圧される。
【0012】エンジン回転数の上昇に伴ってドリブンプ
ーリ9の回転数が上昇すると、カムスラスト力の増加に
よりドリブンプーリ9のフランジ間隔が狭まってそのベ
ルトピッチ径R2 が大きくなると共に、ベルト11の張
力によってドライブプーリ7側のフランジ間隔が広がり
そのベルトピッチ径R1 が小さくなって増速比が下が
る。又、エンジン回転数が下がると、カムスラスト力が
低下してドライブプーリ7の皿ばね41の力によりベル
トピッチ径R1 が大きく又ベルトピッチ径R2 が小さく
なって増速比が上がる。こうして、ドリブンプーリ9の
回転数変動幅はエンジン回転数の変動幅より小さく抑え
られると共に、エンジン回転数が上昇するとドリブンプ
ーリ9の回転数はほぼ一定に保たれる。
ーリ9の回転数が上昇すると、カムスラスト力の増加に
よりドリブンプーリ9のフランジ間隔が狭まってそのベ
ルトピッチ径R2 が大きくなると共に、ベルト11の張
力によってドライブプーリ7側のフランジ間隔が広がり
そのベルトピッチ径R1 が小さくなって増速比が下が
る。又、エンジン回転数が下がると、カムスラスト力が
低下してドライブプーリ7の皿ばね41の力によりベル
トピッチ径R1 が大きく又ベルトピッチ径R2 が小さく
なって増速比が上がる。こうして、ドリブンプーリ9の
回転数変動幅はエンジン回転数の変動幅より小さく抑え
られると共に、エンジン回転数が上昇するとドリブンプ
ーリ9の回転数はほぼ一定に保たれる。
【0013】こうして、ベルト式無段変速機3が構成さ
れている。
れている。
【0014】増速部13はプラネタリーギヤ式の変速機
構であり、インターナルギヤ71は入力軸45の右端側
に一体形成されており、ピニオンギヤ73はベアリング
75を介してピニオンシャフト77に支承されている。
ピニオンシャフト77はケーシング33のフランジ部7
9(固定側部材)に支持され、ねじとボールとからなる
脱落防止手段80が施されている。サンギヤ81は過給
機15のインペラシャフト83(回転軸)の左端側に形
成されている。インペラシャフト83はユニットベアリ
ング85(軸受)とオイルフィルム87とを介してフラ
ンジ部79に支承されている。
構であり、インターナルギヤ71は入力軸45の右端側
に一体形成されており、ピニオンギヤ73はベアリング
75を介してピニオンシャフト77に支承されている。
ピニオンシャフト77はケーシング33のフランジ部7
9(固定側部材)に支持され、ねじとボールとからなる
脱落防止手段80が施されている。サンギヤ81は過給
機15のインペラシャフト83(回転軸)の左端側に形
成されている。インペラシャフト83はユニットベアリ
ング85(軸受)とオイルフィルム87とを介してフラ
ンジ部79に支承されている。
【0015】ベルト式無段変速機3を介して増速部13
に入力したエンジンの駆動力は、インターナルギヤ71
からピニオンギヤ73とサンギヤ81とを介して増速さ
れ、インペラシャフト83を回転駆動する。
に入力したエンジンの駆動力は、インターナルギヤ71
からピニオンギヤ73とサンギヤ81とを介して増速さ
れ、インペラシャフト83を回転駆動する。
【0016】図2に拡大して示すように、ユニットベア
リング85の外輪89は左端側の周溝91(オイル流出
路)に装着された止め輪93と右端に形成された鍔95
によりフランジ部79に位置決めされている。鍔95と
外輪89の間にはOリング97が配置され、外輪89と
インペラシャフト83との間にはシール99が配置され
ている。オイルフィルム87は外輪89とフランジ部7
9との隙間に形成されており、止め輪93とOリング9
7との間で区画されている。オイルフィルム87にはケ
ーシング33上部に取付けられオイルポンプに接続され
たオイルプラグ101と、ノズル103と、フランジ部
79に設けられた2本のオイル流入路105,107と
を介してオイルが供給される。
リング85の外輪89は左端側の周溝91(オイル流出
路)に装着された止め輪93と右端に形成された鍔95
によりフランジ部79に位置決めされている。鍔95と
外輪89の間にはOリング97が配置され、外輪89と
インペラシャフト83との間にはシール99が配置され
ている。オイルフィルム87は外輪89とフランジ部7
9との隙間に形成されており、止め輪93とOリング9
7との間で区画されている。オイルフィルム87にはケ
ーシング33上部に取付けられオイルポンプに接続され
たオイルプラグ101と、ノズル103と、フランジ部
79に設けられた2本のオイル流入路105,107と
を介してオイルが供給される。
【0017】図2に示すように、外輪89の外周には周
溝91を含めて5本の周溝109,111,113,1
15が互いに等距離lで設けられている。周溝109,
113はオイル流入路105,107とそれぞれ対向し
ており、周溝111,115はそれぞれ外輪89の貫通
孔117,119と連通し、転動体121,121へオ
イルを供給するオイル流出路123,125を形成して
いる。止め輪93が装着された周溝91からもオイルが
流出し転動体121,121側に供給される。又、周溝
91とオイル流入路105,107とオイル流出路12
3,125によりオイルフィルム87はほぼ等長のオイ
ル分路127に4分割されている。
溝91を含めて5本の周溝109,111,113,1
15が互いに等距離lで設けられている。周溝109,
113はオイル流入路105,107とそれぞれ対向し
ており、周溝111,115はそれぞれ外輪89の貫通
孔117,119と連通し、転動体121,121へオ
イルを供給するオイル流出路123,125を形成して
いる。止め輪93が装着された周溝91からもオイルが
流出し転動体121,121側に供給される。又、周溝
91とオイル流入路105,107とオイル流出路12
3,125によりオイルフィルム87はほぼ等長のオイ
ル分路127に4分割されている。
【0018】オイル流入路105,107からのオイル
は各オイル分路127を通り、オイルフィルム87を形
成しながら、周溝91とオイル流出路123,125と
を介して流出し転動体121,121を潤滑し、排油孔
128から、更に同溝91から流出し増速部13などを
潤滑してケーシング33下部の排出口から外部に排出さ
れる。こうして、オイルフィルム87が転動体121側
へのオイル流路になるから、従来例と異って、オイルフ
ィルム87には常に充分なオイルが供給される。又、オ
イルフィルム87が4本のオイル分路127に細分され
ると共に、各オイル分路127がほぼ等長であるから各
分路127が実質的に等圧になり膜厚が均等になる。従
って、優れたダンパ効果が得られ、ユニットベアリング
85とインペラシャフト83とを含めた回転側部材に偏
荷重が掛らず異常振動などが生じない。
は各オイル分路127を通り、オイルフィルム87を形
成しながら、周溝91とオイル流出路123,125と
を介して流出し転動体121,121を潤滑し、排油孔
128から、更に同溝91から流出し増速部13などを
潤滑してケーシング33下部の排出口から外部に排出さ
れる。こうして、オイルフィルム87が転動体121側
へのオイル流路になるから、従来例と異って、オイルフ
ィルム87には常に充分なオイルが供給される。又、オ
イルフィルム87が4本のオイル分路127に細分され
ると共に、各オイル分路127がほぼ等長であるから各
分路127が実質的に等圧になり膜厚が均等になる。従
って、優れたダンパ効果が得られ、ユニットベアリング
85とインペラシャフト83とを含めた回転側部材に偏
荷重が掛らず異常振動などが生じない。
【0019】こうして、オイルフィルムダンパ1が構成
されている。
されている。
【0020】過給機15のインペラ129はインペラシ
ャフト83の右端に圧入され、更にその右側には脱落防
止部材131が加締められている。コンプレッサハウジ
ング133はケーシング33の円周溝135に係合した
連結部材137とボルト139とを介してケーシング3
3に取付けられている。
ャフト83の右端に圧入され、更にその右側には脱落防
止部材131が加締められている。コンプレッサハウジ
ング133はケーシング33の円周溝135に係合した
連結部材137とボルト139とを介してケーシング3
3に取付けられている。
【0021】機械式過給機5はベルト式無段変速機3と
共にケーシング33を介してエンジンに取付けられ、加
圧した吸気によりエンジンを過給する。
共にケーシング33を介してエンジンに取付けられ、加
圧した吸気によりエンジンを過給する。
【0022】なお、オイルの各流入路と流出路との距離
はこれらの間のオイルフィルム各部の油圧又は流路抵抗
が実質的に均等になる範囲でほぼ等距離にすればよい。
はこれらの間のオイルフィルム各部の油圧又は流路抵抗
が実質的に均等になる範囲でほぼ等距離にすればよい。
【0023】
【発明の効果】この発明のオイルフィルムダンパは、複
数のオイル流入路からオイルフィルムを介し更にオイル
流出路を介して軸受の転動体側にオイルを供給するよう
に構成し、オイル流入路とオイル流出路とをほぼ等間隔
にした。こうして、オイルフィルムを軸受側へのオイル
流路にしたことによりオイルフィルムには常に充分なオ
イルが供給されると共に、オイルフィルム各部の油圧と
膜厚とが均等になり、優れたダンパ効果が得られ、ベア
リングを含めた回転側部材に偏荷重が掛ることがなく、
異常振動発生の恐れがない。
数のオイル流入路からオイルフィルムを介し更にオイル
流出路を介して軸受の転動体側にオイルを供給するよう
に構成し、オイル流入路とオイル流出路とをほぼ等間隔
にした。こうして、オイルフィルムを軸受側へのオイル
流路にしたことによりオイルフィルムには常に充分なオ
イルが供給されると共に、オイルフィルム各部の油圧と
膜厚とが均等になり、優れたダンパ効果が得られ、ベア
リングを含めた回転側部材に偏荷重が掛ることがなく、
異常振動発生の恐れがない。
【図1】一実施例を用いた装置の断面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】従来例の断面図である。
1 オイルフィルムダンパ 79 フランジ部(固定側部材) 83 インペラシャフト(回転軸) 85 ユニットベアリング(軸受) 87 オイルフィルム 89 外輪 91 周溝(オイル流出路) 105,107 オイル流入路 121 転動体 123,125 オイル流出路
Claims (1)
- 【請求項1】 回転軸を支承する軸受と、この軸受の外
輪をオイルフィルムを介して支承する固定側部材と、こ
の固定側部材に設けられ前記オイルフィルムにオイルを
供給する複数のオイル流入路と、前記外輪側に設けられ
オイルフィルムからのオイルを軸受の転動体側へ供給す
るオイル流出路とを備え、このオイル流出路は隣接した
オイル流入路に対してほぼ等距離に配置されていること
を特徴とするオイルフィルムダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4082216A JPH05280534A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | オイルフィルムダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4082216A JPH05280534A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | オイルフィルムダンパ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05280534A true JPH05280534A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=13768228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4082216A Pending JPH05280534A (ja) | 1992-04-03 | 1992-04-03 | オイルフィルムダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05280534A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009079628A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Jtekt Corp | 転がり軸受装置及びこれを用いた過給機 |
-
1992
- 1992-04-03 JP JP4082216A patent/JPH05280534A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009079628A (ja) * | 2007-09-25 | 2009-04-16 | Jtekt Corp | 転がり軸受装置及びこれを用いた過給機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6516789B1 (en) | Centrifugal supercharger having lubricating slinger | |
US4427309A (en) | Turbocharger shaft bearing | |
US6478469B1 (en) | Velocity variance reducing multiple bearing arrangement for impeller shaft of centrifugal supercharger | |
US5425345A (en) | Mechanically driven centrifugal air compressor with hydrodynamic thrust load transfer | |
CA2542028C (en) | Internal combustion engine with torque converter | |
JP3281100B2 (ja) | 過給機 | |
JPS6357631B2 (ja) | ||
JP2005326003A (ja) | 半径方向流入流チャンネルを持つトランスミッションケースカバー | |
US6516788B1 (en) | Gear driven supercharger having noise reducing impeller shaft | |
US4504246A (en) | Revised spline drive for metal belt CVT | |
JP2002332864A (ja) | ターボチャージャの潤滑装置 | |
JPH05280534A (ja) | オイルフィルムダンパ | |
JP3253341B2 (ja) | 機械式過給機 | |
US5899176A (en) | Apparatus for reducing engine fan noise | |
JP2794832B2 (ja) | トランスミッション用潤滑装置 | |
JPS5874942A (ja) | 複数段の遊星ロ−ラ式摩擦伝動装置 | |
JPH05280533A (ja) | オイルフィルムダンパ | |
JPH05280367A (ja) | 過給機 | |
JPH0577653U (ja) | ベルト式無段変速機 | |
JPH05280536A (ja) | オイルフィルムダンパ | |
JPH05296317A (ja) | 空転歯車の強制潤滑を有する自動車用変速機 | |
JPH05280535A (ja) | オイルフィルムダンパ | |
JPH0533839A (ja) | 変速プーリ機構 | |
JPH08189369A (ja) | 機械式過給機 | |
JPH0575443U (ja) | 補機駆動装置 |