JPH05278572A - 洗車機用ブラシ材および洗車機用回転ブラシ - Google Patents

洗車機用ブラシ材および洗車機用回転ブラシ

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JPH05278572A
JPH05278572A JP8218792A JP8218792A JPH05278572A JP H05278572 A JPH05278572 A JP H05278572A JP 8218792 A JP8218792 A JP 8218792A JP 8218792 A JP8218792 A JP 8218792A JP H05278572 A JPH05278572 A JP H05278572A
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JP
Japan
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brush
brush material
tip
washing machine
elements
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Pending
Application number
JP8218792A
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English (en)
Inventor
Shigeo Takeuchi
茂夫 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeuchi Iron Works Corp
Original Assignee
Takeuchi Iron Works Corp
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Publication date
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラシ材の腰を強めて車体洗浄効果を高め、
かつブラシ材による洗車傷の発生と車体の損傷を防止す
る。 【構成】 帯状のブラシ材1の表面に水や洗剤を保持す
る多数条の保水溝3a,3bを平行に形成し、そのブラ
シ材1の先端部を前記保水溝3bの底部で切り離して複
数本のエレメント2に分割するとともに、各エレメント
2の先端部を更に細分割する。複数のエレメント2を帯
状に結合したブラシ材1は腰が強くなって車体との接触
時に充分な面圧を発生させることができ、しかも先端部
の分割によって車体表面にソフトに接触させることがで
きる。前記ブラシ材1を回転軸となる塩ビパイプの外周
に植設して回転ブラシを構成する際、そのブラシ材1を
複数本束ねて中間部を結束することにより更に腰を強く
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗車機において使用さ
れる洗車機用ブラシ材と、このブラシ材を用いた洗車機
用回転ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、洗車機用ブラシ材01として、図
6(A)に示す十字型の断面形状を有するもの、あるい
は図6(B)に示す星型の断面形状を有するものが用い
られており、それらの表面に形成される保水溝の作用に
より、単純な円形断面のブラシ材に比べて水や洗剤の保
持力を高めることができる。このとき、図6(C)に示
すようにブラシ材01の先端を長手方向に細分割すれ
ば、ブラシ材01を被洗浄物である車体表面に柔らかく
当接させて車体突起物や塗装面の損傷を防止することが
できる。
【0003】また、図7は従来の洗車機用回転ブラシ0
2を示すもので、この回転ブラシ02は洗車機に装着さ
れて回転するブラシ保持部材としての塩ビパイプ03に
前記ブラシ材01を多数本植設した構造を備えている。
図8から明らかなように、塩ビパイプ03には同軸に形
成された大径のブラシ材支持孔031 と小径のかかり孔
032 が多数穿設され、10本前後束ねたブラシ材01
の中央部を係止するかかり紐04によって前記束ねたブ
ラシ材01をブラシ材支持孔031 の底部に固定するよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、洗車機によ
る洗浄効果を向上させるにはブラシ材と車体表面との接
触圧力(以下、面圧という)を高めることが必要である
が、従来のブラシ材01は一本一本の腰が弱いために、
その直径を太くするか、あるいは洗車時に塩ビパイプ0
3を車体表面に充分に接近させないと必要な面圧が得ら
れなかった。
【0005】しかしながら、ブラシ材01の腰を強くし
ようとして直径を太くすると、その強度が過剰になって
切断し難くなるため、洗車時にブラシ材01がフェンダ
ーミラーや車体側面に取り付けたモールの隙間に引っ掛
かった場合にブラシ材01が切断せずに車体が損傷する
虞がある。一方、面圧を高めようとして塩ビパイプ03
を車体表面に接近させると、その塩ビパイプ03と車体
表面間の空間が小さいため、例えば車高の高低変化に沿
って追従する時、あるいは突起物がある時に面圧の急激
な上昇が引き起こされ、塗装面に洗車傷が発生したり車
体が損傷する虞がある。
【0006】また、回転ブラシ02の製造工程におい
て、作業者は時間の節約のために目視で10本前後のブ
ラシ材01を掴んで塩ビパイプ03に植設していたが、
毎回正確に10本のブラシ材01を掴むことは極めて困
難であるため、塩ビパイプ03に植設されるブラシ材0
1の本数に誤差が生じて品質に影響を及ぼす可能性があ
る。
【0007】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、洗車傷の発生や車体の損傷を防止し得る洗車機用ブ
ラシ材を提供することを目的とする。また本発明は、洗
車傷の発生や車体の損傷を防止することが可能であり、
かつ品質の安定した洗車機用回転ブラシを提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の洗車機用ブラシ材は、帯状のブラシ材の表
面に長手方向に沿う樋状の保水溝を多数条並列に形成
し、そのブラシ材の先端部を前記保水溝に沿って複数本
のエレメントに切離し、更に前記各エレメントの先端部
を長手方向に細分割したことを特徴とする。
【0009】また本発明の洗車機用回転ブラシは、請求
項1記載の洗車機用ブラシ材をブラシ保持部材の表面に
多数本植設して成ることを特徴とする。
【0010】また本発明の洗車機用回転ブラシは、請求
項2記載のものにおいて、その洗車機用ブラシ材を複数
本束ねて長手方向所定位置で結束したことを特徴とす
る。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0012】図1〜図4は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はブラシ材の部分斜視図、図2は図1の2−2
線拡大断面図、図3はブラシ材の植設部を示す図、図4
は回転ブラシの全体斜視図である。
【0013】図1および図2に示すように、合成樹脂で
一体成形されるブラシ材1は、例えば厚さAが1.5m
m、幅Bが7.5mm、長さCが800〜1200mm
の帯状部材であって、断面十字型のエレメント2を5本
並列に連結した構造を備える。すなわち、ブラシ材1を
構成する各エレメント2の断面形状は、中心に位置する
芯部21 と、この芯部21 の周囲に90°間隔で半径方
向外側に突出する4本の腕部22 とを備えた十字型であ
り、隣接する腕部22 間は滑らかな円弧により接続され
る。したがって帯状のブラシ材1の表面には、小さい樋
状の保水溝3aと大きい樋状の保水溝3bが多数条平行
に形成され、洗車時に前記保水溝3a,3bに多量の水
や洗剤を保持することができる。図1から明らかなよう
に、ブラシ材1の長手方向両端部には、大きい保水溝3
bの底部で5本のエレメント2を相互に切り離す独立先
端加工が施されるとともに、切り離された各エレメント
2の先端部は先割加工によって軸方向に細かく分割され
る。
【0014】前記ブラシ材1を塩ビパイプ4に取り付け
るには、図3に示すように2本のブラシ材1を束ねて中
央部をかかり紐5に係止し、そのかかり紐5を塩ビパイ
プ4に形成したかかり孔42 を通すことによりブラシ材
1の中央折曲部を塩ビパイプ4に形成したブラシ材支持
孔41 の底部に固定する。
【0015】而して、5本のエレメント2を帯状に連結
して成る上記ブラシ材1は一本一本の腰が強くなり、洗
車時に車体を損傷しないように塩ビパイプ4と車体表面
との距離を比較的遠く設定しても、ブラシ材1が車体表
面に当接する面圧を充分に確保して洗浄効果を高めるこ
とが可能となる。しかもブラシ材1の表面に容量の大き
い多数条の保水溝3a,3bが形成されて水および洗剤
の保持力が一層高められる。これにより車体に付着した
汚れを効果的に洗い流して洗車傷の発生を防止すること
が可能となる。またブラシ材1の腰が強くなっても、そ
のブラシ材1の車体に作用する部分は独立先端加工によ
り5本のエレメント2に分割されており、かつ各エレメ
ント2の先端が先割加工により細分割されているので、
ブラシ材1を車体表面に柔らかく当接させて塗装面の損
傷を防止することができるばかりか、万一ブラシ材1の
先端が車体突起物等に絡まっても、そのブラシ材1が保
水溝3bの底部に沿って裂けるため、その強度が低下し
て容易に切断できるようになるため、車体の損傷が未然
に防止される。
【0016】また、従来の回転ブラシの製造工程では、
作業者が正確に10本のブラシ材を掴んで塩ビパイプ4
に固定するには熟練を要したが、本実施例では作業者が
2本のブラシ材1を掴めばその中に必ず10本のエレメ
ント2が含まれるため、作業能率の向上と回転ブラシを
品質の安定を図ることができる。
【0017】また、図4に示すように塩ビパイプ4に植
設されて4本束になったブラシ材1の中間部を、例えば
2か所において一纏めになるように結束6すれば、ブラ
シ材1の腰を一層強くして洗浄効果を高めることができ
る。更に、図5に示すように隣接する2個のブラシ材支
持孔41 に植設した8本束のブラシ材1を結束7しても
良く、このようにすれば各ブラシ材1の腰をより一層強
くすることが可能となる。
【0018】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものでなく、種々の小設計
変更を行うことが可能である。
【0019】例えば、実施例では1本のブラシ材1が5
本のエレメント2を含んでいるが、一体に連結されるエ
レメント2の本数は任意に変更することができる。また
各エレメント2の断面形状、すなわち腕部22 と保水溝
3a,3bの形状や数も実施例に限定されず、適宜変更
可能である。また複数本のブラシ材1を束ねて結束する
場合に、その結束部の位置と数も適宜変更することがで
きる。
【0020】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
複数本のエレメントを結合して帯状のブラシ材を形成し
たので、そのブラシ材の腰が強くなって洗浄効果が向上
するだけでなく、ブラシ材の表面に形成される多数条の
保水溝に多量の水や洗剤を保持させて洗浄効果を高める
ことができる。しかもブラシ材の先端部を前記保水溝の
底部に沿って複数本のエレメントに切離し、かつ各エレ
メントの先端部を長手方向に細分割したので、ブラシ材
を車体表面に柔らかく作用させて洗車傷を防止できるだ
けでなく、万一ブラシ材が車体突起物等に絡まっても、
ブラシ材の各エレメントが独立に引き割かれて強度が低
下するため、そのエレメントが容易に切断して車体の損
傷を防止することができる。
【0021】また請求項2の発明によれば、上記請求項
1の発明による効果に加えて、回転ブラシの製造工程に
おいてブラシ支持部材に植設されるブラシ材のエレメン
トの数を容易に均一化できるので、品質の安定した回転
ブラシを安価に製造することができる。
【0022】また請求項3の発明によれば、ブラシ材を
複数本束ねて長手方向所定位置で結束したので、ブラシ
材の腰の強さを更に強めて洗浄効果を一層向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブラシ材の部分斜視図
【図2】図1の2−2線拡大断面図
【図3】回転ブラシのブラシ材植設部を示す図
【図4】回転ブラシの変形例の全体斜視図
【図5】回転ブラシの他の変形例の全体斜視図
【図6】従来のブラシ材の斜視図
【図7】従来の回転ブラシの全体斜視図
【図8】従来の回転ブラシのブラシ材植設部を示す図
【符号の説明】
1 ブラシ材 2 エレメント 3a 保水溝 3b 保水溝 4 塩ビパイプ(ブラシ保持部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状のブラシ材(1)の表面に長手方向
    に沿う樋状の保水溝(3a,3b)を多数条並列に形成
    し、そのブラシ材(1)の先端部を前記保水溝(3a,
    3b)に沿って複数本のエレメント(2)に切離し、更
    に前記各エレメント(2)の先端部を長手方向に細分割
    したことを特徴とする洗車機用ブラシ材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の洗車機用ブラシ材をブラ
    シ保持部材(4)の表面に多数本植設して成る洗車機用
    回転ブラシ。
  3. 【請求項3】 前記洗車機用ブラシ材を複数本束ねて長
    手方向所定位置で結束したことを特徴とする、請求項2
    記載の洗車機用回転ブラシ。
JP8218792A 1992-04-03 1992-04-03 洗車機用ブラシ材および洗車機用回転ブラシ Pending JPH05278572A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8218792A JPH05278572A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 洗車機用ブラシ材および洗車機用回転ブラシ

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JP8218792A JPH05278572A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 洗車機用ブラシ材および洗車機用回転ブラシ

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JPH05278572A true JPH05278572A (ja) 1993-10-26

Family

ID=13767439

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8218792A Pending JPH05278572A (ja) 1992-04-03 1992-04-03 洗車機用ブラシ材および洗車機用回転ブラシ

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JP (1) JPH05278572A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012056406A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Daifuku Co Ltd 洗車機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012056406A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Daifuku Co Ltd 洗車機

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