JPH05277821A - H形鋼の開先加工装置 - Google Patents

H形鋼の開先加工装置

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JPH05277821A
JPH05277821A JP10588392A JP10588392A JPH05277821A JP H05277821 A JPH05277821 A JP H05277821A JP 10588392 A JP10588392 A JP 10588392A JP 10588392 A JP10588392 A JP 10588392A JP H05277821 A JPH05277821 A JP H05277821A
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groove
cutting
beveling
work
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JP10588392A
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Tomoaki Matsunaga
知明 松永
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外開先加工と内開先加工を行う際の人為的な
カッターの着脱操作を排除し、加工作業を効率的に行う
こと。 【構成】 一つの切削ヘッド11(12)に二本の回転筒2
1、22を設け、この回転筒21、22にスプライン31、32を
介してそれぞれスピンドル29、30を備える。一方のスピ
ンドル29の一端には第1の開先カッター46を、他方のス
ピンドル30の一端には第2の開先カッター47を取りつ
け、かつ両スピンドル29、30の他端には進退作動部34、
35を介してそれぞれ駆動モータM1、M2を連係する。上
記のうち一方の第1の開先カッター46は外開先加工に対
応し、他方の第2の開先カッター47は内開先加工に対応
する形状を有する。駆動モータM1、M2の正逆回転によ
ってスピンドル29、30が軸方向へ移動調整され、カッタ
ーを切削位置と退避位置へ設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カッター着脱の操作
を要することなく外開先加工と内開先加工とが行えるH
形鋼の開先加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】建築用構造材として用いられる鉄骨仕口
部は、コラム材の両端にダイヤフラムを溶接して得られ
るジョイントパーツに対し、H形鋼からなる持ち出し梁
を側面四方に突き合わせて構成したものであり、このH
形鋼の突き合わせ部には、溶接品質の向上、作業性の向
上を目的として開先加工及びスカラップ加工が行われ
る。要するに、図6のようにH形鋼Wにおける両側フラ
ンジa、bとウェブcとの両接合端部に、奥部を円弧状
とした切欠きF1、F2(スカラップ加工)を形成し、ま
た両側フランジ端には直線状のルート面R1、R2と斜面
状の面取り面V1、V2(開先加工)を形成したものであ
る。
【0003】そして、上記の開先スカラップ加工を行う
ための加工装置として、例えば実開昭62−74916
号に提案される開先加工装置が知られており、上記の切
欠き加工を半球状のスカラップ加工カッターが、またル
ート面加工と面取り面加工とをそれぞれ円筒状の追込み
カッターと円錐状の開先カッターとが個別に担ってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の端面
処理は用いられる個所に応じて加工形状を変えてやる必
要があり、前述した図6のように面取り面V1、V2が外
方へ向いているもの(外開先)以外に、図7のように面
取り面V1、V2が内方へ向いているもの(内開先)、あ
るいは両者が混在しているものなど種々存在する。
【0005】このような外開先、内開先に対応するため
に、従来の加工装置では加工用のカッターを二種類準備
しておき、このカッターを同じスピンドルに対して人為
的に交換することで応じていた。ところが、このカッタ
ーは重切削に耐え得るように厳重に取りつけられている
ため、工具交換の手間が多大で作業の休止時間が長くな
り、生産性の低下を招くという問題点があった。
【0006】本発明は、上記した従来技術の問題点に着
目してなされたもので、手間が掛かる工具交換が不要で
あり、しかも作業の休止時間を短縮して効率の良い開先
作業ができるH形鋼の開先加工装置を提供しようとする
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る開先加工装置は次のように構成した
ものである。すなわちその要旨とするところは、切削位
置にクランプされたH形鋼に対して切削ヘッドを所要の
送り方向に移動し、H形鋼におけるフランジ端部及びフ
ランジとウェブとの接合端部にそれぞれ開先加工とスカ
ラップ加工を行う加工機において、上記切削ヘッドに、
少なくとも第1及び第2の開先カッターと、これら第1
及び第2の開先カッターを駆動するスピンドルを備え、
各スピンドルにそれぞれ進退調整手段を備えて、カッタ
ー位置をスピンドル軸心方向において移動調整できるよ
うにしたことにある。
【0008】
【作用】第1の開先カッターを外開先加工用として一方
のスピンドルに取りつけ、また第2の開先カッターを内
開先加工用として他方のスピンドルに取りつけておく。
そして、第1の開先カッターを使用して外開先加工を行
うときは、進退調整手段によって他方の第2の開先カッ
ターを退避位置に逃がしておくようにする。また上記と
反対に、第2の開先カッターを使用して内開先加工を行
うときは、他方の第1の開先カッターを退避位置に逃が
しておくようにする。これによってスピンドルへのカッ
ターの着脱操作を排除し、併せてカッターの迅速な設定
を行うようにする。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る開先加工装置を一実施例
に基づいて具体的に説明する。図1及び図2は、双頭型
の開先加工装置の全体構成を示すもので、1は機台 2
はベッドで、このベッド2の後側に加工材であるH形鋼
W(以下、単にワークWという)を搬入するコンベア3
を設ける。上記機台1の上部には、コンベア3を跨ぐよ
うに門型フレーム4を設ける。5は門型フレーム4の一
側(図2の右側)に設けたサイドフレームで、このサイ
ドフレーム5は図示省略のスライド機構によって門型フ
レーム4及び機台1に対して前後調整できるように配設
する。
【0010】上記サイドフレーム5の前面側には、図1
の右側に位置する一方の支持フレーム6を取りつけるよ
うにし、また一方の支持フレーム6に対応して門型フレ
ーム4の左方前面側には、他方の支持フレーム7を配設
する。上記他方の支持フレーム7は門型フレーム4に設
けた水平ガイド8によって左右方向に移動できるように
なっており、前記一方の支持フレーム6との間隔を調整
する。
【0011】そして、上記支持フレーム6、7に以下の
ワーククランプ手段C、切削手段Aなどの各機構をそれ
ぞれ備える。まず切削手段Aは、両支持フレーム6、7
に各別に配設するもので、9及び10は一方の支持フレー
ム6と他方の支持フレーム7のそれぞれの前面部に設け
た昇降ガイド 11、12は昇降ガイド9、10に昇降自在に
係合した切削ヘッドで、これら切削ヘッド11、12はその
左右一対の構成において、対称形をなす。
【0012】本実施例では、重複による煩雑を避けるた
めにこれら切削ヘッド11、12について個々の説明を省略
することとし、一方の切削ヘッド11側についてのみ図4
によって詳述する。すなわち、13はヘッドケース 14、
14はヘッドケース13の両側に設けたベアリングケース
で、ベアリング15a、15b〜18a、18bによって上方か
ら順に二本のスピンドル19、20と二本の回転筒21、22を
回転自在に支承する。上記のスピンドル19、20と回転筒
21、22は所定の間隔で平行に配設する。
【0013】上記のスピンドルと回転筒は、外装したギ
ヤ23〜26と、これらに噛み合うアイドルギヤ(図示省
略)によって一斉に回転駆動する。上記二本のスピンド
ル19、20の一端はヘッドケース13から側方へ突出し、こ
の部分にカッターの取付部27、28を形成する。また、上
記二本の回転筒21、22には、次の進退調整手段を備えた
スピンドル29、30を内装する。
【0014】まず、上記回転筒21、22内に緊密にスピン
ドル29、30を装入し、両者をスプライン31、32によって
連結する。このスプライン結合により、スピンドル29、
30は軸方向への自由なスライド運動が許容され、かつ回
転筒21、22の回転力を受けて回転駆動される。これらス
ピンドル29、30の一端はヘッドケース13から側方へ突出
してカッターの取付部31、32を形成しており、他端は他
側へ突出して進退作動部33、34を形成している。
【0015】この進退作動部33、34にはスライド運動の
ためのナット部35、36を設けるもので、回転系と遮断す
るためにベアリング37、38を介してスピンドル29、30に
連係する。次に39はヘッドケース13の側部に設けた駆動
モータM1、M2の取付ベース40、41は上記駆動モータM
1、M2の出力軸に取りつけた送りねじ軸で、それぞれ進
退作動部33、34のナット部35、36に螺合する。
【0016】上記ま駆動モータM1、M2には図示省略の
回転制御装置を接続するもので、ここからの制御出力が
モータ駆動回路を介して与えられる。また駆動モータM
1、M2には図示省略の回転検出器を備えるもので、回転
量に相当する検出パルスを前記回転制御装置にフィード
バックし、制御出力と検出パルスの比較により駆動モー
タM1、M2が回転制御される。なお、LS1、LS2はス
ピンドル29、30の後退端である原点確認用のリミットス
イッチ 42、43はリミットスイッチLS1、LS2に対応
して進退作動部33、34に設けた当接片 M3は各スピン
ドル19、20、29、30の駆動モータである。
【0017】そして、上記スピンドルのカッター取付部
27、28、31、32にそれぞれ追込みカッター44、スカラッ
プカッター45、第1の開先カッター46、第2の開先カッ
ター47を取りつける。ここで、第1の開先カッター46と
第2の開先カッター47は、ともに円錐形状(截頭円錐形
状)のカッターを用いるものであるが、一方のスピンド
ル29には細径部を先端側としたカッターを取りつけ、他
方のスピンドル30には太径部を先端側としたカッターを
取りつける。
【0018】次に図1に戻り、上記切削手段A、Aを所
要の切削方向に駆動する切削送り手段Bについて説明す
る。この切削送り手段Bは、昇降ガイド9、10の上端に
取りつけた減速モータ48、49、同モータの出力軸に設け
た上下方向の送りねじ軸50、51及び前記一方の切削ヘッ
ド11及び他方の切削ヘッド12に固定した受動ナット52、
53の各部材によって構成する。そして、送りねじ軸50、
51を正逆転することによって切削ヘッド11、12を昇降移
動するもので、上昇時にワークWの切削加工を行う。
【0019】次に切削加工に当たって、ワークWをクラ
ンプ保持するクランプ手段Cを図5によって説明する。
このクランプ手段Cは、基本構成としてワークWにおけ
るフランジa、bを上下から挟圧して支持フレーム側に
固定する一対のクランプ爪からなる。54、55は一方及び
他方の支持フレーム6、7のそれぞれ内面側に設けた昇
降ガイド 56、57及び58、59は上記昇降ガイド54、55に
昇降自在に係合した上下一対のクランプ爪で、これらク
ランプ爪56〜59には各別に油圧シリンダS1〜S4を関連
する。
【0020】上記クランプ爪56〜59は、外方へ向く垂直
の基準面eと内方へ向く勾配状の押圧面fの二面によっ
て当接部を構成するもので、押圧面fをフランジa、b
の内側面に当接してワークWのクランプ保持を行う。次
にワークWの幅、すなわちフランジa、bの寸法間隔に
応じて前記切削手段A、A及びクランプ手段C、Cの位
置を調整する間隔設定手段Dについて説明する。
【0021】この間隔設定手段Dは、幅方向において固
定である一方の支持フレーム6に対して他方の支持フレ
ーム7を移動調整する駆動機構によって構成する。図3
において、S5は他方の支持フレーム7の背面側にして
門型フレーム4に取りつけた油圧シリンダ この油圧シ
リンダS5は、そのピストンロッドを取付部材60を介し
て前記他方の支持フレーム7に連結してあり、ピストン
ロッドを伸長作動するとき他方の支持フレーム7を介し
て切削手段A、クランプ手段Cを閉方向に移動する。こ
の移動により両切削手段A、Aは対応間隔を接近する。
【0022】LS3は前記取付部材60に設けたリミット
スイッチで、上記支持フレーム7が閉方向に作動すると
き、ワークWにおけるフランジbの側面を検出し、その
検出信号によりピストンロッドの伸長動作を停止する。
そして、停止後は油圧シリンダS5の給油ポートをオー
プン状態、すなわちピストンロッドを含む他方の支持フ
レーム7の自由な動きを許容するようにバルブを切り換
える。61はコンベア3の一側に配設したワークWの送り
込みガイド板である。
【0023】次にワークWの送り込み位置を規制する位
置決め手段Eについて説明する。この位置決め手段E
は、図1及び図2のようにワークWにおけるフランジ
a、bの前端に対応する突当部材をもって構成する。S
6は一方の切削ヘッド11及び他方の切削ヘッド12の上端
に、それぞれ横向きに取りつけた油圧シリンダ 62はア
ーム状の回動部材で、一端に上記油圧シリンダS6のピ
ストンロッドを連結し、他端に当接片63を設ける。上記
当接片63は、ピストンロッドの伸長作動時にワークWの
移送路に突出し、フランジa、bの先端に対応する。
【0024】上記当接片63には、フランジa、bの当接
を検出する検出スイッチ(図示省略)を備えるもので、
これによって前記したサイドフレーム5の前後方向の作
動を制御する。すなわち、図2のように端面を直角に切
断したワークWの場合は、並行状態にある両方の検出ス
イッチが同時に動作するが、端面が斜めのワークWの場
合は、フランジaのみが右側の検出スイッチを作動す
る。このとき、検出スイッチはサイドフレーム5を前進
(図の下方向)駆動するようにスライド機構を操作す
る。
【0025】ワークWの継続的な送り込みに伴い、他方
のフランジbにより左側の検出スイッチが作動する。そ
して、この検出信号によりスライド機構によるサイドフ
レーム5の前進が停止する。このように各検出スイッチ
によってワークWのフランジa、bの位置を規制するこ
とにより、ワークWの所要加工位置へ切削手段A、Aを
正確に対応することができる。
【0026】なお、上記した各構成において、その駆動
部材(モータ、油圧シリンダ)は、図示省略の電気制御
回路のシーケンス指令に従った動作を行うもので、ワー
ク送り込み後のクランプ、切削加工の一連の動作はタイ
ミングよく行われる。
【0027】一実施例に係る開先加工装置の構成は上記
の通りであり、以下のようにして所要の開先スカラップ
加工がなされる。まず、図6のように外開先加工を行う
場合は、フランジa、bの端面に第1の開先カッター4
6、46を対応させ、第2の開先カッター47、47を退避位
置に設定する。このカッターの位置設定は、図示省略の
電気制御回路で駆動モータM1、M2を操作して行う。
【0028】上記第1の開先カッター46、46の位置決め
は駆動モータM1、M1を前進送り方向に回転して行い、
進退作動部33によりスピンドル29を同方向に移動し、図
4の仮想線で示すカッターを実線位置に設定する。ま
た、第2の開先カッター47は駆動モータM2により行
い、同図に実線で示す退避位置にカッターを設定する。
なお、この開先カッターの位置設定が終了した段階にお
いて、他の各手段は次の待機状態にある。
【0029】すなわち、他方の支持フレーム7は開放端
にあり、クランプ手段C、Cにおけるクランプ爪56〜59
は、それぞれ上端及び下端の開放端にある。また両切削
手段A、Aは下降端にある。この状態にあって位置決め
手段E、Eの当接片63、63はワークWの移送路に突出
し、フランジa、bの先端に対応している。上記の待機
状態において、まず油圧シリンダS5により他方の支持
フレーム7を閉方向に作動し、ワークWの幅に応じて左
右のクランプ手段C、Cの間隔を概略合わせて設定す
る。
【0030】次に、コンベア3上のワークWをガイド板
61に沿って移送すると、このワークWはクランプ間隔を
通過して当接片63に突き当たり、図示省略の検出スイッ
チにより一方の切削手段Aを前後移動調整しながら位置
規制を行う。ここで再び上記の油圧シリンダS5を操作
し、ピストンロッドを伸長するとリミットスイッチLS
3がワークWのフランジbに接触し、他方の支持フレー
ム7の閉方向の動きが停止する。この設定間隔が、以下
のワークWのクランプ保持動作に適合する間隔となる。
(図5参照)
【0031】上記の間隔設定が終了したら、クランプ爪
56〜59の油圧シリンダS1〜S4を作動し、各ピストンロ
ッドを伸長する。こうすると、まずクランプ爪における
勾配状の押圧面fがフランジa、bの上下の外縁に当接
してワークWを挟圧し、同時にスライド方向に分力を与
える。このスライド方向の分力は他方の支持フレーム7
の移動によって吸収される。そして、クランプ爪56〜59
の挟圧力によりフランジa、bの内端縁に基準面eが当
接するとき、クランプ動作が終了する。
【0032】上記のクランプ動作の終了と共に、一方と
他方の支持フレーム6、7の間隔が最終的に決定される
もので、両支持フレーム6、7に搭載した切削手段A、
Aの切削加工位置もこれによって設定される。(図3参
照)上記のクランプ動作が終了すると位置決め手段E、
Eが退避し、駆動モータM3、M3により各カッター44〜
47が一斉に回転する。そして、切削送り手段B、Bのモ
ータ48、49により切削ヘッド11、12に上昇方向の切削送
りが与えられる。
【0033】ワークWは、上方に位置するカッターから
順に切削加工されるもので、追込み加工、スカラップ加
工そして第1の開先カッター46、46による外開先加工が
行われる。切削手段A、Aが上昇端に達して切削加工が
終了したとき、クランプ手段C、Cを解除すれば、ワー
クWをコンベア3の送り込み側に戻して処理することが
できる。続いて切削手段A、Aを下降端に戻し、当接片
63を移送路に突出すれば次のワークWの加工に対応する
ことができる。
【0034】次に、H形鋼の端部に内開先加工を行う場
合について説明する。このときは、フランジa、bの端
面に第2の開先カッター47、47を対応し、第1の開先カ
ッター46、46を退避設定する。これらカッターの位置設
定は、前述した外開先加工の際と同様に駆動モータ
1、M2を制御して行う。すなわち、第1の開先カッタ
ー46を図4の実線から仮想線の位置に退避し、第2の開
先カッター47を同図の実線位置から仮想線の切削加工位
置に設定する。
【0035】そして、以後は前述の手順に従ってワーク
Wの送り込み、間隔設定、ワーククランプ、カッターの
切削送りなどの各操作を行うようにすれば、ワークWに
所定の内開先加工を行うことができる。なお、フランジ
a、bの厚さが大きくてK開先を形成する必要があると
きは、図10のように第1及び第2の両方の開先カッタ
ー46、47を使用すれば良い。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明に係る開先加工装置
は、切削ヘッドに各別の第1及び第2の開先カッター
と、これらカッターを位置調整する進退調整手段を備
え、カッターを切削位置と退避位置に切り換えて使用す
るようにしたものである。このため、単なる切り換え操
作によって外開先加工と内開先加工を行うことができる
という効果を発揮する。よって課題とされた工具交換時
の手間、作業能率の低下などの問題点を合理的に解決す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る開先加工装置の正面図である。
【図2】同じく平面図である。
【図3】一部を横断して示す加工機の平面図である。
【図4】この発明の要部である切削手段の構成を示す縦
断正面図である。
【図5】クランプ手段の構成を示す正面図である。
【図6】外開先加工を施したワークの斜視図である。
【図7】内開先加工を施したワークの斜視図である。
【図8】外開先加工状態を示す説明図である。
【図9】内開先加工状態を示す説明図である。
【図10】K開先加工状態を示す説明図である。
【符号の説明】
W H形鋼(ワーク) 6 一方の支持フレーム 7 他方の支持フレーム A 切削手段 11 切削ヘッド 12 切削ヘッド 13 ヘッドケース 19 スピンドル 20 スピンドル 29 スピンドル 30 スピンドル 21 回転筒 22 回転筒 31 スプライン 32 スプライン 33 進退作動部 34 進退作動部 M1 駆動モータ M2 駆動モータ 44 追込みカッター 45 スカラップカッター 46 第1の開先カッター 47 第2の開先カッター B 切削送り手段 C クランプ手段 D 間隔設定手段 E 位置決め手段 a フランジ b フランジ c ウェブ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切削位置にクランプされたH形鋼に対し
    て切削ヘッドを所要の送り方向に移動し、H形鋼におけ
    るフランジ端部及びフランジとウェブとの接合端部にそ
    れぞれ開先加工とスカラップ加工を行う加工機におい
    て、上記切削ヘッドに、少なくとも第1及び第2の開先
    カッターと、これら第1及び第2の開先カッターを駆動
    するスピンドルを備えると共に、各スピンドルにそれぞ
    れ進退調整手段を備えて、カッター位置をスピンドル軸
    心方向において移動調整できるようにしたことを特徴と
    するH形鋼の開先加工装置。
  2. 【請求項2】第1の開先カッターをフランジの外開先加
    工に対応させ、第2の開先カッターをフランジの内開先
    加工に対応させた請求項1のH形鋼の開先加工装置。
JP10588392A 1992-03-31 1992-03-31 H形鋼の開先加工装置 Pending JPH05277821A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011148050A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Daito Seiki Kk H形鋼の開先加工装置
JP2015160279A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 大東精機株式会社 H形鋼の開先加工方法及び開先加工装置

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JP2011148050A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Daito Seiki Kk H形鋼の開先加工装置
JP2015160279A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 大東精機株式会社 H形鋼の開先加工方法及び開先加工装置

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