JPH05277304A - 循環管路における連続消泡方法 - Google Patents

循環管路における連続消泡方法

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JPH05277304A
JPH05277304A JP7788992A JP7788992A JPH05277304A JP H05277304 A JPH05277304 A JP H05277304A JP 7788992 A JP7788992 A JP 7788992A JP 7788992 A JP7788992 A JP 7788992A JP H05277304 A JPH05277304 A JP H05277304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
tank
bubbles
defoaming
returning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7788992A
Other languages
English (en)
Inventor
Akiyuki Iwatani
明之 岩谷
Takahiro Ogawa
恭弘 小川
Shigeyoshi Adachi
重好 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP7788992A priority Critical patent/JPH05277304A/ja
Publication of JPH05277304A publication Critical patent/JPH05277304A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 タンク内の発泡性液体をポンプにより圧送し
てその一部を使用し、残りをポンプによりタンクに圧送
して循環使用する配管経路において、循環管路の途中に
槽10を設けて液体の圧力を開放するとともに液面を一定
に保ち、液面に成長して盛り上がる泡を泡検出センサ14
で検出し、この泡検出センサ14からの泡検出信号によ
り、液面上方に設置した超音波発振器より超音波を間欠
的に照射して消泡し、消泡処理した液を圧送することな
く自重でタンク1に戻すことを特徴とする。 【効果】 これにより、泡の溢出がなくなるので周辺の
汚染が完全に防止でき、液が再使用できるので原単位が
改善される。また、超音波を間欠的に照射するのでラン
ニングコストが極めて小さく、構造がシンプルで既設設
備に容易に採用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発泡性液体を循環使用
するときの消泡方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発泡性液体を循環使用するとき
も、図2に示すような一般的な循環管路を用いていた。
液はリザーブタンク1に蓄えらており、タンク1の下部
の送液ノズル2から送液ポンプ3で昇圧され、送液管路
4を通って使用場所5に圧送される。残りの液は再び戻
液ポンプ6で昇圧され、戻液管路7を通してリザーブタ
ンク1に戻される。発泡は主として使用場所5や戻液管
路7で起こり、泡の混入した液がリザーブタンク1に戻
るため、循環を続けるとリザーブタンク1の空間部は泡
で充満し開口部より溢れだす。発泡性液体の泡はタンク
外に出ても消えにくく周辺を汚染し、溢出が続くので液
体の損失も大きなものとなっていた。
【0003】従来この対策として、図3に示すように、
リザーブタンクの蓋に泡排出用のノズル8を設け、泡を
隣接した槽9に導いて消泡液をスプレーして消泡してい
た。消泡液としては水あるいは循環液を用いていたが、
水を使用すると液体の損失は避けられないし、循環液を
用いても若干の発泡もあり、微細な泡が残って再使用は
困難であった。
【0004】この他、液体をスプレーして泡を破壊する
方法、装置は、特開平1-123100号公報に、鋼板の洗浄で
発生した処理液の泡に対し、この処理液と同種で且つこ
れより低温の処理液を噴射することにより、効果的に消
泡して泡の流出を防止し処理液として回収することが提
案されている。同種のものとして、特開平3-153887号公
報に、金属材料の油汚れ等を洗浄し、発泡したアルカリ
洗浄液の上層部を溢流槽に導き、該槽内の発泡部に対
し、霧状水を散布して、貯留槽内アルカリ洗浄液の洗浄
性を維持し乍ら、その発泡部を消泡する方法が提案され
ている。
【0005】また、機械的に泡を破壊する装置として、
特公平2-20001 号公報に、板羽根を設けたモーターを、
間隔を設けて板羽根外周に配置した脚付の浮子に設置
し、板羽根を水面上の直近の空間で回転するようにした
浮上式消泡装置により、水面上を移動して発生する泡を
羽根に衝突させて消泡する消泡装置が提案されている。
更に、機械的に泡を破壊する方法と液体をスプレーして
泡を破壊する方法を併用したものとして、特開昭64-568
97号公報に、めっき浴上面の泡にめっき液を散布及び泡
を攪拌することにより、微粒子分散系電気めっき浴の泡
を確実に消泡し、めっき浴の長時間継続使用を可能にす
る方法が提案されている。
【0006】このように、種々の対策が提案されている
が、いずれも装置が複雑であったり、効果が不十分であ
ったりで簡便さと効果の確実さの点で問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、循環液の種類の
多様化には極めて著しいものがあり、樹脂系のような発
泡性液体の占める割合も大きくなってきており、循環管
路の連続消泡技術に対するニーズは高い。しかし、従来
の消泡技術は前述のように、いずれも装置が複雑であっ
たり、効果が不十分であったりで簡便さと効果の確実さ
の点で問題があった。
【0008】本発明は、このような問題を解決して、既
設設備にも容易に採用可能で周辺汚染のない連続消泡方
法を提供し、循環液の原単位の改善を達成しようとする
ものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、タンク内の発
泡性液体をポンプにより圧送してその一部を使用し、残
りをポンプによりタンクに圧送して循環使用する配管経
路において、循環管路の途中に槽を設けて液体の圧力を
開放するとともに液面を一定に保ち、液面に成長して盛
り上がる泡を泡検出センサで検出し、この泡検出センサ
からの泡検出信号により、液面上方に設置した超音波発
振器より超音波を間欠的に照射して消泡し、消泡処理し
た液を圧送することなく自重でタンクに戻すことを特徴
とする循環管路における連続消泡方法である。
【0010】
【作用】本発明は、系内で発生した泡をリザーブタンク
に戻さず、戻り管路の途中に小型の槽を設けて圧力を開
放すると共に液面を一定に保持して泡を自由に成長させ
る。次に盛り上がった泡をセンサで検出し、槽の上部に
設けた超音波発振器により泡に向かって超音波を間欠的
に照射し、泡を一定レベルにおさえながら処理済み液を
自重でリザーブタンクに戻すことにより周辺汚染のない
連続消泡を達成する。
【0011】超音波を連続的でなく間欠的に照射する理
由は、適正な出力と周波数を有する超音波を用いれば、
消泡は極めて短時間で達成されることと、消泡後も無意
味に照射を継続すればかえって発泡したり、超音波の別
の作用である溶解成分の凝集が起こり液組成に悪影響を
及ぼすなどの弊害を生じ、また超音波振動子の寿命も短
くなってしまうからである。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図1に基づいて説明す
る。図1において、1はリザーブタンク、10は処理済み
の液が自重でリザーブタンクに戻るために必要なレベル
に設置した消泡槽である。消泡槽10の底部には液面を一
定に保つための溢流管11が取り付けてあり、その末端は
リザーブタンク1に通じている。消泡槽10の液面付近に
は液面全体を覆うスクリーン12が着脱可能に取り付けて
あり液と泡を機械的に分離している。
【0013】泡の混入した液はスクリーン12の直上に開
口した戻液管路7から消泡槽10内に導入される。液面か
ら上にHだけ離れた位置には超音波振動子13が液面に対
向する形でつり下げられており、その中間レベルに泡検
出用センサ14が槽を横切る形で取り付けてある。液面と
超音波振動子の距離Hは、本発明者らの実験によれば投
入するパワーとの関係で最適点があり、この実施例では
槽の直径300mm 、投入パワー500wの時で約 200〜300mm
が適当であった。
【0014】図中15は電源装置、16は超音波制御装置で
ある。また2は送液ノズル、3は送液ポンプ、4は送液
管路、5は液使用場所、6は戻液ポンプである。図1の
装置を使用して、本発明を実際の操業で実施したとこ
ろ、泡の溢出を無くすことができた。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は次の効果
を有する。 泡の溢出がなくなるので周辺の汚染が完全に防止で
きる。 液が再使用できるので原単位が改善される。 超音波を間欠的に照射するのでランニングコストが
極めて小さい。 構造がシンプルで既設設備に容易に採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】従来の一般的な循環管路の説明図である。
【図3】従来の消泡装置例の断面図である。
【符号の説明】
1 リザーブタンク 2 送液ノズル 3 送液ポンプ 4 送液管路 5 液使用場所 6 戻液ポンプ 7 戻液管路 8 泡排出用ノズル 9 従来の消泡槽 10 本発明の消泡槽 11 溢流管 12 スクリーン 13 超音波振動子 14 泡検出用センサ 15 電源装置 16 超音波制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク内の発泡性液体をポンプにより圧
    送してその一部を使用し、残りをポンプによりタンクに
    圧送して循環使用する配管経路において、循環管路の途
    中に槽を設けて液体の圧力を開放するとともに液面を一
    定に保ち、液面に成長して盛り上がる泡を泡検出センサ
    で検出し、この泡検出センサからの泡検出信号により、
    液面上方に設置した超音波発振器より超音波を間欠的に
    照射して消泡し、消泡処理した液を圧送することなく自
    重でタンクに戻すことを特徴とする循環管路における連
    続消泡方法。
JP7788992A 1992-03-31 1992-03-31 循環管路における連続消泡方法 Pending JPH05277304A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7788992A JPH05277304A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 循環管路における連続消泡方法

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JP7788992A JPH05277304A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 循環管路における連続消泡方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05277304A true JPH05277304A (ja) 1993-10-26

Family

ID=13646645

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JP7788992A Pending JPH05277304A (ja) 1992-03-31 1992-03-31 循環管路における連続消泡方法

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JP (1) JPH05277304A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6454835B1 (en) * 2000-06-02 2002-09-24 Scitex Digital Printing, Inc. Two-phase flow separator
KR100723120B1 (ko) * 2005-12-24 2007-05-30 주식회사 포스코 강판세정라인의 알카리 거품 제거장치 및 그 방법
US9550971B2 (en) 2009-04-14 2017-01-24 Therapeutic Proteins International, LLC Universal bioreactors and methods of use
CN109016569A (zh) * 2018-09-29 2018-12-18 台州市路桥锦鑫复合材料有限公司 一种玻璃钢生产装置中树脂的除泡器
WO2020081128A1 (en) 2018-10-16 2020-04-23 Sartorius Stedim North America Inc. Foam mitigation in bioreactors using ultrasound
US10661577B2 (en) 2016-07-11 2020-05-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Froth coalescing

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