JPH05276705A - 回転電機のスロット用磁性楔 - Google Patents

回転電機のスロット用磁性楔

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JPH05276705A
JPH05276705A JP6568892A JP6568892A JPH05276705A JP H05276705 A JPH05276705 A JP H05276705A JP 6568892 A JP6568892 A JP 6568892A JP 6568892 A JP6568892 A JP 6568892A JP H05276705 A JPH05276705 A JP H05276705A
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JP
Japan
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slot
magnetic
wedge
thin
magnetic wedge
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JP6568892A
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English (en)
Inventor
Sukeyasu Mochizuki
資康 望月
Sadayoshi Hibino
定良 日々野
Tadayuki Sato
忠幸 佐藤
Takao Sawa
孝雄 沢
Yasuo Sakata
保夫 坂田
Tadatomo Kimura
忠朋 木村
Shigeo Ozawa
繁雄 小澤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 各種電動機に最適特性を安価に製造し、耐電
圧特性を低下させず且つコイルに傷をつけず自動挿入で
きる磁性楔を提供する。 【構成】 ポリエステルフィルム,芳香族アラミッド紙
等の非磁性薄葉材4aの表面中央部へ固定子鉄心寸法と
略同一長さで、膜厚が数μm〜数10μm程度のアモルフ
ァス薄帯4bを接着し、両者を密着させた安価な磁性楔
4とする。非磁性薄葉材4aとアモルファス薄帯4bは
一体のシート状をしているので、磁性楔4を固定子スロ
ットに挿入するのに従来の自動挿入機を使うことができ
る。そして、磁性楔挿入による電動機固定子のスロット
内のコイル量を減少させることがない。更に、楔からの
スロット開口部へのコイルの飛出しを防止し、薄い方の
非磁性薄葉材が自動挿入時にアモルファス薄帯が剥離又
は破損を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転電機の固定子鉄心に
有するスロットにそのスロット内のコイルの脱出を阻止
するように挿入されるスロット用磁性楔に係り、特に絶
縁材と磁性材とを組合せてなる回転電機のスロット用磁
性楔に関する。
【0002】
【従来の技術】電動機の効率,力率の改善あるいは電磁
振動音の低減などの目的から、磁性楔を固定子鉄心のス
ロットの開口部に挿入する事が一般的に行なわれてい
る。この磁性楔を挿入することによって、固定子鉄心の
スロット開口部と鉄心歯部との間の磁気的不平衡が是正
され、ロータとステータ間のエアーギャップの磁束歪が
なくなり、電動機の諸特性が改善される。従来の初期の
磁性楔は鉄粉を圧縮成形してなる材料からなるため比較
的大きな厚みをもつ形態をなしていた。電動機の特性
は、スロット内に収納されるコイルの量に比例して改善
されるのが通例である。
【0003】従って、従来の厚さの大きい磁性楔では、
スロットの有効な断面積が損なわれ、結果的には磁性楔
の挿入による特性改善効果が低く、さらに楔の強度が低
いためスロットへの挿入工程,或いは組み込まれた状態
で外的ショックにより破損され易い欠点があった。そこ
で、その様な欠点を除去することを目的として、実開昭
59−18548号に開示された薄形磁性楔が提供され
た。これは絶縁性薄葉材にフェライトなどの磁性粉体を
コーティングして一体化させ、磁性楔を形成してなる。
【0004】しかし、この従来の薄形磁性楔は、薄葉材
にフェライトなどの磁性粉体をコーティングして一体化
するには大掛かりで自動化された高価な設備を必要とす
る。更に、あまり厚く磁性粉体をコーティングするとそ
の磁性層がスロットの挿入工程で剥離するといった問題
があった。さらにコーティング面がスロット内のコイル
側となるため、コイルの耐電圧特性が低下する。更に
は、コイルに磁性層により傷が付けられ易い等の欠点が
あった。
【0005】一方、特開昭58−19138号,特開昭
58−22554号,特開昭59−175350号にア
モルファス合金を用いた磁性楔が紹介されている。これ
らに開示された磁性楔はアモルファスシートを縦断面略
台形状になるように積層し、その積層シート間を接着剤
によって接着し或いは積層シート間に磁性粉末混入の合
成樹脂層を介在させてそれらの間を一体化させる構成に
なっている。更には、非晶質磁性繊維を有機結合剤によ
って所定形状に成形してなる磁性楔も紹介されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
に紹介の積層形磁性楔は幅寸法の異なる多数種のアモル
ファスシートを必要とすると共に多数の積層間を接着す
る必要がある。このため、製造に多くの工程を必要とす
ると共に、磁性楔に要求される強度を接着強度によって
確保することが困難である。さらに、多数の積層間への
接着剤または合成樹脂層の介在、或いは磁性繊維の有機
結合剤による一体成形は、楔の体積の増加を招き電動機
特性の悪化および大型化を招く問題がある。この発明の
第1目的は、スロット内占有スペースを最小限に成し得
る薄形をなし、かつ製造の容易な回転電機のスロット用
磁性楔を提供することにある。
【0007】この発明の第2目的は、スロットへの自動
挿入時に磁性材部分がこれを一体に保持している母材で
あるところの非磁性薄葉材から剥離し難い、十分な強度
を有する回転電機のスロット用磁性楔を提供することに
ある。この発明の第3目的は、スロットへの挿入時にス
ロット内コイルへの傷付を防止できる回転電機のスロッ
ト用磁性楔を提供することにある。この発明の第4目的
は、コイルの耐電圧特性を向上できる回転電機のスロッ
ト用磁性楔を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第1
に、回転電機の固定子鉄心のスロットでその開口部を塞
ぐように挿入されてスロット内のコイル脱出を阻止する
ためのスロット用磁性楔であって、両端に折返し部のあ
るポリエステルフィルム,芳香族アラミッド紙のような
非磁性薄葉材と、この薄葉材のスロットへの挿入状態で
コイル側を向く面とは反対側の面に接着されたアモルフ
ァスシートとからなる、改良された磁性楔を提供でき
る。
【0009】第2に、スロット用磁性楔が、ポリエステ
ルフィルム、芳香族アラミッド紙のような第1の非磁性
薄葉材と、この第1の薄葉材のスロットへの挿入状態で
コイル側を向く面に接着されたアモルファスシートと、
このアモルファスシートをカバーするようにこのアモル
ファスシート上に配置されそれに接着された第2の非磁
性薄葉材とからなる、改良された磁性楔を提供できる。
【0010】
【作用】本発明では、ポリエステルフィルム,芳香族ア
ラミッド紙等の非磁性薄葉材の表面中央部へ固定子鉄心
寸法と略同一長さで、膜厚が数μm〜数10μm程度のア
モルファスの薄帯を接着することにより、両者を密着さ
せた安価な磁性楔の素材を提供できる。
【0011】したがって、ポリエステルフィルム,芳香
族アラミッド紙等の非磁性薄葉材とアモルファスの薄帯
は、一体となったシート状をしているので、磁性楔を固
定子スロットに挿入するのに従来の自動挿入機を使うこ
とができる。そして、磁性楔を挿入することによる電動
機固定子のスロット内のコイル量を減少させることな
く、磁性楔の特性改善効果を発揮できる。又、薄い方の
非磁性薄葉材が自動挿入時にアモルファスの薄帯が剥離
又は破損するのを防止する効果が追加される。
【0012】
【実施例】以下発明の第1実施例につき、図1乃至図4
を参照して説明する。固定子鉄心1に有するスロット2
内に収納されたコイル3の脱出を防止するための磁性楔
4は、スロット用楔の材料として電動機に従来から普通
に用いられているポリエステルフィルム或いは芳香族ア
ラミット紙等の非磁性薄葉材4aの片面に、膜厚数μm
〜数10μm程度のアモルファスシートまたはテープ4b
(以下いずれをも意味するものとしてシートという)を
接着することによって両者を一体化させてなる。この実
施例のアモルファスシート4bは、Co88%,Fe6
%,,Ni4%,Nb2%からなる第1の物質75%と、
Si40%,B60%からなる第2の物質25%とからなる
合金を用いている。
【0013】そしてこのように形成された磁性楔4は図
2に示すように、固定子鉄心1のスロット2内のコイル
3が開口部2aから飛び出すのを防止する為に、そのス
ロット2の開口部2a内側に挿入されている。ここで、
溝絶縁物18と磁性楔4の間からコイル3が飛出すのを更
に防止する為に、磁性楔4には折返し部5がある。
【0014】この挿入状態で、磁性楔4はアモルファス
シート4bがコイル3と反対側に位置するようにその湾
曲方向が設定され、更に薄葉材4a及びアモルファスシ
ート4bの寸法はスロットでのLongitudinal Lengthと
略同一に設定されている。
【0015】この発明は、以上のように構成したので、
アモルファスシート4bの膜厚が数μm〜数10μm程度
に薄いため、スロット2内に収納可能なコイル3の量
は、非磁性の薄葉材のみを楔とした従来のものと殆ど同
等の好ましい値にすることが可能になるだけでなく、磁
性楔の効果を発揮させることができる。この磁性楔4は
アモルファスシート4bを非磁性薄葉材4aに接着して
一体となったシート状をなしており、これを従来の楔の
自動挿入機に容易に適用でき、しかもその自動挿入工程
ではアモルファス材料が磁性粉体のコーティグではなく
シートの接着構造であって、かつその接着層数が1層と
少数であるから両部材4a,4b間の剥離事故の確率が
極めて低く、全体として十分な強度を保つことができ
る。また、アモルファスシート4bがコイル3とは反対
側に位置するのでコイル3の耐電圧強度が向上すると共
に、コイル3は薄葉材4aと接することになるので磁性
層によるコイルへの傷付を防止できる。更に、非磁性薄
葉材4aと溝絶縁物18の間からコイル3がスロット2か
ら飛出すのを、非磁性薄葉材4aの折返部5で防止して
いる。
【0016】この本発明の磁性楔を適用した場合と従来
の非磁性楔を適用した場合の特性比較を4極2kw電動機
で実験し、その結果を表1に示した。この事例によれ
ば、効率が81.0%から82.5%と1.5%向上し
ていることが分かる。又、損失も約50W減少してお
り、これはステータ・ロータ間の空隙部分の高調波損失
の減少によるものである。
【0017】
【表1】
【0018】又、楔部分にサーチコイルを巻回して楔部
分に鎖交する磁束の周波数特性を調査した結果、図3及
び図4に示すように、本発明の磁性楔4の方が各周波数
帯、特に1kHz以下の周波数帯で磁性楔での鎖交磁束
が顕著であり、これは空隙部分の高周波損失の減少を意
味する。本発明で使用するアモルファスシートの組成
は、鉄系,コバルト系,ニッケル系等のあらゆるアモル
ファスシートを含む。
【0019】また、本発明においては、磁性楔4は薄葉
材4aの一方の面をショットブラスト、又はエンボス加
工で凸凹に形成したところへアモルファスシート4bを
接着することにより両者が強固に密着して一体にする構
成としてもよい。更にアモルファスシートはその表面に
絶縁物をコーティング後、薄葉材に接着する構成にして
もよい。 (第2実施例)
【0020】第2実施例について図5および図6を参照
しながら説明する。この実施例の磁性楔9は第1実施例
で述べたと同様の材質からなる第1の非磁性薄葉材4a
にアモルファスシート4bを接着し、さらにこのアモル
ファスシート4bをカバーするように第1の非磁性薄葉
材4aと同一材質で厚さのみがやや薄い第2の非磁性薄
葉材4cをアモルファスシート4b上に接着して三者一
体化してなる。この様に形成された磁性楔9は図6に示
すように、薄い第2の非磁性薄葉材4cがコイル3とは
反対側に位置するようにスロット2内に挿入される。
【0021】この実施例の磁性楔9によれば、スロット
2内への自動挿入工程で、アモルファスシート4bが剥
離されるのを第2の非磁性薄葉材4cによって効果的に
防止できる。また、第2の非磁性薄葉材4aを薄くした
分、コイル3と接する第1の非磁性薄葉材4aの厚みを
増やすことができるのでコイルの耐電圧強度が向上す
る。なお、第2の非磁性薄葉材4cを第1のそれよりも
薄くすることは必須条件ではない。 (第3実施例)
【0022】第3実施例として図7および図8に示す本
発明の磁性楔10は、アモルファスシート4aの長手方
向寸法(Longitudinal Length)をスロット2の長手方
向寸法Lと略等しくし、非磁性薄葉材4bのそれをスロ
ット2の両端から適当寸法d1 だけ突出する寸法に設定
してなる。このような磁性楔10によると、電気的絶縁
性に欠けるアモルファスシート4bの両端とコイル3と
の間の絶縁距離が長くなる結果、そのシート4bによる
コイル3への傷付き防止がより一層図れられると共に、
コイル3の耐電圧強度が向上する。 (第4実施例)
【0023】図9乃至図11に示す第4実施例の磁性楔
11は、そのアモルファスシート4bの両側縁から非磁
性薄材4aが適当寸法d2 だけ突出する大きさに設定さ
れた点を除き第3の実施例の磁性楔10と同一である。 (第5実施例)
【0024】図12乃至図14に示す第5実施例の磁性
楔21は、略U字状に成形された非磁性薄葉材4aと固
定子鉄心1のスロット2の開口部2aの内側縁間寸法よ
り長い短冊状アモルファス薄帯4bとからなる。ここ
で、非磁性薄葉材4aの中央部のみアモルファス薄帯4
bが結合されており、スロット2内に挿入されると図1
4のようにスロット2内のアモルファス薄帯4bの両端
が固定子鉄心1側に開こうとして、固定子鉄心1とアモ
ルファス薄帯4bの接触度が向上する。 (第6実施例)
【0025】図15に示す第6実施例の磁性楔22は、
スロット2内の挿入時のアモルファス薄帯4bの位置を
除き第5実施例の磁性楔21と同一である。非磁性薄葉
材4aの中央部のみアモルファス薄帯4bが結合されて
おり、スロット2内に磁性楔22を挿入する際、図15
のようにスロット2の開口部2a側にアモルファス薄帯
4bを折曲げて入れることにより、固定子鉄心1とアモ
ルファス薄帯4bの接触度が向上する。更に、コイル3
からのアモルファス薄帯4bまでの距離が長くなり、絶
縁強度も向上する。
【0026】アモルファス薄帯4bと非磁性薄葉材4a
の結合方法としては、接着剤を表面に塗布したり、ポリ
エステル,エポキシ或いはワニス等の液槽の中を通過さ
せて接着する。
【0027】上記とは異なる方法として、アモルファス
材料をメッキ法或いはスパッタ法により薄葉材の表面に
直接成膜することにより薄葉材と接着された形態のアモ
ルファスシートを得ても良い。
【0028】
【発明の効果】本発明では、ポリエステルフィルム,芳
香族アラミッド紙等の非磁性薄葉材の表面中央部へ固定
子鉄心寸法と略同一長さで、膜厚が数μm〜数10μm程
度のアモルファスの薄帯を接着することにより、両者を
密着させた安価な磁性楔の素材を提供できる。
【0029】したがって、ポリエステルフィルム,芳香
族アラミッド紙等の非磁性薄葉材とアモルファスの薄帯
は一体となったシート状をしているので、磁性楔を固定
子スロットに挿入するのに従来の自動挿入機を使うこと
ができる。そして、磁性楔を挿入することによる電動機
固定子のスロット内のコイル量を減少させることなく、
磁性楔の特性改善効果を発揮できる。又、薄い方の非磁
性薄葉材が自動挿入時にアモルファスの薄帯が剥離又は
破損するのを防止する効果が追加される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す磁性楔の斜視図、
【図2】この磁性楔のスロットへの挿着状態を示す固定
子鉄心の部分的断面図、
【図3】非磁性楔における鎖交磁束量を示す測定図、
【図4】本発明の磁性楔における鎖交磁束量を示す測定
図、
【図5】本発明の第2実施例を示す磁性楔の斜視図、
【図6】第2実施例の磁性楔をスロットへの挿着状態を
示す固定子鉄心の部分的断面、
【図7】第3実施例における磁性楔の斜視図、
【図8】第3実施例の平らに展開して示す平面図、
【図9】第4実施例の磁性楔を示す図7相当図、
【図10】第4実施例の磁性楔を示す断面図、
【図11】第4実施例の磁性楔を示す図8相当図、
【図12】第5実施例を示す磁性楔の斜視図、
【図13】第5実施例の磁性楔を示す断面図、
【図14】第5実施例の磁性楔をスロットへ挿着した固
定子鉄心の部分的断面図、
【図15】第6実施例の磁性楔をスロットへ挿着した固
定子鉄心の部分的断面図。
【符号の説明】
1:固定子鉄心、 2:スロット、 2a:
開口部、3:コイル、 4,9,10,:磁性
楔、4a,4c,22:非磁性薄葉材、4b:アモルファ
スシートの薄帯、 5:折返し部、18:溝絶縁
物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沢 孝雄 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 坂田 保夫 神奈川県横浜市磯子区新杉田町8番地 株 式会社東芝横浜事業所内 (72)発明者 木村 忠朋 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内 (72)発明者 小澤 繁雄 三重県三重郡朝日町大字繩生2121番地 株 式会社東芝三重工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性薄葉材と、この薄葉材のスロット
    への挿入状態でコイル側を向く面とは反対側の面に接着
    されたアモルファスシートとからなり、両端折返し部を
    設けたスロット用磁性楔を、回転電機の固定子鉄心のス
    ロットでその開口部を塞ぎスロット内のコイル脱出を阻
    止するのに挿入したことを特徴とする回転電機のスロッ
    ト用磁性楔。
  2. 【請求項2】 第1の非磁性薄葉材と、この第1の薄葉
    材のスロットへの挿入状態でコイル側を向く面とは反対
    側の面に接着されたアモルファスシートと、このアモル
    ファスシート上に配置されそれに接着された第2の非磁
    性薄葉材とからなるスロット用磁性楔を、回転電機の固
    定子鉄心のスロットでその開口部を塞ぎスロット内のコ
    イル脱出を阻止するのに挿入したことを特徴とする回転
    電機のスロット用磁性楔。
  3. 【請求項3】 アモルファスシートはスロットの長手方
    向寸法と略同等の寸法に設定されている請求項1及び2
    記載の回転電機のスロット用磁性楔。
  4. 【請求項4】 非磁性薄葉材のスロット長手方向寸法お
    よびこれと直交する方向の寸法のうち少なくとも一方の
    寸法がアモルファスシートのそれよりも長い寸法である
    請求項1記載の回転電機のスロット用磁性楔。
  5. 【請求項5】 第1および第2の非磁性薄葉材のスロッ
    ト長手方向寸法およびこれと直交する方法の寸法のうち
    の少なくとも一方の寸法がアモルファスシートのそれよ
    りも長い寸法である請求項2記載の回転電機のスロット
    用磁性楔。
  6. 【請求項6】 回転電機の固定子鉄心に有するスロット
    にその開口部を塞ぐように挿入されてスロット内のコイ
    ルの脱出を阻止するためのスロット用磁性楔は、スロッ
    トに挿入される非磁性薄葉材と、この薄葉材のスロット
    への挿入状態でコイル側を向く面とは反対側の面に重合
    するようにスロットに挿入されるアモルファス薄帯とか
    らなるスロット用磁性楔を、回転電機の固定子鉄心のス
    ロットでその開口部を塞ぎスロット内のコイル脱出を阻
    止するのに挿入したことを特徴とする回転電機のスロッ
    ト用磁性楔。
JP6568892A 1992-03-24 1992-03-24 回転電機のスロット用磁性楔 Pending JPH05276705A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020036444A (ja) * 2018-08-29 2020-03-05 国立大学法人信州大学 モータ
CN110957824A (zh) * 2019-12-16 2020-04-03 永昌控股集团有限公司 一种电机铁芯结构

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