JPH05276391A - 画像圧縮装置及び画像圧縮方法 - Google Patents
画像圧縮装置及び画像圧縮方法Info
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- JPH05276391A JPH05276391A JP9875292A JP9875292A JPH05276391A JP H05276391 A JPH05276391 A JP H05276391A JP 9875292 A JP9875292 A JP 9875292A JP 9875292 A JP9875292 A JP 9875292A JP H05276391 A JPH05276391 A JP H05276391A
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- JP
- Japan
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- histogram
- quantization
- data
- quantization table
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 画像に合わせた量子化テーブルを作成するこ
とができ、精度の高い符号量制御を行なう。 【構成】 画像圧縮装置30は、画像データをDCT演
算するDCT演算部32と、DCT演算出力を量子化テ
ーブルRAM34の値に従って量子化演算する量子化部
33と、DCT演算出力の各周波数成分のヒストグラム
を取るヒストグラム装置35と、ハフマンテーブルRO
M36の値に従って量子化部33の出力に対してハフマ
ン符号化を施し、各ブロックの発生符号量を符号量RA
M38に書込むハフマン符号化部37と、ヒストグラム
装置35からの各周波数成分のヒストグラムを基に基本
テーブルを書換えるとともに、符号量RAM38の各ブ
ロックの発生符号量から総発生符号量を算出し最適な量
子化テーブルを作成し、作成した量子化テーブルに従っ
て量子化を行なった各ブロックの発生符号量を予測する
ように制御する符号量制御部39とを備える。
とができ、精度の高い符号量制御を行なう。 【構成】 画像圧縮装置30は、画像データをDCT演
算するDCT演算部32と、DCT演算出力を量子化テ
ーブルRAM34の値に従って量子化演算する量子化部
33と、DCT演算出力の各周波数成分のヒストグラム
を取るヒストグラム装置35と、ハフマンテーブルRO
M36の値に従って量子化部33の出力に対してハフマ
ン符号化を施し、各ブロックの発生符号量を符号量RA
M38に書込むハフマン符号化部37と、ヒストグラム
装置35からの各周波数成分のヒストグラムを基に基本
テーブルを書換えるとともに、符号量RAM38の各ブ
ロックの発生符号量から総発生符号量を算出し最適な量
子化テーブルを作成し、作成した量子化テーブルに従っ
て量子化を行なった各ブロックの発生符号量を予測する
ように制御する符号量制御部39とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データの圧縮処理
等に用いられる画像圧縮装置及び画像圧縮方法に係り、
詳細には、発生符号量を制御する発生符号量制御機能を
有する画像圧縮装置及び画像圧縮方法に関する。
等に用いられる画像圧縮装置及び画像圧縮方法に係り、
詳細には、発生符号量を制御する発生符号量制御機能を
有する画像圧縮装置及び画像圧縮方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像圧縮の国際標準としてJPEG(Jo
int Photographic Expert Group)やMPEG(Moving
Picture Expert Group)がある。JPEGは、静止画像
を圧縮することを目的としており、すでにカラー静止画
像の符号化手法が決定し、国際標準規格として承認され
る予定である。JPEGについては、チップも製品化さ
れており、このチップを用いたボードも市場に出始めて
いる。JPEGアルゴリズムは、大きく2つの圧縮方式
に分けられる。第1の方式はDCT(Discrete Cosine
Transform:離散コサイン変換)を基本とした方式であ
り、第2の方式は2次元空間でDPCM(Differntial
PCM)を行なうSpatial(空間関数)方式である。DCT
方式は量子化を含むため一般には完全に元の画像は再現
されない非可逆符号化であるが、少ないビット数におい
ても十分な復号画像品質を得ることができ、本アルゴリ
ズムの基本となる方式である。一方、Spatial方式は、
圧縮率は小さいが元の画像を完全に再現する可逆符号化
であり、この特性を実現するために標準方式として付加
された方式である。
int Photographic Expert Group)やMPEG(Moving
Picture Expert Group)がある。JPEGは、静止画像
を圧縮することを目的としており、すでにカラー静止画
像の符号化手法が決定し、国際標準規格として承認され
る予定である。JPEGについては、チップも製品化さ
れており、このチップを用いたボードも市場に出始めて
いる。JPEGアルゴリズムは、大きく2つの圧縮方式
に分けられる。第1の方式はDCT(Discrete Cosine
Transform:離散コサイン変換)を基本とした方式であ
り、第2の方式は2次元空間でDPCM(Differntial
PCM)を行なうSpatial(空間関数)方式である。DCT
方式は量子化を含むため一般には完全に元の画像は再現
されない非可逆符号化であるが、少ないビット数におい
ても十分な復号画像品質を得ることができ、本アルゴリ
ズムの基本となる方式である。一方、Spatial方式は、
圧縮率は小さいが元の画像を完全に再現する可逆符号化
であり、この特性を実現するために標準方式として付加
された方式である。
【0003】DCT方式はさらに必須機能であるベース
ライン・プロセス(Baseline System)とオプション機
能である拡張DCTプロセス(Extended System)の2
つに分類される。これらの方式と別に、上記の方式を組
み合わせてプログレッシブ・ビルドアップを実現するハ
イアラーキカル・プロセスがある。ベースライン・プロ
セスは、DCT方式を実現するすべての符号器/復号器
がもたなければならない最小限の機能で、ADCT方式
(Adaptive Descrete Cosine Transform Coding:適応
型離散コサイン変換)を基礎としたアルゴリズムであ
る。上記ベースライン・プロセスにおける画像圧縮では
画像データを8×8ピクセル単位のブロックで処理をす
る。処理プロセスは、以下の通りである。 (1)2次元DCT変換処理 (2)DCT係数の量子化処理 (3)エントロピー符号化処理 2次元DCT変換処理では、空間データを周波数データ
に変換し、64個のDCT係数を出力する。このとき、
色成分は、(Y,CB,CR)としている。この係数のう
ち行列の中の左上の係数はDC成分と呼ばれ、ブロック
・データの平均値である。また、残りの63個の係数
は、AC成分と呼ばれる。
ライン・プロセス(Baseline System)とオプション機
能である拡張DCTプロセス(Extended System)の2
つに分類される。これらの方式と別に、上記の方式を組
み合わせてプログレッシブ・ビルドアップを実現するハ
イアラーキカル・プロセスがある。ベースライン・プロ
セスは、DCT方式を実現するすべての符号器/復号器
がもたなければならない最小限の機能で、ADCT方式
(Adaptive Descrete Cosine Transform Coding:適応
型離散コサイン変換)を基礎としたアルゴリズムであ
る。上記ベースライン・プロセスにおける画像圧縮では
画像データを8×8ピクセル単位のブロックで処理をす
る。処理プロセスは、以下の通りである。 (1)2次元DCT変換処理 (2)DCT係数の量子化処理 (3)エントロピー符号化処理 2次元DCT変換処理では、空間データを周波数データ
に変換し、64個のDCT係数を出力する。このとき、
色成分は、(Y,CB,CR)としている。この係数のう
ち行列の中の左上の係数はDC成分と呼ばれ、ブロック
・データの平均値である。また、残りの63個の係数
は、AC成分と呼ばれる。
【0004】DC成分の量子化処理では、量子化器で各
係数ごとに大きさの異なった量子化ステップ・サイズを
設定した量子化マトリクスを用いて、DCT係数を線形
量子化する。但し、符号量あるいは復号画品質を制御可
能とするために、外部から指定する係数(スケーリング
・ファクタ)を量子化マトリクスに乗じた値を実際のマ
トリクス値として使用し、量子化を行なう。このよう
に、テーブルを参照しながら64個のDCT係数を整数
値に量子化する。この量子化処理によって非可逆圧縮と
なる。また、使用される参照テーブルの内容については
JPEGでは規定していない。量子化のテーブルは、人
間の視覚特性を考慮して作成する。人間は、高周波数成
分の視覚情報には鈍いので、この高周波成分は粗く量子
化する。
係数ごとに大きさの異なった量子化ステップ・サイズを
設定した量子化マトリクスを用いて、DCT係数を線形
量子化する。但し、符号量あるいは復号画品質を制御可
能とするために、外部から指定する係数(スケーリング
・ファクタ)を量子化マトリクスに乗じた値を実際のマ
トリクス値として使用し、量子化を行なう。このよう
に、テーブルを参照しながら64個のDCT係数を整数
値に量子化する。この量子化処理によって非可逆圧縮と
なる。また、使用される参照テーブルの内容については
JPEGでは規定していない。量子化のテーブルは、人
間の視覚特性を考慮して作成する。人間は、高周波数成
分の視覚情報には鈍いので、この高周波成分は粗く量子
化する。
【0005】エントロピー符号化処理では、まずDC成
分と左隣ブロックにおける量子化されたDC成分との差
分を計算し、符号化する。この方法は、DPCMと呼ば
れる。また、AC成分は図6に示すようなジクザグ・ス
キャンにより1次元配列に変換される。ベースラインプ
ロセスのエントロピー符号化では、ハフマン符号化方式
を用いる。ハフマン符号化処理では各係数がゼロである
かどうかを判定し、連続するゼロの係数は、その長さが
ランレングスとして勘定される。ゼロでない係数が来る
と、その量子化結果とそれまでのゼロ係数のランレング
スを組み合わせて、2次元ハフマン符号化される。DC
/AC係数のハフマン符号化は、与えられたハフマン符
号テーブルに基づくが、量子化マトリクスおよびハフマ
ン符号テーブルは、使用する状況において最適なものに
なるようにするためデフォルト値はなく、必要に応じて
符号器から復号器へ転送して使用する。
分と左隣ブロックにおける量子化されたDC成分との差
分を計算し、符号化する。この方法は、DPCMと呼ば
れる。また、AC成分は図6に示すようなジクザグ・ス
キャンにより1次元配列に変換される。ベースラインプ
ロセスのエントロピー符号化では、ハフマン符号化方式
を用いる。ハフマン符号化処理では各係数がゼロである
かどうかを判定し、連続するゼロの係数は、その長さが
ランレングスとして勘定される。ゼロでない係数が来る
と、その量子化結果とそれまでのゼロ係数のランレング
スを組み合わせて、2次元ハフマン符号化される。DC
/AC係数のハフマン符号化は、与えられたハフマン符
号テーブルに基づくが、量子化マトリクスおよびハフマ
ン符号テーブルは、使用する状況において最適なものに
なるようにするためデフォルト値はなく、必要に応じて
符号器から復号器へ転送して使用する。
【0006】図7は上記JPEGアルゴリズムに基づく
従来の画像圧縮装置10のブロック図である。図7にお
いて、11はフレームメモリであり、原画像のデータを
保持してある。フレームメモリ11に蓄えられている画
像データは、DCT演算部12に出力され、DCT演算
部12はデータを読み込んでブロック単位のDCT演算
を行ない量子化部13に出力する。DCT演算の出力デ
ータは、量子化部13に読込まれ、量子化部13は量子
化テーブルRAM14の値に従って量子化演算を行な
う。ハフマン符号化部15は、ハフマンテーブルROM
16の値に従って量子化部13の出力に対してハフマン
符号化を施し、その時の各ブロックの発生符号量を符号
量RAM17に書込む。また、18は符号量制御部であ
り、符号量制御部18は符号量RAM17の総データ量
から最適な量子化テーブルを作成する動作を行なうとと
もに、その作成した量子化テーブルに従って量子化・符
号化を行った場合の各ブロックにおける発生符号量を予
測する動作を行なう。符号量制御部18は、それらの値
を量子化テーブルRAM14及び符号量RAM17に書
込む。
従来の画像圧縮装置10のブロック図である。図7にお
いて、11はフレームメモリであり、原画像のデータを
保持してある。フレームメモリ11に蓄えられている画
像データは、DCT演算部12に出力され、DCT演算
部12はデータを読み込んでブロック単位のDCT演算
を行ない量子化部13に出力する。DCT演算の出力デ
ータは、量子化部13に読込まれ、量子化部13は量子
化テーブルRAM14の値に従って量子化演算を行な
う。ハフマン符号化部15は、ハフマンテーブルROM
16の値に従って量子化部13の出力に対してハフマン
符号化を施し、その時の各ブロックの発生符号量を符号
量RAM17に書込む。また、18は符号量制御部であ
り、符号量制御部18は符号量RAM17の総データ量
から最適な量子化テーブルを作成する動作を行なうとと
もに、その作成した量子化テーブルに従って量子化・符
号化を行った場合の各ブロックにおける発生符号量を予
測する動作を行なう。符号量制御部18は、それらの値
を量子化テーブルRAM14及び符号量RAM17に書
込む。
【0007】以上の動作の後に再度、DCT演算部12
はフレームメモリ11より画像データを読込みDCT演
算を行なう。量子化部13は、DCT演算部12により
DCT演算された量子化テーブルRAM14の値に従っ
て量子化を行ないハフマン符号化部15に出力する。ハ
フマン符号化部15では一度目と同様にハフマンテーブ
ルROM16に従ってそのデータをハフマン符号化する
が、今回は各ブロックにおける発生符号量が符号量RA
M17の値を超えないようにし、オーバーフローするよ
うであれば高周波成分を捨てるという動作を行って符号
化を行ない、その出力をデータバッファ19に書込む。
これら全体の動作の制御はCPU等からなる制御部20
によって制御される。
はフレームメモリ11より画像データを読込みDCT演
算を行なう。量子化部13は、DCT演算部12により
DCT演算された量子化テーブルRAM14の値に従っ
て量子化を行ないハフマン符号化部15に出力する。ハ
フマン符号化部15では一度目と同様にハフマンテーブ
ルROM16に従ってそのデータをハフマン符号化する
が、今回は各ブロックにおける発生符号量が符号量RA
M17の値を超えないようにし、オーバーフローするよ
うであれば高周波成分を捨てるという動作を行って符号
化を行ない、その出力をデータバッファ19に書込む。
これら全体の動作の制御はCPU等からなる制御部20
によって制御される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の画像
圧縮装置にあっては、画質及び発生符号量の精度を決定
するのは、符号量制御部18によって決定される最適と
思われる量子化テーブルと各ブロックの発生符号量の予
測である。従来の方法では、これらを決定する要因は、
一度目の符号化時の各ブロックの発生符号量だけであっ
た。そのため、最適な量子化テーブルを決定する場合に
は、例えば図8及び図9に示すように基本となる量子化
テーブル(図8はY用基本量子化テーブル、図9はR−
Y,B−Y用基本量子化テーブル)の全ての成分を何倍
かして新しい量子化テーブルを作成していた。しかし、
このような方法を用いた場合、その画像特有の周波数成
分を必ずしも忠実に再現することができず、画質の劣化
を惹き起すという欠点があった。特に、圧縮するデータ
量を一定に抑える必要がある場合(例えば、フロッピデ
ィスクの中に所定のメモリサイズの画像を所定枚数圧縮
して記憶したい場合)に、発生符号量が予測からずれた
とき、あるビットに達したらそれ以降の高周波成分は0
とみなしてしまうような処理を行なうと、データ量は一
定に収まるものの画質の劣化は非常に大きなものとなっ
てしまう。また、上記不具合を避けるため発生変動量に
十分な余裕を持たせた設計をすると画像圧縮の効率が低
下してしまい性能の悪化を招く。そこで本発明は、画像
に合わせた量子化テーブルを作成することができ、精度
の高い符号量制御を行うことが可能な画像圧縮装置及び
画像圧縮方法を提供することを目的とする。
圧縮装置にあっては、画質及び発生符号量の精度を決定
するのは、符号量制御部18によって決定される最適と
思われる量子化テーブルと各ブロックの発生符号量の予
測である。従来の方法では、これらを決定する要因は、
一度目の符号化時の各ブロックの発生符号量だけであっ
た。そのため、最適な量子化テーブルを決定する場合に
は、例えば図8及び図9に示すように基本となる量子化
テーブル(図8はY用基本量子化テーブル、図9はR−
Y,B−Y用基本量子化テーブル)の全ての成分を何倍
かして新しい量子化テーブルを作成していた。しかし、
このような方法を用いた場合、その画像特有の周波数成
分を必ずしも忠実に再現することができず、画質の劣化
を惹き起すという欠点があった。特に、圧縮するデータ
量を一定に抑える必要がある場合(例えば、フロッピデ
ィスクの中に所定のメモリサイズの画像を所定枚数圧縮
して記憶したい場合)に、発生符号量が予測からずれた
とき、あるビットに達したらそれ以降の高周波成分は0
とみなしてしまうような処理を行なうと、データ量は一
定に収まるものの画質の劣化は非常に大きなものとなっ
てしまう。また、上記不具合を避けるため発生変動量に
十分な余裕を持たせた設計をすると画像圧縮の効率が低
下してしまい性能の悪化を招く。そこで本発明は、画像
に合わせた量子化テーブルを作成することができ、精度
の高い符号量制御を行うことが可能な画像圧縮装置及び
画像圧縮方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的達成のため、画像データに対し直交変換手段に
より直交変換を行なった後、量子化テーブルに基づいて
量子化を行なうとともに、エントロピー符号化手段によ
り符号化を行なう画像圧縮装置において、前記直交変換
したデータのヒストグラムを算出するヒストグラム算出
手段と、前記ヒストグラム算出手段により算出したヒス
トグラムに応じた量子化テーブルを作成する量子化テー
ブル作成手段とを備えている。前記ヒストグラム算出手
段は、例えば請求項2に記載されているように、直交変
換されたデータの各周波数成分の統計を取るものであっ
てもよく、また、前記直交変換手段は、例えば、請求項
3に記載されているように、離散コサイン変換を行なう
離散コサイン変換手段であってもよく、さらに、前記エ
ントロピー符号化手段は、例えば請求項4に記載されて
いるように、ハフマン符号化を行なうハフマン符号化で
あってもよい。請求項5記載の発明は、画像データを直
交変換する第1の工程と、前記第1の工程により変換さ
れたデータのヒストグラムを算出する第2の工程と、前
記第1の工程により変換されたデータを所定の量子化テ
ーブルにより量子化する第3の工程と、前記第3の工程
により量子化されたデータをエントロピー符号化する第
4の工程と、前記第2の工程で得られたヒストグラムと
前記第4の工程で得られた符号化データのデータ量に応
じて前記量子化テーブルを変更する第5の工程と、前記
第5の工程により変更された量子化テーブルに基づいて
量子化を行なう第6の工程とを備えている。前記第1の
工程は、例えば請求項6に記載されているように、離散
コサイン変換を行なう工程であってもよく、また、前記
第2の工程は、例えば請求項7に記載されているよう
に、離散コサイン変換されたデータの各周波数成分の統
計を取る工程であってもよい。また、前記第5の工程
は、例えば請求項8に記載されているように、ハフマン
符号化を行なう工程であってもよく、前記第6の工程
は、例えば請求項9に記載されているように、画像デー
タに対し直交変換を行なう工程含むものであってもよ
い。
上記目的達成のため、画像データに対し直交変換手段に
より直交変換を行なった後、量子化テーブルに基づいて
量子化を行なうとともに、エントロピー符号化手段によ
り符号化を行なう画像圧縮装置において、前記直交変換
したデータのヒストグラムを算出するヒストグラム算出
手段と、前記ヒストグラム算出手段により算出したヒス
トグラムに応じた量子化テーブルを作成する量子化テー
ブル作成手段とを備えている。前記ヒストグラム算出手
段は、例えば請求項2に記載されているように、直交変
換されたデータの各周波数成分の統計を取るものであっ
てもよく、また、前記直交変換手段は、例えば、請求項
3に記載されているように、離散コサイン変換を行なう
離散コサイン変換手段であってもよく、さらに、前記エ
ントロピー符号化手段は、例えば請求項4に記載されて
いるように、ハフマン符号化を行なうハフマン符号化で
あってもよい。請求項5記載の発明は、画像データを直
交変換する第1の工程と、前記第1の工程により変換さ
れたデータのヒストグラムを算出する第2の工程と、前
記第1の工程により変換されたデータを所定の量子化テ
ーブルにより量子化する第3の工程と、前記第3の工程
により量子化されたデータをエントロピー符号化する第
4の工程と、前記第2の工程で得られたヒストグラムと
前記第4の工程で得られた符号化データのデータ量に応
じて前記量子化テーブルを変更する第5の工程と、前記
第5の工程により変更された量子化テーブルに基づいて
量子化を行なう第6の工程とを備えている。前記第1の
工程は、例えば請求項6に記載されているように、離散
コサイン変換を行なう工程であってもよく、また、前記
第2の工程は、例えば請求項7に記載されているよう
に、離散コサイン変換されたデータの各周波数成分の統
計を取る工程であってもよい。また、前記第5の工程
は、例えば請求項8に記載されているように、ハフマン
符号化を行なう工程であってもよく、前記第6の工程
は、例えば請求項9に記載されているように、画像デー
タに対し直交変換を行なう工程含むものであってもよ
い。
【0010】
【作用】本発明の手段の作用は次の通りである。請求項
1、2、3、4、5、6、7、8及び9記載の発明で
は、画像データ記憶手段から読出された画像データは直
交変換手段で直交変換(例えば、離散コサイン変換)さ
れた後、量子化テーブル手段及びヒストグラム算出手段
に送られる。ヒストグラム算出手段は、例えば各周波数
成分の記憶部を持っており、各周波数成分毎にその値を
加算していく。量子化時には、直交変換出力に対して量
子化テーブルを参照して量子化演算が行われ、その演算
結果がエントロピー符号化手段に出力される。エントロ
ピー符号化手段では量子化データが符号化テーブルを参
照して符号化され、同時に各ブロックの発生符号量が記
憶される。また、この場合、ヒストグラム算出手段によ
り算出されたヒストグラムが解析されて量子化テーブル
手段により最適な量子化テーブルが作成されるととも
に、作成された量子化テーブルにより量子化を行なった
各ブロックの発生符号量が予測される。そして、上記動
作が終わると、直交変換手段により再度画像データ記憶
手段から画像データが読込まれて直交変換が行なわれ、
結果が量子化部に出力される。量子化部では、ヒストグ
ラムの解析結果に基づく新たな量子化テーブルに従って
量子化が施され、その演算結果がエントロピー符号化手
段に出力される。エントロピー符号化手段では、その量
子化データが符号化テーブルを参照して符号化され、出
力される。従って、画像に合わせた量子化テーブルを作
成することができ、精度の高い符号量制御を行なうこと
が可能になる。
1、2、3、4、5、6、7、8及び9記載の発明で
は、画像データ記憶手段から読出された画像データは直
交変換手段で直交変換(例えば、離散コサイン変換)さ
れた後、量子化テーブル手段及びヒストグラム算出手段
に送られる。ヒストグラム算出手段は、例えば各周波数
成分の記憶部を持っており、各周波数成分毎にその値を
加算していく。量子化時には、直交変換出力に対して量
子化テーブルを参照して量子化演算が行われ、その演算
結果がエントロピー符号化手段に出力される。エントロ
ピー符号化手段では量子化データが符号化テーブルを参
照して符号化され、同時に各ブロックの発生符号量が記
憶される。また、この場合、ヒストグラム算出手段によ
り算出されたヒストグラムが解析されて量子化テーブル
手段により最適な量子化テーブルが作成されるととも
に、作成された量子化テーブルにより量子化を行なった
各ブロックの発生符号量が予測される。そして、上記動
作が終わると、直交変換手段により再度画像データ記憶
手段から画像データが読込まれて直交変換が行なわれ、
結果が量子化部に出力される。量子化部では、ヒストグ
ラムの解析結果に基づく新たな量子化テーブルに従って
量子化が施され、その演算結果がエントロピー符号化手
段に出力される。エントロピー符号化手段では、その量
子化データが符号化テーブルを参照して符号化され、出
力される。従って、画像に合わせた量子化テーブルを作
成することができ、精度の高い符号量制御を行なうこと
が可能になる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図5は本発明に係る画像圧縮装置及び画像圧縮方法
の一実施例を示す図であり、JPEGアルゴリズムに基
づく画像圧縮装置に適用した例である。先ず、構成を説
明する。図1は画像圧縮装置30のブロック図であり、
この図において、画像圧縮装置30は、データ圧縮すべ
き原画像データを記憶するフレームメモリ31と、フレ
ームメモリ31から読出した画像データに対し2次元D
CTを施してDCT係数を求めるDCT演算を行なうD
CT演算部32と、DCT演算の出力データを量子化テ
ーブルRAM34(後述)の値に従って量子化演算する
量子化部33と、各DCT係数ごとに大きさの異なった
量子化マトリクス値を有する量子化テーブル(前記図8
及び図9参照)を格納する量子化テーブルRAM34
と、DCT演算の出力の各周波数成分のヒストグラム
(統計)を取るヒストグラム装置35(図2)と、ハフ
マン符号化のためのハフマン符号化テーブルを格納する
ハフマンテーブルROM36と、ハフマンテーブルRO
M36の値に従って量子化部33の出力に対してハフマ
ン符号化を施し、各ブロックの発生符号量を符号量RA
M38(後述)に書込むハフマン符号化部37と、ハフ
マン符号化された各ブロックの発生符号量を記憶する符
号量RAM38と、ヒストグラム装置35からの各周波
数成分のヒストグラムを基に基本テーブルを書換えると
ともに、符号量RAM38の各ブロックの発生符号量か
ら総発生符号量を算出して最適な量子化テーブルを作成
し、作成した量子化テーブルに従って量子化を行った各
ブロックの発生符号量を予測するように制御する符号量
制御部39と、符号化されたデータを記憶するデータバ
ッファ40と、上記各部の動作を制御する制御部41と
により構成されている。
1〜図5は本発明に係る画像圧縮装置及び画像圧縮方法
の一実施例を示す図であり、JPEGアルゴリズムに基
づく画像圧縮装置に適用した例である。先ず、構成を説
明する。図1は画像圧縮装置30のブロック図であり、
この図において、画像圧縮装置30は、データ圧縮すべ
き原画像データを記憶するフレームメモリ31と、フレ
ームメモリ31から読出した画像データに対し2次元D
CTを施してDCT係数を求めるDCT演算を行なうD
CT演算部32と、DCT演算の出力データを量子化テ
ーブルRAM34(後述)の値に従って量子化演算する
量子化部33と、各DCT係数ごとに大きさの異なった
量子化マトリクス値を有する量子化テーブル(前記図8
及び図9参照)を格納する量子化テーブルRAM34
と、DCT演算の出力の各周波数成分のヒストグラム
(統計)を取るヒストグラム装置35(図2)と、ハフ
マン符号化のためのハフマン符号化テーブルを格納する
ハフマンテーブルROM36と、ハフマンテーブルRO
M36の値に従って量子化部33の出力に対してハフマ
ン符号化を施し、各ブロックの発生符号量を符号量RA
M38(後述)に書込むハフマン符号化部37と、ハフ
マン符号化された各ブロックの発生符号量を記憶する符
号量RAM38と、ヒストグラム装置35からの各周波
数成分のヒストグラムを基に基本テーブルを書換えると
ともに、符号量RAM38の各ブロックの発生符号量か
ら総発生符号量を算出して最適な量子化テーブルを作成
し、作成した量子化テーブルに従って量子化を行った各
ブロックの発生符号量を予測するように制御する符号量
制御部39と、符号化されたデータを記憶するデータバ
ッファ40と、上記各部の動作を制御する制御部41と
により構成されている。
【0012】すなわち、本画像圧縮装置30は、フレー
ムメモリ31、DCT演算部32、量子化部33、量子
化テーブル34、ハフマンテーブルROM36、ハフマ
ン符号化部37、符号量RAM38、データバッファ4
0、符号量制御部39及び制御部41に、新たにDCT
出力時の各周波数成分の統計を取るヒストグラム装置3
5を設け、符号量制御部39及び制御部41により上記
各部を制御して量子化テーブルを作成し直して発生符号
量を予測するようにしている。ここで、DCT演算部3
2のDCT演算出力は量子化部33に送られると同時に
ヒストグラム装置35にも送られ、この時点でDCT出
力のヒストグラムが算出されることになる。
ムメモリ31、DCT演算部32、量子化部33、量子
化テーブル34、ハフマンテーブルROM36、ハフマ
ン符号化部37、符号量RAM38、データバッファ4
0、符号量制御部39及び制御部41に、新たにDCT
出力時の各周波数成分の統計を取るヒストグラム装置3
5を設け、符号量制御部39及び制御部41により上記
各部を制御して量子化テーブルを作成し直して発生符号
量を予測するようにしている。ここで、DCT演算部3
2のDCT演算出力は量子化部33に送られると同時に
ヒストグラム装置35にも送られ、この時点でDCT出
力のヒストグラムが算出されることになる。
【0013】図2はヒストグラム装置35のブロック構
成図である。図2において、ヒストグラム装置35は、
入力されるDCT演算結果データの絶対値をとる絶対値
算出部51と、絶対値算出部51を通して入力されたデ
ータとヒストグラムバッファ53(後述)に記憶されて
いるデータとを加算する加算器52と、加算器52によ
り加算されたデータを、色成分(Y,CB,CR)毎に各
周波数成分のヒストグラムとして記憶するヒストグラム
バッファ53とにより構成されている。上記ヒストグラ
ムバッファ53に格納されるDCT演算出力の一画面の
総和は後述する図4で示される。
成図である。図2において、ヒストグラム装置35は、
入力されるDCT演算結果データの絶対値をとる絶対値
算出部51と、絶対値算出部51を通して入力されたデ
ータとヒストグラムバッファ53(後述)に記憶されて
いるデータとを加算する加算器52と、加算器52によ
り加算されたデータを、色成分(Y,CB,CR)毎に各
周波数成分のヒストグラムとして記憶するヒストグラム
バッファ53とにより構成されている。上記ヒストグラ
ムバッファ53に格納されるDCT演算出力の一画面の
総和は後述する図4で示される。
【0014】次に、本実施例の動作を説明する。全体動作 先ず、フレームメモリ31には、原画像のデータが保持
されているものとする。DCT演算部32はフレームメ
モリ31から画像データを読込んでDCT演算を行な
い、そのDCT演算出力は、量子化部33及びヒストグ
ラム装置35に送られる。ヒストグラム装置35は各色
成分、各周波数成分のヒストグラムバッファ53を持っ
ており、各周波数成分毎に入力されたDCT演算出力の
絶対値を加算していく。また、量子化部33では、DC
T演算部32からの入力に対して量子化テーブルRAM
34の値に従って量子化演算を行ない、演算結果をハフ
マン符号化部37に出力する。ハフマン符号化部37
は、量子化されたデータをハフマンテーブルROM36
に従ってハフマン符号化し、同時に各ブロックの発生符
号量を符号量RAM38に書込む。ここで、符号量制御
部39では以下の〜のような動作が行われる。 先ず、ヒストグラム装置35から各周波数成分の総和
を読込む。 符号量RAM38から各ブロックでの発生符号量を読
込み、同時に総周波数成分の総和を算出する。 ヒストグラム装置35から各周波数成分の総和を読込
んだ内容(上記の内容)を解析し、基本テーブルを書
換える。 上記で求めた総符号量から最適な量子化テーブルと
なるような係数を求め、書換えられた基本テーブルに求
めた係数を乗じてその結果を量子化テーブルRAM34
に書込む。 上記で求めた総符号量と各ブロックの発生符号量に
基づいて上記で求めた量子化テーブルにおいて量子化
を行った各ブロックの発生符号量を予測し、符号量RA
M38に書込む。
されているものとする。DCT演算部32はフレームメ
モリ31から画像データを読込んでDCT演算を行な
い、そのDCT演算出力は、量子化部33及びヒストグ
ラム装置35に送られる。ヒストグラム装置35は各色
成分、各周波数成分のヒストグラムバッファ53を持っ
ており、各周波数成分毎に入力されたDCT演算出力の
絶対値を加算していく。また、量子化部33では、DC
T演算部32からの入力に対して量子化テーブルRAM
34の値に従って量子化演算を行ない、演算結果をハフ
マン符号化部37に出力する。ハフマン符号化部37
は、量子化されたデータをハフマンテーブルROM36
に従ってハフマン符号化し、同時に各ブロックの発生符
号量を符号量RAM38に書込む。ここで、符号量制御
部39では以下の〜のような動作が行われる。 先ず、ヒストグラム装置35から各周波数成分の総和
を読込む。 符号量RAM38から各ブロックでの発生符号量を読
込み、同時に総周波数成分の総和を算出する。 ヒストグラム装置35から各周波数成分の総和を読込
んだ内容(上記の内容)を解析し、基本テーブルを書
換える。 上記で求めた総符号量から最適な量子化テーブルと
なるような係数を求め、書換えられた基本テーブルに求
めた係数を乗じてその結果を量子化テーブルRAM34
に書込む。 上記で求めた総符号量と各ブロックの発生符号量に
基づいて上記で求めた量子化テーブルにおいて量子化
を行った各ブロックの発生符号量を予測し、符号量RA
M38に書込む。
【0015】上記符号量制御部39において、以上のよ
うな動作が終わると、DCT演算部32は再度フレーム
メモリ31から画像データを読込んで、DCT演算を行
ない、DCT演算結果を量子化部33に出力する。量子
化部33は、入力された演算結果に対して新たな量子化
テーブルRAM34の内容に従って量子化を施しその結
果をハフマン符号化部37に出力する。ハフマン符号化
部37では、量子化された値を、ハフマンテーブルRO
M36の内容に従ってハフマン符号化を行ない、その結
果をデータバッファ40に書込む。この場合、符号量制
御部39は、ハフマン符号化時に各ブロックの発生符号
量が符号量RAM38の値を超えないように制御し、も
しデータがオーバーフローするようであれば、高周波成
分を捨てるという動作を行なう。以上のような動作全て
を制御するのが、制御部41である。
うな動作が終わると、DCT演算部32は再度フレーム
メモリ31から画像データを読込んで、DCT演算を行
ない、DCT演算結果を量子化部33に出力する。量子
化部33は、入力された演算結果に対して新たな量子化
テーブルRAM34の内容に従って量子化を施しその結
果をハフマン符号化部37に出力する。ハフマン符号化
部37では、量子化された値を、ハフマンテーブルRO
M36の内容に従ってハフマン符号化を行ない、その結
果をデータバッファ40に書込む。この場合、符号量制
御部39は、ハフマン符号化時に各ブロックの発生符号
量が符号量RAM38の値を超えないように制御し、も
しデータがオーバーフローするようであれば、高周波成
分を捨てるという動作を行なう。以上のような動作全て
を制御するのが、制御部41である。
【0016】量子化テーブルの作成方法 以下、上記量子化テーブルの作成方法について説明す
る。図3は、ハフマン符号化時のジクザク・スキャンの
順番であり、図3に示す数字の順番にAC成分がジクザ
グにスキャンされ1次元に並べ直される(前記図6参
照)。また、図4は一度目のDCT演算出力の値を各周
波数成分毎に総和した値を示す図である。すなわち、図
4は横軸にジクザグスキャン順の周波数成分を、また、
縦軸に一画面のDCT出力の絶対値の総和(単位は、×
1000ビット)を夫々とり、ヒストグラム装置35の
ヒストグラムバッファ53(図2)に蓄えられた値の総
和をプロットしたヒストグラムであり、同図中実線(p
ict1)、破線(pict2)、鎖線(pict3)
は夫々3種類の画像のヒストグラムを示している。な
お、0番目の値はDC成分であり、DC成分については
符号化の方法が異なるので図4からは除いてある。
る。図3は、ハフマン符号化時のジクザク・スキャンの
順番であり、図3に示す数字の順番にAC成分がジクザ
グにスキャンされ1次元に並べ直される(前記図6参
照)。また、図4は一度目のDCT演算出力の値を各周
波数成分毎に総和した値を示す図である。すなわち、図
4は横軸にジクザグスキャン順の周波数成分を、また、
縦軸に一画面のDCT出力の絶対値の総和(単位は、×
1000ビット)を夫々とり、ヒストグラム装置35の
ヒストグラムバッファ53(図2)に蓄えられた値の総
和をプロットしたヒストグラムであり、同図中実線(p
ict1)、破線(pict2)、鎖線(pict3)
は夫々3種類の画像のヒストグラムを示している。な
お、0番目の値はDC成分であり、DC成分については
符号化の方法が異なるので図4からは除いてある。
【0017】ここで、図4の実線(pict1)の5番
目の値に着目すると、5番目の値はその前後と比べて値
が大きいことがわかる。これを前記図8のY用基本量子
化テーブルで見てみるとこの5番目の量子化時の値が
“10”であることがわかる。この場合、この成分にお
ける発生符号量が多くなることが予想されるので、量子
化の値を、例えば1つ大きくして、“11”としたテー
ブルを新たな基本テーブルとする。そして、この新たな
基本テーブルから最適な量子化テーブルを求めるように
する(最適な量子化テーブルの求め方の一例は後述す
る)。
目の値に着目すると、5番目の値はその前後と比べて値
が大きいことがわかる。これを前記図8のY用基本量子
化テーブルで見てみるとこの5番目の量子化時の値が
“10”であることがわかる。この場合、この成分にお
ける発生符号量が多くなることが予想されるので、量子
化の値を、例えば1つ大きくして、“11”としたテー
ブルを新たな基本テーブルとする。そして、この新たな
基本テーブルから最適な量子化テーブルを求めるように
する(最適な量子化テーブルの求め方の一例は後述す
る)。
【0018】ここでは、図4の実線(pict1)の5
番目の値に着目したが、他の周波数成分の値についても
同様にして最適な量子化テーブルを作成(あるいは変
更)することができる。また、図4に示すように画像の
ヒストグラム全体を比べた場合、画像によってヒストグ
ラムの形(例えば、高周波成分の落込み傾向)が異なる
ので、予め画像とヒストグラムの傾向をシミュレーショ
ン等により把握しておくようにすれば画像に合わせた量
子化テーブルを作成することが可能になる。例えば、画
像に、垂直縦縞の模様が多いときには図3の破線部分の
成分の値が大きくなる。また、画像が文字のときにもヒ
ストグラムに所定の傾向が現れる。さらに、周波数成分
が比較的急峻に落ち込むか緩らかに落ちるかによっても
量子化テーブルの作成方法を変えることができる。例え
ば、急峻に落ち込むものでは量子化テーブルの値を大き
くすると高周波成分がなくなり易くスケーリングに対す
る発生符号量の変化も急峻になる。これに対し、周波数
成分が緩らかなものは量子化テーブルの値を大きくして
も発生符号量の変化は少ない。このように、周波数成分
のヒストグラムを調べれば画像に合わせた量子化テーブ
ルを作成することができるようになる。例えば、画像が
文字だとみなされるときは予め用意した文字用の量子化
テーブルに切換えて用いることができる。
番目の値に着目したが、他の周波数成分の値についても
同様にして最適な量子化テーブルを作成(あるいは変
更)することができる。また、図4に示すように画像の
ヒストグラム全体を比べた場合、画像によってヒストグ
ラムの形(例えば、高周波成分の落込み傾向)が異なる
ので、予め画像とヒストグラムの傾向をシミュレーショ
ン等により把握しておくようにすれば画像に合わせた量
子化テーブルを作成することが可能になる。例えば、画
像に、垂直縦縞の模様が多いときには図3の破線部分の
成分の値が大きくなる。また、画像が文字のときにもヒ
ストグラムに所定の傾向が現れる。さらに、周波数成分
が比較的急峻に落ち込むか緩らかに落ちるかによっても
量子化テーブルの作成方法を変えることができる。例え
ば、急峻に落ち込むものでは量子化テーブルの値を大き
くすると高周波成分がなくなり易くスケーリングに対す
る発生符号量の変化も急峻になる。これに対し、周波数
成分が緩らかなものは量子化テーブルの値を大きくして
も発生符号量の変化は少ない。このように、周波数成分
のヒストグラムを調べれば画像に合わせた量子化テーブ
ルを作成することができるようになる。例えば、画像が
文字だとみなされるときは予め用意した文字用の量子化
テーブルに切換えて用いることができる。
【0019】新たな基本テーブルから最適な量子化テー
ブルを求める例 図5は、総発生符号量と、スケーリング係数nの関係を
表した図であり、発生符号量の単位は(×1000ビッ
ト)である。画像によって符号量の大小はあるが、概ね
この図に示すような傾向が現れるように基本テーブルを
決めておけば最初の総発生符号量から以下のような方法
で決定することができる。 n=16 とし、基本テーブルの総発生符号量をC1、目標とする
総発生符号量をC2とする。n=16の時にその値がC1
となるような曲線の関数をf(x)とする(f(16)=C
1)。求める係数n'は、以下の式1で表される。 n'=f'(C2) ……(式1) このn'を用いて最適な量子化テーブルを作成する。例
えば、基本テーブルに対して16/nを乗じて最適な量
子化テーブルを作成することができる。上述の例では基
本テーブルに係数を乗算して量子化テーブルを作成する
例であるが、基本テーブルから所定の関数を基に量子化
テーブルを作成してもよく、さらには予めROM等量子
化テーブルのデータを格納しておき全くランダムに作成
するようにしてもよい。
ブルを求める例 図5は、総発生符号量と、スケーリング係数nの関係を
表した図であり、発生符号量の単位は(×1000ビッ
ト)である。画像によって符号量の大小はあるが、概ね
この図に示すような傾向が現れるように基本テーブルを
決めておけば最初の総発生符号量から以下のような方法
で決定することができる。 n=16 とし、基本テーブルの総発生符号量をC1、目標とする
総発生符号量をC2とする。n=16の時にその値がC1
となるような曲線の関数をf(x)とする(f(16)=C
1)。求める係数n'は、以下の式1で表される。 n'=f'(C2) ……(式1) このn'を用いて最適な量子化テーブルを作成する。例
えば、基本テーブルに対して16/nを乗じて最適な量
子化テーブルを作成することができる。上述の例では基
本テーブルに係数を乗算して量子化テーブルを作成する
例であるが、基本テーブルから所定の関数を基に量子化
テーブルを作成してもよく、さらには予めROM等量子
化テーブルのデータを格納しておき全くランダムに作成
するようにしてもよい。
【0020】また、各ブロックの発生符号量の予測は例
えば以下のような方法によって行うことができる。各ブ
ロックの発生符号量の総発生符号量における割合は不変
であると仮定し、X方向j番目、Y方向i番目のブロッ
クの発生符号量をCij、総発生符号量及び目標とする
発生符号量をC1,C2とすると、目標とする発生符号量
C2の時のブロックの発生符号量C'ijは、式2によっ
て算出することができる。 C'ij=(Cij*C2)/C1 ……(式2)
えば以下のような方法によって行うことができる。各ブ
ロックの発生符号量の総発生符号量における割合は不変
であると仮定し、X方向j番目、Y方向i番目のブロッ
クの発生符号量をCij、総発生符号量及び目標とする
発生符号量をC1,C2とすると、目標とする発生符号量
C2の時のブロックの発生符号量C'ijは、式2によっ
て算出することができる。 C'ij=(Cij*C2)/C1 ……(式2)
【0021】符号量制御部39は、例えば上記演算によ
って、量子化テーブルの決定及び、各ブロックの発生符
号量の予測を行なう。
って、量子化テーブルの決定及び、各ブロックの発生符
号量の予測を行なう。
【0022】以上説明したように、本実施例の画像圧縮
装置30は、画像データをDCT演算するDCT演算部
32と、DCT演算出力を量子化テーブルRAM34の
値に従って量子化演算する量子化部33と、量子化テー
ブルを格納する量子化テーブルRAM34と、DCT演
算出力の各周波数成分のヒストグラムを取るヒストグラ
ム装置35と、ハフマン符号化テーブルを格納するハフ
マンテーブルROM36と、ハフマンテーブルROM3
6の値に従って量子化部33の出力に対してハフマン符
号化を施し、各ブロックの発生符号量を符号量RAM3
8に書込むハフマン符号化部37と、ハフマン符号化さ
れた各ブロックの発生符号量を記憶する符号量RAM3
8と、ヒストグラム装置35からの各周波数成分のヒス
トグラムを基に基本テーブルを書換えるとともに、符号
量RAM38の各ブロックの発生符号量から総発生符号
量を算出し最適な量子化テーブルを作成し、作成した量
子化テーブルに従って量子化を行なった各ブロックの発
生符号量を予測するように制御する符号量制御部39と
を設け、符号量制御部39及び制御部41により上記各
部を制御して量子化テーブルを作成し直して発生符号量
を予測するようにしているので、画像に合わせた量子化
テーブルを作成することができ、制度の高い符号量制御
を行うことができる。
装置30は、画像データをDCT演算するDCT演算部
32と、DCT演算出力を量子化テーブルRAM34の
値に従って量子化演算する量子化部33と、量子化テー
ブルを格納する量子化テーブルRAM34と、DCT演
算出力の各周波数成分のヒストグラムを取るヒストグラ
ム装置35と、ハフマン符号化テーブルを格納するハフ
マンテーブルROM36と、ハフマンテーブルROM3
6の値に従って量子化部33の出力に対してハフマン符
号化を施し、各ブロックの発生符号量を符号量RAM3
8に書込むハフマン符号化部37と、ハフマン符号化さ
れた各ブロックの発生符号量を記憶する符号量RAM3
8と、ヒストグラム装置35からの各周波数成分のヒス
トグラムを基に基本テーブルを書換えるとともに、符号
量RAM38の各ブロックの発生符号量から総発生符号
量を算出し最適な量子化テーブルを作成し、作成した量
子化テーブルに従って量子化を行なった各ブロックの発
生符号量を予測するように制御する符号量制御部39と
を設け、符号量制御部39及び制御部41により上記各
部を制御して量子化テーブルを作成し直して発生符号量
を予測するようにしているので、画像に合わせた量子化
テーブルを作成することができ、制度の高い符号量制御
を行うことができる。
【0023】すなわち、画像固有の周波数を求めること
ができるので画像に合わせた量子化テーブルをより詳細
に作成することができ、周波数成分を忠実に再現するこ
とによって画質の向上を図ることができる。また、各ブ
ロックの発生符号量及び全体の発生符号量が予測と大幅
にずれることもなくなるため、結果として画像圧縮の効
率を低下させることなく画像の向上を図ることができ、
画像圧縮の符号量制御に利用して好適である。
ができるので画像に合わせた量子化テーブルをより詳細
に作成することができ、周波数成分を忠実に再現するこ
とによって画質の向上を図ることができる。また、各ブ
ロックの発生符号量及び全体の発生符号量が予測と大幅
にずれることもなくなるため、結果として画像圧縮の効
率を低下させることなく画像の向上を図ることができ、
画像圧縮の符号量制御に利用して好適である。
【0024】なお、本実施例では画像圧縮装置をJPE
Gアルゴリズムに基づく画像圧縮装置に適用した例であ
るが、勿論これには限定されず、DCT演算結果のヒス
トグラムを取るものであれば全ての装置に適用可能であ
ることは言うまでもない。また、ヒストグラムを取るも
のであれば何でもよく、その取り方も本実施例のように
ジグザグスキャン順でなくてもよい。
Gアルゴリズムに基づく画像圧縮装置に適用した例であ
るが、勿論これには限定されず、DCT演算結果のヒス
トグラムを取るものであれば全ての装置に適用可能であ
ることは言うまでもない。また、ヒストグラムを取るも
のであれば何でもよく、その取り方も本実施例のように
ジグザグスキャン順でなくてもよい。
【0025】また、本実施例は符号化部にハフマン符号
化方法を用いているが、これに限らず、例えばハフマン
符号のようなブロック符号に代えてエントロピー符号化
として算術符号を用いるようにしてもよく、算術符号の
一種であるQ-Coderを用いてもよい。
化方法を用いているが、これに限らず、例えばハフマン
符号のようなブロック符号に代えてエントロピー符号化
として算術符号を用いるようにしてもよく、算術符号の
一種であるQ-Coderを用いてもよい。
【0026】また、本各実施例では、直交変換方式にD
CTを適用しているが、このDCT方式には限定され
ず、例えば、アダマール変換、ハール(Harr)変換、傾
斜変換(スラント変換)、対称性サイン変換などを用い
た画像圧縮装置あるいは画像圧縮方法に適用することが
できる。また、符号化テーブルの作成方法やその個数、
テーブルの値等は前述した実施例に限られるものではな
く任意のものが使用可能である。
CTを適用しているが、このDCT方式には限定され
ず、例えば、アダマール変換、ハール(Harr)変換、傾
斜変換(スラント変換)、対称性サイン変換などを用い
た画像圧縮装置あるいは画像圧縮方法に適用することが
できる。また、符号化テーブルの作成方法やその個数、
テーブルの値等は前述した実施例に限られるものではな
く任意のものが使用可能である。
【0027】さらに、上記画像圧縮装置30やヒストグ
ラム装置35等を構成する回路や部材の数、種類などは
前述した実施例に限られないことは言うまでもない。
ラム装置35等を構成する回路や部材の数、種類などは
前述した実施例に限られないことは言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】請求項1、2、3、4、5、6、7、8
及び9記載の発明によれば、離散コサイン変換手段を含
む直交変換手段の出力のヒストグラムを算出し、算出さ
れたヒストグラムを解析して最適な量子化テーブルを作
成するようにしているので、画像に合わせた量子化テー
ブルを作成することができ、精度の高い符号量制御を行
うことができる。
及び9記載の発明によれば、離散コサイン変換手段を含
む直交変換手段の出力のヒストグラムを算出し、算出さ
れたヒストグラムを解析して最適な量子化テーブルを作
成するようにしているので、画像に合わせた量子化テー
ブルを作成することができ、精度の高い符号量制御を行
うことができる。
【図1】画像圧縮装置のブロック構成図である。
【図2】画像圧縮装置のヒストグラム装置のブロック構
成図である。
成図である。
【図3】画像圧縮装置のジグザグスキャン順番を示す図
である。
である。
【図4】画像圧縮装置の各周波数成分毎に総和した値を
示す図である。
示す図である。
【図5】画像圧縮装置の総発生符号量と係数との関係を
示す図である。
示す図である。
【図6】画像圧縮装置のジグザグスキャンの順番を示す
図である。
図である。
【図7】従来の画像圧縮装置のブロック構成図である。
【図8】画像圧縮装置のY用基本量子化テーブルを示す
図である。
図である。
【図9】画像圧縮装置のR−Y,B−Y用基本量子化テ
ーブルを示す図である。
ーブルを示す図である。
30 画像圧縮装置 31 フレームメモリ 32 DCT演算部 33 量子化部 34 量子化テーブル 35 ヒストグラム装置 36 ハフマンテーブルROM 37 ハフマン符号化部 38 符号量RAM 39 符号量制御部 40 データバッファ 41 制御部 51 絶対値算出部 52 加算器 53 ヒストグラムバッファ
Claims (9)
- 【請求項1】 画像データに対し直交変換手段により直
交変換を行なった後、量子化テーブルに基づいて量子化
を行なうとともに、エントロピー符号化手段により符号
化を行なう画像圧縮装置において、 前記直交変換したデータのヒストグラムを算出するヒス
トグラム算出手段と、 前記ヒストグラム算出手段により算出したヒストグラム
に応じた量子化テーブルを作成する量子化テーブル作成
手段と、 を具備したことを特徴とする画像圧縮装置。 - 【請求項2】 前記ヒストグラム算出手段は、直交変換
されたデータの各周波数成分の統計を取ることを特徴と
する請求項1記載の画像圧縮装置。 - 【請求項3】 前記直交変換手段は、離散コサイン変換
を行なう離散コサイン変換手段であることを特徴とする
請求項1に記載の画像圧縮装置。 - 【請求項4】 前記エントロピー符号化手段は、ハフマ
ン符号化を行なうハフマン符号化手段であることを特徴
とする請求項1記載の画像圧縮装置。 - 【請求項5】 画像データを直交変換する第1の工程
と、 前記第1の工程により変換されたデータのヒストグラム
を算出する第2の工程と、 前記第1の工程により変換されたデータを所定の量子化
テーブルにより量子化する第3の工程と、 前記第3の工程により量子化されたデータをエントロピ
ー符号化する第4の工程と、 前記第2の工程で得られたヒストグラムと前記第4の工
程で得られた符号化データのデータ量に応じて前記量子
化テーブルを変更する第5の工程と、 前記第5の工程により変更された量子化テーブルに基づ
いて量子化を行なう第6の工程と、 を具備したことを特徴とする画像圧縮方法。 - 【請求項6】 前記第1の工程は、離散コサイン変換を
行なうことを特徴とする請求項5記載の画像圧縮方法。 - 【請求項7】 前記第2の工程は、離散コサイン変換さ
れたデータの各周波数成分の統計を取ることを特徴とす
る請求項5記載の画像圧縮方法。 - 【請求項8】 前記第5の工程は、ハフマン符号化を行
なうことを特徴とする請求項5記載の画像圧縮方法。 - 【請求項9】 前記第6の工程は、画像データに対し直
交変換を行なう工程含むことを特徴とする請求項5記載
の画像圧縮方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9875292A JPH05276391A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 画像圧縮装置及び画像圧縮方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9875292A JPH05276391A (ja) | 1992-03-24 | 1992-03-24 | 画像圧縮装置及び画像圧縮方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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-
1992
- 1992-03-24 JP JP9875292A patent/JPH05276391A/ja active Pending
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