JPH05276136A - 信号発生方法及び装置 - Google Patents

信号発生方法及び装置

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JPH05276136A
JPH05276136A JP4355710A JP35571092A JPH05276136A JP H05276136 A JPH05276136 A JP H05276136A JP 4355710 A JP4355710 A JP 4355710A JP 35571092 A JP35571092 A JP 35571092A JP H05276136 A JPH05276136 A JP H05276136A
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JP
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signal
frequency
pointer
payload
generating
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Application number
JP4355710A
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English (en)
Inventor
John M Miller
ジョン・マッキンタイア・ミラー
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HP Inc
Original Assignee
Hewlett Packard Co
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J3/00Time-division multiplex systems
    • H04J3/02Details
    • H04J3/14Monitoring arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04JMULTIPLEX COMMUNICATION
    • H04J2203/00Aspects of optical multiplex systems other than those covered by H04J14/05 and H04J14/07
    • H04J2203/0001Provisions for broadband connections in integrated services digital network using frames of the Optical Transport Network [OTN] or using synchronous transfer mode [STM], e.g. SONET, SDH
    • H04J2203/0062Testing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】SONET,SDHネットワーク等の網同期乱れの耐性
試験に用いる信号を発生する。 【構成】1対のシステム間のクロック等の乱れにより入
力データと出力データ間の速度差が発生する状態をシミ
ュレートするための信号を発生する。フレーム・シーケ
ンスとペイロード・シーケンスの周波数差と所定比を成
す平均周波数で、無摂動ポインタ周波数等の異なる周波
数の事象を含む不規則信号を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、規則的ではないが、第1
の周波数で発生する事象(たとえば、パルス)を含む信
号を発生し、所定の時間間隔における全信号の平均周波
数が、2つの別の信号の周波数間における差に対して、
正確な所定の比をなすようにする為の方法及び装置に関
するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】通信機能(音声、コンピュー
タ・データ、ビデオ等)に関する将来における需要の大
幅な増大を見越して、新型システムは、現在用いられて
いるシステムに比べて、ネットワークのフレキシビリテ
ィがかなり大きく、高速度で、トラフィック容量が大き
くなるように設計されている。光通信テクノロジに基づ
く特定のシステムの1つに、同期光ネットワーク(SO
NET)及び相当するCCITT同期デジタル・ハイア
ラキー(SDH)がある。これらのシステムは、最終的
には、既存のいわゆるプレシオクロナス(ほぼ同期し
た)・システムに取って代わることを意図したものであ
る。
【0003】SONETシステムは、単一発生源(例え
ば、プレシオクロナス・システム)から転送されるデー
タ・ストリームをブロックに分割し、制御情報(「オー
バヘッド」と呼ばれる)も含んでいる1つ以上の順次
「フレーム」内の各ブロック(「ペイロード」と呼ばれ
る)を転送するという概念を取り入れたものである。こ
の制御情報によって、該システムは、エラーを検出し、
多くの発生源から多くの宛先に送られる多重化データを
含むことの可能な、全フレーム・ストリーム内における
個々のペイロード・データ・ストリームを識別すること
ができる。
【0004】最も基本的なレベル(SONET STS
−1)の場合、フレームは、810の8ビット・バイト
から構成され、そのうちの27は、オーバヘッドに割り
当てられ、そのうちの783は、ペイロード・データに
利用することが可能であり、フレームの伝送時、オーバ
ヘッド及びペイロード・データは、3バイトのオーバヘ
ッドに87バイトのデータが後続する、前部で9回生じ
るパターンをなして、交番する。1秒毎に、8000の
こうしたフレームが伝送されるので、全ビット伝送速度
は、51.84MHzになる。
【0005】さらに高いレベルの信号を発生することも
可能である。例えば、STS−1信号をインターリーブ
することによって、ビット伝送速度が155.52MH
zのSTS−3信号が生じ、STS−3の伝送時、オー
バヘッド及びペイロード・データは、9バイト(72ビ
ット)のオーバヘッド(各コンポーネント信号STS−
1毎に3つ)に261バイト(2088ビット)のデー
タが後続するパターンをなして、交番する。代替案とし
て、単一信号のペイロードを含み、STS−1信号の3
倍の容量(2349バイト)、81バイトのオーバヘッ
ド、及び、155.52MHzのビット伝送速度を備え
た、いわゆるSTS−3c連結信号を発生することが可
能である。
【0006】SONETのフレームにおけるペイロード
・データの各ブロック・サイズ及びペイロード容量は、
同じであるが、SONETシステムは、フレームのペイ
ロード部分の開始と一致するブロックの開始(「ペイロ
ード・エンベロープ」)を必要としない。異なるSON
ETシステム間における信号の効率の良い多重化及び転
送を容易にするため、ペイロードのエンベロープは、フ
レームのペイロード部分における任意の位置で開始し、
後続フレームに繰り越すことが可能である。各SONE
T信号毎に、オーバヘッド情報には、ペイロード部分の
どのバイトが、そのフレームにおいて開始するペイロー
ド・エンベロープの最初のバイトを構成するかを識別す
る値(「ペイロード・ポインタ」)が含まれている。
【0007】SONETシステムは、動作が同期してい
るが、該システムにとって、クロック信号周波数及び位
相のわずかな摂動に適応できることが不可欠である。こ
うした摂動は、例えば、信号が、1つのSONETシス
テムからもう1つのSONETシステムに伝送される場
合(例えば、国境、または、異なるオペレータに属する
システム間における接続)、あるいは、マスター・クロ
ック信号源が故障し、個々のシステム・コンポーネント
が、スタンバイ・ローカル・クロック信号源に頼らなけ
ればならない場合に発生する可能性がある。
【0008】こうした摂動の影響は、累積すべきデータ
の余剰または不足を生じることにある。従って、接続部
に到着するデータが依存するSONETシステムのクロ
ック周波数に、接続部から送り出されるデータが依存す
る該システムの周波数を何分の1か下回るオフセットが
生じる場合、完全なバイトの累積不足が、周期的に生じ
ることになる。これが生じると、その時点でアセンブル
されるフレームのペイロード・データ・バイト間に(そ
のフレームのペイロード部分内における既定の位置
に)、「空」のバイトが含まれることになり、従って、
そのデータを含むペイロード・エンベロープは、784
のバイト位置を利用して、783の実バイトを送信する
ことになり、不足が補償される。後続の通常のペイロー
ド・エンベロープに関するペイロード・ポインタが、
「拡張」ペイロード・エンベロープに関するペイロード
・ポインタに対して1つ分だけインクリメントされ、後
続エンベロープの最初のバイトが、このフレームの開始
に対して、「拡張」ペイロード・エンベロープの最初の
バイトよりも1バイト遅れて発生しなければならないと
いう事実を反映する。
【0009】同様に、入力クロック周波数に、出力クロ
ック周波数を何分の1が上回るオフセットが生じる場
合、1バイトの余剰が、周期的に累積されることにな
る。この場合、アセンブルされるフレームに関する1バ
イトのデータが、通常のようにペイロード・エンベロー
プ内にではなく、オーバヘッドにおける既定の、通常は
予備のバイト位置に配置されることになり、従って、そ
のフレームは、ペイロード・エンベロープそれ自体にお
ける782バイト位置だけしか用いずに、必要な783
データ・バイトを送信するので、余剰が吸収される。後
続の通常のペイロード・エンベロープに関するペイロー
ド・ポインタが、「圧縮」ペイロード・エンベロープに
関するペイロード・ポインタに対して1つ分だけデクリ
メントされ、後続エンベロープの最初のバイトが、この
場合、そのフレームの開始に対して、「圧縮」ペイロー
ド・エンベロープの最初のバイトよりも1バイト早く発
生するという事実を反映する。
【0010】STS−3c連結信号の場合、単一のペイ
ロード・ポインタが存在し、3バイトのステップで、変
更が行われるので、「拡張」STS−3cペイロード・
エンベロープは、2352バイト位置を利用して、23
49の実バイトを送信し、「圧縮」ペイロード・エンベ
ロープは、ペイロード・エンベロープそれ自体における
2346バイト位置だけしか用いずに、2349バイト
を送信する。
【0011】通常の動作時、1対のSONETシステム
は、同期性が高く、周波数の変動は、主として、長期
(例えば、日毎)のふらつきとして生じるが、故障ホー
ルド・オーバ状態の場合、わずかな周波数のオフセット
が生じ、おそらく、短期の揺らぎが重なることになる可
能性がある。結果としてのペイロード・ポインタ値の変
化は、10〜100ミリ秒以上といったオーダの間隔で
(例えば、300〜3000以上のフレーム毎に)生じ
ることになる。故障ホールド・オーバ状態の場合、一般
に、こうしたペイロード・ポインタの変化が定常シーケ
ンスで生じる可能性がある。最終結果として、ペイロー
ド・エンベロープは、固定シーケンスのSONETフレ
ームに対して、漸次「移動」するように見える。
【0012】SONETシステムをテストする場合、該
システムが、こうしたペイロード・ポインタの変化によ
って導入されるタイミングの不連続性によって、許容で
きない歪を生じることなく、もとの入力データ・ストリ
ームを正確に再生するということを確認できることが重
要になる。従って、シミュレートされたSONETトラ
フィック・ストリームを発生するテスト・セットにおい
ては、最悪の場合、ペイロード・ポインタ値が、漸次変
化して、SONETフレームに対する周波数のオフセッ
トによって導入されるペイロード・エンベロープの「移
動」をシミュレートする、また、ジッタのような周波数
の摂動の影響をシミュレートするため、ペイロード・ポ
インタ値の追加変化の形をとる偶発的摂動が重ね合わせ
られる、SONETフレームを発生することが必要にな
る。
【0013】従って、公称で30秒持続する期間にわた
る測定を伴う特定のテストの場合、周波数のオフセット
をシミュレートするためには、36ms〜10s間隔の
ポインタ変化が必要になるが(全部で830〜3の変化
に相当する)、摂動が生じると、1つの追加ポインタの
変化が重ね合わせられるか、または、1つの通常の変化
が抑制されることになる。他の環境では、信号には、ほ
ぼ規則的なシーケンスによるポインタの変化が必要とさ
れるが、いくつかの追加変化または抑制された変化の間
欠的なバーストが伴うことになる。
【0014】こうしたテスト信号の合成には、ポインタ
の変化数、すなわち、該変化が必要になる回数が、ペイ
ロード・エンベロープの周波数とSONETフレームの
周波数のオフセットによって決まるという、問題があ
る。例えば、任意にトリガする、36ms毎のポインタ
の変化は、必ずしもフレームのシーケンスと同期せず、
フレーム・シーケンスとペイロード・エンベロープのシ
ーケンスとの間における累積オフセットを正確に反映し
ないで、最終的に、データの余剰または不足を生じるこ
とになる可能性があるため、十分ではない。
【0015】さらに、各測定期間における1つ以上のポ
インタの変化を重ね合わせたり、あるいは、抑制したり
する必要があるため、ポインタの変化のシーケンスに不
規則性が導入されることになるが、ポインタの変化間に
おける特定の期間は、この例外とは切り離して維持しな
ければならない。送信されるバイト数を増減させるだけ
では、所望の間隔である1/n秒の代わりに、1/(n
+1)または1/(n−1)秒毎に、ポインタの変化が
生じることになるので(1回多い変化または1回少ない
変化の場合)、十分ではない。
【0016】
【発明の目的】従って、本発明の目的はある所定の時間
間隔(この場合、測定期間)にわたって事象の発生する
平均周波数が、他の2つの信号の間における周波数の差
に対して所定の正確な整数比をなし、別の所定の周波数
で生じる事象をも含む不規則な信号を発生することによ
り上記の問題を解決することである。
【0017】
【発明の概要】本発明の態様の1つによれば、所定の第
1の周波数f1で生じる事象(パルスのような)を含む
第1の信号(例えば、パルス列)を発生し、所定の時間
間隔で発生する全ての事象が、第2と第3の信号間にお
ける差dfに対して正確な所定の比をなす、所定の平均
周波数f2を備えるようにする方法が得られるが、該方
法は、
【0018】周波数f3で第4の信号を発生するステッ
プと、前記第4の信号から周波数f3+f4で第5の信
号を発生するステップと、前記第4の信号から前記第2
の信号を導き出し、前記第5の信号から前記第3の信号
を導き出すステップと、前記周波数f1で、前記差周波
数dfに対して所定の比をなすように、前記第4の信号
から中間信号を発生するステップと、前記周波数f1と
f2の差に等しい、前記所定の時間間隔にわたって、平
均周波数を有する摂動信号を発生するステップと、前記
中間信号と前記摂動信号を組み合わせて、前記第1の信
号を形成するステップから構成される。
【0019】実施例の1つでは、データは、前記第2の
信号と第3の信号の一方の周波数に比例した速度で、弾
性記憶装置に入力され、前記第2の信号と第3の信号の
もう一方の周波数に比例した速度で、取り出されること
になるが、前記弾性記憶装置からのデータの流れに関す
る制御は、少なくとも前記第1の信号に基づいて、行わ
れる。代替案として、少なくとも前記第1の信号に基づ
いて、前記第2の信号のギャップ付きバージョンを発生
することが可能であり、データ発生器は、前記ギャップ
付きバージョンの前記第2の信号によって、データ転送
速度が、前記第3の信号に比例するように刻時される。
第5の信号と中間信号は、位相累積によって、第4の信
号から発生させることができる。
【0020】本発明のもう1つの態様によれば、所定の
第1の周波数f1で生じる事象を含む第1の信号を発生
し、所定の時間間隔で発生する全ての事象が、第2と第
3の信号間における差dfに対して正確な所定の比をな
す、所定の平均周波数f2を備えるようにする装置が得
られるが、該装置は、
【0021】周波数f3で第4の信号を発生するための
手段と、前記第4の信号から周波数f3+f4で第5の
信号を発生するための手段と、前記第4の信号から前記
第2の信号を導き出し、前記第5の信号から前記第3の
信号を導き出すための手段と、前記周波数f1で、前記
差周波数dfに対して所定の比をなすように、前記第4
の信号から中間信号を発生するための手段と、前記周波
数f1とf2の差に等しい、前記所定の時間間隔にわた
って、平均周波数を有する摂動信号を発生するための手
段と、前記中間信号と前記摂動信号を組み合わせて、前
記第1の信号を形成するための手段から構成される。
【0022】本発明によれば、正確な周波数比で、不規
則な信号が関連しているどちらかの信号における周波数
のドリフトとは関係なく、不規則な信号を発生すること
が可能になる。
【0023】
【発明の実施例】本発明の説明は、SONET信号伝送
装置の動作に対する、周波数のオフセット及び位相の変
動によって生じるペイロード・ポインタの変化の影響を
テストすることを意図した、SONET STS−3c
連結信号の合成に関連して行うことにする。ただし、理
解しておくべきは、本発明は、他の信号速度及びレベル
で動作するSONET装置と、相当するSDHシステム
(例えば、SDH STM−1信号を利用する)の両方
に、また、さらに一般的には、精密な平均周波数を備え
た不規則な信号が必要とされる他の状況にも適用するこ
とが可能という点である。完全なSTS−3c信号の合
成には、本発明に関連したステップ以外に、いくつかの
ステップが必要になるが、こうした追加ステップは、本
発明の一部をなすものではなく、本発明の完全な理解に
は不要であり、当該技術の通常の技能者にとって周知の
ところである。従って、ここでは、こうした追加ステッ
プに関する説明は、行わない。
【0024】使用時、合成STS−3c信号は、正確な
割合(8000フレーム/s)でフレームを含むことが
必要になるが、この場合、ペイロード・エンベロープ
は、上述のように、フレーム・シーケンスに対して時々
「移動」するので、これに関連して、ペイロード・ポイ
ンタの値が変化する。各テスト毎に、ユーザは、関連テ
ストの仕様で示されているように、36ms〜10sの
範囲で、ポインタ値の変化の間隔を設定することができ
る必要がある。任意の期間は、シミュレートする周波数
のオフセットの特定の値に対応する−周波数のオフセッ
トが大きければ、余剰または不足データの累積が速くな
り、従って、補償ポインタの変化間の期間が短くなる。
【0025】ポインタの変化は、インクリメント
(「空」バイト)とデクリメント(「余剰」バイト)の
いずれの方向にも生じる可能性がある。さらに、ユーザ
は、信号に加えるべき追加「摂動」を選択することがで
きるが、この例の場合、該摂動には、インクリメントと
デクリメントのいずれかになる可能性がある、測定期間
中における1つ余分なペイロード・ポインタの変化が含
まれることになる。ただし、留意すべきは、本発明は、
不規則性が1つのシーケンスに対する単一メンバの追加
または削除からなる場合に制限されるものではないとい
う点である。他のテストの場合、追加または脱落するい
くつかのポインタの変化の摂動バーストを含むことが望
ましい場合もある。
【0026】図1には、簡略化した事例が示されている
が、この場合、ユーザは、ペイロード・ポインタの変化
時期が測定期間を通じて等間隔をなすように、テスト信
号を要求している。各グラフの傾斜したラインは、例え
ば、先入れ先出し(FIFO)バッファにおける、シミ
ュレートされる周波数のオフセットに比例した速度(ラ
インの勾配)によるデータの累積を表している。水平方
向のドット・ラインは、データの累積がデータ転送の完
全な1単位(例えば、1バイト)を超えることになる、
しきい値を示している。垂直方向のライン・セグメント
は、データ累積の補償時における、実ポインタの変化を
示している。時間軸に沿ったチック・マーク(時刻指
示)は、ユーザの要求するポインタの変化が生じる時を
表している。
【0027】図1のaには、「余剰」バイトで(データ
の漸進的累積)、追加ポインタの変化が1つの場合にお
ける、所望のシーケンスが示されている:従って、測定
期間の1/3が過ぎると、ポインタが1つ分デクリメン
トし、2/3が過ぎると、もう1つ分デクリメントし、
該期間の終了時には、続いて急速に2つ分の変化が生じ
る(実際には、SONET仕様が許容する最小値であ
る、4フレームの間隔をおいて)。図1のbには、非安
定FIFOにデータを供給するだけの効果(望ましくな
い)が示されている:データの累積が、しきい値レベル
を超える毎に、余剰バイトが挿入され、ポインタが変化
する(留意すべきは、測定期間中に、約240,000
SONETフレームが合成されるという点である。)
【0028】従って、実際には、4つの独立したポイン
タの変化が生じるが、二重の変化は生じない。同様に、
図1のcには、やはり、「余剰」バイトであるが、抑制
されるポインタの変化が1つの場合における、所望のシ
ーケンスが示されている(やはり、期間の終了時)。図
1のdには、非安定FIFOを利用する結果が示されて
いる:2つの変化が生じるが、間隔が不適切であり、終
了時に、抑制された変化は生じない。実際には、FIF
Oは、あふれることもあれば(データが累積中の場
合)、データの不足をシミュレート中の場合には、完全
に空になることもある。
【0029】図2及び図3に示す回路は、この問題を回
避するようになっている。
【0030】図2を参照すると、電圧制御式発振器(V
CXO)12が、139.264MHzのビット伝送速
度でパルス化信号を発生し、この信号は、帯域フィルタ
14を介してミクサ16に供給される。水晶発振器18
は、16.256MHzのビット伝送速度で、もう1つ
の帯域フィルタ20を介して、ミクサ16に第2のパル
ス化信号を供給する。発振器12及び18の周波数は、
ミクサ16によって生じる和信号の周波数が、155.
52MHz、すなわち、SONET STS−3信号の
公称ビット伝送速度になるように選択される。この和信
号は、帯域フィルタ22を介して、公称クロック信号N
として供給される。所望の場合、VCXO12は、公称
クロック信号Nとテスト装置の他のどこかにおける信号
との同期をとる位相ロック式ループ(不図示)の一部を
なすことができる。
【0031】水晶発振器18の出力は、クロック入力信
号として、例えば、米国カリフォルニア州サンディエゴ
のQualcommによって製造されたQ2334 D
ual Direct Synthesizerといっ
た、二重チャネル直接デジタル・シンセサイザ(DD
S)24の両方のチャネル24a及び24bにも供給さ
れる。DDS24の各チャネルは、比率記憶回路26
(例えば、ユーザの入力する選択に基づいて、ルック・
アップ・テーブルからの値を供給するようになっている
記憶装置とすることが可能である)からそれぞれの比率
制御信号も受信する。当該技術の熟練者には周知のよう
に、DDS24の各チャネルは、位相累積によって、そ
の16.256MHzの入力信号から導き出される信号
のサンプルを表した一連のデジタル値を発生するが、そ
の出力信号の周波数は、入力信号の周波数に対して、そ
れぞれの比率制御信号の値(i)とDDSの分解能
(j)(Q2334の場合、この分解能は232)に基づ
き、i/jの整数比をなす。
【0032】DDSチャネル24aからの出力信号は、
ラッチ28を介してデジタル・アナログ変換器(DA
C)30に供給され、該変換器によって、DDS24a
からのデジタル・サンプルのシーケンスによって表され
る、実際の振幅サンプル値信号が得られる。DAC30
からのパルス化信号は、x4周波数逓倍器31及び帯域
フィルタ32を介してミクサ34に供給され、該ミクサ
は、また、バッファ増幅器36を介して、VCXO12
から139.264MHzの信号も受信する。ミクサ3
4からの和信号は、帯域フィルタ38を介してオフセッ
ト・クロック信号Oとして供給される。DDS24aに
供給される比率制御信号によって、周波数逓倍器31の
出力周波数は、DDS24aに対するクロック入力信号
の周波数(16.256MHz)と同じになる場合、オ
フセット・クロック信号Oの周波数は、155.52M
Hz、すなわち、公称クロック信号Nと同じになる。D
DS24aに供給される比率制御信号に関する他の値に
よって、オフセット・クロック信号Oの周波数は、この
値から相応じてオフセットすることになる。この比率制
御信号に関して可能性のある値は、ポインタの変化間に
おける平均期間に対応する周波数のオフセットを生じる
ように選択される(非摂動変化の場合、平均期間は、ポ
インタの変化間におけるユーザの選択した実際の間隔に
なり;摂動変化の場合には、平均期間は、摂動を考慮し
て、ユーザの選択した値とはわずかに異なることにな
る)。
【0033】DDS24bに供給される比率制御信号
は、同様に、ポインタの変化間における(摂動であれ、
非摂動であれ)ユーザの選択した期間の整数倍において
(1を含むことが可能)、出力を生じるように選択され
る。
【0034】DDSチャネル24bからの出力信号(す
なわち、その信号の符号ビット)が、ペイロード・ポイ
ンタの変化間における所望の規則的間隔によって決まる
値のロードされた割算器40に供給される。DDS24
bからの信号の各順次サイクルに、2つの符号変化が含
まれるので、割算器40は、その信号のサイクルを有効
にカウントする。割算器40にロードされる値は、ユー
ザが設定した間隔内で生じるこうしたサイクルの数に基
づいて選択される。割算器40からの出力は、従って、
1つ以上のフレームのペイロード・エンベロープに
「空」バイトを混入し得る機会の発生(少なくとも4フ
レーム離れる)、あるいは、1つ以上のフレームのオー
バヘッドにおける通常は空の予約位置にデータ・バイト
を挿入し得る機会の発生を示す信号(中間ポインタ信号
P)であり、いずれの場合にも、関連するペイロード・
ポインタ値の変化を伴うことになる。
【0035】例えば、100msのペイロード・ポイン
タ値の変化と30.36875s持続するテスト期間の
間における公称間隔の場合、DDS24bに供給される
実際の比率は、2610であり、1/(2610×16
256000/232)=101.23msの実間隔が得
られる。DDS24aに供給される対応する比率は、周
波数が公称値から1625×16256000/232×
4=+/−246.079Hzだけオフセットする場合
(1つの「余剰」バイトまたは「空」バイトが追加され
る)、(r+/−16254)になり、あるいは、周波
数が、16146×16256000/232×4=+/
−244.444Hzだけオフセットする場合(1つの
「余剰」バイトまたは「空」バイトが抑制される)、
(r+/−16146)になる可能性があるが、ここ
で、rは公称クロック信号の周波数を生じる比率であ
る。
【0036】次に図3を参照すると、オフセット・クロ
ック信号Oは、第1のクロック処理回路50に供給さ
れ、クロック信号に、ペイロード・データではなく、オ
ーバヘッド・データが伝送される期間に対応するギャッ
プが挿入される。従って、STS−3c信号の場合、回
路50の出力は、72のパルスが持続する(オーバヘッ
ドの場合)ギャップによって分離された2088のクロ
ック・パルス(フレームのペイロード部分の持続時間)
・ブロックから構成される。1フレームには、72パル
ス・ギャップと2088パルス・ブロックが9セット必
要になる。
【0037】オフセット・ビット伝送速度によるこのギ
ャップ付きクロック信号は、データ発生器52、及び、
既知の方法により、デュアル・ポート・ランダム・アク
セス・メモリで構成可能な、先入れ先出し(FIFO)
弾性記憶装置54の第1のクロック入力に供給される。
データ発生器52は、例えば、疑似ランダム2進シーケ
ンス(PRBS)を組み込むことが可能であり、STS
−3テスト信号に組み込まれて、テストを受けるSON
ET装置に加えられる2進テスト・データ・デジットの
シーケンスを発生する。これらのデータの発生、及び、
該データのFIFOへの転送は、回路50からのギャッ
プ付きクロック信号によって同期がとられる。
【0038】公称クロック信号Nは、同様に、第2のク
ロック処理回路56に供給され、この回路は、さらに、
ポインタ制御回路58からの信号も受信する。このポイ
ンタ制御回路は、同期のとれたSTS−3信号に、正の
ポインタ変化(含めるべき「空」バイト)と負のポイン
タ変化(オーバヘッドにおける通常の予約位置に含める
べき「余剰」バイト)のいずれを含めるべきかに関す
る、及び、摂動に、ポインタの変化の追加と抑制のいず
れが伴うかに関するユーザ制御による指示を加えた、中
間ポインタ信号Pを受信する(後述のように、信号フレ
ームとの同期の後)。この指示は、DDS24aに供給
される比率制御信号の値、とりわけ、その値によって生
じる周波数のオフセット方向(それぞれ、低または高)
及び量と連係する。ポインタ制御回路は、必要になる可
能性のあるいくつかのポインタ変化のバーストの周波数
及び持続時間に関する指示を受信することもできる。ポ
インタ制御回路58は、ポインタ値の変化が生じる毎
に、同期のとれたポインタ変化信号を第2のクロック処
理回路56に送り、正と負のいずれの変化が必要かを指
示する。
【0039】DDS24aによって発生するオフセット
・クロック信号Oによって生じるデータ・バイトの余剰
または不足は、摂動と非摂動の両方の場合とも、同期の
とれたポインタ変化信号が誘発するポインタの変化によ
って正確にバランスがとられる。従って、ポインタ制御
回路58からのポインタ変化信号の全平均周波数は、ク
ロック信号OとNの間の周波数の差に対して正確に比例
する。クロック信号は、ビットに関連しているが、ポイ
ンタ変化信号は、バイトに関連しているので、比率は、
8の因数になる。
【0040】各フレーム毎に、第2のクロック処理回路
56は、通常のフレーム、「空」バイトを備えたフレー
ム(正のポインタ変化)、及び、「余剰」バイトを備え
たフレーム(負のポインタ変化)のうちどれを発生すべ
きかによって、連結STS−3cペイロードの場合、公
称ビット伝送速度で、ギャップ付きクロック信号の3つ
のシーケンスのうちの1つを発生する:
【0041】通常フレーム:9セットの72パルス・ギ
ャップ及び2088パルス・ブロック(第1のクロック
処理回路50に関して);「空」バイト・フレーム:3
セットの72パルス・ギャップ及び2088パルス・ブ
ロック;1セットの96パルス・ギャップ及び2064
パルス・ブロック;5セットの72パルス・ギャップ及
び2088パルス・ブロック;「余剰」バイト・フレー
ム:3セットの72パルス・ギャップ及び2088パル
ス・ブロック;1セットの48パルス・ギャップ及び2
112パルス・ブロック;5セットの72パルス・ギャ
ップ及び2088パルス・ブロック。
【0042】従って、「空バイト」フレームの場合、ペ
イロード部分における第4のブロックは、長さが258
バイトしかなく、3つの「空」バイトが先行し、「余剰
バイト」フレームの場合、ペイロード部分における第4
のブロックは、長さが258バイトであり、これらのう
ち最初の3つは、オーバヘッドにおける通常の予約位置
を占めることになる。
【0043】公称ビット伝送速度の、第2のクロック処
理回路56からのギャップ付きクロック信号は、FIF
O54からオーバヘッド発生器60へのデータ転送に対
するゲート制御に利用され、該オーバヘッド発生器は、
各STS−3フレームのオーバヘッド部分に含めるべき
システム制御及びエラー検出データを合成し、公称クロ
ック速度信号Nと同期して、該データをFIFO54か
らのデータ・ストリームのギャップ付きクロック信号に
よって形成されるギャップに挿入する。オーバヘッド発
生器60は、また、ポインタ制御回路58からポインタ
変化制御信号も受信し、この制御信号に基づき、必要に
応じて、オーバヘッドにおけるペイロード・ポインタの
値を変更する。
【0044】必要に応じてペイロード・ポインタの変化
を組み込んだ、最終合成STS−3信号は、並列・直列
変換及び光形式への変換といった最終処理、及び、テス
トすべきSONETシステムに対する適用を行うオーバ
ヘッド発生器60から得られる。さらに、順次フレーム
を指示するフレーム同期信号が、発生器60によってフ
レーム・カウント及び同期回路62に供給されるが、該
回路は、さらに、中間ポインタ信号Pも受信する。この
回路62は、発生器60によるフレームの発生と同期し
て、中間ポインタ信号をポインタ制御回路58に送るの
で、「空」または「余剰」バイト及び関連するポインタ
の変化の導入は、フレーム内の正確なポイントで誘発す
ることができる。さらに、フレーム・カウント及び同期
回路62は、例えば、2つ以上の変化を続けて迅速に行
う必要のある場合に、4フレームだけ変化の間隔あける
ため、ポインタ変化間におけるフレームのカウントを示
すことも可能である。
【0045】ポインタ制御回路58の効果は、必要な全
ての追加ポインタ変化を1つずつ、または、バーストと
して追加するか、または、抑制することによって、中間
ポインタ信号Pを摂動させ、これによって、追加変化を
中間信号自体の正規のシーケンスに重ね合わせて、所望
の不規則な信号(特定の例の場合、必要とされる全てが
1である)が生じるようにすることである。従って、こ
の回路は、所望の追加または抑制余剰または空バイト、
あるいは、こうしたバイトのバーストを生じさせ、さら
に、中間ポインタ信号と組み合わせられることになる
「摂動」信号を発生するものとみなすことが可能であ
る。もちろん、上述の信号のうちには、特定の実施例に
おいて、回路要素によって伝送される実パルス列を構成
するものもあり、あるいは、所望の結果を得るために、
回路コンポーネントによって実施される処置のシーケン
スを構成するものもある。
【0046】100msのペイロード・ポインタ変化間
における公称間隔にわたって(実間隔は101.23m
s)上述の例を利用すると、測定期間が30.3687
5sの場合、ペイロード・ポインタの変化する機会は3
00存在することになる。ビット伝送速度のオフセット
が、公称伝送速度を246.079Hzだけ超えている
場合、測定期間における余剰ビット数は、7473(丸
めて)になるが;これは、7473×(261/27
0)/8=903余剰バイトのペイロード・データに相
当する(実際には、全部で270バイトのうち261バ
イトだけしかペイロードに利用されない−残りは、オー
バヘッドに利用されるので、261/270の係数が含
まれている)。従って、3つの「余剰」バイトを含むこ
とが可能であり(通常の予約オーバヘッド位置に)、ペ
イロード・ポインタは、相応じて、300あるポインタ
変化の各機会毎に、デクリメントするので、必要な追加
ポインタ変化のために、さらに3つの「余剰」バイトを
利用することが可能になる。
【0047】ビット伝送速度のオフセットが、公称伝送
速度を244,444Hzだけ超える場合、測定期間に
おける余剰ビット数は、7423(丸めて)になるが;
これは、7423×(261/270)/8=897余
剰バイトのペイロード・データに相当する。従って、通
常の予約オーバヘッド位置に3つの「余剰」バイトを含
むことが可能であり、ペイロード・ポインタは、相応じ
て、299あるポインタ変化の各機会毎に、デクリメン
トするので、やはり、必要に応じて、用いられないポイ
ンタ変化の機会が1つ残されることになる。
【0048】同様に、ビット伝送速度のオフセットが、
公称伝送速度を246.079Hzまたは244,44
4Hzだけ下回ると、それぞれ、903または897バ
イトの不足が生じ、301または299ある(すなわ
ち、300+/−1)ポインタ変化の各機会毎に、ペイ
ロード・エンベロープに3つの「空」バイトを含むこと
が可能になる(そして、ペイロード・ポインタが相応じ
てインクリメントする)。
【0049】注目されるのは、図3の回路の動作は、デ
ータの発生を制御するために利用されるオフセット・ク
ロック伝送速度信号O、及び、最終出力信号における完
全なフレームの発生を制御するために利用される公称ク
ロック伝送速度信号Nに関連して解説してきたが、該回
路は、これらのクロック信号に関して対称性である。従
って、該回路は、公称信号Nが、第1のクロック処理回
路50に供給され、オフセット信号Oが、第2のクロッ
ク処理回路56及びオーバヘッド発生器60に供給され
るように、動作させることも可能である。
【0050】DDS24に供給される比率制御信号の値
は、下記のように計算される: (1)DDS24aによって発生する信号の周波数は、
測定期間TにおいてデータのE余剰(または不足)バイ
トを発生する量だけオフセットする必要がある;このオ
フセットは、非摂動オフセット・クロック速度に対して (8E/T) あるいは、公称クロック信号Nに対して (8E/T)×(270/261) である(STS−3フレームにおける全部で270バイ
トのうち、261バイトだけしかペイロード・データに
利用されないという事実を考慮して)。
【0051】(2)このオフセットが、DDSの周波数
分解能によって正確に分解可能な場合、測定期間Tは、 オフセット/周波数分解能 が整数になるように選択しなければならない。周波数分
解能は、 F/R によって得られ、ここで、Fは、クロック入力周波数で
あり、Rは、DDSのデジタル分解能である。従って、 (240×E×R)/(T×29×F) は、整数でなければならない。測定期間毎にE=1余剰
バイトという特定の例の場合、F=16.256MHz
及びR=232、 (240×232)/(29×T×16256000) =2186.55/T(約) は、整数でなければならない。測定期間が30sの場
合、Tに関して都合の良い値は、72である(73の方
が近いが、ポインタの変化間における間隔にとって最適
な分解能が得られるようにするため、240との公約数
をより多く備えるものとして、72が選択される)。こ
れによって、測定期間に関する実持続時間2186.5
5/72=30.37sが得られる。Tに関する正確な
値は、T=(240x232)/(29x1625600
0x72)によって得られる。
【0052】(3)測定期間における整数のポインタ変
化数を求めるため、中間ポインタ信号Pの周波数f1
は、1/Tの整数倍mでなければならない;この数が、
DDS24bによって正確に得られるようにするため、
この周波数は、また、DDS周波数の分解能F/Rの整
数倍kでなければならない。従って、 f1=m/T=kF/R 従って、Iがk及びmの最大公約数である場合、K=k
/I及びM=m/I、 R/FT=k/m=(I×K)/(I×M)=K/M R及びTの特定の値が上述の場合、 R/FT=(232/16256000)×(29×16256000×72) /(240×232) =29×72/240 =87/10=K/M 従って、I=f1(M/T) となり、これにより、ポインタ変化間における公称間隔
が100ms(=10Hz)の場合、 I=RINT(10×30.37/10)=30 が得られるが、ここで、RINTは、最も近い整数値に
対する丸め操作を表している。この場合、ポインタ変化
間における実間隔は、 1/f1=T/(M×I)=30.37/(10×30)=101.23ms
【0053】(4)測定期間におけるポインタ変化数
は、 m=I×M=30×10=300 従って、STS−3信号の測定期間に、データの3つの
追加「空」または「余剰」バイトが得られるようにする
ため、オフセット・クロック信号Oと公称STS−3ク
ロック周波数との周波数差oは、 o=3×270/261×8×(m+1)/T=3×270/261×8× 301/30.37=246.079Hz。 3つ少ないバイトに関する同様の計算によって、 o=3×270/261×8×(m−1)/T=3×270/261×8× 299/30.37=244.444Hz。
【0054】(5)DDS24aの比率制御値は、値r
(公称クロック速度を生じる)からo/(F/R)/4 だけシフトする。余剰データの場合、これは、 =3×270/261×8×(m+1)×R/(F×T×4) =180×(m+1)×K/(29×M) =54×(m+1)。 ここで、4で割るのは、逓倍器31の効果を考慮してい
る。同様に、不足の場合(1つのポインタ変化が抑制さ
れる)、値は、 54×(m−1)。 従って、1つのポインタ変化が追加される場合、シフト
は、 54×301=16254。 1つのポインタ変化が抑制される場合、シフトは、 54×299=16146。
【0055】(6)DDS24bに関する実比率制御値
は、 f1(F/R)=f1×R/F =M×I×R/T×F =M×I×K/M =I×K 従って、間隔が101.23msの場合、値は、30×
87=2610。
【0056】(7)この例におけるポインタ変化間にお
ける別の間隔tに関する値は、下記のように計算するこ
とができる: I=RINT((T/M)/t) m=M×I DDS比率シフト(ポインタ変化が1つ追加)=+/−
54x(m+1) DDS比率シフト(ポインタ変化が1つ抑制)=+/−
54x(m−1) ポインタ変化信号に関するDDS比率=IxK ポインタの変化方向(インクリメントまたはデクリメン
ト)、余剰または抑制変化の選択、及び、周波数のオフ
セット方向の関係については、下記の表に要約されてい
る:
【0057】
【表1】
【0058】「主周波数オフセット」は、オフセット・
クロック信号Oを得るため、公称クロック信号Nに対し
て、DDS比率シフトを加えるべき向き(+veまたは
−ve)を表しており;「追加周波数オフセット」は、
(m+1)と(m−1)のいずれを利用すべきかを表し
ている。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、正確な周波数比で、不
規則な信号が関連しているどちらかの信号における周波
数のドリフトとは関係なく、不規則な信号を発生するこ
とが可能になる。それ故、本発明は、SONETやSD
H等のネットワークのテストに極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例により生じさせうる効果を説明
するためのグラフである。
【図2】本発明の一実施例の装置の第一の部分の概略ブ
ロック図である。
【図3】本発明の一実施例の装置の第二の部分の概略ブ
ロック図である。
【符号の説明】
12:電圧制御式発振器 18:水晶発振器 24a,24b:直接デジタル・シンセサイザ24の各
チャネル 26:比率記憶回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】後記(イ)及至(ヘ)のステップから成
    り、所定の第1の周波数f1で生じる事象を含む第1の
    信号を発生し、所定の時間間隔で発生する全ての事象
    が、第2と第3の信号間における周波数差dfに対して
    正確な所定の比をなす、所定の平均周波数f2を備える
    ようにする信号発生方法。 (イ)周波数f3で第4の信号を発生するステップ, (ロ)前記第4の信号から周波数f3+f4で第5の信
    号を発生するステップ, (ハ)前記第4の信号から前記第2の信号を導き出し、
    前記第5の信号から前記第3の信号を導き出すステッ
    プ, (ニ)前記周波数f1で、前記差周波数dfに対して所
    定の比をなすように、前記第4の信号から中間信号を発
    生するステップ, (ホ)前記周波数f1とf2の差に等しい、前記所定の
    時間間隔にわたる平均周波数を有する摂動信号を発生す
    るステップ, (ヘ)前記中間信号と前記摂動信号を組み合わせて、前
    記第1の信号を生成するステップ。
  2. 【請求項2】前記第1,第2,第3,第4,第5の信号
    と前記中間信号と前記摂動信号とが、パルス列から成
    り,前記事象が前記第1の信号におけるパルスを含むも
    のである。請求項1記載の信号発生方法。
  3. 【請求項3】後記(イ)及至(ヘ)とから成り、所定の
    第1の周波数f1で生じる事象を含む第1の信号を発生
    し、所定の時間間隔で発生する全ての事象が、第2と第
    3の信号間における周波数dfに対して正確な所定の比
    をなす、所定の平均周波数f2を備えるようにするため
    の信号発生装置。 (イ)周波数f3で第4の信号を発生するための手段, (ロ)前記第4の信号から周波数f3+f4で第5の信
    号を発生するための手段, (ハ)前記第4の信号から前記第2の信号を導き出し、
    前記第5の信号から前記第3の信号を導き出すための手
    段, (ニ)前記周波数f1で、前記差周波数dfに対して所
    定の比をなすように、前記第4の信号から中間信号を発
    生するための手段, (ホ)前記周波数f1とf2の差に等しい、前記所定の
    時間間隔にわたって、平均周波数を有する摂動信号を発
    生するための手段, (ヘ)前記中間信号と前記摂動信号を組み合わせて、前
    記第1の信号を形成するための手段。
  4. 【請求項4】前記信号の各々がそれぞれのパルス列から
    成り,前記事象が前記第1の信号のパルス列を含む請求
    項3記載の信号発生装置。
JP4355710A 1991-12-18 1992-12-18 信号発生方法及び装置 Pending JPH05276136A (ja)

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