JPH05276028A - 非常に高い周波数のクロック及びデータ回復回路用の位相検知器 - Google Patents

非常に高い周波数のクロック及びデータ回復回路用の位相検知器

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JPH05276028A
JPH05276028A JP18712392A JP18712392A JPH05276028A JP H05276028 A JPH05276028 A JP H05276028A JP 18712392 A JP18712392 A JP 18712392A JP 18712392 A JP18712392 A JP 18712392A JP H05276028 A JPH05276028 A JP H05276028A
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data signal
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Hee Wong
ウォン ヒー
Tsun-Kit Chin
チン ツン−キット
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    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
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    • HELECTRICITY
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    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
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    • H03L7/0991Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop the oscillator being a digital oscillator, e.g. composed of a fixed oscillator followed by a variable frequency divider
    • HELECTRICITY
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    • H04L7/0016Arrangements for synchronising receiver with transmitter correction of synchronization errors
    • H04L7/002Arrangements for synchronising receiver with transmitter correction of synchronization errors correction by interpolation
    • H04L7/0025Arrangements for synchronising receiver with transmitter correction of synchronization errors correction by interpolation interpolation of clock signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop

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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 NRZ及びNRZIデータストリームに対し
て使用され、「遅延不整合間題」を生ぜず、「アイオー
プニング」の統計的中心を捜し出す。 【構成】 受取ったデータストリームD1Nにおける各
データ遷移に対し、位相検知器150は二つのパルス信
号PD1及びPD2の形態で比例的な位相エラー情報を
発生する。パルス信号PD1のパルス幅はデータ信号遷
移とPLLクロック信号との間の位相エラーの大きさ及
び方向に対応している。パルス信号PD2の固定したパ
ルス幅はPLLクロック信号PCL−Kの周期の半分と
等しい。位相検知器はそれぞれ同一の並列回路CELL
1〜CELL6とCELL7,CELL8を使用して回
復データ信号及び回復クロック信号を発生し回復信号は
時間的に同期されている。回復データ信号は位相エラー
検知経路内の信号から派生され、データ回復及びクロッ
ク回復に対し二つの別個の回路を設ける必要がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大略、非常に高い周波
数(例えば、50MHz以上)のフェーズロックループ
において使用される位相検知器に関するものであって、
更に詳細には、NRZ(ノンリターンツーゼロ、即ちゼ
ロ復帰なし)及びNRZI(ノンリターンツーゼロイン
バーテッド、即ちゼロへの復帰なし反転型)データスト
リームに対するクロック及びデータ回復回路において使
用される位相検知器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】デジタルデータ信号受信器を設計する技
術分野における当業者にとって公知の如く、この様な受
信器において、受信器の内部クロックを入力信号の「搬
送周波数」と同期させるためにフェーズロックループ
(PLL)を使用することが一般的である。PLLによ
り発生されるクロック信号は、本明細書においては、
「回復クロック」と呼ぶこととする。クロック及びデー
タ回復回路の基本的な機能は、回復クロックがデータシ
ンボルの最適な位置(中心)において入力データをサン
プルすることが可能であるように入力データ遷移からク
ロック信号を回復することである。
【0003】多くのデータ通信システムにおいては、デ
ータはNRZ又はNRZIのデータコーディングを使用
して送信される。なぜならば、この様なコーディングは
帯域幅が効率的だからである。NRZコーディング方法
においては、「1」ビットは、全ビットフレームに対し
論理高電圧を有するビットフレームにより送信され、且
つ「0」ビットは全ビットフレームに対し論理低電圧を
有するビットフレームにより送信される。NRZIコー
ディング方法においては、「0」ビットは、信号遷移が
存在しないビットフレームにより送信され、且つ「1」
は信号遷移が存在するビットフレームにより送信され
る。NRZ及びNRZIコーディング方法の両方におい
て、データ信号はクロック周波数におけるスペクトル成
分を有するものではない。両方のコーディング方法にお
いて、データストリームは、幾つかの相継ぐビットフレ
ームに対し信号遷移を有することがない場合があり、そ
のことは、多くの従来の位相検知器に対して困難性を発
生させる。
【0004】幾つかのビットフレームをオシロスコープ
スクリーン上に重ね合わせると、「アイオープンニン
グ」として知られるパターンが形成される。各ビットフ
レーム内において、そのフレームに対するビット値をデ
コードするために、信号値をサンプルせねばならない。
各ビットフレームの中心におけるサンプリングが理想的
であるが、回路遅延及びその他の信号歪が、PLLが正
確にビットフレームの中心を追従するようにさせること
は極めて困難なものとする場合がある。
【0005】NRZデータ回復回路において使用されて
いる多くの従来の位相検知器において見出だされる一つ
の問題は「遅延不整合問題」である。図1に示した如
く、この様な従来の位相検知器(例えば、乗算器又は排
他的OR位相検知器)は、入力データ信号のクロック周
波数のスペクトル成分を再生させるために、位相検知器
の前に非線形要素(例えば、スクエアリング装置)を配
置させることを必要とする。この様な方法における主要
な問題は、データ回復信号経路におけるデータ信号が、
クロック回復のために使用される非線形要素を介して伝
搬する信号と同一の時間量だけ遅延されねばならないと
いうことである。これら二つの個別的な回路(即ち、非
線形装置と遅延不整合回路)との間のミスマッチ即ち不
整合は、最適なサンプリング点からの回復クロックの不
整合を発生し、その結果静的整合エラー(SAE)を発
生し且つデータデコーディングエラーを発生するより高
い蓋然性がある。
【0006】以下に説明する如く、本発明は、データ回
復及びクロック回復に対して別々の信号経路を設ける必
要性を除去し且つデータ及びクロック信号の両方に対し
て事実上同一の遅延を有する同一の回路を使用すること
により遅延不整合問題を解消している。
【0007】本発明により処置される別の問題は「デュ
ーティサイクル歪」に関するものである。例えばファイ
バ分散データインターフェース(FDDI)システムな
どのような非常に高速のオプチカルデータ通信において
は、入力データが大きなデューティサイクル歪(DC
D)及びデータパターン依存性ジッター(DDJ)を有
する場合がある。DCDは、データ信号の正向遷移及び
/又は負向遷移が各ビットフレーム内のそれらの理想的
な位置からシフトされることにより特性付けられる。簡
単な類推として、DDJは、信号を正確にサンプルする
ことが可能なアイオープニングを動的に変化させるとい
う点において、DCDと同様の効果を発生するものと考
えることが可能である。
【0008】入力データストリームを正確にデコードし
且つデータストリームがデューティサイクル歪又はデー
タパターン依存性ジッターを有する場合であっても許容
可能なビットエラーレートを維持するためには、位相検
知器がPLLに対して「比例的な位相エラー情報」を供
給し、従ってPLLが該アイオープニングの統計的中心
を捜し出すことが可能であることが望ましい。
【0009】高いデューティサイクル歪を有する入力N
RZ又はNRZIデータストリームの場合、正及び負の
データ遷移により発生される位相エラー情報間に大きな
差異が存在している。その結果、従来のエッジトリガ型
位相検知器は、位相エラー平均化のために二つの位相検
知器を必要としており、即ち、正の遷移を検知するため
に一つと負の遷移を検知するために一つの合計二つであ
る。クロック回復及びデータ回復信号経路の間の遅延不
整合はいまだに深刻な問題である。更に、エッジトリガ
型位相検知器は入力信号グリッチを許容するものではな
い。
【0010】「量子化した位相サンプラ」回路として知
られる別の従来の位相検知器は、クロック周波数の2倍
で入力NRZデータストリームをサンプルし且つ位相エ
ラー情報を与えるためにデータ遷移を捜し出す。回復デ
ータは位相エラーサンプリング経路から派生されるので
遅延不整合問題は存在しない。しかしながら、該回路の
エッジを捜し出す特性のために、入力データストリーム
が厳しいDCD/DDJ歪を有している場合に、アイオ
ープニングの中心を捜し出すために該回路に対する比例
的な位相エラー情報は存在せず、回復クロックを彷徨わ
せることとなる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の上述
した如き位相検知器の問題を解消する位相検知器を提供
することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、非常に高い周
波数のNRZ又はNRZIクロック及びデータ回復回路
において使用する位相検知器回路を提供している。本位
相検知器回路は、入力NRZIデータストリームを受取
ると共にフェーズロックループクロック信号を受取る。
受取ったデータストリームにおける各データ遷移に対し
て、本位相検知器は、二つのパルス信号PD1及びPD
2の形態で比例的位相エラー情報を発生する。パルス信
号PD1はパルス幅TW1を有しており、それはデータ
信号遷移とPLLクロック信号との間の位相エラーの大
きさと方向に対応している。パルス信号PD2はPLL
クロック信号の周期の半分に等しい固定した幅TW2を
有している。これら二つのパルス信号のパルス幅は、一
緒になって、入力データ信号とPLLクロック信号との
間の位相エラー(但し、存在する場合)を表わす。PL
Lクロックの周波数は、位相ロック状態を維持するため
に、TW1−TW2の量に従って増加又は減少される。
【0013】好適実施例においては、一対の隣接する正
及び負のデータ遷移からのPD1及びPD2パルス信号
を積分するか又は平均化させる。パルス検知器が平均化
した比例的な位相エラー情報をPLLへ供給して、たと
え入力データストリームが厳しいデューティサイクル歪
及び/又はデータ依存性ジッターを有する場合であって
も、「アイオープニング」の統計的な中心を捜し出す。
パルス信号の幅における平均的差異は、入力データ信号
とPLLクロック信号との間の平均位相エラーに比例し
ている。
【0014】最も重要なことは、本位相検知器回路が、
回復データ信号RXD及び回復クロック信号RXCを発
生させるために、事実上遅延不整合のない同一の回路要
素を使用しているという点である。更に、回復データ信
号は位相エラー検知経路における信号から派生され、デ
ータ回復及びクロック回復に対する二つの別個の回路に
対する必要性を取除いている。従って、NRZデータ回
復回路における従来の位相検知器に関連する「遅延不整
合」問題は事実上取除かれている。
【0015】
【実施例】図2を参照すると、高周波数クロック/デー
タ回復フェーズロックループ(PLL)100が示され
ている。PLL100の機能は、入力125メガビット
/秒データ信号DINの周波数及び位相とマッチする周期
的クロック信号P_CLKを発生させることである。好
適実施例においては、データ信号DINはNRZIコード
化データ信号である。
【0016】PLL100の主要なコンポーネントは以
下の如きものである。三段リングオシレータ102は約
250メガヘルツの周波数f0 を有する3個の等しい位
相間隔の高周波数クロック信号C1乃至C3を発生す
る。波形合成器104(デジタル符号付き位相対周波数
変換器とも呼ばれる)は、周波数|fM |を持った3個の
等しい位相間隔の低周波数制御信号を発生し、尚fM
データ信号DINとf0との間の周波数エラーに対応して
いる。より詳細に説明すると、周波数fM は、2fIN
0 にほぼ等しくPLL100により設定され、尚fIN
は入力データ信号DINのクロック周波数である。好適実
施例においては、波形合成器104は低コストの三角波
形デジタル合成器でありそれは三角波形を発生する。
尚、波形発生器104は、1991年4月5日付で出願
した米国特許出願により詳細に説明してある。
【0017】周波数制御オシレータ(FCO)110は
クロック信号PLL_CLKを発生し、その周波数はf0
+fN に等しく、尚fN は2fIN−f0 の量の符号に
従って正又は負である。PLL_CLKクロック信号
は、回路114により2で割算されて、P_CLK信号
を発生し、該信号はデータ信号DINの位相及び周波数f
IN(約125MHz)と一致すべき方形波信号である。
FCO110については1991年に出願した米国特許
出願により詳細に説明してある。
【0018】位相エラー検知器150は、断続的に、P
_CLKクロック信号の位相を入力信号DINの位相と比
較する。位相検知器150は、二つの成分PD1とPD
2とを有する位相エラー信号を発生する。PD1及びP
D2は、位相エラー処理回路152により処理されて、
アップ/ダウン周波数調節信号U/D及びDATA−V
ALIDを発生する。デジタルループフィルタ153に
よりフィルタ処理された後に、これらの周波数調節信号
は、波形合成器104により発生される制御信号の周波
数fM を調節するために使用される。
【0019】位相検知器150は、事実上遅延不整合を
有することのない同一の回路要素を使用しており、最適
点において入力データをサンプリングすることを確保し
ている。位相エラー情報に加えて、本位相検知器は、更
に、回復データ信号RXD及び回復クロック信号RXC
を発生する。
【0020】好適な位相検知回路 図3を参照すると、位相検知器150が、CELL1乃
至CELL8として記号を付けた8個のセルを有してい
る。CELL1乃至CELL6は同一のAND/OR回
路であり、従ってこれらのセルの各々を介しての信号遅
延T1−T6は事実上同一である。CELL7及びCE
LL8は同一のAND/OR回路(XOR機能を実施す
べく接続されている)であり、事実上同一の信号遅延T
7−T8を有している。
【0021】これら8個のセルの各々は二つのANDゲ
ート170−172を有しており、それらの出力端はO
Rゲート174の入力端へ接続されている。CELL1
乃至CELL6の各々におけるANDゲートは二つの入
力端を有しており、一方CELL7及びCELL8の各
々におけるANDゲートは3個の入力端を有している。
【0022】CELL1はデータ信号DINに対する1セ
ル遅延として使用されており、その出力はBDINであ
り、且つCELL6はフェーズロックループクロックP
_CLKに対する1セル遅延として使用されており、そ
の出力はBP_CLKである。CELL2乃至CELL
5はトランスペアレントラッチとして接続されている。
更に詳細に説明すると、CELL2及びCELL3は、
マスタースレーブDフリップフロップ180を形成して
おり、それは1クロックサイクルに対し入力データ信号
INをラッチするために使用され、該回路により出力さ
れるラッチされたデータ信号はRXD2である。CEL
L4及びCELL5は第二マスタースレーブDフリップ
フロップ182を形成しており、それは1クロックサイ
クルに対するRXD2データ信号をラッチするために使
用され、該回路により出力される信号はRXD4であ
る。
【0023】図4及び5を参照すると、フリップフロッ
プ180の動作は以下の如くである。P_CLKが低で
ある場合(図5参照)、DINの現在の値はANDゲート
170により読取られ且つORゲート174によりRX
D1へ転送される。P_CLKが高状態へ移行すると、
ラッチされたデータ値(RXD1)がCELL3におけ
るANDゲート176を介してRXD2へ転送される。
更に、RXD1の現在値がラッチされた値を保持するた
めにCELL2におけるANDゲート172を介してフ
ィードバックされる。次の半クロックサイクル期間中
に、P_CLKが低状態にあると、同様のフィードバッ
ク経路を使用してRXD2の値を維持する。従って、要
約すると、P_CLKが低状態にあると、新たなDIN
ータ値がCELL2内に読取られ、一方前にラッチされ
たデータ値はCELL3により保持される。P_CLK
が高状態へ移行すると、CELL2からのRXD1信号
がCELL3へ転送され、CELL3に関連する遅延T
3の後にRXD2に表われる。従って、CELL2及び
CELL3はT3の「Qへのクロック」遅延を有するマ
スタースレーブDフリップフロップとして動作する。図
5は、DINの負及び正の遷移の両方に対するフリップフ
ロップ180を介してのデータの流れを示している。
【0024】再度図3を参照すると、フリップフロップ
180がDIN信号をサンプルし且つ捕獲する。フリップ
フロップ182が、シフトレジスタにおける次のビット
におけるのとほぼ同様に、次のクロックサイクルにおい
てフリップフロップ180の出力をサンプルし且つ格納
する。従って、入力データストリームにおいてデータ遷
移が存在する毎に、その遷移はP_CLKが高状態へ移
行した後にRXD2において反映され、且つ二つのフリ
ップフロップ180及び182の出力RXD2及びRX
D4は1クロックサイクル異なる。
【0025】CELL7はBDIN及びRXD2信号の
排他的ORを発生し、その結果得られる信号はPD1で
ある。理想的には、位相エラーが存在しない場合(即
ち、P_CLKの下降端においてデータ遷移が発生する
場合)、データ信号DINにおける各遷移は、それがRX
D2信号において反映される前の半クロックサイクルに
おいて発生し、半クロックサイクルの幅TW1を有する
PD1パルスとなる。DINにおけるデータ遷移がP_C
LKの下降端より進んでいるか又は遅れているような位
相エラーが存在する場合には、PD1パルスは、それぞ
れ、半クロックサイクルよりも長いか又は短いものとな
る。
【0026】CELL8は「RXD2 AND BP_
CLK」と「RXD4 AND BP_CLK」との排
他的ORを発生し、その結果得られる信号はPD2であ
る。
【0027】従って、RXD2とRXD4とが等しくな
い場合には、遅延されたクロック信号BP_CLKがC
ELL8を介して通過することが許容され、固定された
パルス幅TW2はBP_CLKクロック周期の半分に等
しい。
【0028】図6は図3に示した位相検知器回路150
の論理的に等価な回路を示している。CELL1乃至C
ELL6の伝搬遅延T1−T6は、CELL7乃至CE
LL8の伝搬遅延T7−T8と同じく、ほぼ等しい。よ
り重要なことであるが、位相エラーを測定する位相検知
器回路の部分において、理想的な回路要素を使用して、
IN及びP_CLKに対するゲート遅延がRXD2及び
RXD4における「Qへのクロック」遅延と等しく、従
ってゼロ位相エラーにおいて、パルス幅TW1はP_C
LK周期の半分であるパルス幅TW2と等しいことを確
保している。この構成は、P_CLKがデータ記号のほ
ぼ中心においてDINをサンプルすることを確保してい
る。
【0029】本発明における理想的な回路セルの使用
は、更に、PD1及びPD2パルス幅における忠実性を
確保している。更に、回復データ及び位相エラー発生の
両方に対して共通の信号経路を使用することにより、本
発明の位相検知器は静的整合エラー(SAE)を最小と
している。NRZデータ回復回路における従来の位相検
知器に関連する「遅延不整合」問題は事実上取除かれて
いる。
【0030】図7及び8は、NRZIデータに対し論理
「1」記号を表わす負及び正のデータ遷移に対する位相
検知器150の動作のタイミング線図を示している。負
データ信号遷移に対する位相エラーはΦE1で示してあ
り、且つ正のデータ信号遷移に対する位相エラーはΦE
2で示してある。P_CLK信号の各半サイクルは、4
ナノ秒を有している(尚、P_CLKが125MHzで
稼動しているものと仮定する)。
【0031】図3に示したセルに関連する遅延は、これ
らの図面においては、時間値T1乃至T8で示してあ
る。各PD2パルスの幅は半クロックサイクルでありT
W2で示してある。データ信号DINとクロック信号P_
CLKとの間の位相エラーに従って変化する各PD1パ
ルスの幅はTW1A及びTW1Bとして示してある(そ
れぞれ、負及び正のデータ遷移に対して)。
【0032】一例として、図7及び8において、ΦE1
は1.2ナノ秒と等しく且つΦE2は1.4ナノ秒に等
しい。該セルが約1ナノ秒の等しい遅延を有する場合に
は、TW1Aは約2.8ナノ秒に等しく、TW1Bは約
2.6ナノ秒に等しく、且つTW2は約4.0ナノ秒に
等しい。
【0033】理解される如く、RXD2は、P_CLK
の次の正の遷移の後T3の遅延でDINにおける遷移に追
従する。RXD4は、1クロックサイクルの後RXD2
に追従する。従って、DINからRXD4への遅延は約
1.5クロックサイクルである。回復されたNRZIデ
ータ信号RXD4は、例えば300及び302の点など
の回復クロック信号BP_CLKの各負の遷移において
サンプルされるべきである。
【0034】理想的には、データ信号DINにおける各遷
移は、P_CLKの負の遷移と同時的に発生すべきであ
る。データ信号DINにおけるデータ遷移がP_CLKク
ロックサイクル期間中に負の遷移に対して進んでいるか
又は遅れているような位相エラーが存在する場合には、
PD1パルスは1.5クロックサイクルよりも長いか又
は短い。図7及び8に示した例においては、データ信号
はP_CLKの負の遷移に遅れており、そのことは、ク
ロックが多少速すぎることを意味している。その結果、
PD1パルスは位相エラーに比例する量だけPD2パル
スよりも短い。この位相エラー情報が処理されると、P
LLのクロックレートが多少減少され、P_CLK信号
の端部をしてDIN信号における遷移に追い付かせる。注
意すべきことであるが、データ信号における一つの遷移
がP_CLKの負の遷移より進んでいる場合、即ちクロ
ックが遅すぎる場合には、PD1パルスは、位相エラー
に比例する量だけPD2パルスよりも長い。
【0035】図9及び10は、NRZIデータに対する
論理「0」記号を表わすデータストリームの二つの可能
な場合を示している。これらの図は、データストリーム
IN内に遷移が存在しない場合には、PD1及びPD2
パルスが発生されないことを示している。FCO(図1
参照)により発生されるクロック信号P_CLKの周波
数は不変のままである。
【0036】図11は位相検知器の伝達特性を示してい
る。図示した如く、この伝達関数は次式で表わされる如
く−π乃至+πの範囲に亘り線形である。
【0037】ΦE=K(TW1−TW2) 尚、Kはラジアン/秒の単位次元を有する定数である。
125MHzにおけるDINの場合、K=2πラジアン/
8ナノ秒である。
【0038】NRZ及びNRZIデータストリームの場
合、正のデータ遷移は、常に、負のデータ遷移によって
追従されるものでなければならず、且つその逆も又真で
ある。ある期間に亘り、位相エラーは次式で表わすこと
が可能である。
【0039】 ΦE1=K(TW1A−TW2) ΦE2=K(TW1B−TW2) N対の隣接する正及び負のデータ遷移に亘っての平均位
相エラーΦE(AVG)は次式で与えられる。
【0040】
【数1】
【0041】図12はジッターを有するDINにおけるN
RZIデータストリームに対する位相検知器のタイミン
グ線図を示している。位相検知器により発生される位相
エラー情報は、PLLをしてそのクロックP_CLKの
位相を調節させ、その場合にTW1A+TW1Bの平均
が2TW2と等しくなるように調節させる。換言する
と、P_CLKは位相エラーΦEが平均して0と等しい
ように、ジッターの統計的平均値へフェーズロックされ
る。
【0042】図13は、デューティサイクル歪を有する
INにおけるNRZIデータストリームを有する位相検
知器のタイミング線図を示している。一つのタイプの遷
移(例えば、負遷移)に対するパルス幅TW1Aは、反
対のタイプの遷移(例えば、正遷移)に対してパルス幅
TW1Bが長くされているのとほぼ同一の量D/2だけ
短くされている。前述した如く、本発明の位相エラープ
ロセサ152は、隣接する正及び負の遷移の位相エラー
を平均化し、且つ、その際に、PLLを「アイオープニ
ング」の統計的中心にロックさせることを可能としてい
る。
【0043】図3に示した本発明における理想的な回路
セルの使用は、PD1及びPD2パルス幅において最小
の歪とすることを確保している。特に、CELL1,C
ELL3,CELL5,CELL6における同一の回路
要素は、PLLが事実上アイオープニングの最適中心に
ロックされる場合に、TW1及びTW2の両方がP_C
LKクロックサイクルの半分に等しいことを確保してい
る。
【0044】小さな位相エラーの場合には、PD1のパ
ルス幅は0に近付くものではなく、P_CLKクロック
サイクルの半分に等しいPD2のパルス幅に近付く(例
えば、125MHzデータ信号の場合4ナノ秒)。この
構成は、下流側の論理ゲートに対し十分なパルス幅を与
え、位相エラーが存在しない場合に0のパルス幅を有す
るパルス信号を発生するある従来の位相検知器に関連し
たデッドバンド問題を回避している。更に、本発明によ
り発生される位相エラー情報は、それが、既に、ロック
用の基準値(即ち、PD2の幅)を有しているという点
において自己充足的である。これらのPD1及びPD2
信号の特性は、位相検知器150を堅牢で且つ作業する
ことが容易なものとしている。
【0045】PD1及びPD2位相エラー信号の解釈及
び処理 図2及び14を参照すると、位相検知器150からのP
D1及びPD2パルス信号を処理するために位相エラー
プロセサ152が使用されている。44個のクロック周
期の各周期期間中(約352ナノ秒)、インターフェー
ス158が、二つの相継ぐデータ遷移からの位相エラー
情報が位相エラー積分器160へ伝搬することを許容す
る。その情報が処理されている間、インターフェース1
58はその後の位相情報が積分器160へ印加されるこ
とを阻止する。PD1及びPD2信号のパルス幅は二つ
のコンデンサ154及び156上で積分される(即ち、
平均化される)。二つの相継ぐPD1及びPD2パルス
に起因するこれら二つのコンデンサ上に蓄積された電圧
は、隣接する正及び負のデータ遷移の平均化した位相エ
ラーに対応する。
【0046】比較器162がこれら二つの積分した電圧
の間の差の符号を決定し、それは相継ぐ正及び負のデー
タ遷移に起因する平均位相エラーの符号を表わしてい
る。比較器162の出力は論理信号U/D(アップ/ダ
ウン)であり、それは、波形合成器及びFCOに対し
て、フェーズロックしたクロックP_CLKの周波数を
増加させるか又は減少させるべく指示する。
【0047】一対のデータ遷移からの位相エラー情報が
処理された後に、インターフェース158はこれら二つ
の積分用コンデンサ154及び156を放電させ、次い
で別の一対のデータ遷移からのPD1及びPD2位相エ
ラー情報が次の時間フレームにおいて処理される。
【0048】44クロック周期時間フレーム期間中のデ
ータ遷移密度が予測されたものよりも少ない場合(FD
DIの場合、最小エッジ(端部)密度は10クロック周
期当り1個の遷移である)、位相エラープロセサ152
はフェーズロックしたクロックの不必要なディザー操作
を防止するために「データ−有効」出力信号をディスエ
ーブル即ち動作不能状態とさせる。このデータ−有効信
号は、プロセサ152がフェーズロックループの周波数
を調節する準備がなされている場合にのみイネーブル即
ち動作可能状態となる。このデータ−有効信号がオフで
ある場合には、フェーズロックループの周波数はその現
在の設定状態に保持される。
【0049】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。例えば、本発明の好適実施例をNRZ及びNRZI
データストリームのデータ及びクロック回復に対して設
計された場合について説明したが、本発明は、他のタイ
プのデータストリームを回復するために使用することが
可能であることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の位相検知器回路を示したブロック図。
【図2】 本発明に基づいて構成された位相検知器を組
込んだフェーズロックループ回路を示したブロック図。
【図3】 本発明の位相検知器の好適実施例を示した概
略図。
【図4】 好適実施例において使用したマスタースレー
ブDフリップフロップ回路を示した概略図。
【図5】 図4における回路の動作を示したタイミング
線図。
【図6】 図3の回路と論理的に等価な回路を示した簡
単化した概略図。
【図7】 図3における回路の動作を示したタイミング
線図。
【図8】 図3における回路の動作を示したタイミング
線図。
【図9】 図3における回路の動作を示したタイミング
線図。
【図10】 図3における回路の動作を示したタイミン
グ線図。
【図11】 本位相検知器の伝達測定を示した説明図。
【図12】 ジッターを有するNRZIデータストリー
ムに対する位相検知器タイミング線図。
【図13】 デューティサイクル歪を有するNRZIデ
ータストリームに対する位相検知器タイミング線図。
【図14】 図2における位相検知器により発生された
比例的位相エラー情報を処理する位相エラー処理回路を
示したブロック図。
【符号の説明】
100 フェーズロックループ(PLL) 102 リングオシレータ 104 波形合成器 110 周波数制御オシレータ(FCO) 150 位相エラー検知器 152 位相エラー処理回路 153 デジタルループフィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7928−5K H04L 7/02 B (72)発明者 ツン−キット チン アメリカ合衆国, カリフォルニア 95148, サン ノゼ, グレン ドーン ギャル ドライブ 2844

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ信号とクロック信号とを受取るデ
    ータ回復回路において使用する位相エラー検知器におい
    て、データ信号を受取り且つクロック信号の各周期にお
    いて所定の時間において正遷移及び負遷移を有する周期
    的クロック信号を受取る手段が設けられており、前記受
    取る手段に結合されており前記データ信号が値を変化さ
    せる場合に第一パルス信号を発生する第一パルス発生器
    回路が設けられており、前記第一パルス信号は前記デー
    タ信号値変化に対応する時間において開始し且つ前記ク
    ロック信号の前記遷移のうちの所定の一つに対応する時
    間において終了し、前記第一パルス信号は前記データ信
    号の値変化と前記クロック信号の前記遷移のうちの前記
    所定の一つとの間の時間量に対応するパルス幅TW1を
    有しており、前記受取る手段に結合されており前記デー
    タ信号が値を変化させる場合に第二パルス信号を発生す
    る第二パルス発生器回路が設けられており、前記第二パ
    ルス信号は前記クロック信号サイクルの所定の部分に対
    応するパルス幅TW2を有しており、前記データ信号と
    前記クロック信号との間に位相エラーが存在する場合に
    はTW1−TW2に比例することを特徴とする位相エラ
    ー検知器。
  2. 【請求項2】 請求項1において、更に、前記第一及び
    第二パルス発生器回路へ結合されており前記第一及び第
    二パルス信号のパルス幅を比較し且つTW1−TW2に
    対応する位相エラー信号を発生する処理手段が設けられ
    ていることを特徴とする位相エラー検知器。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記処理手段が、複
    数個の前記第一パルス信号を積分するための第一積分手
    段と、対応する複数個の前記第二パルス信号を積分する
    第二積分手段と、前記第一及び第二積分手段へ結合され
    ており積分された第一及び第二パルス信号の間の差に対
    応する位相エラー信号を発生する比較手段とを有するこ
    とを特徴とする位相エラー検知器。
  4. 【請求項4】 請求項2において、前記データ信号が交
    互の正及び負の遷移を有しており、前記処理手段が、前
    記データ信号における相継ぐ正及び負の遷移に対応する
    前記第一パルス信号の少なくとも二つの相継ぐものを積
    分する第一積分手段と、前記第一積分手段により積分さ
    れた第一パルス信号に対応する前記第二パルス信号のう
    ちの相継ぐものを積分する第二積分手段と、前記第一及
    び第二積分手段に結合されており積分された第一及び第
    二パルス信号の間の差に対応する位相エラー信号を発生
    する比較手段とを有することを特徴とする位相エラー検
    知器。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記第一パルス信号
    のパルス幅が、前記データ信号とクロック信号との間に
    位相エラーが存在しない場合に、平均的に、前記第二パ
    ルス信号のパルス幅と等しいことを特徴とする位相エラ
    ー検知器。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記第二パルス信号
    が常に前記クロック信号サイクルの約半分のパルス幅を
    有する基準信号であり、且つ前記第一パルス信号が、前
    記データ信号とクロック信号との間に位相エラーが存在
    しない場合に、平均的に、前記第二パルス信号のパルス
    幅と等しいことを特徴とする位相エラー検知器。
  7. 【請求項7】 データ信号及び合成されたクロック信号
    を受取るデータ回復回路において使用する位相エラー検
    知器において、データ信号を受取り且つ伝搬遅延の後に
    遅延されたデータ信号を発生するデータ遅延回路が設け
    られており、前記クロック信号の各サイクルにおける所
    定の時間において正及び負の遷移を有する循環的クロッ
    ク信号を受取るラッチ回路が設けられており、前記ラッ
    チ回路は、前記クロック信号の各サイクルにおける所定
    の時間において前記データ信号を格納する第一副回路
    と、前記クロック信号における所定の遷移の後に対応す
    る遅延された格納データ信号を発生する第二副回路とを
    有しており、前記データ遅延回路及び前記第二副回路は
    同一の回路であり従って前記データ遅延回路を介しての
    前記データ信号の伝搬遅延は前記第二副回路を介しての
    前記格納データ信号の伝搬遅延と等しく、前記データ遅
    延及びラッチ回路に結合されており前記遅延されたデー
    タ信号及び前記遅延された格納データ信号が等しくない
    場合に第一パルス信号を発生する排他的OR回路が設け
    られており、前記第一パルス信号が前記データ信号と前
    記クロック信号との間の位相差に対応する幅を有するこ
    とを特徴とする位相エラー検知器。
  8. 【請求項8】 データ信号と合成されたクロック信号と
    を受取るデータ回復回路において使用する位相エラー検
    知器において、データ信号を受取り且つ伝搬遅延の後に
    遅延されたデータ信号を発生するデータ遅延回路が設け
    られており、前記クロック信号の各サイクルにおける所
    定の時間において正及び負の遷移を有する循環的クロッ
    ク信号を受取るラッチ回路が設けられており、前記ラッ
    チ回路は、前記クロック信号の各サイクルにおける所定
    の時間において前記データ信号を格納する第一副回路
    と、前記クロック信号における所定の遷移の後対応する
    遅延された格納データ信号を発生する第二副回路とを有
    しており、前記データ遅延回路及び前記第二副回路は同
    一の回路であり、従って前記データ遅延回路を介しての
    前記データ信号の伝搬遅延は前記第二副回路を介しての
    前記格納データ信号の伝搬遅延と等しく、前記データ遅
    延及びラッチ回路へ結合されており前記遅延されたデー
    タ信号と前記遅延された格納データ信号とが等しくない
    場合には第一パルス信号を発生する第一排他的OR回路
    が設けられており、前記第一パルス信号は前記データ信
    号と前記クロック信号との間の位相差に対応するパルス
    幅TW1を有しており、前記ラッチ回路へ結合されてお
    り前記データ信号が値を変化させる場合に前記クロック
    信号を受取り且つ第二パルス信号を発生する基準パルス
    発生器が設けられており、前記第二パルス信号は前記ク
    ロック信号サイクルの所定の部分に対応するパルス幅T
    W2を有しており、前記データ信号と前記クロック信号
    との間に位相差が存在する場合にはTW1−TW2に比
    例することを特徴とする位相エラー検知器。
  9. 【請求項9】 請求項8において、更に、前記第一及び
    第二パルス発生器回路へ結合されており前記第一及び第
    二パルス信号のパルス幅を比較し且つTW1−TW2に
    対応する位相エラー信号を発生する処理手段が設けられ
    ていることを特徴とする位相エラー検知器。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記処理手段が、
    複数個の前記第一パルス信号を積分する第一積分手段
    と、対応する複数個の前記第二パルス信号を積分する第
    二積分手段と、前記第一及び第二積分手段へ結合されて
    おり積分された第一及び第二パルス信号の間の差に対応
    する位相エラー信号を発生する比較手段とを有すること
    を特徴とする位相エラー検知器。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記データ信号が
    交互の正及び負の遷移を有しており、前記処理手段が、
    前記データ信号における相継ぐ正及び負の遷移に対応す
    る前記第一パルス信号の少なくとも二つの相継ぐものを
    積分する第一積分手段と、前記第一積分手段により積分
    された第一パルス信号に対応する前記第二パルス信号の
    相継ぐものを積分する第二積分手段と、前記第一及び第
    二積分手段へ結合されており積分された第一及び第二パ
    ルス信号の間の差に対応する位相エラー信号を発生する
    比較手段とを有することを特徴とする位相エラー検知
    器。
  12. 【請求項12】 請求項8において、前記第一パルス信
    号が前記クロック信号における前記所定の遷移と前記デ
    ータ信号における各遷移との間の時間量に等しいパルス
    幅を有しており、且つ前記第一パルス信号のパルス幅
    が、前記データ信号と前記クロック信号との間に位相エ
    ラーが存在しない場合に、平均的に、前記第二パルス信
    号のパルス幅と等しいことを特徴とする位相エラー検知
    器。
  13. 【請求項13】 請求項8において、前記第二パルス信
    号が、常に、前記クロック信号の約半分のパルス幅を有
    する基準信号であり、且つ前記第一パルス信号が、前記
    データ信号と前記クロック信号との間に位相差が存在し
    ない場合に、平均的に、前記第二パルス信号のパルス幅
    と等しいことを特徴とする位相エラー検知器。
  14. 【請求項14】 請求項8において、前記基準パルス発
    生器回路が、前記クロック信号の正確に1サイクルの付
    加的な遅延を有する前記遅延された格納データ信号を再
    生する第二ラッチ回路と、前記クロック信号を受取り且
    つ前記データ遅延回路の伝搬遅延に等しい伝搬遅延の後
    に遅延されたクロック信号を発生するクロック遅延回路
    と、前記ラッチ回路及び第二ラッチ回路へ結合されてお
    り前記クロック信号を受取り且つ再生され遅延された格
    納データ信号と前記遅延された格納データ信号とが等し
    くない場合に、前記遅延されたクロック信号を再生する
    ことにより前記第二パルス信号を発生する第二排他的O
    R回路とを有することを特徴とする位相エラー検知器。
  15. 【請求項15】 請求項8において、前記再生され遅延
    された格納データ信号と前記遅延されたクロック信号と
    が同期されている回復データ信号と回復クロック信号と
    を有しており、前記回復クロック信号は前記回復クロッ
    ク信号の各サイクルにおける所定の時間において正及び
    負の遷移を有しており、前記回復データ信号の値におけ
    る各変化が前記回復クロック信号の前記遷移のうちの所
    定の一つと同期されていることを特徴とする位相エラー
    検知器。
JP18712392A 1991-07-15 1992-07-14 非常に高い周波数のクロック及びデータ回復回路用の位相検知器 Pending JPH05276028A (ja)

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