JPH0527543A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JPH0527543A JPH0527543A JP3177089A JP17708991A JPH0527543A JP H0527543 A JPH0527543 A JP H0527543A JP 3177089 A JP3177089 A JP 3177089A JP 17708991 A JP17708991 A JP 17708991A JP H0527543 A JPH0527543 A JP H0527543A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- image forming
- area
- section
- optical system
- Prior art date
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- Fax Reproducing Arrangements (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
- Developing For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Color Electrophotography (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Color Image Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 方眼紙等のセクション領域を有する画像の所
定の色領域とそれ以外の領域との作像条件をそれぞれ適
切な条件に自動的に調整し、各領域の画像が適正に再現
されるようにする。 【構成】 この画像読取手段25により原稿が有する所
定の色領域aと、この所定の色領域以外の領域bとを判
別して、前記両領域a,bをそれぞれ異なる作像条件
(帯電量,露光量,現像バイアス)で画像形成する。
定の色領域とそれ以外の領域との作像条件をそれぞれ適
切な条件に自動的に調整し、各領域の画像が適正に再現
されるようにする。 【構成】 この画像読取手段25により原稿が有する所
定の色領域aと、この所定の色領域以外の領域bとを判
別して、前記両領域a,bをそれぞれ異なる作像条件
(帯電量,露光量,現像バイアス)で画像形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光学系に画像情報を
読み取る画像読取手段を備え、複数色の画像複写を可能
にするための複数の現像器を有する画像形成装置に関す
るものである。
読み取る画像読取手段を備え、複数色の画像複写を可能
にするための複数の現像器を有する画像形成装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真技術を利用する画像形成
装置は、単一の現像器により感光体などの潜像担持体上
の潜像を可視像化するのが一般的であるが、近年は出力
画像のカラー化などに対応して、複数の現像器を配設し
たいわゆるマルチカラー用電子写真複写機の需要が増大
し、この種の画像形成装置の開発が急速に進められてい
る。図10はこのような画像形成装置の一例を示す電子
写真装置の要部構成側面図である。図10において、1
は原稿を載置する原稿台、2は原稿照明用の光源である
原稿照明ランプ(以下光源という)、3ないし8はミラ
ー、9はレンズで、以上が光学系を構成している。10
はブランク露光ランプ、12は感光体、13は感光体1
2を一様に帯電させる一次帯電器、14,15は互いに
色の異なるトナーを包含する現像器、16は転写および
分離用の帯電器、17は定着器であり、18はローラ、
19はローラ18をクリーニングするためのウエブ、2
0は通紙転換器、21は排紙ローラ、22は下搬送路、
Pは転写紙などの被転写材である。
装置は、単一の現像器により感光体などの潜像担持体上
の潜像を可視像化するのが一般的であるが、近年は出力
画像のカラー化などに対応して、複数の現像器を配設し
たいわゆるマルチカラー用電子写真複写機の需要が増大
し、この種の画像形成装置の開発が急速に進められてい
る。図10はこのような画像形成装置の一例を示す電子
写真装置の要部構成側面図である。図10において、1
は原稿を載置する原稿台、2は原稿照明用の光源である
原稿照明ランプ(以下光源という)、3ないし8はミラ
ー、9はレンズで、以上が光学系を構成している。10
はブランク露光ランプ、12は感光体、13は感光体1
2を一様に帯電させる一次帯電器、14,15は互いに
色の異なるトナーを包含する現像器、16は転写および
分離用の帯電器、17は定着器であり、18はローラ、
19はローラ18をクリーニングするためのウエブ、2
0は通紙転換器、21は排紙ローラ、22は下搬送路、
Pは転写紙などの被転写材である。
【0003】以上の構成において、使用者が原稿台1上
に不図示の原稿を載置し、不図示のコピーボタンを押す
と、各部が作動し、原稿像は光学系2ないし9を通して
感光体12に投影され、形成された潜像は現像器14,
15のいずれかにより可視像化され、紙などの被転写材
Pに転写され定着されて出力画像となる。多色コピーを
行う場合、現像器14,15のいずれか一方で上記シー
ケンスに従って一旦単色コピー画像を得た後、被転写材
Pを下搬送路22に収納し、再度これを感光体12へ給
紙するとともに、別の現像器を用いて上記シーケンスに
よる作像を行うことで被転写材P上にこの場合は2色の
コピー像が得られる。
に不図示の原稿を載置し、不図示のコピーボタンを押す
と、各部が作動し、原稿像は光学系2ないし9を通して
感光体12に投影され、形成された潜像は現像器14,
15のいずれかにより可視像化され、紙などの被転写材
Pに転写され定着されて出力画像となる。多色コピーを
行う場合、現像器14,15のいずれか一方で上記シー
ケンスに従って一旦単色コピー画像を得た後、被転写材
Pを下搬送路22に収納し、再度これを感光体12へ給
紙するとともに、別の現像器を用いて上記シーケンスに
よる作像を行うことで被転写材P上にこの場合は2色の
コピー像が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
は以上のように構成されているので、使用者が原稿の色
に応じて所望の色を選択し、コピー像を得ることができ
る反面、使用者はコピーすべき色とその領域をいちいち
設定しなければならないというわずらわしさがあった。
また、原稿によっては思ったような濃度が得られないと
いう難点もあった。これは多分に感光体の分光感度と関
わっているが、特に原稿としては青い方眼紙のようなセ
クション領域を含む原稿の場合、この領域を指定する手
間がかかる上に、感光体がセクションの色、一般的には
青に対して感度があると、セクションの縦横の罫線が薄
く切れ切れになった画像になり、また、感度がない場合
は逆に濃くなり過ぎるという問題があった。
は以上のように構成されているので、使用者が原稿の色
に応じて所望の色を選択し、コピー像を得ることができ
る反面、使用者はコピーすべき色とその領域をいちいち
設定しなければならないというわずらわしさがあった。
また、原稿によっては思ったような濃度が得られないと
いう難点もあった。これは多分に感光体の分光感度と関
わっているが、特に原稿としては青い方眼紙のようなセ
クション領域を含む原稿の場合、この領域を指定する手
間がかかる上に、感光体がセクションの色、一般的には
青に対して感度があると、セクションの縦横の罫線が薄
く切れ切れになった画像になり、また、感度がない場合
は逆に濃くなり過ぎるという問題があった。
【0005】この発明は、以上のような従来例の問題点
を解消するためになされたもので、方眼紙のようなセク
ション領域を含む原稿のセクション領域とセクション領
域以外の領域を判別して、それぞれの領域を異なる作像
条件で画像形成できる画像形成装置の提供を目的として
いる。
を解消するためになされたもので、方眼紙のようなセク
ション領域を含む原稿のセクション領域とセクション領
域以外の領域を判別して、それぞれの領域を異なる作像
条件で画像形成できる画像形成装置の提供を目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、この発明に係
る画像形成装置は、原稿台に載置された原稿を光学的に
走査する光学系と、この光学系から照射された光により
感光体に形成された静電潜像を着色剤により可視化する
複数の互いに色の異なる着色剤を包含する現像器とを備
えた画像形成装置において、前記光学系が原稿を読み取
る画像読取手段を備え、この画像読取手段により、前記
原稿が有する所定の色領域と他の領域とを判別して、前
記両領域をそれぞれ異なる作像条件で画像形成する画像
形成手段を設けるとともに、更に、前記画像形成手段
は、前記原稿の前記所定の色領域の作像条件を前記所定
の色領域以外の作像条件に対して帯電量,露光量および
現像バイアスのうち少なくとも一つ以上を変更した作像
条件に変更制御して作像することにより、前記の目的を
達成しようとするものである。
る画像形成装置は、原稿台に載置された原稿を光学的に
走査する光学系と、この光学系から照射された光により
感光体に形成された静電潜像を着色剤により可視化する
複数の互いに色の異なる着色剤を包含する現像器とを備
えた画像形成装置において、前記光学系が原稿を読み取
る画像読取手段を備え、この画像読取手段により、前記
原稿が有する所定の色領域と他の領域とを判別して、前
記両領域をそれぞれ異なる作像条件で画像形成する画像
形成手段を設けるとともに、更に、前記画像形成手段
は、前記原稿の前記所定の色領域の作像条件を前記所定
の色領域以外の作像条件に対して帯電量,露光量および
現像バイアスのうち少なくとも一つ以上を変更した作像
条件に変更制御して作像することにより、前記の目的を
達成しようとするものである。
【0007】
【作用】以上のような構成としたこの発明に係る画像形
成装置は、画像形成手段によって、原稿の所定の色領域
と、それ以外の領域とを判別して、前記所定の色領域を
他の領域とは異なる作像条件で画像が形成される。これ
によって、所定の色領域が常に適正な色調の画像で複写
される。
成装置は、画像形成手段によって、原稿の所定の色領域
と、それ以外の領域とを判別して、前記所定の色領域を
他の領域とは異なる作像条件で画像が形成される。これ
によって、所定の色領域が常に適正な色調の画像で複写
される。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図に基づいて
説明する。 (構成)図1はこの発明の一実施例を示す画像形成装置
の要部構成側断面図、図2は上記実施例の要部構成平面
説明図、図3は実施例の画像読取部の構成説明図、図4
は実施例の画像読取回路ブロック図、図5は模式的に示
したセクション領域とそれ以外の領域に対する主,副走
査方向の信号タイミング図である。なお、従来例と同一
または相当部分は同一符号で表わす。
説明する。 (構成)図1はこの発明の一実施例を示す画像形成装置
の要部構成側断面図、図2は上記実施例の要部構成平面
説明図、図3は実施例の画像読取部の構成説明図、図4
は実施例の画像読取回路ブロック図、図5は模式的に示
したセクション領域とそれ以外の領域に対する主,副走
査方向の信号タイミング図である。なお、従来例と同一
または相当部分は同一符号で表わす。
【0009】図1ないし図5において、25は画像読取
光学系、26は結像光学系、27は光束分割プリズム
(以下プリズムという)、28はCCDなどの線状撮像
素子である。そして、プリズム27は中央にアルミニウ
ム蒸着による反射面29を有し、上下に分割された2個
のガラスブロックよりなり、各々の出射口側に赤フィル
タ30と青フィルタ31を配している。そして、光学系
2ないし9とCPUとで画像読取手段Aが、また、画像
読取光学系25と現像器14,15とCPUとで画像形
成手段Bが構成されている。aは所定の色領域であるセ
クション領域を示し、bは所定の色領域以外の領域であ
るセクション以外の領域を示す。
光学系、26は結像光学系、27は光束分割プリズム
(以下プリズムという)、28はCCDなどの線状撮像
素子である。そして、プリズム27は中央にアルミニウ
ム蒸着による反射面29を有し、上下に分割された2個
のガラスブロックよりなり、各々の出射口側に赤フィル
タ30と青フィルタ31を配している。そして、光学系
2ないし9とCPUとで画像読取手段Aが、また、画像
読取光学系25と現像器14,15とCPUとで画像形
成手段Bが構成されている。aは所定の色領域であるセ
クション領域を示し、bは所定の色領域以外の領域であ
るセクション以外の領域を示す。
【0010】(動作)以上の構成に基づいて動作を説明
する。まず、原稿を原稿台1上に載置して、不図示のコ
ピーボタンを押すと、原稿面からの反射光束は、ミラー
3,4,5を経て、図3中に示すように赤外カットフィ
ルタ32,結像光学系26を通過してプリズム27に至
る。ここで、光束の半分は反射面29に反射され、赤フ
ィルタ30を通り撮像素子28に結像し、残り半分はプ
リズム27中をそのまま通過し、青フィルタ31を通っ
て撮像素子28の別の場所に結像する。
する。まず、原稿を原稿台1上に載置して、不図示のコ
ピーボタンを押すと、原稿面からの反射光束は、ミラー
3,4,5を経て、図3中に示すように赤外カットフィ
ルタ32,結像光学系26を通過してプリズム27に至
る。ここで、光束の半分は反射面29に反射され、赤フ
ィルタ30を通り撮像素子28に結像し、残り半分はプ
リズム27中をそのまま通過し、青フィルタ31を通っ
て撮像素子28の別の場所に結像する。
【0011】このようにして原稿像は、前者の像Cと後
者の像Dとに分割され、各色のフィルタを通った色情報
として撮像素子28から出力されるので、CPUの演算
素子に送られ両者を比較することで原稿23の色情報を
得ることができる。例えば、各々の色情報出力をC,D
とし、スレッショルド値(しきい値)S1 ,S2 ,S3
を設けておき、C−D>S1 ならば赤、C−D<S2 な
らば青、D<S3 ならば黒、それ以外を白とすれば原稿
23の各ポイントでの色が認識できる。
者の像Dとに分割され、各色のフィルタを通った色情報
として撮像素子28から出力されるので、CPUの演算
素子に送られ両者を比較することで原稿23の色情報を
得ることができる。例えば、各々の色情報出力をC,D
とし、スレッショルド値(しきい値)S1 ,S2 ,S3
を設けておき、C−D>S1 ならば赤、C−D<S2 な
らば青、D<S3 ならば黒、それ以外を白とすれば原稿
23の各ポイントでの色が認識できる。
【0012】次に、この読取光学系25の撮像素子28
により得られた信号からセクションの有無とその領域を
認知する過程を図4に示すブロック図で説明する。
により得られた信号からセクションの有無とその領域を
認知する過程を図4に示すブロック図で説明する。
【0013】図4において、CCD28からの信号はA
/D変換器によりディジタル情報に変換され、2値化さ
れた後、上述した判断基準により色認識されてメモリに
蓄えられる。メモリからは主,副走査方向別に1ライン
毎にシフトレジスタに送られ、パターン処理される。こ
こでは、センションのように縦横に罫線のある場合、図
5に示すように主/副走査の両方向において等間隔で一
定のパターン(図では1,0,0,0のくり返し)が得
られるから、このくり返しが続く領域を、主,副走査の
各々の方向毎にセクションの領域aを判定する。そし
て、この情報をエンコードすることでセクションの領域
aを決定する。従って、主,副走査のいずれかにしか一
定のパターンが現われない場合は、セクションはない単
なる罫線として判断される。また、色認識は行われてい
るので、セクションはその領域と色とが判断されている
ことになる。
/D変換器によりディジタル情報に変換され、2値化さ
れた後、上述した判断基準により色認識されてメモリに
蓄えられる。メモリからは主,副走査方向別に1ライン
毎にシフトレジスタに送られ、パターン処理される。こ
こでは、センションのように縦横に罫線のある場合、図
5に示すように主/副走査の両方向において等間隔で一
定のパターン(図では1,0,0,0のくり返し)が得
られるから、このくり返しが続く領域を、主,副走査の
各々の方向毎にセクションの領域aを判定する。そし
て、この情報をエンコードすることでセクションの領域
aを決定する。従って、主,副走査のいずれかにしか一
定のパターンが現われない場合は、セクションはない単
なる罫線として判断される。また、色認識は行われてい
るので、セクションはその領域と色とが判断されている
ことになる。
【0014】次に、このようにして得られたセクション
領域aに対し、どのような画像形成処理を行うかについ
て説明する。先ず、使用者はセクション領域aを含む原
稿を原稿台1上に置き、セクションの色に合わせた色の
着色剤のトナーを包含する現像器14を未装着の場合は
装置本体に装着し、コピーボタンを押す。これによっ
て、装置本体が作動を開始し、図1中の光源2が点灯
し、光源2とミラー3が図中の左から右へ定速移動して
光学系が原稿を1回走査する。この間に読取光学系25
によりセクションの有無および色認識が行われる。な
お、この間は、基本的にはトナー像を形成しないので、
ブランク露光10が点灯している。この後、走査光学系
が一旦図1の位置に戻り作像が始まる。これは先にも述
べたように、帯電器13により一様に帯電された感光体
12表面に光学系2〜9を通して原稿の反射光像が投影
され、静電潜像を形成するということである。この時、
先に認識されたセクション領域に対応する感光体12表
面はブランク露光10により静電荷が予め除去される。
従って、トナー像はこのセクション領域aには形成され
ない。このセクション領域aを除いて形成される静電像
は、黒トナーを包含する現像器15によって可視化さ
れ、被転写材Pに転写/定着後、一旦下部搬送路22に
収納される。
領域aに対し、どのような画像形成処理を行うかについ
て説明する。先ず、使用者はセクション領域aを含む原
稿を原稿台1上に置き、セクションの色に合わせた色の
着色剤のトナーを包含する現像器14を未装着の場合は
装置本体に装着し、コピーボタンを押す。これによっ
て、装置本体が作動を開始し、図1中の光源2が点灯
し、光源2とミラー3が図中の左から右へ定速移動して
光学系が原稿を1回走査する。この間に読取光学系25
によりセクションの有無および色認識が行われる。な
お、この間は、基本的にはトナー像を形成しないので、
ブランク露光10が点灯している。この後、走査光学系
が一旦図1の位置に戻り作像が始まる。これは先にも述
べたように、帯電器13により一様に帯電された感光体
12表面に光学系2〜9を通して原稿の反射光像が投影
され、静電潜像を形成するということである。この時、
先に認識されたセクション領域に対応する感光体12表
面はブランク露光10により静電荷が予め除去される。
従って、トナー像はこのセクション領域aには形成され
ない。このセクション領域aを除いて形成される静電像
は、黒トナーを包含する現像器15によって可視化さ
れ、被転写材Pに転写/定着後、一旦下部搬送路22に
収納される。
【0015】続いて、再度上記作像をくり返すが、今度
は、セクション領域以外の部分bの静電荷をブランク露
光10により除去しておく、これにより感光体12上に
は光学系2〜9を通して原稿からの反射光像の全てが届
くが、セクション領域aのみ静電像が形成される。これ
をセクションの色即ち、ここでは青と同じ色のトナーを
包含する現像器14で可視化する。但し、このセンショ
ンを現像する際は通常と違った現像条件が適用される。
これは先に述べたように、感光体12の分光感度によっ
て画像の再現性が著しく変わるためで、もし感光体12
が青の領域に大きな感度を有する場合は、セクションの
罫線部の電位が低いので、現像性を上げる方向に現像条
件をシフトする。例えば、印加する現像バイアスが交流
成分(VPP,周波数)に直流成分(VDC)を重畳したも
のであれば、VDCを通常時よりも下げ、罫線部の電位と
のコントラストを大きく取ることで現像性が上がる。こ
のようにして感光体12上に形成された適正な濃度から
なるセクション像は、再び下部搬送路22から給紙され
る先に黒トナー像の転写された被転写材Pに転写され、
定着後排紙される。以上によりセクション部分を所望の
色と適正な濃度で形成した2色の複写画像が得られる。
は、セクション領域以外の部分bの静電荷をブランク露
光10により除去しておく、これにより感光体12上に
は光学系2〜9を通して原稿からの反射光像の全てが届
くが、セクション領域aのみ静電像が形成される。これ
をセクションの色即ち、ここでは青と同じ色のトナーを
包含する現像器14で可視化する。但し、このセンショ
ンを現像する際は通常と違った現像条件が適用される。
これは先に述べたように、感光体12の分光感度によっ
て画像の再現性が著しく変わるためで、もし感光体12
が青の領域に大きな感度を有する場合は、セクションの
罫線部の電位が低いので、現像性を上げる方向に現像条
件をシフトする。例えば、印加する現像バイアスが交流
成分(VPP,周波数)に直流成分(VDC)を重畳したも
のであれば、VDCを通常時よりも下げ、罫線部の電位と
のコントラストを大きく取ることで現像性が上がる。こ
のようにして感光体12上に形成された適正な濃度から
なるセクション像は、再び下部搬送路22から給紙され
る先に黒トナー像の転写された被転写材Pに転写され、
定着後排紙される。以上によりセクション部分を所望の
色と適正な濃度で形成した2色の複写画像が得られる。
【0016】また、上記実施例で感光体12の感度がな
い場合は逆に罫線部の電位が高いので、現像バイアスの
VDCを通常時よりも上げ、コントラストが小さくなる方
に制御すればよい。
い場合は逆に罫線部の電位が高いので、現像バイアスの
VDCを通常時よりも上げ、コントラストが小さくなる方
に制御すればよい。
【0017】なお、濃度の適正化の手法は現像バイアス
による現像条件の調整に限定されず、センション部分を
作像する2回目の作像時に感光体12の感度が有る場合
は、予め帯電器13による帯電位を上げておくことによ
っても現像時のコントラストが取れ、上記と同様に適正
なトナー像が得られることは勿論のことである。
による現像条件の調整に限定されず、センション部分を
作像する2回目の作像時に感光体12の感度が有る場合
は、予め帯電器13による帯電位を上げておくことによ
っても現像時のコントラストが取れ、上記と同様に適正
なトナー像が得られることは勿論のことである。
【0018】原稿セクション領域aは、一般にいくつか
の黒点がプロットされたグラフになったものが多い。前
記実施例によれば、これらの点はセクションと同色の青
で複写されてしまうので見にくい場合もある。この点を
さらに改善した第2の実施例を図7の画像形成装置の要
部構成側断面図に示す。この実施例では、微小なスポッ
ト露光を可能とするレーザー光などをブランク露光源と
して兼用し、これによりグラフ上の点を再現する点が特
徴である。
の黒点がプロットされたグラフになったものが多い。前
記実施例によれば、これらの点はセクションと同色の青
で複写されてしまうので見にくい場合もある。この点を
さらに改善した第2の実施例を図7の画像形成装置の要
部構成側断面図に示す。この実施例では、微小なスポッ
ト露光を可能とするレーザー光などをブランク露光源と
して兼用し、これによりグラフ上の点を再現する点が特
徴である。
【0019】図7において、33,34はLEDよりな
るブランク露光10に代って設けられたレーザー光走査
系である。このレーザー光走査系33,34は、レーザ
ービームプリンタいわゆるLBPなどで広く用いられて
いるレーザー光源,ポリゴンミラーと結像光学系とから
成り立っているが、その構成そのものはこの発明に直接
関連しないので、詳細の説明は省略する。この実施例で
は、前記実施例同様センションの領域aを認識した後、
前記実施例とは逆に先ずセクション部分の作像を行う。
従って、ブランク露光であるレーザー光は、センション
領域以外の領域bで点灯し、静電荷を除去する他、セク
ション中に描かれた点および線部分でも点灯し、この部
分の静電荷も予め除去される。これにより、現像器14
によってセクション領域aの点および線を除く部分が前
記実施例同様現像条件の適正化により適正な濃度のトナ
ー像として形成される。このトナー像を転写/定着後の
被転写材Pが下部搬送路22に一旦収納された後、今度
はセクション以外の領域bの画像を現像器15によって
トナー像として感光体12上に再現させる。
るブランク露光10に代って設けられたレーザー光走査
系である。このレーザー光走査系33,34は、レーザ
ービームプリンタいわゆるLBPなどで広く用いられて
いるレーザー光源,ポリゴンミラーと結像光学系とから
成り立っているが、その構成そのものはこの発明に直接
関連しないので、詳細の説明は省略する。この実施例で
は、前記実施例同様センションの領域aを認識した後、
前記実施例とは逆に先ずセクション部分の作像を行う。
従って、ブランク露光であるレーザー光は、センション
領域以外の領域bで点灯し、静電荷を除去する他、セク
ション中に描かれた点および線部分でも点灯し、この部
分の静電荷も予め除去される。これにより、現像器14
によってセクション領域aの点および線を除く部分が前
記実施例同様現像条件の適正化により適正な濃度のトナ
ー像として形成される。このトナー像を転写/定着後の
被転写材Pが下部搬送路22に一旦収納された後、今度
はセクション以外の領域bの画像を現像器15によって
トナー像として感光体12上に再現させる。
【0020】この場合、レーザー光によってセクション
領域aに相当する感光体12上の静電荷を消去しておく
ことになるが、点と線の部分はレーザー露光を施さな
い。従って、現像器15によって形成されるトナー像は
セクション領域外の全画像およびセクション中のプロッ
トされた点と線である。これを先にセクション画像を転
写した被転写材P上に転写して合成画像を得る。
領域aに相当する感光体12上の静電荷を消去しておく
ことになるが、点と線の部分はレーザー露光を施さな
い。従って、現像器15によって形成されるトナー像は
セクション領域外の全画像およびセクション中のプロッ
トされた点と線である。これを先にセクション画像を転
写した被転写材P上に転写して合成画像を得る。
【0021】このようにすれば、セクション領域aにお
いて適正な濃度での罫線が得られる上にセクション中の
点や線のグラフが黒トナーで再現されるので、コントラ
ストの取れた画像を得ることができる。
いて適正な濃度での罫線が得られる上にセクション中の
点や線のグラフが黒トナーで再現されるので、コントラ
ストの取れた画像を得ることができる。
【0022】更に、第3の実施例を図8の画像形成装置
の画像読取回路ブロック図に示す。この実施例は、セク
ションの罫線が等間隔に引かれている標準のもの以外の
対数で罫線の引かれているものに適用されるものであ
り、画像読取回路中にルックアップテーブル(LUT−
ROM)を備え、予め記録されたパターンと比較するこ
とで認識可能としたものである。
の画像読取回路ブロック図に示す。この実施例は、セク
ションの罫線が等間隔に引かれている標準のもの以外の
対数で罫線の引かれているものに適用されるものであ
り、画像読取回路中にルックアップテーブル(LUT−
ROM)を備え、予め記録されたパターンと比較するこ
とで認識可能としたものである。
【0023】図8において、主,副走査に分けてシフト
レジスタに入るまでは図4と同じである。この後、LU
T−ROM(以下LUTという)に入り、予めLUT内
に記憶されたパターンとシフトレジスタから入ってくる
パターンを比較して判定する。即ち、図9に模式的に示
すように、対数表示で罫線が引かれたものは、少なくと
も縦横いずれかの信号パターン(線と線の間隔)が対数
的に変化していくので、この線間隔が予めLUT中の対
数のパターンと合致すれば、その走査方向において対数
表示で罫線が引かれていると判断し、もう一方の走査方
向においてさらに等間隔もしくは対数間隔であれば、そ
のパターンが続く領域が対数で表示されたセクションと
認識され、エンコーダを経てこのセクションの領域が出
力される。この後の画像形成は前記実施例と全く同様で
あるからその説明を省略する。このように判定回路およ
びその後の既述の画像処理によって、対数表示のセクシ
ョンであってもこれを自動的に識別し、適正な画像濃度
をもって画像を再現することができる。
レジスタに入るまでは図4と同じである。この後、LU
T−ROM(以下LUTという)に入り、予めLUT内
に記憶されたパターンとシフトレジスタから入ってくる
パターンを比較して判定する。即ち、図9に模式的に示
すように、対数表示で罫線が引かれたものは、少なくと
も縦横いずれかの信号パターン(線と線の間隔)が対数
的に変化していくので、この線間隔が予めLUT中の対
数のパターンと合致すれば、その走査方向において対数
表示で罫線が引かれていると判断し、もう一方の走査方
向においてさらに等間隔もしくは対数間隔であれば、そ
のパターンが続く領域が対数で表示されたセクションと
認識され、エンコーダを経てこのセクションの領域が出
力される。この後の画像形成は前記実施例と全く同様で
あるからその説明を省略する。このように判定回路およ
びその後の既述の画像処理によって、対数表示のセクシ
ョンであってもこれを自動的に識別し、適正な画像濃度
をもって画像を再現することができる。
【0024】なお、上記それぞれの実施例においては、
すべて2個の現像器を用いているが、これに限定され
ず、3個以上であっても画像の認識や現像器などの作像
系の制御は基本的に上記実施例と同じである。
すべて2個の現像器を用いているが、これに限定され
ず、3個以上であっても画像の認識や現像器などの作像
系の制御は基本的に上記実施例と同じである。
【0025】また、上記実施例ではセクション領域を適
正な濃度とするように現像条件などの作像条件を変えて
いるが、セクション領域特に罫線をはっきりと濃く出し
たい場合や、その逆にかすかに即ち薄く出したい場合に
は、それなりに上述した作像条件を変えてやればよい。
例えば、はっきりとさせたい時はVDCをさらに下げコン
トラストをさらに大きく取ればよい。このようなやり方
については、当業者においては容易にかつ多くの方式が
考えられよう。従って、この発明は、これら種々のセク
ション領域の任意な再現性をも可能とすることができ
る。
正な濃度とするように現像条件などの作像条件を変えて
いるが、セクション領域特に罫線をはっきりと濃く出し
たい場合や、その逆にかすかに即ち薄く出したい場合に
は、それなりに上述した作像条件を変えてやればよい。
例えば、はっきりとさせたい時はVDCをさらに下げコン
トラストをさらに大きく取ればよい。このようなやり方
については、当業者においては容易にかつ多くの方式が
考えられよう。従って、この発明は、これら種々のセク
ション領域の任意な再現性をも可能とすることができ
る。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、光学系に画像情報を読み取る画像読取手段を設け、
この画像読取手段によって得られた信号より原稿中の所
定の色領域を認識し、かつその所定の色領域を着色剤像
で可視化するに当たって、画像形成手段によってその作
像条件を自動的に前記所定の色以外の領域を作像する時
とは別の作像条件に切り換えるようにしたので、使用者
は何ら手間をかけることなく、しかも適正な濃度で再現
された所定の色領域の画像を含む多色刷りの合成画像を
きわめて容易に得ることができる。
ば、光学系に画像情報を読み取る画像読取手段を設け、
この画像読取手段によって得られた信号より原稿中の所
定の色領域を認識し、かつその所定の色領域を着色剤像
で可視化するに当たって、画像形成手段によってその作
像条件を自動的に前記所定の色以外の領域を作像する時
とは別の作像条件に切り換えるようにしたので、使用者
は何ら手間をかけることなく、しかも適正な濃度で再現
された所定の色領域の画像を含む多色刷りの合成画像を
きわめて容易に得ることができる。
【0027】また、所定の色領域の作像条件を使用者が
任意に選択できるようにすることにより、使用者の必要
性と好みに応じた所定の色領域の画像を含む画像が容易
に得られるという効果もある。
任意に選択できるようにすることにより、使用者の必要
性と好みに応じた所定の色領域の画像を含む画像が容易
に得られるという効果もある。
【図1】 この発明の第1の実施例を示す画像形成装置
の要部構成側断面図である。
の要部構成側断面図である。
【図2】 第1の実施例の要部構成平面説明図である。
【図3】 第1の実施例の画像読取部の構成説明図であ
る。
る。
【図4】 第1の実施例の画像読取回路ブロック図であ
る。
る。
【図5】 模式的に示したセクション領域とそれ以外の
領域に対する主,副走査方向の信号タイミング図であ
る。
領域に対する主,副走査方向の信号タイミング図であ
る。
【図6】 第2の実施例に適応される原稿例である。
【図7】 第2の実施例を示す画像形成装置の要部構成
側断面図である。
側断面図である。
【図8】 第3の実施例を示す画像形成装置の画像読取
回路ブロック図である。
回路ブロック図である。
【図9】 第3の実施例の模式的に示した対数セクショ
ン部分の主,副走査の信号タイミング図である。
ン部分の主,副走査の信号タイミング図である。
【図10】 従来例の画像形成装置の要部構成側断面図
である。
である。
1 原稿台
14,15 現像器
40A,40B 画像形成装置
A 画像読取手段
B 画像形成手段
a セクション領域(所定の色領域)
b セクション以外の領域(所定の色領域以外の領
域) なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
域) なお、図中同一符号は同一または相当部分を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
G03G 15/06 101 7818−2H
H04N 1/23 103 C 9186−5C
1/387 8839−5C
1/46 9068−5C
Claims (2)
- 【請求項1】 原稿台に載置された原稿を光学的に走査
する光学系と、この光学系から照射された光により感光
体に形成された静電潜像を着色剤により可視化する複数
の互いに色の異なる着色剤を包含する現像器とを備えた
画像形成装置において、前記光学系が原稿を読み取る画
像読取手段を備え、この画像読取手段により、前記原稿
が有する所定の色領域と他の領域とを判別して、前記両
領域をそれぞれ異なる作像条件で画像形成する画像形成
手段を設けることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記画像形成手段は、前記原稿の前記所
定の色領域の作像条件を前記所定の色領域以外の作像条
件に対して帯電量,露光量および現像バイアスのうち少
なくとも一つ以上を変更した作像条件に変更制御して作
像することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3177089A JPH0527543A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3177089A JPH0527543A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0527543A true JPH0527543A (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16024940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3177089A Withdrawn JPH0527543A (ja) | 1991-07-18 | 1991-07-18 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0527543A (ja) |
-
1991
- 1991-07-18 JP JP3177089A patent/JPH0527543A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |