JPH0527537Y2 - - Google Patents

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JPH0527537Y2
JPH0527537Y2 JP37888U JP37888U JPH0527537Y2 JP H0527537 Y2 JPH0527537 Y2 JP H0527537Y2 JP 37888 U JP37888 U JP 37888U JP 37888 U JP37888 U JP 37888U JP H0527537 Y2 JPH0527537 Y2 JP H0527537Y2
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JP
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embankment
floating oil
support frame
seal
receiving plate
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  • Cleaning Or Clearing Of The Surface Of Open Water (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は石油備蓄基地等における防油堤に適用
される浮防油堤の接続構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、海上の石油備蓄基地において滞油側と海
水側とを仕切つている浮防油堤は、第4図A平面
図、B側面図に示すように、海中に建造された固
定柱1に、これに沿つて鉛直方向に摺動する浮防
油堤2の端部がそこに固着されたシールパツキン
11を介在させて接続しており、平満潮による水
位WLの変動に追従して浮防油堤2が上下動し、
滞油側に漏出した油が海水側へ流出拡散しないよ
うに防いでいる。
しかしながら、シールパツキン11が固着装備
される浮防油堤2本体は、潮位変動及び波浪によ
り微妙なふらつき運動をするので、シールパツキ
ン11にも運動が伝わり、シールパツキン11と
固定柱1間の接触面圧が大きく変化するため、完
全な水密が得にくくなる不具合がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、このような事情に鑑みて提案された
もので、浮防油堤本体のふらつき運動がシール部
に伝わることなく、従つてシール部面圧値が著し
く変化することなく円滑に上下摺動しながらのシ
ールが可能となり、更にシール部の常時接触摺動
により海中微生物の付着が防止されシール性能の
維持が可能となる浮防油堤の接続構造を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
そのために本考案は、固定柱の浮防油堤との接
続側面に浮防油堤の巾より広い間隔を存して対向
突設された一対の受板と、上記浮防油堤の端部に
外嵌固定され両鉛直面に上記受板の内面に当接す
る摺動手段が付設された支持枠と、上記支持枠近
傍の上記浮防油堤端部外周に適宜のクリアランス
を存して遊嵌されるとともに同クリアランスを全
周に保持するよう上記支持枠より懸吊されたシー
ル取付枠と、上記シール取付枠の両鉛直面に上記
受板の内面に当接するよう配設されたシール部材
とを具えたことを特徴とする。
〔作用〕
上述の構成により、浮防油堤本体のふらつき運
動がシール部に伝わることなく、従つてシール部
面圧値が著しく変化することなく円滑に上下摺動
しながらのシールが可能となり、更にシール部の
常時接触摺動により海中微生物の付着が防止され
シール性能の維持が可能となる浮防油堤の接続構
造を得ることができる。
〔実施例〕
本考案浮防油堤の接続構造の一実施例を図面に
ついて説明すると、第1図はその平面図、第2図
は同上の浮防油堤端部の斜視図、第3図は第2図
の−に沿つた側面図である。
上図において、固定柱1の浮防油堤2の接続側
面に、浮防油堤2の巾より相当に広い間隔を存し
て対向する一対の受板1a,1aが突設され、そ
の対向面に受溝1b,1bが形成されており、一
方浮防油堤2の方には、端部から若干中央寄り位
置に上記受溝1bに遊嵌する支持枠3が外嵌固定
され、その両鉛直側面にそれぞれ受溝1bの底面
及び両側面に当接するローラー4が付設されてい
る。
更に浮防油堤2の上記支持枠3より先の端部に
おいて、浮防油堤2の外周に50mm程のクリアラン
スCを存してシール取付枠5が遊嵌されるととも
に、このシール取付枠5と上記支持枠との間にオ
イルフエンス6が張設されている。しかしてシー
ル取付枠5の両鉛直側面にそれぞれリツプシール
7が添設され、その凹部7aに受圧板8が嵌入さ
れており、同受圧板8の外縁が固定柱受板1aの
内面1cに当接し、固定柱受板1aと浮防油堤2
との接続部シールの機能を果している。なお上記
支持枠3の上部に鉤形の支持アーム9が突設さ
れ、その先端に垂下したワイヤロープ10により
シール取付枠5が懸吊され、同シール取付枠5の
上下左右の遊嵌クリアランスCが保持されるよう
になされている。
このような装置において、シール取付枠5の両
鉛直側面のリツプシール7に嵌入の受圧板8が固
定柱受板1aの内面1cに当接するとともに、シ
ール取付枠5と支持枠3との間にオイルフエンス
6が張設されているので、滞油側海面に浮くオイ
ルは矢印のように、浮防油堤2本体、オイルフエ
ンス6、リツプシール7及び受圧板8とにより遮
断されて、海水側への流出拡散が防止される。
また支持枠3付設ローラー4が受板1aの受溝
1bに当接し、シール取付枠5が浮防油堤2の外
周に遊嵌されるとともに、支持アーム9及びワイ
ヤロープ10によりクリアランスCを保持しつつ
懸吊されているので、浮防油堤2が上下方向に浮
動すると支持枠3及びシール取付枠5もそれに追
従して同じ動きを行い、リツプシール7及び受圧
板8も受板内面1cに対し同じ摺動運動を行うこ
とにより、シールが確保される。
なおシール取付枠5がワイヤロープ10により
クリアランスCを保つて懸吊されているので、浮
防油堤2のふらつき運動がシール取付枠5、リツ
プシール7及び受圧板8に伝わることはなく、従
つて受圧板8の面圧値が著しく変化することな
く、円滑に上下摺動しながらのシールが確保され
る。また受圧板8は常時受板内面1cに接触摺動
しているため、海中微生物の付着が防止され、そ
の面からのシール性能維持も可能である。
〔考案の効果〕
要するに本考案によれば、固定柱の浮防油堤と
の接続側面に浮防油堤の巾より広い間隔を存して
対向突設された一対の受板と、上記浮防油堤の端
部に外嵌固定され両鉛直面に上記受板の内面に当
接する摺動手段が付設された支持枠と、上記支持
枠近傍の上記浮防油堤端部外周に適宜のクリアラ
ンスを存して遊嵌されるとともに同クリアランス
を全周に保持するよう上記支持枠より懸吊された
シール取付枠と、上記シール取付枠の両鉛直面に
上記受板の内面に当接するよう配設されたシール
部材とを具えたことにより、浮防油堤本体のふら
つき運動がシール部に伝わることなく、従つてシ
ール部面圧値が著しく変化することなく円滑に上
下摺動しながらのシールが可能となり、更にシー
ル部の常時接触摺動により海中微生物の付着が防
止されシール性能の維持が可能となる浮防油堤の
接続構造を得るから本考案は産業上極めて有益な
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案浮防油堤の接続構造の一実施例
を示す平面図、第2図は同上の浮防油堤端部の斜
視図、第3図は第2図の−に沿つた側面図で
ある。第4図は従来の浮防油堤の接続構造を示
し、同図Aは平面図、同図Bは側面図である。 1……固定柱、1a……受板、1b……受溝、
1c……受板内面、2……浮防油堤、3……支持
枠、4……ローラー、5……シール取付枠、6…
…オイルフエンス、7……リツプシール、8……
受圧板、9……支持アーム、10……ワイヤロー
プ、C……クリアランス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定柱の浮防油堤との接続側面に浮防油堤の巾
    より広い間隔を存して対向突設された一対の受板
    と、上記浮防油堤の端部に外嵌固定され両鉛直面
    に上記受板の内面に当接する摺動手段が付設され
    た支持枠と、上記支持枠近傍の上記浮防油堤端部
    外周の適宜のクリアランスを存して遊嵌されると
    ともに同クリアランスを全周に保持するよう上記
    支持枠より懸吊されたシール取付枠と、上記シー
    ル取付枠の両鉛直面に上記受板の内面に当接する
    よう配設されたシール部材とを具えたことを特徴
    とする浮防油堤の接続構造。
JP37888U 1988-01-06 1988-01-06 Expired - Lifetime JPH0527537Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37888U JPH0527537Y2 (ja) 1988-01-06 1988-01-06

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JP37888U JPH0527537Y2 (ja) 1988-01-06 1988-01-06

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Publication Number Publication Date
JPH01105640U JPH01105640U (ja) 1989-07-17
JPH0527537Y2 true JPH0527537Y2 (ja) 1993-07-14

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JPH01105640U (ja) 1989-07-17

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