JPH0527454Y2 - - Google Patents

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JPH0527454Y2
JPH0527454Y2 JP1989147440U JP14744089U JPH0527454Y2 JP H0527454 Y2 JPH0527454 Y2 JP H0527454Y2 JP 1989147440 U JP1989147440 U JP 1989147440U JP 14744089 U JP14744089 U JP 14744089U JP H0527454 Y2 JPH0527454 Y2 JP H0527454Y2
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hair
fibers
collagen fibers
raw material
regenerated collagen
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は再生コラーゲン繊維をヘア原料とし用
いた理容、美容技術の習得のためのレツスン(練
習用)ウイグに関する。更に詳しくは、人毛に極
めて近似した性質を有する再生コラーゲン繊維を
ヘア原料として用いることにより、カツト、ブロ
ーイング、ワインデイング等の技術が人毛との違
和感なしに習得できる均質で高品質の練習用ウイ
グを提供するものである。
〔従来技術と問題点〕
従来、この種の製品分野はこの商品性格からヘ
ア原料として人毛が最適で広く使用されている
が、近年人毛原料の量的確保が困難となり、特に
良質の長さの揃つた原料を入手することは殆ど不
可能となつている。そのため人毛の代替原料とし
て合成繊維を使用する試みが数多くなされてき
が、本製品分野の品質要求であるシザーズ或いは
レザーによる切れ味、刃の耐久性、ワインデイン
グの作業性、ブローイング性及びこれらによるス
タイリング性等が基本的に異なり、代替の目的を
充分に果たすまでには至つていない。
また現在使用されている人毛も製品に適用され
る前に種々の化学処理がなされ、更に太さ、硬
さ、長さ等に人種あるいは個人差もあり常にその
品質は一定化せず、生きた人毛の取り扱いを習得
するための材料として必ずしも万全であるとは言
えないのが実状である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案者はこれらの現状に鑑み、再生コラーゲ
ン繊維をヘア原料として用いることによりこれら
の問題点をすべて解決したものである。
即ち、本考案は再生コラーゲン繊維をヘア原料
として用い、ベースヘツドにミシン又は手刺しで
植毛してなるカツト、ブローイング、ワインデイ
ング等のレツスンウイグを内容とするものであ
る。
〔実施例〕
本考案を実施例を示す図面に基づいて説明する
と、第1図はレツスンウイグの植毛工程を示す概
略図で、ベースヘツド1に再生コラーゲン繊維の
ヘアー2が植毛針3により手刺し植毛されてい
る。第2図は第1図に如く植毛加工されて得られ
た本考案のレツスンウイグである。
本考案に用いる再生コラーゲン繊維とは、例え
ば牛等動物のフレツシユな生皮や塩漬けした生皮
より得られた床皮から肉質部を除去したり、腐
敗・変質防止のために用いられた塩分を除去し
て、更に石灰漬などにより不溶性コラーゲン繊維
中に含まれる脂肪分を加水分解し、コラーゲン繊
維を解きほぐした後、酸・アルカリ処理、酵素処
理、溶剤処理等の皮革処理を施して不純物を除
き、次いでアルカリ可溶化法や酵素可溶化法等を
適用して可溶化した可溶化コラーゲン水溶液を無
機塩水溶液中にて紡糸し繊維化して得られる。通
常、繊維に必要な強度、耐水性、耐熱性等を付与
するため無機塩水溶液中で凝固して得られた繊維
にクロム塩、ホルマリン等で架橋を施す所謂鞣し
処理が行われるが、本考案においては、従来一般
に行われている可溶化コラーゲン水溶液を無機塩
水溶液中で凝固した後、乾燥或いは未乾燥の状態
で架橋するだけでなく、予め無機塩水溶液中に水
溶性アルデヒド基含有化合物を添加処理した後、
クロム等の金属塩で鞣し処理し製造した再生コラ
ーゲン繊維が本考案の品質要求に一層合致する。
尚、繊維の太さは概め30〜100デニールの範囲で
適宜選択でき、着色も原液着色或いは後染色で広
範囲なカラーを得ることができ、更にその後、柔
軟平滑剤、撥水剤、静電防止剤等を必要に応じて
付加して本考案の目的を充分満たす品質のヘア原
料を得る。
上記の如くして得た再生コラーゲン繊維の物理
的性質は、強度3〜3.5gm/d、結節強度約
1gm/d、ヤング率350〜400Kg/mm2、吸湿率約20
%と殆ど人毛と同じで、強度面ではむしろ優れた
数値を示す。
尚、本考案に用いる再生コラーゲン繊維とは、
前述の如き可溶化コラーゲン100%の原液を用い
て繊維化したものに限定されるものでなく、水溶
性高分子、例えばポリビニルアルコールやゼラチ
ン等を可溶化コラーゲン溶液に混合した原液を用
いて紡糸した繊維も含まれるものである。
本考案に用いるベースヘツドは特に制限はな
く、プラスチゾルのスラツシユ成形ヘツド等が用
いられる。また再生コラーゲン繊維のベースヘツ
ドへの植毛は手刺し、ミシンのいずれでもよい。
〔作用・効果〕
本考案のレツスンウイグは、既述の再生コラー
ゲン繊維の特性から下記のような作用効果を有す
る; (1) 製品化において従来の人毛と全く同じ工程及
び装置が採用でき、更に繊維が充分な長さと均
一な品質を有するので人毛ではできないミシン
植毛での連続生産が可能となる。
(2) 長さが自由に調整でき且つ大量生産できるの
で充分な密度と長さの揃つたヘアーをもつ製品
が得られ、実際的な練習による技術の習得及び
向上が期待できる。
(3) カツテイング、ワインデイング、ブローイン
グ等が人毛と同じ感触で実施でき、またシザー
ズ、レザーの切れ味、損傷も変わらないので、
練習と実際の施術との間に違和感がない。
(4) 熱美容器具、例えばヘアアイロン等で人毛と
同様のカールを得ることができる。
(5) 量的確保、品質、価格等の面で極めて不安定
な人毛原料マーケツトに比して、常に品質の安
定した原料が確保できるので、高品質で均一な
製品が供給でき、理容、美容技術の確実な習得
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わるレツスンウイグの植毛
針を使つた手刺し植毛工程を示す概略図、第2図
は得られたレツスンウイグの概略図である。 1……ベースヘツド、2……再生コラーゲン繊
維のヘアー、3……植毛針。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 再生コラーゲン繊維をヘア原料として用い、ベ
    ースヘツドにミシン又は手刺しで植毛してなるカ
    ツト、ブローイング、ワインデイング等のレツス
    ンウイグ。
JP1989147440U 1989-12-20 1989-12-20 Expired - Lifetime JPH0527454Y2 (ja)

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US9565882B2 (en) 2006-03-31 2017-02-14 Kaneka Corporation Dyed regenerated collagen fiber, artificial hair, and method for dye-fixing treatment of dyed regenerated collagen fiber

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JPH0385422U (ja) 1991-08-29

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