JPH05273579A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JPH05273579A
JPH05273579A JP10227492A JP10227492A JPH05273579A JP H05273579 A JPH05273579 A JP H05273579A JP 10227492 A JP10227492 A JP 10227492A JP 10227492 A JP10227492 A JP 10227492A JP H05273579 A JPH05273579 A JP H05273579A
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JP
Japan
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light
liquid crystal
bias
image
valve
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Application number
JP10227492A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nakano
淳 中野
Kazunari Otawara
一成 大田原
Yuuichi Kuromizu
勇一 黒水
Toshio Konno
俊男 昆野
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最低感度を有する液晶ライトバルブを用いる
場合に、解像度の低下を招くことなく、簡便な構成でバ
イアス光の照射を行って表示画面の明るさの向上を図
る。 【構成】 光源20の出力光はフィルタ22に入射し、
これによって読出し光とバイアス光とが選択されて出力
される。これらの光は、偏光ビームスプリッタ24の作
用によって液晶ライトバルブ18に入射する。入射した
光のうち、バイアス光は誘電体ミラーを透過して光導電
体側に入射し、最低感度に相当する光照射が行われる。
この状態で発光素子アレイ10から出力された光が光学
系12,垂直偏向器14の作用によって液晶ライトバル
ブ18上に画像が書き込まれる。画像は、前記読出し光
によって読み出されてスクリーン28に投影される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光書込み型の液晶ライ
トバルブを用いた大画面の投写型ディスプレイに好適な
画像表示装置に関し、更に具体的には前記液晶ライトバ
ルブが画像情報変換のための最低感度を有する場合に好
適な画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光書込み型の液晶ライトバルブが画像情
報変換のための最低感度を有する場合の画像表示装置と
しては、特願平2−170661号として出願された光
画像情報変換装置がある。これによれば、光書込み型の
液晶ライトバルブにおける画像の光書込み感度を向上さ
せるためには、一定限度の照度のバイアス光を照射する
ことが液晶駆動に有効であることが指摘されている。
【0003】そして、感度向上の第1の方法として、画
像の書込み側,すなわち液晶ライトバルブの光導電体側
からバイアス光を照射する方法が開示されている。ま
た、第2の方法として、読出し光が一様に透過する誘電
体ミラーを設けて読出し光の一部が光変調体(液晶)側
から光導電体側に透過するようにし、これをバイアス光
として利用する方法が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術では次のような不都合がある。まず、第1
の方法では、書込み光用の光源以外にバイアス光用の光
源を用意しなければならず、装置の小型化や省力化にと
って不都合である。また、第2の方法では、格別のバイ
アス光用の光源を用意する必要はないが、読出し光を一
様に光導電体側に透過する誘電体ミラーを用いているた
めに読出し光を画像の投写光として100%利用するこ
とができない。
【0005】このため、表示画面の明るさが低下するこ
とになる。画面の明るさの向上を図るためにより強い読
出し光で読み出すことも考えられるが、この場合には誘
電体ミラーを透過する光量を最低照度に調整するために
誘電体ミラーを厚く形成する必要がある。ところが、誘
電体ミラーが厚くなると光導電体と光変調体との距離が
大きくなって、今度は解像度の低下を招くことになる。
【0006】本発明は、これらの点に着目したもので、
解像度の低下を招くことなく、簡便な構成でバイアス光
の照射を行って表示画面の明るさの向上を図ることがで
きる画像表示装置を提供することを、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、2つの透明電極間に少なくとも光導電
体,誘電体ミラー,光変調体を備えた光書込み型の液晶
ライトバルブに読出し用光源から出力された読出し光を
照射して画像を読み出す画像表示装置において、前記光
変調体の有する最低感度に対応するバイアス光を、前記
読出し用光源の出力光における前記誘電体ミラーの透過
波長帯域から選択し、前記読出し光とともに前記液晶ラ
イトバルブに照射する光学手段を備えたことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】本発明によれば、バイアス光は読出し用光源の
出力光から得られ、液晶ライトバルブの誘電体ミラーの
透過波長帯域に設定される。このバイアス光は、誘電体
ミラーの反射波長帯域に設定されている読出し光ととも
に液晶ライトバルブに照射される。
【0009】
【実施例】以下、本発明による画像表示装置の実施例に
ついて、添付図面参照しながら詳細に説明する。 <第1実施例>最初に、図1乃至図3を参照しながら本
発明の第1実施例について説明する。図1には、第1実
施例の構成が示されている。同図において、変換対象と
なる画像は、発光素子アレイ10からライン状に出力さ
れるようになっている(矢印FA)。この画像光は、光
学系12を介して垂直偏向器(ポリゴンミラー)14に
入射するようになっている。
【0010】垂直偏向器14は、モータ16によって回
転駆動されるように構成されており、この駆動によって
線状光が入射面上を走査するように液晶ライトバルブ1
8に入射するようになっている(矢印FB)。これらに
よって、液晶ライトバルブ18に対する画像の書込みが
行なわれるようになっている。
【0011】次に、液晶ライトバルブ18に対する画像
の読出しは、光源20から出力される光によって行なわ
れるようになっている(矢印FC)。この光の出力側に
は後述するフィルタ22が設けられており、更にその光
透過側には偏光ビームスプリッタ24が配置されてい
る。この偏光ビームスプリッタ24によって液晶ライト
バルブ18に対する読出し光及びバイアス光の入射が行
われ、また液晶ライトバルブ18で変調を受けた読出し
光の出力が行われるようになっている(矢印FE)。変
調された読出し光は、光学系26を介してスクリーン2
8に投射され、画像の表示が行なわれるようになってい
る。
【0012】以上の各部のうち、液晶ライトバルブ18
は、例えば図2(A)に示すような構成となっている。
同図において、反射防止膜30,32付きのガラス基板
34,36には、透明電極38,40が各々形成されて
いる。そして、これらの透明電極38,40間には、光
導電体42,誘電体ミラー44,光変調体46が各々積
層して形成されている。更に、透明電極38,40間に
は、駆動用の電源48が接続されている。
【0013】これらのうち、光導電体42は例えばアモ
ルファスシリコンによって形成されており、光変調体4
6は例えばネマティック液晶によって形成されている。
また、誘電体ミラー44は、例えば同図(B)に示すよ
うに、屈折率の異なる複数の層44A,44B,44C
が交互に複数積層された構成となっている。これによっ
て、所定波長帯域の読出し光が反射されるように特性が
設定されている。なお、詳細については、例えば特願平
2−14662号特許出願に開示されている。
【0014】次に、図3を参照しながらフィルタ22に
ついて説明する。光源20からは、例えば同図のグラフ
GAで示すような強度分布の光が出力されるものとす
る。また、液晶ライトバルブ18の誘電体ミラー44
は、同図のΔLで示す波長帯域の光を反射する特性に設
定されているものとする。ここで、フィルタ22は、同
図のグラフGAの読出し光からDLで示される波長帯域
の光を選択的に透過する特性に設定されている。すなわ
ち、誘電体ミラー44で反射される波長帯域ΔLの読出
し光の他に、その上下のd1L,d2Lの帯域部分である
バイアス光も透過する特性を有している。そして、バイ
アス光d1L,d2Lの幅は、液晶ライトバルブ18が有
する最低感度に対応して設定されている。
【0015】次に、以上のように構成された第1実施例
の動作について説明する。液晶ライトバルブ18の画像
読出側では、光源20から出力された光がフィルタ2
2,偏光ビームスプリッタ24を介して液晶ライトバル
ブ18に照射されている。詳述すると、光源20から出
力された光はまずフィルタ22に入射し、これによるフ
ィルタリングによって前記DLの波長帯域に制限され
る。すなわち、フィルタ22からは、読出し光ΔLとバ
イアス光d1L,d2Lが出力されることになる。これら
の光は、偏光ビームスプリッタ24の作用によって液晶
ライトバルブ18に入射する(図2矢印FD)。入射し
た光は、光変調体46を透過して誘電体ミラー44に入
射する。
【0016】ところが、この誘電体ミラー44は、入射
光のうちの読出し光ΔLは反射するものの、バイアス光
1L,d2Lは透過するように特性が設定されている。
このため、バイアス光d1L,d2Lが誘電体ミラー44
を透過して光導電体42側に入射することになる(図3
矢印F1参照)。これによって、上述した最低感度に相
当する光が液晶ライトバルブ18の光導電体42の全体
に照射されることとなる。
【0017】かかる状態下で、発光素子アレイ10から
ライン状の画像光が出力される。この光は、光学系12
を介して垂直偏向器14に入射する。そして、この光
は、垂直偏向器14の回転に伴って液晶ライトバルブ1
8の入射面上を垂直方向に走査し、これによって液晶ラ
イトバルブ18の光導電体42に対する画像の書込みが
行なわれる。液晶ライトバルブ18では、かかる画像の
光強度分布に対応して光導電体42の導電率が変化し、
更に光変調体46の光の変調分布が変化するようにな
る。このとき、仮に書込み画像の光強度が前記最低感度
以下であっても、バイアス光d1L,d2Lの作用によっ
て良好に光透過率変化が生じるようになる。
【0018】次に、以上のようにして液晶ライトバルブ
18に書き込まれた画像情報は、上述した読出し光ΔL
によって読み出される。すなわち、液晶ライトバルブ1
8に入射した読出し光ΔLは、光変調体46によって書
込み画像に対応する光変調を受け、誘電体ミラー44に
入射する。そして、更に誘電体ミラー44で反射されて
(図3矢印F2参照)、液晶ライトバルブ18から偏光
ビームスプリッタ24側に出力される。この変調された
読出し光ΔLは、偏光ビームスプリッタ24を透過する
とともに、光学系26によってスクリーン28に照射さ
れる。これによって、読出し画像がスクリーン28に投
影表示されることとなる。
【0019】以上のように、第1実施例によれば、フィ
ルタ22の作用によって、誘電体ミラー44で反射され
る読出し光ΔLの波長成分と、誘電体ミラー44を透過
するバイアス光d1L,d2Lの波長成分とを含む光が得
られる。これらが誘電体ミラー44に入射すると、バイ
アス光d1L,d2Lがそれを透過し、これが液晶ライト
バルブ18に作用する。
【0020】これによって、その最低感度以下の光強度
の画像に対しても良好に書込み,読出しを行なうことが
でき、忠実な画像再現を行なうことができる。また、画
像の読出し光は、従来通り誘電体ミラー44で反射され
てスクリーン28に投影されるので良好な明るさが得ら
れる。また、誘電体ミラー44を厚く構成する必要もな
いので、解像度の低下も生じない。
【0021】<第2実施例>次に、図4を参照しながら
本発明の第2実施例について説明する。なお、前記第1
実施例と同様の構成部分又は第1実施例に対応する構成
部分には、同一の符号を用いることとする。
【0022】同図において、被写体50の画像光は矢印
FBのように液晶ライトバルブ18に入射するが、この
ときフィルタ22から出力された読出し光ΔL,バイア
ス光d1L,d2Lが、光学系52を介して矢印FCのよ
うに液晶ライトバルブ18に照射される。このバイアス
光d1L,d2Lによって、最低感度相当の光強度が確保
され、被写体50の画像は良好に液晶ライトバルブ18
に書き込まれることとなる。画像の読出しは、読出し光
ΔLによって前記実施例と同様に行われ、変調を受けた
読出し光ΔLは矢印FEで示すようにスクリーン28に
照射されて画像の投影が行なわれる。
【0023】<第3実施例>次に、図5及び図6を参照
しながら、本発明の第3実施例について説明する。この
第3実施例は、図5に主要構成を示すように、本発明を
カラー画像表示に適用したものである。同図において、
R(赤),G(緑),B(青)の各画像が書き込まれる
液晶ライトバルブ54R,54G,54Bの画像読出側
には、色分解合成光学系56が配置されている。そし
て、この色分解合成光学系56の合成光の入出力側には
偏光ビームスプリッタ58が配置されている。また、偏
光ビームスプリッタ58の読出し光入射側には光源60
が設けられている。なお、偏光ビームスプリッタ58の
変調読出し光出力側の光学系やスクリーンは図示されて
いない。
【0024】これらのうち、液晶ライトバルブ54R,
54G,54Bは、前記図2のような構成となっている
が、各誘電体ミラーは、それぞれR,G,Bの読出し光
を反射するように特性が設定されている。詳述すると、
光源60の出力光の強度分布は、例えば図6にグラフG
Bで示すようになっている。これのうち、波長帯域Δ
R,ΔG,ΔBの光が、液晶ライトバルブ54R,54
G,54Bの各誘電体ミラーで各々反射されるようにな
っている。
【0025】次に、光源60から出力された光のうち、
偏光ビームスプリッタ58で反射された光が色分解合成
光学系56に入射するようになっている。この入射光の
うち、まずRの読出し光ΔRは、ダイクロイックミラー
56Rで反射されるとともに、ダクト62で液晶ライト
バルブ54Rに入射するようになっている。このとき、
ダイクロイックミラー56Rは、図6に示すようにd1
R,d2Rの波長部分もバイアス光として反射するよう
に特性が設定されている。
【0026】次に、Bの読出し光ΔBは、ダイクロイッ
クミラー56Bで反射されるとともに、ダクト64で液
晶ライトバルブ54Bに入射するようになっている。こ
のとき、ダイクロイックミラー56Bは、図6に示すよ
うにd1B,d2Bの波長部分もバイアス光として反射す
るように特性が設定されている。
【0027】更に、いずれのダイクロイックミラー56
R,56Bでも反射されなかった光はフィルタ56Gに
入射するようになっている。このフィルタ56Gでは、
Gの読出し光ΔGが透過して液晶ライトバルブ54Gに
入射するようになっている。このとき、フィルタ56G
は、図6に示すようにd1G,d2Gの波長部分もバイア
ス光として透過するように特性が設定されている。
【0028】なお、バイアス光d1R,d2R,d1G,
2G,d1B,d2Bの幅は、それらがバイアス光とし
て入射したときに液晶ライトバルブ54R,54G,5
4Bの最低感度に相当する光量が得られるように設定さ
れる。具体的には、光源60の強度分布や液晶ライトバ
ルブ54R,54G,54Bの光導電体の分光感度特性
などが考慮される。例えば、光源60の強度が比較的高
い場合はバイアス光の波長帯域幅は狭く設定される。ま
た、光導電体の分光感度が比較的低い場合はバイアス光
の波長帯域幅は広く設定される。
【0029】次に、以上のように構成された第3実施例
の動作について説明する。各液晶ライトバルブ54R,
54G,54Bには、光源60から出力された光が偏光
ビームスプリッタ58,色分解合成光学系56を各々介
して入射する(矢印FG)。詳述すると、まずRについ
ては、ダイクロイックミラー56Rの作用によって読出
し光ΔR及びバイアス光d1R,d2Rが各々選択され、
これらが液晶ライトバルブ54Rに入射する。液晶ライ
トバルブ54Rでは、入射光のうちバイアス光d1R,
2Rが誘電体ミラーを透過して光導電体に入射する。
【0030】また、Bについては、ダイクロイックミラ
ー56Bの作用によって読出し光ΔB及びバイアス光d
1B,d2Bが各々選択され、これらが液晶ライトバルブ
54Bに入射する。液晶ライトバルブ54Bでは、入射
光のうちバイアス光d1B,d2Bが誘電体ミラーを透過
して光導電体に入射する。更に、Gについては、フィル
タ56Gの作用によって読出し光ΔG及びバイアス光d
1G,d2Gが各々選択され、これらが液晶ライトバルブ
54Gに入射する。液晶ライトバルブ54Gでは、入射
光のうちバイアス光d1G,d2Gが誘電体ミラーを透過
して光導電体に入射する。
【0031】液晶ライトバルブ54R,54G,54B
では、これらバイアス光d1R,d2R,d1G,d2G,
1B,d2Bの作用によって仮に書込み画像の光強度が
前記最低感度以下であっても、良好に光透過率変化が生
じるようになる。このような状態で、各液晶ライトバル
ブ54R,54G,54Bに、図1や図4などに示した
方法で色分解後のR,G,Bの各画像が書き込まれる
(矢印FH〜FJ)。液晶ライトバルブ54R,54
G,54Bに各々書き込まれた画像は、読出し光ΔR,
ΔG,ΔBによって各々読み出され、色分解合成光学系
56の作用で合成される。そして、合成後のカラー画像
がスクリーンに投影されることになる(矢印FK)。
【0032】次に、本実施例の試作例について説明す
る。透明電極38付きのガラス基板34上に、a−Si
(アモルファスシリコン)によって光導電体42を形成
する。次に、その上に、液晶ライトバルブ54Rの場合
は、読出し光ΔRを反射する厚みとなるようにSiとS
iO2を交互に複数積層して誘電体ミラー44を得る。
液晶ライトバルブ54Gの場合は、読出し光ΔGを反射
するために更にTiO2層が1層形成されて誘電体ミラ
ー44を得る。また、液晶ライトバルブ54Bの場合
は、読出し光ΔBを反射するためにTiO2層が2層形
成されて誘電体ミラー44を得る。そして、これらの上
に液晶の配向膜が形成される。そして、これと、他の配
向膜付透明電極40が形成されたガラス基板36との間
にネマチック液晶が充填されて、光変調体46が形成さ
れる。
【0033】このようにして得た液晶ライトバルブを用
いるとともに、光源としてハロゲンランプを用い、上述
した特性のフィルタなどを用いて、液晶ライトバルブに
書込まれた画像情報の読出しを行った。その結果、読出
し光ΔR,ΔG,ΔBのみを用いる従来の場合と比較し
て、投影画面の明るさを保ったまま、画像の書込み感度
(暗時の読出し光強度に対する光書込み時の読出し光強
度の比が最大となる光強度(μW/cm2)の逆数)が
向上した。
【0034】<他の実施例>なお、本発明は、何ら上記
実施例に限定されるものではなく、例えば次のようなも
のも含まれる。 (1)前記実施例では、読出し光の前後にバイアス光d
1,d2の波長帯域を設定したが、フィルタやダイクロイ
ックミラーの設計の観点からいずれか一方のみとしても
よい。また、それらの波長帯域を比較的広く設定すると
ともに、減衰フィルタを用いて所望のバイアス光強度を
得るようにしてもよい。 (2)その他、各光学系の配置や設計,液晶ライトバル
ブの構成や各構成部分の材料など、同様の作用を奏する
ように種々設計変更が可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による画像
表示装置によれば、最低感度に対応するバイアス光照射
を、読出し用光源の出力光のうちの誘電体ミラーを透過
する読出し光が含まれない波長領域の光を利用して行う
こととしたので、解像度の低下を招くことなく、簡便な
構成でバイアス光の照射を行って表示画面の明るさの向
上を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像表示装置の第1実施例を示す
構成図である。
【図2】前記第1実施例における液晶ライトバルブの構
成例を示す説明図である。
【図3】前記第1実施例の主要部の作用を示す説明図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例を示す構成図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す構成図である。
【図6】前記第3実施例の主要部の作用を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
10…発光素子アレイ、12,26,52…光学系、1
4…垂直偏向器、18,54R,54G,54B…液晶
ライトバルブ、20,60…光源(読出し用光源)、2
2,56G…フィルタ(光学手段)、24,58…偏光
ビームスプリッタ、28…スクリーン、34,36…ガ
ラス基板、38,40…透明電極、42…光導電体、4
4…誘電体ミラー、46…光変調体、48…電源、50
…被写体、56…色分解合成光学系、56R,56B…
ダイクロイックミラー(光学手段)、62,64…ダク
ト、ΔL,ΔR,ΔG,ΔB…読出し光、d1L,d
2L,d1R,d2R,d1G,d2G,d1B,d2B…バ
イアス光、FA〜FE,FG〜FK,F1,F2…矢
印、GA,GB…グラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒水 勇一 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内 (72)発明者 昆野 俊男 神奈川県横浜市神奈川区守屋町3丁目12番 地 日本ビクター株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2つの透明電極間に少なくとも光導電
    体,誘電体ミラー,光変調体を備えた光書込み型の液晶
    ライトバルブに読出し用光源から出力された読出し光を
    照射して画像を読み出す画像表示装置において、前記光
    変調体の有する最低感度に対応するバイアス光を、前記
    読出し用光源の出力光における前記誘電体ミラーの透過
    波長帯域から選択し、前記読出し光とともに前記液晶ラ
    イトバルブに照射する光学手段を備えたことを特徴とす
    る画像表示装置。
JP10227492A 1992-03-27 1992-03-27 画像表示装置 Pending JPH05273579A (ja)

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