JPH0527354U - クラツチカバー - Google Patents

クラツチカバー

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JPH0527354U
JPH0527354U JP7439691U JP7439691U JPH0527354U JP H0527354 U JPH0527354 U JP H0527354U JP 7439691 U JP7439691 U JP 7439691U JP 7439691 U JP7439691 U JP 7439691U JP H0527354 U JPH0527354 U JP H0527354U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
cover
flywheel
cover body
clutch cover
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7439691U
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English (en)
Inventor
毅 加藤
次雄 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
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Publication of JPH0527354U publication Critical patent/JPH0527354U/ja
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  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦クラッチの摩擦係合面を冷却する気流を
発生させるクラッチカバーを提供することを目的とす
る。 【構成】 乾式単板式摩擦クラッチ装置のクラッチカバ
ー7は、フライホイール(図示せず)に取り付けられる
カバー本体13と、カバー本体13の環状部13bの内
側縁に固着される4枚のフィン14とを備えて構成され
ている。各フィン14は、周方向に等間隔で設けられて
いる。各フィン14は、クラッチカバー7回転方向に対
して斜めに延びている。従って、クラッチカバー7が図
中矢印CC方向に回転すると、カバー本体13の外側の
空気を内側に送り込む。この空気は、クラッチカバー7
内に配置されるクラッチディスクやクラッチフェーシン
グ(共に図示せず)等を冷却する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両に搭載され、エンジン回転力の手動変速機への伝達を断続する 摩擦クラッチ装置のクラッチカバーに関する。
【0002】
【従来技術及びその課題】
手動変速機を搭載した車両は、エンジンと手動変速機との間に、エンジン回転 力の伝達を断続する乾式単板式摩擦クラッチ装置を備えている。これにより、車 両の発進、停止、変速等をスムーズに行うことができる。 この乾式単板式摩擦クラッチ装置は、エンジンと一体に回転するフライホイー ル及びクラッチカバーと、これらの間に配置され、手動変速機の入力軸と一体に 回転するクラッチディスク等を備えて構成されている。クラッチディスクの両面 には、クラッチフェーシングがそれぞれ固着されている。これら各クラッチフェ ーシングを、クラッチカバーに取り付けられたプレッシャプレートと前記フライ ホイールとに摩擦係合させることで、エンジン回転力を手動変速機側に伝えてい る。また、前記摩擦係合を解くことで、エンジン回転力の伝達を断っている。
【0003】 従って、各クラッチフェーシングとフライホイール及びクラッチカバーとの各 摩擦係合面には摩擦熱が発生し、特に、所謂半クラッチの状態が連続した場合に は各摩擦係合面の温度が上昇する。 各摩擦係合面が高温になると、クラッチフェーシングの磨耗が激しくなると共 に、その摩擦係数が急激に減少する。従って、クラッチ装置が耐久性に劣り、ま た、伝達することができるエンジン回転力(所謂クラッチ装置の容量)が減少す る等の問題があった。
【0004】 本考案は、上述の問題点を解決するためになされたもので、摩擦クラッチ装置 の摩擦係合面を冷却することができるクラッチカバーを提供することを目的とす る。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案によれば、クラッチハウジング内に収納され 、クラッチディスクが摩擦係合するフライホイールと一体に回転するクラッチカ バーにおいて、フライホイールに取り付けられるカバー本体と、カバー本体に取 り付けられ、クラッチハウジング内に気流を発生させるフィンとを備えて構成す るものである。
【0006】
【作用】
フライホイールとクラッチディスクとが摩擦係合することで、フライホイール 、即ちエンジンの回転力はクラッチディスク、即ち手動変速機に伝達される。 フライホイールが回転すると、これに取り付けられたカバー本体が回転し、フ ィンがクラッチハウジング内に気流を発生させる。この気流は、フライホイール とクラッチディスクとの摩擦係合面を冷却する。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。 図1は、本考案に係るクラッチカバーを適用した乾式単板式摩擦クラッチ装置 を示し、乾式単板式摩擦クラッチ装置(以下、単にクラッチ装置と記す)1は、 エンジン2と手動変速機3との間に配置されている。このクラッチ装置1は、回 転力断続機構5と、これを収納するクラッチハウジング4とを備えて構成されて いる。
【0008】 回転力断続機構5は、エンジン2のクランクシャフト(図示せず)と一体に回 転するフライホイール6、フライホイール6と一体に回転するクラッチカバー7 、フライホイール6とクラッチカバー7との間に配置され、手動変速機3の入力 軸8と一体に回転するクラッチディスク9、クラッチカバー7と一体に回転し、 クラッチディスク9をフライホイール6に押しつけてこれらを摩擦係合させるプ レッシャプレート10等より構成され、これらは、クラッチ装置1の軸線方向に 並んで配置されている。クラッチディスク9の摩擦係合面には、環状のクラッチ フェーシング11がそれぞれ取り付けられている。この回転力断続機構5は、図 2及び図3に示す矢印CC方向に回転する。
【0009】 クラッチカバー7は、図2及び図3に詳しく示すように、カバー本体13と4 枚のフィン14より構成されている。 カバー本体13は、クラッチディスク9等を囲む周壁部13aと、周壁部13 aの一側(手動変速機3側)より径方向内側に向けて延びる環状部13bより構 成され、これらは一体に成形されている。周壁部13aには、孔16が複数穿設 されている。また、周壁部13aの他側(エンジン2側)には、フランジ13c 形成されており、当該フランジ13cはフライホイール6に螺着固定されている 。
【0010】 環状部13bの内側面(フライホイール6側面)には、プレッシャプレート1 0を支持するスプリング機構12(図1)及びレリーズレバー18(図2)がそ れぞれ複数個取り付けられている。 各スプリング機構12は、プレッシャプレート10をフライホイール6に向け て押しつけ、フライホイール6及びプレッシャプレート10と各クラッチフェー シング11とを摩擦係合させる。また、各レリーズレバー18の先端には、レリ ーズプレート15(図1)が接続されている。各レリーズレバー18は、各スプ リング機構12のスプリング力に抗してプレッシャプレート10をクラッチディ スク9から離間させ、前記摩擦係合を解く。各レリーズレバー18は、運転席に 配設されたクラッチペダル(図示せず)により操作される。
【0011】 なお、図3において、ストラップ等の図示は省略してある。 各フィン14は、環状部13bの内周縁に周方向に等間隔をおいて固着されて いる。各フィン14は、環状部13bの回転方向に対して、カバー本体13の外 側から内側に向けて斜めに延びている。従って、カバー本体13が回転すると、 各フィン14はカバー本体13の外側の空気を内側に向けて送る。
【0012】 なお、各フィン14は、各レリーズレバー18やレリーズプレート15等との 干渉を避けて配置されている。 クラッチハウジング4は、回転力断続機構5を収納し、エンジン2及び手動変 速機3に螺着固定されている。そして、このクラッチハウジング4の上側には、 図1に示すように、排気孔19及び吸気孔17が穿設されている。排気孔19は 、クラッチディスク9の略上方に位置している。また、排気孔17は、手動変速 機3の近傍に位置している。
【0013】 次に、クラッチハウジング4内に発生する気流について説明する。 エンジン2が回転すると、フライホイール6及びクラッチカバー7が回転する 。各フィン14は、この回転方向に対して斜めに延びているので、クラッチカバ ー7の回転に伴い、クラッチカバー7の外側の空気を内側に送り込む。従って、 吸気孔17を介してクラッチハウジング4外の冷たい空気が吸い込まれ、また、 クラッチカバー7内の空気が、孔16及び排気孔19を介してクラッチハウジン グ4外に流出する。
【0014】 これにより、クラッチハウジング4内には、吸気孔15から流入し、クラッチ カバー7内に配置される各クラッチフェーシング11等を冷却し、排気孔14か ら流出する気流が発生する。 なお、本実施例においては、カバー本体13にフィン14を4枚だけ固着させ る構成としたが、フィン14の枚数はこれに限るものではない。
【0015】 また、クラッチハウジング4に設けられた吸気孔17及び排気孔19は、必ず しも必要ではなく、これらを省略しても良い。クラッチハウジング4内は、クラ ッチフェーシング11の付近で温度が高く、クラッチハウジング4の付近で温度 が低い。従って、吸気孔17及び排気孔19を省略した場合においても、クラッ チハウジング4付近の冷たい空気でクラッチフェーシング11を冷却することが できる。
【0016】 図4は、本考案を適用したクラッチカバーの他の実施例を示し、クラッチカバ ー21は、カバー本体22と、例えば4枚のフィン23より構成されている。各 フィン23は、カバー本体22の環状部22bの外側面(手動変速機3側面)に 、周方向に等間隔をおいて取り付けられている。各フィン23の各々は、環状部 22bに螺着固定される基板23aと、基板23aより垂直に延びる垂直板23 bより構成され、これらは一体に形成されている。
【0017】 クラッチカバー21が図中矢印CC方向に回転すると、各垂直板23bが、ク ラッチハウジング内に渦流を発生させる。この渦流は、クラッチハウジングに穿 設された排気孔からクラッチハウジング4の外側に流出する。これに伴い、クラ ッチハウジングの吸気孔を介して、このクラッチハウジング内に空気が流入する 。つまり、クラッチハウジング内には、吸気孔から流入し、各クラッチフェーシ ングやクラッチディスク等を冷却して排気孔から流出する気流が発生する。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、クラッチカバーにフィンを設けてクラッ チハウジング内に気流を発生させるので、この気流で摩擦クラッチの摩擦係合面 を冷却することができ、クラッチフェーシングの異常磨耗の防止と、摩擦係数の 低下の防止とを図ることができる。この結果、クラッチ装置の耐久性の向上、及 び、クラッチ滑りの防止を図ることができる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るクラッチカバーを適用した乾式単
板式摩擦クラッチ装置の断面図である。
【図2】図1のクラッチカバーの正面図である。
【図3】図1のクラッチカバーの斜視図である。
【図4】本考案に係るクラッチカバーの他の実施例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
1 クラッチ装置 2 エンジン 3 手動変速機 4 クラッチハウジング 6 フライホイール 7,21 クラッチカバー 9 クラッチディスク 13,22 カバー本体 14,23 フィン

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クラッチハウジング内に収納され、クラ
    ッチディスクが摩擦係合するフライホイールと一体に回
    転するクラッチカバーにおいて、フライホイールに取り
    付けられるカバー本体と、カバー本体に取り付けられ、
    クラッチハウジング内に気流を発生させるフィンとを備
    えることを特徴とするクラッチカバー。
JP7439691U 1991-09-17 1991-09-17 クラツチカバー Withdrawn JPH0527354U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7439691U JPH0527354U (ja) 1991-09-17 1991-09-17 クラツチカバー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7439691U JPH0527354U (ja) 1991-09-17 1991-09-17 クラツチカバー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0527354U true JPH0527354U (ja) 1993-04-09

Family

ID=13545988

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7439691U Withdrawn JPH0527354U (ja) 1991-09-17 1991-09-17 クラツチカバー

Country Status (1)

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JP (1) JPH0527354U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018056030A1 (ja) * 2016-09-26 2018-03-29 株式会社エクセディ クラッチカバー

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018056030A1 (ja) * 2016-09-26 2018-03-29 株式会社エクセディ クラッチカバー
CN109416086A (zh) * 2016-09-26 2019-03-01 株式会社艾科赛迪 离合器盖

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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 19951130