JPH0527350B2 - - Google Patents

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JPH0527350B2
JPH0527350B2 JP58225912A JP22591283A JPH0527350B2 JP H0527350 B2 JPH0527350 B2 JP H0527350B2 JP 58225912 A JP58225912 A JP 58225912A JP 22591283 A JP22591283 A JP 22591283A JP H0527350 B2 JPH0527350 B2 JP H0527350B2
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rotation
signal
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rotational
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JP58225912A
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JPS60121985A (ja
Inventor
Hiromi Nakase
Kunikazu Ozawa
Yasuhiro Goto
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Priority to US06/587,252 priority patent/US4525657A/en
Priority to DE8484102509T priority patent/DE3464680D1/de
Priority to EP84102509A priority patent/EP0121144B1/en
Publication of JPS60121985A publication Critical patent/JPS60121985A/ja
Publication of JPH0527350B2 publication Critical patent/JPH0527350B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/10Arrangements for controlling torque ripple, e.g. providing reduced torque ripple

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はモータ、特に電子整流子モータのトル
クむらを低減せしめ、回転むらの減少を実現する
回転制御装置に関する。
従来例の構成とその問題点 近年、回転ヘツドにより映像信号の記録・再生
を行なう斜め走査型の磁気録画再生装置(以下
VTRと称す)に使用される回転ヘツド駆動モー
タ,キヤプスタン駆動モータ,リール駆動モータ
等において、小型高効率で信頼性の高い直流の電
子整流子モータが用いられるようになつた。
さて、この様なVTRにおいて、映像信号は回
転ヘツド駆動モータにより高速回転する回転ヘツ
ドにより磁気記録媒体上に記録されており、回転
ヘツド駆動モータに回転むらが生じた場合、再生
した映像信号の時間軸が変動し、テレビジヨン受
像機に映し出された再生画像に横ゆれが生じ画質
の劣化を招くため、回転むらの要因である回転ヘ
ツド駆動モータの発生するトルク変動を低く抑え
る必要がある。
又、音声信号はテープ走行系に対し固定された
ヘツドで記録されており、テープ走行駆動を行な
うキヤプスタン駆動モータに回転むらが生じた場
合、再生した音声信号にワウ・フラツタと呼ばれ
る時間軸変動を生じて、音声信号の劣化を招くた
め、キヤプスタン駆動モータにおいても回転むら
の要因であるトルク変動を低く抑える必要があ
る。
更に、リール駆動モータにおいても、発生する
トルク変動を抑制しなければ、テープ走行系のテ
ープ張力が変動しキヤプスタン駆動モータや回転
ヘツド駆動モータの回転むらを誘発して、再生画
像の横ゆれや再生した音声信号のワウ・フラツタ
を生じることになる。
このようにVTR等においては、再生信号の安
定性を期するため、使用するモータの発生するト
ルク変動抑制が重要となる。
従来このようなモータから発生するトルク変動
に起因して生ずる回転むらを抑制するため、回転
体の慣性モーメントの増加と制御系の利得増加に
よる方法が行なわれてきた。
しかし、可搬型のVTRにおいては重量軽減と
小型化を図るべく、前記回転ヘツド駆動モータや
キヤプスタン駆動モータの慣性モーメントを小さ
くし、且つ直結駆動とした場合、駆動モータの回
転速度が低速化するため、従来の様な回転体の慣
性モーメントの増加と制御系の利得増加による方
法だけでは回転むらの抑制は不可能である。
発明の目的 本発明は上記従来の問題点を解消するもので、
モータのトルク変動による回転むらの抑制を図る
回転制御装置の提供を目的としている。
発明の構成 本発明は、回転体の1回転中にN個(Nは2以
上の正の整数)の第1の回転位置検出信号を発生
する手段と、前記回転体の回転方向を検出し回転
方向検出信号を出力する手段と、前記回転体の1
回転中にN×M個(Mは正の整数)の回転速度検
出信号を発生する手段と、前記回転速度検出信号
と前記第1の回転位置検出信号と前記回転方向検
出信号と遅延量設定信号を入力信号とし、前記回
転方向検出信号と前記遅延量設定信号に対応して
前記回転位置検出信号を前記回転速度検出信号の
所定のパルス数だけ遅延する遅延回路と、前記遅
延回路の出力である第2の回転位置検出信号およ
び前記回転速度検出信号より前記回転体の回転角
を検出し、その回転角に対応した回転角検出信号
を得る回転角検出手段と、前記回転体のコイルに
鎖交する磁束密度の変化により発生するトルク変
動を低減すべきトルク変動補正データを記憶した
記憶手段と、前記回転体の回転制御を行なう制御
信号を増幅もしくは減衰させる回路であつて前記
回転角検出信号に対応して出力されたトルク変動
補正信号によりその利得が制御される利得制御手
段から構成されている。
実施例の説明 本発明の実施例の説明に入る前に、電子整流子
モータの発生するトルク変動について簡単に説明
する。本実施例の説明に使用するモータは4コイ
ル,6極着磁の電子整流子モータで2相全波駆動
するものとするが、本発明が他の構成のモータに
も有効である事はいうまでもない。第1図aに電
子整流子モータのロータマグネツト1を示し、第
1図bにステータコイル基板2を示す。ロータマ
グネツト1は機械角で60゜毎にS極・N極が交互
に着磁されている。またステータコイル基板2上
には機械角90゜のピツチでステータコイルL1・
L2・L3・L4が配され、各コイルの中心から
外周へ向かう部分は機械角で60゜の幅を有する。
またロータマグネツトの回転位置を検出しコイル
L1〜L4に通電するタイミングを制御するため
の第1のホール素子H1及び第2のホール素子H
2がそれぞれコイルL1とL2の中点,コイルL
4とL1の中点に設けられている。第2図にモー
タ駆動回路の一例を示す。第2図においてAMP
1・AMP2は差動アンプ,INV1〜INV4はイ
ンバータ,AND1〜AND4はアンドゲート,H
1・H2はホール素子,Tr1〜Tr8はトランジ
スタ,L1〜L4はステータコイル,R1〜R1
3は抵抗、C1・C2はコンデンサを示す。ロー
タマグネツト1が第1図aの矢印方向1aに回転
している時、第2図中のホール素子H1の出力
Ha1・Ha2及びホール素子H2の出力Hb1・Hb2
AND1の出力AB,AND2の出力A,AND3
の出力B,AND4の出力 の各波形は第3
図に示したようになる。ホール素子H1・H2の
出力波形はロータマグネツト1の1組のS極,N
極の区間で1周期となる繰り返し波形で、ロータ
マグネツト1の回転角度120゜で1周期となる。以
後ロータマグネツト1の回転角度120゜(機械角
120゜)を電気角360゜と定義する。またホール素子
H1とホール素子H2は機械角で90゜のピツチで
取り付けられているため電気角で270゜すなわち
90゜位相の異なる出力波形Ha1,Hb1が得られる。
Ha2,Hb2はそれぞれHa1,Hb1と逆相の信号と
なる。Ha1,Ha2は差動アンプAMP1及びイン
バータINV1によつて矩形波Aに波形整形され、
Hb1,Hb2は差動アンプAMP2及びインバータ
INV3によつて矩形波Bに波形整形される。矩
形波Aと矩形波Bは第3図に示すように電気角で
90゜の位相差を有しており、INV2によつてAの
反転波形,INV4によつてBの反転波形を
得、アンドゲートAND1〜AND4によつてAB,
A,B, を得ると、第3図に示したよ
うにそれぞれ電気角90゜の区間ハイレベルとなり、
且つ周期が電気角360゜のパルス波となり、→
AB→AB→Aの順にそれぞれ位相が電気角で
90゜ずつ遅れた波形を得る事ができ、これらのパ
ルス波によつてコイルL1〜L4への通電のタイ
ミングを制御する。
出力 がハイレベルとなる区間をT1,出
力Bがハイレベルとなる区間をT2,出力AB
がハイレベルとなる区間をT3,出力Aがハイ
レベルとなる区間をT4とすると、T1ではTr
1,Tr6がONとなりコイルL3→L1と電流が
流れ、T2ではTr3,Tr8がONとなりコイル
L4→L2と電流が流れ、T3ではTr2,Tr5
がONとなりコイルL1→L3と電流が流れ、T
4ではTr4,Tr7がONとなりコイルL2→L
4と電流が流れる。
次にモータのトルク発生の様子を説明する。第
4図において、ロータマグネツト1のNS交互の
永久磁石によつて正弦波状の磁界が形成されてい
る。各コイルL1,L2,L3,L4はそれぞれ
機械角60゜(すなわちNまたはSの永久磁石の1個
分の巾)にわたつて巻装されている。そしてこれ
らのコイルL1,L2,L3,L4はそれぞれ機
械角90゜の位相差でもつて配置されている。ロー
タマグネツト1が回転している時のロータマグネ
ツト1とコイルL1,L2,L3,L4の相対的
な位置関係は第4図に示した通りである。T1で
はL1に流れる電流と磁束密度曲線B2,B3の
積及びL3に流れる電流と磁束密度曲線B5,B
6の積でトルクが発生する。T2ではL2に流れ
る電流と磁束密度曲線B1,B2の積及びL4に
流れる電流と磁束密度曲線B4,B5の積でトル
クが発生する。T3ではL1に流れる電流と磁束
密度曲線B3,B4の積及びL3に流れる電流と
磁束密度曲線B6,B1の積でトルクが発生す
る。T4ではL2に流れる電流と磁束密度曲線B
2,B3の積及びL4に流れる電流と磁束密度曲
線B5,B6の積でトルクが発生する。磁束密度
曲線B1,B2,B3,B4,B5,B6の波形
は同一波形であるため、コイルL1,L2,L
3,L4を流れる電流値が一定ならば、ロータマ
グネツト1の1回転当りのトルク変動は第5図に
示すように1周期が回転角度(機械角)30゜とな
る繰り返し波形となる。
以下本発明の一実施例の説明を行なう。
第6図に本発明の一実施例の概略構成図を示
す。3は電子整流子モータで、第1図aに示した
ロータマグネツト1と同一構造の6極着磁のロー
タマグネツト4及び第1図bに示したステータコ
イル基板2と同一構造のステータコイル基板5を
有し、かつ回転速度検出及び回転位置検出のため
発光素子LED1,LED2,受光素子P1,P2,
回転板R1を有する。回転板R1とロータマグネ
ツト4は回転軸6に固定されている。
回転板R1には等ピツチで数百個のスリツト
SLit1が設けられ、発光素子LED1,スリツト
SLit1,受光素子P1から成る回転速度検出手段
から発生する信号は波形整形回路7によつて矩形
波に波形整形され、ロータマグネツト4の1回転
当りN2個(ただしN2=12×N3)のパルスを有す
る回転速度検出信号8となる。また回転板R1に
は回転位置検出用のスリツトSLit2が設けられ、
発光素子LED2,スリツトSLit2,受光素子P
2から成る回転位置検出手段から発生する信号は
波形整形回路9によつてロータマグネツト4の1
回転当り1パルスの第1の回転位置検出信号10
となる。
ステータコイル基板上に設けられたホール素子
H3,H4からの出力信号は第2図に示した抵抗
R1,R2,R5,差動アンプAMP1,インバータ
INV1と同様の波形整形回路11,抵抗R3,R4
R6,差動アンプAMP2,インバータINV3と同
様の波形整形回路12によつて波形整形された回
転検出信号A,Bが回転方向検出回路13に入力
される。回転検出信号A,Bは前述したように互
いに90゜の位相差を有しており、回転方向検出回
路13はそれらA,Bの2信号の位相の進み・遅
れによつて回転方向を検知し、ロータマグネツト
4が時計方向(以下CW方向と称す)に回転して
いる時には回転方向検出信号14はハイレベルで
逆に反時計方向(以下CCW方向と称す)に回転
している時には回転方向検出信号14はローレベ
ルとなる。リセツトタイミング設定回路15はリ
セツトタイミング設定信号16及び回転方向検出
信号14によつて所定の遅延量を設定し、第1の
回転位置検出信号10を該所定量遅延した第2の
回転位置検出信号17を出力する。回転角検出手
段はカウンタ18で構成され、第2の回転位置検
出信号17のパルス波の立上りでリセツトされ、
回転速度検出信号8のパルス数をカウントするこ
とにより、回転位置検出点からのロータマグネツ
ト4の回転角を検出する。
記憶手段19は通常読み出し専用記憶装置(以
下ROMと称する)を用い、ロータマグネツト4
の回転角に対応したトルク変動を抑制すべきデー
タを記憶しており、カウンタ18から得られる回
転角検出信号S1に対応するトルク変動補正信号
S2を出力する。
利得制御回路20は電子整流子モータ3の回転
制御を行なう制御信号21を増幅あるいは減衰さ
せる回路であつて、記憶手段19から出力される
トルク変動補正信号S2によりその利得が制御さ
れる。
本実施例において、電子整流子モータ3の回転
制御を行なう制御信号21は電圧で与えられても
いいし、あるいは数値で与えられてもいい。
制御信号21が電圧で与えられた場合は、利得
制御回路20において、トルク変動補正信号S2
値を制御信号21の電圧値に乗算あるいは除算し
た信号をモータ駆動回路に出力する。
また制御信号21が数値で与えられた場合は、
利得制御回路20において、トルク変動補正信号
S2の値と乗算あるいは除算の数値演算された結果
の数値に対応した信号をモータ駆動回路に出力す
る。
第7図に本発明によるトルク変動低減の様子を
示す。第7図aは第5図に示したトルク波形の一
部分を示す。第7図bは回転速度検出信号8を示
す。第7図dは第1の回転位置検出信号10で、
ロータマグネツト4に対して回転板R1の取り付
け位置が正確に合つている場合を示す。第7図e
は第1の回転位置検出信号10をリセツトタイミ
ング設定回路15によつて回転速度検出信号8の
3パルス分遅延した第2の回転位置検出信号17
を示す。カウンタ18は第2の回転位置検出信号
17のパルス波の立上りで計数値はOにリセツト
され、ROMの0番地のデータがトルク変動補正
信号S2となり、カウンタ18に回転速度検出信
号8のパルスが入力される毎にカウンタ18の計
数値は1ずつ増加し、該計数値S1に対応するア
ドレスのROMの内容がトルク変動補正信号S2
として出力され、該トルク変動補正信号S2のパ
ターンは第7図cに示した通りである。
第7図aに示したトルク波形において回転角が
θのときのトルクの値をT0(θ)で表わすと、 T0(θ)=K1・B(θ)・IM・l ……(1) (ただし、IM:モータ駆動電流、l:ステータコ
イル長) となる。(ただし0゜≦θ<360゜) 式(1)において回転角θによつて変化するものは
第4図に示したように磁束密度B(θ)である。
これに対して回転角θに対応したトルク変動補正
データをDC(θ)とすると、 DC(θ)=K2・1/B(θ) ……(2) となり、モータ制御信号21及び利得制御回路2
0によつて、モータ駆動電流IMを回転角θに対応
した値IM(θ)に変換すると、 IM(θ)=DC(θ)・Ia =K2・Ia・1/B(θ) ……(3) よつて回転角θにおける補正後トルクの値TC
(θ)は、 TC(θ)=K1・B(θ)・IM(θ)・l =K1・B(θ)・K2・Ia・1/B(θ)・l =K1・K2・Ia・l ……(4) となり、回転角θに関係なく一定となりトルク変
動を低減することができる。
本実施例ではトルク変動補正データを記憶する
記憶手段19としてROM(Read Only
Memory)を用いるので、実際のトルク変動補正
データは第7図cに示すように離散データとな
る。ROMに書き込まれているトルク変動補正デ
ータDRC(K)はROMの0番地から(N2−1)番地
に書き込まれており、ROMのアドレスK番地
(KはO≦K≦N2−1である整数)に書き込まれ
ているトルク変動補正データDRC(K)は次の値であ
る。
DRC(K)=K2・1/B(θK) ……(5) θK=360゜×(K+3)/N2 ……(6) ここで回転板R1をロータマグネツト4に対し
て位置を合わす際に、機械的に正確に合わす事は
非常に困難であり、逆に位置がずれていると著し
いトルク変動補正効果が得られない。本実施例で
は機械的な位置合わせがある程度正確に行なわれ
ていれば、あとは電気的に回転位置検出のタイミ
ングを調整する事により著しいトルク変動補正効
果を得る事ができる。
第8図は第1の回転位置検出信号10が本来の
タイミングより進んでいる場合を示している。第
8図aは第7図aと同様、トルク波形の一部分を
示す。第8図bは回転速度検出信号8を示す。第
8図dは第1の回転位置検出信号10で、第7図
dに示したものに対して回転速度検出信号8のパ
ルスにして3パルス進んでいる。(以後回転速度
検出信号8の1パルスを1クロツクと称す。)そ
こでリセツトタイミング設定回路15によつて6
クロツク遅延することにより第8図eに示すよう
な第2の回転位置検出信号17を得る。第8図e
に示す第2の回転位置検出信号17は第7図eに
示した第2の回転位置検出信号17と同じタイミ
ングとなり、よつて第8図cに示すようなトルク
変動補正信号S2を得、著しいトルク変動補正効
果が得られる。
第9図はロータマグネツト4が第8図に示した
のとは逆方向に回転している場合を示す。第9図
aは第8図aと同様トルク波形の一部分を示す。
第9図bは回転速度検出信号8を示す。第9図d
は第1の回転位置検出信号10を示し、第7図d
に示したものに対して3クロツク遅れている。そ
こでリセツトタイミング設定回路15によつて、
リセツトタイミング設定信号16は第8図に示し
た回転方向の場合と同じままで回転方向検出信号
14の電圧レベルの変化により遅延量をゼロと設
定することにより第9図eに示すような第2の回
転位置検出信号17を得る。第9図eに示す第2
の回転位置検出信号17は第7図eに示した第2
の回転位置検出信号17と同じタイミングとな
り、よつて第9図cに示すようなトルク変動補正
信号S2を得、著しいトルク変動補正効果が得ら
れる。
第10図は第8図に示した場合と逆に、第1の
回転位置検出信号10が本来のタイミングより遅
れている場合を示している。第10図aは第8図
aと同様、トルク波形の一部分を示す。第10図
bは回転速度検出信号8を示す。第10図dは第
1の回転位置検出信号10で、第7図dに示した
ものに対して3クロツク遅れている。そこでリセ
ツトタイミング設定回路15の遅延量をゼロにす
る事により第10図eに示すような第2の回転位
置検出信号17を得る。第10図eに示す第2の
回転位置検出信号17は第7図eに示した第2の
回転位置検出信号17と同じタイミングとなり、
よつて第10図cに示すようなトルク変動補正信
号S2を得、著しいトルク変動補正効果が得られ
る。
第11図はロータマグネツト4が第10図に示
したのとは逆方向に回転している場合を示す。第
11図aは第9図aと同様トルク波形の一部分を
示す。第9図bは回転速度検出信号8を示す。第
11図dは第1の回転位置検出信号10を示し、
第7図dに示したものに対して3クロツク進んで
いる。そこでリセツトタイミング設定回路15に
よつて、リセツトタイミング設定信号16は第1
0図に示した回転方向の場合と同じままで回転方
向検出信号14の電圧レベルの変化により遅延量
を6クロツクに設定する事で第11図eに示すよ
うな第2の回転位置検出信号17を得る。第11
図eに示す第2の回転位置検出信号17は第7図
eに示した第2の回転位置検出信号17と同じタ
イミングとなり、よつて第11図cに示すような
トルク変動補正信号S2を得、著しいトルク変動
補正効果が得られる。
以上第7図〜第11図まで説明したリセツトタ
イミング設定回路15の回路の一例を第12図に
示す。第12図に示したリセツトタイミング設定
回路15の遅延量設定は第13図の通りである。
第13図中で“H”はハイレベル,“L”はロー
レベルを表わし数値は遅延量をクロツクで表わし
ている。なおここでリセツトタイミング設定回路
15の詳細な説明は本発明と直接関係ないので省
略する。また回転方向がCWのとき回転方向検出
信号14はハイレベルとなり、CCWのときはロ
ーレベルとなる。
よつて本実施例では第1の回転位置検出信号1
0のタイミングずれを補正するようにリセツトタ
イミング設定信号16のB1・B2を設定すれ
ば、ロータマグネツト4の回転方向にかかわらず
著しいトルク変動補正効果が得られる。
又本発明では回転位置検出素子としてホール素
子H3,H4を用いた例を示したが例えば回転板
に更にSLit1,SLit2とは異なる半径方向にSLit
3(図示せず)を設け、ホール素子H3,H4同
様の信号を取り出す事も可能であり、これら光学
式回転位置検出方式にも本発明が適用できること
はいうまでもない。
また本発明の他の実施例としてホール素子H
3,H4から出力されるステータコイルの通電切
り換え信号すなわち第3図に示すコイル通電切り
換え信号AB,AB,AB,ABの各信号をもとに、
立ち上がりエツジを検出して所定時間幅を有する
パルス信号を、第1の回転位置検出信号として用
いてもよい。この場合、第1の回転位置検出信号
はロータマグネツト4の回転角30゜毎に出力され、
ロータマグネツト4の1回転中に12パルスの信号
となる。本実施例においてトルク変動補正の説明
および第1の回転位置検出信号のタイミンダずれ
の補正の説明は上記第1の実施例で述べた通りで
あるので省略するが、以下第1の回転位置検出信
号がロータマグネツト4の回転角30゜毎に出力さ
れる時の動作について、簡単に説明する。
ロータマグネツト4の1回転当りのトルク変動
は第5図に示すように、コイル通電切り換えタイ
ミングに同期して、1周期が回転角度(機械角)
30゜となる繰り返し波形であり、ROM19には1
周期(機械角30゜)分のトルク変動補正データを
記憶しておき、ロータマグネツト4の1回転12パ
ルスの第1の回転位置検出信号をもとにROM1
9から繰り返しトルク変動補正データを読み出す
ことで、本発明の第1の実施例と同様の動作を実
現することができる。このときトルク変動補正デ
ータDRC(K)はROMの0番地から(N3−1)番地
に書き込まれている。ここでステータコイル基板
5上で、ステータコイルとホール素子との相対的
な位置ずれがあり、トルク変動波形に対する第1
の回転位置検出信号の出力タイミングずれがあれ
ば、前述したようにトルク変動補正効果が損なわ
れるが、この位置ずれを補正するために第1の実
施例で説明したリセツトタイミング設定回路15
によつて第1の回転位置検出信号の出力タイミン
グを調整することにより、ステータコイルとホー
ル素子との機械的なずれにかかわらず著しいトル
ク変動補正効果が得られる。
また本実施例においては、ROMの容量は上記
第1の実施例のROMの容量の1/12ですみ、かつ
SLit2,発光素子LED2,受光素子P1から成
る回転位置検出信号発生手段が必要ないという効
果がある。
発明の効果 (1) モータ、特に電子整流子モータを小型軽量化
し、かつ回転速度を低速化した場合の回転むら
を低減し、安定した回転性能を実現できる。
(2) 回転位置検出信号発生手段の位置調整に多少
のずれがあつても著しいトルク変動補正効果が
得られ、しかも回転方向が切り換わると回転方
向を検知し、自動的に回転位置検出信号のタイ
ミング設定を行ない、リセツトタイミング設定
信号を決めると回転方向にかかわらず著しいト
ルク変動補正効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図aは4コイル6極着磁の電子整流子モー
タのロータマグネツトの平面図、同図bは同ステ
ータコイル基板の平面図、第2図は第1図に示し
た電子整流子モータの駆動回路の一例を示す電気
回路図、第3図はモータのコイルへの通電のタイ
ミングを説明するための補助図、第4図は各コイ
ルへの通電の切換え時のコイルとロータマグネツ
トの位置を示す図、第5図はトルクの変動の様子
を示す図、第6図は本発明の回転制御装置の一実
施例のブロツク図、第7図〜第13図は本発明の
一実施例を説明するための補助図である。 1,4……ロータマグネツト、2……ステータ
コイル、3……電子整流子モータ、5……ステー
タコイル基板、6……回転軸、7,9,11,1
2……波形整形回路、8……回転速度検出信号、
10……第1の回転位置検出信号、13……回転
方向検出回路、14……回転方向検出信号、15
……リセツトタイミング設定回路、16……リセ
ツトタイミング設定信号、17……第2の回転位
置検出信号、18……カウンタ、19……記憶手
段、20……利得制御回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転体の1回転中にN個(Nは2以上の正の
    整数)の第1の回転位置検出信号を発生する手段
    と、前記回転体の回転方向を検出し回転方向検出
    信号を出力する手段と、前記回転体の1回転中に
    N×M個(Mは正の整数)の回転速度検出信号を
    発生する手段と、前記回転速度検出信号と前記第
    1の回転位置検出信号と前記回転方向検出信号と
    遅延量設定信号を入力信号とし、前記回転方向検
    出信号と前記遅延量設定信号に対応して前記回転
    位置検出信号を前記回転速度検出信号の所定のパ
    ルス数だけ遅延する遅延回路と、前記遅延回路の
    出力である第2の回転位置検出信号および前記回
    転速度検出信号より前記回転体の回転角を検出
    し、その回転角に対応した回転角検出信号を得る
    回転角検出手段と、前記回転体のコイルに鎖交す
    る磁束密度の変化により発生するトルク変動を低
    減すべきトルク変動補正データを記憶した記憶手
    段と、前記回転体の回転制御を行なう制御信号を
    増幅もしくは減衰させる回路であつて前記回転角
    検出信号に対応して出力されたトルク変動補正信
    号によりその利得が制御される利得制御手段を有
    することを特徴とする回転体の回転制御装置。 2 記憶手段に記憶されているトルク変動補正デ
    ータの位相は、遅延回路の遅延量がゼロのとき
    に、トルク変動の位相に対して位相が進んだ波形
    で出力されるように設定されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の回転体の回転
    制御装置。
JP58225912A 1983-03-09 1983-11-30 回転体の回転制御装置 Granted JPS60121985A (ja)

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US06/587,252 US4525657A (en) 1983-03-09 1984-03-07 Torque ripple compensation circuit for a brushless D.C. motor
DE8484102509T DE3464680D1 (en) 1983-03-09 1984-03-08 Rotation control apparatus for an electronic commutator motor
EP84102509A EP0121144B1 (en) 1983-03-09 1984-03-08 Rotation control apparatus for an electronic commutator motor

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JPH0527350B2 true JPH0527350B2 (ja) 1993-04-20

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JPS5424711A (en) * 1977-07-27 1979-02-24 Kakuji Suzuki Ridge cover

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JPS60121985A (ja) 1985-06-29

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