JPH0527339Y2 - - Google Patents

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JPH0527339Y2
JPH0527339Y2 JP4128288U JP4128288U JPH0527339Y2 JP H0527339 Y2 JPH0527339 Y2 JP H0527339Y2 JP 4128288 U JP4128288 U JP 4128288U JP 4128288 U JP4128288 U JP 4128288U JP H0527339 Y2 JPH0527339 Y2 JP H0527339Y2
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JP
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steering column
stopper
hood
column
mount
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、自動車のステアリングコラムの支
持装置に関するものである。
従来の技術 この種の自動車のステアリングコラムの支持装
置としては、第4図に示すように、ステアリング
コラム1の上部をアツパーコラムマウント2によ
り、下部をダツシユパネル3により支持されたも
のが従来から知られている。このステアリングコ
ラム1は軸部にスライド機構4が設けられ、規定
値以上の外力(衝撃荷重)が加わると衝撃を吸収
する構造となつている。
このような構造を有することにより、衝突時、
車両前部がつぶれてステアリングコラム1が後方
へ突き出され、同時に運転者が前に倒れてステア
リング5に衝突しても、被害の少ない衝撃吸収ス
テアリングとすることができる(例えば、実開昭
55−161761号公報参照)。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、従来のステアリングコラムの支
持装置にあつては、衝撃発生時、スライド機構4
が作動するが、場合によつてはエンジン等がダツ
シユ部分と干渉してステアリングコラム1を上方
及び後方に押し出すこともある。この場合、ステ
アリングコラム1に対しては斜め方向から力が作
用するものであり、この力の加わる方向はステア
リングコラム1に設けられたスライド機構4の作
動方向とは必ずしも一致せず、スライドが不十分
となり衝撃吸収が完全にできないというおそれが
あつた。
本考案は上記の問題点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、ステアリングコ
ラムに設けられたスライド機構が確実に作動する
ように、衝撃発生時にステアリングコラムを上方
に持ち上げ、スライド機構に加わる力を軸方向に
受け止めることが可能となるステアリングコラム
の支持装置を提供することにある。
課題を解決するための手段 本考案は上記の目的を達成させるため、ダツシ
ユアツパーパネルにステアリングコラムを支持し
ているロアコラムマウントと結合されたストツパ
ーを設けると共に、ダツシユアツパーパネルの上
方に位置するフードのインナーパネルにストツパ
ーに対応する係合部を設け、衝撃荷重作用時、前
記ストツパーの被係合部が前記係合部に係合する
ことを特徴としたものである。
作 用 上記のように構成されたステアリングコラムの
支持装置により、衝突により規定値以上の外力
(衝撃荷重)が自動車に加わると、車両がつぶれ、
エンジン等が移動しダツシユアツパーパネルにキ
ヤビン方向への力が加わる。ダツシユアツパーパ
ネルに伝わつた力は、コラムの上部がインストル
メントメンバーに固定支持されたステアリングコ
ラムを下方へ押し下げようとする。一方、車両外
部においては、衝撃と衝撃によるボデイの変形が
フードを上方へと跳ね上げ、または折り曲げて引
き上げる。このとき、フードのインナパネルに設
けられた係合部にストツパーの被係合部が係合
し、フードが跳ね上げ、引き上げて移動するに伴
い、ダツシユアツパーパネル上に設けられたスト
ツパーも上方に向かつて引き上げられる。この結
果、ストツパーの下端に連結されたロアマウント
を介してステアリングコラムもフードが移動する
と同時に持ち上げられ、インストルメントメンバ
ーに支持された支点を軸に上部は下方へ下部は上
方へと回転し、ステアリングコラムはより水平に
近い状態となる。その為、ステアリングコラムは
衝突による外力(衝撃荷重)を軸方向に受けるこ
ととなり、ステアリングコラムに設けられたスラ
イド機構が確実に働き衝撃が吸収される。
実施例 以下、本考案に係る実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図〜第3図において、自動車10の前部外
装を形成するフード11は、フードヒンジ(図示
せず)により開閉自在に支持されてエンジンルー
ム12を覆つている。中央部のキヤビン13の前
方にはインストルメント部14が設けられ、イン
ストルメント部14の下部にはステアリング装置
15が取り付けられている。エンジンルーム12
とキヤビン13とはダツシユパネルにより区画さ
れている。
ステアリング装置15は、筒状のステアリング
コラム16の上端部にステアリングホイール17
が取り付けられており、下端部はエンジンルーム
12内へと延びてステアリングギヤ(図示せず)
に連結している。ステアリングコラム16の中央
部近傍には、衝撃を吸収する為のスライド機構1
8が設けられている。ステアリングコラム16の
上部はアツパーコラムマウント19を介して、ま
た、下部はロアコラムマウント20を介して、そ
れぞれダツシユアツパーパネル21の下方或いは
キヤビン13に面した裏面側21aに取り付けら
れている。ダツシユアツパーパネル21はインス
トルメント部14で覆われている。
ダツシユアツパーパネル21の上方に位置する
フード11のエンジンルーム12に面した内側に
は、フードインナーパネル22が設けられてお
り、インナーパネル22のキヤビン13に面した
周壁部22aには係合部としての開口22bが形
成されている。
ダツシユアツパーパネル21の表面側21bに
は、ロアコラムマウント20の上端部20aが接
する位置に対応してストツパー23が設けられて
ロアコラムマウント20とストツパー23とが結
合されている。ストツパー23は下端部23aが
直接に或いはこの実施例のようにダツシユアツパ
ーパネル21を挟んでロアコラムマウント20の
上端部20aと連結されると共に固定されてお
り、上端部23bがフード11のインナーパネル
22の周壁部22aに達している。そして、この
上端部23bには被係合部として鉤状に折れ曲が
つた突起23cが形成され、インナーパネル22
の周壁部22aの開口22bに臨ませてある。
次に、上記の構成によるステアリングコラムの
支持装置の作用の一例を第2図により説明する。
例えば、衝突により規定値以上の外力(衝撃荷
重)が自動車10の前方に加わつた場合(一転鎖
線で示すのは、衝撃荷重が加わつていない通常の
状態である。)、車両はつぶれてエンジン等が移動
しダツシユアツパーパネル21にキヤビン13方
向への力が加わる。ダツシユアツパーパネル21
に伝わつた力は、上部をインストルメントメンバ
ー24に固定支持されたステアリングコラム16
を下方へと押し下げようとする。一方、衝撃によ
るボデイの変形がフード11を上方へと跳ね上げ
移動させる。このとき、フード11のインナーパ
ネル22に設けられた開口22bにストツパー2
3の上端部23bに形成された鉤状突起23cが
係合し、フード11跳ね上げ移動するのに伴い、
ダツシユアツパーパネル21上に設けられたスト
ツパー23もフード11とともに引き上げ移動さ
れる。この結果、ストツパー23の下端23aに
連結されたダツシユアツパーパネル21が変形し
てストツパー23に追随するのに伴い、同じくス
トツパー23に連結しているロアコラムマウント
20も追随して持ち上げられる。同様に、コラム
マウント20を介してストツパー23に連結して
いるステアリングコラム16も、フード11が跳
ね上がると同時に持ち上げられ、インストルメン
トメンバー24を支点に上部は下方へ下部は上方
へと回転し、ステアリングコラム16はより水平
に近い状態となる。その為、ステアリングコラム
16は衝突による外力(衝撃荷重)とその外力に
対する人体からの反力を軸方向に受けることとな
り、ステアリングホイール17の上方移動を押さ
えてステアリングコラム16に設けられたスライ
ド機構18が確実に働き衝撃を吸収することがで
きる。
このように、衝撃吸収機能を十分に発揮させる
ことが可能となることで衝突時の外力発生時に生
ずる車体の潰れに対処するための補強を必要以上
に設けることを要せず、軽量化を図ることができ
る。
なお、係合部と被係合部の形状は、開口或いは
鉤状突起にそれぞれを限定するものではなく、ま
た、ストツパーにおいても、ダツシユアツパーパ
ネルとフードインナーパネルとの間隔或いは強度
等を考慮し、板状、筒状、棒状等の形状のものを
適当数適宜間隔に配置するなど状況に応じて使用
する。
効 果 以上説明してきたように、本考案のステアリン
グコラムの支持装置は、ダツシユアツパーパネル
にロアコラムマウントと結合されたストツパーを
設けると共に、フードのインナーパネルにストツ
パーに対応する係合部を形成し、衝撃荷重作用
時、フードが持ち上がり移動すると同時にストツ
パーも持ち上がり移動することを特徴としてい
る。このため、衝突等により車両前部がつぶれ、
ステアリングコラムが後方へ突き出るような力が
加わると同時に運転者が前に倒れてハンドルに衝
突しても、ステアリングコラムは略水平方向とな
り、荷重とつぶれ方向が一致し、ステアリングコ
ラムに設けられた衝撃吸収装置が確実に作動す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車のステアリングコラムの支持装
置を取り付けた車体の中央断面図、第2図は第1
図に示した自動車のステアリングコラムの支持装
置の作用時を示す第1図と同様な断面図、第3図
は自動車の概略図、第4図は従来の自動車のステ
アリングコラムの支持装置の概略図である。 16……ステアリングコラム、20……ロアコ
ラムマウント、21……ダツシユアツパーパネ
ル、22……フードインナーパネル、22b……
係合部(開口)、23……ストツパー、23c…
…被係合部(鉤状突起)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ダツシユアツパーパネルにステアリングコラム
    がロアコラムマウントを介して支持されており、
    該ロアコラムマウントと結合されたストツパーを
    設けると共に、前記ダツシユアツパーパネルの上
    方に位置するフードのインナーパネルに前記スト
    ツパーに対応する係合部を形成し、該係合部に前
    記ストツパーの被係合部を臨ませ、衝撃荷重作用
    時、前記被係合部が前記係合部に係合することを
    特徴とする自動車のステアリングコラムの支持装
    置。
JP4128288U 1988-03-29 1988-03-29 Expired - Lifetime JPH0527339Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4128288U JPH0527339Y2 (ja) 1988-03-29 1988-03-29

Applications Claiming Priority (1)

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JP4128288U JPH0527339Y2 (ja) 1988-03-29 1988-03-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01144274U JPH01144274U (ja) 1989-10-03
JPH0527339Y2 true JPH0527339Y2 (ja) 1993-07-12

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ID=31267722

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