JPH0527278U - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents

電磁式燃料噴射弁

Info

Publication number
JPH0527278U
JPH0527278U JP7529991U JP7529991U JPH0527278U JP H0527278 U JPH0527278 U JP H0527278U JP 7529991 U JP7529991 U JP 7529991U JP 7529991 U JP7529991 U JP 7529991U JP H0527278 U JPH0527278 U JP H0527278U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
fuel injection
injection valve
bobbin
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7529991U
Other languages
English (en)
Inventor
秀司 及川
石川  亨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP7529991U priority Critical patent/JPH0527278U/ja
Publication of JPH0527278U publication Critical patent/JPH0527278U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ボビンとアウターモールドの境界面に剥離,ク
ラックが発生するのを防ぎ、コイルがガソリン及びアル
コール燃料あるいは燃料噴射弁洗浄剤の影響で断線する
ことを防止する。 【構成】ボビン15とアウターモールド16の線膨張係
数が同一である材料を用いることで、冷熱による熱歪か
ら、両者の境界面に剥離及びクラックが発生するのを防
ぐ。 【効果】コイルの断線を未然に防ぎ、燃料噴射弁の作動
不良を回避する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電磁式燃料噴射弁の信頼性向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の技術では例えば特開昭50−43522 号に記載のように、ヨーク並びにコア の線膨張係数を一致させることで温度の影響による燃料噴射弁の特性変化の過敏 さを緩和させる特許は出願されているが、コイル保持体例えば、ボビン,アウタ ーモールド等についての線膨張係数を規定する特許は見当らない。従って、従来 品は、該燃料噴射弁の使用環境の温度変化で該コイル保持体の接合部にクラック 又は剥離等が生じ、コイル部に浸入した燃料中に含有する水分等で電食,SCC 等の腐食が発生し、コイルが断線に至り、動作不良となる危険性を有していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、ボビンとアウターモールドの接合面の剥離及びクラックの発 生をなくし、コイルの被膜部に存在するピンホールを通りガソリン及びアルコー ル燃料あるいは燃料噴射弁洗浄剤がコイルに接触することを防ぎ、電食等による コイルの断線による作動不良を防止できる燃料噴射弁を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、ボビンとアウターモールドの線膨張係数が同一であるコイル 組立体が提供される。
【0005】
【作用】
本考案によれば、ボビンとアウターモールドの線膨張係数を同一にすることに より、冷熱による熱歪みが原因でボビンとアウターモールドの境界面の剥離,ク ラックを防止し、この剥離部から、ガソリン及びアルコール燃料あるいは燃料噴 射弁洗浄剤等がコイルの被膜部に存在するピンホールを通じてコイルに接し、電 食等で断線に至らしめることを防止する。
【0006】
【実施例】
図1に本考案による燃料噴射弁の一実施例を示す。燃料噴射弁1はヨーク2, コア3,可動弁5で駆動源となる磁気回路を形成している。可動弁5の先端には ボール弁6が接合されており前記ボール弁6とシート面7で弁部を構成している 。常時はスプリング9の力の作用により弁部は閉じているが、コネクタ8に電流 を印加するとコイル組立体14を構成しているコイル4に電流が流れ可動弁5が コア3側へ吸引され該ヨーク2に具備された複数の燃料吸入口孔10から図には 示さない燃料及び燃料噴射弁洗浄剤が燃料噴射弁1の中へ入り、コイル組立体 14の周囲,可動弁5の周囲をへて、燃料旋回素子11で旋回力を与えられ可動 弁5の移動により形成されたボール弁6とノズル13のシート面7の環状すき間 を通り噴射口12に導かれエンジンに噴射される。
【0007】 また図2に本考案におけるコイル組立体14の構成を示す。ボビン15に巻付 けられたコイル4の状態でアウターモールド16を行うことでコイル組立体14 が構成される。ここでコイル4に例えば銅線で線膨張係数が1.6×10-5/℃ 程度のものを用いた場合、ボビン15とアウターモールド16は線膨張係数が同 一で、6ナイロンガラス含有量30〜35%(線膨張係数:1.5〜2.0×10
−5 /℃),66ナイロンガラス含有量30〜35%(線膨張係数:1.5〜2.0
× 10-5/℃)等の材料を使うことで冷熱によるボビン15とアウターモールド 16の接合部のクラック発生,剥離を無くし、コイル4の図には示さない被膜部 に存在するピンホールからガソリン及びアルコール燃料あるいは燃料噴射弁洗浄 剤がコイルに接することを防ぎ、コイルの電食等による断線が原因で発生する作 動不良が防止できる。
【0008】
【考案の効果】 本考案によればコイル4がガソリン及びアルコール燃料あるいは燃料洗浄剤に より断線することを防止でき、燃料噴射弁の作動不良を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上流旋回式燃料噴射弁の構造を示す縦断面図で
ある。
【図2】コイル組立体の構造を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1…燃料噴射弁、2…ヨーク、3…コア、4…コイル、
5…可動弁、6…ホール弁、7…シート面、8…コネク
タ、9…スプリング、10…燃料吸入孔、11…燃料旋
回素子、12…噴射口、13…ノズル、14…コイル組
立体、15…ボビン、16…アウターモールド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気回路構成部品であるコアとヨークを備
    え、該2部品で形成される内部空間にコイル組立体を有
    し、該コイル組立体はコイル保持体のボビンコイル、さ
    らに該ボビンに保持された該コイル外周にコイルの保護
    を目的として具備されるアウターモールドからなる燃料
    噴射弁において該ボビンと該アウターモールドの材料の
    線膨張係数が同一であることを特徴とする電磁式燃料噴
    射弁。
JP7529991U 1991-09-19 1991-09-19 電磁式燃料噴射弁 Pending JPH0527278U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7529991U JPH0527278U (ja) 1991-09-19 1991-09-19 電磁式燃料噴射弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7529991U JPH0527278U (ja) 1991-09-19 1991-09-19 電磁式燃料噴射弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0527278U true JPH0527278U (ja) 1993-04-09

Family

ID=13572234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7529991U Pending JPH0527278U (ja) 1991-09-19 1991-09-19 電磁式燃料噴射弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0527278U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022034567A1 (ja) * 2020-08-11 2022-02-17 いすゞ自動車株式会社 電磁弁

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022034567A1 (ja) * 2020-08-11 2022-02-17 いすゞ自動車株式会社 電磁弁

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5185919A (en) Method of manufacturing a molded fuel injector
JP3573468B2 (ja) 内部ヒーターを有する燃料噴射装置
JP4492696B2 (ja) 燃料噴射弁
US5150842A (en) Molded fuel injector and method for producing
US8002206B2 (en) Avoidance of spark damage on valve members
JPH084622A (ja) 電磁作動式の燃料噴射弁
JPH0527278U (ja) 電磁式燃料噴射弁
JP2007298066A (ja) 電磁式燃料噴射弁
JP2008270242A (ja) コイル装置のターミナル構造
US20090127355A1 (en) Fuel injection valve
EP1577542B1 (en) Coil device, method of manufacturing the same and fuel injection valve
CN100373045C (zh) 具有内管的燃料喷射阀
US20080237519A1 (en) Terminal structure of coil system
JP4305858B2 (ja) 燃料噴射弁
JP3895738B2 (ja) 燃料噴射弁
JP3687125B2 (ja) 内燃機関用燃料噴射ノズル
JP3655905B2 (ja) 燃料噴射弁
JPH0433413Y2 (ja)
JPS63170555A (ja) 燃料噴射弁
JP2003314400A (ja) 自己融着性絶縁コイルを用いた燃料噴射弁
JPH0494447A (ja) 電磁式燃料噴射弁
JP2015232303A (ja) 燃料噴射弁
JPH0742648A (ja) 電磁式燃料噴射弁
JPH02241971A (ja) 内燃機関用燃料噴射装置
JPH11241662A (ja) 筒内噴射用燃料噴射弁