JPH05272739A - ごみ焼却炉 - Google Patents
ごみ焼却炉Info
- Publication number
- JPH05272739A JPH05272739A JP6892692A JP6892692A JPH05272739A JP H05272739 A JPH05272739 A JP H05272739A JP 6892692 A JP6892692 A JP 6892692A JP 6892692 A JP6892692 A JP 6892692A JP H05272739 A JPH05272739 A JP H05272739A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- superheater
- fly ash
- combustion chamber
- exhaust gas
- gas passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Incineration Of Waste (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 過熱蒸気の高温化が効率良く行えるごみ焼却
炉を提供する。 【構成】 排ガス通路９の入口に過熱器11を設置し、燃
焼室１と過熱器11との間にフライアッシュ捕捉装置13を
設けた。この捕捉装置13は、排ガス通路９内を横断する
捕捉管群12と、捕捉管群12を支持する下部支持フレーム
17とで構成される。過熱器11は燃焼室１から出る高温の
燃焼ガスにより加熱されるため、過熱蒸気の高温高圧化
および過熱器11のコンパクト化が行える。この際、燃焼
室１から発生したフライアッシュは捕捉装置13により捕
捉されるため、過熱器11にはフライアッシュの少ない燃
焼ガスが流れる。したがって、フライアッシュが過熱器
11に付着して高温腐食を起こすといったことを低減でき
る。
炉を提供する。 【構成】 排ガス通路９の入口に過熱器11を設置し、燃
焼室１と過熱器11との間にフライアッシュ捕捉装置13を
設けた。この捕捉装置13は、排ガス通路９内を横断する
捕捉管群12と、捕捉管群12を支持する下部支持フレーム
17とで構成される。過熱器11は燃焼室１から出る高温の
燃焼ガスにより加熱されるため、過熱蒸気の高温高圧化
および過熱器11のコンパクト化が行える。この際、燃焼
室１から発生したフライアッシュは捕捉装置13により捕
捉されるため、過熱器11にはフライアッシュの少ない燃
焼ガスが流れる。したがって、フライアッシュが過熱器
11に付着して高温腐食を起こすといったことを低減でき
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ごみ，産業廃棄物
などを焼却するごみ焼却炉に関する。
などを焼却するごみ焼却炉に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のごみ焼却炉としては、例
えば、投入ホッパから投入されたごみを燃焼火格子上で
燃焼させ、燃焼後の灰を灰排出口から排出する構造にな
っているものがある。上記燃焼火格子の上方には燃焼室
が形成され、燃焼室の出口には、燃焼室内の燃焼ガスを
排出する排ガス通路が連設されている。そして、過熱器
は、排ガス通路の中間部でフライアッシュ（溶融飛灰）
の少ない、中温域（約７００℃以下）の箇所に設置され
ている。
えば、投入ホッパから投入されたごみを燃焼火格子上で
燃焼させ、燃焼後の灰を灰排出口から排出する構造にな
っているものがある。上記燃焼火格子の上方には燃焼室
が形成され、燃焼室の出口には、燃焼室内の燃焼ガスを
排出する排ガス通路が連設されている。そして、過熱器
は、排ガス通路の中間部でフライアッシュ（溶融飛灰）
の少ない、中温域（約７００℃以下）の箇所に設置され
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式によると、最近のエネルギー有効利用の観点か
ら過熱蒸気の高温化が要求される状況にあり、この要求
を実現するため、過熱器を中温域よりも高温である排ガ
ス通路の入口に設置することが考えられる。しかし、こ
の場合、排ガス通路の入口には、フライアッシュが多い
ため、フライアッシュが過熱器に付着して、管群が閉塞
したり、高温腐食を起こすといったおそれがあるため、
過熱器を排ガス通路の入口に設置することは困難であっ
た。
従来形式によると、最近のエネルギー有効利用の観点か
ら過熱蒸気の高温化が要求される状況にあり、この要求
を実現するため、過熱器を中温域よりも高温である排ガ
ス通路の入口に設置することが考えられる。しかし、こ
の場合、排ガス通路の入口には、フライアッシュが多い
ため、フライアッシュが過熱器に付着して、管群が閉塞
したり、高温腐食を起こすといったおそれがあるため、
過熱器を排ガス通路の入口に設置することは困難であっ
た。
【０００４】本発明は上記問題を解決するもので、過熱
蒸気の高温化が効率良く行えるごみ焼却炉を提供するこ
とを目的とするものである。
蒸気の高温化が効率良く行えるごみ焼却炉を提供するこ
とを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明のごみ焼却炉は、燃焼室と排ガス通路の入口に
設置された過熱器との間に、排ガス通路を横断する捕捉
管群と、これら捕捉管群に振動を与えて各捕捉管に付着
した灰を落下させる灰落し手段とを具備したフライアッ
シュ捕捉装置を設けたものである。
に本発明のごみ焼却炉は、燃焼室と排ガス通路の入口に
設置された過熱器との間に、排ガス通路を横断する捕捉
管群と、これら捕捉管群に振動を与えて各捕捉管に付着
した灰を落下させる灰落し手段とを具備したフライアッ
シュ捕捉装置を設けたものである。
【０００６】
【作用】上記構成により、排ガス通路の入口に過熱器を
設置したため、過熱器は燃焼室から出る高温の燃焼ガス
により加熱され、これにより、過熱蒸気の高温高圧化が
効率良く行える。この際、燃焼室から出るフライアッシ
ュはフライアッシュ捕捉装置の捕捉管群に付着するた
め、過熱器には、フライアッシュの少ない燃焼ガスが流
れる。したがって、フライアッシュが過熱器に付着して
過熱器の管群が閉塞されたり、高温腐食が発生するとい
ったことを低減できる。また、灰落し手段を作動させる
ことにより、捕捉管に付着したフライアッシュを払落す
ことができる。
設置したため、過熱器は燃焼室から出る高温の燃焼ガス
により加熱され、これにより、過熱蒸気の高温高圧化が
効率良く行える。この際、燃焼室から出るフライアッシ
ュはフライアッシュ捕捉装置の捕捉管群に付着するた
め、過熱器には、フライアッシュの少ない燃焼ガスが流
れる。したがって、フライアッシュが過熱器に付着して
過熱器の管群が閉塞されたり、高温腐食が発生するとい
ったことを低減できる。また、灰落し手段を作動させる
ことにより、捕捉管に付着したフライアッシュを払落す
ことができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１，図２に基づ
いて説明する。１はごみ焼却炉の燃焼室で、投入ホッパ
２から投入されたごみ３が複数の燃焼火格子４上に送ら
れて燃焼される。この燃焼室１は、前後水管壁６と、左
右水管壁７とで平面断面がほぼ正方形に形成されてい
る。燃焼室１の上方には出口８が形成され、この出口８
には、燃焼室１内の燃焼ガスを排出する排ガス通路９が
連設されている。この排ガス通路９の下流側には集塵装
置（図示せず）や煙突（図示せず）などが設置されてい
る。
いて説明する。１はごみ焼却炉の燃焼室で、投入ホッパ
２から投入されたごみ３が複数の燃焼火格子４上に送ら
れて燃焼される。この燃焼室１は、前後水管壁６と、左
右水管壁７とで平面断面がほぼ正方形に形成されてい
る。燃焼室１の上方には出口８が形成され、この出口８
には、燃焼室１内の燃焼ガスを排出する排ガス通路９が
連設されている。この排ガス通路９の下流側には集塵装
置（図示せず）や煙突（図示せず）などが設置されてい
る。
【０００８】上記排ガス通路９の入口には、燃焼室１の
熱を吸収して過熱蒸気を取り出す過熱器11が設置されて
いる。そして、燃焼室１と過熱器11との間には、排ガス
通路９内を横断する捕捉管群12を有するフライアッシュ
捕捉装置13が設けられている。これら捕捉管群12は、複
数本の縦管14と、これら縦管14の上下端に連結された左
右方向の上下横管15とで形成されており、これら捕捉管
群12の内部には、冷却用の流体（空気，水など）が流れ
ている。上記捕捉管群12は、枠状の下部支持フレーム17
に支持されて取付けられている。
熱を吸収して過熱蒸気を取り出す過熱器11が設置されて
いる。そして、燃焼室１と過熱器11との間には、排ガス
通路９内を横断する捕捉管群12を有するフライアッシュ
捕捉装置13が設けられている。これら捕捉管群12は、複
数本の縦管14と、これら縦管14の上下端に連結された左
右方向の上下横管15とで形成されており、これら捕捉管
群12の内部には、冷却用の流体（空気，水など）が流れ
ている。上記捕捉管群12は、枠状の下部支持フレーム17
に支持されて取付けられている。
【０００９】上記下部支持フレーム17の下方にはダスト
搬出ホッパ18が設けられ、このダスト搬出ホッパ18の出
口にはダスト搬出装置19が設けられている。また、フラ
イアッシュ捕捉装置13には、灰落し手段の一例として、
排ガス通路９の外部から捕捉管群12に振動を与えて、捕
捉管群12に付着したフライアッシュを落とすハンマリン
グ装置（図示せず）が設けられている。
搬出ホッパ18が設けられ、このダスト搬出ホッパ18の出
口にはダスト搬出装置19が設けられている。また、フラ
イアッシュ捕捉装置13には、灰落し手段の一例として、
排ガス通路９の外部から捕捉管群12に振動を与えて、捕
捉管群12に付着したフライアッシュを落とすハンマリン
グ装置（図示せず）が設けられている。
【００１０】以下、上記構成における作用を説明する。
排ガス通路９の入口に過熱器11を設置したため、過熱器
11は燃焼室１から出る高温の燃焼ガスにより加熱され、
これにより過熱蒸気の高温高圧化が効率良く行える。こ
の際、燃焼室１の出口８から出るフライアッシュはフラ
イアッシュ捕捉装置13の捕捉管群12に付着するため、過
熱器11には、フライアッシュの少ない燃焼ガスが流れ
る。したがって、フライアッシュが過熱器11に付着して
過熱器11の管群が閉塞されたり高温腐食を発生させると
いったことを低減できる。また、ハンマリング装置（図
示せず）を作動させることにより、捕捉管群12が振動し
て、捕捉管群12に付着したフライアッシュが払落され、
払落されたフライアッシュはダスト搬出ホッパ18からダ
スト搬出装置19によって搬出される。
排ガス通路９の入口に過熱器11を設置したため、過熱器
11は燃焼室１から出る高温の燃焼ガスにより加熱され、
これにより過熱蒸気の高温高圧化が効率良く行える。こ
の際、燃焼室１の出口８から出るフライアッシュはフラ
イアッシュ捕捉装置13の捕捉管群12に付着するため、過
熱器11には、フライアッシュの少ない燃焼ガスが流れ
る。したがって、フライアッシュが過熱器11に付着して
過熱器11の管群が閉塞されたり高温腐食を発生させると
いったことを低減できる。また、ハンマリング装置（図
示せず）を作動させることにより、捕捉管群12が振動し
て、捕捉管群12に付着したフライアッシュが払落され、
払落されたフライアッシュはダスト搬出ホッパ18からダ
スト搬出装置19によって搬出される。
【００１１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、排ガス通
路の入口に過熱器を設置したため、過熱器は燃焼室から
出る高温の燃焼ガスにより加熱され、これにより過熱蒸
気の高温高圧化および過熱器のコンパクト化が行える。
この際、燃焼室から発生したフライアッシュはフライア
ッシュ捕捉装置により捕捉されるため、過熱器にはフラ
イアッシュの少ない燃焼ガスが流れる。したがって、フ
ライアッシュが過熱器に付着して高温腐食を起こすとい
ったことを低減できる。また、灰落し手段を作動させる
ことにより、捕捉管群に付着したフライアッシュを払い
落すことができる。
路の入口に過熱器を設置したため、過熱器は燃焼室から
出る高温の燃焼ガスにより加熱され、これにより過熱蒸
気の高温高圧化および過熱器のコンパクト化が行える。
この際、燃焼室から発生したフライアッシュはフライア
ッシュ捕捉装置により捕捉されるため、過熱器にはフラ
イアッシュの少ない燃焼ガスが流れる。したがって、フ
ライアッシュが過熱器に付着して高温腐食を起こすとい
ったことを低減できる。また、灰落し手段を作動させる
ことにより、捕捉管群に付着したフライアッシュを払い
落すことができる。
【図１】本発明の一実施例を示すごみ焼却炉の概略縦断
面図である。
面図である。
【図２】同ごみ焼却炉に設けられたフライアッシュ捕捉
装置の平面図である。
装置の平面図である。
１ 燃焼室 ９ 排ガス通路 11 過熱器 12 捕捉管群 13 フライアッシュ捕捉装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南 一彦 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 柏原 憲治 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 寺島 正春 大阪府大阪市此花区西九条５丁目３番28号 日立造船株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 燃焼室と排ガス通路の入口に設置された
過熱器との間に、排ガス通路を横断する捕捉管群と、こ
れら捕捉管群に振動を与えて各捕捉管に付着した灰を落
下させる灰落し手段とを具備したフライアッシュ捕捉装
置を設けたことを特徴とするごみ焼却炉。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6892692A JPH05272739A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | ごみ焼却炉 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6892692A JPH05272739A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | ごみ焼却炉 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05272739A true JPH05272739A (ja) | 1993-10-19 |
Family
ID=13387751
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6892692A Pending JPH05272739A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | ごみ焼却炉 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05272739A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5321303A (en) * | 1976-08-12 | 1978-02-27 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Removal of scales on water pipe boiler on heating side |
| JPS5921901A (ja) * | 1982-05-03 | 1984-02-04 | ザ・バブコツク・アンド・ウイルコツクス・カンパニ− | 単一ドラム全溶接式ボイラ |
| JPS5966612A (ja) * | 1982-10-08 | 1984-04-16 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 廃熱ボイラのダスト付着防止装置 |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP6892692A patent/JPH05272739A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5321303A (en) * | 1976-08-12 | 1978-02-27 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | Removal of scales on water pipe boiler on heating side |
| JPS5921901A (ja) * | 1982-05-03 | 1984-02-04 | ザ・バブコツク・アンド・ウイルコツクス・カンパニ− | 単一ドラム全溶接式ボイラ |
| JPS5966612A (ja) * | 1982-10-08 | 1984-04-16 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 廃熱ボイラのダスト付着防止装置 |
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