JPH0527258B2 - - Google Patents
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- JPH0527258B2 JPH0527258B2 JP7843984A JP7843984A JPH0527258B2 JP H0527258 B2 JPH0527258 B2 JP H0527258B2 JP 7843984 A JP7843984 A JP 7843984A JP 7843984 A JP7843984 A JP 7843984A JP H0527258 B2 JPH0527258 B2 JP H0527258B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/02—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof
- H01L21/04—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer
- H01L21/18—Manufacture or treatment of semiconductor devices or of parts thereof the devices having potential barriers, e.g. a PN junction, depletion layer or carrier concentration layer the devices having semiconductor bodies comprising elements of Group IV of the Periodic Table or AIIIBV compounds with or without impurities, e.g. doping materials
- H01L21/30—Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26
- H01L21/302—Treatment of semiconductor bodies using processes or apparatus not provided for in groups H01L21/20 - H01L21/26 to change their surface-physical characteristics or shape, e.g. etching, polishing, cutting
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、プラズマ・スパツタもしくは反応性
スパツタ・エツチング装置を用いてドライ・エツ
チングにより物質の加工を行なうドライ・プロセ
ス装置における被処理基板の電極上への着脱装置
に関する。
スパツタ・エツチング装置を用いてドライ・エツ
チングにより物質の加工を行なうドライ・プロセ
ス装置における被処理基板の電極上への着脱装置
に関する。
半導体デバイスの高性能化、高集積化に伴い、
微細パターン形成の技術が非常に重要になつてき
た。化学反応を利用した従来のウエツト・エツチ
ング方法では、エツチングが等方的に進むため、
アンダーカツトが生じ、微細パターンを精度よく
転写することは困難であり、それに代る方法とし
て、ドライ・エツチングが行なわれるようになつ
た。
微細パターン形成の技術が非常に重要になつてき
た。化学反応を利用した従来のウエツト・エツチ
ング方法では、エツチングが等方的に進むため、
アンダーカツトが生じ、微細パターンを精度よく
転写することは困難であり、それに代る方法とし
て、ドライ・エツチングが行なわれるようになつ
た。
このようなドライ・エツチング法は、エツチン
グ処理材がガス体であり、イオン化したガス粒子
を被エツチング試料に衝突させたり、プラズマに
より発生したラシカルの化学的腐蝕作用またはイ
オンの物理的除去作用またはその両者の相乗作用
によりエツチングする方法である。第1図は従来
のドライ・エツチング装置の構造断面図である。
例えば、被エツチング物にAl配線パターンを形
成する場合のドライ・エツチング法を説明する。
四塩化炭素(CCl4)ガスをガス源1からバルブ
1Aを通つて、回転ポンプR.P0によつてバルブ
Vを通つて真空引きされているエツチング・チエ
ンバ2内に導入される。エツチング・チエンバ内
の圧力は、バルブ1Aを用いて、0.1Torr前後の
圧力となるように調節される。このチエンバ2内
に設けられている電極4に高周波電源3から
13.56MHz、100〜200W程度の高周波電力が印加
される。そうすると、CCl3 +イオンや塩素イオン
などのイオンおよび塩素ラジカルが発生し、電極
4に載置されている被エツチング物(以下本明細
書おいては、ウエハと称する)5にこれらのイオ
ンが衝突し、Al膜がエツチングされる。
グ処理材がガス体であり、イオン化したガス粒子
を被エツチング試料に衝突させたり、プラズマに
より発生したラシカルの化学的腐蝕作用またはイ
オンの物理的除去作用またはその両者の相乗作用
によりエツチングする方法である。第1図は従来
のドライ・エツチング装置の構造断面図である。
例えば、被エツチング物にAl配線パターンを形
成する場合のドライ・エツチング法を説明する。
四塩化炭素(CCl4)ガスをガス源1からバルブ
1Aを通つて、回転ポンプR.P0によつてバルブ
Vを通つて真空引きされているエツチング・チエ
ンバ2内に導入される。エツチング・チエンバ内
の圧力は、バルブ1Aを用いて、0.1Torr前後の
圧力となるように調節される。このチエンバ2内
に設けられている電極4に高周波電源3から
13.56MHz、100〜200W程度の高周波電力が印加
される。そうすると、CCl3 +イオンや塩素イオン
などのイオンおよび塩素ラジカルが発生し、電極
4に載置されている被エツチング物(以下本明細
書おいては、ウエハと称する)5にこれらのイオ
ンが衝突し、Al膜がエツチングされる。
この際、反応性イオン・エツチングの場合、エ
ツチング・ガスや反応生成物がプラズマ中で重合
反応を起し、重合物の膜6がウエハ5やウエハ押
え具7に付着する。
ツチング・ガスや反応生成物がプラズマ中で重合
反応を起し、重合物の膜6がウエハ5やウエハ押
え具7に付着する。
従来、ドライ・エツチングを高速化する場合、
電極への印加電圧を大きくする必要がある。そこ
で、高周波電力を大きくしなければならず、例え
ばプラズマ放電により発生した電子、イオン、幅
射などによつてウエハの温度が著しく上昇し、感
光性樹脂のマスクのだれや変質により正常なエツ
チングが行なえないという問題があつた。したが
つて、ウエハの冷却を行なうことが必要となる。
最も簡単な冷却方法としては、電極4の内部に冷
却水8を流し電極を冷すことでウエハの熱を電極
側に逃すものである(第2図)。より効率的に冷
却するには、電極表面9にウエハ5を密着させて
熱的接触を保つと良い。このため電極4の表面を
凸部形状とし、その凸部上にウエハ5を強力に接
触(密着)させるため、ウエハ外周部を押える。
そうすると熱伝導が非常に良くなることが、例え
ば「ドライ・エツチング方法」と題して本出願人
によつて出願された特開昭54−30781号に報告さ
れている。他の一つの冷却効果を高める方法とし
て、ウエハ5と電極4との間にAr等のガスを導
入すると、ウエハ5から電極4への伝熱率が増大
し、冷却率を増大させることができることがバリ
アン社から出願された特開昭56−103442号に報告
されている。
電極への印加電圧を大きくする必要がある。そこ
で、高周波電力を大きくしなければならず、例え
ばプラズマ放電により発生した電子、イオン、幅
射などによつてウエハの温度が著しく上昇し、感
光性樹脂のマスクのだれや変質により正常なエツ
チングが行なえないという問題があつた。したが
つて、ウエハの冷却を行なうことが必要となる。
最も簡単な冷却方法としては、電極4の内部に冷
却水8を流し電極を冷すことでウエハの熱を電極
側に逃すものである(第2図)。より効率的に冷
却するには、電極表面9にウエハ5を密着させて
熱的接触を保つと良い。このため電極4の表面を
凸部形状とし、その凸部上にウエハ5を強力に接
触(密着)させるため、ウエハ外周部を押える。
そうすると熱伝導が非常に良くなることが、例え
ば「ドライ・エツチング方法」と題して本出願人
によつて出願された特開昭54−30781号に報告さ
れている。他の一つの冷却効果を高める方法とし
て、ウエハ5と電極4との間にAr等のガスを導
入すると、ウエハ5から電極4への伝熱率が増大
し、冷却率を増大させることができることがバリ
アン社から出願された特開昭56−103442号に報告
されている。
以上のようなウエハ冷却を施すことでドライ・
エツチングの高速化が可能となるが、前述のエツ
チングによつて起るウエハ表面への重合物6の付
着が問題となる。それは、ウエハ冷却の際ウエハ
外周部を押え付ける部材10にも重合物の膜6が
及ぶことでこの膜が接着材の働きをし、ウエハ5
がウエハ押え部材10から取れなくなり、問題と
なつていた。生産用のドライ・エツチング装置で
は、ウエハの自動搬送を行なつているが、この場
合ウエハ搬送の不良となり、装置の安定稼動上大
きなネツクとなつていた。
エツチングの高速化が可能となるが、前述のエツ
チングによつて起るウエハ表面への重合物6の付
着が問題となる。それは、ウエハ冷却の際ウエハ
外周部を押え付ける部材10にも重合物の膜6が
及ぶことでこの膜が接着材の働きをし、ウエハ5
がウエハ押え部材10から取れなくなり、問題と
なつていた。生産用のドライ・エツチング装置で
は、ウエハの自動搬送を行なつているが、この場
合ウエハ搬送の不良となり、装置の安定稼動上大
きなネツクとなつていた。
本発明の目的は、以上述べた従来技術の問題点
を解決し、被処理基板を押さえ部から容易に引き
離すことを可能にして、被処理基板の電極上への
確実な自動的な着脱を可能にしたドライ・プロセ
ス装置における被処理基板の電極上への着脱装置
を提供することである。
を解決し、被処理基板を押さえ部から容易に引き
離すことを可能にして、被処理基板の電極上への
確実な自動的な着脱を可能にしたドライ・プロセ
ス装置における被処理基板の電極上への着脱装置
を提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために、ドラ
イ・プロセス装置における被処理基板の電極上へ
の着脱装置である被処理基板の押さえを主押さえ
と補助押さえとの二重構造にして、被処理基板の
押さえを解除するときに、先ず主押さえの押さえ
を解除し、その後補助押さえの押さえを解除する
構成にした。即ち、前記着脱装置は、前記被処理
基板の外周部付近を前記被処理基板のほぼ全周に
渡つて押さえる主押さえである第1の押さえ手段
と、該第1の押さえ手段を強制する方向及び解除
する方向に駆動する駆動手段と、前記被処理基板
の押さえ側と反対の側を前記第1の押さえ手段に
より覆われて前記被処理基板の外周部付近の複数
の個所を局部的に押さえ、前記第1の押さえ手段
の被処理基板の押さえ解除動作に引き続いて被処
理基板の押さえ解除動作を行なう補助押さえであ
る第2の押さえ手段とを備えたことを特徴とする
ドライ・プロセス装置における被処理基板の電極
上への着脱装置を要旨とする。本発明の有利な実
施の態様においては、前記第2の押さえ手段は弾
性部材より成り、かつ前記第1の押さえ手段によ
り覆われており、前記被処理基板をプラズマ処理
するときに、前記第2の押さえ手段の前記被処理
基板と接している部分に前記プラズマ処理による
被処理物が付着しないように構成されている。本
発明のさらに有利な実施の態様においては、上記
第2の押さえ手段を加熱するための加熱装置が備
えられている。
イ・プロセス装置における被処理基板の電極上へ
の着脱装置である被処理基板の押さえを主押さえ
と補助押さえとの二重構造にして、被処理基板の
押さえを解除するときに、先ず主押さえの押さえ
を解除し、その後補助押さえの押さえを解除する
構成にした。即ち、前記着脱装置は、前記被処理
基板の外周部付近を前記被処理基板のほぼ全周に
渡つて押さえる主押さえである第1の押さえ手段
と、該第1の押さえ手段を強制する方向及び解除
する方向に駆動する駆動手段と、前記被処理基板
の押さえ側と反対の側を前記第1の押さえ手段に
より覆われて前記被処理基板の外周部付近の複数
の個所を局部的に押さえ、前記第1の押さえ手段
の被処理基板の押さえ解除動作に引き続いて被処
理基板の押さえ解除動作を行なう補助押さえであ
る第2の押さえ手段とを備えたことを特徴とする
ドライ・プロセス装置における被処理基板の電極
上への着脱装置を要旨とする。本発明の有利な実
施の態様においては、前記第2の押さえ手段は弾
性部材より成り、かつ前記第1の押さえ手段によ
り覆われており、前記被処理基板をプラズマ処理
するときに、前記第2の押さえ手段の前記被処理
基板と接している部分に前記プラズマ処理による
被処理物が付着しないように構成されている。本
発明のさらに有利な実施の態様においては、上記
第2の押さえ手段を加熱するための加熱装置が備
えられている。
以下に、図面を参照しながら、実施例を用いて
本発明を一層詳細に説明するが、それらは例示に
過ぎず、本発明の枠を越えることなしにいろいろ
な変形や改良があり得ることは勿論である。
本発明を一層詳細に説明するが、それらは例示に
過ぎず、本発明の枠を越えることなしにいろいろ
な変形や改良があり得ることは勿論である。
第3図AおよびBは本発明によるウエハ押え機
構を用いたウエハ分離状態を示す断面図、第4図
は、一部ブロツク図で表わされた、本発明による
被エツチング物の着脱機構を用いたドライ・エツ
チング装置の断面図、第5図は第4図に示す装置
の平面図である。
構を用いたウエハ分離状態を示す断面図、第4図
は、一部ブロツク図で表わされた、本発明による
被エツチング物の着脱機構を用いたドライ・エツ
チング装置の断面図、第5図は第4図に示す装置
の平面図である。
電極ホルダ15を開閉自在にOリング16を介
してチエンバ17に当接してエツチング室を形成
する。そして、エツチングガスをガス導入管17
aより入れ、排気管17bより逃がし、図示のよ
うに、チエンバ17を接地するとともに対向電極
18を内設し、さらに石英板から成るウエハ押え
19を配設して電極20の上面をなすウエハ載置
面20Aに載せたウエハ5の外周部を押えるよう
に構成する。また、電極はOリング21を介して
当接する電極下部22とウエハ載置面20Aとを
備えて成り、排水管23を内蔵し、冷却水は矢印
のように電極20内を循環して排水管23より排
水されるとともに、圧力制御弁24と水温コント
ロール25により冷却水流路を経て電極内に流入
する冷却水の水圧と水温の調整が行なわれる。つ
いで、電極と電極ホルダ15は絶縁体26を介在
させることによつて絶縁され、両者はOリング2
7によりシールされ、かつ電極下部22に高周波
電源28を接続し、そして電極ホルダ15は図の
矢印の方向に上下するように形成される。
してチエンバ17に当接してエツチング室を形成
する。そして、エツチングガスをガス導入管17
aより入れ、排気管17bより逃がし、図示のよ
うに、チエンバ17を接地するとともに対向電極
18を内設し、さらに石英板から成るウエハ押え
19を配設して電極20の上面をなすウエハ載置
面20Aに載せたウエハ5の外周部を押えるよう
に構成する。また、電極はOリング21を介して
当接する電極下部22とウエハ載置面20Aとを
備えて成り、排水管23を内蔵し、冷却水は矢印
のように電極20内を循環して排水管23より排
水されるとともに、圧力制御弁24と水温コント
ロール25により冷却水流路を経て電極内に流入
する冷却水の水圧と水温の調整が行なわれる。つ
いで、電極と電極ホルダ15は絶縁体26を介在
させることによつて絶縁され、両者はOリング2
7によりシールされ、かつ電極下部22に高周波
電源28を接続し、そして電極ホルダ15は図の
矢印の方向に上下するように形成される。
まず、電極ホルダ15を下げ、チエンバより離
してウエハ5をウエハ載置面20Aに載せる。つ
ぎに、電極ホルダを上げ、ウエハ押え19の内側
に配置された複数個の弾性支持体29と該弾性支
持体に隣接するウエハ接触面によつてウエハ5の
外周部を電極20内に固定する。そして、冷却水
の圧力を調節してウエハ載置面20Aを凸状に膨
張させると、ウエハ5は全面で十分にウエハ載置
面20Aと密着して冷却が行なわれる。
してウエハ5をウエハ載置面20Aに載せる。つ
ぎに、電極ホルダを上げ、ウエハ押え19の内側
に配置された複数個の弾性支持体29と該弾性支
持体に隣接するウエハ接触面によつてウエハ5の
外周部を電極20内に固定する。そして、冷却水
の圧力を調節してウエハ載置面20Aを凸状に膨
張させると、ウエハ5は全面で十分にウエハ載置
面20Aと密着して冷却が行なわれる。
つぎに、本発明によるウエハ押え機構について
述べる。ウエハ押え19は電極ホルダ15と絶縁
体26を貫通する連結棒31に嵌合しており、ソ
レノイド等の駆動装置32によつて図示のように
上下に移動する。電極ホルダにはOリング33を
設け、シールL、チエンバ17内を真空に保つて
いる。エツチング終了後、連結棒31を上方に押
し上げると、まず、ウエハ押え19の複数の弾性
支持体29のバネ力でウエハ5の外周部を押えつ
けているので、ウエハ押え面30はウエハ5から
引き離される(第3図B)。この後、ウエハ押え
面30がさらに上方に移動すると、弾性支持体2
9はウエハ5を押し下げながら分離する。本発明
に用いている弾性支持体29はステンレス鋼製の
板バネであるが、第6図に示すようなコイル・ス
プリング35と押当てピン36をウエハ押え部1
9の複数個の孔37に内蔵した方式であつてもよ
い。
述べる。ウエハ押え19は電極ホルダ15と絶縁
体26を貫通する連結棒31に嵌合しており、ソ
レノイド等の駆動装置32によつて図示のように
上下に移動する。電極ホルダにはOリング33を
設け、シールL、チエンバ17内を真空に保つて
いる。エツチング終了後、連結棒31を上方に押
し上げると、まず、ウエハ押え19の複数の弾性
支持体29のバネ力でウエハ5の外周部を押えつ
けているので、ウエハ押え面30はウエハ5から
引き離される(第3図B)。この後、ウエハ押え
面30がさらに上方に移動すると、弾性支持体2
9はウエハ5を押し下げながら分離する。本発明
に用いている弾性支持体29はステンレス鋼製の
板バネであるが、第6図に示すようなコイル・ス
プリング35と押当てピン36をウエハ押え部1
9の複数個の孔37に内蔵した方式であつてもよ
い。
本発明の第2の特徴は、弾性支持体29がウエ
ハ押え19の内部に格納されていることにより、
弾性支持体29のステンレス鋼製の板バネがプラ
ズマにたゝかれることがないので、エツチングす
るデバイスの重金属による汚染がないことであ
る。第7図は、参考のために、この特徴を備えて
いないウエハ押え機構の断面図で、この構造では
弾性支持体29が露出しており、プラズマにたゝ
かれるから、好ましくない。なお、第3図Aに示
すように、弾性支持体29を収納する高さ寸法x
は、プラズマのシース幅より小さくし、弾性支持
体がプラズマに曝れないようにしている。この高
さ寸法法は、高周波電力やガス圧力等によつても
異なるが、約2mm程度であればよい。
ハ押え19の内部に格納されていることにより、
弾性支持体29のステンレス鋼製の板バネがプラ
ズマにたゝかれることがないので、エツチングす
るデバイスの重金属による汚染がないことであ
る。第7図は、参考のために、この特徴を備えて
いないウエハ押え機構の断面図で、この構造では
弾性支持体29が露出しており、プラズマにたゝ
かれるから、好ましくない。なお、第3図Aに示
すように、弾性支持体29を収納する高さ寸法x
は、プラズマのシース幅より小さくし、弾性支持
体がプラズマに曝れないようにしている。この高
さ寸法法は、高周波電力やガス圧力等によつても
異なるが、約2mm程度であればよい。
弾性支持体29には僅かであるが重合物が付着
するため、弾性支持体が離れる時、ごくたまにで
はあるが、ウエハが弾性支持体について離れない
ことがある。本発明の第3の特徴によれば、外部
より熱を与え重合物を軟化、蒸発させることでウ
エハの引渡しを容易にしたことである。第4図に
示すように連結棒31の内部に封止込められたヒ
ータ線40は、ウエハ押え19を通り、弾性支持
体29に連結固定されている。連結棒31から延
びるヒータ線40は、外部のヒータ電源41と直
結する構成となつて弾性支持体29の加熱装置を
形成している。第3図Bにおいて、前記弾性支持
体の加熱装置を使用すると、弾性支持体29の温
度は上昇し、重合物は軟化、蒸発する。
するため、弾性支持体が離れる時、ごくたまにで
はあるが、ウエハが弾性支持体について離れない
ことがある。本発明の第3の特徴によれば、外部
より熱を与え重合物を軟化、蒸発させることでウ
エハの引渡しを容易にしたことである。第4図に
示すように連結棒31の内部に封止込められたヒ
ータ線40は、ウエハ押え19を通り、弾性支持
体29に連結固定されている。連結棒31から延
びるヒータ線40は、外部のヒータ電源41と直
結する構成となつて弾性支持体29の加熱装置を
形成している。第3図Bにおいて、前記弾性支持
体の加熱装置を使用すると、弾性支持体29の温
度は上昇し、重合物は軟化、蒸発する。
この発明は、既述のウエハのほかホトマスクや
基板類にも適用でき、またドライ・エツチング装
置のほか、スパツタリング装置、CVD装置やベ
ーキング後のウエハ冷却装置などに利用できるこ
とは勿論である。
基板類にも適用でき、またドライ・エツチング装
置のほか、スパツタリング装置、CVD装置やベ
ーキング後のウエハ冷却装置などに利用できるこ
とは勿論である。
以上説明した通り、本発明によれば、被処理基
板の押さえを主押さえと補助押さえとの二重構造
にして、プラズマ処理を終えた被処理基板の押さ
えを解除するときに、先ず主押さえの押さえを解
除し、その後主押さえで覆われてプラズマ処理に
よる反応生成物が付着していない補助押さえの押
さえを解除するようにしたので、被処理基板に衝
撃を与えること無く確実に押さえを解除できるよ
うになり、被処理基板を傷めることが少なくな
り、品質の向上に寄与することができる。また、
上記した確実な押さえの解除により電極上で被処
理基板の位置がずれることも無くなり、着脱が確
実に行なわれるので作業能率が高まるという効果
を得ることができる。
板の押さえを主押さえと補助押さえとの二重構造
にして、プラズマ処理を終えた被処理基板の押さ
えを解除するときに、先ず主押さえの押さえを解
除し、その後主押さえで覆われてプラズマ処理に
よる反応生成物が付着していない補助押さえの押
さえを解除するようにしたので、被処理基板に衝
撃を与えること無く確実に押さえを解除できるよ
うになり、被処理基板を傷めることが少なくな
り、品質の向上に寄与することができる。また、
上記した確実な押さえの解除により電極上で被処
理基板の位置がずれることも無くなり、着脱が確
実に行なわれるので作業能率が高まるという効果
を得ることができる。
第1図は従来のドライ・エツチング装置の構造
断面図、第2図の従来のドライ・エツチング装置
の被エツチング物のチヤツキング機構の断面図、
第3図AおよびBは本発明によるウエハ押え機構
を用いたウエハ分離状態を示す断面図、第4図は
一部ブロツク図で表わされた、本発明による被エ
ツチング物の着脱機構を用いたドライ・エツチン
グ装置の断面図、第5図は第4図に示す装置の平
面図、第6図は本発明によるドライ・エツチング
装置の他の一つの被エツチング物のチヤツキング
機構を示す断面図、第7図は、参考のために示さ
れた、本発明の特徴を備えていない、第3図に対
応するウエハ押え機構の断面図である。 19……ウエハ押え、29……弾性支持体、3
0……ウエハ押え面、31……連結棒、40……
ヒータ線、41……ヒータ電源。
断面図、第2図の従来のドライ・エツチング装置
の被エツチング物のチヤツキング機構の断面図、
第3図AおよびBは本発明によるウエハ押え機構
を用いたウエハ分離状態を示す断面図、第4図は
一部ブロツク図で表わされた、本発明による被エ
ツチング物の着脱機構を用いたドライ・エツチン
グ装置の断面図、第5図は第4図に示す装置の平
面図、第6図は本発明によるドライ・エツチング
装置の他の一つの被エツチング物のチヤツキング
機構を示す断面図、第7図は、参考のために示さ
れた、本発明の特徴を備えていない、第3図に対
応するウエハ押え機構の断面図である。 19……ウエハ押え、29……弾性支持体、3
0……ウエハ押え面、31……連結棒、40……
ヒータ線、41……ヒータ電源。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ドライ・プロセス装置における被処理基板の
電極上への着脱装置において、該着脱装置は、前
記被処理基板の処理される側の表面外周部の複数
の個所を押さえる部分と前記表面外周部の他の複
数の個所を覆う部分とを有する第1の押さえ手段
と、該第1の押さえ手段と前記被処理基板との間
に位置して前記表面外周部の前記他の複数の個所
を押さえる第2の押さえ手段と、前記第1の押さ
え手段及び前記第2の押さえ手段を前記被処理基
板の押さえを強制する方向及び解除する方向に駆
動する駆動手段とを備え、前記被処理基板を押さ
えたとき前記第1の押さえ手段の前記他の複数の
個所を覆う部分は前記第2の押さえ手段が押さえ
る前記他の複数の個所を覆い、前記駆動手段によ
り駆動されて前記第1の押さえ手段が前記被処理
基板の押さえを解除した後に前記第1の押さえ手
段と連動して前記第2の押さえ手段が前記被処理
基板の押さえを解除することを特徴とするドラ
イ・プロセス装置における被処理基板の電極上へ
の着脱装置。 2 前記第2の押さえ手段は前記第1の押さえ手
段に支持された弾性部材で構成され、前記第1の
押さえ手段と連動して前記被処理基板の押さえを
解除することを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載のドライ・プロセス装置における被処理基板
の電極上への着脱装置。 3 前記第2の押さえ手段を加熱する加熱手段を
有することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載のドライ・プロセス装置における被処理基板の
電極上への着脱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7843984A JPS60223125A (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | ドライ・プロセス装置における被処理基板の電極上への着脱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7843984A JPS60223125A (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | ドライ・プロセス装置における被処理基板の電極上への着脱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60223125A JPS60223125A (ja) | 1985-11-07 |
JPH0527258B2 true JPH0527258B2 (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=13662065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7843984A Granted JPS60223125A (ja) | 1984-04-20 | 1984-04-20 | ドライ・プロセス装置における被処理基板の電極上への着脱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60223125A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2886878B2 (ja) * | 1989-03-01 | 1999-04-26 | 株式会社日立製作所 | 真空処理装置 |
JPH02268427A (ja) * | 1989-04-11 | 1990-11-02 | Tokyo Electron Ltd | プラズマ処理装置 |
JP2005276886A (ja) * | 2004-03-23 | 2005-10-06 | Nikon Corp | 静電チャックおよび露光装置 |
-
1984
- 1984-04-20 JP JP7843984A patent/JPS60223125A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60223125A (ja) | 1985-11-07 |
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