JPH0527255Y2 - - Google Patents

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JPH0527255Y2
JPH0527255Y2 JP1987187219U JP18721987U JPH0527255Y2 JP H0527255 Y2 JPH0527255 Y2 JP H0527255Y2 JP 1987187219 U JP1987187219 U JP 1987187219U JP 18721987 U JP18721987 U JP 18721987U JP H0527255 Y2 JPH0527255 Y2 JP H0527255Y2
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  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は製鉄業で使用する取鍋等溶融金属容器
の側壁の内張り耐火物を流し込み施工する装置に
関するものである。
(従来の技術) 最近、取鍋等の内張り耐火物は容器内の所定位
置に型枠(中子ともいう)を配置し、該型枠と永
久張り耐火物との間に不定形耐火物を流し込んで
ウエアーライニングを形成するいわゆる耐火物流
し込み装置が最近使用されるようになつた。
従来の施工装置は第4図の(特公昭61−2870号
公報)取鍋の縦断面図の例で示すように、適当な
グランドに置かれた取鍋12の底部のほぼ中央に
円筒形の流し込み施工用型枠11をセツトし、ミ
キサー1で混練された水分5〜8%を含む流し込
み用不定形耐火物13を、取鍋の側壁パーマライ
ニング21の内壁と型枠11の外壁との間〓に直
接流し込んでライニングしていた。
この場合の問題点は鋳込用不定形耐火物の供給
をミキサーゲートからの排出のみにたよつている
ためライニング組織に周方向のバラツキが生じ、
その結果取鍋使用による溶損がアンバランスとな
り使用寿命を短くすることである。
次いで前記欠点を改良した装置として第5図に
示すように流し込み施工用型枠11のほぼ中心軸
上に設けたモーター22と、該モーターの出力軸
14に連結し前記型枠11上に延長した回転軸1
5の上端に設けた傾動可能な傾動シユート17を
有するホツパー18と、前記回転軸に装着した旋
回アーム16に昇降自在に取付けたバイブレータ
ー20とからなる旋回式耐火物流し込み装置があ
る。
このように構成するとモーター22の出力軸1
4の回転によつてホツパー18が型枠11の真上
で回転し、これに連結された傾動シユート17の
下端は側壁パーマライニング21の上端附近の内
側に沿つて施回する。
次に傾動シユート17と回転軸15にまたがつ
て、油圧等によつて伸縮する傾動シリンダー19
を固着する。傾動シリンダー19を作動すること
によつて傾動シユート17の下端の落ち口の位置
を調節することができる。
ところが、上記案によれは、傾動シユート17
の傾斜面を流れる際に、混練物の粗粒と微粒は傾
動シユート傾斜面にて自然分離し、その結果粗粒
は早く施工空間へ落下し、泥奨状微粒は遅れて落
下する。従つて前記第4図(特公昭61−2870号公
報)の例と同様にライニング組織にバラツキが生
じる。
(考案が解決しようとする問題点) このような装置での問題点は ホツパー18は連続的に流し込み用不定形耐
火物13を受け入れる際その重量により衝撃を
受ける。その際ホツパー18を接続支持してい
る回転軸15および傾動シリンダー19も衝撃
を受ける。このように回転軸15および傾動シ
リンダー19のロツドはホツパー18を支持し
かつ上昇下降および施回する部分であるため、
上記のような継続的な衝撃を受けると回転軸1
5およびホツパー18は変形しやすい。
従来のものは、取鍋半径が大きくなる程、傾
動シユート17の角度を45°以上に確保する必
要があるため、該傾動シユートの長さを長くか
つ起点を高く配置しなければならない。ひいて
は洗浄作業の長時間化を招く。
型枠11上に常時傾動シユート17を固定し
ていたのでは型枠11のセツト作業に手間がか
かるとともに、収納スペース上でも不利であ
る。又型枠11と傾動シユート17を施工の度
に分離していたのでは着脱作業が煩雑である。
流し込み用不定形耐火物13はその種類によ
り粘性が異るため、粗粒と微粒の分離を防ぐた
めには、傾動シユート17の角度を調整してそ
の落下速度を制御する必要がある。ところが、
従来のものは取鍋半径により必然的にその角度
及び角度の調整範囲が制限され流し込み用不定
形耐火物13の傾動シユート17外へのこぼれ
による損失や、前バツチに施工した面への衝突
による空〓を生じさせる。
傾動シユート17が1本の為、詰り等のトラ
ブルが発生した際作業休止となる。
(問題点を解決するための手段) 本考案は以上に示した従来技術のもつ欠点を有
利に解決したものであつて、流し込み施工用型枠
11の直径とほぼ等しい直径を有する円盤状デツ
キ3と、該円盤状デツキ内に敷設した円弧状の軌
条4と、該軌条上を走行可能に配置した1台もし
くは複数台の台車5と、該台車上にデツキ3の径
方向に傾動可能に設置したバケツト6と、該バケ
ツトの下端に設けたバケツトゲート開閉装置8
と、該バケツトの上方に固定配置した1つまたは
複数のシユート2と、該シユートの上部に固定配
置したミキサー1と、バケツト6を外側へ傾動し
た位置の下方に取鍋12から離れてその外周を取
り囲むように設置した洗浄樋10とを、取鍋を跨
いで走行自在の架台に設置してなることを特徴と
する耐火物流し込み装置である。
(実施例) 以下、本考案を図面にもとづいて説明する。
第1図は本考案による実施例を示す。第2図は
第1図のA−A断面を示す図である。第1図、第
2図において、走行架台24は取鍋を跨いで設け
た複数本の柱と図示していないが複数の横梁から
なり、この走行架台にはミキサー1、シユート
2、円盤状デツキ3、バケツト6、及び洗浄樋1
0等が支持されている。また走行架台24の両側
の柱の下端には車輪(片側は図示せず)が設けら
れ移動自在になつている。
走行架台24に設けられたミキサー1は施工空
間23の上方の最上部に配置されて水分5〜8%
を含む流し込み用不定形耐火物13の混練装置で
ある。ミキサー1の下方に設けたシユート2は混
練後の流し込み用不定形耐火物13をミキサー1
より受けて台車5上にあるバケツト6に送るもの
である。シユート2の構造は中空円筒状のもので
シユート2の水平面に対する角度は、詰り防止を
考慮すると60°近傍がよい。
上記シユート2は円盤状デツキ3の上に配置さ
れており、施工空間23の上方に位置する架台に
支持されている円盤状デツキ3の上に円弧状の軌
条4があり、該軌条の上に走行可能な台車5があ
る。台車5の構造は、遠隔操作で起動・走行およ
び傾動する駆動系を有し、かつバケツト6を揺動
させたり、上下方向に施回させる機構を有してい
る。台車5は円弧状の軌条4上に1台または複数
台あるもので流し込み用不定形耐火物13を連続
的に流しかつ詰り等の操作トラブルを回避する上
で2〜5台程度が最も望ましい。
第3図は本考案によるバケツト6周りの詳細図
である。台車5にある傾動装置7はバケツト6を
半径(法線)方向に傾動させるものである。バケ
ツト6から施工空間23に流し込み用不定形耐火
物13を注入する際、バケツト6の位置を調整し
たりバケツト6内を水で洗浄する際、洗浄樋10
までバケツト6の位置を移動させるものである。
この洗浄樋10は第1図及び第2図に示すよう
に、取鍋12から離れて取鍋の外周を取り囲むよ
うに設けてある。一方バケツト6の側壁にあるバ
ケツトゲート開閉装置8はバケツトゲート9を上
下方向に施回開閉させて、バケツト6からの流し
込み用不定形耐火物13の注出量を制御する。
本考案装置の作動を述べると、まず流し込み用
不定形耐火物13は、ミキサー1で混練され、そ
の下方のシユート2を通じて単にその下方のバケ
ツト6に一時的に滞留させることで、シユート2
を通つた時に発生した粗粒と微粒の分離を解消す
る。その後台車5が円弧状の軌条4を移動するこ
とによつて施工空間23の円周方向に沿つて均等
に流し込み用不定形耐火物13が直接落下する。
このとき、バケツト6から連続的にかつバケツト
ゲート9の調節によつて適正な落下量が得られ
る。
流し込み作業が終了した後、バケツト6に傾動
装置7を作動させてバケツト6の先端を洗浄樋1
0にのぞませ、ミキサー1、シユート2、バケツ
ト6を洗浄する。排水は近くの洗浄樋10に排出
することが可能となる。従つて排水によつて装置
周りを汚ことなく能率的に除去出来る。
(考案の効果) 本考案によれば流し込み用不定形耐火物を投入
シユートからバケツトへ一時的に滞溜させること
により、シユート中で粗粒と微粒に分離をした流
し込み用不定形耐火物はバケツト中で再び良好な
混練状態に戻り、周方向に均一な組織をもつたウ
エアーライニング層を形成することができるとい
う優れた効果を奏する。
また、本装置は複数のシユート、バケツトを用
いることによりライニング作業を中断することな
く連続的に行なえると共に、従来に比べ投入シユ
ートの長さを短くすることができるので、流し込
み用不定形耐火物の流れ不良等のトラブルを防止
するなど、作業効率の面でも優れている。更に洗
浄樋の設置により、ミキサー、シユート、バケツ
ト等の使用後の洗浄が容易になつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による実施例を示す構成図であ
る。第2図は第1図のA−A断面図である。第3
図は本考案によるバケツト回りの詳細図である。
第4図と第5図は従来装置を示す図である。 1……ミキサー、2……シユート、3……円盤
状デツキ、4……円弧状の軌条、5……台車、6
……バケツト、7……傾動装置、8……バケツト
ゲート開閉装置、9……バケツトゲート、10…
…洗浄樋、11……流し込み施工用型枠、12…
…取鍋、13……流し込み用不定形耐火物、14
……モーターの出力軸、15……回転軸、16…
…旋回アーム、17……傾動シユート、18……
ホツパー、19……傾動シリンダー、20……バ
イブレーター、21……側壁パーマライニング、
22……モーター、23……施工空間、24……
走行架台。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流し込み施工用型枠11の直径とほぼ等しい直
    径を有する円盤状デツキ3と、該円盤状デツキ内
    に敷設した円弧状の軌条4と、該軌条上を走行可
    能に配置した1台もしくは複数台の台車5と、該
    台車上にデツキ3の径方向に傾動可能に設置した
    バケツト6と、該バケツト6の下端に設けたバケ
    ツトゲート開閉装置8と、該バケツトの上方に固
    定配置した1つまたは複数のシユート2と、該シ
    ユートの上部に固定配置したミキサー1と、バケ
    ツト6を外側へ傾動した位置の下方に取鍋12か
    ら離れてその外周を取り囲むようにように設置し
    た洗浄樋10とを、取鍋を跨いで走行自在の架台
    に設置してなることを特徴とする耐火物流し込み
    装置。
JP1987187219U 1987-12-10 1987-12-10 Expired - Lifetime JPH0527255Y2 (ja)

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JP1987187219U JPH0527255Y2 (ja) 1987-12-10 1987-12-10

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JP1987187219U JPH0527255Y2 (ja) 1987-12-10 1987-12-10

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JPH0196254U JPH0196254U (ja) 1989-06-26
JPH0527255Y2 true JPH0527255Y2 (ja) 1993-07-12

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ID=31478386

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JP1987187219U Expired - Lifetime JPH0527255Y2 (ja) 1987-12-10 1987-12-10

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5141975A (ja) * 1974-10-07 1976-04-08 Nippon Electric Co Handotaishusekikairosochino seizohoho

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5141975A (ja) * 1974-10-07 1976-04-08 Nippon Electric Co Handotaishusekikairosochino seizohoho

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JPH0196254U (ja) 1989-06-26

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