JPH05272523A - コントロールケーブルの連結構造 - Google Patents

コントロールケーブルの連結構造

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JPH05272523A
JPH05272523A JP18287091A JP18287091A JPH05272523A JP H05272523 A JPH05272523 A JP H05272523A JP 18287091 A JP18287091 A JP 18287091A JP 18287091 A JP18287091 A JP 18287091A JP H05272523 A JPH05272523 A JP H05272523A
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inner cable
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Katsushige Nakamura
勝重 中村
Shigemasa Takahashi
茂正 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、自動車等に使用する2本のインナ
ケーブルを互いに連結するコントロールケーブルの連結
構造を提供することである。 【構成】 このコントロールケーブルの連結構造は、一
方のアウタケーブル端末金具6に取付けたガイド部材1
0によってインナケーブル2の延出部8と連結部を覆う
状態に囲み、ガイド部材10と他方のアウタケーブル端
末金具5に取付けたダストシール部材9でインナケーブ
ル1の延出部7を覆う状態に囲む。従って、ダストシー
ル部材9とガイド部材10とでインナケーブル連結部と
インナケーブル1,2の延出部7,8を全てシール状態
に覆うことができ、コントロールケーブルのシール性を
向上させると共に、インナケーブル連結部の必要スペー
スを最小限に小さくして連結部の組付け性を簡易化でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、一方のアウタケーブ
ル端末金具から伸び出したインナケーブルと他方のアウ
タケーブル端末金具から伸び出したインナケーブルとを
連結する連結部を備えた自動車等に用いるコントロール
ケーブルの連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、コントロールケーブルは、自動
車等の遠隔操作部品として用いるものであり、可撓性の
アウタケーブル内に可撓性のインナケーブルを摺動可能
に挿通し、該インナケーブルによって自動車等の機器の
操作部を操作するものである。このようなコントロール
ケーブルは、多くは途中で連結部を備えており、所要の
長さのコントロールケーブルに構成されている。
【0003】従来、所要の長さのコントロールケーブル
を得るため、2本のコントロールケーブルのインナケー
ブル連結部を互いに連結しており、コントロールケーブ
ルの連結構造として図10に示すようなものが開示され
ている。図10は従来のコントロールケーブルの連結構
造の一例を示す概略断面図である。図示のように、2本
のコントロールケーブルにおける各インナケーブル1,
2は、各アウタケーブル端末金具5,6を貫通し、該ア
ウタケーブル端末金具5,6から伸び出した延出部7,
8を有している。インナケーブル1,2の延出部7,8
の各端部には、連結部3,4がそれぞれ形成されてい
る。連結部3と連結部4は互いに連結され、一本のコン
トロールケーブルを構成している。インナケーブル1,
2の連結部3,4を連結した連結構造におけるシールに
ついては、各アウタケーブル端末金具5,6に一端部1
3,14を取付けたダストシール部材11,12によっ
て行われている。各ダストシール部材11,12の各他
端部15,16は、各インナケーブル1,2の連結部
3,4側へ伸びており、インナケーブル1,2の延出部
7,8に対して摺動可能に密封状態に取付けられてい
る。
【0004】また、実開昭61−186824号公報に
は、コントロールケーブルの連結装置が開示されてい
る。該コントロールケーブルの連結装置は、2本のコン
トロールケーブルの端末部を連結して1本のコントロー
ルケーブルとするものであり、接続筒は縦貫通する内孔
の両端部の内孔周壁に環状の凹溝が刻設してあり、該筒
体は縦軸方向に分割して2つ割りにされ、一方の割体部
凹溝にケーシングキャップの鍔を嵌着させて2本のアウ
タケーシングを一体に連結し、別個の2本のインナケー
ブルは端末の連結子を相互に嵌め合わして接続して内孔
に収納させ、他方の割体部は2つの割体部の内孔側を重
ね合わすようにして閉じ合わせて固着させ、アウタケー
シング及びインナケーブルの連結部を内包したものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図10
に示すコントロールケーブルの連結構造では、インナケ
ーブル1,2の連結部3,4は、可動部に構成され、し
かも外部に露出しているので、連結部3,5に雪、氷等
の付着で凍結して固着状態、或いは塵等の付着で固着状
態になり、コントロールケーブルの操作が不可能になる
ことがある。また、コントロールケーブルをシールする
ためのダストシール部材11,12が、コントロールケ
ーブルの作動によって材質の劣化が生じ、ダストシール
部材11,12に孔が明いたりした場合に、ダストシー
ル部材11,12によるシールが確保できず、該孔から
内部に水、塵等が浸入し、凍結、付着等による固着状態
が発生してコントロールケーブルの操作が不可能になる
ことがある。
【0006】また、上記の問題点を解決する一例とし
て、前掲実開昭61−186824号公報に開示された
コントロールケーブルの連結装置が提案されているが、
接続筒の縦割部或いは接続筒とアウタケーブル端末金具
との組付部からの水浸入により、上記と同様の問題が発
生する恐れがある。更に、連結部周囲に干渉物が存在し
ている場合には、2つ割体部を開いた状態から閉じ合わ
せるため、割体部開閉のスペースが必要となる等の問題
が生じる。
【0007】そこで、この発明の目的は、上記の課題を
解決することであり、一方のアウタケーブル端末金具か
ら伸び出したインナケーブルと他方のアウタケーブル端
末金具から伸び出したインナケーブルとを連結する連結
部を備えた自動車等に用いるコントロールケーブルの連
結構造において、ダストシール部材とガイド部材から成
る筒体でインナケーブルのアウタケーブル端末金具から
の延出部とインナケーブルの連結部を全て覆う構造に構
成し、或いはダストシール部材でインナケーブルの連結
部を覆うガイド部材と延出部とを全て覆う構造に構成
し、コントロールケーブルのシール性を向上させると共
に、インナケーブルの連結部の必要スペースを最小限に
小さくして連結部の組付け性を簡易化したコントロール
ケーブルの連結構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、次のように構成されている。即ち、
この発明は、第1アウタケーブル端末金具から伸び出し
た第1インナケーブルの延出部と第2アウタケーブル端
末金具から伸び出した第2インナケーブルの延出部との
各端部を連結した連結部を備えたコントロールケーブル
の連結構造において、一端を前記第1アウタケーブル端
末金具に取付け且つ前記第1インナケーブルの前記延出
部と前記連結部を囲んだガイド部材、及び一端を前記ガ
イド部材に且つ他端を前記第2アウタケーブル端末金具
に取付け且つ前記第1インナケーブルの前記延出部を覆
う状態に囲んだダストシール部材、を有するコントロー
ルケーブルの連結構造に関する。
【0009】或いは、この発明は、第1アウタケーブル
端末金具から伸び出した第1インナケーブルの延出部と
第2アウタケーブル端末金具から伸び出した第2インナ
ケーブルの延出部との各端部を連結した連結部を備えた
コントロールケーブルの連結構造において、一端を前記
第1アウタケーブル端末金具に取付け且つ前記第1イン
ナケーブルの前記延出部及び前記連結部を覆う状態に囲
んだガイド部材、及び一端を前記第1アウタケーブル端
末金具に且つ他端を前記第2アウタケーブル端末金具に
取付け且つ前記ガイド部材と前記第2インナケーブルの
前記延出部を覆う状態に囲んだダストシール部材、を有
するコントロールケーブルの連結構造に関する。
【0010】
【作用】この発明によるコントロールケーブルの連結構
造は、上記のように構成されており、次のように作用す
る。即ち、このコントロールケーブルの連結構造は、一
端を第1アウタケーブル端末金具に取付け且つ第1イン
ナケーブルの延出部と連結部を囲んだガイド部材、及び
一端を前記ガイド部材に且つ他端を第2アウタケーブル
端末金具に取付け且つ前記第1インナケーブルの前記延
出部を覆う状態に囲んだダストシール部材を有するの
で、前記ダストシール部材と前記ガイド部材とは連結し
て固定状態になり、コントロールケーブルの連結部であ
る可動部が固定状態の前記ダストシール部材及び前記ガ
イド部材に覆われて内部に位置する状態になり、前記ダ
ストシール部材及び前記ガイド部材の外部には雪、水等
が付着するが、内部の前記連結部への雪、水等の浸入、
付着等は防止され、前記連結部の凍結による作動不良は
発生しない。
【0011】又は、このコントロールケーブルの連結構
造は、一端を前記第1アウタケーブル端末金具に取付け
且つ前記第1インナケーブルの前記延出部及び前記連結
部を覆う状態に囲んだガイド部材、及び一端を前記第1
アウタケーブル端末金具に且つ他端を前記第2アウタケ
ーブル端末金具に取付け且つ前記ガイド部材と前記第2
インナケーブルの前記延出部を覆う状態に囲んだダスト
シール部材を有するので、上記と同様に、前記ダストシ
ール部材及び前記ガイド部材に覆われて内部に位置する
状態になり、前記ダストシール部材の外部には雪、水等
が付着するが、内部の前記連結部への雪、水等の浸入、
付着等は防止され、前記連結部の凍結による作動不良は
発生しない。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明によるコン
トロールケーブルの連結構造の実施例を説明する。ま
ず、このコントロールケーブルの連結構造の一実施例を
図1及び図2を参照して説明する。図1はこのコントロ
ールケーブルの連結構造の一実施例を示し且つ2本のコ
ントロールケーブルを連結して1本のコントロールケー
ブルに構成した状態を示す断面図、及び図2は図1のコ
ントロールケーブルの連結構造において各コントロール
ケーブルを分離した状態を断面図である。図1及び図2
に示すコントロールケーブルの連結構造は、図10に示
すコントロールケーブルの連結構造と比較してダストシ
ール部材とガイド部材を除いて、ほぼ同一のインナケー
ブル連結部を有しているので、同一の機能を果たす各部
品には同一の符号を付すことにする。
【0013】このコントロールケーブルの連結構造は、
2本のコントロールケーブルを連結して1本のコントロ
ールケーブルを構成するものであり、アウタケーブル端
末金具6から伸び出したインナケーブル2の延出部8と
アウタケーブル端末金具1から伸び出したインナケーブ
ル1の延出部7とを連結したインナケーブル連結部を備
えたものである。このインナケーブル連結部は、延出部
8のインナケーブル端部に連結した連結具4と延出部7
のインナケーブル端部に連結した連結具3とを互いに連
結したものである。このインナケーブル連結部は、ねじ
止め、ピン止め等の従来の連結部で構成されているもの
であり、図を参照して後述する。
【0014】この発明によるコントロールケーブルの連
結構造は、特に、2本のコントロールケーブル間のイン
ナケーブル1,2の延出部7,8とインナケーブル連結
部をダストシール部材9でシールすると共に、インナケ
ーブル連結部をガイド部材10でガイドすることを特徴
とするものである。このコントロールケーブルの連結構
造において、一方のコントロールケーブルのアウタケー
ブル端末金具5には、ダストシール部材9のベローズ部
20の端部17が取付けられている。他方のコントロー
ルケーブルのアウタケーブル端末金具6には、ガイド部
材10の端部18を取付け可能にする係止部24が設け
られている。
【0015】ダストシール部材9は、内部に収容したも
のをシールする機能を有するものであり、伸縮可能な弾
性体から成るベローズ部20と該ベローズ部20と一体
構造の筒部19から構成されている。ベローズ部20の
端部17はアウタケーブル端末金具5の係止部23に締
付けバンド等で固定されている。また、筒部19の連結
端部21は、ガイド部材10の連結端部22に固定さ
れ、該固定状態を維持できるだけの充分な剛性を有して
いるものである。ダストシール部材9は、2本のコント
ロールケーブルを連結する組立時には伸長できるが、コ
ントロールケーブルを連結した状態で、コントロールケ
ーブルを操作する時には伸縮作用はできないものであ
る。
【0016】ガイド部材10は、インナケーブル1の端
部の連結具3とインナケーブル2の端部の連結具4とを
連結したインナケーブル連結部の軸方向に移動をガイド
し且つ振れ止めをする機能を有しており、剛体で形成さ
れている。ガイド部材10の端部18は、アウタケーブ
ル端末金具6に形成した係止部24に取付け取外し可能
に取付けられている。この場合に、ガイド部材10の内
周面とアウタケーブル端末金具6の外周面との間にはO
リング49が配置されており、このOリング49はガイ
ド部材10とアウタケーブル端末金具6との間のシール
状態を良好にする機能を果たしている。
【0017】このコントロールケーブルの連結構造を適
用して2本のコントロールケーブルを連結するには、例
えば、インナケーブル1の端部に取付けた連結具3をナ
ットに形成し、インナケーブル2の端部に取付けた連結
具4をねじに構成したとすると、図2に示す各コントロ
ールケーブルの分解状態から連結具3をナットを回転さ
せて連結具4をねじに螺入し、インナケーブル1の延出
部7とインナケーブル2の延出部8とを連結する。次い
で、収縮したダストシール部材9の連結端部21にガイ
ド部材10の連結端部22を取付け、ダストシール部材
9を引延してガイド部材10の端部18をアウタケーブ
ル端末金具6の係止部24に嵌め込んで図1に示すよう
に固定すればよい。
【0018】次に、このコントロールケーブルの連結構
造の別の実施例を図3を参照して説明する。図3はこの
コントロールケーブルの連結構造の別の実施例を示し且
つ2本のコントロールケーブルを連結して1本のコント
ロールケーブルに構成した状態を示す断面図である。図
3では、ダストシール部材とガイド部材を除いては図1
に付した符号と同一の符号を付している。
【0019】このコントロールケーブルの連結構造で
は、アウタケーブル端末金具5に取付けたダストシール
部材31を伸縮可能な弾性体から成るベローズ部33と
該ベローズ部33と一体構造の筒部32で構成し、ダス
トシール部材31を図1に示すダストシール部材9より
長く構成し、筒部32にインナケーブル連結部に対する
ガイド機能を持たせたものである。また、アウタケーブ
ル端末金具6にはガイド部材30の端部が取付けられて
いる。ダストシール部材31の連結端部21とガイド部
材30の連結端部22との連結部は、連結具3と連結具
4とのインナケーブル連結部に位置している。この実施
例では、コントロールケーブルの連結組立時において、
ダストシール部材31を取付けたインナケーブル1と、
ガイド部材30を取付けたインナケーブル2とを連結し
た後に、ダストシール部材31とガイド部材30とを連
結する点で若干相違する以外は、同一の機能を有するも
のである。
【0020】また、このコントロールケーブルの連結構
造の更に別の実施例を図4を参照して説明する。図4は
このコントロールケーブルの連結構造の更に別の実施例
を示し且つ2本のコントロールケーブルを連結して1本
のコントロールケーブルに構成した状態を示す断面図で
ある。図4では、ダストシール部材とガイド部材を除い
ては図1に付した符号と同一の符号を付している。
【0021】このコントロールケーブルの連結構造は、
アウタケーブル端末金具5に取付けたダストシール部材
34を伸縮可能な弾性体から成るベローズ部35と該ベ
ローズ部35と一体構造の筒部36で構成し、ダストシ
ール部材34を図1に示すダストシール部材9より長く
構成し、ダストシール部材34の筒部36の連結端部4
5をアウタケーブル端末金具6の係止部24に係合させ
ている。また、ガイド部材37は、アウタケーブル端末
金具6に連結具46によって取付けられ、インナケーブ
ル2の延出部8とインナケーブル連結部を覆う状態で囲
んでおり、インナケーブル連結部のガイドの機能を果た
している。しかも、ダストシール部材34は、インナケ
ーブル1の延出部7とガイド部材37とを覆う状態で囲
み、両インナケーブル1,2とインナケーブル連結部に
対してシール機能を果たしている。この実施例では、コ
ントロールケーブルの連結組立時において、ダストシー
ル部材34を取付けたインナケーブル1と、ガイド部材
37を取付けたインナケーブル2とを連結した後に、ダ
ストシール部材34をアウタケーブル端末金具6の係止
部24に連結する点で若干相違する以外は、同一の機能
を有するものである。
【0022】次に、上記各実施例において、インナケー
ブル1の延出部7の端部とインナケーブル2の延出部8
の端部とを連結したインナケーブル連結部の例につい
て、図面を参照して説明する。
【0023】まず、図5と図6を参照してインナケーブ
ル連結部の一例について説明する。図5はインナケーブ
ル連結部の一例を示す断面図、及び図6は図5の連結金
具を示す平面図である。このインナケーブル連結部の実
施例では、一方のアウタケーブル端末金具から伸び出し
たインナケーブル1の延出部7の端部に連結具27を固
定し、他方のアウタケーブル端末金具から伸び出したイ
ンナケーブル2の延出部8の端部に連結具28を固定す
る。一方の連結具27を連結金具25に取付け、該連結
金具25に形成した挿入孔26に他方の連結具28を挿
入係止することによって、インナケーブル1,2を連結
することができる。
【0024】次に、図7と図8を参照してインナケーブ
ル連結部の別の例について説明する。図7はインナケー
ブル連結部の別の例を示す平面図、及び図8は図7の連
結金具を示す断面図である。このインナケーブル連結部
の実施例では、一方のアウタケーブル端末金具から伸び
出したインナケーブル1の延出部7の端部に連結具40
を固定し、他方のアウタケーブル端末金具から伸び出し
たインナケーブル2の延出部8の端部に連結具39を固
定する。一方の連結具40をフォーク状の連結金具29
に形成した挿入孔に挿入して取付ける。連結具39には
ピン孔47が形成されており、また連結金具29にはピ
ン孔48が形成されている。そこで、連結金具29のフ
ォーク部に連結具39を挿入し、次いで連結金具29の
ピン孔48と連結具39のピン孔47にピン38を挿入
し、連結金具29に連結具39を取付けることによっ
て、インナケーブル1,2を連結することができる。
【0025】更に、図9を参照してインナケーブル連結
部の更に別の例について説明する。図9はインナケーブ
ル連結部の更に別の例を示す一部断面の分解図である。
このインナケーブル連結部の実施例は、図1、図3及び
図4を参照して説明したコントロールケーブルの連結構
造に適用したタイプである。即ち、一方のアウタケーブ
ル端末金具から伸び出したインナケーブル1の延出部7
の端部に連結具3を取付け、他方のアウタケーブル端末
金具から伸び出したインナケーブル2の延出部8の端部
に連結具4を取付ける。連結具3は、一端にインナケー
ブル端部を挿入できる挿入孔41が形成され、且つ他端
に雌ねじ44が形成されている。インナケーブル1の端
部を挿入孔41に挿入して係止具43を固定することに
よって、延出部7の端部に連結具3を回転自在に取付け
ることができる。また、連結具4の端部には雄ねじ42
が形成されている。そこで、連結具3に形成した雌ねじ
44を連結具4に形成した雄ねじ42に螺入すれば、連
結具3と連結具4とは連結され、インナケーブル1,2
は連結される。
【0026】
【発明の効果】この発明によるコントロールケーブルの
連結構造は、上記のように構成されており、次のような
効果を有する。即ち、このコントロールケーブルの連結
構造は、一端を第1アウタケーブル端末金具に取付け且
つ第1インナケーブルの延出部と連結部を囲んだガイド
部材、及び一端を前記ガイド部材に且つ他端を第2アウ
タケーブル端末金具に取付け且つ前記第1インナケーブ
ルの前記延出部を覆う状態に囲んだダストシール部材を
有するので、前記ダストシール部材と前記ガイド部材と
は連結して密封状態に固定状態になり、前記連結部と前
記延出部の全体が前記ダストシール部材及び前記ガイド
部材に覆われて内部に位置するシール状態になる。従っ
て、前記ダストシール部材及び前記ガイド部材の外部に
は雪、水等が付着するが、内部の前記連結部及び前記ア
ウタケーブル端末金具と前記インナケーブルとの摺動部
への雪、水等の浸入、付着等は防止され、前記連結部の
凍結による作動不良は発生せず、コントロールケーブル
を良好に操作できる。
【0027】また、前記ダストシール部材と前記ガイド
部材との連結後は、前記ダストシール部材と前記ガイド
部材とは所定の長さに維持された固定状態である。従っ
て、コントロールケーブルの操作時には、前記ダストシ
ール部材は伸縮運動はしないので、操作による前記ダス
トシール部材の材質の劣化は発生しない。また、コント
ロールケーブルの組付け後は、前記ダストシール部材が
伸縮運動を行わないので、コントロールケーブルの連結
部全体の長さを短縮することができ、スペース上の問題
を解決できる。
【0028】更に、このコントロールケーブルの連結構
造では、2本のコントロールケーブルのアウタケーブル
端末金具の取付け位置にバラツキがあっても、前記ダス
トシール部材の取付け時の伸長程度で十分に吸収するこ
とができ、設計の自由度が大である。また、コントロー
ルケーブルの組付け時に、周囲に干渉物が存在していて
も、連結部を軸方向に移動させて組付けることができ、
周囲のスペースが狭くても連結作業を容易に行うことが
できる。
【0029】又は、このコントロールケーブルの連結構
造は、一端を前記第1アウタケーブル端末金具に取付け
且つ前記第1インナケーブルの前記延出部及び前記連結
部を覆う状態に囲んだガイド部材、及び一端を前記第1
アウタケーブル端末金具に且つ他端を前記第2アウタケ
ーブル端末金具に取付け且つ前記ガイド部材と前記第2
インナケーブルの前記延出部を覆う状態に囲んだダスト
シール部材を有するので、上記と同様に、前記ダストシ
ール部材及び前記ガイド部材に覆われて内部に位置する
状態になり、前記ダストシール部材の外部には雪、水等
が付着するが、内部の前記連結部への雪、水等の浸入、
付着等は防止され、前記連結部の凍結による作動不良は
発生しない。更に、上記と同様の効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるコントロールケーブルの連結構
造の一実施例を示し且つ2本のコントロールケーブルを
連結して1本のコントロールケーブルに構成した状態を
示す断面図である。
【図2】図1のコントロールケーブルの連結構造におい
て各コントロールケーブルを分離した状態を断面図であ
る。
【図3】この発明によるコントロールケーブルの連結構
造の別の実施例を示し且つ2本のコントロールケーブル
を連結して1本のコントロールケーブルに構成した状態
を示す断面図である。
【図4】この発明によるコントロールケーブルの連結構
造の更に別の実施例を示し且つ2本のコントロールケー
ブルを連結して1本のコントロールケーブルに構成した
状態を示す断面図である。
【図5】インナケーブル連結部の一例を示す断面図であ
る。
【図6】図5のインナケーブル連結部の連結金具を示す
平面図である。
【図7】インナケーブル連結部の別の例を示す平面図で
ある。
【図8】図7のインナケーブル連結部を示す断面図であ
る。
【図9】インナケーブル連結部の更に別の例を示す一部
断面の分解図である。
【図10】従来のコントロールケーブルの連結構造の一
例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 インナケーブル 2 インナケーブル 3 連結具 4 連結具 5 アウタケーブル端末金具 6 アウタケーブル端末金具 9 ダストシール部材 10 ガイド部材 17 端部 18 端部 19 筒部 20 ベローズ部 21 連結端部 22 連結端部 30 ガイド部材 31 ダストシール部材 34 ダストシール部材 37 ガイド部材 49 Oリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1アウタケーブル端末金具から伸び出
    した第1インナケーブルの延出部と第2アウタケーブル
    端末金具から伸び出した第2インナケーブルの延出部と
    の各端部を連結した連結部を備えたコントロールケーブ
    ルの連結構造において、一端を前記第1アウタケーブル
    端末金具に取付け且つ前記第1インナケーブルの前記延
    出部と前記連結部を囲んだガイド部材、及び一端を前記
    ガイド部材に且つ他端を前記第2アウタケーブル端末金
    具に取付け且つ前記第1インナケーブルの前記延出部を
    覆う状態に囲んだダストシール部材、を有するコントロ
    ールケーブルの連結構造。
  2. 【請求項2】 第1アウタケーブル端末金具から伸び出
    した第1インナケーブルの延出部と第2アウタケーブル
    端末金具から伸び出した第2インナケーブルの延出部と
    の各端部を連結した連結部を備えたコントロールケーブ
    ルの連結構造において、一端を前記第1アウタケーブル
    端末金具に取付け且つ前記第1インナケーブルの前記延
    出部及び前記連結部を覆う状態に囲んだガイド部材、及
    び一端を前記第1アウタケーブル端末金具に且つ他端を
    前記第2アウタケーブル端末金具に取付け且つ前記ガイ
    ド部材と前記第2インナケーブルの前記延出部を覆う状
    態に囲んだダストシール部材、を有するコントロールケ
    ーブルの連結構造。
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