JPH05272399A - 車両用多気筒内燃機関の失火検出装置 - Google Patents

車両用多気筒内燃機関の失火検出装置

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JPH05272399A
JPH05272399A JP4067607A JP6760792A JPH05272399A JP H05272399 A JPH05272399 A JP H05272399A JP 4067607 A JP4067607 A JP 4067607A JP 6760792 A JP6760792 A JP 6760792A JP H05272399 A JPH05272399 A JP H05272399A
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中山  昌昭
Isamu Nomura
勇 野村
Yasutoshi Baba
泰年 馬場
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種の走行状態においても確実に失火検出を
行うことができる車両用多気筒内燃機関の失火検出装置
を提供することにある。 【構成】 回転角センサ4はエンジンの回転に応じて所
定回転角度毎に回転信号を出力し、車輪速度センサ17
は駆動輪の回転速度を検出する。CPU12は回転角セ
ンサ4の出力信号から平均回転数変化量Δωn を求めて
その平均回転数変化量Δωn と失火判定値CKと比較す
ることによりエンジンに失火が発生したか否かを各気筒
毎に判定する。又、CPU12は車輪速度センサ17に
よる車輪の回転速度の変動値DTが所定範囲(±RE
F)から外れると失火検出禁止フラグXRGHを用いて
失火判定を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関に発生する
失火を検出する車両用多気筒内燃機関の失火検出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用多気筒内燃機関の失火検出
装置が、特開平3−246353号公報に開示されてい
る。この装置は、悪路走行時においても失火誤検出を防
止して失火検出精度を向上させるべく、車高センサを用
いて上死点毎の車高の変化量を算出し、機関回転数変化
量が基準値より大きく、しかも車高変化量が基準値より
小さい場合のみ内燃機関に失火が生じたと判定してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、車高センサ
により車両の上下方向の変化は検出できるが、前後方向
の変化を検出することができず、加減速時、変速時、急
ブレーキング時にもタイヤ空転やタイヤロックにより失
火誤検出の虞れがあり、この場合には対処できなかっ
た。
【0004】そこで、この発明の目的は、各種の走行状
態においても確実に失火検出を行うことができる車両用
多気筒内燃機関の失火検出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図14に
示すように、多気筒内燃機関の回転に応じて所定回転角
度毎に回転信号を出力する回転信号出力手段M1と、前
記回転信号出力手段M1の出力信号に基づいて、前記多
気筒内燃機関に失火が発生したか否かを各気筒毎に判定
する失火判定手段M2と、車輪の回転速度を検出する車
輪速度センサM3と、前記車輪速度センサM3による車
輪の回転速度の変動値が所定範囲から外れると前記失火
判定手段M2による失火判定を禁止する失火判定禁止手
段M4とを備えた車両用多気筒内燃機関の失火検出装置
をその要旨とする。
【0006】第2の発明は、図15に示すように、多気
筒内燃機関の回転に応じて所定回転角度毎に回転信号を
出力する回転信号出力手段M11と、前記回転信号出力
手段M11の出力信号に基づいて、前記多気筒内燃機関
に失火が発生したか否かを各気筒毎に判定する失火判定
手段M12と、車両に加わる加速度を検出する加速度セ
ンサM13と、前記加速度センサM13による加速度が
所定範囲から外れると前記失火判定手段M12による失
火判定を禁止する失火判定禁止手段M14とを備えた車
両用多気筒内燃機関の失火検出装置をその要旨とするも
のである。
【0007】
【作用】第1の発明において、失火判定手段M2は回転
信号出力手段M1の出力信号に基づいて、多気筒内燃機
関に失火が発生したか否かを各気筒毎に判定する。この
とき、失火判定禁止手段M4は車輪速度センサM3によ
る車輪の回転速度の変動値が所定範囲から外れると失火
判定手段M2による失火判定を禁止する。その結果、悪
路走行時、加減速時、変速時、急ブレーキング時におい
ては誤検出の発生しやすい条件となるが、このときには
失火判定が禁止される。
【0008】第2の発明において、失火判定手段M12
は回転信号出力手段M11の出力信号に基づいて、多気
筒内燃機関に失火が発生したか否かを各気筒毎に判定す
る。このとき、失火判定禁止手段M14は加速度センサ
M13による加速度が所定範囲から外れると失火判定手
段M12による失火判定を禁止する。その結果、悪路走
行時、加減速時、変速時、急ブレーキング時においては
誤検出の発生しやすい条件となるが、このときには失火
判定が禁止される。
【0009】
【実施例】
(第1実施例)以下、この発明を具体化した一実施例を
図面に従って説明する。
【0010】図1は、車両用内燃機関の制御装置の全体
構成を示す図である。ここで、本装置はアンチロックブ
レーキシステム(ABS)を備えており、同システムは
急制動のときに車輪がロックしないようにブレーキ油圧
を増減してタイヤ面と路面とのスリップ率を最適な値に
維持するものである。つまり、車輪速度センサによる各
車輪の回転速度により車体速度と駆動輪速度とを求めつ
つブレーキ油圧を増減するものである。
【0011】図1において、4サイクル6気筒ガソリン
エンジン(内燃機関)1には、吸気管2が接続され、吸
入空気が図示しないエアクリーナからエンジン1内に導
入される。吸気管2には吸気管圧力センサ3が設けら
れ、同センサ3にて吸気管2内の圧力が検出される。
【0012】回転信号出力手段としての回転角センサ4
は図示しないエンジンのクランク軸又はカム軸に配設さ
れ、所定のクランク角度毎に信号を出力する。ディスト
リビュータ5内には基準位置センサ6が内蔵され、基準
位置センサ6は気筒を判別するための信号、詳しくは、
例えば第1気筒のピストン7が最も上にきた時点(上死
点)毎に信号を出力する。又、水温センサ8がエンジン
1の冷却水路に配設され、冷却水の温度を検出する。
【0013】車輪速度センサ17は駆動輪に取り付けら
れ、同センサ17は車輪の回転に同期して回転するロー
タと、このロータの近傍位置に配置された電磁ピックア
ップとから構成されている。そして、電磁ピックアップ
からは車輪の回転に伴い図2に示す正弦波が出力され
る。
【0014】電子制御装置(以下、ECUという)9
は、吸気管圧力センサ3、回転角センサ4、基準位置セ
ンサ6、水温センサ8、車輪速度センサ17からの各検
出信号を入力する。そして、ECU9は、これらの各セ
ンサ等および図示しない各センサからの検出結果に基づ
いて点火系および燃料系の適切な制御量を設定してイン
ジェクタ10およびイグナイタ11等を制御する。
【0015】ECU9は、失火判定手段及び失火判定禁
止手段としてのCPU12と、リードオンリメモリ(R
OM)13と、ランダムアクセスメモリ(RAM)14
と、I/Oポート15と、波形整形回路16とから構成
されている。ROM13にはCPU12の制御プログラ
ムおよび演算に必要な制御定数が記憶されている。RA
M14にはCPU12の動作中に演算データが一時記憶
される。I/Oポート15はECU9の外部からの信号
を入出力する。波形整形回路16は前記車輪速度センサ
17からの信号を入力して、図2に示すように、しきい
値Vref1, Vref2にて2値化してパルス信号としてI/
Oポート15に出力する。
【0016】又、ECU9には警告ランプ18が接続さ
れ、警告ランプ18はECU9において失火と判断され
たときに、失火発生を運転者等に知らせる。ここで、車
輪速度センサ17による車両の走行状態検出方法につい
て説明する。
【0017】図2に示すように、車輪速度センサ17か
らのパルス信号の周期ti を測定し、この信号周期ti
の8ケ分の平均値Ti を算出する。この平均化個数は、
車輪速度センサ17の出力周期ti や検出精度により任
意に設定する。
【0018】そして、この出力周期Ti の変化より車両
走行状態を検出する。尚、出力周期Ti の変動量DTi
は、今回値Ti+1 から前回値Ti を差し引いた値(=T
i+1−Ti )とする。
【0019】図3〜図6は各走行状態での出力周期の変
動量DTを示したものである。図3は平坦路定常走行時
の周期変動量DTを示すが、DTは小さな値となる。こ
れに対し図4はラフロード走行時のDTを示すがDTは
大きな値となり、平坦路定常走行時とラフロード走行時
のDTには顕著な差が見られる。又、図5は急ブレーキ
ング時、図6に変速時のDTを示すが、これらのDTも
大きな値となる。即ち、失火誤検出の虞れのある走行状
態(ラフロード走行時、急ブレーキング時、変速時)で
のDTは大きくなる。
【0020】本実施例は以上のことに着目し、車輪速度
センサ17の信号の周期変動量DTにより、失火誤検出
の虞れのある走行状態を検出し、その時には失火検出を
禁止することにより、失火誤検出を防止するものであ
る。
【0021】次に、このように構成した車両用多気筒内
燃機関の失火検出装置の作用を説明する。図7には、C
PU12が実行するフローチャートを示し、この処理の
中で失火誤検出の虞れのある走行状態が検出される。こ
のルーチンは図2に示すパルス波形aの立下りエッジ毎
に実行される。
【0022】まず、ステップ100で前回の本ルーチン
の割り込み時刻と今回の本ルーチンの割り込み時刻との
偏差を求めて、車輪速度センサ17のパルス信号の周期
tiを算出する。そして、ステップ101でカウンタC
を「1」インクリメントし、ステップ102に進む。ス
テップ102ではカウンタCを分周回数に相当する値
(本実施例の場合、1/8分周するため「9」)と比較
し、C=9であれば、ステップ103に進む。一方、C
=9でないならば本ルーチンを終了する。
【0023】ステップ103でカウンタCを「1」と
し、ステップ104へ進む。ステップ104では、ステ
ップ100にて算出した周期ti の過去8個の平均値T
i を次式にて算出する。
【0024】
【数1】 以上のステップ100〜104の処理は、図2のパルス
波形aを入力した場合に必要な処理であり、図2のパル
ス波形bを入力すれば、ステップ100にて周期8Ti
を計測するためステップ101〜104の処理は不要で
ある。
【0025】ステップ105ではステップ104にて算
出した周期Ti の変動量DTi を、次式にて算出する DTi =Ti+1 −Ti ステップ106では周期Ti の変動量DTi を判定レベ
ルREF,−REFと比較する。即ち、図3〜図6に示
したように失火誤検出の虞れのある走行状態では、DT
は大きくなることから(DTの絶対値が大きくなること
から)正負の判定レベルと比較する。DTがREFより
大きい、或いは、−REFより小さければ、失火誤検出
のある走行状態と判定し、ステップ107へ進み、失火
検出禁止フラグXRGHをセットする。一方、周期変動
量DTが小さな値であれば、ステップ108へ進み、失
火検出禁止フラグXRGHをリセットし、本ルーチンを
終了する。
【0026】図8には、CPU12が実行する失火検出
のフローチャートを示す。CPU12は、この処理の中
で失火検出禁止フラグXRGHの判断を含む失火検出を
行う。尚、図8のルーチンは所定クランク角毎(本実施
例では30°CA毎)に割り込み処理される。
【0027】まず、ステップ200で前回の割り込み時
刻と今回の割り込み時刻との偏差から30°CA回転す
るのに要した時間T30i を算出する。そして、ステップ
201で今回の割り込みタイミングが上死点(TDC)
であるか否かを判別し、上死点でないなら本ルーチンを
終了する。一方、今回の割り込みタイミングが上死点で
あるならステップ202に進む。
【0028】ステップ202ではステップ200におい
て算出した30°CA回転するのに要する時間T30i
と、前回、前々回及び3回前の実行時にそれぞれ求めた
T30i-1 、T30i-2 およびT30i-3 の全4回分のデータ
を累計して、120°CA回転するのに要する時間T12
0iを算出する。
【0029】さらに、ステップ203でクランク角12
0°CA間の平均回転数ωn を算出する。詳しくは、ス
テップ202で求めた時間T120iの逆数を求め、平均回
転数ωn とする。
【0030】ステップ204では次式に基づいて平均回
転数変化量Δωn を算出する。 Δωn =(ωn-1 −ωn )−(ωn-4 −ωn-3 ) 尚、ωn はステップ203で算出した今回の平均回転数
であり、ωn-1 は前回の平均回転数である。そして、
(ωn-1 −ωn )は爆発行程が連続する気筒の変動量
(第1の変動量)である。又、ωn-3 は3回前の平均回
転数であり、ωn-4は4回前の平均回転数である。そし
て、(ωn-4 −ωn-3 )はクランク角360°CA前に
おける爆発行程が連続する気筒の変動量(第2の変動
量)である。
【0031】尚、ここでは上記第1の変動量と第2の変
動量を同じルーチンの処理で求めたが、第2の変動量を
予め別のルーチンで求めてECU9内のRAM14に格
納し、このルーチンの実行時に第2の変動量をRAM1
4から読み込むというようにしてもよい。
【0032】引き続き、ステップ205で失火検出禁止
フラグXRGHをチェックし、失火誤検出の虞れのある
走行状態であるか否かを判定する。即ち、失火検出禁止
フラグXRGHがセットされていれば、失火誤検出の虞
れのある走行状態と判定し、ステップ209に進む。失
火検出禁止フラグXRGHがリセットされていれば、失
火誤検出の虞れのない走行状態と判定し、ステップ20
6へ進む。
【0033】ステップ206ではステップ204で算出
した平均回転数変化量Δωn と失火判定値CKとを比較
し、平均回転数変化量Δωn が失火判定値CKより大き
いときには失火と判断してステップ207に進み、失火
が発生したことを示す失火検出フラグXMFをセット
(=1)してステップ209に進む。一方、平均回転数
変化量Δωn が失火判定値CKより大きくないときはス
テップ208に進み、失火検出フラグXMFをリセット
(=0)してステップ209に進む。
【0034】ステップ209では今回の平均回転数ωn
を前回の平均回転数ωn-1 とし、前回の平均回転数ω
n-1 を前々回の平均回転数ωn-2 とし、前々回の平均回
転数ω n-2 を3回前の平均回転数ωn-3 とし、3回前の
平均回転数ωn-3 を4回前の平均回転数ωn-4 としてE
CU9内のRAM14に格納してリターンする。
【0035】図9には、CPU12が実行するダイアグ
処理を示す。このダイアグ処理ルーチンは、所定時間毎
に実行される。まず、ステップ300で、例えばアクチ
ュエータが正常に作動しているか等の各センサからの情
報を記憶したダイアグ検出フラグや、図7で示した処理
によって失火発生と判断された際にセットされる失火検
出フラグXMFを読み込む。そして、ステップ301で
読み込んだダイアグ検出フラグの有無を判別し、例えば
失火検出フラグXMFがセットされているならステップ
302に進み、失火検出フラグXMFがセットされてい
ないならリターンする。
【0036】ステップ302で、例えば触媒保護や排気
ガス中のHC濃度の増大を防止する目的で失火発生と判
定された気筒への燃料供給を遮断したり、運転者等に失
火が発生したことを知らせるための警告ランプ18を点
灯させるなど周知のフェイルセーフ処理を実行する。
【0037】このように本実施例では、CPU12(失
火判定手段、失火判定禁止手段)は図8のステップ20
4,206において回転角センサ4(回転信号出力手
段)の出力信号から平均回転数変化量Δωn を求めてそ
の平均回転数変化量Δωn と失火判定値CKと比較する
ことによりエンジンに失火が発生したか否かを各気筒毎
に判定するが、この際、図7のステップ106において
車輪速度センサ17による車輪の回転速度の変動値DT
が所定範囲(±REF)から外れると失火検出禁止フラ
グXRGHを用いて失火判定を禁止するようにした。そ
の結果、悪路走行時のみならず、加減速時、変速時、急
ブレーキング時にも失火判定を禁止するので、タイヤ空
転やタイヤロックによる失火誤検出を回避して確実に失
火検出を行うことができることとなる。
【0038】又、本実施例ではABS用の車輪速度セン
サ17を用いたので特別に車輪速度センサを設ける必要
がない。尚、本実施例の応用としては、上記実施例では
車輪速度センサ17の出力信号(パルス信号)に対し所
定数のパルスの平均時間を算出し、その平均時間の前回
値と今回値との差により失火判定の禁止か否か判断した
が、他にも単位時間当たりのパルス信号の立ち上がり
(又は立ち下がり)エッジをカウントしてそのカウント
値の変化により失火判定の禁止か否か判断してもよい。 (第2実施例)次に、第2実施例を第1実施例との相違
点を中心に説明する。
【0039】第1実施例では車輪速度センサ17を用い
たが、本実施例では車輪速度センサ17の代わりに加速
度センサを用いている。つまり、図10の全体構成図に
おいて、加速度センサ19にて車両の上下方向の加速度
を検出し、その検出信号がバンドパスフィルタ20を介
してECU9に入力される。
【0040】図11に平坦路走行時の上下方向の加速度
センサ出力(周波数分析結果)を示す。又、図12に悪
路走行時の上下方向の加速度センサ出力(周波数分析結
果)を示す。平坦路と悪路走行時において、両者には顕
著な差が見られる。そして、図10のバンドパスフィル
タ20にて、特定周波数帯域(例えば、225〜235
Hz)の信号のみ通過させる。
【0041】図13に示すCPU12の処理(所定のク
ランク角度毎に起動)において、ステップ400で加速
度センサ19による加速度gを計測する。そして、ステ
ップ401において振動加速度gが所定の判定レベルR
EF以上であると、ステップ402で失火検出禁止フラ
グXRGHフラグをセットし、それ以外はステップ40
3で失火検出禁止フラグXRGHフラグをリセットす
る。
【0042】又、前記第1実施例での図8,9と同様の
処理を実行する。このように本実施例では、CPU12
(失火判定手段、失火判定禁止手段)は回転角センサ4
(回転信号出力手段)の出力信号に基づいてエンジンに
失火が発生したか否かを各気筒毎に判定するが、この
際、加速度センサ19による加速度が所定範囲から外れ
ると失火判定を禁止する。その結果、悪路走行時のみな
らず、加減速時、変速時、急ブレーキング時にも失火判
定を禁止するので、タイヤ空転やタイヤロックによる失
火誤検出を回避して確実に失火検出を行うことができる
こととなる。
【0043】尚、本実施例の応用として、加速度センサ
19は車両の前後方向の加速度を検出するように配置し
てもよい。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
各種の走行状態においても確実に失火検出を行うことが
できる優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のエンジン回りの構成を示す図であ
る。
【図2】信号処理を説明するための図である。
【図3】出力周期の変動量を示す図である。
【図4】出力周期の変動量を示す図である。
【図5】出力周期の変動量を示す図である。
【図6】出力周期の変動量を示す図である。
【図7】作用を説明するためのフローチャートである。
【図8】作用を説明するためのフローチャートである。
【図9】作用を説明するためのフローチャートである。
【図10】第2実施例のエンジン回りの構成を示す図で
ある。
【図11】加速度の周波数分析結果を示す図である。
【図12】加速度の周波数分析結果を示す図である。
【図13】作用を説明するためのフローチャートであ
る。
【図14】クレーム対応図である。
【図15】クレーム対応図である。
【符号の説明】
4 回転信号出力手段としての回転角センサ 12 失火判定手段、失火判定禁止手段としてのCPU 17 車輪速度センサ 19 加速度センサ
フロントページの続き (72)発明者 行本 英樹 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装 株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多気筒内燃機関の回転に応じて所定回転
    角度毎に回転信号を出力する回転信号出力手段と、 前記回転信号出力手段の出力信号に基づいて、前記多気
    筒内燃機関に失火が発生したか否かを各気筒毎に判定す
    る失火判定手段と、 車輪の回転速度を検出する車輪速度センサと、 前記車輪速度センサによる車輪の回転速度の変動値が所
    定範囲から外れると前記失火判定手段による失火判定を
    禁止する失火判定禁止手段とを備えたことを特徴とする
    車両用多気筒内燃機関の失火検出装置。
  2. 【請求項2】 多気筒内燃機関の回転に応じて所定回転
    角度毎に回転信号を出力する回転信号出力手段と、 前記回転信号出力手段の出力信号に基づいて、前記多気
    筒内燃機関に失火が発生したか否かを各気筒毎に判定す
    る失火判定手段と、 車両に加わる加速度を検出する加速度センサと、 前記加速度センサによる加速度が所定範囲から外れると
    前記失火判定手段による失火判定を禁止する失火判定禁
    止手段とを備えたことを特徴とする車両用多気筒内燃機
    関の失火検出装置。
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