JPH05271162A - シクロペンテニルアミン化合物 - Google Patents

シクロペンテニルアミン化合物

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JPH05271162A
JPH05271162A JP9866092A JP9866092A JPH05271162A JP H05271162 A JPH05271162 A JP H05271162A JP 9866092 A JP9866092 A JP 9866092A JP 9866092 A JP9866092 A JP 9866092A JP H05271162 A JPH05271162 A JP H05271162A
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JP
Japan
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compound
formula
cyclopentenylamine
reaction
diphenyl
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Application number
JP9866092A
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English (en)
Inventor
Yoichi Shiokawa
洋一 塩川
Kiyoshi Taniguchi
清 谷口
Kazuhisa Okumura
和央 奥村
Kazuhiko Take
一彦 嶽
Kazunori Tsubaki
一典 椿
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Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【構成】式(I) 【化1】 (式中、R1 およびR2 はそれぞれ水素または置換基を
有していてもよい低級脂肪族炭化水素基、R3 は水素ま
たは置換基を有していてもよいアリール基、およびR4
は置換基を有していてもよいアリール基である)で表さ
れる化合物およびその塩。 【効果】 頻尿症、尿失禁などの排尿障害の予防もしく
は治療に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、頻尿症、尿失禁などの
排尿障害の予防もしくは治療に有効な新規シクロペンテ
ニルアミン化合物およびその塩、その製造方法および当
該化合物を有効成分とする疾病の予防・治療剤に関す
る。
【0002】
【発明の目的】本発明の目的は前記疾患の予防もしくは
治療に有用な新規シクロペンテニルアミン化合物および
その塩を提供することである。本発明の他の目的は当該
シクロペンテニルアミン化合物およびその塩の製造方法
を提供することである。本発明の、さらに他の目的は前
記疾患の予防もしくは治療剤として有用な前記シクロペ
ンテニルアミン化合物およびその塩を有効成分として含
有する製剤を提供することである。
【0003】
【発明の構成】本発明の新規化合物であるシクロペンテ
ニルアミン化合物は、下式(I)で表される化合物〔以
下、シクロペンテニルアミン化合物(I)という〕であ
る。
【0004】
【化2】
【0005】(式中、R1 およびR2 はそれぞれ水素ま
たは置換基を有していてもよい低級脂肪族炭化水素基、
3 は水素または置換基を有していてもよいアリール
基、およびR4 は置換基を有していてもよいアリール基
である)
【0006】本発明の目的化合物であるシクロペンテニ
ルアミン化合物(I)およびその塩は下記の反応式で示
される方法1によって製造することができる。
【0007】
【化3】
【0008】(式中、R1 、R2 、R3 およびR4 はそ
れぞれ前と同じ意味であり、Xは脱離基を意味する。)
【0009】また、本発明の目的化合物であるシクロペ
ンテニルアミン化合物(I)およびその塩のうち、R1
およびR2 の少なくとも一方が水素である化合物は下記
の反応式で示される方法2によっても製造することがで
きる。
【0010】
【化4】
【0011】(式中、R1 、R2 、R3 およびR4 はそ
れぞれ前と同じ意味である。)
【0012】方法2の原料化合物である化合物(IV)は
公知化合物であり、後記製造例の方法もしくはそれと同
様の方法に従って製造することができる。
【0013】また、方法1の原料化合物である化合物
(II)は、下記の反応式に従って製造することができ
る。
【0014】
【化5】
【0015】(式中、R3 、R4 およびXはそれぞれ前
と同じ意味である。)
【0016】なお、シクロペンテニルアミン化合物
(I)に、不斉炭素原子による立体異性体が存在する場
合、各々の異性体、もしくはそれらの混合物も本発明の
シクロペンテニルアミン化合物(I)およびその塩の範
囲に包含される。例えば、シクロペンテン環上のアミノ
基が結合する炭素原子が不斉中心となり、R体、S体が
存在するが、各々の異性体、もしくはそれらの混合物も
本発明のシクロペンテニルアミン化合物(I)およびそ
の塩の範囲に包含される。
【0017】シクロペンテニルアミン化合物(I)の好
適な塩類は、慣用の無毒性のモノまたはジ塩類であり、
有機酸付加塩(例えば、蟻酸塩、酢酸塩、トリフルオロ
酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスルホン酸
塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩な
ど)、無機酸付加塩(例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、
ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩など)、アミノ酸と
の塩(アルギニン塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸
塩など)などが挙げられる。
【0018】この明細書の前記および後記の記載におけ
る種々の定義の好適な例を次に詳細に説明する。
【0019】「低級」なる語は、特に断りのない限り、
炭素原子数1〜6を意味するものである。「低級脂肪族
炭化水素基」とは、飽和または不飽和の低級脂肪族炭化
水素基を意味し、低級アルキル基、低級アルケニル基ま
たは低級アルキニル基がこれに含まれる。
【0020】「低級アルキル基」の好適な例としては直
鎖または分枝低級アルキル基、例えばメチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、t
−ブチル、ペンチル、1,1−ジメチルプロピル、ヘキ
シルなどが挙げられ、それらのうち好ましいものは(C
1 −C5 )アルキル基であり、より好ましいものはメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t
−ブチルおよび1,1−ジメチルプロピルである。
【0021】「低級アルケニル基」の例としては、直鎖
または分枝低級アルケニル基、例えばエテニル、1−プ
ロペニル、2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニ
ル、3−ブテニル、1,3−ブタジエニル、1−ペンテ
ニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニ
ル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニ
ル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニルなどが挙げられ、
それらのうち好ましいものは(C2 −C4 )アルケニル
基であり、より好ましいものはエテニル、1−プロペニ
ル、2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニルおよ
び3−ブテニルである。
【0022】「低級アルキニル基」の例としては、直鎖
または分枝低級アルキニル基、例えばエチニル、1−プ
ロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニ
ル、3−ブチニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、
3−ペンチニル、4−ペンチニル、2−メチル−3−ブ
チニル、1,1−ジメチル−2−ブチニル、5−ヘキシ
ニルなどが挙げられ、それらのうち好ましいものは(C
2 −C4 )アルキニル基であり、より好ましいものはエ
チニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニ
ル、2−ブチニル、3−ブチニルである。
【0023】上記の「低級脂肪族炭化水素基」は1個以
上(好ましくは1ないし3個)の適当な置換基、例えば
後述の置換基を有してしてもよいアリール基、低級アル
キル基で置換されていてもよいアミノ基、低級アルコキ
シ基(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプ
ロポキシ、n−ブトキシ、t−ブトキシなど)、ヒドロ
キシ基などを有していてもよい。当該「低級アルキル基
で置換されていてもよいアミノ基」における「低級アル
キル基」としては上記例示したものが挙げられる。好適
な置換基としては、置換基を有していてもよいアリール
基、低級アルキル基で置換されていてもよいアミノ基が
挙げられ、より好ましいものはフェニル、低級アルコキ
シフェニル、ジ(低級アルキル)アミノである。
【0024】「アリール基」の好適な例としてはフェニ
ル、ナフチル、ペンタレニルなどが挙げられ、それらの
うちで好ましいものはフェニルである。前記「アリール
基」は1個以上(好ましくは1ないし3個)の適当な置
換基、例えば上述の低級アルキル基、低級アルコキシ基
(例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポ
キシ、n−ブトキシ、t−ブトキシなど)、ハロゲン原
子(例えば塩素、フッ素、臭素、ヨウ素)、低級アルキ
ルで置換されていてもよいアミノ(例えば、アミノ、N
−メチルアミノ、N,N−ジメチルアミノなど)、ニト
ロ、ヒドロキシ基、ハロゲン化低級アルキル基(例え
ば、トリフルオロメチル基など)、アシル基(例えば、
アセチル、アクリロイル、ベンゾイルなど)などを有し
ていてもよい。「置換基を有していてもよいアリール
基」の好適な例は、フェニル、低級アルキルフェニル、
低級アルコキシフェニルである。
【0025】「脱離基」の好適な例としてはハロゲン
(例えば塩素、フッ素、臭素、ヨウ素);低級アルカノ
イルオキシ(例えばアセトキシ、プロピオニルオキシ、
ブチリルオキシ、ペンタノイルオキシ、ヘキサノイルオ
キシなど)、スルホニルオキシ(例えばメシルオキシ、
エチルスルホニルオキシ、トシルオキシなど)などのア
シルオキシ基などが挙げられる。
【0026】目的化合物であるシクロペンテニルアミン
化合物(I)のうち好ましい化合物としては、R1 が置
換基を有していてもよい低級脂肪族炭化水素基であり、
2が水素または置換基を有していてもよい低級脂肪族
炭化水素基である化合物を挙げられる。さらに好ましい
化合物としては、R1 が置換基を有していてもよい低級
脂肪族炭化水素基であり、R2 が水素または置換基を有
していてもよい低級脂肪族炭化水素基であり、R3 およ
びR4 が共に置換基を有していてもよいアリール基(例
えばフェニル、4−メチルフェニルなど)である化合物
が挙げられる。
【0027】本発明のシクロペンテニルアミン化合物
(I)およびその塩の製造方法を次に詳細に説明する。 方法1 シクロペンテニル化合物(I)またはその塩は、化合物
(II)と化合物(III)またはその塩とを反応させること
により製造することができる。化合物(III)の塩の好適
な例としては、化合物(I)に関して例示したものを挙
げることができる。
【0028】この反応は水、リン酸緩衝液、アセトン、
クロロホルム、アセトニトリル、ニトロベンゼン、塩化
メチレン、塩化エチレン、ホルムアミド、N,N−ジメ
チルホルムアミド、メタノール、エタノール、ジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシ
ド、その他反応に悪影響を及ぼさない溶媒、好ましくは
極性の高い溶媒、などの溶媒中で行われる。これらの溶
媒中、親水性溶媒は水との混合物として使用することが
できる。
【0029】反応は塩基、例えば水酸化アルカリ金属、
炭酸アルカリ金属、炭酸水素アルカリ金属などの無機塩
基、トリアルキルアミンなどの有機塩基などの存在下で
行うことが好ましい。反応温度は、特に限定されず、通
常、室温、加温下または加熱下で反応は行われる。この
反応はハロゲン化アルカリ金属(例えば、ヨウ化ナトリ
ウム、ヨウ化カリウムなど)、チオシアン酸アルカリ金
属(例えば、チオシアン酸ナトリウム、チオシアン酸カ
リウムなど)などの存在下で行うことが好ましい。
【0030】方法2 シクロペンテニルアミン化合物(I)またはその塩は、
化合物(IV)と化合物(III)またはその塩とを反応さ
せ、次いで得られた中間化合物を還元に付すことにより
得ることができる。この反応は中間化合物を単離せずに
行うことができる。
【0031】i)化合物(IV)と化合物(III)またはそ
の塩との反応は、通常、慣用の溶媒、例えばアルコール
(例えばメタノール、エタノール)、塩化メチレン、ク
ロロホルム、その他反応に悪影響を及ぼさない溶媒など
の溶媒中で行われる。反応温度は特に限定されず、反応
は冷却下、室温ないし加温、加熱下で行われる。この反
応は、四塩化チタン、塩化亜鉛などの触媒の存在下で行
うことが好ましい。
【0032】ii)還元は、水素化金属化合物、例えば水
素化アルミニウムアルカリ金属(例えば、水素化アルミ
ニウムリチウムなど)、水素化ジ(低級)アルキルアル
ミニウム(例えば、水素化ジイソブチルアルミニウムな
ど)、水素化ホウ素アルカリ金属(例えば、水素化ホウ
素ナトリウム)などの還元剤と反応させることによって
行われる。反応は、通常、ジエチルエーテル、クロロホ
ルム、塩化メチレン、テトラヒドロフラン、ベンゼン、
トルエン、アルコール(例えばメタノール、エタノール
など)、その他反応に悪影響を及ぼさない溶媒などの溶
媒中で行われる。反応温度は特に影響されず、反応は冷
却下、室温または加温下で行われる。
【0033】得られたシクロペンテニルアミン化合物
(I)は、常法に従いその塩に変換することができる。
また、当該塩は常法に従い遊離のシクロペンテニルアミ
ン化合物(I)に変換することができる。
【0034】方法1の原料化合物である化合物(II)の
製造法を以下に説明する。 工程1 化合物(V)は、化合物(IV)を還元に付すことによって
製造することができる。この還元工程は、方法2で説明
されたものと同様の方法に従って行うことができる。
【0035】工程2 Xがアシルオキシ基である化合物(II)は化合物(V)を
アシル化することにより製造することができる。この工
程のアシル化反応は化合物(V)と導入すべきアシル基に
対応する酸またはその反応性誘導体またはその塩類とを
反応させることによって行うことができる。反応は当該
技術分野で常法とされる方法によって行うことができ
る。
【0036】Xがハロゲン原子である化合物(II)は化
合物(V)をハロゲン化することによって製造することが
できる。この工程のハロゲン化は化合物(V)を四ハロゲ
ン化炭素(例えば、四塩化炭素、四臭化炭素など)、ハ
ロゲン化チオニル(例えば、塩化チオニルなど)などと
反応させることによって行うことができる。反応は当該
技術分野で常法とされる方法によって行うことができ
る。
【0037】
【発明の作用・効果】本発明のシクロペンテニルアミン
化合物(I)およびその塩は、膀胱収縮を抑制する作用
を有し、ヒトおよびその他の動物における頻尿症、尿失
禁などの排尿障害の予防もしくは治療に有用である。例
えば、神経性頻尿、神経因性膀胱、夜尿症、不安定膀
胱、膀胱痙縮、慢性膀胱炎、慢性前立腺炎などの疾患に
おける頻尿症、尿失禁などの排尿障害の予防もしくは治
療;胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃酸過多症、食道痙攣、胃
炎、腸炎、過敏大腸症、腸疝痛、胆のう炎、胆管炎、幽
門痙攣、膵炎、膵炎に伴う疼痛、胆道ジスキネジー、胆
のう切除後の後遺症、尿路結石症、膀胱炎、月経困難
症、多汗症、尿路痙攣などにおける痙攣および/または
運動機能低下の予防もしくは治療に有用であり、さら
に、不整脈、うっ血性心不全などの予防もしくは治療に
有用であり、また喘息、パーキンソン病、狭心症などの
治療に有用性が期待される。
【0038】シクロペンテニルアミン化合物(I)およ
びその塩の有用性を実証するため、この発明の代表的化
合物の薬理試験データを以下に示す。
【0039】ラット圧負荷頻尿モデルにおける膀胱収縮
の抑制に関する試験 [I] 試験方法 体重240−400gの雄性スプラーグ・ドーリーラッ
トをウレタン(1.0g/kg)皮下注射で麻酔した。腹部正
中切開により膀胱を露出させ、膀胱内圧を以下のように
記録した。ステンレス管(外径1.2mm 、長さ5cm)の一
端に付けたバルーンを膀胱ドームへの小切開を通して膀
胱内に挿入した。管の他端に圧トランスデューサーを連
結した。尿管を結紮して切断し、膀胱側の切断端にポリ
エチレン管カニューレを挿入し、尿を外に導いた。膀胱
に水を満たして過剰膀胱運動(利尿筋の収縮運動過剰)
を惹起した。膀胱内のバルーンは約10mmHgの水圧をか
けた。総頸動脈から全身血圧と心拍数を計測した。水に
よる圧負荷に対する膀胱の収縮反応が一定となった時点
で、試験化合物を静脈内投与した。
【0040】[II] 試験化合物 N−tert−ブチル−2,3−ジフェニル−2−シク
ロペンテン−1−アミン塩酸塩(後記実施例1の化合
物)
【0041】[III]試験結果 投与量1.0mg/kgにおいて抑制率100%であった。
【0042】本発明の製剤は、有効成分としてシクロペ
ンテニルアミン化合物(I)またはその塩類を直腸投
与、経肺(経鼻ないしバッカル吸入)、点鼻、点眼、外
用(局所)、経口または非経口(皮下、静脈内および筋
肉内を含む)などの投与または吸入または膀胱内投与に
適した有機あるいは無機担体または賦形剤と共に含有す
る固形、半固形あるいは液状の製剤の形で用いることが
できる。有効成分は、例えば、散剤、顆粒剤、錠剤、ペ
レット剤、トローチ、カプセル剤、坐剤、クリーム剤、
軟膏剤、エアゾール剤、吸入用粉末薬、液剤、注射剤、
乳剤、懸濁剤、その他の使用に適した剤形に用いられる
慣用の無毒性の医薬として許容される担体と共に配合す
ることができる。さらに、必要に応じて補助剤、安定化
剤、粘稠化剤、着色剤および香料を使用することができ
る。シクロペンテニルアミン化合物(I)またはその塩
は疾患の経過または状態に所望の治療効果を生じるに足
りる量を製剤に含有させればよい。
【0043】この製剤をヒトまたは動物に適用する場
合、静脈内、筋肉内、経口投与または膀胱内投与による
のが好ましい。シクロペンテニルアミン化合物(I)の
治療有効量は治療される各患者の年令および条件によっ
ても変動するが、一般にはシクロペンテニルアミン化合
物(I)を、静脈内投与の場合にはヒトまたは動物の体
重1kg当り1日量0.01〜20mg、筋肉内注射の場合
にはヒトまたは動物の体重1kg当り1日量0.1〜20
mg、経口投与の場合にはヒトまたは動物の体重1kg当り
1日量0.5〜100mgで前記疾患の治療または予防の
ために投与することができる。
【0044】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。 製造例1 2,3−ビス−(4−メチルフェニル)−2−シクロペ
ンテン−1−オンの合成 (1) ビス−(4−メチルフェニル)−酢酸8.52
g、アリルアルコール6.6mlおよびp−トルエンスル
ホン酸1水和物0.34gをトルエン25mlに加えた混
合物を、ディーン−スターク還流器で水を連続的に除去
しながら20時間還流させた。反応液を冷却した後、1
N水酸化ナトリウム水溶液にあけ、酢酸エチルで抽出し
た。抽出物を1N水酸化ナトリウム水溶液、食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒留去し
た。残渣をジクロロメタンを溶出液とするシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィで精製し、2−プロペニル ビス
−(4−メチルフェニル)−アセテート8.09gを得
た。
【0045】IR(フィルム, cm-1) : 1730, 770, 750 NMR (CDCl3, δ) : 2.31 (6H, s), 4.60-4.70 (2H, m),
4.98 (1H, s), 5.15-5.30 (2H, m), 5.80-6.00 (1H,
m), 6.95-7.36 (8H, m)
【0046】(2) 上記で得た2−プロペニル ビス−
(4−メチルフェニル)−アセテート8.00gをトル
エン40mlに溶解した溶液へ、水素化ナトリウム(鉱油
中に60%分散)1.6gをトルエン30mlに懸濁した
懸濁液を窒素気流下130℃にて滴下し、混合物を6時
間還流させた。反応液を冷却した後、冷1N塩酸にあ
け、酢酸エチルで抽出した。抽出物を食塩水で洗浄、硫
酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒留去して2,2
−ビス−(4−メチルフェニル)−4−ペンテン酸4.
41gを得た。これを精製することなく、次の反応に使
用した。
【0047】NMR (CDCl3, δ) : 2.32 (6H, s), 3.12
(2H, d, J=6.9Hz), 4.89 (1H, s), 4.96 (1H, d, J=5.1
Hz), 5.45-5.70 (1H, m), 6.90-7.25 (8H, m)
【0048】(3) 上記で得た2,2−ビス−(4−メ
チルフェニル)−4−ペンテン酸8.17gをN,N−
ジメチルフォルムアミド1.0mlおよびジクロロメタン
45mlに溶解した溶液に塩化チオニル3.2mlを添加
し、この溶液を室温で1日間攪拌した。反応溶液を減圧
下溶媒留去し、残渣をジクロロメタン50mlに溶解し
た。この溶液を、塩化アルミニウム4.66gをジクロ
ロメタン50mlに懸濁させた懸濁液にドライアイス−ア
セトン浴で冷却しながら窒素気流下で滴下し、得られた
混合物を室温で終夜攪拌した。混合物を冷1N塩酸にあ
け、酢酸エチルで抽出した。抽出物を1N塩酸、水、1
N水酸化ナトリウム水溶液、食塩水の順で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥し、減圧下で溶媒留去した。n−ヘ
キサン−酢酸エチル混合溶媒(10:1〜5:1)を溶
出液とするシリカゲルカラムクロマトグラフィで残渣を
精製し、2,3−ビス−(4−メチルフェニル)−2−
シクロペンテン−1−オン0.52gを得た。
【0049】m.p. 119-121℃ IR (Nujol, cm-1) : 1690, 815, 725 NMR (CDCl3, δ) : 2.33 (3H, s), 2.35 (3H, s), 2.65
-2.70 (2H, m), 3.00-3.05 (2H, m), 7.05-7.30 (8H,
m) MASS (m/z) : 262(M + ), 205
【0050】製造例2 製造例1と同様の方法により、ジフェニル酢酸を出発原
料として2,3−ジフェニル−2−シクロペンテン−1
−オンを合成した。
【0051】実施例1 N−tert−ブチル−2,3−ジフェニル−2−シク
ロペンテン−1−アミン塩酸塩の合成 製造例2で得た2,3−ジフェニル−2−シクロペンテ
ン−1−オン1.50gおよびtert−ブチルアミン
3.00mlをジクロロメタン5mlに溶解した溶液をドラ
イアイス−アセトン浴で冷却しながら攪拌しているとこ
ろへ、四塩化チタン0.41mlをジクロロメタン3mlに
溶解した溶液を滴下した。混合物を室温で3時間攪拌
し、メタノール12mlと混合した。この反応混合物に水
素化ホウ素ナトリウム1.0gをドライアイス−アセト
ン浴で冷却しながら添加した。同温度でしばらく攪拌し
た後、混合物を室温で終夜放置し、希塩酸で抽出した。
抽出した水層を水酸化ナトリウム水溶液で塩基性にし、
酢酸エチルで抽出した。抽出した有機層を水、食塩水の
順で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下で濃縮
した。残渣をクロロホルム−メタノール混合溶媒を溶出
液とするシリカゲルカラムクロマトグラフィで精製し、
N−tert−ブチル−2,3−ジフェニル−2−シク
ロペンテン−1−アミン0.10gを得た。この化合物
を塩酸メタノール溶液で塩酸塩に変換した。塩酸塩はイ
ソプロパノールとジイソプロピルエーテルとの混合溶媒
から再結晶して、淡黄色粉末のN−tert−ブチル−
2,3−ジフェニル−2−シクロペンテン−1−アミン
塩酸塩0.09gを得た。
【0052】m.p. 227-230℃(分解) IR (Nujol, cm-1) : 2800-2400, 1580 NMR (DMSO-d6, δ) : 1.24 (9H, s), 2.25-2.4 (2H,
m), 2.55-2.7 (1H, m),3.3-3.5 (1H, m), 5.0-5.1 (1H,
m), 7.1-7.4 (10H, m), 8.75-9.0 (1H, br) MASS (m/z) : 291(M + ), 276, 218(base)
【0053】実施例2 実施例1と同様の方法により次の化合物を得た。 2,3−ジフェニル−N−イソプロピル−2−シクロペ
ンテン−1−アミン塩酸塩 m.p. 204-205℃(分解)酢酸エチル−イソプロパノール
混合溶媒から再結晶 IR (Nujol, cm-1) : 2800-2300, 1580 NMR (DMSO-d6, δ) : 1.16 (6H, d, J=6.5Hz), 2.15-2.
3 (1H, m), 2.35-2.5(1H, m), 2.55-2.75 (1H, m), 2.9
5-3.15 (1H, m), 3.25-3.45 (1H, m), 4.85-5.0 (1H,
m), 7.05-7.4 (10H, m), 8.15 (1H, br), 8.95 (1H, b
r) MASS (m/z) : 277(M + ), 219, 200(base) 元素分析 計算値(C2023N・HCl): C=76.54, H=7.71, N=4.46 実測値 : C=76.01, H=7.63, N=4.39
【0054】実施例3 実施例1と同様の方法により次の化合物を得た。 N−n−ブチル−2,3−ジフェニル−2−シクロペン
テン−1−アミン塩酸塩 m.p. 208-209℃(酢酸エチル−イソプロパノール混合溶
媒から再結晶) IR (Nujol, cm-1) : 2800-2300, 1600, 1580 NMR (DMSO-d6, δ) : 0.76 (3H, t, J=7.5Hz), 1.15 (2
H, septet, J=7.5Hz),1.45 (2H, quintet, J=7.5Hz),
2.15-2.3 (1H, m), 2.35-2.55 (1H, m), 2.55-2.75 (3
H, m), 3.25-3.45 (1H, m), 4.8-4.95 (1H, m), 7.05-
7.4 (10H, m), 8.75 (2H, br) MASS (m/z) : 291(M + ), 219, 214(base) 元素分析 計算値(C2125N・HCl): C=76.92, H=7.99, N=4.27 実測値 : C=76.59, H=7.87, N=4.32
【0055】実施例4 実施例1と同様の方法により次の化合物を得た。 N−ベンジル−2,3−ジフェニル−2−シクロペンテ
ン−1−アミン塩酸塩 m.p. 202-203℃(分解)酢酸エチル−ジイソプロピルエ
ーテル混合溶媒から再結晶 IR (Nujol, cm-1) : 2800-2200, 1600, 1560 NMR (DMSO-d6, δ) : 2.25-2.45 (2H, m), 2.6-2.75 (1
H, m), 3.35-3.5 (1H,m), 3.94 (2H, broad quartet),
4.82 (1H, m), 7.05-7.6 (15H, m), 9.2 (1H,br), 9.4
(1H, br) MASS (m/z) : 325(M + ), 248, 91(base) 元素分析 計算値(C2423N・HCl): C=79.65, H=6.68, N=3.87 実測値 : C=79.34, H=6.71, N=3.97
【0056】実施例5 実施例1と同様の方法により次の化合物を得た。 N−(1,1−ジメチルプロピル)−2,3−ジフェニ
ル−2−シクロペンテン−1−アミン塩酸塩 m.p. 190-191℃ IR (Nujol, cm-1) : 1580, 780, 760, 750, 700 NMR (DMSO-d6, δ) : 0.69 (3H, t, J=7.3Hz), 1.16 (3
H, s), 1.19 (3H, s),1.45-1.70 (2H, m), 2.25-2.45
(2H, m), 2.45-2.70 (1H, m), 3.35-3.65 (1H,m), 5.02
(2H, br s), 7.00-7.30 (10H, m), 9.15 (2H, br s) MASS (m/z) : 305(M + ), 276, 234, 219
【0057】実施例6 製造例2で得た2,3−ジフェニル−2−シクロペンテ
ン−1−オン234mgおよび4−ジメチルアミノ−2−
ブチニルアミン561mgとをジクロロメタン4.7mlに
溶解した溶液をドライアイス−アセトン浴で冷却しなが
ら攪拌しているところへ、四塩化チタンのジクロロメタ
ン溶液(1N)2mlを10分間かけて滴下した。この混
合物を同温度で1時間20分攪拌した。反応混合物に水
素化ホウ素ナトリウム151mgとジクロロメタン2mlを
加え、メタノール4.3mlを同温度で20分間かけて滴
下した。混合物を同温度でしばらく攪拌した後、室温で
一晩放置した。氷冷下、反応混合物に10%水酸化ナト
リウム溶液7mlを加え、混合物を酢酸エチルで抽出し
た。抽出物を濾過し、濾液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸
マグネシウムで乾燥後、減圧下で濃縮した。残渣をジク
ロロメタン−メタノール混合溶媒を溶出液とするシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィで精製し、N−(4−ジメ
チルアミノ−2−ブチニル)−2,3−ジフェニル−2
−シクロペンテン−1−アミンを得た。この化合物を4
N塩酸(酢酸エチル溶液)で塩酸塩に変換した。塩酸塩
はジエチルエーテルから結晶化して、淡黄色粉末のN−
(4−ジメチルアミノ−2−ブチニル)−2,3−ジフ
ェニル−2−シクロペンテン−1−アミン二塩酸塩12
0mgを得た。
【0058】m.p. 85 ℃(分解) IR (Nujol, cm-1) : 2750-2300, 1640, 1570 NMR (DMSO-d6, δ) : 2.25-2.45 (2H, m), 2.6-2.75 (1
H, m), 2.79 (6H, s),3.3-3.45 (1H, m), 3.66 (1H, br
d, J=14Hz), 3.88 (1H, br d, J=14Hz), 4.12 (2H,
s), 5.08 (1H, m), 7.05-7.35 (10H, m), 9.35 (1H, b
r), 10.05 (1H, br), 11.45 (1H, br) 元素分析 計算値(C23262 ・2HCl): C=63.65, H=7.29, N=6.45 実測値 : C=63.60, H=7.53, N=6.97
【0059】実施例7 実施例1と同様の方法により次の化合物を得た。 2,3−ジフェニル−N−(4−メトキシベンジル)−
2−シクロペンテン−1−アミン(油状) IR (フィルム, cm-1) : 3290, 1610, 1245 NMR (CDCl3, δ) : 1.86 (1H, br s), 2.04 (1H, m),
2.31 (1H, m), 2.70 (1H, m), 3.12 (1H, m), 3.61 (1
H, d, J=13Hz), 3.74 (1H, d, J=13Hz), 3.78 (3H, s),
4.36 (1H, m), 6.80 (2H, d, J=9Hz), 7.05-7.26 (12
H, m) MASS (m/z) : 355(M + ), 278, 234, 218, 136, 121(ba
se)
【0060】上記の化合物を実施例1と同様の方法で、
2,3−ジフェニル−N−(4−メトキシベンジル)−
2−シクロペンテン−1−アミン メタンスルホン酸塩
に変換した。 m.p. 211-212℃(酢酸エチル−イソプロパノール−エタ
ノール混合溶媒から再結晶) IR (Nujol, cm-1) : 2800, 2750, 2640, 2490, 1610,
1240 NMR (DMSO-d6, δ) : 2.2 (1H, m), 2.30 (3H, s), 2.4
(1H, m), 2.7 (1H, m), 3.35 (1H, m), 3.75 (3H, s),
3.92 (2H, m), 4.83 (1H, m), 6.95 (2H, d,J=9Hz),
7.11 (2H, m), 7.2-7.4 (10H, m), 8.8 (2H, br s) 元素分析 計算値(C25252 O・CH3SO3H): C=69.15, H=6.47, N=3.10 実測値 : C=69.44, H=6.51, N=3.10
【0061】実施例8 製造例1で得た2,3−ビス−(4−メチルフェニル)
−2−シクロペンテン−1−オンを原料化合物として用
い、実施例1と同様の方法で、N−tert−ブチル−
2,3−ビス−(4−メチルフェニル)−2−シクロペ
ンテン−1−アミン塩酸塩を得た。
【0062】m.p. 238-248℃(分解)イソプロピルエー
テル−アセトン−酢酸エチル混合溶媒から再結晶 IR (Nujol, cm-1) : 2750, 1580, 820, 815, 750, 720 NMR (DMSO-d6, δ) : 1.24 (9H, s), 2.26 (3H, s), 2.
29 (3H, s), 2.09-2.30 (2H, m), 2.30-2.50 (1H, m),
3.30-3.50 (1H, m), 4.99 (1H, br s), 7.00-7.20 (8H,
m), 8.80-9.00 (2H, br) MASS (m/z) : 319(M + ), 246
【0063】実施例9 3−フェニル−2−シクロペンテン−1−オン(公知化
合物)を原料化合物として用い、実施例1と同様の方法
で、N−tert−ブチル−3−フェニル−2−シクロ
ペンテン−1−アミン塩酸塩を得た。
【0064】m.p. 209-211℃(エタノールから再結晶) IR (Nujol, cm-1) : 2750, 1580, 780, 760, 700 NMR (DMSO-d6, δ) : 1.37 (9H, s), 2.05-2.30 (1H,
m), 2.30-2.55 (1H, m), 2.55-2.80 (1H, m), 2.80-3.1
0 (1H, m), 4.52 (1H, br s), 6.35 (1H, s), 7.30-7.5
0 (3H, m), 7.50-7.60 (2H, m), 8.80 (2H, br s) MASS (m/z) : 215(M + ), 143
【0065】実施例10 N,N−ジエチル−2,3−ジフェニル−2−シクロペ
ンテン−1−アミン塩酸塩の合成 製造例2で得た2,3−ジフェニル−2−シクロペンテ
ン−1−オン10gを乾燥テトラヒドロフラン(50m
l)に溶解した溶液に水素化リチウムアルミニウム0.
50gを25℃〜45℃にて添加し、混合物を室温で3
0分間攪拌した。反応混合物を1N塩酸にあけ、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を分離し、食塩水で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒留去した。残渣を
n−ヘキサン−酢酸エチル(5:1)を溶出液とするシ
リカゲルカラムクロマトグラフィで精製し、2,3−ジ
フェニル−2−シクロペンテン−1−オール8.23g
を無色油状物として得た。
【0066】NMR (CDCl3, δ) : 1.77 (1H, br s), 1.9
4-2.04 (1H, m), 2.40-2.50 (1H, m), 2.66-2.79 (1H,
m), 3.03-3.23 (1H, m), 5.22 (1H, br s), 7.00-7.31
(10H, m) MASS (m/z) : 236(M + ), 219, 159
【0067】上記で得た2,3−ジフェニル−2−シク
ロペンテン−1−オール1.50gを乾燥アセトン15
mlに溶解した溶液に、氷冷下、メタンスルホニルクロリ
ド0.6mlを添加した。5分後、トリエチルアミン1.
1mlをアセトン3mlに溶解した溶液をこれに添加し、次
いで氷冷下ジエチルアミン3.3mlを滴下した。混合物
を室温で21時間攪拌し、減圧下溶媒留去した。1N水
酸化ナトリウム水溶液および酢酸エチルを残渣に加え
た。有機層を取り出し、食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下溶媒留去した。残渣をジクロロメ
タン−メタノール混合溶媒を溶出液とするシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィで精製し、塩酸エタノール溶液で
処理してN,N−ジエチル−2,3−ジフェニル−2−
シクロペンテン−1−アミン塩酸塩35mgを得た。
【0068】m.p. 122-124℃ IR (Nujol, cm-1) : 3400, 760, 720, 700 NMR (DMSO-d6, δ) : 1.12 (3H, t, J=7.2Hz), 1.26 (3
H, t, J=7.2Hz), 2.30-2.55 (2H, m), 2.55-2.80 (2H,
m), 2.90-3.20 (3H, m), 3.20-3.50 (1H, m),5.25-5.40
(1H, m), 7.05-7.15 (2H, m), 7.15-7.45 (8H, m), 9.
19 (1H, br s) MASS (m/z) : 291(M + ), 219, 91

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 (式中、R1 およびR2 はそれぞれ水素または置換基を
    有していてもよい低級脂肪族炭化水素基、R3 は水素ま
    たは置換基を有していてもよいアリール基、およびR4
    は置換基を有していてもよいアリール基である)で表さ
    れる化合物およびその塩。
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