JPH0527043Y2 - - Google Patents

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JPH0527043Y2
JPH0527043Y2 JP1989071657U JP7165789U JPH0527043Y2 JP H0527043 Y2 JPH0527043 Y2 JP H0527043Y2 JP 1989071657 U JP1989071657 U JP 1989071657U JP 7165789 U JP7165789 U JP 7165789U JP H0527043 Y2 JPH0527043 Y2 JP H0527043Y2
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Japan
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waterproof
shoe
clothing
resin sheet
shoes
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 本考案は、衣服との接続構造を有する防水透湿
靴に係り、防水透湿靴内袋(ブーテイー)と防水
接続構造体とを一体的に接着成型したことによ
り、足口部においても完全な防水性を有し、装脱
操作も容易で疲労感を与えることの少ない靴を提
供しようとするものである。
(産業上の利用分野) 防水性を必要とする環境下での各種作業に適し
た靴。
(従来の技術) 防水透湿性を有した靴としては、例えば特開昭
59−160401号や実開昭59−044302号が提案されて
いる。即ちこれらのものは靴本体部分において外
部からの水分の透過を防止し、しかも発汗などに
よる湿分は外気に放出されるので快適な着用状態
が達成されるとするものである。
又衣服と靴とを一体的に接続形成することで衣
服部と靴部との双方において全体的な防水性を実
現している例もある。
更に実公昭63−048164号においては耐寒耐水服
着用時にゴム長靴とこの耐寒耐水服との間に用い
る防水部材が提案され、長靴と耐寒耐水服の脚部
下端とを防水可能に接続することが提案されてい
る。
(考案が解決しようとする課題) 上記のような靴であつても、特開昭59−160401
号などにおいては、実際の着用上は靴と衣服とが
何ら結合関係になく、従つて靴と衣服の間から水
が浸入して防水性は図り得ない。例えば、靴の丈
以上の水深部を歩行するような場合には足口部分
から自由に水が靴の中に浸入して防水の意味をな
さなくなる。
また前記した実開昭59−044302号のように靴と
衣服(ズボン)とを一体的に形成して防水性を達
成する場合はその着脱が面倒であり、また靴と衣
服とでは両者の耐用限度に差があるのに両者の分
離ができないので、一方の短い耐用限度に他方の
耐用限度が拘束され、不経済とならざるを得ない
不都合がある。
「考案の構成」 (課題を解決するための手段) (1) 靴外基材、一体形成された防水透湿靴内袋お
よび保型性内側接続部と衣服を押さえ込む伸縮
性外側接続部とを持つた防水接続構造体からな
り、前記防水透湿靴内袋に上記防水接続構造体
の内側接続部を接着形成したことを特徴とする
衣服との接続構造を有する防水透湿靴。
(2) 防水透湿靴内袋が、連続多孔質ポリテトラフ
ルオロエチレン樹脂シート又は、該連続多孔質
ポリテトラフルオロエチレン樹脂シートの少な
くとも片面に積層された布帛、天然皮革または
合成皮革からなるものである請求項1に記載の
衣服との接続構造を有する防水透湿靴。
(3) 連続多孔質ポリテトラフルオロエチレン樹脂
シートの少なくともその片面に親水性かつ非親
油性の薄層を有する請求項2に記載の衣服との
接続構造を有する防水透湿靴。
(作用) 一体成型された防水透湿靴内袋により靴部分の
防水性と透湿性とが確保される。
靴に接着形成された防水接続構造体により、衣
服側に形成された服側接続ゴムを介して靴と衣服
とが着脱可能に接続されるので、必要に応じて両
者を接続・分離することができ、一方の耐用限度
に他方の耐用限度が拘束されることがない。
防水透湿靴内袋に防水接続構造体を接着構成し
たことにより全体が一体の靴として扱われ、装脱
を容易にすると共に衣服との接続ないし離脱もワ
ンタツチ的に行わしめる。
靴と衣服とが接続されることでそれぞれの防水
性も結合され、靴の足口部から水が浸入すること
が阻止されて完全な防水性が確保される。
(実施例) 上記したような本考案によるものの具体的な実
施態様を添付図面に示すものに関して説明する
と、天然皮革、合成皮革、織布等の靴外基材1の
内側には防水透湿靴内袋2が一体的に形成され、
靴の上部には硬質合成樹脂などによる保型性内側
接続部4と伸縮性外側接続部3から成る防水接続
構造体が形成されていて、これらの靴側接続部は
接着剤6を介して防水透湿靴内袋2と接着一体化
される。
上記のような靴側接続部と衣服側接続部5との
具体的な接続の構成については第2図に示す如く
で、衣服側接続部5は伸縮性のあるゴムなどによ
り形成され、この衣服側接続部5を前記靴側内側
接続部4の表面に巻着し、さらにその上を伸縮性
のあるゴムなどによる靴側外側接続部3によつて
包み込むことにより足首とは離隔して防水性を確
保した靴部と衣服部との接続がなされるものであ
る。
前記した防水透湿靴内袋2の防水透湿性は、例
えば連続多孔質ポリテトラフルオロエチレン樹脂
シートの適用により達成されるものであるが、こ
の連続多孔質ポリテトラフルオロエチレン樹脂シ
ートは、ポリテトラフルオロエチレン樹脂を延伸
して多数の微小結節部の間に無数の微細繊維が蜘
蛛の巣状に形成されたものであつて、その微細繊
維間における孔隙はμmオーダーないしそれ以下
であり、場合によつては0.02μm以下にも達し、
そうした孔隙の微細性と樹脂自体の持つ撥水性と
が相俟つて水の透過を有効に阻止し、しかも該孔
隙の存在により通気性が確保されるものである。
またこのような連続多孔質ポリテトラフルオロ
エチレン樹脂シートの少なくとも片面には保護層
として公知の親水性且つ非親油性の薄層を形成
し、布帛、天然皮革、合成皮革等を積層せしめて
防水透湿靴内袋とすることが好ましい。即ち、連
続多孔質ポリテトラフルオロエチレン樹脂シート
の外側(靴外基材側)に親水性且つ非親油性の薄
膜を形成して防水透湿靴内袋とした場合には、靴
外基材1を介して浸入してきた油性の汚れ分に対
して防水透湿靴内袋2が保護されることとなり、
また、薄膜を連続多孔質ポリテトラフルオロエチ
レン樹脂シートの内側(人体側)に形成した場合
には、発汗による汗中の油成分を連続多孔質ポリ
テトラフルオロエチレン樹脂シートに付着せしめ
ず、従つて防水透湿機能の劣化を阻止することと
なる。
つまり、親水性且つ非親油性の薄膜は油脂成分
を遮断して水分のみを透過するので、連続多孔質
ポリテトラフルオロエチレン樹脂シートへの油脂
分付着による撥水性低下を防止して、ひいては防
水性の劣化を防止することになり、連続多孔質ポ
リテトラフルオロエチレン樹脂シートの作用を維
持することとなる。このような薄膜としては、ポ
リビニルアルコールや親水性ウレタンなど製膜性
に優れ極薄膜形成し適したものがよい。例えば、
米国W.R.Grace社による商品名Hypol、E.Idu−
pont社によるNafionなどがこのような薄膜を的
確に形成する商品として挙げられる。
衣服自体にも連続多孔質ポリテトラフルオロエ
チレン樹脂シート等を採用すれば、靴と接続した
場合にも防水性のみならず透湿性をも全体的に確
保されることとなる。
「考案の効果」 以上説明したような本考案によるときは、防水
透湿性の靴と衣服とが防水性を確保して接続され
るので、靴自体が水中に没するような環境下での
作業においても靴の防水透湿性は確保されると共
に、靴と保型作用を持つた靴側内側接続部および
伸縮性の靴外側接続部とが一体となつているので
その取扱いないし装脱が容易で、また衣服との接
続もワンタツチ的に行われて着脱が容易であるな
どの効果を有しており、実用上その効果の大きい
考案である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の技術的内容を示すものであつ
て、第1図は本考案による靴の一例を示した側面
図、第2図は本考案の靴と衣服との接続状態を示
した説明図、第3図は本考案の靴との接続のため
の衣服側接続部分を示す説明図である。 然してこれらの図面において、1は靴外基材、
2は防水透湿靴内袋、3は靴側外側接続部、4は
靴側内側接続部、5は衣服側接続部、6は接着
剤、10は靴本体である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 靴外基材、一体形成された防水透湿靴内袋お
    よび保型性内側接続部と衣服を押さえ込む伸縮
    性外側接続部とを持つた防水接続構造体からな
    り、前記防水透湿靴内袋に上記防水接続構造体
    の内側接続部を接着形成したことを特徴とする
    衣服との接続構造を有する防水透湿靴。 (2) 防水透湿靴内袋が、連続多孔質ポリテトラフ
    ルオロエチレン樹脂シート又は、該連続多孔質
    ポリテトラフルオロエチレン樹脂シートの少な
    くとも片面に積層された布帛、天然皮革または
    合成皮革からなるものである請求項1に記載の
    衣服との接続構造を有する防水透湿靴。 (3) 連続多孔質ポリテトラフルオロエチレン樹脂
    シートの少なくともその片面に親水性かつ非親
    油性の薄層を有する請求項2に記載の衣服との
    接続構造を有する防水透湿靴。
JP1989071657U 1989-06-21 1989-06-21 Expired - Lifetime JPH0527043Y2 (ja)

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