JPH05269240A - 遊技盤の製造システム - Google Patents

遊技盤の製造システム

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JPH05269240A
JPH05269240A JP7167692A JP7167692A JPH05269240A JP H05269240 A JPH05269240 A JP H05269240A JP 7167692 A JP7167692 A JP 7167692A JP 7167692 A JP7167692 A JP 7167692A JP H05269240 A JPH05269240 A JP H05269240A
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JP
Japan
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game board
nail
nailing
unit
piston
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JP7167692A
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Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 不良な遊技盤の発生の防止を容易にする。 【構成】 遊技盤製造システムの釘打ちユニット8にお
いて、遊技盤12に釘17を打込むためのシャフト20
に加えられる加圧力を測定するための圧力検出部19を
設ける。圧力検出部19の出力を調べることにより、遊
技盤12が不良であるかどうかが容易に判断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は弾球遊技機に用いられ
る遊技盤を製造するためのシステムに関し、特に、遊技
盤面の所定の位置に釘を打込むことにより遊技盤を製造
するためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の遊技盤の製造システムとして従
来から知られているものに、遊技盤を載置して左右前後
にスライド可能な遊技盤積載部と、遊技盤積載部上方の
所定の位置に設けられた釘打ちユニットとを有し、遊技
盤積載部を移動させることにより遊技盤面の所定の位置
を釘打ちユニットの直下に位置させ、釘打ちユニットに
より釘に圧力を加えて遊技盤に打込むものがあった。こ
のような釘打ち動作が所定のプログラムに従って自動化
され、遊技盤上の複数の箇所に次々と釘が打込まれるこ
とにより遊技盤が製造されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この種の遊技
盤の製造システムにおいては、遊技盤が木製であるため
に、釘を打込む箇所に節などがあって釘の打込みに大き
な抵抗がある場合にも、所定位置まで釘を打ち終るまで
加圧が行なわれていた。そのような場合、加えられる加
圧力が過大となり、遊技盤が割れることもあって、危険
である。また、たまたま釘を打込む箇所の強度が所定の
値に達していない場合には、打込んだ釘が遊技盤によっ
て強固に保持されなくなり、その結果製造される遊技盤
が不良品となることがあった。従来、このような不都合
は遊技盤の製造システムの動作を常に監視することによ
って異常を発見して停止させたり、あるいは製造後の検
査過程において異常を発見したりすることにより取除い
ていた。しかし、装置の自動化のメリットは、このよう
な監視作業や事後の検査を軽減することにある。したが
って、このような作業を軽減することができる遊技盤の
製造システムが望まれていた。
【0004】それゆえにこの発明の目的は、弾球遊技機
の盤面に釘を打込むことによって遊技盤を製造するシス
テムにおいて、弾球遊技機のための遊技盤として不適切
なものがあった場合に、それを自動的に検出できる遊技
盤の製造システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る遊技盤の製
造システムは、釘を遊技盤面に打込むための釘打ち手段
と、該釘打ち手段による打込時の、釘への打込加圧力を
測定するための打込加圧力測定手段とを含むことを特徴
とする。
【0006】
【作用】本発明に係る遊技盤の製造システムにおいて
は、釘打ち手段によって釘が遊技盤面に打込まれる際
に、釘への打込加圧力が測定される。そしてたとえば、
測定結果が所定の範囲内にない場合には、この遊技盤を
不適切なものとして排除するための必要な処理をとるこ
とが可能となる。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の遊技盤の製造システムの一
実施例である釘打ち装置1の斜視図である。図1を参照
して、釘打ち装置1には、フレーム上に設けられた遊技
盤積載部13と、遊技盤積載部13上方に設けられた釘
打ちユニット8と、釘を貯留するためのパーツフィーダ
ー6と、パーツフィーダー6から釘打ちユニット8へと
釘を供給するための釘送りレール7と、フレーム上の視
認しやすい位置に設けられた表示器11とを含む。
【0008】遊技盤積載部13は、フレーム内に設けら
れたZ方向用シリンダ5によって上下に昇降される。ま
た遊技盤積載部13は、X方向用スライドユニット3お
よびY方向用スライドユニット4とにより、XY方向に
スライド可能である。パーツフィーダー6から釘打ちユ
ニット8への釘の供給は、図示されないシリンダなどか
らなる釘送り装置とによって行なわれる。この釘送り装
置は、釘送りレール7から釘を1本ずつ、釘内ユニット
8の釘のホルダ(後述する)に供給するためのものであ
る。これら各部の動作は、フレーム内の制御室2内に設
けられた制御回路によって行なわれる。なお、遊技盤1
2は、作業者によって遊技盤積載部13上に載置され、
釘打ち装置1によって所定数の釘が打込まれた後、再び
作業者によって搬送レール10上に移され、後続する工
程に搬送される。
【0009】表示器11は、上から順に赤、黄、緑の表
示部に区別されている。赤部分は、釘への加圧力の異常
が検出された場合にエラー表示を行なうためのものであ
る。黄色表示は、所定時間内に遊技盤12への釘打ち動
作が終了しない場合、オーバータイム表示を行なうため
のものである。緑表示は、稼働中であることを示すため
の表示部である。
【0010】なお、釘打ちユニット8のホルダは遊技盤
積載部13上方に位置しているが、Z方向用シリンダ5
によって遊技盤積載部13が上下に移動する場合、干渉
防止のために、このホルダは遊技盤積載部13と干渉し
ない位置に退避される。
【0011】図2を参照して、釘打ちユニット8(図1
参照)のホルダ14は、釘17をその先端で挾持するた
めの1対の爪部15a、15bを含む。爪部15a、1
5b上には作動片16が設けられている。この作動片1
6の下面の一辺は、爪部15bの上部に設けられた円筒
部分と接触している。そして、釘17が図示されないシ
リンダによって上部から加圧されて遊技盤積載部13上
の遊技盤12に打込まれていった場合、釘17を打込む
ためのシリンダとともに降下してくる図示されないシリ
ンダ先端が、作動片16の先端部分を矢印aで示される
方向に押圧すると、作動片16の下面が爪部15b上の
円筒部分を横に押圧する。そして爪部15bが釘17を
開放する方向b′に開く。それとともに、もう一方の爪
部15aも、図示されないリンク機構により、爪部15
bの動作とともに釘17を解放する方向bに開く。
【0012】そして遊技盤積載部13をX方向、Y方向
に移動させることにより次の釘打ち部をホルダ14の直
下に位置させる。それと同時にホルダ14には新たな釘
が供給され、爪部15a、15bがこの新たな釘を保持
する。そして、上述と同様の動作がこの新たな釘に対し
ても行なわれ、この様な一連の動作が繰り返し行なわれ
る。
【0013】この釘打ち装置1においては、釘を打込む
際に、釘17に加えられる加圧力が所定範囲以上または
以下である場合に遊技盤の異常を検出することができる
点に特徴がある。以下そのための機構について説明す
る。
【0014】図3を参照して、釘打ちユニット8には、
釘17を、そのシャフト20の先端に設けられたハンマ
29で加圧することにより、釘17を遊技盤12に打込
むためのシリンダ18が設けられている。シリンダ18
の上部には、加圧側の流量調整機23が設けられてお
り、下部には開放側の流量調整器24が設けられてい
る。シャフト20の、シリンダ18内のピストンシャフ
ト21の先端にはピストン22が取付けられている。シ
リンダ18の周囲には、上から順に位置検出器25、2
6、27、28が設けられている。位置検出器25は、
ピストン22が最も上昇した位置にあることを検出する
ためのものである。位置検出器26は、ピストン22が
初期加圧位置にあることを検出するためのものである。
位置検出器27は、ピストン22が中間加圧位置にある
ことを検出するためのものである。位置検出器28は、
ピストン22が最終加圧位置にあることを検出するため
のものである。
【0015】釘打ち装置1の特徴は、シャフト21と2
0との間に、シャフト20、21に加えられる軸力を測
定するための圧力検出部19が設けられていることであ
る。圧力検出部19は、図7に示されるように、シャフ
ト20、21の間に、シャフト20、21と同軸となる
ように設けられている。そしてこの圧力検出部19は、
圧力検出部19をそれぞれシャフト20、21に固定す
るためのネジ32と、加えられる圧力に応じたひずみを
発生する起歪体30と、起歪体30の周囲にネジによっ
て固定されたカバー体31と、起歪体30の4ヵ所に固
定されたひずみゲージ33とを含む。このひずみゲージ
33は、それぞれ電気的な抵抗値Rを有し、各抵抗値R
は、各ひずみゲージ33に生ずるひずみによってそれぞ
れ変化する。各ひずみゲージ33のひずみは、起歪体3
0のその部分のひずみと一致する。前述したように起歪
体30の歪は、圧力検出部19に加えられる圧力、すな
わちシャフト20、21の軸方向の応力に比例するか
ら、結局ひずみゲージ33の抵抗値は、シャフト20、
21の軸方向の応力に従って変化することになる。
【0016】図8は、ひずみゲージによる加圧力測定の
原理を示す図である。図8を参照して、ひずみゲージ3
3によってホイートストンブリッジを形成する。各ひず
みゲージ33の抵抗値Rは、前述のようにシャフト20
への加圧力によって変化する。このホイートストンブリ
ッジの1組の端子34、34′に入力電圧を加え、他の
1組の出力端子35、35′から出力電圧を得ると、入
力電圧を一定にしておけば、出力電圧は起歪体30(図
7参照)に加わる力に比例した「ひずみ」量、したがっ
て、シャフト20の加圧力に応じて変化する。この出力
電圧の大きさを出力することにより、シャフト20の加
圧力を知ることができる。
【0017】図3〜図6を参照して、釘17をシリンダ
18で遊技盤12に打込む工程を順に説明する。まず図
3を参照して、釘打ちユニット8のハンマ29が上昇位
置にあるときには、位置検出器25がピストン22を検
出し、この検出によって遊技盤12を載置する遊技盤積
載部13(図示せず)のX、Y方向の移動が可能とな
る。ハンマ29の直下のホルダ14には、釘17が図示
されない釘送り装置によって供給され、遊技盤12の盤
面に対して鉛直に保持されている。なお、釘17の先端
には、遊技盤からの脱落防止のためのネジ状の溝が形成
されている。
【0018】図4を参照して、初期加圧位置までハンマ
ー29が降下すると、位置検出器26がピストン22を
検出する。このときハンマ29の先端は釘17の上端に
接触し、釘17の加圧を開始している。位置検出器26
がピストン22を検出すると同時に、圧力検出部19の
出力により、シャフト20に加わる加圧力の測定が開始
される。
【0019】図5を参照して、さらにハンマ20がシリ
ンダ18によって加圧され、釘17を遊技盤12内に打
込んでいくと、ピストン22が徐々に降下し、位置検出
器27の位置まで降下した時点で位置検出器27がこの
ピストン22を検出する。位置検出器27によるピスト
ン22の検出までの間、本実施例では圧力検出部19の
出力の監視が行なわれる。そして、後述するようにこの
間の圧力検出部19の出力により、シャフト20の加圧
力が所定の範囲以外である場合には、遊技盤12の該当
箇所に節が存在していたり、あるいは極端に強度の弱い
部分があったりしたものと判断し、表示器11(図1参
照)の赤色表示を行なうことにより、加圧力異常の発生
が報知される。
【0020】なお、図5の位置において、シャフト20
とともに降下する図示されないロッドの先端により、図
2に示される作動片16が、矢印aで示される方向に加
圧開始される。
【0021】図6を参照して、さらにシリンダ18のピ
ストン22が降下すると、最も下部の位置検出器28が
このピストン22を検出し、加圧が終了する。このと
き、図2に示される作動片16が爪部15bの上面に形
成された円筒系部分を横に押圧するために、爪部15
a、15bはともに左右に予め定められる量だけ開き、
釘17はホルダ14から解放される。続いてシリンダ1
8のピストン22が上昇し、それに伴ってシャフト2
0、ハンマ29も上昇位置まで上昇することにより、図
3に示される状態に戻り、次の釘の打込み位置がホルダ
14の直下に位置するように、遊技盤12が図示されな
い遊技盤積載部13により移動される。
【0022】上述のような動作が、所定の遊技機につい
て予め作成されたプログラムに従って順次一連の動作と
して行なわれ、遊技盤12の製造が行なわれる。
【0023】図9は、シャフト20による釘17の押圧
の際の、ピストン22の位置と、シャフト20に加わる
加圧力との関係の一例を示すグラフである。図9を参照
して、ピストン22が第2の位置検出器26によって検
出される少し前の位置から釘17に対する加圧が開始さ
れ、加圧力が60Kg/cm2 程度になるまで直線的に
増加する。ピストン22が第2の位置検出器26に検出
される直前位置から、加圧力の上昇は緩いカーブとな
り、最終的にピストン22が第4の位置検出器28で検
出されるまで徐々に増加される。そして第4の位置検出
器28でピストン22が検出された後加圧力は取除かれ
る。
【0024】本実施例の場合には、第2の位置検出器2
6によってピストン22が検出された後、第3の位置検
出器27によってピストン22が再び検出されるまでの
間、圧力検出器19の出力が連続して監視される。そし
て、加圧力がたとえば50Kg/cm2 より大きく、1
00Kg/cm2 未満であるときには加圧力が正常であ
ると判断され、50Kg/cm2 以下または100Kg
/cm2 以上の大きさであるときには加圧力が異常であ
ると判断される。なお、本実施例においては、第2の位
置検出器26によってピストン22が検出される位置
と、第3の位置検出器27によってピストン22が検出
される位置との間で加圧力の測定が連続して行なわれる
が、本発明はこれには限らず、1または複数箇所の任意
の位置でのみ、加圧力の測定を行ない、その結果に従っ
てエラー表示などを行なってもよい。
【0025】図10は、上述の実施例の釘打ち装置1の
制御システムのシステムブロック図である。図10を参
照して、この釘打ち装置の制御システムは、図示されな
いCPU(中央情報処理装置)と、加圧力測定部の変換
器で求められた加圧力の正常な範囲を規定するための上
限および下限を設定するための加圧力エラー設定部とを
有する制御回路と、操作スイッチ類と、表示器類と、各
シリンダのバルブソレノイドを駆動するソレノイド駆動
回路と、加圧力測定部と、位置検出部と、モータ駆動回
路とを含む。
【0026】操作スイッチとしては、プログラム選択ス
イッチ、アドレス選択スイッチ、スタート選択スイッ
チ、セットスイッチ、リセットスイッチ、連続/単動選
択スイッチがある。
【0027】プログラム選択スイッチは、製造する遊技
盤の種類に応じて予め準備されている複数個のプログラ
ムのうち、製造しようとする遊技盤に対応するプログラ
ムを手動で選択するためのものである。なお、多品種少
量生産のような場合には、遊技盤に予めバーコードなど
を貼着させておき、このバーコードを読取ることにより
自動的にその遊技盤に対応したプログラムを選択するよ
うにしてもよい。
【0028】アドレス選択スイッチは、実行中のプログ
ラムの所定のアドレスから実行を再開する際に、その再
開アドレスを選択するためのものである。このスイッチ
は、たとえば1つの遊技盤に対する釘打ち作業中に何ら
かの原因で処理が中断したような場合、その位置からそ
のプログラムを再開させたり、あるいは所望の位置まで
戻してそこからプログラムを再開させたりする必要があ
るために設けられたものである。
【0029】スタートスイッチは、選択したプログラム
をスタートさせるときの起動スイッチである。
【0030】セットスイッチは、プログラム選択スイッ
チ、アドレス選択スイッチなどによって入力されたデー
タを確定させるためのものである。セットスイッチを押
すまでは、入力を訂正することができる。
【0031】リセットスイッチは、釘打ち作業中などに
エラーが発生した場合に、釘打ち装置1のこのエラー状
態を解除するとともに、遊技盤積載部13を原点復帰さ
せるためのものである。
【0032】連続/単動選択スイッチは、1つの遊技盤
に対する釘打ち処理を、連続して行なうか、あるいは1
ヵ所ずつ単独に行なうかを選択するためのスイッチであ
る。
【0033】表示器としては、プログラム表示器、アド
レス表示器、エラー表示器、稼動表示器、オーバータイ
ム表示器がある。プログラム表示器は、選択されたプロ
グラムを表示するためのものである。アドレス表示器
は、選択されたプログラムの、選択されたアドレスを表
示するためのものである。エラー表示器は、加圧力エラ
ーが発生した場合に、そのエラーの発生の表示を行なう
ためのものであり、図1に示される表示器11のうち、
赤色表示器部分に相当する。稼動表示器は、釘打ち装置
が稼動状態にあることを表示するためのものであり、図
1に示される表示器11のうち、緑色表示部分に相当す
る。オーバータイム表示器は、たとえば1枚の遊技盤に
所定本数の釘を打込むプログラムが、実行開始後釘の本
数により定められる所定時間経過しても終了しない場合
に、何らかの異常が発生したものとして表示を行なうた
めのものである。このオーバータイム表示器は、図1に
示される表示器11のうち黄色表示器に相当する。たと
えば1枚の遊技盤に200本程度の釘を打込むのに2分
程度の時間が必要である場合には、プログラム開始後2
分10秒程度経過してなお終了しない場合にこのオーバ
ータイム表示器が点灯される。
【0034】ソレノイド駆動回路は、ホルダ14を、遊
技盤積載部13のZ軸方向の昇降時に、遊技盤積載部1
3と干渉しない位置まで退避させるためのホルダ退避シ
リンダと、釘打ちシリンダと、ホルダ14に釘を1本ず
つ供給するための釘送りシリンダと、遊技盤積載部13
をZ軸方向に昇降させるためのZ軸方向用シリンダ5
(図1参照)とを含む。
【0035】加圧力測定部は、前述したようにひずみゲ
ージからなる加圧力検出器と、加圧力検出器の出力を変
換して制御回路に与えるための変換器とからなる。
【0036】位置検出部は、遊技盤積載部13の3軸方
向の位置を検出するためのX軸位置検出器、Y軸位置検
出器、Z軸位置検出器と、第1〜第4のハンマ位置を検
出するための位置検出器25〜28(図3参照)と、ホ
ルダ14が退避位置まで退避したか否かを検出するため
のホルダ退避位置検出器とを含む。X軸位置検出器とY
軸位置検出器とは、たとえば図1に示されるX方向用ス
ライドユニット3と、Y方向用スライドユニット4とに
含まれるモータのモータ軸に関連して設けられた図示さ
れないエンコーダなどからなる。また、Z軸位置検出器
は、図1に示されるシリンダ5の下降端を検出するため
のリミットスイッチである。各ハンマ位置検出器は、図
3に示されるようにシリンダ18の周囲に備えつけられ
た磁気スイッチからなる検出器である。ホルダ退避位置
検出器は、シリンダ5(図1参照)によって遊技盤13
がZ軸方向に上下するときに、ホルダ14による遊技盤
積載部13との干渉を避けるためにこのホルダを退避さ
せる位置に設けられたリミットスイッチである。
【0037】モータ駆動回路は、図1に示されるX方向
用スライドユニット3およびY方向用スライドユニット
4に設けられた、X軸モータとY軸モータとを駆動する
ためのものである。
【0038】図11は、図10に示される制御回路の動
作を示すフローチャートである。図11を参照して、先
ずステップS(以下単にSと呼ぶ)1では、起動準備が
済んでいるか否かについての判断が行なわれる。起動準
備が済んでいると判断されるためには、プログラムが
選択済であって、遊技盤積載部13のZ軸位置がその
下降端にあることが確認され、遊技盤積載部13がX
軸、Y軸の原点位置にあり、ワークセットの準備がで
きていることが確認されていることが必要である。S1
の結果起動準備ができていると判断された場合には処理
はS2に進むが、処理が未だできていないと判断された
場合には再びS1に戻る。
【0039】S2では、操作者がスタートボタンを押す
までスタート待ち処理が行なわれる。スタートボタンが
押された時点で処理はS3に進む。
【0040】S3においては、選択されたプログラムに
従ってI番目のアドレスを決定する処理が行なわれる。
このIは、処理の始めには1であり、その後釘を1本ず
つ打込むに従ってS11によって1ずつ加算される値で
ある。S3の後処理はS4に進む。
【0041】S4では、遊技盤積載部13をX軸、Y軸
方向に移動させることにより、遊技盤12の、S3で決
定されたアドレス位置が、ホルダ14の釘17の直下に
位置するように移動される。さらにシリンダ18による
ハンマ29への加圧、すなわち釘の打込みが行なわれ
る。
【0042】続いてステップS5では、ピストン22が
位置検出器26で検出され、さらに位置検出器27で検
出される前の位置である場合には、圧力検出部19から
入力される加圧力Fを読取る処理が行なわれる。
【0043】そしてS6で、S5で入力された加圧力F
が所定の範囲内にあるかどうかについての判断が行なわ
れる。この範囲の下限および上限は図10に示される制
御回路内の図示されない加圧力エラー設定部によって設
定されるものであり、下限としてはたとえば50Kg/
cm2 が、上限としてはたとえば100Kg/cm2
選択される。S6における判断の結果加圧力Fがこの範
囲内にある場合には処理はS10に進み、それ以外の場
合には処理はS7に進む。
【0044】S10に進んだ場合にはI番目の釘打ち処
理が正常に終了したということであり、Iが、予めプロ
グラムに従って定められ釘打ち予定数、たとえば200
本以上となったか否かについての判断が行なわれる。I
が釘打ち予定数以上となった場合にはS12で作業終了
とされ、処理は再びS1に戻る。Iが釘打ち予定数未満
である場合には処理はS11に進み、S11でIに1加
算する処理が行なわれて再びS3に戻りS3以下の処理
が繰り返し行なわれる。
【0045】S6において加圧力Sが所定範囲内にない
と判断された場合には処理はS7に進み、S7ではエラ
ー出力処理が行なわれる。このエラー出力処理は、たと
えばエラーランプの点灯と、釘打ち装置の作業中断とで
ある。この作業中断時には、エラー時のアドレスで停止
する。したがって遊技盤積載部13は、エラーが発生し
た位置に遊技盤12を停止させ、操作者は遊技盤の異常
発生箇所を容易に確認することができる。
【0046】続いて処理はS8に進み、リセット待ちの
処理が繰り返し行なわれる。リセットスイッチが押下さ
れると処理はS9に進み、復帰処理が行なわれる。この
復帰処理は前述したように、遊技盤積載部13をX軸、
Y軸の原点に戻す処理である。S9の後処理はS1に戻
り、再びS1以下の処理が繰り返して行なわれることに
なる。
【0047】なお、上述の実施例では、釘17を単に加
圧することによって釘の打込が行なわれたが本発明はそ
れに限定することなく、たとえば釘を加圧しながら、所
定方向に回転させるものであっても良い。
【0048】また、実施例では釘のみを遊技盤に打込ん
でいるが、風車軸となる釘を風車と共に打込むものであ
ってもよいし、遊技装置等を取付けるビス止め装置に応
用してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、釘の打込
時の加圧力を測定することができるため、遊技盤の異常
により釘の加圧力に異常が発生した場合に容易にこれを
発見することができ、不良な遊技盤の発生を予防するこ
とが容易となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の釘打ち装置の外観斜視図で
ある。
【図2】図1に示される釘打ち装置の要部の斜視図であ
る。
【図3】釘打ちユニットおよびホルダの要部の側面図で
ある。
【図4】釘打ちユニットおよびホルダの要部の側面図で
ある。
【図5】釘打ちユニットおよびホルダの要部の側面図で
ある。
【図6】釘打ちユニットおよびホルダの要部の側面図で
ある。
【図7】圧力検出部の側断面図である。
【図8】圧力検出部19の測定原理を示す回路図であ
る。
【図9】ハンマ位置と加圧力との一般的関係を示すグラ
フ図である。
【図10】釘打ち装置の制御システムのブロック図であ
る。
【図11】図10に示される制御システムの動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1は釘打ち装置、3はX方向用スライドユニット、4は
Y方向用スライドユニット、5はZ方向用シリンダ、8
は釘打ちユニット、11は表示器、12は遊技盤、13
は遊技盤積載部、17は釘、18はシリンダ、19は圧
力検出部、20はシャフト、25〜28は位置検出器、
29はハンマ、30は起歪体、33はひずみゲージを示
す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾球遊技機に用いられる遊技盤を製造す
    るためのシステムであって、 遊技盤面に釘を打込むための釘打ち手段と、 該釘打ち手段による打込時の、釘への打込加圧力を測定
    するための打込加圧力測定手段とを含むことを特徴とす
    る、遊技盤の製造システム。
JP7167692A 1992-03-27 1992-03-27 遊技盤の製造システム Pending JPH05269240A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009061319A (ja) * 2008-12-22 2009-03-26 Sansei R & D:Kk 遊技機の釘打
JP2011079175A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Sekisui Chem Co Ltd 釘打ち機

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JP2009061319A (ja) * 2008-12-22 2009-03-26 Sansei R & D:Kk 遊技機の釘打
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