JPH05268929A - 喫煙具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タバコの喫煙時に発生する副流煙を強制的に
集気部へ貯蔵し、主流煙は浄化部付集気部へ吹き込み、
処理する。 【構成】 タバコ（１）を包覆する管路より強制的に副
流煙を吸引するアコーディオン型集気部（５）等を設け
る。更にこの副流煙を吸引する管路とは別に管路を設
け、これに開口部（２−Ｃ）及び逆止弁（２−Ｄ）及び
アコーディオン型集気部（２−Ｃ）及び浄化部（２−
Ｄ）及び排気孔（２−Ｆ）を設ける

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はタバコの喫煙時の副流煙
を一時的に集気部に貯蔵し、主流煙は別の管路に取り付
けたアコーディオン型集気部に吹き込み、一時貯蔵した
後、浄化部を経由して、浄化排気する喫煙具に関するも
のである。

【０００２】

【従来技術】喫煙に発生するタバコの煙を無害化する
為、灰皿にフアンおよび活性炭を取り付ける方法や、マ
イナスイオン発生器を取り付ける方法が実用化されてい
る。別の方法として発明者等は特許出願公開平成２年２
６１３６９号等により、発生する煙を集気部に一時的に
貯蔵する方法を提案している。

【０００３】

【発明が解決しょうとする課題】灰皿に活性炭などによ
る浄化装置を取り付ける方法は実際に使用してみると煙
の除去が不充分で室内にタバコの臭いが残る欠点があっ
た。又発明者等による特許出願公開平成２年２６１３６
９号等の方法は副流煙と共に主流煙も集気部へ貯蔵する
方法であるが、喫煙の仕方によっては主流煙の気体容積
が大きくなり、集気部の容積を巨大化しなければならな
い問題点があった。

【０００４】

【問題を解決するための手段】タバコ（１）を包覆する
吸い口パイプ（２−Ｂ）と副流煙吸煙パイプ（３）によ
って連絡したアコーディオン型集気部（５）の管路とは
別系統に、開口部（２−Ｃ）とこれに連絡した逆止弁
（２−Ｄ）及びアコーディオン型集気部（２−Ｅ）と浄
化部（２−Ｆ）を経由した排気孔（２−Ｇ）を設ける。

【０００５】

【作用】喫煙の準備段階に於いて、着火したタバコ
（１）から発生した副流煙は副流煙吸煙パイプ（３）を
通じ、アコーディオン型集気部（５）へ蓄積される。喫
煙動作は次の様なサイクルとなる。タバコ（１）を吸っ
た後、次に浄化部付副流煙吸煙部（２）の開口部（２−
Ｃ）に口を当てて主流煙を吹き込み、逆止弁（２−Ｄ）
を開き、アコーディオン型集気部（２−Ｅ）を膨張さ
せ、一旦貯蔵された主流煙は浄化部（２−Ｆ）を経て排
気孔（２−Ｇ）より時間をかけて徐々に排気し、浄化部
（２−Ｆ）の通過時間を延長することにより、浄化率を
高くできる。

【０００６】

【実施例】以下本発明の実施例について説明する。第１
図は浄化部付副流煙吸煙部（２）を使用し、アコーディ
オン型集気部（５）を使用した例を示す斜視図である。
第２図は浄化部付副流煙吸煙部（２）の内部構造を示す
断面図である。タバコ（１）を灰受ケース（２−Ａ）に
取付け、これを吸い口パイプ（２−Ｂ）に嵌合取り付け
る。タバコ（１）はきせるに取付けて、このきせるを灰
受ケース（２−Ａ）に取り付けてもよい。この吸い口パ
イプ（２−Ｂ）の上部には、開口部（２−Ｃ）を取り付
け、逆止弁（２−Ｄ）に連絡したアコーディオン型集気
部（２−Ｅ）の上部に浄化部（２−Ｆ）と排気孔（２−
Ｇ）を設ける。アコーディオン型集気部（２−Ｅ）は自
重で収縮する重さと柔軟性を有するものであり、変形型
として弾性体で収縮させるものや、襞の無い単純な空気
袋でもよく、これ等も含めてアコーディオン型集気部
（２−Ｅ）と定義する。浄化部（２−Ｆ）はフイルタ
ー、活性炭、マイナスイオン発生機等により構成する。
排気孔（２−Ｇ）は徐々に排気する様に開口部（２−
Ｃ）に較べて充分小さな孔径とする。吸い口パイプ（２
−Ｂ）に副流煙吸煙パイプ（３）を接続し、コック
（４）及びアコーディオン型集気部（５）へと、管路を
形成する。更に集気した煙を排気する為、コック（６）
を取り付ける。コック（４）及びコック（６）はアコー
ディオン型集気部（５）を取り付けた上部収納部（７）
に取り付ける。上部収納部（７）は浄化部付副流煙吸煙
部（２）を載置できる。外殼（９）は筒状の容器であ
り、これにアコーディオン型集気部（５）を挿入取付け
する。外殻（９）は折りたみ式のフレームや、プラスチ
ックのフレキシブルチューブでもよく、内部が見える透
明又は半透明の素材を使用してもよい。喫煙が完了した
後、コック（４）及びコック（６）を閉じる。更に小さ
なピンホールによるリークによりアコーディオン型集気
部（５）が下降する事を防ぐ目的でストッパー用紐（１
０）を、紐取付け部（５−Ａ）に取付ける。その先端に
下降を防ぐ充分な重さの錘（１０−Ａ）を取り付ける。
喫煙時は上部収容部（７）に錘（１０−Ａ）を戴置し
て、ストッパーを解除する。第１図に於いてはアコーデ
ィオン型集器部（５）を使用した例を示したが、副流煙
の吸煙方式は空気ポンプ、或いは送風器を使用してもよ
い。

【０００７】

【発明の効果】本発明は有害成分の多い副流煙を集気部
へ一時貯蔵して隔離する事が出来る。副流煙は主流煙よ
り発生気体量が少なく集気部は大幅にコンパクト化出来
る。比較的有害成分の少ない主流煙は別の管路の集気部
へ吹き込んで、一旦貯蔵し、浄化部を通過し、小さな孔
径の排気孔を通じて、ゆっくり排気するので浄化部の通
過時間を延長し、浄化率を数倍に向上することが出来
る。以上により本発明は、全体の構成をコンパクトで、
しかも高性能な喫煙具を提供する、実用価値の高い有用
な発明である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の構成を示す斜視図である。

【図２】集気部付副流煙吸煙部（２）の一実施例の断面
図である。

【符号の説明】

（１）はタバコ （２）は浄化部付副流煙吸煙部 （２−Ａ）は灰受ケース （２−Ｂ）は吸口パイプ （２−Ｃ）は開口部 （２−Ｄ）は逆止弁 （２−Ｅ）はアコーディオン型集気部 （２−Ｆ）は浄化部 （２−Ｇ）は排気孔 （３）は副流煙吸煙パイプ （４）はコック （５）はアコーディオン型集気部 （５−Ａ）は紐取付け部 （６）はコック （７）は上部収納部 （８）は蓋 （９）は外殻 （１０）はストツパー用紐 （１０−Ａ）は錘

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 タバコを包覆して副流煙をアコーディオ
   ン型集気部、又は空気ポンプ、或いは送風器によって強
   制集気して集気部へ一時貯蔵する管路を構成し、この管
   路とは別に喫煙者の口から吐く主流煙を吹き込む管路を
   設け、この管路に逆止弁及びアコーディオン型集気部を
   設け、更にフイルター、活性炭、マイナスイオン発生機
   等の浄化部を経由して排気孔に至る煙道を設けた喫煙具