JPH05268587A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH05268587A
JPH05268587A JP4344078A JP34407892A JPH05268587A JP H05268587 A JPH05268587 A JP H05268587A JP 4344078 A JP4344078 A JP 4344078A JP 34407892 A JP34407892 A JP 34407892A JP H05268587 A JPH05268587 A JP H05268587A
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filters
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tap digital
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JP4344078A
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Inventor
James H Wilkinson
ヘドリー ウィルキンソン ジェームズ
Michael J Ludgate
ジョン ラッドゲイト マイケル
Jonathan M Soloff
マーク ソロフ ジョナサン
Jonathan J Stone
ジェイムス ストーン ジョナサン
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Sony Broadcast and Communications Ltd
Original Assignee
Sony Broadcast and Communications Ltd
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    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F17/00Digital computing or data processing equipment or methods, specially adapted for specific functions
    • G06F17/10Complex mathematical operations
    • G06F17/17Function evaluation by approximation methods, e.g. inter- or extrapolation, smoothing, least mean square method
    • G06F17/175Function evaluation by approximation methods, e.g. inter- or extrapolation, smoothing, least mean square method of multidimensional data
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H17/00Networks using digital techniques
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    • H03H17/0202Two or more dimensional filters; Filters for complex signals
    • HELECTRICITY
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    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/12Selection from among a plurality of transforms or standards, e.g. selection between discrete cosine transform [DCT] and sub-band transform or selection between H.263 and H.264
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    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/169Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding
    • H04N19/186Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the coding unit, i.e. the structural portion or semantic portion of the video signal being the object or the subject of the adaptive coding the unit being a colour or a chrominance component
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    • H04N19/60Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding
    • H04N19/63Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding using sub-band based transform, e.g. wavelets
    • H04N19/635Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using transform coding using sub-band based transform, e.g. wavelets characterised by filter definition or implementation details

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像処理装置において、処理に起因する最終
画像の悪化を減らすこと。 【構成】 ディジタル化されたラスタ走査イメージをフ
ィルタを通して2次元空間周波数領域の複数の副(分
割)帯域に分けるための、第1及び第2方向に空間的に
濾波する多数のマルチタップ付きディジタル間引きフィ
ルタ200を配設し、第1方向フィルタの平均長が第2
方向フィルタの平均長よりも大きく選ぶ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置に関し、
特に、ディジタル化されたイメージ(画像)がフィルタ
を通して2次元空間周波数領域における複数の副帯域
(分割帯域)に分けられるタイプの画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像(イメージ)処理の分野において、
マルチタップ・ディジタル有限インパルス応答(FI
R)フィルタが使われることは知られている。これらの
フィルタは、走査された画像(イメージ)の夫々のディ
ジタル・サンプルを表わす一連のデータ要素について動
作する。
【0003】このフィルタの出力端に現れる一要素は、
あらかじめ定められた数の等間隔要素、即ちフィルタを
通さないデータのサンプル値の加重総和を表わしてい
る。このフィルタの周波数応答は、その総和(すなわ
ち、適正なタップ長)に含めるべき適正数の要素を選ぶ
こと、又は公知の数学的技法を使ってフィルタ定数又は
適正重み付けを行なうことによって、前もって決定する
ことができる。
【0004】最近提案されたこれらのフィルタ技術の用
法として、ディジタル化画像をフィルタを通して2次元
空間周波数領域の多数の副帯域に分けることがある。
【0005】この手法で、空間(2次元)副帯域フィル
タ装置は入力ビデオ信号を複数の非相関副帯域に分け、
各副帯域は2次元周波数平面の複数の領域の中の各領域
にそのイメージ空間周波数内容を含んでいる。
【0006】そこで、別々の副帯域を伝送及び蓄積の目
的で別々に処理することができる。再構成段では、この
副帯域を補間し濾波し、相互に加算して、原のイメージ
を再生するか、少なくともそれに近似したものを作る。
【0007】満足のいく結果を得るには、補間用のフィ
ルタは数学的に間引きフィルタと相補的であることが重
要である。
【0008】副帯域濾波手法は多くの利点を有する。特
に、濾波されてできたデータを伝送又は蓄積のために容
易に圧縮できる点で有用である。
【0009】副帯域濾波を行なうと共にデータ圧縮をす
るシステムは、再構成画像の知覚品質に対して2次元空
間周波数領域における画像の低空間周波数成分が高空間
周波数成分よりもずっと重要であるという事実を利用す
ることができる。
【0010】データ圧縮を行なうには、高空間周波数副
帯域をそれに対応する低空間周波数よりも低い精度で符
号化することが提案されてきた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の1つの目的
は、処理に起因する最終画像(イメージ)の悪化を減ら
すように画像処理技術を改善することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の観点から見ると、
本発明は、ディジタルて表現したラスタ走査画像を2次
元空間周波数領域の複数の副帯域に濾波するためのイメ
ージ処理装置を提供することであり、前記ラスタ走査画
像は第1方向の解像度と第2方向の解像度を有し、前記
第1方向の前記ラスタ走査画像の解像度が、前記第2方
向の前記ラスタ走査画像の解像度よりも大きい。そし
て、前記画像処理装置は次のフィルタ手段を有する。
【0013】すなわち、各々が1つのフィルタ長を有
し、前記第1方向の濾波を行なうための第1の複数のマ
ルチタップ・ディジタル間引きフィルタと、各々が1つ
のフィルタ長を有し、前記第2方向の濾波を行なうため
の第2の複数のマルチタップ・ディジタル間引き(デシ
メイション)フィルタとを含む間引きフィルタ手段を有
する。
【0014】ここで、前記第1の複数のマルチタップ・
ディジタル間引きフィルタのフィルタ長の平均値は、前
記第2の複数のマルチタップ・ディジタル間引きフィル
タのフィルタ長の平均値よりも大きい。
【0015】本発明によれば、例えば、再構成された画
像上の2次元FIR副帯域濾波に応用したとき、データ
レート削減の視覚効果が間引き及び補間フィルタのフィ
ルタ長及び濾波されたイメージの空間解像度によって変
わることが認められる。
【0016】本発明は、濾波する方向におけるその画像
の空間的解像度に依存するタップ長を持ったフィルタを
使うことによる事実上の変化を利用している。
【0017】もし、フィルタ長の長いフィルタ(多数の
タップ)が使われれば、そのフィルタは急峻な周波数カ
ットオフ特性を持つように作ることができる。これによ
って、一つの副帯域に相当する周波数領域からの不所望
の周波数成分が他の副帯域に含まれてできるエイリアス
歪み(折り返し歪)を防ぐ助けとなる。
【0018】しかしながら、空間周波数領域でデータエ
ラーを含む画像を再構成するために補間フィルタで副帯
域データが使われると、それらのフィルタはフィルタ長
に比例して増加するリンギング歪みをもたらす可能性が
ある。
【0019】逆の状態によれば、フィルタ長が短いと補
間段でのエラーに対する応答が良くなるが、エイリアス
(alias)成分が隣接副帯域に影響するので歪みが
増すことにもなり得る。それは、エントロピー符号化効
率の損失にもつながり得る。
【0020】本発明によれば、長いフィルタと短いフィ
ルタによって生じた異なる歪みが濾波すべきイメージの
空間的性質に整合する。
【0021】再構成されたイメージにおいては、第1方
向(高解像度方向)において、第2方向(低解像度方
向)におけるよりもピクセルが互いに近接している。従
って、第1方向にはフィルタ長の長いフィルタが使われ
る。なぜならば、いかなるリンギング歪みも、再構成さ
れたイメージ上では、第2方向のリンギングの同じ量で
占拠されるイメージエリアよりも小さいエリアにとじ込
められるからである。
【0022】第1方向にもっと長いフィルタ長のフィル
タを使うと、その方向のエイリアス歪みが減少する。第
2方向のリンギング歪みの可視性を減らすにはその方向
にフィルタ長がもっと短いフィルタを使う。もっとも、
これによって、エイリアス歪みが高くなりエントロピー
符号化効率が低くなると云う代価を払わなければならな
い。
【0023】一つの好ましい構成は次のとおりである。
すなわち、第1の複数のマルチタップ・ディジタル間引
きフィルタにおける全フィルタは同じフィルタ長を持
ち、第2の複数のマルチタップ・ディジタルフィルタに
おける全フィルタも同じフィルタ長をもつようにするこ
とである。
【0024】もう一つの好ましい構成は次のとおりであ
る。すなわち、第1及び第2の複数のマルチタップ・デ
ィジタル間引きフィルタのうちの少なくとも1つが第1
及び第2フィルタ段を含み、第1フィルタ段の間引かれ
た出力が第2フィルタ段への入力として通過し、各フィ
ルタ段が1以上のそれぞれの複数のマルチタップ・ディ
ジタル間引きフィルタを含み、第1段の1つ以上のフィ
ルタのフィルタ長は第2段の1つ以上のフィルタのフィ
ルタ長よりも大きい。
【0025】この後者の構成によれば、イメージ(画
像)の有効解像度に比例して変えられるフィルタ長が各
間引き段で減らせる。
【0026】本発明は、従来のラスタ走査画像に特に応
用できる。その場合、第1方向は実質的にイメージのラ
イン走査の方向であり、第2方向は実質的に第1方向に
垂直な方向である。
【0027】もし、その様なイメージがインタレース形
式であれば、通常第2の方向に或る程度のエイリアス歪
みがあるであろう。従って、第2方向のもっと短いフィ
ルタ長を使うことによってさらに持ち込まれたエイリア
ス歪みが再構成画像の質に目につく程に影響しない。
【0028】複合ビデオ信号を処理することはできる
が、イメージの輝度(ルミナンス)と色(クロミナン
ス)成分を別々に処理するのが好ましい。そして、この
処理はイメージの輝度(ルミナンス)及び色(クロミナ
ンス)の成分のそれぞれを濾波する第1及び第2の間引
きフィルタ手段によって行なうのが好ましい。
【0029】第1及び第2間引きフィルタ手段の各々は
第1の方向に濾波するための第1の複数のマルチタップ
・ディジタル間引きフィルタと、第2の方向に濾波する
ための第2の複数のマルチタップ・ディジタル間引きフ
ィルタを含んでいる。そのような実施例においては、第
1間引きフィルタ手段の第1の複数のマルチタップ・デ
ィジタル間引きフィルタのフィルタ長の平均値は、第2
間引きフィルタ手段の第1の複数のマルチタップ・ディ
ジタル間引きフィルタのフィルタ長の平均値よりも大き
い。
【0030】第1間引きフィルタ手段の第2の複数のマ
ルチタップ・ディジタル間引きフィルタのフィルタ長の
平均値は、第2間引きフィルタ手段の第2の複数のマル
チタップ・ディジタル間引きフィルタのフィルタ長の平
均値よりも大きい。
【0031】間引きと補間は別々のイメージ処理装置で
達成できるが、好ましい実施例においてはイメージ処理
装置はさらに第1の複数のマルチタップ・ディジタル補
間フィルタを有する補間フィルタ手段を含み、これは第
1の複数のマルチタップ・ディジタル間引きフィルタと
相補的であり、第1方向に濾波するためのものである。
またイメージ処理装置は、第2の複数のマルチタップ・
ディジタル補間フィルタを含み、第2の複数のマルチタ
ップ・ディジタル間引きフィルタと相補的であり、第2
方向に濾波するためのものである。
【0032】ここで、第1の複数のマルチタップ・ディ
ジタル補間フィルタのフィルタ長の平均値は第2の複数
のマルチタップ・ディジタル補間フィルタのフィルタ長
の平均値よりも大きい。
【0033】第2の観点から見ると、本発明はイメージ
処理装置を提供する。同装置において、ディジタル表現
されたラスタ走査画像が、2次元空間周波数領域の複数
の副帯域から補間される。前述のラスタ走査画像は第1
方向に1つと第2方向に1つの解像度を有する。
【0034】前記第1方向のラスタ走査画像の解像度は
前記第2方向のラスタ走査画像の解像度よりも大きく、
前記イメージ処理装置は次に述べる補間フィルタ手段を
有する。すなわち、各々が或るフィルタを有し、第1方
向に濾波するための第1の複数のマルチタップ・ディジ
タル補間フィルタと、各々が或るフィルタ長を有し、第
2方向に濾波するための第2の複数のマルチタップ・デ
ィジタル補間フィルタを含む補間フィルタ手段を有す
る。ここで、第1の複数のマルチタップ・ディジタル補
間フィルタのフィルタ長の平均値は、第2の複数のマル
チタップ・ディジタル補間フィルタのフィルタ長の平均
値よりも大きい。
【0035】装置の1つの好ましい構成は、第1の複数
のマルチタップ・ディジタル補間フィルタにおける全フ
ィルタが同じフィルタ長を持ち、第2の複数のマルチタ
ップ・ディジタル補間フィルタにおける全フィルタが同
じフィルタ長を持つように構成することである。
【0036】他の好ましい構成は、第1及び第2の複数
のマルチタップ・ディジタル補間フィルタの中の少なく
とも1つが、第1及び第2フィルタ段を有し、第1フィ
ルタ段の補間された出力は第2フィルタ段への入力とし
て通過され、各フィルタ段は1つ以上のそれぞれ複数の
マルチタップ・ディジタル補間フィルタを含み、第2段
の1つ以上のフィルタのフィルタ長は第1段の1つ以上
のフィルタのフィルタ長よりも大きい。
【0037】間引き濾波の場合と同様に、この後者の構
成にすれば、補間の各段でイメージの有効解像度が増加
するとフィルタ長も増加することができる。上述のとお
り、本発明のこの第2観点はイメージデータに特に応用
できる。その際、第1方向は実質的にイメージのライン
走査の方向であり、第2方向は実質的に第1方向に垂直
である。
【0038】好ましくは、イメージ処理装置は、イメー
ジの輝度及び色成分のそれぞれを濾波する第1及び第2
補間フィルタ手段を有し、各第1及び第2補間フィルタ
手段は、第1方向濾波用の第1の複数のマルチタップ・
ディジタル補間フィルタと、第2方向濾波用の第2の複
数のマルチタップ・ディジタル補間フィルタを含む。
【0039】この場合、次のようにするのが好ましい。
第1補間フィルタ手段の第1の複数のマルチタップ・デ
ィジタル補間フィルタのフィルタ長の平均値が、第2補
間フィルタ手段の第1の複数のマルチタップ・ディジタ
ル補間フィルタのフィルタ長の平均値よりも大きいこ
と。
【0040】第1補間フィルタ手段の第2の複数のマル
チタップ・ディジタル補間フィルタのフィルタ長の平均
値が、第2補間フィルタ手段の第2の複数のマルチタッ
プ・ディジタル補間フィルタのフィルタ長の平均値より
も大きいこと。
【0041】本発明の第1又は第2観点に依るイメージ
処理装置は、イメージ・データ圧縮装置、イメージデー
タ伸長装置又はイメージデータ蓄積装置に含まれている
とき特に有用である。多数の好ましい組みの相対的フィ
ルタ係数が従属クレームにリストアップしてある。
【0042】第3観点から見ると、本発明は、ラスタ走
査画像のディジタル表現を濾波して2次元空間周波数領
域の複数の副帯域にする方法を提供する。前記第1方向
のラスタ走査画像の解像度は、前記第2方向のラスタ走
査画像の解像度よりも大きい。
【0043】この方法は次のステップから成る。 (I)各々が或るフィルタ長を有する第1の複数のマル
チタップ・ディジタル間引きフィルタを使って第1方向
の濾波を行なうこと。
【0044】(II)各々が或るフィルタ長を有する第2
の複数のマルチタップ・ディジタル間引きフィルタを使
って第2方向の濾波を行なうことであって、第1の複数
のマルチタップ・ディジタル間引きフィルタのフィルタ
長の平均値が第2の複数のマルチタップ・ディジタル間
引きフィルタのフィルタ長の平均値よりも大きいこと。
【0045】第4観点から見ると、本発明は、2次元空
間周波数領域の複数の副帯域からのラスタ走査画像のデ
ィジタル表現を補間する方法を提供する。前記ラスタ走
査画像は第1方向の解像度と第2方向の解像度を持ち、
第1方向のラスタ走査画像の解像度は、前記第2方向の
ラスタ走査画像の解像度よりも大きい。
【0046】前記方法は次のステップを含む。(I)各
々が或るフィルタ長を有する第1の複数のマルチタップ
・ディジタル補間フィルタを使って第1方向の濾波をす
るステップと、(II)各々が或るフィルタ長を有する第
2の複数のマルチタップ・ディジタル補間フィルタを使
って第2方向に濾波するステップであって、前記第1の
複数のマルチタップ・ディジタル補間フィルタのフィル
タ長の平均値が、前記第2の複数のマルチタップ・ディ
ジタル補間フィルタのフィルタ長の平均値よりも大きい
こと。
【0047】
【作用】ラスタ走査画像を水平及び垂直の副帯域に分解
し、それを再構成するイメージ処理に使われる、間引き
フィルタと補間フィルタは、そのフィルタ長によって、
エイリアス歪み、リンギング歪が異なることに着目し、
長、中、短のフィルタを組み合わせて再構成イメージの
視覚的効果をあまり損なわないイメージ処理装置を実現
できる。
【0048】
【実施例】本発明の上述及び他の目的、特徴及び利点は
下記の図解実施例の詳細説明から明らかであろう。図1
を参照すると、1段の副帯域(分割帯域)符号化が図示
されている。そこでは、ビデオ信号は、低域通過間引き
フィルタ200及び高域通過間引きフィルタ210を通
過する。これら2つの出力信号は入力信号の異なった周
波数スペクトル部分を表わしていて、伝送又は蓄積する
ことができる。副帯域成分の蓄積又は伝送を図1におい
て破線で図示する。
【0049】この蓄積媒体から副帯域成分が受信又は回
復されると、それらは対応する整合フィルタを通過し、
元の周波数成分を再生する。
【0050】これらの整合フィルタは、低域通過補間フ
ィルタ220及び高域通過補間フィルタ230である。
補間フィルタ220,230の出力を加算回路240で
加算して元のビデオ入力信号を与える。
【0051】図1は、入力ビデオ信号を2つの副帯域に
分解することを図示している。しかしながら、実際に
は、この入力ビデオ信号はもっと多くの副帯域成分に分
解される。
【0052】図2は、入力ビデオ信号を8つの副帯域に
分解し、後に1つの出力ビデオ信号に再結合することを
示している。
【0053】副帯域符号化システムの複数のフィルタ
は、水平及び垂直周波数分解を果たすための適正な遅延
と重み付け係数を持つ有限インパルス応答フィルタから
成る。この実施例に使われるフィルタを次に詳細に説明
する。
【0054】図3は、水平フィルタ装置300、中間フ
ィールド蓄積器310、転置順序回路(アドレス発生
器)320、垂直フィールド装置330、出力フィール
ド蓄積器340及び出力順序回路(アドレス発生器)3
50から成る2次元非相関器を示している。
【0055】このように図3においては、2つの直交イ
メージ方向、すなわち、水平方向(従来のビデオの場合
のイメージスキャン方向)及び垂直方向におけるフィル
タ動作が、水平及び垂直フィルタ装置300と330に
おいて成されるそれぞれの1次元フィルタ動作によって
完全に独立して別々に1つずつ実行される。
【0056】水平フィルタ装置300と垂直フィルタ装
置330は、これらの装置に使われる個々のフィルタは
異なっても、全体としてはお互いに実質的に同じ構造の
ものとすることができる。
【0057】従って、水平フィルタ装置300の構成だ
けについて詳細に説明する。
【0058】フィルタ動作は、水平及び垂直方向の各々
において8つの副帯域を得ることである。
【0059】すなわち、64(8×8)個の副帯域の矩
形配列を作ることである。これら64個の副帯域はお互
いに同程度のものとすべきである。
【0060】水平フィルタ装置300は、図2に示すよ
うにトリー又は階級構造から成るのが好ましく、連続す
る3つのフィルタ段で構成する。第1段は低域通過フィ
ルタ(LF)と高域通過フィルタ(HF)から成り、そ
れぞれ対応する間引き装置(デシメータ)(図示せず)
に接続する。
【0061】LFフィルタ、HFフィルタ及び間引き装
置は一緒になってクワドラチャーミラー(quadra
ture mirror)フィルタ(QMF)を作り上
げている。
【0062】実際には、このQMFは図6を参照して下
記に説明するような単一切換FIRフィルタで成る。し
かしながら、図2及び3と関係して、フィルタ動作と間
引き動作はフィルタ処理において別の位相になっている
ものとして説明されている。
【0063】各フィルタは、下記に述べるように、有限
インパルス応答フィルタとすることができる。使用に当
たっては、入力ディジタルビデオ信号の1フィールド中
の1ラインが、サンプル毎に、第1段に印加され、それ
ぞれLF及びHFによって低域通過及び高域通過され
る。
【0064】このようにして、LF及びHFは、入力ラ
インの低域通過及び高域通過フィルタを通した出力を作
り、その出力は、水平空間周波数領域の下及び上半分に
おいて上記ラインの空間周波数内容を表わしている。即
ち、第1段は入力ラインを水平方向の2つの副帯域に分
ける。間引き装置は、それぞれの出力をファクタ“2”
だけ間引く(副標本化する)。それによって、これらの
間引き装置から出力するサンプルの総数はそのラインの
サンプルの総数と同じである。
【0065】第2段は次の点を除いて第1段と類似の構
成から成る。すなわち、2つのQMFがあって、各々が
第1段のようになっており、第1段の間引き装置の各々
からの出力がその2つのQMFの対応するものへの入力
として通過する。
【0066】このようにして、第2段は、水平空間周波
数領域を4等分したもの4つでそのラインの空間周波数
内容を表わす、4つの出力を作る。
【0067】すなわち、第2段は、第1段で入力ライン
を分割してできた2つの副帯域をさらに分割して水平方
向の4つの副帯域にする。第2段の4つの間引き装置
は、それぞれの出力をファクタ“2”だけ間引く(副標
本化する)。それによって、第2段の間引き装置から出
力するサンプルの総数はそのラインのサンプルの総数と
同じになる。
【0068】第3段は次の点を除いて第1段と類似の構
成で成る。すなわち、この段には4つのQMFがあり、
各々が第1段と同様になっていて、第2段の4つの間引
き装置の各々からの出力が4つのQMFの中の相当する
ものに対する入力として通過する。
【0069】このようにして、第3段は、水平空間周波
数領域を8等分したもの8個でそのラインの空間周波数
内容を表わす8個の出力を出す。すなわち、第3段は、
ラインが前もって分割された4つの副帯域を水平方向に
所要の8つの副帯域に分ける。
【0070】第3段の8つの間引き装置は、それぞれの
出力をファクタ“2”だけ間引く(副標本化する)。そ
れによって、第3段の間引き装置から出力するサンプル
の総数は、そのラインのサンプルの総数と同じになる。
【0071】第3段は、水平フィルタ装置300から成
り、その8つの出力を中間フィールド蓄積器310に通
過し、第1ラインの1/8のそれぞれに対応する位置に
蓄積する。上述の水平濾波処理を入力ディジタルビデオ
信号フィールドの他の全てのラインについて繰り返す。
この結果、中間フィールド蓄積器310には、入力ディ
ジタルビデオ信号フィールドを水平方向(のみ)の8つ
の副帯域に濾波したものが蓄積されている。
【0072】中間フィールド蓄積器310に蓄積された
フィールドの各ラインは、8つの部分に分割され、それ
ぞれ原フィールドが表わしていたイメージの水平空間周
波数領域の8つの副帯域の1つに水平空間周波数情報を
含む。このようにして、中間フィールド蓄積器310に
蓄積された水平方向に濾波されたフィールドは8つの列
に分けられると考えることができる。
【0073】中間フィールド蓄積器310に蓄積された
水平方向に濾波されたフィールドは(転置順序回路の制
御の下に)垂直フィルタ装置330に供給され、そこ
で、水平方向の8つの副帯域への濾波が水平フィルタ装
置300で達成されたと類似の仕方で垂直方向の8つの
副帯域に濾波される。
【0074】水平方向及び垂直方向に濾波されたフィー
ルドはさらに処理を行なうためライン毎に出力フィール
ド蓄積器340に供給される。出力フィールド蓄積器3
40は64(8×8)蓄積領域の配列に区切られて来た
と考えることができる。そうして、その各々に、64個
の副帯域の中の対応する1つが蓄積されている。
【0075】転置順序回路320は中間フィールド蓄積
器310のアドレスを読み、下記のように、その内容を
垂直フィルタ装置330へ読み込む制御をする。前述の
とおり、中間フィールド蓄積器310に蓄積された信号
は原フィールドの数ラインから成り、各々水平方向に8
つの副帯域に分割されている。
【0076】換言すると、中間フィールド蓄積器310
に蓄積された信号は、上述のとおり、8つの列を含むと
考えることができる。
【0077】中間フィールド蓄積器310に蓄積された
信号が、それを水平方向に濾波するのに使われるのと同
じ構造のハードウェア(垂直フィルタ装置330)で垂
直方向に濾波できるようにするには、そのハードウェア
を転置しなければならない。即ち、90°回転しなけれ
ばならない。なぜならば、信号は垂直フィルタ装置33
0に読み込まれるので、8つの行(列ではない)から成
る。転置順序回路(シーケンサ)320は中間フィール
ド蓄積器310に対して、上述の動作が達成できるよう
に、アドレス指定する。
【0078】水平フィルタ装置300と垂直フィルタ装
置330の組み合せによって作られる濾波の特性は、出
力フィールド蓄積器340に蓄積されたデータが或る程
度スクランブルされ、後続処理のために通過される前に
出力順序回路350で再整列されるようなものである。
【0079】図4は、入力ビデオ信号が水平方向及び垂
直方向について、8つの周波数成分(これは出力順序回
路350の再整列が行われた後に出力フィールド蓄積器
340に蓄積されたデータであると考えられる)に分解
されるとき作られる種々の副帯域成分を図示している。
【0080】各副帯域、すなわち副画像は図4の1ブロ
ックで表わされている。図の右上のブロックはdc(直
流)副帯域を表わしている。これは、最低の水平及び垂
直周波数副帯域である。もっとも、実際には厳密にゼロ
周波数の信号固定部だけを表わす必要はない。
【0081】このdc副帯域は原のビデオ信号のdc輝
度情報の大部分を含むであろう。視覚者によってその画
像が終局的にどのように知覚されるかに対して、残余の
副帯域の相対的重要性にバラツキがある。
【0082】一般に云って、視覚者の終局的知覚に対し
ては高周波副帯域はあまり重要でない。
【0083】図4に関して云えば、特定の副帯域が表わ
す周波数はブロック配列の下方及び(又は)右方向に行
くに従って大きくなる。
【0084】図5は有限インパルス応答(FIR)ディ
ジタルフィルタの概略図である。濾波すべきデータの連
続サンプル値を入力端子400に印加し、濾波した出力
データを出力端子410に出す。入力サンプル値は多数
の遅延素子420から成るタップ付き遅延線に添って進
行する。各遅延素子420で課する遅延期間は適正値に
設定する。
【0085】例えば、もし水平(ライン走査)方向に濾
波されれば、遅延素子420に課せられた遅延は水平方
向のサンプル期間の積分値に等しい。もし垂直濾波がな
されるならば、遅延素子420によって課せられる遅延
はライン期間の積分値と等しく、どの時点をとっても遅
延素子420の出力端のそれぞれのデータサンプル値は
隣接する走査ラインの対応する位置にある垂直方向に隣
接するピクセルを表わしている。
【0086】この遅延線は、それぞれのタップ430に
よって各遅延素子420のどちらの側にもタップが付い
ている。各タップの所のデータ値は乗算器440に供給
される。乗算器440は、そのタップの所のデータサン
プルと、そのタップの遅延線に添った位置に相当する係
数Ci との積を表わす出力を発生する。乗算器440か
らの出力は加算器450に供給され合計が計算される。
加算器450で発生された合計値は正規化回路460に
供給される。この正規化は、フィルタの利得を全体的に
設定できるために行なう。
【0087】一般に各フィルタは、加算器450で発生
する合計値を係数Ci の合計値で除算して単位利得とな
るように正規化される。しかしながら、もし多数の濾波
動作が直列的に行なわれるときは、第1フィルタの利得
は(16等の)高めの値に設定してもよい。そうすれ
ば、中間濾波動作は入力データよりも高い精度で達成で
きる。
【0088】最終出力データの精度を入力データの精度
にまで落とすには、そのチェインの最終フィルタは利得
が1/16になるように正規化する。
【0089】図5において、連続する入力データサンプ
ルはI0 ‥‥In-2 ‥‥In+2 で表わす。5つのタップ
430に現れるデータサンプル値は、それぞれ対応する
係数C-2乃至C2 が乗ぜられる。これらの乗算の積(例
えばIn-1 *C1 )はその積値を持つそれぞれの信号ラ
インの次に示されている。
【0090】加算器450の出力は上述の記号を使って
次のように表わすことができる。
【0091】 単位利得に正規化された時の出力値は である。
【0092】間引きを行なうためには副標本化(サブサ
ンプリング)と関係して高域通過フィルタと低域通過フ
ィルタを別々に設けることが可能である。同様にして、
HFとLFデータ流の交互サンプル位置にゼロを挿入す
ることによって補間を行なうこともできる。その場合は
各データ流を別々に濾波してから合計する。
【0093】しかしながら、この実施例においては、間
引き及び補間のために単1の切換可能フィルタが使われ
ている。これらのフィルタについては図6及び図7を参
照して下記に説明する。
【0094】図6は第1段の低域通過及び高域通過間引
きフィルタとして使われる有限インパルス応答フィルタ
を示す。図6に示すフィルタは図5に示す基本FIRフ
ィルタと同様のものであり、それぞれ高域通過(HF)
及び低域通過(LF)フィルタ作用をする2組のフィル
タ係数、H-2‥‥H2 とL-2‥‥L2 の間でフィルタを
切換えるための間引き係数選択器500が加わってい
る。
【0095】一連のデータサンプル値が入力端子400
に印加され、上述のように、タップ付き遅延線に添って
進行する。間引き係数選択器500は2組の係数の間で
フィルタを切換えるから、濾波された出力サンプル値は
高域通過と低域通過濾波サンプル値の間で交互に切換
る。
【0096】この方法で、低域通過濾波サンプル値のサ
ンプルレートと高域通過濾波サンプル値のサンプルレー
トは初めに入力端子400に印加されたサンプルレート
の半分になる。
【0097】図6において、係数選択器500はLFフ
ィルタ係数を選んだものとして示している。従って、出
力データサンプルは低域通過濾波サンプルの1つであ
る。間引き係数選択器500は次にHFフィルタ係数を
選択するように切り換わる。従って、次の出力サンプル
は高域通過濾波サンプルの1つである。
【0098】上述のとおり、図6に示されたフィルタの
出力端子410のサンプル値は多重化データ流を表わし
ており、入れ替わりサンプルは高域通過と低域通過濾波
サンプルである。高域通過及び低域通過濾波サンプルを
分離するためにこのデータ流を分配(デマルチプレック
ス)することができる。しかし、そのフィルタが大きな
フィルタ装置の一部であればそのフィルタ装置内に任意
の後続フィルタを設計して、この方法で多重化されたと
きそのデータを直接処理するのが好ましい。
【0099】図7は最終段、低域通過及び高域通過補間
フィルタとして使う有限インパルス応答フィルタを示
す。この点で図7に示したフィルタは上記図6に示した
ものと相補関係にある。図7のフィルタへの入力端子で
のデータサンプルは高域通過Hn と低域通過L n 濾波サ
ンプル間で切り換わる。補間フィルタの機能はこれら2
つの多重化データサンプル流を結合して2つの入力デー
タ流のどちらのものと比べても2倍のサンプルレートで
単一データ流にする。
【0100】補間係数選択器600が用いられ、それは
上述の間引き係数選択器500に似ている。そこでは、
出力サンプルを交互に出すために2組のフィルタ係数の
間でフィルタを切り換えている。
【0101】しかしこの場合、これらの組みの一つは奇
数LFと偶数HF係数H-2,L-1,H0 ,L1 ,H2
含み、他の組みは奇数HFと偶数LF係数L-2,H-1
0,H1 ,L2 を含む。遅延線を通って進行する各交
番サンプルに適正値のLF又はHF係数を掛ける。
【0102】サンプルが1タップから次のタップに進行
すると、係数選択器は使用される係数の組みを切り換え
るからLFサンプルには常にLF係数が乗算され、HF
サンプルには常にHF係数が乗算される。
【0103】フィルタの出力は、入力端子400に現れ
るいずれのLF又はHF濾波サンプル値に比べても2倍
のサンプルレートを持つ単一流の補間サンプルとなる。
【0104】図8〜11は係数及び対応する周波数応答
を示す。それらは或る副帯域非相関器に使うための異な
る長さの(間引き/補間)フィルタ対の4つの例につい
て示すものである。
【0105】即ち、 長フィルタ対(図8) 中間長フィルタ対(図9) 第1短フィルタ対(図10)及び 第2短フィルタ対(図11) である。
【0106】図示のフィルタは全て奇数対称であり、従
って、中間と右側の係数だけを示してある。換言する
と、図11に示した第2短フィルタ対のためのフルセッ
ト係数は次のとおりである。 −1,4,10,4,−1 (間引
き);及び −1,−4,25,56,25,−4,−1 (補間)
【0107】図8〜11に示した間引き及び補間フィル
タの各々に対し、対応する周波数応答が図解されてい
る。各場合において、水平軸は左側の零から右側のナイ
キスト周波数(標本化周波数の半分)の周波数を表わし
ている。
【0108】各グラフの中央の垂直方向点線は半ナイキ
スト周波数を表わしている。垂直軸は、線形スケール上
にプロットした応答特性を表わす。各フィルタに対する
フィルタ係数は垂直軸の左側にリストしてある。リスト
の最上部にセンタータップに対応する係数が示してあ
る。
【0109】図2に示した副帯域符号化システムにおい
て、入力サンプル信号を高及び低周波数領域に分割する
プロセスに間引きフィルタが使われ、高及び低周波数領
域が結合して単一サンプル信号を形成するとき再構成処
理に補間フィルタが使われたことを思い出されたい。
【0110】これらの目的のために不所望のエイリアス
歪みを回避するため、ナイキスト周波数の半分の所で非
常に急峻な周波数カットオフになることが望ましい。こ
の歪みがあると、副帯域によって表わされる領域の外部
からの周波数成分がこれらの周波数でフィルタの非零応
答のためにその副帯域に含まれる。
【0111】図8〜11に示すグラフから明らかなとお
り、間引き及び補間フィルタのタップ数を増すと、ナイ
キスト周波数の半分の所で急峻なカットオフを示す。
【0112】図12は、異なったタップ長のフィルタに
よってもたらされるエイリアス歪みの程度の違いを示し
ている。図12において、上述の2つの周波数応答曲線
は重畳されている。特に図9に示す中間長間引きフィル
タに対する曲線は実線700で示し、図11に示す第2
短間引きフィルタに対する曲線は破線710で示してあ
る。
【0113】前述したとおり、水平軸は周波数を表わ
し、ナイキスト周波数の半分を表わす垂直破線720が
付してある。また、垂直軸は線形スケール上でプロット
したフィルタ応答を表わす。間引き濾波のために図12
の間引きフィルタが使われるときは、或る量のエイリア
ス歪みが生ずる。
【0114】この歪みは、フィルタが半ナイキスト周波
数で完全にカットオフにならないから起こるもので、周
波数領域を2つの全く明確な部分に分けるのに使うこと
はできない。その代わり、不所望周波数が特定の周波数
副帯域にオーバーラップする。
【0115】例えば、図12に示すフィルタが低域通過
(LF)間引き濾波に使われると半ナイキスト周波数ま
では理想的な平坦応答を示し、その周波数の上側ではゼ
ロ応答を示す。図12からどちらのフィルタもこの理想
応答を与えないことがわかる。図示された2つのフィル
タの各々は半ナイキスト・レベルより上の周波数がある
程度通過することを許す。そのためエイリアス歪みが起
こる。しかしながら、中間長フィルタは短フィルタより
も鋭いカットオフを与えるから不所望周波数の相当部分
を排除する。
【0116】短フィルタを通るが中間長フィルタで排除
される高周波成分は図12に斜線部分730として図示
してある。
【0117】図13(a)〜13(c)は図8〜11に
示す2つのフィルタのユニット・ステップ関数に対する
応答を図解している。記録され又は伝送されたイメージ
データが受信され又は再生される時に生じる種々のデー
タ誤りを表わすのにステップ関数が使われてきた。
【0118】このステップ関数は、図13(a)にグラ
フィックで、図13(b)と図13(c)に点線で示
す。図13(b)と図13(c)に示した2つの応答
は、それぞれのフィルタで導入される異なった量のリン
ギングが明確にわかるように等量だけ誇張してある。
【0119】図13(b)は図8に示す長(13タッ
プ)間引きフィルタの応答特性を示し、図13(c)は
図11に示す第2短(5タップ)間引きフィルタの応答
特性を示す。これら2つのグラフは、フィルタが原のス
テップ関数のどちらか一方側にリンギングをもたらすこ
とを表わしている。しかしながら、図13(c)の5−
タップ・フィルタで導入されるリンギングは、(頁全体
にわたるように)時間的に拡大されているものでもな
く、図13(b)に示す13タップフィルタによって導
入されたような振巾の極端さもない。
【0120】従って、フィルタ長を短くすると濾波され
たデータにおけるリンギングが減少するという利点があ
る。さらに、ハードウェアが簡単になるという利点があ
る。しかしながら、上述のとおり、フィルタ長を短くす
ると濾波処理中にエイリアス歪みが大きくなるという問
題が起こる。
【0121】この実施例において、サンプル・イメージ
の水平及び垂直濾波に使うには異なったフィルタ特性に
するのが良いことが認められた。
【0122】水平方向においては、イメージ(画像)を
ディジタル化する前にイメージに反エイリアスフィルタ
を適用するのが普通である。水平イメージデータは、従
って、著しいエイリアス歪みに悩まされることはない。
しかし、同じことが垂直方向についても当てはまるわけ
ではない。インターレースされたビデオデータにおいて
は、各フィールドはイメージデータの交番ラインのみか
ら成る。即ち、垂直方向に1つおきにサンプルが並んで
いる。
【0123】従って、イメージは垂直方向に副標本化さ
れてきた。この副標本化は、いかなる反エイリアス濾波
無しでも一般に達成される。従って、イメージデータは
痛烈な垂直エイリアス歪みに悩まされることが普通であ
る。さらに、イメージが再構成される時、垂直方向にお
いては、いかなるリンギングも特に注目に値する。なぜ
ならば、濾波されたサンプルは、そのイメージにおい
て、水平方向におけるサンプルと比べて2倍も離れて置
かれているからである。
【0124】水平濾波用に使われるものよりも、タップ
長の短いフィルタで垂直濾波を達成することによって、
水平及び垂直方向におけるイメージデータを濾波すると
云う異なった要求を満たすことが可能である。
【0125】この効果は次のとおりである。垂直リンギ
ングの可視性は減り、その代わり垂直エイリアス歪みが
増す。しかしながら、イメージ(画像)はすでに垂直方
向にひどいエイリアス歪みがあるので、垂直濾波のため
の短タップ長フィルタを用いても垂直方向に許容できる
小エイリアス歪みを生じるだけである。
【0126】この実施例では、イメージのルミナンス
(輝度)とクロミナンス(色)成分の異なった要求が認
識されてきた。副帯域濾波は、別々の輝度信号及び色信
号水平及び垂直フィルタ装置によって達成される。
【0127】図8〜11を参照して上述した例示フィル
タの2つの好ましい構成は次のとおりである。
【0128】
【0129】これらの構成では、各フィルタ装置(例え
ば、水平輝度信号フィルタ装置)を通してシングル・タ
イプのフィルタが用いられる。しかしながら、図14は
副帯域符号化システムの構成を示しており、異なるタッ
プ長を持つフィルタが異なる段の間引き及び補間のため
に使われている。
【0130】図14は水平輝度信号フィルタ装置300
を示し、図15は垂直輝度信号フィルタ装置330を示
している。各フィルタ装置は、間引き用及び補間用の多
数の濾波段を含む。装置は対称的で、間引きの各段は補
間の相補段に相当する。
【0131】各フィルタ段用にそれぞれのフィルタ・タ
イプが図8〜11に示すものの中から選ばれてきた。例
えば、水平方向の濾波の第1段において、長い間引きフ
ィルタが使われる。同様にして、水平輝度信号フィルタ
装置の補間の最終段には、対応する長補間フィルタが使
われる。
【0132】水平方向間引き及び補間濾波の第2段には
中間長フィルタ対が用いられてきた。フィルタ・タイプ
の選択は、それゆえ、対称で各段の間引き濾波に対して
対応段補間は間引きフィルタと相補的なフィルタを使
う。異なった段の間引き及び補間のために異なったフィ
ルタ長を使うこと、特に後段の間引き及び前段の補間用
に短いフィルタを使うことによって、濾波すべきイメー
ジの解像度に合致するフィルタ長が得られる。
【0133】例えば、第2段の間引きで、イメージデー
タはすでに半分ずつの2つに濾波されている。そして、
各々が原サンプルレートの半分に副標本化されている。
従って、この濾波されたデータの隣接サンプルは濾波さ
れないデータの隣接サンプルと比べて2倍遠隔の画像領
域に関係している。再構成されたイメージのリンギング
歪みを減らすには、この段の間引き及び補間で、より短
いフィルタ長を使うのが有益である。
【0134】同様にして、第3段の間引きでは隣接サン
プルは濾波されないデータの隣接サンプルよりも4倍離
間した画像領域に関係している。従って、もっと短いフ
ィルタ長でも良い。
【0135】本発明の実施例を添付図面を参照して詳述
してきたが、この発明はこれら実施例の具体的構成に限
定されるものではなく、特許請求の範囲に規定した本発
明の視野及び精神を逸脱しない範囲で当業者が考える種
々の変更も含むことを理解されたい。
【0136】
【発明の効果】本発明画像(イメージ)処理装置は、イ
メージ信号を複数の副周波数帯域に分解する際及び分解
されたイメージ信号を再構成する際に生じる歪みを最小
限におさえ、最終イメージの悪化を減らすことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】副帯域符号化の1段を示す図である。
【図2】高次副帯域符号化システムを示す図である。
【図3】2次元副帯域非相関器を示す図である。
【図4】周波数分離したビデオ信号を示す図である。
【図5】有限インパルス応答(FIR)ディジタルフィ
ルタを示す図である。
【図6】間引きフィルタとして用いたFIRフィルタを
示す図である。
【図7】補間フィルタとして用いたFIRフィルタを示
す図である。
【図8】副帯域非相関器に用いられる4つの間引き/補
間フィルタ対に対する係数とそれに対応する周波数応答
を示す図である。
【図9】副帯域非相関器に用いられる4つの間引き/補
間フィルタ対に対する係数とそれに対応する周波数応答
を示す図である。
【図10】副帯域非相関器に用いられる4つの間引き/
補間フィルタ対に対する係数とそれに対応する周波数応
答を示す図である。
【図11】副帯域非相関器に用いられる4つの間引き/
補間フィルタ対に対する係数とそれに対応する周波数応
答を示す図である。
【図12】間引きフィルタで生ずるエイリアス歪みを示
す図である。
【図13】13(a)〜13(b)は、補間フィルタに
よって生ずるリンギングを示す図である。
【図14】図2に示す符号化システムの構成を示し間引
き及び補間の異なった段に、異なったタップ長を持った
フィルタが使われていることを示す。
【図15】図2に示す符号化システムの構成を示し間引
き及び補間の異なった段に、異なったタップ長を持った
フィルタが使われていることを示す。
【符号の説明】
200 低域通過間引きフィルタ 210 高域通過間引きフィルタ 220 低域通過補間フィルタ 230 高域通過補間フィルタ 300 水平方向フィルタ装置 330 垂直方向フィルタ装置 320 転置順序回路 350 出力順序回路 310 中間フィールド蓄積器 420 遅延素子 440 (係数)乗算器
フロントページの続き (72)発明者 ジェームズ ヘドリー ウィルキンソン イギリス国 RG26 6UN ハンプシャ ー,タッドレー,ヒースランズ,ハンブル ドライブ 17 (72)発明者 マイケル ジョン ラッドゲイト イギリス国 GU35 0AS ハンプシャ ー,ボードン,エルム クローズ 27 (72)発明者 ジョナサン マーク ソロフ イギリス国 RG22 4QB ハンプシャ ー,ベーシングストーク,ザ コーンフィ ールズ 38 (72)発明者 ジョナサン ジェイムス ストーン イギリス国 RG2 8PQ バークシャ ー,リーディング フィトリィウッド レ イン,フォーレスト ディーン 7

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル表現したラスタ走査画像を濾
    波して2次元空間周波数領域の複数の副帯域に分ける画
    像処理装置であって、前記ラスタ走査画像が第1方向に
    1つと、第2方向に1つの解像度を有し、前記第1方向
    のラスタ走査画像の解像度が前記第2方向のラスタ走査
    画像の解像度よりも大きい画像処理装置において、 それぞれ所定のフィルタ長を有し、第1方向に濾波する
    ための第1の複数のマルチタップ・ディジタル間引きフ
    ィルタと、 それぞれ所定のフィルタ長を有し、第2方向に濾波する
    ための第2の複数のマルチタップ・ディジタル間引きフ
    ィルタと、を具備し、 前記第1の複数のマルチタップ・ディジタル間引きフィ
    ルタのフィルタ長の平均値が、前記第2の複数のマルチ
    タップ・ディジタル間引きフィルタのフィルタ長の平均
    値よりも大きいことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記第1及び第2の複数のマルチタップ・ディジタル間
    引きフィルタの中の少なくとも1方が第1及び第2のフ
    ィルタ段を含み、前記第1のフィルタ段は、間引きされ
    た出力を発生するように動作し、前記第1フィルタ段の
    間引かれた出力は前記第2フィルタ段の入力として通過
    し、前記第1及び第2の複数のマルチタップ・ディジタ
    ル間引きフィルタの第1フィルタ段及び第2フィルタ段
    の各々が1つ以上の前記それぞれの複数のマルチタップ
    ・ディジタル間引きフィルタを含み、前記第1フィルタ
    段の1つ以上のフィルタのフィルタ長が前記第2フィル
    タ段の1つ以上のフィルタのフィルタ長よりも大きくし
    た画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記第1の複数のマルチタップ・ディジタル間引きフィ
    ルタの全フィルタが同じフィルタ長を有し、 前記第2の複数のマルチタップ・ディジタル間引きフィ
    ルタの全フィルタが同じフィルタ長を有するようにした
    画像処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像処理装置において、 前記第1方向が実質的に前記ラスタ走査画像のライン走
    査方向であり、 前記第2方向が前記第1方向と実質的に垂直であるよう
    にした画像処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記ラスタ走査画像が輝度成分と色成分を含み、前記装
    置が前記ラスタ走査画像の輝度及び色成分をそれぞれ濾
    波するための第1及び第2間引きフィルタ手段を有し、 前記第1及び第2間引きフィルタ手段の各々が、各々或
    るフィルタ長を有し、前記第1方向に濾波するための第
    1の複数のマルチタップ・ディジタル間引きフィルタ
    と、各々或るフィルタ長を有し、前記第2方向に濾波す
    るための第2の複数のマルチタップ・ディジタル間引き
    フィルタを有して成る画像処理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の画像処理装置において、
    前記第1間引きフィルタ手段の前記第1の複数のマルチ
    タップ・ディジタル間引きフィルタのフィルタ長の平均
    値が、前記第2間引きフィルタ段の前記第1の複数のマ
    ルチタップ・ディジタル間引きフィルタのフィルタ長の
    平均値よりも大きくした画像処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の画像処理装置において、
    前記第1間引きフィルタ手段の第2の複数のマルチタッ
    プ・ディジタル間引きフィルタのフィルタ長の平均値
    が、前記第2間引きフィルタ手段の第2の複数のマルチ
    タップ・ディジタル間引きフィルタのフィルタ長の平均
    値よりも大きくした画像処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の画像処理装置において、
    前記第1の間引きフィルタ手段は、1つ以上の前記第1
    の複数のマルチタップ・ディジタル間引きフィルタが次
    の相対的フィルタ係数、すなわち、−1,2,5,−1
    4,−11,76,142,76,−11,−14,
    5,2,−1を有し、 1つ以上の第2の複数のマルチタップ・ディジタル間引
    きフィルタが次の相対的フィルタ係数、すなわち、1,
    −2,−4,18,38,18,−4,−2,1を有す
    る画像処理装置。
  9. 【請求項9】 請求項5記載の画像処理装置において、
    前記第1間引きフィルタ手段は、 1つ以上の前記第1の複数のマルチタップ・ディジタル
    間引きフィルタが次の相対フィルタ係数、すなわち、
    1,−2,−4,18,38,18,−4,−2,1を
    有し、 1つ以上の前記第2の複数のマルチタップ・ディジタル
    間引きフィルタが次の相対フィルタ係数、すなわち、−
    1,4,10,4,−1を有する画像処理装置。
  10. 【請求項10】 請求項5記載の画像処理装置におい
    て、前記第2間引きフィルタ手段は、 1つ以上の前記第1の複数のマルチタップ・ディジタル
    間引きフィルタが次の相対フィルタ係数、すなわち−
    1,4,10,4,−1を有し、 1以上の前記第2の複数のマルチタップ・ディジタル間
    引きフィルタが相対フィルタ係数−1,4,10,4,
    −1を有する画像処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項1記載の画像処理装置におい
    て、さらに補間フィルタ手段を含み、該フィルタ手段
    は、前記第1の複数のマルチタップ・ディジタル間引き
    フィルタと相補的であり各々が或るフィルタ長を有し、
    前記第1方向に濾波するための第1の複数のマルチタッ
    プ・ディジタル補間フィルタと、前記第2の複数のマル
    チタップ・ディジタル間引きフィルタと相補的であり、
    各々が或るフィルタ長を有し、前記第2方向に濾波する
    ための第2の複数のマルチタップ・ディジタル補間フィ
    ルタとを有し、 前記第1の複数のマルチタップ・ディジタル補間フィル
    タのフィルタ長の平均値が前記第2の複数のマルチタッ
    プ・ディジタル補間フィルタのフィルタ長の平均値より
    も大きい画像処理装置。
  12. 【請求項12】 ラスタ走査画像をディジタル表現した
    ものが2次元空間周波数領域の複数の副帯域から補間さ
    れ、前記ラスタ走査画像が第1方向に1つの解像度、第
    2方向に1つの解像度を有し、前記第1方向のラスタ走
    査画像の解像度が、前記第2方向のラスタ走査画像の解
    像度よりも大きい画像処理装置であって、 各々が1つのフィルタ長を有し第1方向に濾波するため
    の第1の複数のマルチタップ・ディジタル補間フィルタ
    と、 各々が1つのフィルタ長を有し第2方向に濾波するため
    の第2の複数のマルチタップ・ディジタル補間フィルタ
    を含み、 前記第1の複数のマルチタップ・ディジタル補間フィル
    タのフィルタ長の平均値が、前記第2の複数のマルチタ
    ップ・ディジタル補間フィルタのフィルタ長の平均値よ
    り大きい画像処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の画像処理装置におい
    て、第1及び第2の複数のマルチタップ・ディジタル補
    間フィルタの中の少なくとも1つが第1及び第2フィル
    タ段を含み、第1フィルタ段は補間された出力を発生す
    るように動作でき、前記第1フィルタ段の補間出力は前
    記第2フィルタ段への入力として通過し、前記第1及び
    第2の複数のマルチタップ・ディジタル補間フィルタの
    前記第1フィルタ段及び前記第2フィルタ段の各々は、
    1つ以上の前記夫々複数のマルチタップ・ディジタル補
    間フィルタを含み、第2段の1つ以上のフィルタのフィ
    ルタ長が第1段の1つ以上のフィルタのフィルタ長より
    も大きい画像処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の画像処理装置にお
    いて、 前記第1の複数のマルチタップ・ディジタル補間フィル
    タの全フィルタが同じフィルタ長を持ち、前記第2の複
    数のマルチタップ・ディジタル補間フィルタの全フィル
    タが同じフィルタ長を持つ画像処理装置。
  15. 【請求項15】 請求項12記載の画像処理装置におい
    て、 前記第1方向が実質的に前記ラスタ走査画像のライン走
    査の方向であり、 前記第2方向が実質的に前記第1方向と直角方向である
    画像処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項12記載の画像処理装置におい
    て、前記ラスタ走査画像の前記輝度及び色成分をそれぞ
    れ濾波する第1及び第2補間フィルタ手段を具備し、前
    記第1及び第2補間フィルタ手段の各々が、各々が1つ
    のフィルタ長を持ち、前記第1方向に濾波する第1の複
    数のマルチタップ・ディジタル補間フィルタと、 各々が1つのフィルタ長を持ち前記第2方向に濾波する
    第2の複数のマルチタップ・ディジタル補間フィルタと
    を含む、画像処理装置。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の画像処理装置におい
    て、前記第1補間フィルタ手段の前記第1の複数のマル
    チタップ・ディジタル補間フィルタのフィルタ長の平均
    値が前記第2補間フィルタ手段の前記第1の複数のマル
    チタップ・ディジタル補間フィルタのフィルタ長の平均
    値よりも大きい画像処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項16記載の画像処理装置におい
    て、前記第1補間フィルタ手段の前記第2の複数のマル
    チタップ・ディジタル補間フィルタの前記フィルタ長の
    平均値が、前記第2補間フィルタ手段の前記第2の複数
    のマルチタップ・ディジタル補間フィルタのフィルタ長
    の平均値よりも大きい画像処理装置。
  19. 【請求項19】 請求項16記載の画像処理装置におい
    て、前記第1補間フィルタ手段が、 1つ以上の前記第1の複数のマルチタップ・ディジタル
    補間フィルタが相対フィルタ係数3,6,−21,−5
    4,89,364,−779,−906,4932,9
    628,4932,−906,−779,364,8
    9,−54,−21,6,3を有し、 1つ以上の前記第2の複数のマルチタップ・ディジタル
    補間フィルタが相対フィルタ係数−2,−4,13,4
    6,−139,−140,992,1924,992,
    −140,−139,46,13,−4,−2を有する
    画像処理装置。
  20. 【請求項20】 請求項16記載の画像処理装置におい
    て、第1の補間フィルタ手段が、 1つ以上の前記第1の複数のマルチタップ・ディジタル
    補間フィルタが相対フィルタ係数−2,−4,13,4
    6,−139,−140,992,1924,992,
    −140,−139,46,13,−4,−2を有し、 1つ以上の前記第2の複数のマルチタップ・ディジタル
    補間フィルタが相対フィルタ係数1,4,−16,−2
    0,135,272,135,−20,−16,4,1
    を有する画像処理装置。
  21. 【請求項21】 請求項16記載の画像処理装置におい
    て、第2補間フィルタは、 1つ以上の前記第1の複数のマルチタップ・ディジタル
    補間フィルタが相対フィルタ係数1,4,−16,−2
    0,135,272,135,−20,−16,4,1
    を有し、 1つ以上の前記第2の複数のマルチタップ・ディジタル
    補間フィルタが相対フィルタ係数−1,−4,25,5
    6,25,−4,−1を有する画像処理装置。
  22. 【請求項22】 請求項16記載の画像処理装置におい
    て、前記第2補間フィルタ手段は、 1つ以上の前記第1の複数のマルチタップ・ディジタル
    補間フィルタが相対フィルタ係数−1,−4,25,5
    6,25,−4,−1を有し、 1つ以上の前記第2の複数のマルチタップ・ディジタル
    補間フィルタが相対フィルタ係数−1,−4,25,5
    6,25,−4,−1を有する画像処理装置。
  23. 【請求項23】 請求項1記載の画像処理装置を含む画
    像データ圧縮装置。
  24. 【請求項24】 請求項11記載の画像処理装置を含む
    画像データ伸長装置。
  25. 【請求項25】 請求項1記載の画像処理装置を含む画
    像データ蓄積装置。
  26. 【請求項26】 ラスタ走査画像をディジタル表現した
    ものを2次元空間周波数領域の複数の副帯域に濾波する
    方法であって、前記ラスタ走査画像は第1方向に1つの
    解像度を有し、第2方向に1つの解像度を有し、前記第
    1方向の前記ラスタ走査画像の解像度が、前記第2方向
    の前記ラスタ走査画像の前記解像度よりも大きく、次の
    ステップを含み、すなわち、 (I)各々が1つのフィルタ長を有する第1の複数のマ
    ルチタップ・ディジタル間引きフィルタを使って、第1
    方向に濾波するステップと、 (II)各々が1つのフィルタ長を有する第2の複数のマ
    ルチタップ・ディジタル間引きフィルタを使って、第2
    の方向に濾波するステップ、を含み、 前記第1の複数のマルチタップ・ディジタル間引きフィ
    ルタのフィルタ長の平均値が、前記第2の複数のマルチ
    タップ・ディジタル間引きフィルタのフィルタ長の平均
    値よりも大きくした濾波方法。
  27. 【請求項27】 2次元空間周波数領域の複数の副帯域
    からのラスタ走査画像をディジタル表現したものを補間
    する方法であって、前記ラスタ走査画像が第1の方向に
    1つの解像度と第2の方向に1つの解像度を有し、前記
    第1方向のラスタ走査画像の解像度が前記第2方向のラ
    スタ走査画像の解像度よりも大きく、次のステップ、す
    なわち、 (I)各々が1つのフィルタ長を有し、第1の複数のマ
    ルチタップ・ディジタル補間フィルタを使って、前記第
    1方向に濾波するステップと、 (II)各々が1つのフィルタ長を有し、第2の複数のマ
    ルチタップ・ディジタル補間フィルタを使って、第2方
    向に濾波するステップと、 を含み、前記第1の複数のマルチタップ・ディジタル補
    間フィルタのフィルタ長の平均値が、前記第2の複数の
    マルチタップ・ディジタル補間フィルタのフィルタ長の
    平均値よりも大きくした補間方法。
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