JPH05219490A - ディジタルビデオ信号符号化・復号化装置 - Google Patents

ディジタルビデオ信号符号化・復号化装置

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JPH05219490A
JPH05219490A JP4019122A JP1912292A JPH05219490A JP H05219490 A JPH05219490 A JP H05219490A JP 4019122 A JP4019122 A JP 4019122A JP 1912292 A JP1912292 A JP 1912292A JP H05219490 A JPH05219490 A JP H05219490A
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JP
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band
signal
circuit
bands
pixel
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JP4019122A
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Yoshiko Hatano
喜子 幡野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サブバンド分割と直交変換とを組み合わせた
符号化方式において、1次元走査がすべてのバンドに共
通化できるようにする。また、サブバンド分割により周
波数帯域が反転したバンドの符号化レートを低減する。 【構成】 ディジタルビデオ信号をサブバンド分割回路
25により複数のバンドにサブバンド分割し、分割された
バンドのうち、周波数帯域が元の周波数帯域と逆方向に
射影されているバンドについては、帯域反転回路39a に
より対応する画素方向に1画素毎に−1を乗算した後、
直交変換回路27により直交変換を施す。また、このよう
に符号化されたデータを復号する際には、このデータに
逆直交変換を施した後、符号化時と同一の画素方向に1
画素毎に−1を乗算し、サブバンド合成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルビデオ信号
を複数の周波数帯域にサブバンド分割し、分割された各
帯域の信号を符号化する装置及び/または復号化する装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタルビデオ信号を符号化す
る方法として、特開平1-253382号公報及び米国特許出願
第4,394,774 号に示すものがあった。以下、これらの公
報を例にとり、説明する。
【0003】図1は、特開平1-253382号公報に示された
従来のディジタルビデオ信号符号化装置の構成を示すブ
ロック図である。主要運動評価回路1は、先行映像に対
して、映像対映像差が最小である主要変位ベクトルを各
映像に対して規定し、走査変換回路2と符号化回路5と
に出力する。走査変換回路2は、8画素×8ラインの2
次元ブロックを構成し、そして、4個の連続する映像の
4個の2次元ブロックより3次元ブロックを構成する。
各3次元ブロックにおいて、8画素×8ラインの4個の
2次元ブロックは、主要運動評価回路1から出力され
た、各映像についての変位ベクトルにより、1つの映像
から次の映像にわたって空間的にシフトされている。走
査変換回路2から出力された3次元ブロックは、3次元
直交変換回路3において、直交変換される。量子化・正
規化回路4は、3次元直交変換回路3から出力された変
換係数の正規化と量子化とを実行する。正規化動作は、
速度制御メモリ6の充填速度及び変換係数自身と関連す
るパラメータにより、変換係数を乗算するか、それらを
割り算することによって、変換係数を加重している。量
子化は浮動点で表現された各変換係数の正規化された値
を整数値に変換する。
【0004】量子化・正規化回路4の出力は符号化回路
5に入力され、符号化回路5は、ハフマンコードとして
示されかつメモリに蓄積されたワードのあらかじめ規定
された組の間でのワードと、符号化された値のアドレス
を表す別のワードとを、各非零量子値に対して速度制御
メモリ6へ伝送する。このアドレスは零値のシーケンス
の長さを符号化することにより3次元ブロックの1次元
走査と共に規定されている。可変長符号化機能を有する
このような符号化回路5はありふれたタイプのものであ
る。速度制御メモリ6は、出力の速度が一定であること
を保証する。そして、米国特許出願第4,394,774 号に
は、この速度制御メモリ6からの零値のシーケンスの符
号化の速度を低減する方法が示されている。
【0005】図2は符号化回路5の構成例を示してお
り、図2に示す符号化回路は、その各々が符号化すべき
すべての値を受信するよう並列のm個の通路を備えてい
る。さらに特定すると、これらの値は通路に従って各メ
モリ化回路に印加され、この回路はそれ自身フリップフ
ロップとして機能する2つのメモリを有している。与え
られた3次元ブロックに対して値はこれら2つのメモリ
の1つに書き込まれ、一方、先行ブロックの値は新しい
走査に対応する順序で他のメモリで読み取られる。図3
(a)と図3(b)とはこの読み取り動作の2つの走査
タイプを示している。図3(a)に示されたタイプは静
止画のブロックのレートを最小化し、一方、図3(b)
に示されたタイプは動画部分に適している。各メモリ化
回路11a 〜11m の出力は結合回路12a 〜12m に入力さ
れ、この結合回路は米国特許出願第4,394,774 号に記載
された態様で可変長符号化を実現する符号化回路であ
る。回路12a 〜12m の各出力は計数・選択回路13に入力
されている。この回路は各3次元ブロックに対して各走
査によりにブロックを符号化するよう使用されたビット
の数を計数し、それから各3次元ブロックのレートを最
小化する走査を決定し、各符号化回路からのビットを蓄
積する分岐回路14の出力を制御し、かつ分岐回路14から
多重化回路15に3次元ブロックの最良符号化に対応する
ビットの転送を保証している。多重化回路15は選ばれた
走査インデックスによりこれらのビットを多重化し、こ
れはブロックの再構成用の復号装置に伝送しなければな
らないし、また4個の映像の各グループの開始において
これらの映像を決定する主要変位ベクトルの伝送も行な
う。
【0006】従来のディジタルビデオ信号の符号化方法
では、3次元直交変換後の変換係数を1次元走査する際
に、静止部分に対しては図3(a)の走査タイプ、動い
ている部分に対しては図3(b)の走査タイプを選択す
ることにより、符号量の削減を図っている。しかしなが
ら、サブバンド分割と直交変換とを組み合わせた場合、
すなわち、ディジタルビデオ信号を複数の周波数帯域に
分割した後、各バンドに対して直交変換を適用した場
合、特に高域周波数を含む成分に関しては、図3(a)
及び図3(b)のような走査タイプは、最良の走査タイ
プとはならないという問題点がある。
【0007】この問題点を具体的に示すために、サブバ
ンド分割と直交変換とを組み合わせた従来の他の符号化
・復号化装置の構成例を図4,5に示す。図4はこの装
置の符号化側の構成を、図5は復号化側の構成を示して
いる。
【0008】図4において21はNTSC方式のカラーテレビ
ジョン信号の入力端子であり、NTSCデコーダ22はこのカ
ラーテレビジョン信号の輝度信号(Y信号)と色信号
(I,Q信号)とを分離する。分離されたY,I,Q信
号はマトリックス回路23へ出力され、マトリックス回路
23は、これらの信号を輝度信号(Y信号)と色差信号
(R−Y,B−Y信号)とに変換し、これらの信号をA
/D変換器24へ出力する。A/D変換器24は、Y,R−
Y,B−Y信号をディジタル信号に変換し、これらをサ
ブバンド分割回路25へ出力する。サブバンド分割回路25
は、Y,R−Y,B−Y信号夫々を周波数に応じて4個
のサブバンドに帯域分割し、各バンド信号をメモリ26へ
出力する。メモリ26は、各バンド信号を蓄積し、複数画
素毎にブロック化してブロックを直交変換回路27へ出力
する。直交変換回路27は、各ブロックに直交変換を施し
て変換係数を得、得られた変換係数を符号器28へ出力す
る。符号器28は、入力された変換係数を量子化して符号
化し、符号化したデータを出力端子29を介して出力す
る。
【0009】図5において、30は以上のように符号化さ
れたデータが入力される入力端子であり、入力端子30に
接続される復号器31は符号化されたデータを復号化して
逆量子化し、複合化されたデータを逆直交変換回路32へ
出力する。逆直交変換回路32は、入力データに逆直交変
換を施す。メモリ33は逆直交変換回路32から出力される
ブロックを蓄積し、各バンド毎にサブバンド合成回路34
へ出力する。サブバンド合成回路34は、メモリ33の出力
を元のフィールド画像に戻し、ディジタルのY,R−
Y,B−Y信号をD/A変換器35へ出力する。D/A変
換器35は、これらの信号をアナログ信号に変換してマト
リックス回路36へ出力する。マトリックス回路36は、ア
ナログのY,R−Y,B−Y信号をY,I,Q信号に変
換してNTSCエンコーダ37へ出力する。NTSCエンコーダ37
は、これらのY,I,Q信号をNTSCカラーテレビジョン
信号に変換し、出力端子38を介して出力する。
【0010】図6は、サブバンド分割回路25の内部構成
を示すブロック図である。図中40,49, 52は、夫々A/
D変換器24から出力されるY信号,R−Y信号,B−Y
信号の入力端子である。入力端子40, 49, 52には、Y信
号サブバンド分割回路47, R−Y信号サブバンド分割回
路50, B−Y信号サブバンド分割回路53が、夫々接続さ
れている。これらの各分割回路47, 50, 53の内部構成は
すべて同じであり、図6ではY信号サブバンド分割回路
47の内部構成のみを図示している。Y信号サブバンド分
割回路47は、垂直低域通過フィルタ(垂直LPF )41と、
垂直高域通過フィルタ(垂直HPF )42と、垂直LPF 41,
垂直HPF 42からの出力を、垂直方向の画素数が1/2に
なるようにサンプリングする垂直2:1サブサンプリン
グ回路43a, 43bと、水平低域通過フィルタ(水平LPF )
44a, 44bと、水平高域通過フィルタ(水平HPF )45a, 4
5bと、水平LPF 44a,水平HPF 45a,水平LPF 44b,水平HPF
45b からの出力を、水平方向の画素数が1/2になるよ
うにサンプリングする水平2:1サブサンプリング回路
46a, 46b, 46c, 46dとから構成される。Y信号の4個の
バンドは出力端子48a, 48b, 48c, 48dを介してメモリ26
へ出力される。また、R−Y信号サブバンド分割回路50
で分割されたR−Y信号の4個のバンドは出力端子51a,
51b, 51c, 51dを介して、B−Y信号サブバンド分割回
路53で分割されたB−Y信号の4個のバンドは出力端
子、54a, 54b, 54c, 54dを介して、メモリ26へ出力され
る。
【0011】図7は、サブバンド合成回路34の内部構成
を示すブロック図である。図中60a,60b, 60c, 60dはメ
モリ33から出力されるY信号の4個のバンドの入力端
子、71a, 71b, 71c, 71dはメモリ33から出力されるR−
Y信号の4個のバンドの入力端子、74a, 74b, 74c, 74d
はメモリ33から出力されるB−Y信号の4個のバンドの
入力端子であり、入力端子60a, 60b, 60c, 60d、入力端
子71a, 71b, 71c, 71d、入力端子74a, 74b, 74c, 74dに
は、Y信号サブバンド合成回路69、R−Y信号サブバン
ド合成回路73、B−Y信号サブバンド合成回路76が、夫
々接続されている。これらの各合成回路69, 73, 76の内
部構成はすべて同じであり、図7ではY信号サブバンド
合成回路69の内部構成のみを図示している。Y信号サブ
バンド合成回路69は、値として0を補間することにより
水平方向の画素数を2倍にする水平1:2補間回路61a,
61b, 61c, 61dと、水平LPF 62a, 62bと、水平HPF 63a,
63bと、減算器64a, 64bと、値として0を補間すること
により垂直方向の画素数を2倍にする垂直1:2補間回
路65a, 65bと、垂直LPF 66と、垂直HPF 67と、減算器68
とから構成されている。各合成回路69, 73, 76から、Y
信号,R−Y信号,B−Y信号が、出力端子70, 73, 76
を介してD/A変換器35へ夫々出力される。
【0012】次に、動作について説明する。
【0013】一般に画像信号を圧縮するには、輝度信号
と色信号とを独立に取り扱うことが多い。そこで入力端
子21から入力されたNTSCカラーテレビジョン信号を、NT
SCデコーダ22で、Y信号とI,Q信号とに分離し、更に
マトリックス回路23で、Y信号とR−Y,B−Y信号と
に変換した後、A/D変換器24でディジタル信号に変換
する。この時のサンプリング周波数は、Y信号が13.5 M
Hz、R−Y,B−Y信号が6.75 MHzである。従って、NT
SCカラーテレビジョン信号の場合、1水平ラインの有効
サンプル数は、例えばY信号が 704、R−Y,B−Y信
号が夫々 352となり、262.5 水平ラインで1フィールド
を構成している。この内、有効ラインとして例えば 240
ラインを1フィールドとして出力する。サブバンド分割
回路25においては、Y信号,R−Y信号,B−Y信号の
各フィールドを夫々複数の周波数帯域に分割する。例え
ばY信号は図8のようなLL, HL, LH, HHの4つの周波数
帯域に分割し、R−Y信号,B−Y信号は図9のような
LL, HL, LH, HHの4つの周波数帯域に分割する。
【0014】このサブバンド分割回路25の動作を図6に
従って説明する。入力端子40から入力されたY信号はY
信号サブバンド分割回路47において、4つの帯域に分割
される。入力されたY信号は図10のような周波数特性を
持つ垂直LPF 41において、帯域制限された後、垂直2:
1サブサンプリング回路43a において、垂直方向の画素
数が1/2に間引かれる。垂直2:1サブサンプリング
回路43a の出力は、図12のような周波数特性を持つ水平
LPF 44a に通され、水平2:1サブサンプリング回路46
a において、水平方向の画素数が1/2に間引かれる。
この水平2:1サブサンプリング回路46a の出力は、図
8のLLの帯域の信号であり、画素数は入力信号の1/4
となっている。この信号をY信号のLLバンドと呼ぶ。一
方、垂直2:1サブサンプリング回路43a の出力は、図
13のような周波数特性を持つ水平HPF 45a にも入力さ
れ、水平2:1サブサンプリング回路46b において、水
平方向の画素数が1/2に間引かれる。この水平2:1
サブサンプリング回路46b の出力は、図8のHLの帯域の
信号であり、画素数は入力信号の1/4となっている。
この信号をY信号のHLバンドと呼ぶ。
【0015】ところで、入力端子40から入力されたY信
号は図11のような周波数特性を持つ垂直HPF 42にも入力
される。この垂直HPF 42の出力は垂直2:1サブサンプ
リング回路43b において、垂直方向の画素数が1/2に
間引かれる。垂直2:1サブサンプリング回路43b の出
力は、図12のような周波数特性を持つ水平LPF 44b にお
いて帯域制限された後、水平2:1サブサンプリング回
路46c において、水平方向の画素数が1/2に間引かれ
る。この水平2:1サブサンプリング回路46cの出力
は、図8のLHの帯域の信号であり、画素数は入力信号の
1/4となっている。この信号をY信号のLHバンドと呼
ぶ。一方、垂直2:1サブサンプリング回路43b の出力
は、図13のような周波数特性を持つ水平HPF 45b にも入
力され、水平2:1サブサンプリング回路46d におい
て、水平方向の画素数が1/2に間引かれる。この水平
2:1サブサンプリング回路46d の出力は、図8のHHの
帯域の信号であり、画素数は入力信号の1/4となって
いる。この信号をY信号のHHバンドと呼ぶ。
【0016】このように、Y信号サブバンド分割回路47
において、Y信号は4つのバンドLL, HL, LH, HHに分割
され、夫々が出力端子48a,48b,48c,48d からメモリ26へ
出力される。
【0017】入力端子49から入力されたR−Y信号はR
−Y信号サブバンド分割回路50におて、図9に示したよ
うな4つのバンドLL, HL, LH, HHに分割され、夫々が出
力端子51a,51b,51c,51d からメモリ26へ出力される。ま
た、入力端子52から入力されたB−Y信号はB−Y信号
サブバンド分割回路53において、図9に示したような4
つのバンドLL, HL, LH, HHに分割され、夫々が出力端子
54a,54b,54c,54d からメモリ26へ出力される。これらの
R−Y信号サブバンド分割回路50及びB−Y信号サブバ
ンド分割回路53の動作は、Y信号サブバンド分割回路47
の動作と同様である。
【0018】メモリ26は、各信号の各バンドの8フィー
ルド分のデータを蓄積し、次の8フィールド分が蓄積さ
れるまでに、各バンドについて、隣合う複数の画素から
なる3次元ブロックにまとめてブロック単位で出力す
る。例えば、隣合う8ラインで、1ラインあたり8画素
の近接画素を2次元ブロックとし、連続する8フィール
ドの近接する2次元ブロックをまとめて8画素×8ライ
ン×8フィールドのサイズの3次元ブロックを構成す
る。3次元にブロック化されたY信号,R−Y信号及び
B−Y信号は、LLバンド, HLバンド, LHバンド, HHバン
ドの順にメモリ26から出力される。
【0019】メモリ26から出力される各ブロックは、直
交変換回路27により直交変換が施される。この直交変換
回路27から出力される変換係数は、符号器28で量子化さ
れ、1次元走査されて、各非零値に対して、その値とそ
の値までの零値のシーケンスの長さとを示す2次元のハ
フマン符号が出力端子29から出力される。
【0020】ある自然動画像のY信号の4個のバンドの
各ブロック(1ブロックは8画素×8ライン×8フィー
ルド)に対して、直交変換の一例である3次元離散的コ
サイン変換(Discrete Cosine Transform:以下DCT とい
う)を施した後、9ビットに量子化し、各変換係数d
(i,j,k)(i,j,k=1,2,…,8)の2乗
平均の平方根(RMS )を求めた。
【0021】第1表,第2表に、Y信号のLLバンドにお
ける変換係数のRMS を示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】第1,2表の結果から、LLバンドでは2次
元平面内のブロックで見ると、(i, j)=(1,1)
の周辺に電力が集中している。従って、LLバンドにおい
ては、図14(a)に示すように、水平,垂直の低次シー
ケンシである変換係数から高次シーケンシである変換係
数に向かう1次元走査が適している。3次元ブロックに
対しては、このような2次元ブロックに対する走査を、
図15(a)に示すように各フィールド毎に8回繰り返せ
ばよい。なお、図15(b)に示すようにフィールド方向
の走査を優先してもよい。
【0025】第3表,第4表に、Y信号のHLバンドにお
ける変換係数のRMS を示す。
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
【0028】第3,4表の結果から、HLバンドでは2次
元平面内のブロックで見ると、(i,j)=(8,1)
の周辺に電力が集中している。これは、図13に示すよう
な周波数特性を有するHPF 245aを通した後、2:1にて
サンプリングされているからである。HLバンドは、図16
に示すように、水平方向に折り返された信号であり、例
えば6.75 MHzの信号は0 MHzの信号になる。この結果、
DCT 後の変換係数は本来低次シーケンシに電力が集中す
るはずであるが、このような場合には水平方向に折り返
された信号であるので、水平方向だけ高次シーケンシに
電力が集中する。従って、HLバンドにおいては、図14
(b)に示すように、水平方向が高次シーケンシであっ
て垂直方向が低次シーケンシである図の右上の変換係数
から左下の変換係数にに向かう1次元走査が適してい
る。
【0029】第5表,第6表に、Y信号のLHバンドにお
ける変換係数のRMS を示す。
【0030】
【表5】
【0031】
【表6】
【0032】第5,6表の結果から、LHバンドでは2次
元平面内のブロックで見ると、(i,j)=(1,8)
の周辺に電力が集中している。これは、LHバンドは、垂
直方向に折り返された信号であるからである。従って、
LHバンドにおいては、図14(c)に示すように、水平方
向が低次シーケンシであって垂直方向が高次シーケンシ
である図の左下の変換係数から右上の変換係数に向かう
1次元走査が適している。
【0033】第7表,第8表に、Y信号のHHバンドにお
ける変換係数のRMS を示す。
【0034】
【表7】
【0035】
【表8】
【0036】第7,8表の結果から、HHバンドでは2次
元平面内のブロックで見ると、(i,j)=(8,8)
の周辺に電力が集中している。従って、HHバンドにおい
ては、図14(d)に示すように、水平,垂直方向が共に
高次シーケンシである変換係数から水平,垂直方向が共
に低次シーケンシである変換係数に向かう1次元走査が
適している。
【0037】以上のことから、符号器28において、直交
変換回路27から出力される変換係数が量子化された後、
LLバンドの場合は図14(a)のような1次元走査が8回
繰り返され、HLバンドの場合は図14(b)のような1次
元走査が8回繰り返され、LHバンドの場合は図14(c)
のような1次元走査が8回繰り返され、HHバンドの場合
は図14(d)のような1次元走査が8回繰り返されて、
8画素×8ライン×8フィールドの3次元ブロックが1
次元のデータ列に直された後、非零の量子化値に対し
て、その値とその値までの零値のシーケンスの長さとを
示す2次元のハフマン符号が出力端子29から出力され
る。
【0038】次に、復号化側の動作について説明する。
【0039】入力端子30から出力端子38までの復号化側
は、入力端子21から出力端子29までの符号化側と全く逆
のプロセスをたどる。入力端子30から入力されたデータ
は復号器31において元の3次元データの形に戻され、逆
直交変換回路32において逆直交変換が施される。逆直交
変換された3次元ブロックは、メモリ33に蓄積されて、
各信号のバンド毎に出力される。各信号の4個のバンド
は、サブバンド合成回路34において合成されて、1フィ
ールドずつ出力される。
【0040】サブバンド合成回路34の動作は、サブバン
ド分割回路25の動作の全く逆である。メモリ33から出力
されたY信号のLL,HL,LH,HHバンドは、それぞれ入力
端子60a,60b,60c,60d より、Y信号サブバンド合成回路
69に入力される。入力端子60a から入力されたY信号の
LLバンドは、水平1:2補間回路61a において、0を補
間することにより水平方向の画素数を2倍にされた後、
図12のような周波数特性をもつ水平LPF 62a に入力され
る。また、入力端子60b から入力されたY信号のHLバン
ドは、水平1:2補間回路61b において、0を補間する
ことにより水平方向の画素数を2倍にされた後、図13の
ような周波数特性を持つ水平HPF 63a に入力される。減
算器64a は水平LPF 62a の出力から水平HPF 63a の出力
を減算する。減算器64a の出力は、垂直1:2補間回路
65a において、0を補間することにより垂直方向の画素
数が2倍にされた後、図10のような周波数特性を持つ垂
直LPF 66に入力される。一方、入力端子60c から入力さ
れたY信号のLHバンドは、水平1:2補間回路61c にお
いて水平方向に0補間された後、図12のような周波数特
性を持つ水平LPF 62b に入力される。また、入力端子60
d から入力されたY信号のHHバンドは、水平1:2補間
回路61d において水平方向に0補間された後、図13のよ
うな周波数特性を持つ水平HPF 63b に入力される。減算
器64b は水平LPF 62b の出力から、水平HPF 63b の出力
を減算する。減算器64b の出力は、垂直1:2補間回路
65b において垂直方向に0補間されて、図11のような周
波数特性を持つ垂直HPF 67に入力される。減算器68は垂
直LPF 66の出力から垂直HPF 67の出力を減算し、出力す
る。
【0041】以上のようにして、Y信号サブバンド合成
回路69は、Y信号のLL,HL,LH,HHバンドを合成し、出
力端子70から出力する。
【0042】一方、メモリ33より出力されたR−Y信号
のLL,HL,LH,HHバンドは、それぞれ、入力端子71a,71
b,71c,71d よりR−Y信号サブバンド合成回路72に入力
され、合成されたR−Y信号が出力端子73から出力され
る。また、メモリ33より出力されたB−Y信号のLL,H
L,LH,HHバンドは、それぞれ、入力端子74a,74b,74c,7
4d よりB−Y信号サブバンド合成回路75に入力され、
合成されたB−Y信号が出力端子76から出力される。こ
れらR−Y信号サブバンド合成回路72とB−Y信号サブ
バンド合成回路75との動作は、Y信号サブバンド合成回
路69の動作と同様である。
【0043】以上がサブバンド合成回路34の動作であ
り、サブバンド合成回路34から出力されたY,R−Y,
B−Y信号は、D/A変換器35においてアナログ信号に
変換され、さらに、マトリックス回路36においてY,
I,Q信号に変換された後、NTSCエンコーダ37においてNTSC
カラーテレビジョン信号となって、出力端子38から出力
される。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】従来の符号化・復号化
装置は以上のように構成されているので、前述したよう
にサブバンド分割により帯域が反転されるバンドが生
じ、特に直交変換と組み合わせた符号化方式の場合、分
割されたバンド毎に全く異なる1次元走査を用意しなく
てはならないという問題がある。
【0045】本発明はこのような問題を解消するために
なされたものであり、サブバンド分割後に直交変換を用
いた場合に、すべてのバンドに対して同一の1次元走査
が有効であるディジタルビデオ信号符号化・復号化装置
を提供することを目的とする。
【0046】また、本発明の他の目的は、サブバンド分
割により帯域が反転されたバンドの符号化レートを低減
することにある。
【0047】
【課題を解決するための手段】本願の第1発明に係るデ
ィジタルビデオ信号符号化装置は、入力ディジタルビデ
オ信号をサブバンド分割し、分割されたバンドのうち、
サブバンド分割によって周波数帯域が反転しているバン
ドについては、その周波数に対応する画素方向に、1画
素毎に−1を乗算するように構成したことを特徴とす
る。
【0048】本願の第2発明に係るディジタルビデオ信
号復号化装置は、第1発明の符号化装置により符号化さ
れたデータについて、符号化時に1画素毎に−1を乗算
する処理を行なったバンドに対しては、同じ画素方向に
1画素毎に−1を乗算し、その後、サブバンド合成を行
なうように構成したことを特徴とする。
【0049】本願の第3発明に係るディジタルビデオ信
号符号化装置は、入力ディジタルビデオ信号をサブバン
ド分割し、分割されたバンドのうち、サブバンド分割に
よって周波数帯域が反転しているバンドについては、そ
の周波数に対応する画素方向に、1画素毎に−1を乗算
し、その後直交変換を施すように構成したことを特徴と
する。
【0050】本願の第4発明に係るディジタルビデオ信
号復号化装置は、第3発明の符号化装置により符号化さ
れたデータについて、逆直交変換を施し、符号化時に1
画素毎に−1を乗算する処理を行なったバンドに対して
は、同じ画素方向に1画素毎に−1を乗算し、その後、
サブバンド合成を行なうように構成したことを特徴とす
る。
【0051】本願の第5発明に係るディジタルビデオ信
号符号化・復号化装置は、第1発明の符号化装置と第2
発明の復号化装置とを備えることを特徴とする。
【0052】本願の第6発明に係るディジタルビデオ信
号符号化・復号化装置は、第3発明の符号化装置と第4
発明の復号化装置とを備えることを特徴とする。
【0053】
【作用】本発明において、複数の周波数帯域にサブバン
ド分割されたビデオ信号の各バンドのうち、周波数帯域
が元の周波数帯域と逆方向に射影されているバンドにつ
いては、その周波数に対応する画素方向に、1画素毎に
−1を乗算する事によって、周波数帯域を反転させて元
の方向に戻すので、正の相関が強くなって圧縮しやすく
なり、この結果符号化レートは低減する。
【0054】また、請求項3,6記載の発明では、複数
の周波数帯域にサブバンド分割されたビデオ信号の各バ
ンドのうち、周波数帯域が元の周波数帯域と逆方向に射
影されているバンドについては、その周波数に対応する
画素方向に、1画素毎に−1を乗算することによって、
周波数帯域を反転させて元の方向に戻した後、直交変換
を行なうので、すべてのバンドに対して同様の1次元走
査が有効となる。
【0055】また、第2,第4,第5,第6発明では、
符号化時に−1を乗算する処理が行なわれたバンドにつ
いては、復号化時に符号化時と同一の画素方向に−1を
乗算する処理を行なうので、正確に元のディジタルビデ
オ信号を再生できる。
【0056】
【実施例】以下、本発明の実施例について具体的に説明
する。
【0057】図17, 18は本発明に係る符号化・復号化装
置の構成例を示すブロック図であり、図17はこの装置の
符号化側の構成を、図18は復号化側の構成を示してい
る。
【0058】図17において21はNTSC方式のカラーテレビ
ジョン信号の入力端子であり、NTSCデコーダ22はこのカ
ラーテレビジョン信号の輝度信号(Y信号)と色信号
(I,Q信号)とを分離する。分離されたY,I,Q信
号はマトリックス回路23へ出力され、マトリックス回路
23は、これらの信号を輝度信号(Y信号)と色差信号
(R−Y,B−Y信号)とに変換し、これらの信号をA
/D変換器24へ出力する。A/D変換器24は、Y,R−
Y,B−Y信号をディジタル信号に変換し、これらをサ
ブバンド分割回路25へ出力する。サブバンド分割回路25
は、Y,R−Y,B−Y信号夫々を周波数に応じて4個
のサブバンドに帯域分割し、各バンド信号を帯域反転回
路39a へ出力する。帯域反転回路39a は、高域周波数を
含むバンドに対してその周波数帯域を反転させ、各バン
ド毎にブロック化してブロックを直交変換回路27へ出力
する。直交変換回路27は、各ブロックに直交変換を施し
て変換係数を得、得られた変換係数を符号器28a へ出力
する。符号器28a は、入力された変換係数を量子化して
符号化し、符号化したデータを出力端子29を介して出力
する。
【0059】図18において、30は以上のように符号化さ
れたデータが入力される入力端子であり、入力端子30に
接続される復号器31a は符号化されたデータを復号化し
て逆量子化し、複合化されたデータを逆直交変換回路32
へ出力する。逆直交変換回路32は、入力データに逆直交
変換を施す。帯域反転回路39b は、帯域反転回路39aに
て帯域反転が施されたバンドに対してその周波数帯域を
反転させ、各バンド毎にサブバンド合成回路34へ出力す
る。サブバンド合成回路34は、帯域反転回路39b の出力
を元のフィールド画像に戻し、ディジタルのY,R−
Y,B−Y信号をD/A変換器35へ出力する。D/A変
換器35は、これらの信号をアナログ信号に変換してマト
リックス回路36へ出力する。マトリックス回路36は、ア
ナログのY,R−Y,B−Y信号をY,I,Q信号に変
換してNTSCエンコーダ37へ出力する。NTSCエンコーダ37
は、これらのY,I,Q信号をNTSCカラーテレビジョン
信号に変換し、出力端子38を介して出力する。
【0060】図19は帯域反転回路39a の内部構成を示す
ブロック図である。図中80a,80b,80c,80d はサブバンド
分割回路25(内部構成は図6に示す従来例と同じ)から
出力されるY信号の4つのバンドの入力端子であり、ま
た、84a,84b,84c,84d はサブバンド分割回路25から出力
されるR−Y信号の4つのバンドの入力端子、86a,86b,
86c,86d はサブバンド分割回路25から出力されるB−Y
信号の4つのバンドの入力端子である。入力端子80a,80
b,80c,80d 、入力端子84a,84b,84c,84d 、入力端子86a,
86b,86c,86d にはY信号帯域反転回路83、R−Y信号帯
域反転回路85、B−Y信号帯域反転回路87がそれぞれ接
続されている。これらの各帯域反転回路83, 85, 87の内
部構成はすべて同じであり、図19ではY信号帯域反転回
路83の内部構成のみを図示している。これらの各帯域反
転回路83, 85, 87はメモリ88に接続され、メモリ88は各
帯域反転回路83, 85, 87から出力されるデータを蓄積
し、複数画素毎にブロックを構成し、構成したブロック
を出力端子89を介して直交変換回路27へ出力する。LLバ
ンドが入力される入力端子80a は直接メモリ88に接続さ
れ、HLバンドが入力される入力端子80b は、水平方向の
1画素毎に−1をかける水平帯域反転回路81a を介して
メモリ88に接続され、LHバンドが入力される入力端子80
c は、垂直方向の1画素毎に−1をかける垂直帯域反転
回路82a を介してメモリ88に接続され、HHバンドが入力
される入力端子80d は、水平帯域反転回路81b,垂直帯域
反転回路82b を介してメモリ88に接続されている。
【0061】図20は帯域反転回路39b の内部構成を示す
ブロック図である。図中91は、入力端子90を介して逆直
交変換回路32から出力されるデータを蓄積するメモリで
ある。メモリ91には、バンド毎の4個の出力端子93a,93
b,93c,93d を備えたY信号帯域反転回路92、同じく4個
の出力端子95a,95b,95c,95d を備えたR−Y信号帯域反
転回路94、同じく4個の出力端子97a,97b,97c,97d を備
えたB−Y信号帯域反転回路96が接続されている。な
お、これらの各各帯域反転回路92, 94, 96の内部構成
は、図19に示すY信号帯域反転回路83の内部構成と同一
である。
【0062】次に動作について説明する。
【0063】入力端子21からサブバンド分割回路25まで
の動作は、図4に示した従来例と全く同様なので説明を
省略する。
【0064】サブバンド分割回路25から出力されたY,
R−Y,B−Y信号のLL,HL,LH,HHバンドは帯域反転
回路39a に入力される。以下、図19に従って、この帯域
反転回路39a の動作を説明する。
【0065】サブバンド分割回路25から出力されたY信
号のLL,HL,LH,HHバンドは、それぞれ入力端子80a,80
b,80c,80d を経てY信号帯域反転回路83に入力される。
入力端子80a から入力されたLLバンドの信号はそのまま
メモリ88へ出力され、入力端子80b から入力されたHLバ
ンドの信号は水平帯域反転回路81a に通され、入力端子
80c から入力されたLHバンドの信号は垂直帯域反転回路
82a に通され、入力端子80d から入力されたHHバンドの
信号は水平帯域反転回路81b と垂直帯域反転回路82b と
に通される。水平帯域反転回路81a, 81bでは入力された
2次元データに対し、水平方向の1画素毎に−1がかけ
られる。即ち、入力端子80b から入力されたHLバンドの
信号を
【0066】
【数1】
【0067】と表すと、水平帯域反転回路81a は、
【0068】
【数2】
【0069】を出力する。これは、HLバンドの水平周波
数帯域が元の周波数帯域と逆方向に射影されているの
を、補正する働きをする。つまり、HLバンドは図13のよ
うな特性を有する水平HPF 45a に通された後2:1に間
引かれているため、図21(b)に示したように水平方向
に折り返された信号となっており、たとえば、もともと
6.75 MHzの信号は0MHz となっている。そこで周波数領
域で考えると、サブバンド分割回路25から出力されるH
Lバンドの信号の水平方向のフーリエ変換は、
【0070】
【数3】
【0071】であり、一方、水平帯域反転回路81a の出
力信号の水平フーリエ変換は、
【0072】
【数4】
【0073】となり、図21(c)のように周波数帯域が
反転することが解る。従って、この水平帯域反転回路81
a により、HLバンドの周波数帯域は元の周波数帯域と同
じ方向となる。また、水平帯域反転回路81b の動作は、
水平帯域反転回路81a と全く同様であり、HHバンドの水
平周波数帯域を元の周波数帯域と同じ方向に射影する。
【0074】垂直帯域反転回路82a, 82bでは入力された
2次元データに対し、垂直方向の1画素毎に−1がかけ
られる。即ち、入力端子80c から入力されたLHバンドの
信号を
【0075】
【数5】
【0076】と表すと、垂直帯域反転回路82a は、
【0077】
【数6】
【0078】を出力する。これは、LHバンドの垂直周波
数帯域が元の周波数帯域と逆方向に射影されているの
を、補正する働きをする。同様に、垂直帯域反転回路82
b はHHバンドの垂直周波数帯域を元の周波数帯域と同じ
方向に射影する。
【0079】以上のようにして、Y信号帯域反転回路83
により、Y信号の各バンドの周波数帯域が本来の周波数
帯域と同方向になるように変換され、メモリ88へ出力さ
れる。
【0080】一方、サブバンド分割回路25から出力され
たR−Y信号の各バンドは、入力端子84a,84b,84c,84d
よりR−Y信号帯域反転回路85に入力され、周波数帯域
が本来の周波数帯域と逆方向に射影されているバンド
は、その周波数に対応する画素方向に、1画素毎に−1
を乗算することによって、周波数帯域を反転させた後、
メモリ88へ出力される。また、サブバンド分割回路25よ
り出力されたB−Y信号の各バンドは、入力端子86a,86
b,86c,86d よりB−Y信号帯域反転回路87に入力され、
周波数帯域が本来の周波数帯域と逆方向に射影されてい
るバンドは、その周波数に対応する画素方向に、1画素
毎に−1を乗算することによって、周波数帯域を反転さ
せた後、メモリ88へ出力される。これらR−Y信号帯域
反転回路85、B−Y信号帯域反転回路87の動作はY信号
帯域反転回路83と全く同様である。
【0081】メモリ88には、Y信号帯域反転回路83、R
−Y信号帯域反転回路85、B−Y信号帯域反転回路87か
ら出力される各信号の各バンドのデータが蓄積され、各
々が複数画素毎のブロックに構成されて、出力端子89か
ら出力される。
【0082】帯域反転回路39a から出力された各ブロッ
クは、直交変換回路27で直交変換が施される。この直交
変換回路27から出力される変換係数は、符号器28a で量
子化され、1次元走査されて、各非零値に対して、その
値とその値までの零値のシーケンスの長さとを示す2次
元のハフマン符号等の可変長符号が出力端子29から出力
される。
【0083】ここで、従来例で用いたのと同一の自然動
画像を、以上のような構成でサブバンド分割し、帯域反
転回路39a に通し、直交変換を行った例について述べ
る。直交変換としては、従来例と同じく、8画素×8ラ
イン×8フィールドの3次元DCT を用いている。第9表
から第16表は、帯域反転回路39a に通した後のY信号の
各バンドに対して、8画素×8ライン×8フィールドの
3次元DCTを行い、9ビットに一様量子化した場合の
各変換係数d(i,j,k)(i,j,k=1,
2,..., 8)のRMS を示している。
【0084】
【表9】
【0085】
【表10】
【0086】まず、第9,10表はY信号のLLバンドの変
換係数d(i,j,k)について、そのRMS を示してい
る。このようにY信号のLLバンドは、帯域反転回路39a
で何も処理を行っていないので、従来例の第1,2表と
全く同じになる。従って、図14(a)に示したように、
LLバンドは、水平・垂直の低次シーケンシである図の左
上の変換係数から水平・垂直の高次シーケンシである図
の右下の変換係数に向かう1次元走査が適している。3
次元ブロックに対しては、このような2次元ブロックに
対する走査を図15(a)のように8回繰り返す。なお、
従来例と同様に、図15(b)のようにフィールド方向の
走査を優先してもよい。
【0087】
【表11】
【0088】
【表12】
【0089】次に、第11, 12表は、Y信号のHLバンドの
変換係数d(i,j,k)について、そのRMS を示して
いる。このように、HLバンドは、帯域反転回路39a(水平
帯域反転回路81a)で水平方向の周波数帯域も本来と同じ
向きに射影されているので、従来例の第3, 4表とは異
なり、2次元ブロックでみると、(i,j)=(1,
1)の成分の周辺に電力が集中している。従って、LLバ
ンドと同様に、水平・垂直の低次シーケンシから水平・
垂直の高次シーケンシに向かう1次元走査が適してい
る。
【0090】
【表13】
【0091】
【表14】
【0092】次に、第13, 14表は、Y信号のLHバンドの
変換係数d(i,j,k)について、そのRMS を示して
いる。帯域反転回路39a(垂直帯域反転回路82a)に通して
いるので、LHバンドは、従来例の第5, 6表とは異な
り、2次元ブロックでみると、(i,j)=(1,1)
の成分の周辺に電力が集中する。従って、LHバンドに対
しても、図14(a)に示したように、水平・垂直の低次
シーケンシから、水平・垂直の高次シーケンシに向かう
1次元走査が適している。
【0093】
【表15】
【0094】
【表16】
【0095】また、第15, 16表は、Y信号のHHバンドの
変換係数d(i,j,k)について、そのRMS を示して
いる。帯域反転回路39a(水平帯域反転回路81b 及び垂直
帯域反転回路82b)に通しているので、HHバンドは、従来
例の第7, 8表とは異なり、2次元ブロックでみると、
(i,j)=(1,1)の成分の周辺に電力が集中す
る。従って、HHバンドに対しても、図14(a)に示した
ように、水平・垂直の低次シーケンシから、水平・垂直
の高次シーケンシに向かう1次元走査が適している。
【0096】以上のことから、符号器28a は、直交変換
回路27から出力される係数を量子化した後、すべてのバ
ンドに対して、図14(a)のような1次元走査を8回繰
り返すことにより、8画素×8ライン×8フィールドの
3次元ブロックを1次元のデータ列に直した後、非零の
量子化値に対して、その値とその値までの零値のシーケ
ンスの長さとを示す2次元のハフマン符号等の可変長符
号を出力端子29を介して出力する。
【0097】入力端子30から出力端子38までの復号化側
では、入力端子21から出力端子29までの符号化側と全く
逆のプロセスをたどる。即ち、入力端子30から入力され
たデータは、復号器31a において元の3次元ブロックの
データの形に戻され、逆直交変換回路32において逆直交
変換が施される。逆直交変換された3次元ブロックは、
帯域反転回路39b に入力される。
【0098】以下、帯域反転回路39b の動作を図20に従
って説明する。
【0099】逆直交変換回路32から出力された3次元ブ
ロックは、入力端子90を介してメモリ91に入力される。
メモリ91では、入力された3次元ブロックが蓄積され、
Y,R−Y,B−Y信号の各バンド毎に出力する。メモ
リ91より出力されたY信号のLL,HL,LH,HHバンドは、
Y信号帯域反転回路92に入力される。Y信号帯域反転回
路92の動作は、図19に示した符号化側のY信号帯域反転
回路83と全く同じである。従って、符号化側のY信号帯
域反転回路83では、図21(b)から図21(c)のように
帯域を反転されたY信号のHLバンドは、このY信号帯
域反転回路92でもう一度、帯域が反転されて、図21
(b)の様な信号に戻る。即ち、符号化側で帯域を反転
されたバンドは、このY信号帯域反転回路92でもう一度
反転され、元の信号に戻る。このようにして、Y信号帯
域反転回路92では、Y信号の各バンドが、符号化側のサ
ブバンド分割回路25の出力信号と同じ信号に戻され、そ
れぞれ、出力端子93a,93b,93c,93d から出力される。
【0100】一方、メモリ91から出力されたR−Y信号
のLL,HL,LH,HHバンドは、R−Y信号帯域反転回路94
に入力され、それぞれ、出力端子95a,95b,95c,95d から
出力される。また、メモリ91から出力されたB−Y信号
のLL,HL,LH,HHバンドは、B−Y信号帯域反転回路96
に入力され、それぞれ、出力端子97a,97b,97c,97d から
出力される。これらR−Y信号帯域反転回路94とB−Y
信号帯域反転回路96との動作は、Y信号帯域反転回路92
と同じである。
【0101】以上のようにして、帯域反転回路39b から
出力されたY,R−Y,B−Y信号の各バンドは、サブ
バンド合成回路34に入力される。
【0102】サブバンド合成回路34から出力端子38まで
の動作は、図5に示した従来例と全く同様である。
【0103】なお、上記実施例においては、符号器28a
は図15(a)または図15(b)のような1次元走査を用
いて符号化を行なっているが、1次元走査は、水平・垂
直の低次シーケンシから水平・垂直の高次シーケンシに
向かうものであればその間の走査はどのようなものでも
良く、また、複数の1次元走査を用意し、ブロック毎に
使用する1次元走査を切り換えるように構成しても良
い。
【0104】また、上記実施例においては、直交変換を
3次元DCT としたが、直交変換はDCT に限定されるもの
ではなく、また、3次元に限らず、2次元でも1次元で
も、さらに複数の信号を第4の次元として一緒にブロッ
キングする場合にも適用できる。
【0105】ここで、図17, 18において直交変換を水平
方向8画素の1次元DCT とした場合の例について述べ
る。第17表は、ある自然動画像を、図17, 18に示した本
発明の実施例に従い、サブバンド分割し、帯域反転回路
に通した後、水平方向のDCT を行ない、8ビットに量子
化した場合の、Y信号のHHバンドの変換係数のエントロ
ピーと逆変換したときのS/N とを示している。一方、第
18表は、同一の自然動画像を、図4,5に示した従来例
の構成に従い、サブバンド分割し、水平DCT を行い、8
ビットに量子化した場合の、Y信号のHHバンドの変換係
数のエントロピーとS/N とを示している。
【0106】
【表17】
【0107】
【表18】
【0108】第17表と第18表とを比較すると、本発明の
実施例の方が、変換係数のエントロピーの偏りが大き
く、平均エントロピーも小さいことがわかる。さらにS/
N も改善されることがわかる。即ち、本実施例によりS/
N を改善し、かつ、レートを低減することができる。一
般に自然動画像の場合、水平・垂直・時間方向とも、低
域周波数にパワーが集中することが知られており、DCT
をはじめとする高能率符号化方式は自然画像のこの性質
を利用したものである。ところが、サブバンド分割によ
り帯域が反転されると、逆に高域周波数にパワーが集中
することになり、圧縮しにくくなる。従って、周波数帯
域が本来と逆方向になっているバンドに対しては、帯域
反転回路39a により、帯域を反転して元の方向に戻すこ
とにより、符号化レートの低減を図ることができる。つ
まり、この方式は直交変換だけでなく、予測符号化, 動
き補償付予測符号化等の符号化方式を、サブバンド分割
後に適用する場合にも効果を発揮する。
【0109】また、上記実施例においては、入力ディジ
タル画像信号の水平・垂直周波数帯域をそれぞれ2分割
して、4つのバンドにサブバンド分割したが、サブバン
ド分割はこの様な4分割に限らず、幾つのバンドに分割
する場合でも適用できる。
【0110】図22は、水平周波数帯域をm等分(m:自
然数)する場合の、サブバンド分割を示している。この
ような場合、周波数の低いバンドから1,2,
3,...,mと数えることにすると、2n番目(n:自
然数)のバンドは、サブサンプリングにより、周波数帯
域が本来の周波数帯域と逆方向に射影される。そこで、
2n番目のバンドは水平方向の1画素毎に−1を乗算し
て帯域を反転し、符号化を行なう。
【0111】なお、上記実施例においては、入力信号を
NTSCカラーテレビジョン信号としたが、入力信号はこれ
に限らず、どんなビデオ信号に対しても同様に適用する
ことが出来ることは言うまでもない。
【0112】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、サブバ
ンド分割によって周波数帯域が本来の周波数帯域と逆方
向に射影されたバンドに対しては、その周波数に対応す
る画素方向に1画素毎に−1をかけて帯域を反転した
後、符号化を行なうので符号化レートの低減を図ること
が出来る。
【0113】また、請求項3,6記載の発明によれば、
サブバンド分割によって周波数帯域が本来の周波数帯域
と逆方向に射影されたバンドに対しては、その周波数に
対応する画素方向に1画素毎に−1をかけて帯域を反転
した後、直交変換を行なうので、すべてのバンドに対し
て同様の1次元走査が有効となり、回路構成が簡単にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のディジタルビデオ信号符号化装置の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1における符号化回路の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図3】図2の符号化回路における走査を示す概念図で
ある。
【図4】従来の他のディジタルビデオ信号符号化装置の
構成を示すブロック図である。
【図5】従来のディジタルビデオ信号復号化装置の構成
を示すブロック図である。
【図6】図4におけるサブバンド分割回路の内部構成を
示すブロック図である。
【図7】図5におけるサブバンド合成回路の内部構成を
示すブロック図である。
【図8】図6のサブバンド分割回路におけるY信号のサ
ブバンド分割を示す図である。
【図9】図6のサブバンド分割回路におけるR−Y信
号,B−Y信号のサブバンド分割を示す図である。
【図10】図4のサブバンド分割回路及び図5のサブバ
ンド合成回路に使用する垂直低域通過フィルタの周波数
特性を示す図である。
【図11】図4のサブバンド分割回路及び図5のサブバ
ンド合成回路に使用する垂直高域通過フィルタの周波数
特性を示す図である。
【図12】図4のサブバンド分割回路及び図5のサブバ
ンド合成回路に使用する水平低域通過フィルタの周波数
特性を示す図である。
【図13】図4のサブバンド分割回路及び図5のサブバ
ンド合成回路に使用する水平高域通過フィルタの周波数
特性を示す図である。
【図14】図4に示す従来の他のディジタルビデオ信号
符号化装置における1次元走査を示す図である。
【図15】図4に示す従来の他のディジタルビデオ信号
符号化装置における1次元走査を示す図である。
【図16】図4に示す従来の他のディジタルビデオ信号
符号化装置における水平高域通過フィルタの周波数の折
り返し動作の説明図である。
【図17】本発明のディジタルビデオ信号符号化装置の
構成を示すブロック図である。
【図18】本発明のディジタルビデオ信号復号化装置の
構成を示すブロック図である。
【図19】図17における帯域反転回路の内部構成を示す
ブロック図である。
【図20】図18における帯域反転回路の内部構成を示す
ブロック図である。
【図21】図17における帯域反転回路の動作を説明する
ための概念図である。
【図22】本発明の他の実施例におけるサブバンド分割
を説明するための概念図である。
【符号の説明】
25 サブバンド分割回路 27 直交変換回路 28a 符号器 39a 帯域反転回路 31a 復号器 32 逆直交変換回路 34 サブバンド合成回路 39b 帯域反転回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるディジタルビデオ信号を符号
    化する符号化装置において、前記ディジタルビデオ信号
    を周波数に応じて複数のバンドにサブバンド分割する手
    段と、分割されたバンドのうち周波数帯域が元の周波数
    帯域と逆方向に射影されているバンドについては、その
    周波数に対応する画素方向に1画素毎に−1を乗算する
    手段とを備えたことを特徴とするディジタルビデオ信号
    符号化装置。
  2. 【請求項2】 ディジタルビデオ信号を複数のバンドに
    サブバンド分割し、分割されたバンドのうち周波数帯域
    が元の周波数帯域と逆方向に射影されているバンドにつ
    いては、その周波数に対応する画素方向に1画素毎に−
    1を乗算する処理を行なって符号化された信号を入力と
    し、入力された信号を復号化して元のディジタルビデオ
    信号を得る復号化装置であって、符号化時に1画素毎に
    −1を乗算する処理を行なったバンドについては、符号
    化時と同一の画素方向に1画素毎に−1を乗算する手段
    と、乗算処理後にすべてのバンドをサブバンド合成する
    手段とを備えたことを特徴とするディジタルビデオ信号
    復号化装置。
  3. 【請求項3】 入力されるディジタルビデオ信号を符号
    化する符号化装置において、前記ディジタルビデオ信号
    を周波数に応じて複数のバンドにサブバンド分割する手
    段と、分割されたバンドのうち周波数帯域が元の周波数
    帯域と逆方向に射影されているバンドについては、その
    周波数に対応する画素方向に1画素毎に−1を乗算する
    手段と、乗算処理後にすべてのバンドの信号に対して直
    交変換を施す手段とを備えたことを特徴とするディジタ
    ルビデオ信号符号化装置。
  4. 【請求項4】 ディジタルビデオ信号を複数のバンドに
    サブバンド分割し、分割されたバンドのうち周波数帯域
    が元の周波数帯域と逆方向に射影されているバンドにつ
    いては、その周波数に対応する画素方向に1画素毎に−
    1を乗算する処理を行ない、直交変換を施して符号化さ
    れた信号を入力とし、入力された信号を復号化して元の
    ディジタルビデオ信号を得る復号化装置であって、入力
    される信号に逆直交変換を施す手段と、符号化時に1画
    素毎に−1を乗算する処理を行なったバンドについて
    は、符号化時と同一の画素方向に1画素毎に−1を乗算
    する手段と、乗算処理後にすべてのバンドをサブバンド
    合成する手段とを備えたことを特徴とするディジタルビ
    デオ信号復号化装置。
  5. 【請求項5】 入力されるディジタルビデオ信号を周波
    数に応じて複数のバンドにサブバンド分割する手段、及
    び分割されたバンドのうち周波数帯域が元の周波数帯域
    と逆方向に射影されているバンドについては、その周波
    数に対応する画素方向に1画素毎に−1を乗算する手段
    を有し、前記ディジタルビデオ信号を符号化する符号化
    装置と、符号化時に1画素毎に−1を乗算する処理を行
    なったバンドについては、符号化時と同一の画素方向に
    1画素毎に−1を乗算する手段、及びその後すべてのバ
    ンドをサブバンド合成する手段を有し、前記符号化装置
    により符号化された信号を復号化して元のディジタルビ
    デオ信号を得る復号化装置とを備えたことを特徴とする
    ディジタルビデオ信号符号化・復号化装置。
  6. 【請求項6】 入力されるディジタルビデオ信号を周波
    数に応じて複数のバンドにサブバンド分割する手段、分
    割されたバンドのうち周波数帯域が元の周波数帯域と逆
    方向に射影されているバンドについては、その周波数に
    対応する画素方向に1画素毎に−1を乗算する手段、及
    び乗算処理後にすべてのバンドの信号に対して直交変換
    を施す手段を有し、前記ディジタルビデオ信号を符号化
    する符号化装置と、入力される信号に逆直交変換を施す
    手段、符号化時に1画素毎に−1を乗算する処理を行な
    ったバンドについては、符号化時と同一の画素方向に1
    画素毎に−1を乗算する手段、及びその後すべてのバン
    ドをサブバンド合成する手段を有し、前記符号化装置に
    より符号化された信号を復号化して元のディジタルビデ
    オ信号を得る復号化装置とを備えたことを特徴とするデ
    ィジタルビデオ信号符号化・復号化装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6499683B1 (en) 1999-09-01 2002-12-31 Daiwa Seiko, Inc. Spinning reel for fishing
JP2010028218A (ja) * 2008-07-15 2010-02-04 Fujitsu Ltd 画像符号化装置、画像復号装置、画像帯域分割装置及び画像帯域合成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6499683B1 (en) 1999-09-01 2002-12-31 Daiwa Seiko, Inc. Spinning reel for fishing
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