JPH0526807A - 燃料性状センサ - Google Patents

燃料性状センサ

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Publication number
JPH0526807A
JPH0526807A JP3176898A JP17689891A JPH0526807A JP H0526807 A JPH0526807 A JP H0526807A JP 3176898 A JP3176898 A JP 3176898A JP 17689891 A JP17689891 A JP 17689891A JP H0526807 A JPH0526807 A JP H0526807A
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JP
Japan
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fuel
filter
water
main body
diesel
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Pending
Application number
JP3176898A
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English (en)
Inventor
Naoto Sawaki
直人 澤木
Shigeru Miyata
繁 宮田
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Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
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Publication date
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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 燃料供給経路の大型化を抑えながらも、液体
性状が検出可能となる。 【構成】 燃料フィルタ1の排水口22に外方より捩じ
込まれ、燃料フィルタ1内に沈降した水を抜く水抜き通
路62を形成したコック状の本体部6と、この本体部6
より燃料フィルタ1内に突出するように本体部6に一体
的に設けられ、燃料フィルタ1内の液体性状を検出する
検出部7とから燃料性状センサ4を構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水抜きコックと一体形
状の燃料性状センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、エンジンの燃料タンク内の底
には、給油時における雨水の浸入や燃料の温度降下によ
る遊離水が溜まり易い。そして、車両走行時の振動等に
より大量の水が燃料供給経路中に送り出される。水は、
燃料より比重が大きいため、例えば噴射ポンプ内に停滞
すると、発錆やスティック等の原因になり易い。そこ
で、燃料と水との比重差を利用して、内部に流入した水
を重力で沈降させるようにした燃料フィルタが知られて
いる。この燃料フィルタは、水が分離されてケース底部
分に溜まっていくが、水の量が多くなり過ぎると燃料と
ともに流出する恐れがあるので、一定期間毎あるいは燃
料フィルタ内に所定量の水が溜まった時にケース底部分
の排水口に捩じ込まれた水抜きコックを回して水通路を
開いて排水するようにしている。
【0003】ところで、例えばディーゼルエンジンにお
いては、比重の大きな燃料、すなわち、重質の燃料ほど
排出ガス中にスモークが発生し易いことが知られてい
る。このため、重質の燃料に基づいて燃料の噴射量を制
御してスモークの発生を抑えるようにすることが考えら
れるが、このようにしておくと軽質の燃料を燃焼させる
場合にエンジン出力が低下してしまう不具合があった。
【0004】したがって、燃料供給経路、例えばディー
ゼルエンジン用の燃料フィルタに燃料性状センサを取り
付けて、この燃料性状センサによって燃料の重質または
軽質といった燃料性状を検出して、その検出値に応じて
燃料の噴射量等を制御することによって自動車の運転性
(ドライバビリティ)を向上させることが望まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、燃料フィル
タに水抜きコックと燃料性状センサとを別々の位置に取
り付けようとした場合には、水抜きコックの取付場所と
燃料性状センサの取付場所とを燃料フィルタに設けなけ
ればならないので、燃料フィルタを大型化しないと燃料
性状センサを装着することができないという不具合があ
った。本発明は、燃料供給経路の大型化を抑えながら
も、液体性状が検出可能な燃料性状センサの提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、燃料フィルタ
の排水口に外方より捩じ込まれ、前記燃料フィルタ内に
おいて沈降した水を抜く水抜き通路を内蔵したコック状
の本体部と、この本体部より前記燃料フィルタ内に突出
するように前記本体部に一体的に設けられ、水位警告レ
ベルに配置された前記燃料フィルタ内の液体性状を検出
する検出部とを備えた技術手段を採用した。
【0007】
【作用】本発明は、燃料供給経路の排水口に外方より捩
じ込まれたコック状の本体部を緩めることにより水抜き
通路から燃料供給経路内に沈降した水の排出が行え、そ
のコック状の本体部に一体的に設けられた検出部で燃料
供給経路内の燃料性状が検出される。このため、燃料フ
ィルタに形成された1つの排水口が水抜きコック(本体
部)と燃料性状センサ(検出部)との両方の取付部とし
て機能するので燃料フィルタに新たに燃料性状センサ専
用の取付部を追加する必要がないため、燃料フィルタを
大型化する必要がない。
【0008】
【実施例】本発明の燃料性状センサを図に示す一実施例
に基づき説明する。図1は燃料性状センサを組み込んだ
ディーゼルエンジン用燃料フィルタを示した図である。
ディーゼルエンジン用燃料フィルタ1は、燃料が通過す
るフィルタケース2と、このフィルタケース2の天井部
を構成するフィルタキャップ3と、フィルタケース2の
底部分に捩じ込まれた燃料性状センサ4とを備える。
【0009】フィルタケース2は、円筒状を呈し、塵芥
または錆等の固形夾雑物、カーボンまたはガム状物質の
ようなスラッジなどのディーゼル軽油中の異物を捕捉す
る濾過エレメント21を納めている。このフィルタケー
ス2の底部分には、沈降した水を排水するための排水口
22が形成されており、この排水口22の内周にはめね
じ23が形成されている。フィルタキャップ3は、燃料
タンク(図示せず)から燃料パイプ(図示せず)を介し
て燃料フィルタ1内にディーゼル軽油を流入させるイン
レット31、燃料フィルタ1から噴射ポンプ(図示せ
ず)にディーゼル軽油を送るアウトレット32、および
燃料フィルタ1内から空気抜きを行うためのプライミン
グポンプ33を有する。
【0010】燃料性状センサ4は、ハウジング5、本体
部6および検出部7を有する。ハウジング5は、ポリア
セタール等の樹脂製で円筒状を呈し、外周にめねじ23
に螺合するおねじ51が形成され、フィルタケース2の
排水口22内に外方より捩じ込まれる。このハウジング
5は、濾過エレメント21がわの一端部の内径より外部
がわの図示下方がわの他端部の内径の方が大きく形成さ
れている。
【0011】ハウジング5の他端部の内周には、本体部
6と螺合するめねじ52が形成されている。また、ハウ
ジング5の内部には、めねじ52より濾過エレメント2
1がわの内周面と外周面とを連通する空気通路53が形
成されている。さらに、ハウジング5の他端外周には、
フランジ部54が形成されており、このフランジ部54
とフィルタケース2の底部分との間にはディーゼル軽油
の漏洩を防ぐためのOリング55が装着されている。
【0012】本体部6は、管状を呈し、検出部7のセン
サケース71と一体的に形成され、ハウジング5内に外
方より捩じ込まれる。この本体部6の外周には、めねじ
52に螺合するおねじ61が形成されている。なお、め
ねじ52とおねじ61との螺合状態は、めねじ23とお
ねじ51との螺合状態より緩やかな螺合状態となってい
る。また、おねじ61をおねじ51に対して逆ねじとし
ても良い。
【0013】また、本体部6の内部には、燃料フィルタ
1内に沈降した水を抜くための水抜き通路62が形成さ
れている。本体部6は、濾過エレメント21がわの一端
部より他端部の方が外径が大きく、一端部とハウジング
5との間にディーゼル軽油の漏洩を防ぐためのOリング
63、および他端部とハウジング5との間にディーゼル
軽油の漏洩を防ぐためのOリング64を有する。また、
本体部6の他端面には、本体部6を回動させるための複
数の突起部65が突出している。
【0014】検出部7は、センサケース71、発光素子
72、受光素子73および電子制御回路74等から構成
されている。センサケース71は、ポリエーテル・サル
ホン等の透明な樹脂製で、本体部6の濾過エレメント2
1がわ端部より燃料フィルタ1内に突出するように延長
されている。発光素子72は、例えば発光ダイオードが
用いられ、水位警告レベルに対応する位置に取り付けら
れ、ディーゼル軽油方向に光を放射する。受光素子73
は、例えばフォトダイオードが用いられ、発光素子72
より上方に配置され、センサケース71で反射した発光
素子72の光を受光する。
【0015】電子制御回路74は、受光素子73の受光
量からセンサケース71外方に存する液体の比重を計算
してディーゼル軽油が重質または軽質といった燃料性状
を測定する。例えば、ガソリン油の屈折率は1.40〜
1.44、ディーゼル軽油の屈折率は1.42〜1.4
8、水の屈折率は1.30〜1.33である。このた
め、液体の屈折率が大きいほどその液体の比重が大き
く、重質度も大きいので、ディーゼル軽油が重質か軽質
かどうかを測定できる。そして、電子制御回路74は、
重質または軽質といったディーゼル軽油の重質度に応じ
て噴射ポンプの噴射量を制御するための信号を出力す
る。
【0016】なお、この実施例の電子制御回路74で
は、水位警告レベルに水が存すると、燃料フィルタ1内
に沈降する水の水位が警告レベルに達したことを警告す
る水位警告装置としても機能する。そして、電子制御回
路74は、判定された比重が水の比重である場合に運転
席等の設置されたランプ(図示せず)を点灯するための
信号を出力する。
【0017】ここで、75は発光素子72および受光素
子73を取り付けるためのセラミック製の基板であり、
76は電子制御回路74を取り付けるためのセラミック
製の基板である。これらの基板75、76は、センサケ
ース71に固定された基板ホルダー77に保持固定され
ている。さらに基板75、76からは、リード線75
a、76bが取り出され、これらのリード線75a、7
6bとコネクタ(図示せず)との接続配線78は本体部
6内でエポキシ樹脂等の耐熱性充填材79内に埋設され
ている。
【0018】この燃料性状センサ4の作用を図1に基づ
き説明する。噴射ポンプの作動が開始されてディーゼル
エンジンへのディーゼル軽油の圧送が開始されると、燃
料タンク内のディーゼル軽油が汲み上げられてインレッ
ト31から燃料フィルタ1内に流入して濾過エレメント
21でディーゼル軽油中の異物、例えば塵芥または錆等
の固形夾雑物、カーボンまたはガム状物質のようなスラ
ッジなどが捕捉される。このとき、ディーゼル軽油とと
もに燃料フィルタ1内に流入した水はディーゼル軽油よ
り比重が大きいためフィルタケース2の底部分に沈降す
る。一方、濾過エレメント21で浄化されたディーゼル
軽油は、アウトレット32から流出した後に噴射ポンプ
内に流入する。
【0019】ここで、燃料フィルタ1内の水の液面レベ
ルが水位警告レベルまで上昇していない場合には、発光
素子72で発光された光はセンサケース71において屈
折率(1.42程度)に応じて反射して受光素子73に
受光される。そして、電子制御回路74によって受光素
子73の受光量から比重が計算されて、燃料フィルタ1
内のディーゼル軽油が重質か軽質かどうかが測定され、
そのディーゼル軽油の重質度に基づいて噴射ポンプの噴
射量を制御することができる。このため、ディーゼルエ
ンジンの排出ガス中のスモークの発生を抑えることがで
き、且つディーゼルエンジンの出力の低下を抑えること
ができるので、自動車の運転性能を向上することができ
る。
【0020】そして、自動車を運転し続けると、燃料フ
ィルタ1内の水の液面レベルが上昇していき、ついには
ランプが点灯する水位警告レベルまで上昇する。このと
き、発光素子72で発光された光はセンサケース71に
おいてディーゼル軽油のときと異なる屈折率(1.33
程度)に応じて反射して受光素子73に受光される。そ
して、電子制御回路74は受光素子73の受光量から水
位警告レベルに水の液面レベルが達しているためランプ
を点灯して、燃料フィルタ1内の水位が水位警告レベル
であることを運転者に知らせる。
【0021】そして、水位警告レベルであることを認識
した運転者は、コック状の本体部6の突起部65を摘ん
で本体部6をハウジング5から緩める方向に回す。する
と、Oリング63のシール性が失われるので、空気通路
53から空気が入り、水抜き通路62から水が排出され
る。このとき、Oリング64はハウジング5と本体部6
とをシールしているのでディーゼル軽油が漏洩すること
はない。
【0022】したがって、この実施例では、水抜きコッ
クおよび水位警告センサと一体形状とされた燃料性状セ
ンサ4を構成することによって、フィルタケース2の底
部分に形成された1つの排水口22がコック状の本体部
6と検出部7との両方の取付部として機能させることが
できる。このため、燃料フィルタ1に新たに燃料性状セ
ンサ専用の取付部を追加する必要がないため、燃料フィ
ルタ1を大型化する必要がなく、制約の大きいエンジン
ルーム内における燃料フィルタ1の取付スペースを小さ
くできる。また、本体部6の形状を従来の水抜きコック
と同一形状にすれば燃料フィルタの形状を変更する必要
もない。
【0023】(変形例)本実施例では、ディーゼル軽油
の性状を検出したが、ガソリン油、液化石油ガスまたは
灯油等のその他の液体の性状を検出しても良い。
【0024】
【発明の効果】本発明は、燃料供給経路の大型化を防止
することができ、且つ燃料供給経路内の液体性状を検出
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】燃料性状センサを組み込んだ燃料フィルタを示
した断面図である。
【符号の説明】
1 燃料フィルタ(燃料供給経路) 4 燃料性状センサ 6 本体部 7 検出部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 (a)燃料フィルタの排水口に外方より
    捩じ込まれ、前記燃料フィルタ内において沈降した水を
    抜く水抜き通路を内蔵したコック状の本体部と、 (b)この本体部より前記燃料フィルタ内に突出するよ
    うに前記本体部に一体的に設けられ、水位警告レベルに
    配置された前記燃料フィルタ内の液体性状を検出する検
    出部とを備えた燃料性状センサ。
JP3176898A 1991-07-17 1991-07-17 燃料性状センサ Pending JPH0526807A (ja)

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JP3176898A JPH0526807A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 燃料性状センサ

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JP3176898A JPH0526807A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 燃料性状センサ

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JPH0526807A true JPH0526807A (ja) 1993-02-02

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ID=16021685

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3176898A Pending JPH0526807A (ja) 1991-07-17 1991-07-17 燃料性状センサ

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JP (1) JPH0526807A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010043611A (ja) * 2008-08-13 2010-02-25 Hitachi Constr Mach Co Ltd 燃料フィルタ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010043611A (ja) * 2008-08-13 2010-02-25 Hitachi Constr Mach Co Ltd 燃料フィルタ装置

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