JPH0526804B2 - - Google Patents
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- JPH0526804B2 JPH0526804B2 JP59219394A JP21939484A JPH0526804B2 JP H0526804 B2 JPH0526804 B2 JP H0526804B2 JP 59219394 A JP59219394 A JP 59219394A JP 21939484 A JP21939484 A JP 21939484A JP H0526804 B2 JPH0526804 B2 JP H0526804B2
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Landscapes
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Polymerisation Methods In General (AREA)
Description
発明の分野
本発明はポリオレフインの連続的製造法に関
し、より詳細には収率が向上し且つ溶媒精製工程
を不要とするポリオレフインの連続的製造法に関
する 従来技術 ポリエチレン等のポリオレフインの製造には、
現在低圧法が広く採用されており、溶媒中で所定
の触媒の存在下に重合を行なう所謂スラリー重合
法が広く行なわれている。 このスラリー重合法では、得られたポリマース
ラリーを遠心分離等の固液分離処理に供して溶媒
を分離し、ここに得られたポリマーを更に乾燥し
て溶媒が除去される。而して従来のスラリー重合
法では、遠心分離等により分離された溶媒を精製
した後、再使用に供していた。然しながら、かか
る方法では溶媒に溶解している低分子量ポリマー
(以下単にローポリマーと呼ぶ)の処理設備が必
要となり、またこのローポリマーを除去するため
にポリマー収率が低下するという不都合を有して
いる。特に直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)
の製造にあたつては、かかる傾向が著しい。 発明の目的 即ち本発明の目的は、連続的スラリー重合法に
おいてローポリマーを重合系外に取り出すことな
く溶媒を循環使用するポリオレフインの連続的製
造法を提供するにある。 本発明の他の目的は、製造すべきポリマーの収
率が向上したポリオレフインの製造法を提供する
にある。 発明の概要 本発明によれば、オレフインモノマーを溶媒中
で触媒の存在下、連続的に重合させてポリオレフ
インスラリーを得る工程、該ポリオレフインスラ
リーを固液分離処理例えば、遠心分離等に供し、
ポリオレフインと溶媒とを分離する工程、及び分
離されたポリオレフインを乾燥し、更に溶媒を除
去する工程とから実質上構成されるポリオレフイ
ンの連続的製造法において、前記固液分離工程に
おいて分離された溶媒を精製することなくそのま
ま重合工程に循環使用し、且つ前記乾燥工程にお
いて揮発分離された溶媒蒸気を凝縮し、該凝縮液
を重合工程に循環使用することを特徴とするポリ
オレフインの連続的製造法が提供される。 発明の構成 以下本発明を添付図面に基づいて詳細に説明す
る。 本発明の連続的製造方法の各工程を簡略に示す
第1図を参照すれば、本発明においてはまず所定
のオレフインモノマーを、重合器1において溶媒
中で触媒の存在下に連続的に重合させ、ポリマー
スラリーを得る。 使用する溶媒としては、通常炭素数5以上の液
状炭化水素、例えばヘプタン、ヘキサン、ペンタ
ン等が使用される。使用する触媒及び重合条件
は、製造すべきポリマーの種類によつて異なる
が、一般に触媒としては、特開昭56−811号公報
や特開昭58−83006号公報等に開示されている触
媒が使用され、また重合温度は20乃至200℃、好
適には50乃至180℃の範囲、及び圧力は常圧乃至
100Kg/cm2、好適には2乃至50Kg/cm2の範囲とさ
れる。 本発明において、次いで得られたポリマースラ
リーを例えば、遠心分離機2に導入し、遠心分離
処理に付してポリマーと溶媒とを所定程度に分離
する。分離されたポリマーは、回転乾燥機3に導
入されて、ドライヤー等による乾燥に付されて更
に残留溶媒が除去される。 本発明においては、遠心分離機2により分離さ
れた溶媒を、格別の精製工程を経由することなく
そのまま重合器に循環供給し、また乾燥機3によ
り発揮除去した溶媒を熱交換器4を介して凝縮せ
しめ、凝縮液の大部分を重合器1に供給して再使
用し、また、一部分を精製工程へ送ることもでき
るが、ローポリマー除去を要しないので、運転に
対する問題は全く生じない。 即ち、遠心分離等により分離された要媒中に
は、低分子量のローポリマーが溶解しており、本
発明においては、このローポリマーを溶解してい
る溶媒をそのまま重合器1に循環使用するため、
格別のローポリマー処理工程を必要とせず、製造
工程上非常に有利となる。また乾燥工程において
揮発分離された溶媒中にはローポリマーは全く含
まれていないため、これを凝縮し、該凝縮液の大
部分を重合器1に循環使用し、また、一部分を精
製工程へ送ることもできるが、ローポリマー除去
を要しないため、運転に対する問題は全く生じな
い。 かくして本発明方法によれば、生成するローポ
リマーの大部分量が重合工程に循環使用されるた
め、製造されるポリオレフインの収量は顕著に増
大する。 尚、本発明方法において、ポリマースラリーの
固液分離処理例えば、遠心分離は、余り高度に行
なうと乾燥機3の負荷が低くて済む代りに、重合
工程に戻る溶媒の量が少なくなり過ぎてスラリー
濃度の増大を招くばかりでなく、重合工程に戻る
別溶媒の量が多過ぎて、重合系中のローポリマ
ー濃度が高くなりすぎるという不都合を生じるお
それがある。従つて固液分離処理は、ポリマース
ラリーの濃度が一定の流動性を維持し且つ重合系
中のローポリマー濃度が一定以上とならない様に
行なうことが好適である。 かかる本発明方法は、特に直鎖低密度ポリエチ
レンの製造に有効である。 本発明方法を次の例で説明する。 実施例 第1図に示すプロセスに基づいて、溶媒として
ヘキサン及び触媒として、特開昭58−83006号公
報の実施例1において製造された触媒を使用し、
ポリエチレンを製造した。 即ち、重合器1で生成されたポリエチレンスラ
リーは遠心分離機2によりポリエチレンケーキと
ヘキサン母液に分離される。ポリエチレンケーキ
は回転乾燥機3に送られ乾燥される。蒸発したヘ
キサン分は、凝縮されてドラム5に回収され、大
部分は触媒同拌用ヘキサンとして重合器1に送ら
れ、残りはヘキサン精製系9に送られる。 一方、遠心分離細2により分離されたヘキサン
母液は、全量重量器1にリサイクルされる。 製造されたポリエチレンの収率及び品質等を第
1表に、及び各工程におけるマテリイアルバラン
スを第2表に示す。 第1表から明らかな通り、本発明の製造方法に
よれば、ローポリマー(ヘキサン可溶低分子量ポ
リエチレン)の重合系外への流出がなく、収率は
略100%であつた。またローポリマーの発生がな
いため、複雑なローポリマー分離、回収装置が不
要となり、更にこれに伴うスチーム消費量も0で
ある。 一方、得られたポリエチレンの物性は第1表に
示す通り、従来のものと全く変りがなかつた。 比較例 従来行なわれているスラリー法プロセスの概略
を示す第2図に基づいて、実施例と同様にポリエ
チレンを製造した。 即ち、重合器1で生成されたポリエチレンスラ
リーは、第1図と同様に遠心分離機2に送られ、
ポリエチレンケーキとヘキサン母液に分離され
る。 ポリエチレンケーキは回転乾燥機3に送られ乾
燥される。蒸発分離されたヘキサン分は凝縮され
てドラム5に回収された後、遠心分離機2の手前
にあるフラツシユドラムにリサイクルされる。 一方遠心分離機2により分離されたヘキサン母
液は、一部が重合器にリサイクルされ、残りはヘ
キサン精製系に送られる。即ち、このヘキサン分
にはローポリマーが溶解しているため、ヘキサン
フラツシユドラム7によりローポリマーを分離
し、更に分離されたローポリマーはヘキサン分を
かなり含んでいるためローポリマー処理設備8に
より処理されるが、粘稠で極めて取扱いにくく、
処理困難である。 得られたポリエチレンの収率及び品質等を第1
表に、及び各工程におけるマテリアルバランスを
第2表に示す。 従来法においては、ローポリマーとして損失が
あるため、その製品収率が96.45%と実施例に比
べて低い。またローポリマーの溶媒中残存に伴
い、複雑なローポリマー分離、回収装置が必要で
あり、更にこれに伴うスチームが必要である。
し、より詳細には収率が向上し且つ溶媒精製工程
を不要とするポリオレフインの連続的製造法に関
する 従来技術 ポリエチレン等のポリオレフインの製造には、
現在低圧法が広く採用されており、溶媒中で所定
の触媒の存在下に重合を行なう所謂スラリー重合
法が広く行なわれている。 このスラリー重合法では、得られたポリマース
ラリーを遠心分離等の固液分離処理に供して溶媒
を分離し、ここに得られたポリマーを更に乾燥し
て溶媒が除去される。而して従来のスラリー重合
法では、遠心分離等により分離された溶媒を精製
した後、再使用に供していた。然しながら、かか
る方法では溶媒に溶解している低分子量ポリマー
(以下単にローポリマーと呼ぶ)の処理設備が必
要となり、またこのローポリマーを除去するため
にポリマー収率が低下するという不都合を有して
いる。特に直鎖低密度ポリエチレン(LLDPE)
の製造にあたつては、かかる傾向が著しい。 発明の目的 即ち本発明の目的は、連続的スラリー重合法に
おいてローポリマーを重合系外に取り出すことな
く溶媒を循環使用するポリオレフインの連続的製
造法を提供するにある。 本発明の他の目的は、製造すべきポリマーの収
率が向上したポリオレフインの製造法を提供する
にある。 発明の概要 本発明によれば、オレフインモノマーを溶媒中
で触媒の存在下、連続的に重合させてポリオレフ
インスラリーを得る工程、該ポリオレフインスラ
リーを固液分離処理例えば、遠心分離等に供し、
ポリオレフインと溶媒とを分離する工程、及び分
離されたポリオレフインを乾燥し、更に溶媒を除
去する工程とから実質上構成されるポリオレフイ
ンの連続的製造法において、前記固液分離工程に
おいて分離された溶媒を精製することなくそのま
ま重合工程に循環使用し、且つ前記乾燥工程にお
いて揮発分離された溶媒蒸気を凝縮し、該凝縮液
を重合工程に循環使用することを特徴とするポリ
オレフインの連続的製造法が提供される。 発明の構成 以下本発明を添付図面に基づいて詳細に説明す
る。 本発明の連続的製造方法の各工程を簡略に示す
第1図を参照すれば、本発明においてはまず所定
のオレフインモノマーを、重合器1において溶媒
中で触媒の存在下に連続的に重合させ、ポリマー
スラリーを得る。 使用する溶媒としては、通常炭素数5以上の液
状炭化水素、例えばヘプタン、ヘキサン、ペンタ
ン等が使用される。使用する触媒及び重合条件
は、製造すべきポリマーの種類によつて異なる
が、一般に触媒としては、特開昭56−811号公報
や特開昭58−83006号公報等に開示されている触
媒が使用され、また重合温度は20乃至200℃、好
適には50乃至180℃の範囲、及び圧力は常圧乃至
100Kg/cm2、好適には2乃至50Kg/cm2の範囲とさ
れる。 本発明において、次いで得られたポリマースラ
リーを例えば、遠心分離機2に導入し、遠心分離
処理に付してポリマーと溶媒とを所定程度に分離
する。分離されたポリマーは、回転乾燥機3に導
入されて、ドライヤー等による乾燥に付されて更
に残留溶媒が除去される。 本発明においては、遠心分離機2により分離さ
れた溶媒を、格別の精製工程を経由することなく
そのまま重合器に循環供給し、また乾燥機3によ
り発揮除去した溶媒を熱交換器4を介して凝縮せ
しめ、凝縮液の大部分を重合器1に供給して再使
用し、また、一部分を精製工程へ送ることもでき
るが、ローポリマー除去を要しないので、運転に
対する問題は全く生じない。 即ち、遠心分離等により分離された要媒中に
は、低分子量のローポリマーが溶解しており、本
発明においては、このローポリマーを溶解してい
る溶媒をそのまま重合器1に循環使用するため、
格別のローポリマー処理工程を必要とせず、製造
工程上非常に有利となる。また乾燥工程において
揮発分離された溶媒中にはローポリマーは全く含
まれていないため、これを凝縮し、該凝縮液の大
部分を重合器1に循環使用し、また、一部分を精
製工程へ送ることもできるが、ローポリマー除去
を要しないため、運転に対する問題は全く生じな
い。 かくして本発明方法によれば、生成するローポ
リマーの大部分量が重合工程に循環使用されるた
め、製造されるポリオレフインの収量は顕著に増
大する。 尚、本発明方法において、ポリマースラリーの
固液分離処理例えば、遠心分離は、余り高度に行
なうと乾燥機3の負荷が低くて済む代りに、重合
工程に戻る溶媒の量が少なくなり過ぎてスラリー
濃度の増大を招くばかりでなく、重合工程に戻る
別溶媒の量が多過ぎて、重合系中のローポリマ
ー濃度が高くなりすぎるという不都合を生じるお
それがある。従つて固液分離処理は、ポリマース
ラリーの濃度が一定の流動性を維持し且つ重合系
中のローポリマー濃度が一定以上とならない様に
行なうことが好適である。 かかる本発明方法は、特に直鎖低密度ポリエチ
レンの製造に有効である。 本発明方法を次の例で説明する。 実施例 第1図に示すプロセスに基づいて、溶媒として
ヘキサン及び触媒として、特開昭58−83006号公
報の実施例1において製造された触媒を使用し、
ポリエチレンを製造した。 即ち、重合器1で生成されたポリエチレンスラ
リーは遠心分離機2によりポリエチレンケーキと
ヘキサン母液に分離される。ポリエチレンケーキ
は回転乾燥機3に送られ乾燥される。蒸発したヘ
キサン分は、凝縮されてドラム5に回収され、大
部分は触媒同拌用ヘキサンとして重合器1に送ら
れ、残りはヘキサン精製系9に送られる。 一方、遠心分離細2により分離されたヘキサン
母液は、全量重量器1にリサイクルされる。 製造されたポリエチレンの収率及び品質等を第
1表に、及び各工程におけるマテリイアルバラン
スを第2表に示す。 第1表から明らかな通り、本発明の製造方法に
よれば、ローポリマー(ヘキサン可溶低分子量ポ
リエチレン)の重合系外への流出がなく、収率は
略100%であつた。またローポリマーの発生がな
いため、複雑なローポリマー分離、回収装置が不
要となり、更にこれに伴うスチーム消費量も0で
ある。 一方、得られたポリエチレンの物性は第1表に
示す通り、従来のものと全く変りがなかつた。 比較例 従来行なわれているスラリー法プロセスの概略
を示す第2図に基づいて、実施例と同様にポリエ
チレンを製造した。 即ち、重合器1で生成されたポリエチレンスラ
リーは、第1図と同様に遠心分離機2に送られ、
ポリエチレンケーキとヘキサン母液に分離され
る。 ポリエチレンケーキは回転乾燥機3に送られ乾
燥される。蒸発分離されたヘキサン分は凝縮され
てドラム5に回収された後、遠心分離機2の手前
にあるフラツシユドラムにリサイクルされる。 一方遠心分離機2により分離されたヘキサン母
液は、一部が重合器にリサイクルされ、残りはヘ
キサン精製系に送られる。即ち、このヘキサン分
にはローポリマーが溶解しているため、ヘキサン
フラツシユドラム7によりローポリマーを分離
し、更に分離されたローポリマーはヘキサン分を
かなり含んでいるためローポリマー処理設備8に
より処理されるが、粘稠で極めて取扱いにくく、
処理困難である。 得られたポリエチレンの収率及び品質等を第1
表に、及び各工程におけるマテリアルバランスを
第2表に示す。 従来法においては、ローポリマーとして損失が
あるため、その製品収率が96.45%と実施例に比
べて低い。またローポリマーの溶媒中残存に伴
い、複雑なローポリマー分離、回収装置が必要で
あり、更にこれに伴うスチームが必要である。
【表】
注) * ローポリマーの除去のみ
** 評点 5 4 3 2 1
良←
** 評点 5 4 3 2 1
良←
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 オレフインモノマーを溶媒中で触媒の存在
下、連続的に重合させてポリオレフインスラリー
を得る工程、該ポリオレフインスラリーを固液分
離に供し、ポリオレフインと溶媒とを分離する工
程、及び分離されたポリオレフインを乾燥し、更
に溶媒を除去する工程とから実質上構成されるポ
リオレフインの連続的製造方法において、 前記固液分離工程において分離された溶媒を精
製することなくそのまま重合工程に循環使用し、
且つ前記乾燥工程において揮発分離された溶媒蒸
気を凝縮し、該凝縮液を重合工程に循環使用する
ことを特徴とするポリオレフインの製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21939484A JPS6198705A (ja) | 1984-10-20 | 1984-10-20 | ポリオレフインの連続的製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21939484A JPS6198705A (ja) | 1984-10-20 | 1984-10-20 | ポリオレフインの連続的製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6198705A JPS6198705A (ja) | 1986-05-17 |
JPH0526804B2 true JPH0526804B2 (ja) | 1993-04-19 |
Family
ID=16734723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21939484A Granted JPS6198705A (ja) | 1984-10-20 | 1984-10-20 | ポリオレフインの連続的製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6198705A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4983784A (ja) * | 1972-12-16 | 1974-08-12 | ||
JPS5429388A (en) * | 1977-08-05 | 1979-03-05 | Basf Ag | Method of making homoo and coopolymer of ethylene |
JPS5731910A (en) * | 1980-08-05 | 1982-02-20 | Chisso Corp | Production of polypropylene |
JPS58132009A (ja) * | 1982-02-01 | 1983-08-06 | Chisso Corp | ポリエチレンの製造方法 |
JPS58138707A (ja) * | 1982-02-12 | 1983-08-17 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | ポリオレフインの製造方法 |
-
1984
- 1984-10-20 JP JP21939484A patent/JPS6198705A/ja active Granted
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4983784A (ja) * | 1972-12-16 | 1974-08-12 | ||
JPS5429388A (en) * | 1977-08-05 | 1979-03-05 | Basf Ag | Method of making homoo and coopolymer of ethylene |
JPS5731910A (en) * | 1980-08-05 | 1982-02-20 | Chisso Corp | Production of polypropylene |
JPS58132009A (ja) * | 1982-02-01 | 1983-08-06 | Chisso Corp | ポリエチレンの製造方法 |
JPS58138707A (ja) * | 1982-02-12 | 1983-08-17 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | ポリオレフインの製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6198705A (ja) | 1986-05-17 |
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