JPH05267787A - 半導体レーザー光源 - Google Patents

半導体レーザー光源

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JPH05267787A
JPH05267787A JP6206692A JP6206692A JPH05267787A JP H05267787 A JPH05267787 A JP H05267787A JP 6206692 A JP6206692 A JP 6206692A JP 6206692 A JP6206692 A JP 6206692A JP H05267787 A JPH05267787 A JP H05267787A
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JP
Japan
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laser beam
semiconductor laser
rod lens
section
cross
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Application number
JP6206692A
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English (en)
Inventor
Naotaro Nakada
直太郎 中田
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Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/022,549 priority patent/US5499262A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大量の情報を高速伝送しうる半導体レーザー光
源を、ビームの方向決めが容易できるようにする。 【構成】ボディ30に、レーザービームLBを発する半
導体レーザー10とロッドレンズ20を取り付ける。こ
のとき、レーザービームLBの楕円状の光束断面P1
真円状となるように、ロッドレンズ20の軸100を光
束断面P1の長軸に合わせるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリモートコントロールユ
ニット,光伝送ユニット,高速光通信用ユニット等に用
いられる半導体レーザー光源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、GaAsLED(波長950nm)
がリモコン用光源として用いられている。このGaAsLE
Dの立ち上がり時間は1μsecであり、それに対し、
最近、高速光信号伝送用として用いられているAlGaAsL
ED(850nm)の立ち上がり時間は0.3μsecと
高速である。
【0003】しかし、AlGaAsLEDでは1MHz以上の
高周波信号の伝送が困難である。従って、AlGaAsLED
による赤外光では、大量の情報を伝送する必要のあるオ
ーディオ・ビデオ信号やコンピュータ間通信用光信号の
空間伝送に対応することができない。
【0004】そこで、最近、上記赤外LEDに比べて立
ち上がりが速く、高速パルスでの伝送が可能な半導体レ
ーザーが脚光を浴びている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、半導体レーザ
ーから出射されるレーザービームの広がり角には方向性
があり、その光束断面は円形ではなく楕円形になってい
る。つまり、レーザーチップのPN接合面(以下「チッ
プ接合面」ともいう)に対して垂直方向に長い楕円状の
スポットが受光面に向けて形成されることになる。
【0006】その結果、楕円の長軸方向(光強度分布に
沿った方向)には所定位置に対するビームの照射が容易
であるが、楕円の短軸方向(チップ接合面に平行方向)に
は光強度分布が偏平過ぎてビームの方向決めが難しいと
いった問題が生じる。例えば、半導体レーザーを備えた
装置を設置する際、受光面に対する位置調整は困難であ
り、特に装置を手で持って行う操作はより一層困難であ
る。
【0007】本発明はこのような点に鑑みなされたもの
であって、ビームの方向決めが容易であり、かつ、大量
の情報を高速伝送しうる半導体レーザー光源を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の半導体レーザー光源は、レーザービームを発す
る半導体レーザーから成る発光手段と,該発光手段から
発せられたレーザービームの光束断面が真円状となるよ
うにレーザービームを発散又は収束させる光学系と,を
備えたことを特徴としている。
【0009】前記光学系とは、例えばロッドレンズやシ
リンドリカルレンズである。
【0010】
【作用】このような構成によると、楕円状の光束断面を
なすレーザービームは、その光束断面が真円状となるよ
うに光学系によって発散又は収束するため、照射を受け
る対象に対するレーザービームの広がり角の方向性はな
くなる。
【0011】例えば、ロッドレンズやシリンドリカルレ
ンズを光学系として用いた場合、これらのレンズには曲
面に方向性があるので、光束断面の楕円短軸方向につい
て長軸方向よりもレーザービームの発散を大きく行うこ
とにより光束断面を真円状にすれば、レーザービームの
照射はそれを受ける対象に対するレーザービームの傾斜
方向によっては影響を受けることがなくなる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。尚、レーザービームの光束断面は、図中のYX平
面に対して平行な面とする。
【0013】図1は本発明の第1実施例の構成を概略的
に示す斜視図である。本実施例は、主として、半導体レ
ーザー10,ロッドレンズ20及びそれらを固定するボ
ディ(同図中、一点鎖線で輪郭を示す)30から成ってい
る。
【0014】半導体レーザー10は、キャンでハーメチ
ックシールされた一般的なパッケージタイプのレーザー
ダイオードである。半導体レーザー10の内部には、1
本のレーザービーム(波長:850nm)LBを発する1
個のレーザーチップ(図3中のレーザーチップ15)が設
けられており、レーザーチップのチップ接合面から所定
位置に向けて(Z方向に)レーザービームが発せられる。
【0015】ロッドレンズ20は、その軸100と直交
する断面において同一径を有する丸棒状のレンズであ
る。
【0016】ボディ30は箱状になっており、半導体レ
ーザー10の頭部がボディ30内に挿入固定されてい
る。一方、ロッドレンズ20は、端面で箱の内壁と固定
されている。
【0017】半導体レーザー10とロッドレンズ20と
の位置関係を、以下のように設定する。まず、半導体レ
ーザー10中のレーザーチップのチップ接合面をYZ平
面に対して平行にした状態で、放射されるレーザービー
ムLBの光束中心をZ方向に対して平行にする。その結
果、レーザービームLBの光束断面P1はX方向に長い
楕円状となる。一方、ロッドレンズ20の軸100をX
方向に対して平行にする。
【0018】レーザービームLBは、光束断面P1がチ
ップ接合面に対して垂直方向(X方向)に長い楕円状とな
るが、ロッドレンズ20を通過することによって、真円
状の光束断面P2に変化する。ロッドレンズ20につい
て、YZ平面におけるレーザービームLBの光路及びX
Z平面におけるレーザービームLBの光路を、それぞれ
図2及び図3に示す。
【0019】Y方向については、ロッドレンズ20への
入射角1.5°,3.5°及び5°の光線が、ロッドレンズ2
0から出射角度7.5°,15.5°及び28°で発散する。そ
れに対して、X方向については、ロッドレンズ20に曲
がりがないため、光路の変動は殆どない。尚、入射ビー
ムの強度を100%とすると、入射角1.5°,3.5°及び5°
の光線は、それぞれ95%,60%及び40%の強度でロッド
レンズ20から出射される。
【0020】本実施例から放射されるレーザービームL
BのY方向及びX方向への指向特性を、実線でそれぞれ
図4及び図5に示す。ロッドレンズ20によって殆ど影
響を受けないX方向の指向特性に対し、Y方向へも同じ
程度の指向特性を有していることが分かる。尚、図4中
の一点鎖線で示す赤外LEDの指向特性に対しても、殆
ど変わらない指向特性であることが分かる。
【0021】このように本実施例によると、レーザービ
ームLBは、ロッドレンズ20を通過することによっ
て、光束断面P2が、リモートネットワーク等に適した
真円状の分布(半値:±15°)となる。つまり、信号検出
範囲がチップ接合面に対して平行方向にも広がるため、
ビームの方向決めが容易になる。
【0022】また、従来より用いられている赤外光の半
導体レーザー光源では、受光面を構成するピンフォトダ
イオードに対し光学系での小さなスポットへの集光は容
易ではない。そのため大きなピンフォトダイオードが用
いられている。しかし、ピンフォトダイオードが大きい
とバックグラウンドノイズが大きくなるといった問題が
ある。本実施例のようにレーザービームを用いた場合に
は小さなスポットへの集光が容易であるため、小さいピ
ンフォトダイオードを用いることができ、その結果、S
N比を向上させることができる。
【0023】また、異方性のない広範囲の照明が可能と
なるので、CCDカメラ防犯システムの赤外照明等とし
て半導体レーザーを発散光で用いる分野に応用できる。
【0024】図6は、本発明の第2実施例を示してい
る。本実施例は、ロッドレンズ20の代わりにシリンド
リカルレンズ25が用いられているほかは、第1実施例
と同様の構成となっており、その効果も同様である。
【0025】シリンドリカルレンズ25は、その軸20
0がX方向に対して平行に配されており、半導体レーザ
ー10側にYX平面と平行な平面を有し、その裏側にレ
ーザービームLBの放射方向に向けた凹面を有してい
る。但し、この凹面は、X方向に曲がりを有しない円柱
状の曲面である。
【0026】シリンドリカルレンズ25通過前のレーザ
ービームLBの光束断面P3は、第1実施例と同様にX
方向に長い楕円状(径rX>径rY)であるが、シリンドリ
カルレンズ25を通過することによって、レーザービー
ムLBの光束断面P4は、真円状(径RX=径RY)とな
る。従って、第1実施例と同様に、Y方向への指向特性
が拡大される。
【0027】第2実施例では片面が凹面であるシリンド
リカルレンズ25が用いられているが、片面が凸面,両
面が凹面又は両面が凸面のシリンドリカルレンズを用い
てもよい。尚、凹面を有するシリンドリカルレンズを用
いた場合、レーザービームLBは直接発散されるが、凸
面を有するシリンドリカルレンズを用いた場合、第1実
施例に用いたロッドレンズ20と同様に(図2)、一旦収
束された後、発散される。
【0028】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、レー
ザービームを発する半導体レーザーから成る発光手段を
備えることによって、大量の情報を高速伝送することが
可能となり、しかも、発光手段から発せられたレーザー
ビームの光束断面が真円状となるようにレーザービーム
を発散又は収束させる光学系(例えば、ロッドレンズや
シリンドリカルレンズ)を備えることによって、ビーム
の方向決めが容易となる。
【0029】その結果、半導体レーザーを備えた装置を
設置する際、受光面に対する位置調整を容易に行うこと
ができる。特に、装置を手で持って行う操作は、より一
層容易になる。
【0030】また、光束断面が真円状になることで異方
性のない広範囲の照明が可能となるため、本発明はセキ
ュリティニーズとしての暗視照明用半導体レーザー光源
としても適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の概略構成を示す斜視図。
【図2】本発明の第1実施例のYZ平面における光路
図。
【図3】本発明の第1実施例のXZ平面における光路
図。
【図4】本発明の第1実施例のY方向への指向特性を示
すグラフ。
【図5】本発明の第1実施例のX方向への指向特性を示
すグラフ。
【図6】本発明の第2実施例の概略構成を示す斜視図。
【符号の説明】
10 …半導体レーザー 20 …ロッドレンズ 25 …シリンドリカルレンズ 30 …ボディ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザービームを発する半導体レーザーか
    ら成る発光手段と, 該発光手段から発せられたレーザービームの光束断面が
    真円状となるようにレーザービームを発散又は収束させ
    る光学系と, を備えたことを特徴とする半導体レーザー光源。
  2. 【請求項2】前記光学系がロッドレンズであることを特
    徴とする請求項1に記載の半導体レーザー光源。
  3. 【請求項3】前記光学系がシリンドリカルレンズである
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザー光
    源。
JP6206692A 1992-03-18 1992-03-18 半導体レーザー光源 Pending JPH05267787A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6206692A JPH05267787A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 半導体レーザー光源
US08/022,549 US5499262A (en) 1992-03-18 1993-02-25 Semiconductor laser light source unit
DE4307570A DE4307570A1 (en) 1992-03-18 1993-03-10 Semiconductor laser source emitting beam with circular cross-section - produces beam using cylindrical rod lens at right angles to axis of elliptical beam emerging from diode chip
US08/258,706 US5689521A (en) 1992-03-18 1994-06-13 Semiconductor laser light source unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6206692A JPH05267787A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 半導体レーザー光源

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05267787A true JPH05267787A (ja) 1993-10-15

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ID=13189364

Family Applications (1)

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JP6206692A Pending JPH05267787A (ja) 1992-03-18 1992-03-18 半導体レーザー光源

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JP (1) JPH05267787A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100972180B1 (ko) * 2001-03-20 2010-07-26 톰슨 라이센싱 광학 구성부품을 조명하기 위한 장치, 광기록매체로부터 읽거나 광기록매체에 쓰기 위한 장치와 광 위상 요소의 위상 분포를 결정하기 위한 설계 방법

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100972180B1 (ko) * 2001-03-20 2010-07-26 톰슨 라이센싱 광학 구성부품을 조명하기 위한 장치, 광기록매체로부터 읽거나 광기록매체에 쓰기 위한 장치와 광 위상 요소의 위상 분포를 결정하기 위한 설계 방법

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