JPH05266B2 - - Google Patents

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JPH05266B2
JPH05266B2 JP62180222A JP18022287A JPH05266B2 JP H05266 B2 JPH05266 B2 JP H05266B2 JP 62180222 A JP62180222 A JP 62180222A JP 18022287 A JP18022287 A JP 18022287A JP H05266 B2 JPH05266 B2 JP H05266B2
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JP
Japan
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gas
protection device
impact protection
hole
cushion impact
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Fueeru Arutsuru
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TRW Occupant Restraint Systems GmbH
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TRW Occupant Restraint Systems GmbH
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Publication date
Application filed by TRW Occupant Restraint Systems GmbH filed Critical TRW Occupant Restraint Systems GmbH
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Publication of JPH05266B2 publication Critical patent/JPH05266B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は特許請求の範囲第1項の序文に記載さ
れたガスクツシヨン衝撃防護装置に関する。
(従来の技術) 前記の如きガスクツシヨン衝撃防護装置は膨張
可能ガスバツグにして、自動車のドライバーの側
においてステアリングホイールの中に一体的に組
入れられたガスバツグを有している。感知器が衝
突を表示する減速値を検出すれば、ガス発生器の
部分を形成する推進剤ヒユーズに対する信号が発
生される。この時ガスバツグはガス発生器から発
生したガスにより数分の1秒程度で膨張せしめら
れる。このガスバツグはステアリングホイールの
皿形ハブ本体内に収納されている。ハブ本体はス
テアリングシヤフトの端部を導入するための中央
孔を有し、該ステアリングシヤフトはハブ本体内
に突出し、かつナツトによつてハブ本体に装着さ
れている。ステアリングホイールをステアリング
シヤフトに装架した後、前記ガス発生器およびガ
スバツグが皿形ハブ本体の中に導入され、かつ該
本体内に取付けられる。ステアリングシヤフトの
端部と、ガス発生器との間には適当な軸線方向間
隔が設けられ、ステアリングホイール本体がガス
発生器をステアリングシヤフトの端部に衝当せし
めることなく、ある程度変形し得るようにされて
いる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながらこのような構造によれば、ステア
リングホイールはその中にガスクツシヨン衝撃防
護装置を取付けた時にその全長が大となる欠点が
ある。
本発明の目的は前記の型のガスクツシヨン衝撃
保護装置を、ステアリングホイールの中に密実に
収納し、組立てを容易にすると共に、経済的な多
量生産を可能にするように改良することである。
(問題点を解決するための手段) 本発明によるガスクツシヨン衝撃防護装置にお
いては、前記ガス発生器はステアリングシヤフト
に面する側に凹所を有し、該凹所はステアリング
シヤフトと同軸をなしかつその軸線の横方向にお
ける寸法が少なくとも前記ナツトの外径と等しく
なるようにされている。激突に起因してステアリ
ングホイール本体が変形すれば、ナツトの螺着さ
れたステアリングシヤフトの端部および場合によ
つてはその座金が、ガス発生器に衝当することな
く前記凹所の中に入る。したがつてガス発生器
と、ステアリングシヤフトの端部との間に比較的
大きな軸線方向安全距離を設ける必要はなくな
る。したがつてまたガス発生器は皿形ハブ本体の
底部の近くまで進み得るようになる。
前記凹所はステアリングシヤフトに面する開口
を備えた盲孔状のものとなすことができる。この
ような設計はガス発生器を普通の構造に適合せし
めかつ組立て得るように、したがつて計画を容易
にかつ敏速に実施し得るように考えられたもので
ある。
本発明の変型によれば、前記凹所は軸線方向に
おいてガス発生器の全長にわたつて延び、かつ適
当な幅を有し、ステアリングシヤフトの端部にナ
ツトを取付けるための組立工具を凹所に挿入し得
るようにされる。これによつて先ずガス発生器を
皿形ハブ本体の底部の方にさらに深く動かし得る
ようになる。次にはこれによつてステアリングホ
イールを、すでに取付けられたガス発生器と共に
組立てラインに送ることができ、後で組立て済み
のステアリングホイールにガス発生器を取付ける
必要がなくなる。本発明の別の実施例においては
ガス発生器は環状を呈しているばかりでなく、ガ
スバツグが環状ホース部材として形成されてい
る。したがつてステアリングホイールはすでに完
全に一体化されたガスクスシヨン衝撃防護装置と
共に完成構造ユニツトすなわち組立体として供給
することができ、この組立体は次に普通の態様で
ナツトによりステアリングシヤフトの端部に装着
される。続いてガス発生器に通じる孔がストツパ
またはプラグによつて密封される。
前述の実施例においては、普通のガスクツシヨ
ン衝撃防護装置と同様に、ガス発生器に対して別
個のハウジングが必要である。推進剤が燃焼する
時に生じる非常に高い圧力に起因して、このハウ
ジングは大きな機械的強度を有するものとせねば
ならぬ。このようなハウジングの製造には多額の
費用を必要とし、かつ高品質の材料と高度の技術
とによらねばならぬ。したがつて現在使用されて
おり、かつガスクツシヨン衝撃防護装置に適する
ガス発生器は非常に高価であり、したがつてまた
これは特に有効であるとされているガスクツシヨ
ン衝撃防護装置の一般的使用を妨げる大きな原因
となつている。在来においては別個のハウジング
を使用することなく、前記問題を解決し得るよう
なガス発生器を形成することは考えられなかつ
た。
特に効果的な本発明の別の実施例においては、
ガス発生器ハウジングの少なくとも1部分がハブ
本体の壁によつて形成されている。前記皿形ハブ
本体の底部は環状コツプの形となすことが望まし
い。この時はガス発生器ハウジングの他の部分は
閉鎖板によつて特に便利な態様で形成され、この
閉鎖板はガスの通る孔を有し、かつハウジングの
他の部分を形成するハブ本体の壁の縁に装着され
る。本発明のこの実施例はステアリングホイール
のハブが高い機械的強度の1部分を引き受け、か
つその内部に所要の推進剤をヒユーズおよびフイ
ルタと共に収納するための十分な空隙を有してい
ると言う事実に基づいて考えられたものである。
したがつてこの場合は別個のガス発生器ハウジン
グを省略することができる。
このようにして形成されたガス発生器ハウジン
グの中には、前記推進剤をヒユーズと共に薄壁の
カプセルハウジング内に密封的に封入した構造ユ
ニツトとして収納することができる。この実施例
の利点は推進剤をガス発生器ハウジング内に導入
する場合、不純物および水分等の侵入を阻止する
ために特別の注意を必要としないことである。
しかしながら本発明の別の実施例によつて前記
推進剤を、ガス発生器ハウジングの1部分たるハ
ブ本体の壁によつて形成された空洞の中に直接的
に導入し、この上にフイルタを介してガス孔を備
えた閉鎖板を載置し、かつガス発生器ハウジング
の縁に装着するようになすことにより、特に経済
的に製造を行い得るようになる。
本発明の好適な実施例によるリングの形をなし
たガスバツグは二つの織物またはシート材料より
なる二つの円板にして、拡げられた状態において
は平らであり、かつその外周において相互に連結
され、さらにその各個が中央に配設された円形孔
を有し、該孔の一つが別の孔に対し同心的に位置
し、しかもこの別の孔より小さく、かつこの孔に
よつて囲繞されるようになつている円板と、膨張
状態においては管状を呈する中央部分にして、そ
の一端が前記小さな方の孔の縁に連結され、かつ
その他端が前記管状リングをなすガスバツグの内
方円形孔の縁を形成し、さらにその外方孔の縁が
大きな方の孔の縁によつて形成されるようになつ
た中央部分とよりなつている。前記管状中央部分
はさらに織物またはシート材料の二つの円板にし
て、それらの外縁において相互に連結されかつ拡
げられた状態では平らである円板よりなり、また
はフランジ状に拡がつた端部を有する1部分にし
て、非応力状態においては管状を呈する部材によ
つて形成されている。このガスバツグを形成する
ために普通の織物またはシート材料を使用する時
には、前記中央部分は低い軸線方向延伸性を有す
るようにされる。したがつて活性化されたガスバ
ツグの膨張はその中央部分の軸線方向、すなわち
保護すべきドライバーの方に向いた方向において
制限される。普通のガスバツグにおいては、その
膨張を制限するために内部に保持帯が設けられ
る。このような保持帯はここで説明するガスバツ
グの実施例においては省略することができる。そ
の理由は前記中央部分が対応する制限機能を有し
ているからである。ガスバツグのこの実施例の別
の特色は、該ガスバツグが作動する時にその外形
が風船状ガスバツグの連続外方輪郭に非常に類似
したものとなるが、なお管状リングの形を有して
いると言うことである。すなわち作動状態におい
てはガスバツグの外面の中央に小さなくぼみが生
じるがこれはそれほど重要な問題ではない。その
理由はガスバツグの外縁がドライバーに面する材
料円板の中央孔の縁と、前記中央部分の対応する
端部との間の管状連結区域によつて形成され、し
たがつて補強されかつ伸長しにくいようにされて
いるからである。前記ガスバツグは周知の製造方
法によつて経済的に、かつ安価に形成することが
できる。
本発明の他の利点および特色は添付図面によつ
て次に説明する実施例によつてさらに明らかとな
る。
(実施例) 第1図に示された実施例においては、ステアリ
ングホイールは皿形のハブ本体10を有し、該ハ
ブ本体にはステアリングホイールスポーク12を
通してステアリングホイールリム14が結合され
ている。ハブ本体の平らな底部10Cの中心には
皿形ハブ本体10の内部に突出する装架部材16
が配設され、該部材の中を孔18が延びている。
この孔18の中にはステアリングシヤフト20の
先細鋸歯状端部が通されている。ステアリングシ
ヤフト20の端部にはハブ本体10の内部に突出
するナツト22が螺着され、ステアリングホイー
ルをステアリングシヤフト20に装着するように
なつている。
全体が環状をなすガス発生器24は皿形ハブ本
体10の内部に収納されている。前記ガス発生器
24は皿形ハウジング底部24Aと、ガス流出孔
26を有するハウジングカバー24Bとよりなつ
ている。ハウジング底部24Aおよびハウジング
カバー24Bよりなるガス発生器24のハウジン
グは環状フランジ28を通して支持板30に連結
され、該支持板はさらにねじ32によつてステア
リングホイール本体に連結されている。支持板3
0とフランジ28との間にはガスバツグ34の縁
が締着されている。支持板30とフランジ28と
の連結はたとえばリベツトによつて行われ、該リ
ベツトは支持板30およびフランジ28内の整合
孔と、ガスバツグ34の縁とを通る。支持板30
の周縁は内向きに折曲げられ、かつ該周縁と補合
する周縁を備えたカバー38に装着され、このカ
バー38を支持板30の周縁に弾発的に連結し得
るようになつている。折たたまれたガスバツグ3
4は支持板30とカバー38との間に形成された
内方空隙の中に受入れられている。
ガス発生器24は円筒形凹所40を有し、該凹
所は盲孔状に形成され、かつその開口はステアリ
ングシヤフト20の端部およびナツト22と相対
するように位置している。前記凹所40はステア
リングシヤフト20の端部と同軸をなすように配
置され、事故が生じてステアリングホイール本体
が変形した時に、前記端部がナツト22および装
架部材16と共に、ガス発生器24に衝当するこ
となく前記凹所40の中に侵入し得るようになつ
ている。ナツト22と凹所40の底部との間には
一定の間隔が設けられ、この間隔はステアリング
ホイール本体の予想される変形に応じて決められ
る。
前記ガス発生器24は在来技術によるものとは
異なり、環状をなすように形成される、環状ハウ
ジングはなお特別の費用を伴うことなく、十分な
強度を有するように形成することができ、それに
よつてハウジング内部の推進用チヤージが点火さ
れた時に生じる大きな圧力に耐えるようになし得
ることがわかつた。しかしながら前記ガス発生器
24はその形が環状であるために、皿形ハブ本体
10の底部の方にさらに偏位せしめ、在来技術に
比して軸線方向全長を相当減少せしめ得るように
なつている。
第2図に示された実施例においては、前記凹所
40はガス発生器24の全体を通つて延び、した
がつて貫通孔を形成し、さらにこの孔はナツト2
2およびソケツトスパナ23を十分に通し得るよ
うな寸法を有している。この実施例の場合は一方
においてはガス発生器24を皿形ハブ本体の底部
にさらに近ずけ、その軸線方向全長をより減少せ
しめ得るようになつている。他方においてはすで
にガス発生器を装架したステアリングホイールを
構造ユニツトとして組立ラインに供給し、これを
ステアリングシヤフト20に装架するようになす
ことができる。したがつてガス発生器24を、す
でに組立てられたステアリングホイールに後から
装着する必要がなくなる。
第3図によつて明らかな如く、ステアリングホ
イール内に一体的に組入れられたガスバツグ衝撃
防護装置は、ステアリングホイール本体の中に偏
心的に配置され、計器パネルを自由に観察し得る
ようになつている。
第4図に示された好適な実施例は第2図の実施
例を改良したものである。第2図の実施例におい
てはハウジング底部24Aおよびハウジングカバ
ー24Bよりなる独立のガス発生器が使用されて
いるが、第4図の実施例においてはガス発生器ハ
ウジングの1部分がハブ本体10の壁によつて形
成されている。このハブ本体10は、内部に環状
つぼの形をなした凹所を有し、該凹所は円筒形外
壁10A、円筒形内壁10Bおよびこれら壁を連
結する環状底壁10Cによつて画定されている。
前記円筒形内壁10Bは孔40を囲繞し、この孔
を通つてナツト22に近接し得るようになつてい
る。壁10A,10B,10Cの間に形成された
環状空隙には推進剤41が充填される。固形粒子
よりなるこの推進剤41は、プラスチツクによつ
て形成された壁の薄いカプセルハウジング42の
中に密封的に収納されている。前記カプセルハウ
ジング42の中にはさらに電気ヒユーズ44が配
置され、その接続線46は該カプセルハウジング
42を通り、かつ普通の態様でトリガ回路に接続
される。したがつてガス発生器の推進剤41は密
封的に被包された構造ユニツトを形成している。
したがつてまた壁10A,10B,10Cの間に
形成された環状受入れ空隙の中にこの構造ユニツ
トを挿入する時には特別の保安装置を使用する必
要はない。次にこの上に同様に環状に形成された
フイルタパツク48を載置する。
最後にガスの通る孔52を有する、外向きに湾
曲した環状蓋板50を壁10A,10Bの相対す
る円筒形内面の間に挿入し、かつ特に摩擦溶接ま
たは電子溶接によつてこの壁10A,10Bの隣
接する縁に密封的に連結する。しかしながらこの
連結はリベツト、ねじ、フランジ等によつても行
うことができる。
特に図によつては示されていないが、別の実施
例においては前記カプセルハウジング42を使用
せず、推進剤41が壁10A,10B,10Cに
よつて画定された環状空洞の中に直接導入され
る。この場合は水分および異物の侵入を阻止する
ための予防手段が必要である。しかしながら予め
密封的に被包された構造ユニツトとして製造する
前述の推進剤に比して安価となる。
第1図の実施例の場合と同様に、ガスバツグ3
4は支持板30に装着し、該支持板はさらにステ
アリングホイール本体に装着される。この支持板
30はガスの通る孔31を有している。しかしな
がら第1図の実施例とは異なりガスバツグ34は
風船形ではなく、ホースリング形に形成されてい
る。ガスバツグ34はその円形同心の孔の縁34
A,34Bによつて支持板30に装着され、ガス
の通る孔31はこれら孔の縁34A,34Bの間
に配設されている。支持板30はさらに凹所40
によつて形成された孔と整合する中央孔30Aを
有している。支持板30の周縁には第1図の実施
例の場合と同様にカバー38が装着されている。
しかしながらこのカバー38は中央孔38Aを有
し、該孔はなるべくは海綿状プラスチツクよりな
るプラグ54を挿入することによつて密閉されて
いる。このプラグ54はさらに凹所30A,40
によつて形成された孔をも閉じている。カバー3
8の内側、プラグ54および支持板30の間に形
成された空洞の中において、前記ガスバツグ34
は折たたまれた状態で収納されている。ガス発生
器が作動すれば、これによつて発生したガスはフ
イルタパツク48およびガス通路孔52を通つて
ガスバツグ34内に流入し、該ガスバツグは膨張
して先ずカバー38を支持板30の周縁から押離
す。ガスバツグ34はさらに膨張して第4図の破
線によつて示されたような形となる。
第5図および第6図によつて明らかな如く、第
4図に示された実施例においては、ステアリング
ホイールおよびこれと一体化されたガスバツグ衝
撃防護装置はこれを組立ラインに送給し、ユニツ
トとしてステアリングシヤフト20に装架するよ
うになすことができる。これに続いてヒユーズお
よびトリガ回路がコンセント46A,46Bによ
りかつ普通のワイパコンタクト装置46Cを通し
て接続される。最後にストツパ54を挿入する。
この実施例のガスバツグ衝撃防護装置の各構成
部材はさらに第6図の展開図によつて示されてい
る。
管状リングガスバツグ34の好適な実施例を示
す第7図においては、ガス発生器24はリング部
材として線図的に表わされている。このガスバツ
グはこれを拡げた状態においては円形を呈する、
延伸度の低い可撓性の織物またはシート材料の二
つの円板60,62よりなつている。前記二つの
材料円板60,62はその外縁60Aまたは62
Aにより、それぞれたとえば接着、縫製、溶接等
により相互に連結されている。二つの各材料円板
60,62はそれぞれ中央孔60B,62Bを有
し、大きな方の孔62Bは小さな方の孔60Bを
同心的に囲繞している。孔62Bの縁はリング状
挿入部材62Cによつて補強され、該挿入部材の
周囲に孔62Bの縁区画が締着されている。孔6
2Bのこのように補強された区域において、前記
材料円板62がドライバーに面するガス発生器2
4の側部外周に装着されている。小さな方の孔6
0Bの縁には、全体が管状をなす中央部分65の
一端が連結される。この連結の二つの実施例は第
9図および第10図に別々に示されている。第7
図、第8図および第10図に示された実施例にお
いては、前記中央部分65は二つの円板64,6
6よりなり、該円板は拡がつた状態においては平
らであり、かつその外縁64A,66Aにおいて
相互に連結されている。前記材料円板60,62
より外径の小さな前記二つの円板64,66はそ
れぞれ中央孔64B,66Bを有している。孔6
4Bは材料円板60の孔60Bの縁に連結されて
いる。孔66Bの縁は孔62Bの縁と同様に補強
され、かつガス発生器24に碇着するようになつ
ており、この孔66Bは凹所40を囲繞してい
る。
第7図はほぼ完全に膨張した状態におけるガス
バツグ34およびその中央部分65を実線によつ
て示し、膨張の初期位相におけるガスバツグの形
を鎖線によつて示したものであり、この図によつ
て明らかな如く、膨張したガスバツグの外方輪郭
は普通の風船状ガスバツグの外方輪郭に非常に類
似している。ドライバーに面するガスバツグ34
の外面の中央には小さな湾入部分34Aが形成さ
れているが、これはそれほど重要ではない。その
理由は前記凹所の外周が孔60B,64Bの相互
に補強された縁によつて画界されているからであ
る。したがつてこの凹所は実際上問題とはならな
い。ガスバツグ34の完全膨張位置においては、
前記中央部分65はガスバツグ34の内部に作用
する圧力に起因してその軸線方向延びの大部分に
わたつて圧縮され、凹所40と湾入部分34Aと
の間には通路または空洞が形成されない。さらに
前記中央部分65はその軸線方向にはわずかしか
膨張しない。したがつてドライバーの方向におけ
るガスバツグ34の膨張は制限される。普通の風
船形のガスバツグに使用されるような別個の保持
帯は省略することができる。
第9図に示された中央部分65の実施例におい
ては、外中央部分はフランジ状の幅広端部65
A,65Bを備えた連続管状部材よりなつてい
る。この実施例においては中央部分65はたとえ
ば円形編機によつて形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の線図的断面図、第2図は
第2実施例の一部載欠せる略線図で、ガス発生器
を部分的に断面で示したもの、第3図はステアリ
ングホイール内の衝撃防護装置の偏心的配置を示
す断面図、第4図は別の実施例の断面図、第5図
は組立てるように準備された構造ユニツトにし
て、ステアリングホイールと、一体化したガスバ
ツグ衝撃防護装置とよになるユニツトの透視図
で、展開した状態を示すもの、第6図は第5図に
示された組立体の展開図、第7図は第4図に示さ
れた実施例に対するガスバツグの好適な実施例の
略線図、第8図はガスバツグの構成部品の展開
図、第9図および第10図はガスバツグの管状中
央部分の二つの形を示す図。 10……ハブ本体、10A,10B,10C…
…壁、20……シヤフト、22……ナツト、24
……ガス発生器、30……支持板、34……ガス
バツグ、40……凹所、42……ハウジング、4
8……フイルタパツク、50……蓋板、54……
プラグ、60,62……円板、64,66……円
板、65……中央部分。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 自動車用ガスクツシヨン衝撃防護装置にし
    て、推進剤およびヒユーズを有するガス発生器
    と、該ガス発生器から発生したガスによつて膨張
    させることができ、かつ該ガス発生器と共にステ
    アリングホイールの皿形ハブ本体内に収納された
    ガスバツグとよりなり、前記ハブ本体がその中に
    突出しかつナツトによつてこれに装着されたステ
    アリングシヤフトの端部を導入するための、ほぼ
    中央に位置する少なくとも一つの孔を有している
    装置において、前記ガス発生器24がステアリン
    グシヤフト20に面する側に凹所40を有し、該
    凹所が前記ステアリングシヤフトと同心をなし、
    かつこのステアリングシヤフトの軸線に対して横
    方向における該凹所の寸法が少なくとも前記ナツ
    ト22の外径と等しくなるようにされていること
    を特徴とする装置。 2 特許請求の範囲第1項記載のガスクツシヨン
    衝撃防護装置において、前記凹所40が盲孔状に
    形成され、その開口がステアリングシヤフト20
    の方に向くようになつている装置。 3 特許請求の範囲第1項または第2項記載のガ
    スクツシヨン衝撃防護装置において、前記凹所4
    0が少なくとも前記ガス発生器24の軸線方向の
    ほぼ全長にわたつて延びている装置。 4 特許請求の範囲第3項記載のガスクツシヨン
    衝撃防護装置において、前記凹所40が開口の形
    に形成され、該開口がガス発生器24を通つて軸
    線方向に延び、かつ装架工具23を通すに適当な
    寸法を有し、前記ステアリングシヤフト20の端
    部にナツト22を装架するようになつている装
    置。 5 特許請求の範囲第1項から第4項までの何れ
    か一つの項に記載されたるガスクツシヨン衝撃防
    護装置において、前記ガス発生器24が全体的に
    環状をなすように形成されている装置。 6 特許請求の範囲第1項から第5項までの何れ
    か一つの項に記載されたるガスクツシヨン衝撃防
    護装置において、前記凹所40がガス発生器ハウ
    ジングの軸線に対して偏心的に配置されている装
    置。 7 特許請求の範囲第1項から第6項までの何れ
    か一つの項に記載されているガスクツシヨン衝撃
    防護装置において、前記ガス発生器のハウジング
    の少なくとも1部分がハブ本体10の壁10A,
    10B,10Cによつて形成されている装置。 8 特許請求の範囲第7項記載のガスクツシヨン
    衝撃防護装置において、前記ガス発生器24のハ
    ウジング部分を形成するハブ本体10の壁10
    A,10B,10Cが環状のコツプ形をなしてい
    る装置。 9 特許請求の範囲第7項または第8項記載のガ
    スクツシヨン衝撃防護装置において、前記ガス発
    生器ハウジングの別の部分が閉鎖板24B,50
    によつて形成され、該閉鎖板がガスの通る孔2
    6,52を有し、かつ前記別のハウジング部分を
    形成するハブ本体10の壁24,10A,10B
    の縁に装着されている装置。 10 特許請求の範囲第9項記載延ガスクツシヨ
    ン衝撃防護装置において、前記閉鎖板24B,5
    0が全体的に環状に形成されている装置。 11 特許請求の範囲第9項または第10項記載
    のガスクツシヨン衝撃防護装置において、前記閉
    鎖板24B,50が外向きにアーチ形をなしてい
    る装置。 12 特許請求の範囲第7項から第11項までの
    何れか一つの項に記載されたるガスクツシヨン衝
    撃防護装置において、推進剤41およびガス発生
    器24のヒユーズすなわち点火部材が薄壁カプセ
    ルハウジング42内の密封的に被包された構造ユ
    ニツトを形成するように結合され、かつ該構造ユ
    ニツトがガス発生器ハウジングの内部に挿入され
    ている装置。 13 特許請求の範囲第7項から第11項までの
    何れか一つの項に記載されたるガスクツシヨン衝
    撃防護装置において、ガス発生器の推進剤41が
    該ガス発生器の一つのハウジング部分を形成する
    ハブ本体10の壁10A,10B,10Cによつ
    て形成され、かつ閉鎖板50によつて密封された
    空洞の中に直接的に導入され、さらに前記推進剤
    41と前記閉鎖板50のガス通路孔52との間に
    フイルタ48が配設されている装置。 14 特許請求の範囲第4項から第13項までの
    何れか一つの項に記載されたるガスクツシヨン衝
    撃防護装置において、前記ガスバツグ34がホー
    スリングのように形成されている装置。 15 特許請求の範囲第14項記載のガスクツシ
    ヨン衝撃防護装置において、前記ガスバツグ34
    がその円形同心孔の縁34A,34Bによつて支
    持板30に装着され、該支持板が前記孔の縁34
    A,34Bの間にガスの通る孔31を有し、かつ
    その外縁においてハブ本体10に装着され、さら
    に前記ガス発生器24の孔40と整合する凹所3
    0Aを有している装置。 16 特許請求の範囲第4項から第15項までの
    何れか一つの項に記載されたるガスクツシヨン衝
    撃防護装置において、前記孔40がプラグ54に
    よつて密封されている装置。 17 特許請求の範囲第14項から第16項まで
    の何れか一つの項に記載されたるガスクツシヨン
    衝撃防護装置において、これをステアリングホイ
    ールに使用することにより、該ガスクツシヨン衝
    撃防護装置がこのステアリングホイールと共に、
    自動車に取付けるための組立体を形成するように
    なつている装置。 18 特許請求の範囲第14項から第17項まで
    の何れか一つの項に記載されたるガスクツシヨン
    衝撃防護装置において、前記ガスバツグ34が二
    つの材料円板60,62にして、拡げられた状態
    においては平らであり、かつその外周60A,6
    2Aにおいて相互に結合され、さらにその各個が
    中央に配置された円形孔60B,62Bを有し、
    該孔の一つ60Bが別の孔62Bに対し同心的に
    位置し、しかもこの別の孔より小さく、かつこの
    孔によつて囲繞されるようになつている円板と、
    膨張状態においては管状を呈する中央部分65に
    して、その一端が前記小さな方の孔60Bの縁に
    連結され、かつその他端が前記ホースリング状の
    ガスバツク34の内方円形孔の縁34Bを形成
    し、さらにその外方孔の縁34Aが大きな方の孔
    62Bの縁によつて形成されるようになつた中央
    部分とよりなつている装置。 19 特許請求の範囲第18項記載のガスクツシ
    ヨン衝撃防護装置において、前記中央部分65が
    二つの円板64,66よりなり、該円板がその外
    縁において相互に連結され、かつ拡げられた状態
    においては平らであり、さらに各円板が中央に配
    設された孔62B,64Bを有し、該孔の一つ6
    4Bが一つの材料円板60の小さな方の孔60B
    の縁に連結され、かつ別の孔がガスバツク34の
    内方孔の縁34Bを形成している装置。 20 特許請求の範囲第18項記載のガスクツシ
    ヨン衝撃防護装置において、前記中央部分65が
    非応力状態において管状をなす部分にして、フラ
    ンジ状に拡がつた端部65A,65Bを有する部
    分によつて形成されている装置。 21 特許請求の範囲第18項から第20項まで
    の何れか一つの項に記載されたるガスクツシヨン
    衝撃防護装置において、前記中央部分65が低い
    軸線方向延伸性を有している装置。
JP62180222A 1986-07-22 1987-07-21 自動車用ガス クツシヨン衝撃防護装置 Granted JPS6341265A (ja)

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JPH0742875Y2 (ja) * 1988-03-10 1995-10-04 株式会社東海理化電機製作所 エアバツグ用カバー
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JP4543804B2 (ja) * 2004-07-20 2010-09-15 マツダ株式会社 エアバッグ装置を備えたステアリングホイール

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