JPH0526658Y2 - - Google Patents

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JPH0526658Y2
JPH0526658Y2 JP1987037693U JP3769387U JPH0526658Y2 JP H0526658 Y2 JPH0526658 Y2 JP H0526658Y2 JP 1987037693 U JP1987037693 U JP 1987037693U JP 3769387 U JP3769387 U JP 3769387U JP H0526658 Y2 JPH0526658 Y2 JP H0526658Y2
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cover
circuit board
printed circuit
rotor
case
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【考案の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 この考案は、ロータの回転により接点を開閉す
るデジタルスイツチに関する。
(b) 従来の技術 デジタルスイツチは、一方の側面にプリント基
板を備えたロータをケース内に軸支するととも
に、ロータの外周面の一部がケースの外部から見
えるようにされている。ロータ外周部には記号が
表示されており、指先の回転操作またはボタンの
押圧操作等により、このロータを1ピツチごとに
回転できるようにされている。プリント基板に形
成された接点にはブラシ端子の一点が接触できる
ようにされており、プリント基板上における接点
のパターンをロータの各ピツチごとに変えること
によつて、ブラシ端子の他端の出力をロータ外周
部の表示記号に対応させている。
このようなデジタルスイツチにおいて接点の開
閉状態を正確に維持するためには、プリント基板
に対するブラシ端子の位置を固定しなければなら
ない。このため、デジタルスイツチでは一般に第
9図に示すように、ブラシ端子91は樹脂板92
にインサート支持されている。この樹脂板92は
第10図に示すように金型101,102を用い
て樹脂成形される。この樹脂成形時において金型
101,102の型締時に両者の間にブラシ端子
91を挟み込み、互いに連結する空洞103,1
04に樹脂を充填する。空洞105はブラシ端子
91との接触をさけるために設けられるものであ
り、空洞105の内部には樹脂が充填されない。
したがつて、樹脂板92の中央部には開口部93
が形成される。この開口部93を放置したままデ
ジタルスイツチのケースに取り付けると、プリン
ト基板およびブラシ端子91が外部に露出し、塵
埃の侵入により接触不良を生じる場合がある。
このため従来のデジタルスイツチでは例えば実
公昭58−47621号に開示されたものでは、デジタ
ルスイツチを組み立てた後シール板を貼付し開口
部を閉鎖することによつてプリント基板およびブ
ラシ端子が外部に露出しないようにし、塵埃の侵
入を防いで接触不良の発生を防止していた。
(c) 考案が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来のデジタルスイツチで
は、シール板の貼付作業が必要になり、部品点数
および組立工程の増加によりコストが上昇する欠
点があつた。また、シール板の素材が樹脂に比較
して強度的に弱く、製品の輸送時や取付作業時に
破損する場合があり、防塵性を維持できない欠点
があつた。
この考案の目的は、ブラシ端子を保持するカバ
ーをダブル成形技術により製作し、カバーに開口
部が形成されないようにし、プリント基板および
ブラシ端子を外部から遮蔽するためのシール板を
貼付する必要をなくし、部品点数および組立工程
を削減してコストダウンを実現できるとともに、
製品の輸送時や取付作業時の破損を防止して防塵
性を向上することができるデジタルスイツチを提
供することにある。
(d) 問題点を解決するための手段 この考案のデジタルスイツチは、接点を有する
プリント基板を一方の側面に保持するロータと、 一方の側面を開口面とし、ロータのプリント基
板を保持した側面を上記開口面側にしてロータを
回転自在に内装するケースと、 プリント基板の接点に一端が接触するブラシ端
子と、 第1の樹脂成形により成形され前記ケースの開
口面の略全面に匹敵する平板状の板材と、第2の
樹脂成形により成形され前記板材およびブラシ端
子を一体にインサート保持するリブ体と、から構
成され、前記ケースの開口面にこの開口面の全面
を被覆して固定されるカバーと、を備えたことを
特徴とする。
(e) 作用 カバーは、第1の樹脂成形により成形されケー
スの開口面の略全面に匹敵する平板状の板材と、
第2の樹脂成形により成形され板材およびブラシ
端子を一体にインサート保持するリブ体により構
成される。このカバーをケースの開口面に固定す
ると、開口面はこのカバーにより被覆される。し
たがつて、開口面に位置するロータに保持された
プリント基板およびこれに接触するブラシ端子
は、外部から完全に遮蔽される。
(f) 実施例 第8図は、この考案の一実施例であるデジタル
スイツチの構成を示す概略の分解斜視図である。
外周面に表示記号29を表示したロータ22
は、ケース21の軸部25により軸支されてケー
ス21に内装される。ロータ22をケース21の
内部にセツトすると、ロータ22の外周面の一部
は窓部27から外部に露出する。これによつて表
示記号29はケース21の外部から目視確認でき
る。ロータ22の図示しない側面には複数の凹部
が外周面と同心円上に等間隔に形成されており、
ケース21の内部において突起26に係合する。
突起26は凹部と係合する方向に弾性を有してお
り、この凹部と突起26との係合によつてロータ
22は各ピツチごとに回転を停止できる。ロータ
22の他方の側面には凹部28が形成されてお
り、この凹部28の外周に沿つて環状凹所28b
が形成されている。この凹部28にプリント基板
23が嵌入される。この時プリント基板23の切
り欠き23aと凹部28の突起28aとにより表
示記号29に対するプリント基板23の取付位置
が決定される。
プリント基板23の一方の側面には接点24が
プリント配線されている。ケース21の開口面3
0にはカバー1が固定される。このカバー1がブ
ラシ端子2をインサート保持している。このブラ
シ端子2の図外の一端は、ロータ22、プリント
基板23およびカバー1がケース21に組み立て
られた状態で、プリント基板23の接点24を有
する側面に接触する。
第1図は、上記デジタルスイツチの一部を構成
するカバーの正面図である。第2図Aは同カバー
の側面図であり、第2図Bは第1図におけるC−
C方向の矢視断面図である。
第3図Aは同カバーの底面図であり、第1図に
示すA−A方向の矢視断面を含む部分断面底面図
である。第3図Bは同カバー体の第1図に示すB
−B方向の矢視断面図である。
カバー1は平板3およびリブ体4により構成さ
れている。この平板3は第1の樹脂成形により成
形され、リブ体4は第2の樹脂成形により成形さ
れている。したがつて、カバー1は第1および第
2からなるダブル樹脂成形により成形される。リ
ブ体4は第2の樹脂成形によりブラシ端子2をイ
ンサート保持し、ブラシ端子の一端はリブ体4の
凹部5内に露出している。平板3の凹部5に対応
する位置にはガイド6が形成されており、このガ
イド6によつて五本のブラシ端子2が位置決めさ
れている。
リブ体4はデジタルスイツチの組立時にロータ
22の環状凹所28bに嵌入する。この時ブラシ
端子2はプリント基板23に当接し矢印D方向に
移動する。ところが、ブラシ端子2は凹部5内に
おいて二カ所で屈曲されており、それ自身の弾性
力によつてプリント基板23の接点24を有する
面に相当の押圧力で当接する。
第4図は、上記デジタルスイツチの一部を構成
するカバー体の要部である板材を示す正面図であ
り、ブラシ端子を取り付けた状態を示している。
第5図Aは同板材の側面図である。第5図Bは、
第4図におけるC−C方向の矢視断面である。第
6図Aは同平板の半断面底面図であり、第4図の
A−A方向の矢視断面を含む。第6図Bは、第4
図におけるB−B方向の矢視断面である。
板材3は一般的な第1の樹脂成形加工により略
平板状に形成される。ブラシ端子2は金属平板か
らプレス加工により五本一組で打ち抜かれる。す
なわち、5本のブラシ端子2のそれぞれは連結部
により連結された状態で成形され、一方の端部付
近を二カ所において屈曲される。これら五本一組
にされたブラシ端子2は複数組連続してフープ状
に形成される。一個の板材3に対し一組のブラシ
端子2が取り付けられる。この時、板材3に形成
された突起6および7にブラシ端子2が位置決め
される。特に突起7はブラシ端子2のそれぞれに
形成された孔部に嵌入し、ブラシ端子2を定位置
に保持する。なお、5本のブラシ端子2を連結し
ている連結部は、後述するインサート成形時の金
型の型締時に、各ブラシ端子2から切断される。
第7図は、上記デジタルスイツチの一部を構成
するカバーの製造工程の要部を示す側面断面図で
ある。
第1の樹脂成形により板材3を成形したのち、
この板材3にプレス加工により成形されたブラシ
端子2を取り付ける。次いでブラシ端子2を取り
付けた板材3を金型11,12内に挿入し、この
金型11,12を型締する。この状態で金型11
と金型12との間には空洞部13〜15が形成さ
れる。このうち空洞部13〜空洞部14は互いに
連通しており、この空洞部13,14に溶融した
樹脂素材を充填する。空洞部15はブラシ端子2
との当接を回避するために形成されたものであ
り、この空洞部15には樹脂は充填されない。
この金型11,12を用いた樹脂成形によつて
第1図〜第3図に示すリブ体4が形成される。こ
のリブ体4を形成する樹脂成形はブラシ端子2に
対するインサート成形であり、ブラシ端子2は板
材3上でリブ体4にインサート保持される。
以上のようにしてこの実施例によれば、金型1
1,12による樹脂成形によりブラシ端子2、板
材3およびリブ体4を一体にしてカバー1が構成
される。このときブラシ端子2の先端部との当接
を避けるために設けられた金型11の空洞部15
には、板材3が対向するから、カバー1を開口面
30に固定することによつてカバー1の内部を外
部から完全に遮閉できる。なお、本実施例では回
転操作式のデジタルスイツチについて説明した
が、プツシユボタン操作式のデジタルスイツチに
ついてもこの考案を有効に実施できる。
(g) 考案の効果 この考案によれば、ブラシ端子を保持しケース
の開口面に固定されるカバーを、板材を成形する
第1の樹脂成形とリブ体を成形する第2の樹脂成
形とからなるダブル樹脂成形により構成すること
により、カバーのみによつてケースの開口面の全
面を被覆することができる。したがつて、部品を
追加することなくケースの開口面に位置するプリ
ント基板およびブラシ端子の防塵性を向上でき
る。また、樹脂素材により形成されたカバー体の
みで防塵効果を得ることができることから製品運
搬時および取付作業時の損傷を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例であるデジタルス
イツチの一部を構成するカバーの正面図、第2図
Aは同カバーの側面図、第2図Bは同カバーの側
面方向の断面図、第3図Aは同カバーの底面方向
の半断面図、第3図Bは同カバーの底面方向の断
面図である。第4図は上記カバーの一部を構成す
る板材の正面図、第5図Aは同板材の側面図、第
5図Bは同板材の側面方向の断面図、第6図Aは
同板材の底面方向の半断面図、第6図Bは同板材
の底面方向の断面図である。第7図は上記カバー
の製造工程の要部を示す側面断面図である。第8
図は上記デジタルスイツチの構成を示す概略の分
解斜視図である。また、第9図は従来のデジタル
スイツチの一部を構成するカバーの斜視図、第1
0図は同従来のデジタルスイツチのカバーの製造
工程の要部を示す側面断面図である。 1……カバー、2……ブラシ端子、3……板
材、4……リブ体、21……ケース、22……ロ
ータ、23……プリント基板、24……接点、3
0……開口面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 接点を有するプリント基板を一方の側面に保持
    するロータと、 一方の側面を開口面とし、ロータのプリント基
    板を保持した側面を上記開口面側にしてロータを
    回転自在に内装するケースと、 プリント基板の接点に一端が接触するブラシ端
    子と、 第1の樹脂成形により成形され前記ケースの開
    口面の略全面に匹敵する平板状の板材と、第2の
    樹脂成形により成形され前記板材およびブラシ端
    子を一体にインサート保持するリブ体と、から構
    成され、前記ケースの開口面にこの開口面の全面
    を被覆して固定されるカバーと、 を備えてなるデジタルスイツチ。
JP1987037693U 1987-03-13 1987-03-13 Expired - Lifetime JPH0526658Y2 (ja)

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JP1987037693U JPH0526658Y2 (ja) 1987-03-13 1987-03-13

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JP1987037693U JPH0526658Y2 (ja) 1987-03-13 1987-03-13

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Publication Number Publication Date
JPS63145234U JPS63145234U (ja) 1988-09-26
JPH0526658Y2 true JPH0526658Y2 (ja) 1993-07-06

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH088493Y2 (ja) * 1989-07-14 1996-03-06 株式会社東海理化電機製作所 スイッチ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5615540B2 (ja) * 1973-12-18 1981-04-10

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5615540U (ja) * 1979-07-17 1981-02-10
JPH0526657Y2 (ja) * 1987-02-06 1993-07-06

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5615540B2 (ja) * 1973-12-18 1981-04-10

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