JPH05265466A - 能動型振動制御装置及び能動型騒音制御装置 - Google Patents

能動型振動制御装置及び能動型騒音制御装置

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Publication number
JPH05265466A
JPH05265466A JP4062274A JP6227492A JPH05265466A JP H05265466 A JPH05265466 A JP H05265466A JP 4062274 A JP4062274 A JP 4062274A JP 6227492 A JP6227492 A JP 6227492A JP H05265466 A JPH05265466 A JP H05265466A
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JP
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noise
vibration
change
reference signal
control
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JP4062274A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Hamabe
勉 浜辺
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】騒音の発生状態を表す基準信号と、実際に発生
する騒音との間のずれを小さくする。 【構成】アクセル開度センサ7から供給されるアクセル
開度信号accに基づいてエンジン4の回転速度の変化
を予測し、その予測結果に応じてクランク角センサ5か
ら供給されるクランク角信号CPの周期を補正すること
により、これから生成する基準信号の周期を算出する。
そして、その算出された基準信号に基づいて駆動信号y
を生成し、ラウドスピーカ9を駆動させて車室3内に制
御音を発生させ、エンジン4から車室3内に伝達される
こもり音を打ち消して騒音の低減を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、振動源から伝達され
る振動にアクチュエータから発せられる制御振動を干渉
させることにより振動の低減を図る能動型振動制御装置
並びに騒音源から伝達される騒音に制御音源から発せら
れる制御音を干渉させることにより騒音の低減を図る能
動型騒音制御装置に関し、特に、振動・騒音の発生状態
を表す基準信号に基づいてアクチュエータ・制御音源を
駆動させる装置において、その基準信号と実時間の振動
・騒音との間のずれを小さくできるようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の能動型制御装置として、
英国特許第2149614号や特公表1−501344
号に記載のものがある。この従来の技術は、例えば航空
機の客室等の閉空間に適用される騒音低減装置であっ
て、そのような閉空間内の複数の位置に設置され音圧を
検出するマイクロフォンと、その閉空間に制御音を発生
する複数のラウドスピーカとを備え、騒音源の騒音発生
状態に基づいて、閉空間に伝達される騒音と逆位相の制
御音をラウドスピーカから発生させて騒音を打ち消して
いる。
【0003】そして、ラウドスピーカから発せられる制
御音の生成方法として、PROCEEDINGS OF THE IEEE,VOL.
63 PAGE 1692−1975, “ADAPTIVE NOISE CANSELLATION
:PRINCIPLES AND APPLICATIONS ”で述べられている
‘WIDROW LMS’アルゴリズムを、多チャンネルに展開し
たアルゴリズムを適用している。その内容は、上記特許
の発明者による論文、“A MULTIPLE ERROR LMS ALGORIT
HM AND ITS APPLICATIONTO THE ACTIVE CONTROL OF SOU
ND AND VIBRATION ”,IEEE TRANS.ACOUST.,SPEECH,SIGN
AL PROCESSING,VOL.ASSP −35,PP.1423−1434,1987 に
も述べられている。
【0004】即ち、LMSアルゴリズムは、適応型ディ
ジタルフィルタのフィルタ係数を更新するのに好適なア
ルゴリズムの一つであって、例えば、いわゆるFilt
ered−X LMSアルゴリズムにあっては、ラウド
スピーカからマイクロフォンまでの音響伝達特性を表す
フィルタを、全てのラウドスピーカとマイクロフォンと
の組み合わせについて設定し、騒音源の騒音発生状態を
表す基準信号をそのフィルタで処理した値と、各マイク
ロフォンが検出した残留騒音とに基づいて、各ラウドス
ピーカ毎に設けられた適応型ディジタルフィルタのフィ
ルタ係数を更新している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述のような
能動型騒音制御装置を、例えば車両のエンジンから車室
に伝達されるこもり音の低減を図る装置に適用した場合
には、騒音源としてのエンジンの駆動状況に応じた基準
信号を生成する必要があり、一般には、エンジンのクラ
ンクの回転運動に同期した正弦波を基準信号としてい
る。
【0006】しかしながら、クランク角信号は、クラン
クの回転に同期したパルス信号であるため、クランクの
回転運動の周期は、一のクランク角信号が発生した後に
次のクランク角信号が発生した時点で初めて知ることが
できるので、実時間におけるクランクの回転と、生成さ
れた基準信号との間には、常に一周期以上の遅れが生じ
ることになる。
【0007】かかる遅れが生じても、エンジンが一定の
回転速度で駆動している定常運転状態においては、クラ
ンク角信号の周期は変動しないから、実時間におけるク
ランクの回転と、生成された基準信号との間に遅れが生
じていない状況と実質的に変わりはなく、従って、その
基準信号に基づいて騒音低減制御を行っても特に不具合
はない。
【0008】しかし、例えば図14に示すように、エン
ジンの回転数が変動し、クランク角信号の周期Xが時間
の経過に従ってXr-1 ,Xr ,Xr+1 ,…,という具合
に変化する状況においては、基準信号の周期Tr ,T
r+1 は、それぞれTr =Xr-1,Tr+1 =Xr であるこ
とから、基準信号の周波数と、発生する騒音(理想的な
基準信号)の周波数とが一致しなくなり、騒音制御の制
御特性を劣化させる原因となるばかりか、車室内には、
騒音と周波数の異なる制御音が発生してしまうから、乗
員に不快感を与えるおそれもある。
【0009】さらに、基準信号の周波数と騒音の周波数
との間に差があるということは、車室に伝達される騒音
に対して、制御音源から発せられる制御音の位相差が一
周期内においても徐々に大きくなっていくことと等価で
ある。従って、例えばLMSアルゴリズムに基づいた騒
音制御を行う場合、安定した収束を図るためには収束係
数を小さくする必要があるため、制御の追従性が損なわ
れ、定常運転状態における制御特性さえも劣化させるお
それがある。
【0010】なお、このような不具合に着目した従来の
技術として、本出願人が先に提案した特開平3−904
48号公報に開示されたものがあるが、この従来の解決
策は、基準信号の不連続な部分の接続方法に特徴がある
だけで、基準信号と発生する騒音との間の周波数差をな
くすような工夫はなされていない。本発明は、このよう
な従来の技術が有する未解決の課題に着目してなされた
ものであって、基準信号と実時間における振動・騒音と
の間のずれを小さくすることができる能動型振動制御装
置及び能動型騒音制御装置を提供することを目的として
いる。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の能動型振動制御装置は、その基本構
成図である図1に示すように、振動源100から振動が
伝達される制御対象に制御振動を発生可能なアクチュエ
ータ101と、前記制御対象の所定位置における残留振
動を検出する残留振動検出手段102と、前記振動源1
00の振動発生状態を検出する振動発生状態検出手段1
03と、前記振動源100の振動発生状態の変化を予測
する振動発生状態変化予測手段104と、前記振動発生
状態検出手段103が検出した振動発生状態及び前記振
動発生状態変化予測手段104が予測した振動発生状態
の変化に基づいて前記振動源の振動発生状態を表す基準
信号を生成する基準信号生成手段105と、前記残留振
動及び前記基準信号に基づいて前記制御対象の振動が低
減するように前記アクチュエータ101を駆動させる能
動制御手段106と、を備えた。
【0012】また、請求項2記載の発明は、上記請求項
1記載の発明において、振動発生状態変化予測手段は、
振動発生状態検出手段の検出結果の変化に基づいて振動
発生状態の変化を予測する。一方、上記目的を達成する
ために、請求項3記載の能動型騒音制御装置は、騒音源
から騒音が伝達される空間に制御音を発生可能な制御音
源と、前記空間内の所定位置における残留騒音を検出す
る残留騒音検出手段と、前記騒音源の騒音発生状態を検
出する騒音発生状態検出手段と、前記騒音源の騒音発生
状態の変化を予測する騒音発生状態変化予測手段と、前
記騒音発生状態検出手段が検出した騒音発生状態及び前
記騒音発生状態変化予測手段が予測した騒音発生状態の
変化に基づいて前記騒音源の騒音発生状態を表す基準信
号を生成する基準信号生成手段と、前記残留騒音及び前
記基準信号に基づいて前記空間内の騒音が低減するよう
に前記制御音源を駆動させる能動制御手段と、を備え
た。
【0013】また、請求項4記載の発明は、上記請求項
3記載の発明を車両に適用したものであって、空間とし
ての車室内の騒音低減を図るものである。そして、請求
項5記載の発明は、上記請求項3又は請求項4記載の発
明において、騒音発生状態変化予測手段は、騒音発生状
態検出手段の検出結果の変化に基づいて騒音発生状態の
変化を予測するものである。
【0014】さらに、請求項6記載の発明は、上記請求
項4記載の発明において、騒音源がエンジンであり、騒
音発生状態変化予測手段は、エンジンの回転速度の変化
を予測するエンジン回転速度変化予測手段を有するもの
である。
【0015】
【作用】請求項1記載の能動型振動制御装置にあって
は、能動制御手段106が、残留振動検出手段102が
検出した残留振動と、基準信号生成手段105で生成さ
れた基準信号とに基づいて制御対象の振動が低減するよ
うにアクチュエータ101を駆動させて制御振動を発生
させるので、振動源100から制御対象に伝達された振
動が、アクチュエータ101が発生した制御振動によっ
て相殺され、制御対象の振動の低減が図られる。
【0016】そして、基準信号生成手段105は、振動
発生状態検出手段103が検出した振動源100の振動
発生状態だけではなく、振動発生状態変化予測手段10
4が予測した振動発生状態の変化にも基づいて基準信号
を生成するため、振動源100の振動発生状態が変化す
る場合であっても、予測された変化が含まれた基準信号
が生成されるから、振動源100から発せられる振動
と、アクチュエータ101から発せられる制御振動との
間のずれは小さい。
【0017】また、振動源100における振動の発生状
態が変化すると、その変化は、振動発生状態検出手段1
03の検出結果に現れる。従って、請求項2記載の発明
のように、振動発生状態変化予測手段104によって、
振動発生状態検出手段103の検出結果の変化から、そ
の後の振動発生状態の変化が予測される。
【0018】一方、請求項3記載の発明は、振動の一態
様である騒音の低減を図る能動型騒音制御装置であり、
能動制御手段が、残留騒音検出手段が検出した残留騒音
と、基準信号生成手段で生成された基準信号とに基づい
て空間内の騒音が低減するように制御音源を駆動させて
制御音を発生させるので、騒音源から空間に伝達された
騒音が、制御音源で発生した制御音によって相殺され、
空間内の騒音の低減が図られる。
【0019】そして、基準信号生成手段は、騒音発生状
態検出手段が検出した騒音源の騒音発生状態だけではな
く、騒音発生状態変化予測手段が予測した騒音発生状態
の変化にも基づいて基準信号を生成するため、騒音源の
騒音発生状態が変化する場合であっても、騒音源から発
せられる騒音と、制御音源から発せられる制御音との間
のずれは小さい。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明を車両に適用したものであり、従って、上記請求項3
記載の発明と同様の作用が得られるから、車室内に伝達
される騒音の低減が図られる。また、騒音源における騒
音の発生状態が変化すると、その変化は、騒音発生状態
検出手段の検出結果に現れる。
【0021】従って、請求項5記載の発明のように、騒
音発生状態変化予測手段によって、騒音発生状態検出手
段の検出結果の変化から、その後の騒音発生状態の変化
が予測される。さらに、騒音源がエンジンである場合に
は、エンジンから発せられる騒音はその回転速度の影響
を最も強く受ける。
【0022】そこで、請求項6記載の発明のように、エ
ンジン回転速度変化予測手段がエンジンの回転速度の変
化を予測すれば、その予測結果から、騒音の発生状態の
変化が予測される。
【0023】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図2乃至図5は本発明の第1実施例を示す図で
あり、これは、本発明に係る能動型振動制御装置,能動
型騒音制御装置を、車両2の車室3内の騒音の低減を図
る車両用能動型騒音制御装置1に適用したものである。
【0024】先ず、構成を説明すると、図2に示すよう
に、この車両用能動型騒音制御装置1は、振動源又は騒
音源としてのエンジン4から、制御対象又は空間として
の車室3内に伝達される騒音としてのこもり音の低減を
図る装置であって、エンジン4には、エンジン4のクラ
ンク軸の回転に同期したパルス信号であるクランク角信
号CPを出力する振動発生状態検出手段又は騒音発生状
態検出手段としてのクランク角センサ5が取り付けられ
ている。
【0025】また、アクセル6には、このアクセル6の
開度を検出してアクセル開度信号accを出力するエン
ジン回転速度変化予測手段としてのアクセル開度センサ
7が取り付けられている。一方、車室3内には、車室3
内に残留する騒音の音圧を測定する残留振動検出手段又
は残留騒音検出手段としての複数(図2には二つのみ示
す)のマイクロフォン8a,8bと、車室3内に制御音
を発生するアクチュエータ又は制御音源としての複数
(図2には一つのみ示す)のラウドスピーカ9が配設さ
れている。
【0026】そして、クランク角センサ5から出力され
たクランク角信号CP,アクセル開度センサ7から出力
されたアクセル開度信号acc及びマイクロフォン8
a,8bから出力された残留騒音信号eが、マイクロコ
ンピュータ等から構成されるコントローラ10に供給さ
れている。コントローラ10は、供給される各信号C
P,acc,eに基づいて所定の演算処理を実行し、エ
ンジン4から車室3内に伝達されるこもり音が打ち消さ
れるような制御音がラウドスピーカ9から発せられるよ
うに、ラウドスピーカ9に駆動信号yを供給する。
【0027】コントローラ10は、その機能構成をブロ
ック図で表した図3に示すように、アクセル開度センサ
7から供給されるアクセル開度信号accに係数vを乗
じてエンジン4で発生する騒音の発生状態の変化を予測
する騒音発生状態変化予測手段としての騒音変化予測部
16と、クランク角センサ5から供給されるクランク角
信号CP及び騒音変化予測部16で予測された騒音の変
化(v×acc)に基づいて、エンジン4における騒音
の発生状態を表す正弦波でなる基準信号xを生成する基
準信号生成手段としての基準信号生成部11と、この基
準信号生成部11で生成された基準信号x及びマイクロ
フォン8a,8bから供給される残留騒音信号eに基づ
いて、駆動信号yを生成する能動制御手段としての能動
制御部12とから構成されている。
【0028】基準信号生成部11で生成される基準信号
xは、基本的には、クランク角信号CPの周期を基礎と
した正弦波であるが、上述したように、クランク角信号
CPのみに基づいて生成された正弦波は、エンジン4か
ら車室3内に伝達された実時間におけるこもり音から一
周期以上遅れてしまう。そこで、基準信号生成部11
は、クランク角信号CPから求められたエンジン4にお
ける一周期前の騒音発生状態を、アクセル開度信号ac
cから予測される騒音発生状態の変化で補正することに
より、基準信号xを生成して出力する。
【0029】具体的には、これから生成する基準信号x
の周期Tr は、下記の(1)式に基づいて算出される。 Tr =Xr-1 +v×acc ……(1) なお、Xr-1 は一周期前のクランク角信号CPの周期で
あり、vはアクセル開度信号accとエンジン4で発生
する騒音の変化との間の関係を表す比例定数である。
【0030】一方、能動制御部12は、基準信号xに基
づいて駆動信号yを生成するフィルタ係数可変の適応デ
ィジタルフィルタ13と、基準信号xが入力されるディ
ジタルフィルタ14と、基準信号xをディジタルフィル
タ14で処理した値r及び残留騒音信号eに基づいて適
応ディジタルフィルタ13のフィルタ係数を更新するフ
ィルタ係数更新部15と、を備えている。
【0031】これらの内、ディジタルフィルタ14は、
ラウドスピーカ9とマイクロフォン8a,8bとの間の
伝達関数を有限インパルス応答関数の形でモデル化した
ディジタルフィルタClm(l=1,2,…,L、m=
1,2,…,M)を、M個のラウドスピーカ及びL個の
マイクロフォンの全ての組み合わせ(L×M)について
有していて、基準信号xをそれらディジタルフィルタC
lmでフィルタ処理した値rlmを生成し出力する。
【0032】一方、適応ディジタルフィルタ13は、ラ
ウドスピーカ9の個数に対応してM個のフィルタ係数可
変の適応ディジタルフィルタWm を有していて、基準信
号xをそれら適応ディジタルフィルタWm でフィルタ処
理することにより、駆動信号ym を生成し出力する。そ
して、フィルタ係数更新部15は、ディジタルフィルタ
14から供給される処理信号rlmとマイクロフォン8
a,8bから供給される残留騒音信号el とに応じて、
適応ディジタルフィルタ13の各適応ディジタルフィル
タWm のフィルタ係数を、LMSアルゴリズムに基づい
て更新する。
【0033】ここで、LMSアルゴリズムは、適応ディ
ジタルフィルタのフィルタ係数を更新するのに好適なア
ルゴリズムの一つであって、l番目(l=1,2,…,
L)のマイクロフォンが検出した残留騒音信号をe
l (n)、ラウドスピーカから制御音が発生していない
時のl番目のマイクロフォンが検出した残留騒音信号を
epl (n)、ディジタルフィルタClmのj番目(j=
0,1,2,…,IC −1:IC は定数)のフィルタ係
数をClmj 、基準信号をx(n)、基準信号x(n)が
入力されたm番目のラウドスピーカを駆動する適応ディ
ジタルフィルタWmのi番目(i=0,1,2,…,I
K −1:IK は定数)のフィルタ係数をWmiとすると、 が成立する。
【0034】なお、(n)がつく項は、いずれもサンプ
リング時刻nにおけるサンプル値を表し、また、IC
フィルタClmのタップ数(フィルタ次数)、IK は適応
ディジタルフィルタWm のタップ数(フィルタ次数)で
ある。上記(2)式中、右辺の「ΣWmix(n−j−
i)」の項は適応ディジタルフィルタに基準信号x
(n)を入力した時の出力ym (n)を表し、「ΣC
lmj {ΣWmix(n−j−i)}」の項はm番目のラウ
ドスピーカに入力された信号y m (n)がそこから制御
音として空間に出力され伝達関数Clmを経てl番目のマ
イクロフォンに到達した時の信号を表し、さらに、「Σ
ΣClmj {ΣWmix(n−j−i)}」の項はl番目の
マイクロフォンへ到達した信号を足し合わせているか
ら、l番目のマイクロフォンに到達する制御音の総和を
表している。
【0035】次いで、評価関数Jeを、 とする。
【0036】そして、評価関数Jeを最小にするフィル
タ係数Wmiを求めるのが、LMSアルゴリズムであり、
具体的には、評価関数Jeを各フィルタ係数Wmiについ
て偏微分した値で、フィルタ係数Wmiを更新する。そこ
で、上記(3)式より、 となるが、上記(2)式より、 となるから、この(5)式の右辺をrlm(n−i)とお
けば、フィルタ係数の更新は、重み係数γl も含めた形
で下記の(6)式のようになる。
【0037】 ここで、αは収束係数と呼ばれる係数であり、フィルタ
が最適に収束する速度や、その安定性に関与する。
【0038】つまり、フィルタ係数更新部15は、上記
(6)式に基づいて、適応ディジタルフィルタWm のフ
ィルタ係数Wmiを更新する。図4は、コントローラ10
内における処理の流れの概要を示すフローチャートであ
り、以下、図4に従って本実施例の動作を説明する。先
ず、ステップ001において、クランク角信号CPが入
力されているか否かを判定し、ここでクランク角信号C
Pが入力されたと判定された場合には、ステップ002
に移行する。
【0039】ステップ002では、前回のクランク角信
号CPが入力された時点と、現時点との差から、クラン
ク角信号CPの周期Xr-1 を算出する。次いで、ステッ
プ003に移行し、アクセル開度センサ7から供給され
るアクセル開度信号accを読み込み、次いでステップ
004に移行し、上記(1)式に基づいて、これから作
成する基準信号xの周期Tr を算出する。
【0040】そして、ステップ005に移行して、ステ
ップ004で算出された周期Tr に基づいた正弦波でな
る基準信号xを生成し、ステップ006に移行する。ス
テップ006では、ステップ005で生成された正弦波
を、サンプリング時刻nに対応した基準信号x(n)と
して能動制御部12に供給する。一方、ステップ001
でクランク角信号CPが入力されていないと判定された
場合には、ステップ002〜005の処理は実行せず、
直接ステップ006に移行し、その時点のサンプリング
時刻nに対応した基準信号x(n)を能動制御部12に
供給する。
【0041】そして、ステップ007に移行し、能動制
御部12は、基準信号生成部11から供給される基準信
号x(n)と、マイクロフォン8a,8bから供給され
る残留騒音信号el (n)とに応じて上述したLMSア
ルゴリズムを実行して適応ディジタルフィルタ13のフ
ィルタ係数を更新しつつ、基準信号x(n)を適応ディ
ジタルフィルタ13で処理した駆動信号ym をラウドス
ピーカ9に出力し、制御音を車室3内に発生する騒音低
減制御を実行する。ステップ007の処理を実行した
ら、上記ステップ001に戻って上記処理を繰り返し実
行する。
【0042】制御開始直後は、適応ディジタルフィルタ
13のフィルタ係数が最適な値に収束しているとは限ら
ないので、ラウドスピーカ9から発せられる制御音によ
ってこもり音が必ずしも低減するとはいえない。しか
し、図4に示す処理が繰り返し実行されると、フィルタ
係数更新部15がLMSアルゴリズムに基づき、車室3
内のこもり音が低減するように適応ディジタルフィルタ
13のフィルタ係数を更新していくので、ラウドスピー
カ9から発せられる制御音によってこもり音が打ち消さ
れ、車室3内の騒音の低減が図られる。
【0043】そして、本実施例では、基準信号x(n)
の基礎となる正弦波の周期Tr を、クランク角信号CP
の周期Xr-1 だけではなく、上記(1)式に基づきアク
セル開度信号accをも考慮して算出しているため、図
14に示したようなエンジン4の回転速度が変化してい
る状況においても、基準信号の周期Tr を、実時間にお
けるクランク角信号の周期Xr と一致又は略一致させる
ことができるから、基準信号生成部11で生成される基
準信号xと、エンジン4から車室3内に伝達されるこも
り音とのずれが極めて小さくなる。
【0044】このため、車両の急加速時や減速時等のよ
うに、エンジン4の回転速度が急変するような状況にお
いても、こもり音と制御音との周波数が一致又は略一致
するから、乗員に不快感を与えることもないし、車室3
内のこもり音を確実に低減することができ、快適な車室
内の運転環境が得られる。そして、基準信号の周波数と
こもり音の周波数とが一致すれば、LMSアルゴリズム
に基づいた騒音低減制御を行う場合、収束係数αを特に
小さくする必要がないため、制御の追従性が損なわれる
ようなことはない。
【0045】しかも、基準信号の周期Tr が、実時間に
おけるクランク角信号の周期Xr と一致又は略一致すれ
ば、図14に示したようにクランク角信号の入力の時点
で基準信号が不連続となるようなことがないから、騒音
低減制御が不連続となり、不快感を与えるような制御音
の発生が防止される。図5は、従来の車両用能動型騒音
制御装置による騒音低減効果を示すグラフであって、エ
ンジン回転数に対する車室内騒音の音圧レベルを示して
おり、Aは騒音低減制御を実行せずに急加速時を行った
場合、Bは騒音低減制御を実行しつつ緩加速時を行った
場合、Cは騒音低減制御を実行しつつ急加速時を行った
場合の結果である。
【0046】即ち、急加速時というのは、エンジン回転
数の変化が大きいため、従来の車両用能動型騒音制御装
置では、基準信号と騒音とのずれが大きくなり、緩加速
時に比べて騒音低減効果が小さくなる。しかし、本実施
例によれば、基準信号とこもり音とのずれが極めて小さ
くなるので、急加速時であっても、緩加速時と同様の騒
音低減効果が得られる。
【0047】なお、本実施例では、アクセル6の開度か
らエンジン4の回転数の変化を予測する構成としている
が、エンジンの回転速度に影響を与えるその他の要因、
例えば、ブレーキの踏み代、クラッチのつながり状態、
トランスミッションのギア位置等を検出し、それらから
エンジン4の回転速度の変化を予測し、エンジン4にお
ける騒音の発生状態の変化を予測する構成としてもよ
い。
【0048】図6乃至図8は本発明の第2実施例を示す
図であり、これも、上記第1実施例と同様に、車両用能
動型騒音制御装置に本発明を適用したものである。図6
は、コントローラ10の機能構成を示すブロック図であ
り、本実施例では、アクセル開度センサ7の他に、エン
ジンの回転速度を検出するエンジン回転速度センサ17
を設けていて、それらアクセル開度センサ7が出力する
アクセル開度信号accと、エンジン回転速度センサ1
7が出力するエンジン回転速度信号Nとが、騒音変化予
測部16に供給されている。
【0049】そして、騒音変化予測部16は、それら各
信号acc,Nに基づいて、マップ18を参照してエン
ジン回転速度の変化量を予測し、その結果を基準信号生
成部11に供給する。図7は、コントローラ10内にお
ける処理の流れの概要を示すフローチャートである。た
だし、上記第1実施例で説明した図4と同様の処理内容
のステップには同じ番号を付し、その重複する説明は省
略する。
【0050】即ち、ステップ002でクランク角信号C
Pの周期Xr-1 を算出したら、ステップ011に移行
し、アクセル開度信号accと、エンジン回転速度信号
Nとを読み込み、ステップ012に移行する。ステップ
012では、それら信号acc,Nに基づいて、例えば
図8に示すようなマップ18を参照して、エンジン回転
速度変化量ΔNを読みだす。
【0051】ここで、一般の車両では、エンジン回転ト
ルクの小さい低回転域や高回転域では、エンジン回転速
度の変化量がアクセル開度に対して小さく、エンジン回
転トルクの大きい中回転域ではエンジン回転速度の変化
量がアクセル開度に対して大きいことから、図8に例示
するマップ18は、低高回転域ではアクセル開度に対す
る変化が小さく、中回転域ではアクセル開度に対する変
化が大きくなるようなマップとしている。
【0052】そして、ステップ012でエンジン回転速
度変化量ΔNが求められたら、ステップ013に移行
し、ステップ002で求めた周期Xr-1 と、ステップ0
12で求めたエンジン回転速度変化量ΔNとに基づき、
例えば両者を加算することにより、これから作成する基
準信号xの周期Tr を算出する。その他の作用効果は、
上記第1実施例と同様である。
【0053】ここで、本実施例では、アクセル開度セン
サ7,エンジン回転速度センサ17及びマップ18によ
ってエンジン回転速度変化予測手段が構成される。な
お、本実施例では、アクセル開度及びエンジン回転速度
に基づいてマップ18を作成しているが、マップ18の
内容はこれに限定されるものではなく、エンジンの回転
速度に影響を与えるその他の要因、例えば、ブレーキの
踏み代、クラッチのつながり状態、トランスミッション
のギア位置等をも含む多次元のマップとしてもよい。
【0054】図9乃至図11は、本発明の第3実施例を
示す図であり、これも、上記第1実施例と同様に、車両
用能動型騒音制御装置に本発明を適用したものである。
即ち、本実施例では、アクセル開度センサやエンジン回
転速度センサ等を設けず、クランク角センサ5から出力
されるクランク角信号CPを、基準信号生成部11とと
もに、騒音変化予測部16にも供給していて、騒音変化
予測部16は、クランク角信号CPの周期Xr に基づい
て、エンジン4における騒音の発生状態の変化を予測す
るものである。
【0055】図10は、コントローラ10内における処
理の流れの概要を示すフローチャートであり、ステップ
002で周期Xr-1 を算出したら、ステップ021に移
行し、下記の(7)式に基づいて、周期Xr の変化量Δ
r を算出する。 ΔXr =Xr-1 −Xr-2 ……(7) そして、ステップ022に移行し、下記の(8)式に基
づいて、これから作成する基準信号xの周期Tr を算出
する。
【0056】 Tr =Xr-1 +ΔXr ……(8) 周期Tr が算出されたら、ステップ005に移行し、上
記第1実施例と同様の処理を実行する。即ち、図11に
示すように、クランク角信号の周期Xr が時間とともに
変化する状況においても、その周期Xr の変化量は、一
周期程度の差では等しいとして取り扱うことができる、
つまり、 Xr −Xr-1 ≒Xr-1 −Xr-2 =ΔXr と考えられるから、上記(8)式に基づいて周期Tr
算出し、その周期Tr に基づいてステップ005で基準
信号xを生成すれば、基準信号xと、車室内に発生する
こもり音とのずれが極めて小さくなる。その他の作用効
果は、上記第1実施例と同様である。
【0057】なお、本実施例では、クランク角信号CP
の周期Xr の変化量ΔXr を算出することにより、周期
r をこもり音の周期に一致させるようにしているが、
より厳密な制御を望むのなら、変化量ΔXr の変化をも
考慮して周期Tr を決定するようにすればよい。図12
及び図13は本発明の第4実施例を示す示す図であり、
これも、上記各実施例と同様に、車両用能動型騒音制御
装置に本発明を適用したものである。
【0058】本実施例は、基本的には上記第1実施例と
同様であるが、騒音変化予測部16で用いる係数vを適
宜更新できるいわゆる学習機能を備えたものである。即
ち、図12に示すように、係数vを更新する更新部20
には、クランク角センサ5が出力するクランク角信号C
Pと、騒音変化予測部16の算出結果とが供給されてい
て、更新部20は、例えば図13に示すような処理を実
行して、係数vを最適な値に更新する。
【0059】先ず、ステップ031において、クランク
角信号PCに基づいて周期Xr を算出し、次いでステッ
プ032に移行し、騒音変化予測手段16の演算結果か
ら、上記(1)式に基づいて基準信号xの周期Tr を演
算する。そして、ステップ033に移行し、周期Xr
r とが等しいか否かを判定し、ここで、等しいと判定
された場合には、図4のステップ004の処理が正常に
機能していると判断できるから、係数vは更新しない。
【0060】しかし、ステップ033で周期Xr とTr
とが等しくないと判定された場合には、係数vが適正な
値ではないと判断できるから、ステップ034に移行し
て適正な係数vを演算し、図4のステップ004で使用
する係数vの値をステップ034の演算結果で置き換え
る。なお、ステップ033における係数vの演算アルゴ
リズムは、公知のニューラルネットワークやLMSアル
ゴリズム等が適用できる。
【0061】このように、本実施例にあっては、周期T
r を算出する際に使用する係数vを常時更新する構成と
したため、運転者の運転の傾向や習慣がその係数vに含
まれるようになるから、エンジンの騒音発生状態の変化
の予測精度がさらに向上し、より正確な周期Tr を算出
することができるようになる。その他の作用効果は上記
第1実施例と同様である。
【0062】なお、上記各実施例では、本発明をエンジ
ン4から車室3内に伝達されるこもり音を低減する車両
用能動型騒音制御装置1に適用した場合について説明し
ているが、本発明の適用対象はこれに限定されるもので
はなく、車室3以外の空間の騒音を低減する装置に適用
してもよいし、或いは、騒音以外の振動を低減する能動
型振動制御装置に適用してもよい。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
振動・騒音の発生状態の変化を予測し、その予測結果を
も考慮して基準信号を生成する構成としたため、振動・
騒音の発生状態が変化している状況においても、制御振
動・制御音と、実際に発生している振動・騒音との間の
ずれを極めて小さくすることができ、良好な振動低減制
御・騒音低減制御を行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明の基本構成を示すブロック
図である。
【図2】第1実施例の全体構成を示す図である。
【図3】第1実施例の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図4】第1実施例の処理の概要を示すフローチャート
である。
【図5】エンジンの回転速度に対するこもり音の発生状
態を示すグラフである。
【図6】第2実施例の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図7】第2実施例の処理の概要を示すフローチャート
である。
【図8】第2実施例で使用するマップの一例を示すグラ
フである。
【図9】第3実施例の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図10】第3実施例の処理の概要を示すフローチャー
トである。
【図11】第3実施例の作用を説明するグラフである。
【図12】第4実施例の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図13】第4実施例の処理の概要を示すフローチャー
トである。
【図14】従来の問題点を説明するグラフである。
【符号の説明】
1 車両用能動型騒音制御装置 (能動型振動制御装置,能動型騒音制御装置) 2 車両 3 車室(制御対象,空間) 4 エンジン(振動源,騒音源) 5 クランク角センサ (振動発生状態検出手段,騒音発生状態検出手段) 7 アクセル開度センサ(エンジン回転速度変
化予測手段) 8a,8b マイクロフォン(残留振動検出手段,残留
騒音検出手段) 9 ラウドスピーカ(アクチュエータ,制御音
源) 10 コントローラ 11 基準信号生成部(基準信号生成手段) 12 能動制御部(能動制御手段) 16 騒音変化予測部 (振動発生状態変化予測手段,騒音発生状態変化予測手
段) 17 エンジン回転速度センサ(エンジン回転速
度変化予測手段) 18 マップ(エンジン回転速度変化予測手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動源から振動が伝達される制御対象に
    制御振動を発生可能なアクチュエータと、前記制御対象
    の所定位置における残留振動を検出する残留振動検出手
    段と、前記振動源の振動発生状態を検出する振動発生状
    態検出手段と、前記振動源の振動発生状態の変化を予測
    する振動発生状態変化予測手段と、前記振動発生状態検
    出手段が検出した振動発生状態及び前記振動発生状態変
    化予測手段が予測した振動発生状態の変化に基づいて前
    記振動源の振動発生状態を表す基準信号を生成する基準
    信号生成手段と、前記残留振動及び前記基準信号に基づ
    いて前記制御対象の振動が低減するように前記アクチュ
    エータを駆動させる能動制御手段と、を備えたことを特
    徴とする能動型振動制御装置。
  2. 【請求項2】 振動発生状態変化予測手段は、振動発生
    状態検出手段の検出結果の変化に基づいて振動発生状態
    の変化を予測する請求項1記載の能動型振動制御装置。
  3. 【請求項3】 騒音源から騒音が伝達される空間に制御
    音を発生可能な制御音源と、前記空間内の所定位置にお
    ける残留騒音を検出する残留騒音検出手段と、前記騒音
    源の騒音発生状態を検出する騒音発生状態検出手段と、
    前記騒音源の騒音発生状態の変化を予測する騒音発生状
    態変化予測手段と、前記騒音発生状態検出手段が検出し
    た騒音発生状態及び前記騒音発生状態変化予測手段が予
    測した騒音発生状態の変化に基づいて前記騒音源の騒音
    発生状態を表す基準信号を生成する基準信号生成手段
    と、前記残留騒音及び前記基準信号に基づいて前記空間
    内の騒音が低減するように前記制御音源を駆動させる能
    動制御手段と、を備えたことを特徴とする能動型騒音制
    御装置。
  4. 【請求項4】 車両に適用される能動型騒音制御装置で
    あって、空間が車室である請求項3記載の能動型騒音制
    御装置。
  5. 【請求項5】 騒音発生状態変化予測手段は、騒音発生
    状態検出手段の検出結果の変化に基づいて騒音発生状態
    の変化を予測する請求項3又は請求項4記載の能動型騒
    音制御装置。
  6. 【請求項6】 騒音源がエンジンであり、騒音発生状態
    変化予測手段は、エンジンの回転速度の変化を予測する
    エンジン回転速度変化予測手段を有する請求項4記載の
    能動型騒音制御装置。
JP4062274A 1992-03-18 1992-03-18 能動型振動制御装置及び能動型騒音制御装置 Pending JPH05265466A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020042163A (ja) * 2018-09-11 2020-03-19 川崎重工業株式会社 乗物の音声システム及び音声出力方法
CN111724763A (zh) * 2020-07-01 2020-09-29 江苏理工学院 一种汽车噪声控制装置及方法

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