JPH05265359A - 電子写真用感光体のアース取り方法 - Google Patents

電子写真用感光体のアース取り方法

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JPH05265359A
JPH05265359A JP2407099A JP40709990A JPH05265359A JP H05265359 A JPH05265359 A JP H05265359A JP 2407099 A JP2407099 A JP 2407099A JP 40709990 A JP40709990 A JP 40709990A JP H05265359 A JPH05265359 A JP H05265359A
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JP
Japan
Prior art keywords
flange
base body
grounding
aluminum
anodized film
Prior art date
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Pending
Application number
JP2407099A
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English (en)
Inventor
Toshio Ikemi
寿夫 池見
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】陽極酸化皮膜を設けられたアルミニウムまたは
アルミニウム合金円筒を基体とする感光体を基体外表面
または感光層を傷つけたり汚染したりすることなくアー
スできる方法。 【構成】陽極酸化皮膜を設けられたアルミニウムまたは
アルミニウム合金からなる円筒を基体とする感光体の、
基体両端部に取り付けられるフランジの少なくとも一方
のフランジを導電性材料からなるものとし、このフラン
ジを基体端部に圧入ししまりばめで固定することによ
り、基体とフランジとのはめ合い部で陽極酸化皮膜がは
がれて基体のアルミニウムまたはアルミニウム合金とフ
ランジとが直接接触して電気的に導通するようにし、こ
のフランジを介して感光体の基体をアースする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、陽極酸化皮膜を設け
られたアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる円
筒を基体とする電子写真用感光体のアース取り方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】複写機などの電子写真応用装置に装着さ
れた電子写真用感光体(以下単に感光体とも称する)を
正常に動作させるためには感光体の基体をアースしてお
くことが必要である。感光体は繰り返し使用を考慮して
一般に円筒状とされており、感光体の基体の端部に取り
付けられたフランジにより電子写真応用装置に装着され
るが、通常、このフランジを介して、あるいはフランジ
に設けられたアース板を介して感光体の基体をアースす
る方法が採られている。
【0003】陽極酸化皮膜を設けられたアルミニウムま
たはアルミニウム合金からなる円筒を基体として用いる
場合には、陽極酸化皮膜が絶縁物であるため、従来、次
の二つのアース取り方法が行われていた。 (1)円筒の内外面すべてに陽極酸化皮膜を形成し、フ
ランジまたはフランジに設けられたアース板があたる部
分の基体表面の陽極酸化皮膜を削り落として陽極酸化皮
膜のない部分を形成し、この部分を利用してアースを取
る方法。陽極酸化皮膜の除去は基体外表面に感光層を設
ける前後どちらでもよい。 (2)陽極酸化処理の前に基体内面全面に、あるいは基
体内面端部のフランジまたはフランジに設けられたアー
ス板の接触する部分に樹脂膜を塗布形成しておき、陽極
酸化処理後この樹脂膜を有機溶剤などで除去することに
より陽極酸化皮膜のない部分を形成し、この部分を利用
してアースを取る方法。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記(1)
の方法では、陽極酸化皮膜を削り落とす際に、その削り
粉が基体外表面またはそこに設けられた感光層を傷つけ
ることがあるという問題があった。
【0005】また、前記(2)の方法では、樹脂を除去
する際に、基体外表面またはそこに設けられた感光層を
樹脂を溶解した有機溶剤などで汚染することがあるとい
う問題があった。
【0006】この発明は、上述の問題点を解消して、陽
極酸化皮膜を設けられた基体を用いた感光体の場合で
も、基体外表面あるいは感光層を傷つけたり汚染したり
することなく感光体の基体をアースすることのできる方
法を提供することを解決しようとする課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
によれば、陽極酸化皮膜を設けられたアルミニウムまた
はアルミニウム合金からなる円筒を基体としその外表面
に感光層を形成してなる感光体の基体の両端部に取り付
けられるフランジの少なくとも一方のフランジを導電性
材料からなるものとし、このフランジを基体端部に圧入
ししまりばめで固定し、このフランジを介して感光体の
基体をアースする方法により解決することができる。
【0008】基体とフランジとのしまりばめの最小しめ
しろは1μm以上10μm以下が望ましく、はめ合い部
の表面粗さは6s以下が望ましく、基体表面の陽極酸化
皮膜の膜厚は6μm以上8μm以下の範囲内とすること
が好ましい。
【0009】
【作用】基体表面に陽極酸化皮膜が形成されていても導
電性フランジを圧入することにより、基体およびフラン
ジのはめ合い部の表面には共に微小な凹凸が存在してい
るので、凸部に大きな力が加わり局部的に陽極酸化皮膜
が機械的にはぎ取られて、下地のアルミニウムまたはア
ルミニウム合金と導電性フランジが接触し、基体と導電
性フランジが電気的に導通し、導電性フランジを介して
感光体基体をアースすることが可能となる。陽極酸化皮
膜を削り落とす必要もなく、また、樹脂を除去する必要
もなく、基体表面あるいは感光層を傷つけたり汚染した
りすることはなくなる。
【0010】基体と導電性フランジとの電気的導通を充
分なものとするためには、両者のしまりばめの最小しめ
しろを1μm以上10μm以下とし、はめ合い部の表面
粗さを6s以下とし、陽極酸化皮膜の膜厚を6μm以上
8μm以下の範囲内とすることが望ましい。
【0011】
【実施例】以下、この発明の実施例を図を参照しながら
説明する。
【0012】図1はこの発明の一実施例の説明図であっ
て、図1(a)はアルミニウム合金円筒の表面に陽極酸
化皮膜を設けた基体2の外表面に感光層3を形成してな
る感光体1の基体2の両端部に導電性材料からなるフラ
ンジ4を圧入してしまりばめで固定した状態を示す縦断
面図であり、図1(b)および図1(c)は基体2とフ
ランジ4とのはめ合い部の部分拡大断面図で図1(b)
は基体2にフランジ4を圧入する前、図1(c)は圧入
後を示す。フランジ4を基体2の端部に圧入することに
より、アルミニウム合金円筒21の表面を被覆する陽極
酸化皮膜22のうちフランジ4とはめ合わされる部分で
あるはめ合い部23の皮膜ははぎとられて図1(c)に
示すようにはめ合い部23ではフランジ4とアルミニウ
ム合金円筒21とが直接接触する。このようにして、フ
ランジ4と基体2とは電気的に導通し、フランジ4をア
ースすることにより感光体1の基体2を確実にアースす
ることができる。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、陽極酸化皮膜を設け
られたアルミニウムまたはアルミニウム合金からなる円
筒を基体としその外表面に感光層を形成してなる電子写
真用感光体のアース取り方法を基体の両端部に取り付け
られるフランジの少なくとも一方のフランジを導電性材
料からなるものとし、このフランジを基体端部に圧入し
しまりばめで固定し、このフランジを介して感光体の基
体をアースする方法とする。このようなアース取り方法
とすることにより、陽極酸化皮膜の設けられた基体を用
いた感光体の場合でも、基体外表面あるいは感光層を傷
つけたり汚染したりすることなく感光体の基体をアース
することができる。アースを確実なものとするために
は、基体とフランジとのしまりばめの最小しめしろを1
μm以上10μm以下とすること、はめ合い部の表面粗
さを6s以下とすること、陽極酸化皮膜の膜厚を6μm
以上8μm以下とすることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の説明図
【符号の説明】
1 感光体 2 基体 3 感光層 4 フランジ 21 アルミニウム合金円筒 22 陽極酸化皮膜 23 はめ合い部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陽極酸化皮膜を設けられたアルミニウムま
    たはアルミニウム合金からなる円筒を基体としその外表
    面に感光層を形成してなる電子写真用感光体のアース取
    り方法であって、前記基体の両端部に取り付けられるフ
    ランジの少なくとも一方のフランジを導電性材料からな
    るものとし、このフランジを基体端部に圧入ししまりば
    めで固定し、このフランジを介してアースすることを特
    徴とする電子写真用感光体のアース取り方法。
  2. 【請求項2】しまりばめの最小しめしろを1μm以上1
    0μm以下とすることを特徴とする請求項1記載の電子
    写真用感光体のアース取り方法。
  3. 【請求項3】基体およびフランジのはめ合い部の表面粗
    さを6s以下とすることを特徴とする請求項1または2
    記載の電子写真用感光体のアース取り方法。
  4. 【請求項4】基体の陽極酸化皮膜の膜厚を6μm以上8
    μm以下の範囲内とすることを特徴とする請求項1,
    2,3のうちのいずれかに記載の電子写真用感光体のア
    ース取り方法。
JP2407099A 1990-12-27 1990-12-27 電子写真用感光体のアース取り方法 Pending JPH05265359A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08320634A (ja) * 1994-08-17 1996-12-03 Ricoh Co Ltd 像担持体支持装置
CN109634072A (zh) * 2017-10-06 2019-04-16 富士施乐株式会社 感光体单元及其制造方法、处理盒、及图像形成装置

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CN109634072B (zh) * 2017-10-06 2024-01-12 富士胶片商业创新有限公司 感光体单元及其制造方法、处理盒、及图像形成装置

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