JPH05265070A - カメラ - Google Patents
カメラInfo
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- JPH05265070A JPH05265070A JP6514592A JP6514592A JPH05265070A JP H05265070 A JPH05265070 A JP H05265070A JP 6514592 A JP6514592 A JP 6514592A JP 6514592 A JP6514592 A JP 6514592A JP H05265070 A JPH05265070 A JP H05265070A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical system
- depth
- camera
- aperture value
- lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Focusing (AREA)
- Automatic Focus Adjustment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 デプスモード(被写界深度優先撮影モード)
を実行できるように構成されたカメラにおける改良に関
し、複数の被写体を被写界深度に入れるようにし、しか
もできるだけ開放側に絞りを設定できるようにした。 【構成】 図1において、デプスモードと判定された
ら、第一の被写体の測距と測光とをこの順に行ない、そ
の結果から手ぶれ限界絞り値AV1を決定し、第二の被
写体の測距を行なうとともに手ぶれ限界内で第一及び第
二の被写体を被写界深度内に入れられるかどうかを判定
し、入らない時にはズームレンズをワイド側に駆動す
る。
を実行できるように構成されたカメラにおける改良に関
し、複数の被写体を被写界深度に入れるようにし、しか
もできるだけ開放側に絞りを設定できるようにした。 【構成】 図1において、デプスモードと判定された
ら、第一の被写体の測距と測光とをこの順に行ない、そ
の結果から手ぶれ限界絞り値AV1を決定し、第二の被
写体の測距を行なうとともに手ぶれ限界内で第一及び第
二の被写体を被写界深度内に入れられるかどうかを判定
し、入らない時にはズームレンズをワイド側に駆動す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラに関し、特に、デ
プスモード(被写界深度優先モード)を実行できる機能
を有したカメラに関するものである。
プスモード(被写界深度優先モード)を実行できる機能
を有したカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】互いに異なる位置にある複数の被写体の
すべてにピントが合うように撮影を行なう方法として、
たとえば特公昭63−91614号公報に開示された撮
影方法が知られている。この方法では、複数の被写体間
のデフォーカス量を内分する位置にレンズを移動させ、
前記デフォーカス量から各被写体が同一の被写界深度に
入るような絞り値を算出させ、初回の被写体に対するデ
フォーカス量検知時にはレンズを前記デフォーカス量移
動させて前記被写体に対してピントを合わせ、次回のデ
フォーカス量検知時におけるデフォーカス量に対しては
上記内分処理を行なわせた上記内分点にレンズを移動さ
せる、というものである。
すべてにピントが合うように撮影を行なう方法として、
たとえば特公昭63−91614号公報に開示された撮
影方法が知られている。この方法では、複数の被写体間
のデフォーカス量を内分する位置にレンズを移動させ、
前記デフォーカス量から各被写体が同一の被写界深度に
入るような絞り値を算出させ、初回の被写体に対するデ
フォーカス量検知時にはレンズを前記デフォーカス量移
動させて前記被写体に対してピントを合わせ、次回のデ
フォーカス量検知時におけるデフォーカス量に対しては
上記内分処理を行なわせた上記内分点にレンズを移動さ
せる、というものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、例えば被写体が低輝度のような場合で、二点
間のデフォーカス量がある程度大きい場合、二点を被写
界深度内に入れるために絞り値を設定すると、露光時間
が手ブレ限界を越してしまうようなことがあった。ま
た、最大絞り値が小さい場合は、必要な被写界深度が得
られなかった。
来例では、例えば被写体が低輝度のような場合で、二点
間のデフォーカス量がある程度大きい場合、二点を被写
界深度内に入れるために絞り値を設定すると、露光時間
が手ブレ限界を越してしまうようなことがあった。ま
た、最大絞り値が小さい場合は、必要な被写界深度が得
られなかった。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術における問
題点を解決したカメラを提供することである。
題点を解決したカメラを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、焦点距
離情報を有し初回の被写体に対するデフォーカス検知時
にレンズを上記デフォーカス量移動させ、上記被写体に
対し、ピント合せ、それと共に測光し、その測光値をも
とに手ブレ限界となる絞り値を決定し、次回のデフォー
カス検知時におけるデフォーカス量に対し、二点が被写
界深度に入る様な絞り値を算出し、前述の手ブレ限界の
絞り値と比較し、前述の絞り値が手ブレ限界の絞り値よ
りも大きく、さらに前述の焦点距離情報よりワイド側に
焦点距離が動かせると判断されたならば、デフォーカス
量、手ブレ限界絞り値及び焦点距離情報から、手ブレ限
界絞り値で二点を被写界深度内に入れられる焦点距離を
算出し、レンズをその焦点距離に駆動すると共に前述の
デフォーカス量を焦点距離の変化分加工して、内分処理
を行なわせて内分点に駆動するようにした。
離情報を有し初回の被写体に対するデフォーカス検知時
にレンズを上記デフォーカス量移動させ、上記被写体に
対し、ピント合せ、それと共に測光し、その測光値をも
とに手ブレ限界となる絞り値を決定し、次回のデフォー
カス検知時におけるデフォーカス量に対し、二点が被写
界深度に入る様な絞り値を算出し、前述の手ブレ限界の
絞り値と比較し、前述の絞り値が手ブレ限界の絞り値よ
りも大きく、さらに前述の焦点距離情報よりワイド側に
焦点距離が動かせると判断されたならば、デフォーカス
量、手ブレ限界絞り値及び焦点距離情報から、手ブレ限
界絞り値で二点を被写界深度内に入れられる焦点距離を
算出し、レンズをその焦点距離に駆動すると共に前述の
デフォーカス量を焦点距離の変化分加工して、内分処理
を行なわせて内分点に駆動するようにした。
【0006】
【実施例】図3は本発明を適用して構成された一眼レフ
カメラの電気的構成のうち本発明に関連する構成を示し
た概略図である。
カメラの電気的構成のうち本発明に関連する構成を示し
た概略図である。
【0007】図3において、100はカメラ本体、20
0はカメラ本体100に着脱自在に構成された交換レン
ズ、である。カメラ本体100と交換レンズ200には
以下に説明する種々の回路が搭載されており、カメラ本
体100に交換レンズ200を装着するとカメラ本体1
00内の回路と交換レンズ200内の回路とが接続接点
群を介して電気的に接続される。図3において、31は
焦点距離検知用エンコーダで、レンズ系の焦点距離を検
知し、この焦点距離情報はマイクロコンピュータから成
るレンズ通信回路35にて加工され、電気接点を介して
カメラ側マイクロコンピュータへと出力される。
0はカメラ本体100に着脱自在に構成された交換レン
ズ、である。カメラ本体100と交換レンズ200には
以下に説明する種々の回路が搭載されており、カメラ本
体100に交換レンズ200を装着するとカメラ本体1
00内の回路と交換レンズ200内の回路とが接続接点
群を介して電気的に接続される。図3において、31は
焦点距離検知用エンコーダで、レンズ系の焦点距離を検
知し、この焦点距離情報はマイクロコンピュータから成
るレンズ通信回路35にて加工され、電気接点を介して
カメラ側マイクロコンピュータへと出力される。
【0008】36はマイクロコンピュータから成るカメ
ラ制御回路で、各回路の制御とレンズ側の回路との通信
を行なうとともにレンズ側マイクロコンピュータから焦
点距離情報等が入力される。37は測距演算回路で、不
図示の測距センサからの出力に基いて被写体のデフォー
カス量を検知し、カメラ制御回路36にデフォーカス情
報を伝える。38は測距演算回路で、不図示の測距セン
サの出力に基いて被写体の輝度を検知し、カメラ制御回
路36に被写体輝度の情報を伝える。39は比較回路
で、カメラ制御回路36を介して被写体間のデフォーカ
ス情報及び被写体輝度情報が入力され、そのうち輝度情
報から手ブレ限界絞り値AV1 を算出し、この絞り値で
の焦点深度を求め、デフォーカス情報と比較する。40
は焦点距離決定回路で、カメラ制御回路36からは焦点
距離情報及びデフォーカス情報が、比較回路39からは
比較結果と手ブレ限界絞り値が、それぞれ入力され、必
要な焦点距離を演算し、カメラ制御回路36に情報を出
力する。
ラ制御回路で、各回路の制御とレンズ側の回路との通信
を行なうとともにレンズ側マイクロコンピュータから焦
点距離情報等が入力される。37は測距演算回路で、不
図示の測距センサからの出力に基いて被写体のデフォー
カス量を検知し、カメラ制御回路36にデフォーカス情
報を伝える。38は測距演算回路で、不図示の測距セン
サの出力に基いて被写体の輝度を検知し、カメラ制御回
路36に被写体輝度の情報を伝える。39は比較回路
で、カメラ制御回路36を介して被写体間のデフォーカ
ス情報及び被写体輝度情報が入力され、そのうち輝度情
報から手ブレ限界絞り値AV1 を算出し、この絞り値で
の焦点深度を求め、デフォーカス情報と比較する。40
は焦点距離決定回路で、カメラ制御回路36からは焦点
距離情報及びデフォーカス情報が、比較回路39からは
比較結果と手ブレ限界絞り値が、それぞれ入力され、必
要な焦点距離を演算し、カメラ制御回路36に情報を出
力する。
【0009】41はデプス(被写界深度)演算回路で、
カメラ制御回路36を介してデフォーカス情報が入力さ
れ、必要な絞り値を算出し、カメラ制御回路36に出力
する。上述の回路から出力された情報はカメラ制御回路
にて加工され、ズーム用レンズ駆動量情報及びフォーカ
ス用レンズ駆動量情報並びに絞り値情報として電気接点
を介してレンズ通信回路35に入力され、絞り駆動制御
回路32、ズーム用レンズ駆動制御回路33、フォーカ
ス用レンズ駆動制御回路34へと伝えられる。
カメラ制御回路36を介してデフォーカス情報が入力さ
れ、必要な絞り値を算出し、カメラ制御回路36に出力
する。上述の回路から出力された情報はカメラ制御回路
にて加工され、ズーム用レンズ駆動量情報及びフォーカ
ス用レンズ駆動量情報並びに絞り値情報として電気接点
を介してレンズ通信回路35に入力され、絞り駆動制御
回路32、ズーム用レンズ駆動制御回路33、フォーカ
ス用レンズ駆動制御回路34へと伝えられる。
【0010】次に、図1を参照して本発明のカメラにお
ける機能及び動作について説明する。
ける機能及び動作について説明する。
【0011】ステップ1:不図示の電源スイッチがオン
になるとカメラ本体100内のカメラ制御回路(マイク
ロコンピュータ)36と交換レンズ200内のマイクロ
コンピュータ(交換レンズ200内の通信回路35)と
がクリアされて初期状態となる。
になるとカメラ本体100内のカメラ制御回路(マイク
ロコンピュータ)36と交換レンズ200内のマイクロ
コンピュータ(交換レンズ200内の通信回路35)と
がクリアされて初期状態となる。
【0012】ステップ2:不図示のモードセレクタース
イッチの状態を検出し、2点測距モード(以降デプスモ
ードと呼ぶ)が選択されているかを検知し、デプスモー
ドが選択されている時はステップ11へ進み、デプスモ
ードが選択されていない時はステップ3へ進む。
イッチの状態を検出し、2点測距モード(以降デプスモ
ードと呼ぶ)が選択されているかを検知し、デプスモー
ドが選択されている時はステップ11へ進み、デプスモ
ードが選択されていない時はステップ3へ進む。
【0013】ステップ3:レリーズボタンの半押し操作
に連動するスイッチSW1の状態が検知され、スイッチ
SW1がONであれば、ステップ4へ進み、SW1がO
FFであればステップ2へ戻る。
に連動するスイッチSW1の状態が検知され、スイッチ
SW1がONであれば、ステップ4へ進み、SW1がO
FFであればステップ2へ戻る。
【0014】ステップ4:被写体までの距離の測距結果
からデフォーカス量を算出する。
からデフォーカス量を算出する。
【0015】ステップ5:前述のデフォーカス量をもと
にレンズを駆動する。
にレンズを駆動する。
【0016】ステップ6:合焦後に測光を行う。
【0017】ステップ7:前述の測光値をもとに、あら
かじめ設定されたプログラムに従って絞り値及び露出時
間を決定する。
かじめ設定されたプログラムに従って絞り値及び露出時
間を決定する。
【0018】ステップ8:シャッターレリーズボタンの
全押し操作に連動するスイッチSW2の状態が検知さ
れ、スイッチSW2がONであればステップ9へ進む。
全押し操作に連動するスイッチSW2の状態が検知さ
れ、スイッチSW2がONであればステップ9へ進む。
【0019】ステップ9:ミラーアップ後、決定された
絞り値と露出時間にもとづいてシャッタ及び絞りを制御
する。
絞り値と露出時間にもとづいてシャッタ及び絞りを制御
する。
【0020】ステップ10:ミラーdownを行い、更
にフィルム巻上げ後、ステップ2へ戻る。
にフィルム巻上げ後、ステップ2へ戻る。
【0021】ステップ11:スイッチSW1の状態が検
知され、スイッチSW1がONであればデプスモードの
選択スイッチの押下回数を1とカウントして記憶し、ス
テップ12に進み、スイッチSW1がOFFであればス
テップ2へ戻る。
知され、スイッチSW1がONであればデプスモードの
選択スイッチの押下回数を1とカウントして記憶し、ス
テップ12に進み、スイッチSW1がOFFであればス
テップ2へ戻る。
【0022】ステップ12:被写体までの距離の測距結
果としてのデフォーカス量を算出する。
果としてのデフォーカス量を算出する。
【0023】ステップ13:ステップ12のデフォーカ
ス量にもとづいてフォーカス用レンズを駆動して合焦さ
せる。
ス量にもとづいてフォーカス用レンズを駆動して合焦さ
せる。
【0024】ステップ14:合焦後、測光を行う。
【0025】ステップ15:ステップ14で検出された
測光値にもとづいて手ブレ限界絞り値AV1を決定する。
なお、絞りの最大絞り値AVmaxとAV1を比較してAV1>
AVmaxの時はAV1をAV1=AVmaxと置きかえる。
測光値にもとづいて手ブレ限界絞り値AV1を決定する。
なお、絞りの最大絞り値AVmaxとAV1を比較してAV1>
AVmaxの時はAV1をAV1=AVmaxと置きかえる。
【0026】ステップ16:スイッチSW1の状態が検
知され、スイッチSW1がONならステップ14に戻
り、スイッチSW1がOFFなら第1点目の測距は終っ
たとしてステップ17へ進む。
知され、スイッチSW1がONならステップ14に戻
り、スイッチSW1がOFFなら第1点目の測距は終っ
たとしてステップ17へ進む。
【0027】ステップ17:スイッチSW1の状態が検
知され、スイッチSW1がONならばスイッチSW1の
押下回数を2とカウントし、記憶してからステップ18
へ進む。
知され、スイッチSW1がONならばスイッチSW1の
押下回数を2とカウントし、記憶してからステップ18
へ進む。
【0028】ステップ18:被写体までの測距結果とし
てのデフォーカス量def2 を算出する。
てのデフォーカス量def2 を算出する。
【0029】ステップ19:def2 /2とAV1×δ
(δは最小錯乱円径)とを比較してdef2 /2≦AV1
×δならステップ20へ進み、def2 /2>AV1×δ
ならばステップ22へと進む。
(δは最小錯乱円径)とを比較してdef2 /2≦AV1
×δならステップ20へ進み、def2 /2>AV1×δ
ならばステップ22へと進む。
【0030】ステップ20:二点が共に被写界深度内に
入るようにdef2 /2=AV2×δとなる絞り値AV2を
算出し、それと共に露出時間TV を決定する。
入るようにdef2 /2=AV2×δとなる絞り値AV2を
算出し、それと共に露出時間TV を決定する。
【0031】ステップ21:二点の被写体間のデフォー
カス値def2 を内分する位置、つまり、ここでは二点
からdef2 /2となる位置)にフォーカス用レンズ群
を駆動する。その後、ステップ8へ戻る。
カス値def2 を内分する位置、つまり、ここでは二点
からdef2 /2となる位置)にフォーカス用レンズ群
を駆動する。その後、ステップ8へ戻る。
【0032】ステップ22:交換レンズ200に内蔵さ
れている不図示の記憶手段からレンズの固有の焦点距離
情報f1 が ステップ23:焦点距離情報より現時点の焦点距離f1
とこのレンズのワイド端の焦点距離fw とを比較し、f
1 >fw ならばステップ24へ進み、f1 =fw ならば
ステップ20へ戻る。
れている不図示の記憶手段からレンズの固有の焦点距離
情報f1 が ステップ23:焦点距離情報より現時点の焦点距離f1
とこのレンズのワイド端の焦点距離fw とを比較し、f
1 >fw ならばステップ24へ進み、f1 =fw ならば
ステップ20へ戻る。
【0033】ステップ24:デフォーカス量def2 、
焦点距離f1 、手ブレ限界絞り値AV1より、二点の被写
体が手ブレ限界内の絞りでも被写界深度内に入るf2 を
求める。ここで、被写体距離D及び焦点距離fに対し十
分遠ければデフォーカス量defはdef≒f2 /Dと
なるので、def2 /2×(f2 /f1 )2 =AV1×δ
となるようにf2 を算出する。
焦点距離f1 、手ブレ限界絞り値AV1より、二点の被写
体が手ブレ限界内の絞りでも被写界深度内に入るf2 を
求める。ここで、被写体距離D及び焦点距離fに対し十
分遠ければデフォーカス量defはdef≒f2 /Dと
なるので、def2 /2×(f2 /f1 )2 =AV1×δ
となるようにf2 を算出する。
【0034】ステップ25:ステップ24で算出された
焦点距離f2 となるようにズーム用レンズを駆動する。
f2 <fw ならばワイド端のfw まで駆動する。
焦点距離f2 となるようにズーム用レンズを駆動する。
f2 <fw ならばワイド端のfw まで駆動する。
【0035】ステップ26:再び測距して二点間のデフ
ォーカス量def2 を算出した後、ステップ20へ戻
る。
ォーカス量def2 を算出した後、ステップ20へ戻
る。
【0036】次に図2を参照して本発明の第二実施例の
カメラの機能及び動作を説明する。なお、本実施例のカ
メラの構成は第一実施例のものに対して機能及び動作が
異るだけでほぼ同じ概略構成であるから図3を準用す
る。
カメラの機能及び動作を説明する。なお、本実施例のカ
メラの構成は第一実施例のものに対して機能及び動作が
異るだけでほぼ同じ概略構成であるから図3を準用す
る。
【0037】本例のカメラは三つの測距エリア(画面の
中心、右寄り、左寄りの3ポイント)の被写体の距離を
測距する測距装置を有すると共に、どのポイントを測距
するかを選択できる選択スイッチを有しており、さら
に、3ポイント共に被写界深度内に入れるモード(後は
このモードをオートデプスと呼ぶ)を実行できる機能を
有している。
中心、右寄り、左寄りの3ポイント)の被写体の距離を
測距する測距装置を有すると共に、どのポイントを測距
するかを選択できる選択スイッチを有しており、さら
に、3ポイント共に被写界深度内に入れるモード(後は
このモードをオートデプスと呼ぶ)を実行できる機能を
有している。
【0038】ステップ51:不図示の電源スイッチがオ
ンとなり、カメラのマイコン及び交換レンズ内のマイコ
ンがクリアされた後、以下のステップ順に動作が行われ
る。
ンとなり、カメラのマイコン及び交換レンズ内のマイコ
ンがクリアされた後、以下のステップ順に動作が行われ
る。
【0039】ステップ52:不図示のモードセレクター
スイッチの状態を検出し、前述のオートデプスモードが
選択されているかを検知し、オートデプスモードが選択
されていた時はステップ62へ進み、選ばれていない時
はステップ53へ進む。
スイッチの状態を検出し、前述のオートデプスモードが
選択されているかを検知し、オートデプスモードが選択
されていた時はステップ62へ進み、選ばれていない時
はステップ53へ進む。
【0040】ステップ53:前述のスイッチSW1の状
態が検知され、スイッチSW1がONであればステップ
54へ進み、スイッチSW1がOFFであればステップ
52へ戻る。
態が検知され、スイッチSW1がONであればステップ
54へ進み、スイッチSW1がOFFであればステップ
52へ戻る。
【0041】ステップ54:不図示の測距エリア選択ス
イッチの状態を検知し、どのポイントが測距エリアとし
て選択されているかを検知する。
イッチの状態を検知し、どのポイントが測距エリアとし
て選択されているかを検知する。
【0042】ステップ55:前述の測距エリア選択スイ
ッチにて検知された測距エリアの被写体までの距離の測
距結果としてのデフォーカス量を算出する。
ッチにて検知された測距エリアの被写体までの距離の測
距結果としてのデフォーカス量を算出する。
【0043】ステップ56:前述のデフォーカス量をも
とにフォーカス用レンズを駆動する。
とにフォーカス用レンズを駆動する。
【0044】ステップ57:合焦後、測光を行い、測光
値を検出する。
値を検出する。
【0045】ステップ58:前述の測光値をもとに、あ
らかじめ設定されたプログラムに従って絞り値AV と露
光時間TV を決定する。
らかじめ設定されたプログラムに従って絞り値AV と露
光時間TV を決定する。
【0046】ステップ59:スイッチSW2の状態を検
知し、スイッチSW2がONであればステップ60へ進
む。
知し、スイッチSW2がONであればステップ60へ進
む。
【0047】ステップ60:ミラーアップ後、決定され
た絞り値と露光時間とに基いてシャッターと絞りを制御
する。
た絞り値と露光時間とに基いてシャッターと絞りを制御
する。
【0048】ステップ61:ミラーをdownし、フィ
ルム巻上げ後、ステップ52へ戻る。
ルム巻上げ後、ステップ52へ戻る。
【0049】ステップ62:スイッチSW1の状態を検
知し、スイッチSW1がONであればステップ63へ進
み、スイッチSW1がOFFであればステップ52へ戻
る。
知し、スイッチSW1がONであればステップ63へ進
み、スイッチSW1がOFFであればステップ52へ戻
る。
【0050】ステップ63:前述の3ポイントの被写体
のデフォーカス量を算出して記憶する。
のデフォーカス量を算出して記憶する。
【0051】ステップ64:3つのデフォーカス量か
ら、3点間のデフォーカス量の差を算出する。例えば3
点ともデフォーカス方向が同一なら最大デフォーカス量
と最小デフォーカス量たるdefmax とdefmin を求
め、defmax 及びdefminより、3点間のデフォー
カス量の差def1 (def1 =defmax −defmi
n )を求める。
ら、3点間のデフォーカス量の差を算出する。例えば3
点ともデフォーカス方向が同一なら最大デフォーカス量
と最小デフォーカス量たるdefmax とdefmin を求
め、defmax 及びdefminより、3点間のデフォー
カス量の差def1 (def1 =defmax −defmi
n )を求める。
【0052】ステップ65:前述のdef1 より3点の
デフォーカス量を内分するデフォーカス量defmin +
def1 /2(あるいはdefmax −def1 /2)に
対応する位置までフォーカス用レンズを駆動する。
デフォーカス量を内分するデフォーカス量defmin +
def1 /2(あるいはdefmax −def1 /2)に
対応する位置までフォーカス用レンズを駆動する。
【0053】ステップ66:合焦後、測光を行なう。
【0054】ステップ67:ステップ66で検出された
測光値をもとに手ブレ限界絞り値AV1を決定する。な
お、絞りの最大絞り値AVmaxとAV1を比較し、AV1>A
Vmaxの時はAV1をAV1=AVmaxと置きかえる。
測光値をもとに手ブレ限界絞り値AV1を決定する。な
お、絞りの最大絞り値AVmaxとAV1を比較し、AV1>A
Vmaxの時はAV1をAV1=AVmaxと置きかえる。
【0055】ステップ68:def1 /2とAV1×δ
(δは最小錯乱円径)とを比較してdef1 /2≦AV1
×δならステップ69へ進み、def1 /2>AV1×δ
ならステップ70へ進む。
(δは最小錯乱円径)とを比較してdef1 /2≦AV1
×δならステップ69へ進み、def1 /2>AV1×δ
ならステップ70へ進む。
【0056】ステップ69:3点が被写界深度内に入る
ようにdef1 /2=AV2×δとなる絞り値AV2を算出
すると共に露出時間TV を決定し、ステップ59へ戻
る。
ようにdef1 /2=AV2×δとなる絞り値AV2を算出
すると共に露出時間TV を決定し、ステップ59へ戻
る。
【0057】ステップ70:交換レンズ200の不図示
の記憶手段から該レンズの固有の焦点距離情報f1 が入
力される。
の記憶手段から該レンズの固有の焦点距離情報f1 が入
力される。
【0058】ステップ71:焦点距離f1 とこのレンズ
のワイド端の焦点距離fw とを比較し、f1 >fw なら
ばステップ72へ進み、f1 =fw ならばステップ69
へ戻る。
のワイド端の焦点距離fw とを比較し、f1 >fw なら
ばステップ72へ進み、f1 =fw ならばステップ69
へ戻る。
【0059】ステップ72:デフォーカス量def1 と
焦点距離f1 と手ブレ限界絞り値AV1とに基いて三点の
被写体が手ブレ限界内の絞りでも被写界深度内に入る焦
点距離f2 を求める。ここで、被写体距離Dが焦点距離
fに対して十分遠ければデフォーカス量defはdef
≒f2 /Dとなるので、def1 /2×(f2 /f1)2
=AV1×δとなるようにf2 を算出する。
焦点距離f1 と手ブレ限界絞り値AV1とに基いて三点の
被写体が手ブレ限界内の絞りでも被写界深度内に入る焦
点距離f2 を求める。ここで、被写体距離Dが焦点距離
fに対して十分遠ければデフォーカス量defはdef
≒f2 /Dとなるので、def1 /2×(f2 /f1)2
=AV1×δとなるようにf2 を算出する。
【0060】ステップ73:ステップ72で算出された
焦点距離f2 となるようにズーム用レンズを駆動する。
f2 <fw ならばワイド端の焦点距離fw に対応する位
置まで駆動する。
焦点距離f2 となるようにズーム用レンズを駆動する。
f2 <fw ならばワイド端の焦点距離fw に対応する位
置まで駆動する。
【0061】ステップ74:再び測距して3点のデフォ
ーカス量を検出する。
ーカス量を検出する。
【0062】ステップ75:3点のデフォーカス量のう
ち最大デフォーカス量defmax1を求め、defmax1=
AV2×δとなる絞り値AV2を求めると共に露出時間TV
を決定し、ステップ59へ戻る。
ち最大デフォーカス量defmax1を求め、defmax1=
AV2×δとなる絞り値AV2を求めると共に露出時間TV
を決定し、ステップ59へ戻る。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のカメラで
は、複数の被写体を被写界深度内に入れるためには絞り
値が手ブレ限界を越してしまうような時、あるいは最小
絞り値外のような時、レンズをワイド側に駆動すること
により複数の被写体を被写界深度内に入れながら、しか
もできるだけ開放側に絞り値が設定されるので、手ブレ
のない撮影が可能となった。
は、複数の被写体を被写界深度内に入れるためには絞り
値が手ブレ限界を越してしまうような時、あるいは最小
絞り値外のような時、レンズをワイド側に駆動すること
により複数の被写体を被写界深度内に入れながら、しか
もできるだけ開放側に絞り値が設定されるので、手ブレ
のない撮影が可能となった。
【図1】本発明の第一実施例のカメラにおける機能及び
制御動作を示したフローチャート。
制御動作を示したフローチャート。
【図2】本発明の第二実施例のカメラにおける機能及び
制御動作を示したフローチャート。
制御動作を示したフローチャート。
【図3】本発明を適用して構成された一眼レフカメラの
電気的構成のうち本発明に関連する部分を示した概略
図。
電気的構成のうち本発明に関連する部分を示した概略
図。
【符号の説明】 100…カメラ本体 200…交換レンズ 31…焦点距離検知エンコーダ 32…絞り駆動制御
回路 33…ズーム用レンズ駆動制御回路 34…フォーカス用レンズ駆動制御回路 35…レンズ通信回路 36…カメラ制御回
路 37…測距演算回路 38…測光演算回路 39…比較回路 40…焦点距離決定
回路 41…デプス演算回路
回路 33…ズーム用レンズ駆動制御回路 34…フォーカス用レンズ駆動制御回路 35…レンズ通信回路 36…カメラ制御回
路 37…測距演算回路 38…測光演算回路 39…比較回路 40…焦点距離決定
回路 41…デプス演算回路
Claims (3)
- 【請求項1】 測距手段と、測光手段と、変倍光学系
と、合焦光学系と、該変倍光学系を駆動する変倍光学系
駆動手段と、該合焦光学系を駆動する合焦光学系駆動手
段と、複数の被写体の測距により得られたデフォーカス
量から該被写体のすべてを同一の被写界深度内に入れる
ための絞り値を算出する手段を有するカメラにおいて、 測距された被写体間のデフォーカス量、あるいは被写体
を被写界深度内に入れるため算出された該絞り値を所定
値と比較して、該デフォーカス量あるいは該絞り値が該
所定値よりも大きい時には該変倍光学系をワイド側に駆
動するように該変倍光学系駆動手段を制御する手段を有
していることを特徴とするカメラ。 - 【請求項2】 該所定値は、被写体の測光値にもとづい
て設定される値であることを特徴とする請求項1のカメ
ラ。 - 【請求項3】 該変倍光学系の駆動量は、該変倍光学系
を有する光学系の焦点距離情報及び該複数の被写体間の
デフォーカス量を含む複数の情報から算出されることを
特徴とする請求項1のカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6514592A JPH05265070A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | カメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6514592A JPH05265070A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | カメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05265070A true JPH05265070A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=13278424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6514592A Pending JPH05265070A (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | カメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05265070A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020020901A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | キヤノン株式会社 | 制御装置、撮像装置、および、プログラム |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP6514592A patent/JPH05265070A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020020901A (ja) * | 2018-07-31 | 2020-02-06 | キヤノン株式会社 | 制御装置、撮像装置、および、プログラム |
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