JP2000147369A - 焦点調節装置 - Google Patents

焦点調節装置

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JP2000147369A
JP2000147369A JP32527598A JP32527598A JP2000147369A JP 2000147369 A JP2000147369 A JP 2000147369A JP 32527598 A JP32527598 A JP 32527598A JP 32527598 A JP32527598 A JP 32527598A JP 2000147369 A JP2000147369 A JP 2000147369A
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driving
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高精度な焦点調節と速写性を向上させて使用感
の改善を実現することが可能な焦点調節装置を提供する
ことである。 【解決手段】この焦点調節装置にあっては、焦点検出部
1によって撮影レンズの合焦位置からのずれ量及びずれ
方向が求められる。上記焦点検出部1の焦点検出結果の
信頼性は、信頼性判定部2により判定される。また、上
記焦点検出部1の出力に基いて、撮影レンズがレンズ駆
動部3によって駆動される。そして、上記焦点検出部1
の出力の信頼性情報に基いて、制御部4により、上記レ
ンズ駆動部3のレンズ駆動方法が制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は焦点調節装置に関
し、例えばカメラ等に用いられる焦点調節装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりカメラ等の焦点調節装置に於い
て、撮影レンズのデフォーカス量とデフォーカス方向を
検出して、これに基いて撮影レンズを駆動して合焦させ
る装置は数多く提案されている。
【0003】例えば、特開平6−289280号公報に
記載されている装置の場合、焦点検出の結果求められた
レンズ駆動量を所定の第1判定値と比較し、この第1判
定値よりも大きい場合にはレンズ駆動量から補正量を減
算してレンズ駆動を行い、焦点検出値のばらつきにより
駆動過多になり合焦点を行き過ぎるのを防止する技術が
開示されている。
【0004】合焦点を行き過ぎてレンズ駆動してしまう
と、レンズ駆動のバックラッシュが発生するので、合焦
するまでのタイムラグが大きくなったり、合焦点を行っ
たり来たりする、いわゆるハンチングが発生して、カメ
ラの操作感が悪くなる。そのため、上述した所定の第1
判定値や補正量は、様々なバラツキを考慮して固定値に
設定されている。
【0005】また、特開昭61−165716号公報に
は、焦点検出結果であるデフォーカス量が所定の第2判
定値以下の場合は、レンズ駆動後、再度焦点検出しての
合焦確認を行わずに合焦として、焦点調節時間を短縮す
る技術が開示されている。ここで、上記第2判定値は固
定(500μm)されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術は、以下のような課題を有している。すなわ
ち、上記特開平6−289280号公報に開示されてい
る装置は、被写体の条件にかかわらず上記第1判定値、
補正値を固定値で処理しているので、最も条件の悪い被
写体、すなわち被写体像のコントラストの比較的低いも
のや像の一致度の低いものに対して、焦点調節精度を確
保できるように設定されている。
【0007】また、上記特開昭61−165716号公
報の装置も、同様に、所定の第2判定値を固定値として
いる。したがって、許容される最も条件の悪い被写体、
すなわち被写体像のコントラストが比較的低いものや像
の一致度の低いものに対して、焦点調節精度を確保でき
るように設定されている。
【0008】このように、判定値、補正値を固定値とし
て処理しているので、条件の良好な被写体である被写体
像のコントラストが高いもの、像の一致度が高いものに
ついては、焦点検出精度は高いが焦点調節時にまるめら
れてしまい、その有利さが生かされていないものであっ
た。そのため、条件の良好な被写体に対する焦点調節の
速写性は満足できるものではない。
【0009】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、高精度な焦点調節と速写性を向上させて使用感の改
善を実現することが可能な焦点調節装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】すなわち第1の発明は、
撮影レンズの合焦位置からのずれ量及びずれ方向を求め
る焦点検出手段と、上記焦点検出手段の焦点検出結果の
信頼性を判定する信頼性判定手段と、上記焦点検出手段
の出力に基いて撮影レンズを駆動するレンズ駆動手段
と、上記焦点検出手段の出力の信頼性情報に基いて、上
記レンズ駆動手段のレンズ駆動方法を制御する制御手段
と、を具備することを特徴とする。
【0011】また第2の発明は、交換レンズとボディに
配設された焦点調節装置であって、ボディに配設され
た、交換レンズの合焦位置からのずれ量及びずれ方向を
求める焦点検出手段と、交換レンズに配設された、上記
焦点検出手段の出力に基いて撮影レンズを駆動するレン
ズ駆動手段と、ボディに配設された、上記焦点検出手段
の焦点検出結果の信頼性を判定する信頼性判定手段と、
上記焦点検出手段の出力と上記信頼性判定手段の出力に
基いて、上記レンズ駆動手段を制御する制御手段と、を
具備することを特徴とする。
【0012】第1の発明による焦点調節装置にあって
は、焦点検出手段によって撮影レンズの合焦位置からの
ずれ量及びずれ方向が求められる。上記焦点検出手段の
焦点検出結果の信頼性は信頼性判定手段により判定され
る。また、上記焦点検出手段の出力に基いて、撮影レン
ズがレンズ駆動手段によって駆動される。そして、上記
焦点検出手段の出力の信頼性情報に基いて、制御手段に
より、上記レンズ駆動手段のレンズ駆動方法が制御され
る。
【0013】また、第2の発明は交換レンズとボディに
配設された焦点調節装置にあって、ボディに配設された
焦点検出手段により、交換レンズの合焦位置からのずれ
量及びずれ方向が求められる。また、交換レンズに配設
されたレンズ駆動手段によって、上記焦点検出手段の出
力に基いて撮影レンズが駆動され、ボディに配設された
信頼性判定手段によって、上記焦点検出手段の焦点検出
結果の信頼性が判定される。そして、上記焦点検出手段
の出力と上記信頼性判定手段の出力に基いて、制御手段
によって上記レンズ駆動手段が制御される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施の形態を説明する。図1は、この発明の焦点調節装
置の概念を示したブロック図である。図1に於いて、こ
の焦点調節装置は、撮影レンズの合焦位置からのずれ量
及びずれ方向を求める焦点検出手段である焦点検出部1
と、この焦点検出部1の焦点検出結果の信頼性を判定す
る信頼性判定手段である信頼性判定部2と、上記焦点検
出部1の出力に基いて撮影レンズを駆動するレンズ駆動
手段たるレンズ駆動部3と、上記信頼性判定部2の出力
の信頼性情報に基いて上記レンズ駆動部3のレンズ駆動
方法を制御する制御手段としての制御部4とを具備して
構成されている。
【0015】このような構成に於いて、焦点検出部1に
より、撮影レンズの合焦位置からのずれ量及びずれ方向
が求められる。また、信頼性判定部2では、上記焦点検
出部1の焦点検出の信頼性が求められる。そして、制御
部4にて、上記信頼性判定部2から出力される信頼性情
報に応じて、上記レンズ駆動部3のレンズ駆動方法が制
御されることにより、焦点検出の信頼度に応じて高精度
な焦点調節と時間短縮が可能となる。
【0016】次に、この発明の第1の実施の形態につい
て説明する。図2は、この発明の焦点調節装置が適用さ
れたカメラの光路図を示したものである。
【0017】図2に於いて、被写体からの光束は、フォ
ーカスレンズ11a、絞り12等から成る撮影レンズ1
1を通過し、メインミラー13に入射される。撮影レン
ズ11では、フォーカスレンズ11aが移動されること
によってフォーカシングが行われ、図示されないレンズ
群が移動されてズームが行われる。
【0018】上記メインミラー13はハーフミラーで構
成されており、入射光量の70%がファインダ光学系1
4に向けて反射される。そして、メインミラー13で反
射された光束は、ファインダ光学系14を構成するスク
リーン15、ペンタプリズム16、接眼レンズ17を通
して撮影者により観察される。
【0019】一方、メインミラー13に入射された光量
の残りの30%は、メインミラー13を透過して、サブ
ミラー19で反射された後、焦点検出部20に導かれ
る。この焦点検出部20は、視野マスク21、赤外カッ
トフィルタ22、コンデンサレンズ23、全反射ミラー
24、瞳マスク25、再結像レンズ26及びAFセンサ
27とから構成されており、焦点検出光束はAFセンサ
27に導かれる。
【0020】尚、フイルム露光時には、メインミラー1
3及びサブミラー19は上方に移動されて図中の破線で
示される位置に退避する。そして、撮影レンズ11を通
過した被写体光束は、シャッタ28が開かれている間に
フィルム29に露光されるようになっている。
【0021】図3は、図2に示されたカメラの電気制御
系の構成を示すブロック図である。図3に於いて、コン
トローラ31はカメラの制御手段たる制御装置であり、
その内部にCPU(中央処理装置)32と、ROM33
と、RAM34と、A/Dコンバータ(ADC)35
と、EEPROM36とを有している。このカメラは、
コントローラ31の内部のROM33に格納されたカメ
ラのシーケンスプログラムに従って、一連の動作が行わ
れる。また、EEPROM36には、AF(オートフォ
ーカス)制御、測光等に関する補正データがボディ毎に
記憶することが可能となっている。
【0022】上記コントローラ31には、AFセンサ3
8と、測光部39と、シャッタ駆動部40と、絞り駆動
部41と、フィルム駆動部42と、レンズ駆動部43
と、AFエンコーダ45と、ズーム駆動部46と、ズー
ムエンコーダ48とが接続されている。
【0023】上記AFセンサ38は、光電変換素子列で
あるフォトダイオードアレイ38L及び38Rを有して
いる。そして、コントローラ31からの制御信号によ
り、その動作が制御されるようになっている。
【0024】上記測光部39は、被写体の輝度に応じた
出力を発生するものである。コントローラ31では、上
記測光部39の測光出力をコントローラ31内部のA/
Dコンバータ35によりA/D変換して、測光値として
RAM34に格納する。
【0025】上記シャッタ駆動部40及び絞り駆動部4
1は、コントローラ31の指令に基いて、それぞれシャ
ッタ28の制御及び絞り12の制御が行われる。また、
フィルム駆動部42は、コントローラ31の指令に基い
て、フィルム29の巻上げ、巻戻しの制御が行われる。
【0026】レンズ駆動部43は、コントローラ31に
よって制御されるもので、撮影レンズ11のフォーカス
レンズをAFモータ44によって駆動する。上記フォー
カスレンズ11の制御位置は、AFエンコーダ45によ
り検出されてコントローラ31に入力される。
【0027】ズーム駆動部46はコントローラ31によ
って制御されるもので、撮影レンズ11のズームレンズ
群がズームモータ47によって駆動される。また、ズー
ムエンコーダ48は、ズームの制御位置をコントローラ
31に入力するためのものである。
【0028】更に、コントローラ31には、ファースト
レリーズスイッチ(1RSW)51と、セカンドレリー
ズスイッチ(2RSW)52と、ズームアップスイッチ
(ZUSW)53及びズームダウンスイッチ(ZDS
W)54とが接続されている。
【0029】上記ファーストレリーズスイッチ51及び
セカンドレリーズスイッチ52は、図示されないレリー
ズ釦に連動したスイッチである。レリーズ釦の第1段階
の押下げによりファーストレリーズスイッチ51がオン
され、引続いて第2段階の押下げによりセカンドレリー
ズスイッチ52がオンされる。
【0030】コントローラ31では、ファーストレリー
ズスイッチ51のオンで測光、AFが行われ、セカンド
レリーズスイッチ52のオンで露出動作とフィルム巻上
げが行われる。
【0031】上記ズームアップスイッチ53及びズーム
ダウンスイッチ54は、撮影レンズ11のズームアップ
及びズームダウンを行うための操作スイッチである。次
に、図4を参照して、AF光学系について説明する。
【0032】図4は、焦点検出部20内のAFセンサ3
8上のセンサアレイに被写体からの光束を導く焦点検出
光学系(位相差検出光学系)の構成を示したものであ
る。図4に於いて、撮影レンズL(11)側から、視野
マスクS(21)、コンデンサレンズC(23)、撮影
レンズ11の光軸に対して略対称に配置された開口部K
1、K2を有する瞳マスクK(25)、瞳マスク25の
開口部K1、K2に対応してその後方に配置された再結
像レンズH1、H2が配置されている。
【0033】尚、図4に於いては、図2に示された赤外
カットフィルタ22と全反射ミラー24は、説明の簡単
化のため省略している。撮影レンズLの射出瞳の領域L
1、L2を介して入射された被写体(図示せず)からの
光束は、視野マスクS、コンデンサレンズC、瞳マスク
Kの開口部K1、K2、及び再結像レンズH1、H2を
通り、AFセンサ38内のセンサアレイ38L、38R
上に再結像される。センサアレイ38L、38Rは、再
結像レンズH1、H2に対応している。
【0034】撮影レンズLが合焦、すなわち結像面G上
に被写体像Iが形成される場合、その被写体像Iは、コ
ンデンサレンズC及び再結像レンズH1、H2によって
光軸Oに対して垂直な2次結像面P(センサアレイ38
L、38R)上に再結像されて第1像I1、第2像I2
となる。
【0035】そして、撮影レンズLが前ピン、すなわち
結像面Gの前方に被写体像Fが形成される場合、その被
写体像Fは、互いにより光軸Oに近付いた形態で、光軸
Oに対して垂直に再結像されて、第1像F1、第2像F
2となる。
【0036】一方、撮影レンズLが後ピン、すなわち結
像面Gの後方に被写体像Rが形成される場合、その被写
体像Rは、互いにより光軸Oから離れた形態で、光軸O
に対して垂直に再結像されて、第1像R1、第2像R2
となる。
【0037】これら第1像と第2像の間隔を検出するこ
とにより、撮影レンズLの合焦状態を前ピン、後ピンを
含めて検出することができる。具体的には、第1像と第
2像の光強度分布を、センサアレイ38L、38Rを有
するAFセンサ38の被写体像データ出力により求め
て、両像の間隔を測定する。
【0038】次に、図5のフローチャートを参照して、
第1の実施の形態に於けるカメラの動作について説明す
る。この図5のフローチャートは、図3に示されるコン
トローラ31の動作制御手順を示すメインルーチンであ
る。
【0039】コントローラ31の動作が開始されると、
図5のメインルーチンが実行され、先ず、ステップS1
にて、コントローラ31内のEEPROM36に予め記
憶されている各種補正データが読込まれてRAM34に
展開される。
【0040】次いで、ステップS2に於いて、ファース
トレリーズスイッチ51がオンされているか否かが判断
される。ここで、ファーストレリーズスイッチ51がオ
ンでなければステップS16へ移行する。一方、オンで
あれば、ステップS3に移行してシングルAFモードで
あるか否かが判断される。ここで、シングルAFモード
時はステップS4に移行し、コンティニュアスモードの
場合はステップS5へ移行する。
【0041】ステップS4では、すでに合焦済みである
か否か、合焦フラグが参照される。そして、合焦の場合
は上記ステップS2に戻る。ステップS5では、すでに
測光動作が実行されたか否かが判断される。ここで、測
光済みならばステップS7に移行し、測光済みではない
場合は、ステップS6にて測光部39が動作されて被写
体輝度を測定する測光動作が行われて、測光値が検出さ
れて、コントローラ31内のRAM34に格納される。
【0042】そして、ステップS7にて、サブルーチン
“測距”が実行されて、被写体の焦点検出が行われる。
次いで、ステップS8では、測距の結果、検出不能か否
かが判断される。ここで、検出不能の場合はステップS
18へ移行して、レンズを移動させながら測距を行うス
キャン動作が行われる。その後、上記ステップS2に戻
る。
【0043】一方、上記ステップS8にて検出可能であ
れば、ステップS9に移行して、測距結果が合焦である
か否か、合焦フラグが参照されて判別される。このステ
ップS9にて、合焦である場合はステップS12に移行
し、非合焦の場合はステップS10に移行してサブルー
チン“レンズ制御”が実行される。レンズ制御では、測
距結果に基いて、フォーカスレンズ11aが合焦位置へ
駆動されて被写体にピントが合わせられる。その後、ス
テップS11に於いて、合焦したか否かが参照される。
【0044】このステップS11にて、合焦していなけ
れば上記ステップS2に戻って再度測距が行われる。一
方、合焦している場合は、続くステップS12にてセカ
ンドレリーズスイッチ52がオンされているか否かが判
断される。ここで、セカンドレリーズスイッチ52がオ
ンされていなければ上記ステップS2に戻る。一方、オ
ンされている場合はステップS13に移行する。
【0045】ステップS13では、上記ステップS6で
求められた測光値に基いて決定された絞り値及びシャッ
タスピード値に応じて、絞り駆動部41によって絞り1
2が制御されると共に、シャッタ駆動部40によりシャ
ッタ28が制御されて露出動作が行われる。
【0046】この露出動作が終了すると、ステップS1
4にて、フィルム駆動部42により、撮影されたフィル
ム29が巻上げられて次の駒の位置に給送され、一連の
撮影動作が終了する。そして、ステップS15にて、図
示されない表示装置(LCD、LED)の表示動作が制
御される。
【0047】また、上記ステップS2にてファーストレ
リーズスイッチ51がオンされていない場合は、ステッ
プS16にて、ファーストレリーズスイッチ51やセカ
ンドレリーズスイッチ52以外のスイッチの何れかが操
作された場合に対応して他のスイッチの状態がモニタさ
れる。
【0048】ここで、オンされているスイッチがない場
合は上記ステップS2に戻るが、オンされているスイッ
チがある場合は、ステップS17に移行して、そのオン
されたスイッチに応じた処理が実行される。例えば、ズ
ームアップスイッチ53、ズームダウンスイッチ54の
オンが検出されてズーム駆動部46によるズーム動作が
行われる。その後、上記ステップS2に戻り、同様の動
作が繰返される。
【0049】次に、図6のフローチャートを参照して、
図5のメインルーチンに於けるステップS7のサブルー
チン“測距”の動作について説明する。先ず、ステップ
S21にて、コントローラ31により、AFセンサ38
の積分が実行されて、適切な積分量となると積分を停止
させる積分制御が行われる。次いで、ステップS22に
て、AFセンサ38より被写体像データが読出されて、
コントローラ31内のRAM34に格納される。そし
て、ステップS23では測距演算が行われる。
【0050】ステップS24に於いては、測距演算の結
果、検出不能であったか否かが検出不能フラグを参照し
て判断される。ここで、検出不能の場合はリターンし、
検出可能の場合はステップS25に移行する。
【0051】ステップS25では、検出されたデフォー
カス量△Dが合焦スレッシュ内か否かが判断される。こ
こで、合焦スレッシュ内ならばステップS26に移行す
るが、そうでなければリターンする。ステップS26で
は、予めクリアされている合焦フラグがセットされてリ
ターンする。
【0052】尚、上記合焦スレッシュは、EEPROM
36より読出される。次に、図7のフローチャートを参
照して、上記第1の被写体像と第2の被写体像の間の像
ずれ量△Z及びデフォーカス量△Dを求めるサブルーチ
ン“測距演算”の動作について説明する。
【0053】初めに、RAM34に格納された一対の被
写体像データが、それぞれL(I)、R(I)(I=1
〜n)とされる。この第1の実施の形態では、n=64
とする。そして、ステップS31にて変数SL 、SR 及
びFMIN の初期値が、続くステップS32では変数Jの
初期値が、それぞれ入力される。
【0054】ステップS33では、相関値F(s)を求
めるために、下記(1)式による相関演算が行われる。 F(s)=Σ|L(SL +I)−R(SR +I)| …(1) (但し、s=SL −SR 、I=O〜26) SL 、SR は、それぞれ被写体像データL(I)、R
(I)のうちの相関演算が行われるブロックの先頭位置
を表す変数である。また、Jは被写体像データR(I)
上でのブロックのシフト回数を記憶する変数である。
尚、ブロックの被写体像データ数は27とする。
【0055】ステップS34では、相関値F(s)とF
MIN (最初は初期値FMIN 0、2回目以降は初期値また
は更新された値)とが比較される。ここで、F(s)の
方が小さい場合は、ステップS35に移行してFMIN が
F(s)に、SLM、SRMがSL 、SR に更新される。一
方、FMIN の方が小さい場合は、更新しないでステップ
S36に移行する。
【0056】ステップS36では、変数SR 、Jから、
それぞれ“1”が減算されて次のブロックが設定され
る。次いで、ステップS37に於いて、J=0であるか
否かがチェックされる。ここで、J=0でない場合は、
上記ステップS33に戻って相関演算が繰返される。こ
のように、被写体像データL(I)でのブロックが固定
されて被写体像R(I)でのブロックが1素子分ずつシ
フトされて相関演算が行われる。一方、上記ステップS
37にて、J=0の場合はステップS38に移行する。
【0057】ステップS38では、変数SL 、SR に、
それぞれ“4”、“3”が加算されて、次のブロックが
設定される。そして、ステップS39にて、SL =29
であるか否かが判断される。こで、SL =29ではない
場合は、上記ステップS32に戻って相関演算が続けら
れ、SL =29の場合は相関演算が終了する。
【0058】このように、被写体像データL(I)、R
(I)上に相関演算が行われるブロックが設定されて、
繰返し相関演算が行われる。各ブロックの相関演算結果
は、図8(a)に示されるように、被写体像データの相
関が最も高いシフト量s=xに於いて、相関値F(s)
が最小になる。そして、SLM、SRMにはこの最小相関値
F(x)の時のSL 、SR が記憶されている。
【0059】次に、ステップS40にて、後述する信頼
性指数を算出するために最小相関値F(x)の前後のシ
フト位置での相関値FM 、FP が求められる。 FM =Σ|L(SLM+I)−R(SRM+I−1)| (I=0〜26) …(2) FP =Σ|L(SLM+I)−R(SRM+I+1)| (I=0〜26) …(3) 続くステップS41では、相関演算の信頼性を判定する
ための信頼性指数SKが計算される。この信頼性指数S
Kは、最小相関値F(x)と2番目に小さい相関値FP
(またはFM )との和が、被写体データのコントラスト
相当の値(FM−F(x)またはFP −F(x))で規
格化された数値であり、下記(4)式または(5)式に
より求められる。
【0060】 (FP <FM ) SK=(F(x)+FP )/(FM −F(x)) …(4) (FP ≧FM ) SK=(F(x)+FM )/(FP −F(x)) …(5) 次に、ステップS42に於いて、信頼性指数SKの値が
判断される。ここで、信頼性指数SKが所定値α以上の
場合は信頼性が低いと判断される。信頼性が低い場合
は、ステップS45に移行して検出不能フラグがセット
される。
【0061】一方、上記ステップS42にて、信頼性が
あると判断された場合は、ステップS43に移行して、
像ずれ量△Zが計算される。図8(b)に示されるよう
に、3点補間の手法が用いられて、連続的な相関量に対
する最小値FMIN =F(x0)が与えられるシフト量x
0が求められる。
【0062】 (FM ≧FP ) x0=SRM−SLM+(FM −FP ) /{2・(FM +F(x))} …(6) (FM<FP) x0=SRM−SLM+(FP −FM ) /{2・(FP +F(x))} …(7) ステップS43では、上記x0が用いられて、像ずれ量
△Zが下記(8)式により求めることができる。ここ
で、△Z0は合焦時の像ずれ量であり、EEPROM3
6に記憶されており、読出されて使用される。 △Z=x0−△Z0 …(8) また、ステップS44にて、上式で求められた像ずれ量
△Zより、被写体像面の予定焦点面に対するデフォーカ
ス量△Dが、下記(9)式により求めることができる。
但し、係数A、B、Cは、焦点検出光学系で決まる定数
であり、EEPROM36に記憶されており、読出され
て使用される。 △D=B/(A−△Z)+C …(9) 次に、図9のフローチャートを参照して、図5のフロー
チャートのステップS10に於けるサブルーチン“レン
ズ制御”の動作について説明する。
【0063】ステップS51では、上記デフォーカス量
△Dより、レンズ駆動量△Lが計算される。レンズ駆動
量△Lの計算方法は、光学的レンズ構成やレンズ駆動機
構により様々であるが、一例として特開平4−3066
08号公報のレンズ駆動量計算方法を記す。
【0064】光軸方向のレンズ移動量△Kは、 △K=b−(a・b)/(a・△D)+c・△D …(10) (a、b、cは焦点距離の定数) レンズ駆動量△Lは、 △L=Ac (Pf +Pz )−Bc /{△K+Bc /(Pf +Pz )} …(11) (Ac 、Bc :カム形状による定数、Pz :ズーム位
置、Pf :フォーカスレンズ位置) 以下、ステップS52〜S56では、上記信頼性指数S
Kに値に応じてレンズ駆動量が設定される。ここでは、
合焦までの残りレンズ駆動量が所定値Xより小さい場合
は、レンズ駆動後に再度測距することなく合焦と判断さ
れるような値Xと、残りレンズ駆動量が所定値Xより大
きい場合にレンズ駆動により合焦点を行き過ぎないよう
にレンズ駆動量が合焦点より所定値Yだけ減少させるた
めの値Yが設定される。
【0065】すなわち、ステップS52では、信頼性指
数SKが判定値SKAと比較される。ここで、SK>S
KAの場合はステップS53に移行して、XにXA、Y
にYAが入力された後、ステップS57に移行する。
【0066】また、上記ステップS52にて、SK≦S
KAの場合は、ステップS54に移行して、SKと判定
値SKBが比較される。ここで、SK>SKBである場
合はステップS55に移行して、XにXB、YにYBが
入力された後、ステップS57に移行する。
【0067】一方、上記ステップS54にて、SK≦S
KBである場合は、ステップS56に移行してXにX
C、YにYCが入力され、その後ステップS57に移行
する。上記信頼性指数の判定値SKA、SKB、SKC
及びXA、XB、XC、YA、YB、YCは、EEPR
OM36に記憶されており、読出されて使用される。こ
こで、XA<XB<XC及びYA>YB>YCの関係に
ある。
【0068】ステップS57では、測距結果より計算さ
れたレンズ駆動量△Lが、上記Xと比較される。ここ
で、△L≦Xの場合はステップS61に移行して、バッ
クラッシュ駆動済みフラグが参照される。そして、バッ
クラッシュ駆動が既に行われたか否かが判断される。上
記ステップS61でバックラッシュ駆動済みではない場
合はステップS62に、バックラッシュ駆動済みの場合
はステップS63に、それぞれ移行する。
【0069】一方、上記ステップS57に於いて、△L
>Xの場合はステップS58に移行する。このステップ
S58では、計算されたレンズ駆動量△LからYが減算
されて、レンズ駆動量△Lとされる。これは、上述した
ように、合焦点を行き過ぎないように予めレンズ駆動量
を減らしている。
【0070】次に、ステップS59では、上記△L分の
レンズ駆動が実行され、続くステップS60にて、バッ
クラッシュ駆動済みフラグがセットされる。これは、仮
にバックラッシュが発生していたとしても、上記△L分
のレンズ駆動により、バックラッシュが除去されるため
である。
【0071】上記ステップS62では、前回のレンズ駆
動方向と今回の測距結果に基くレンズ駆動方向が比較さ
れ、方向が反転しているか否かが判断される。ここで、
レンズ駆動方向が反転しない場合はステップS63に移
行して、測距結果に基くレンズ駆動量△Lだけレンズ駆
動が行われる。そして、ステップS64にて合焦フラグ
がセットされた後、リターンする。これは上記レンズ駆
動量△Lを求めるための測距結果の信頼性が十分高く、
またレンズ駆動量としても十分に駆動精度が高い量であ
るので、再度測距して合焦であることを確認する必要が
ないからである。
【0072】一方、上記ステップS62にて、レンズ駆
動方向が反転する場合は、ステップS65に移行して、
EEPROM36に記憶されているデータに基いてバッ
クラッシュ量が計算される。バックラッシュ量は、撮影
レンズの焦点距離、フォーカスレンズ位置やレンズ駆動
方向により変化するので、それらの情報も加味して上記
計算が行われる。
【0073】そして、ステップS66では、上記計算さ
れたバックラッシュ量だけレンズ駆動が行われてバック
ラッシュが除去される。その後は、ステップS67でバ
ックラッシュ駆動済みフラグがセットされてリターンす
る。
【0074】以上のレンズ制御動作に於いて、測距の信
頼性とレンズ駆動量の関係についてまとめると、SK>
SKAの場合にX、YはXA、YAに、SKB<SK≦
SKAの場合はXB、YBに、そしてSK≦SKBの場
合は、最も信頼性の高いXC、YCに設定される。
【0075】すなわち、信頼性が高い程、合焦点から離
れたレンズ位置からでもレンズ駆動後に再測距すること
なしに合焦と判断されるので、焦点調節速度を速めるこ
とができる(図10(a)参照)。
【0076】また、信頼性が高いほど、デフォーカス量
が大きいピントが大きく外れたレンズ位置から、合焦点
により近いレンズ位置にレンズ駆動されるので、次回の
合焦となる時のレンズ駆動量を小さくすることができ、
操作感が非常に良い(図10(b)参照)。
【0077】以上述べたように、第1の実施の形態に於
いては、焦点検出結果の信頼性に応じて、レンズ駆動の
制御値を変更しているので、高精度で且つ時間が短縮さ
れ、操作感を向上させた焦点調節を行うことが可能とな
る。
【0078】また、信頼性がより低いが十分に採用可能
な被写体に対しては、再測距なしで合焦させるレンズ位
置と、ピントが大きく外れた場合のレンズ駆動目標位置
を合焦点から離しているので、十分な焦点調節精度が確
保可能であり、レンズ駆動が合焦点を行き過ぎてハンチ
ングが生じてしまうことがない。
【0079】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。図11は、この発明の第2の実施の形態に
よる焦点調節装置の構成を示したブロック図である。
【0080】図11に於いて、カメラボディ61は、焦
点検出部1と信頼性判定部2とを有して構成され、上記
カメラボディ61に着脱可能な撮影レンズである交換レ
ンズ62は、レンズ駆動部3と制御部4とを有して構成
される。上記制御部4は、カメラボディ61内の図示さ
れないレンズ情報発生手段の焦点検出出力と、上記信頼
性判定部2の信頼性情報出力とに基いて、レンズ駆動部
3を制御するものである。
【0081】図12は、この発明の焦点調節装置が適用
されたカメラボディ61と交換レンズ62の光路図を示
したものである。図12に於いて、交換レンズ62は、
カメラボディ61に装着可能であり、焦点調節用レンズ
65a等の撮影光学系65と、絞り66等から構成され
ている。そして、図示されない被写体からの光束は、交
換レンズ62内の撮影光学系65を通過して、カメラボ
ディ61内のメインミラー71に入射する。
【0082】上記メインミラー71はハーフミラーで構
成されており、入射光量の70%がファインダ光学系7
2に向けて反射される。そして、この反射された光束
は、スクリーン73、ペンタプリズム74、接眼レンズ
75を介して撮影者により観察される。
【0083】一方、メインミラー71で反射されない入
射光量の残りの30%は、メインミラー71を透過して
該メインミラー71に取付けられたサブミラー76で反
射された後、焦点検出部77に導かれる。そして、フイ
ルム露光時には、メインミラー71とサブミラー76
は、上方に移動されて図中の破線で示される位置に退避
する。これにより、撮影レンズ光学系65を通過した被
写体光束は、シャッタ78の開いている間にフィルム7
9に露光される。
【0084】図13は、図12に示されたカメラボディ
61と交換レンズ62の電気制御系の構成を示すブロッ
ク図である。レンズマイコン81は、交換レンズ62の
制御手段たる制御装置で、例えば内部にCPU(中央処
理装置)81a、ROM81b、RAM81c、A/D
コンバータ(ADC)81d及びEEPROM81eを
有するコントローラである。このレンズマイコン81
は、内部のROM81bに格納されたシーケンスプログ
ラムに従って一連の動作を行っている。また、上記EE
PROM81eは、焦点調節制御等に関する補正データ
を交換レンズ毎に記憶することができるものである。
【0085】上記レンズマイコン81には、絞り駆動部
82と、レンズ駆動部83と、ズーム駆動部84と、複
数の電気接点85と、ズーム操作スイッチであるズーム
アップスイッチ(ZUSW)86及びズームダウンスイ
ッチ(ZDSW)87が接続されている。
【0086】上記絞り駆動部82は、レンズマイコン8
1により制御されるもので、設定された絞りデータに基
いて絞り66を駆動する。また、レンズ駆動部83は、
レンズマイコン81からの司令に基いて、焦点調節用レ
ンズ65aを撮影光学系65の光軸方向に駆動すると共
に、焦点調節用レンズ65aの位置を検出してレンズ駆
動制御を行うものである。
【0087】ズーム駆動部84は、レンズマイコン81
により制御されるもので、撮影光学系65のズーム群を
駆動してズーム動作を行い、ズーム位置をレンズマイコ
ン81に出力するものである。
【0088】上記複数の電気接点85は、交換レンズ6
2とカメラボディ61とを接続するマウント部に設けら
れているもので、交換レンズ62側とカメラボディ61
側との通信を行うためのものである。レンズマイコン8
1では、上記電気接点85及び後述する電気接点98を
介して、後述するボディマイコン91から送信される焦
点検出データに基いて演算が行われて、焦点調節用レン
ズ65aの駆動量、駆動方向、駆動速度等が算出され
る。
【0089】ボディマイコン91は、カメラボディ61
の制御手段たる制御装置であり、例えば内部にCPU
(中央処理装置)91a、ROM91b、RAM91
c、A/Dコンバータ(ADC)91d及びEEPRO
M91eを有するコントローラである。このボディマイ
コン91は、その内部のROM91bに格納されたカメ
ラのシーケンスプログラムに従ってカメラの一連の動作
を行っている。また、上記EEPROM91eは、AF
制御、測光等に関する補正データをボディ毎に記憶する
ことができる。
【0090】上記ボディマイコン91には、AFセンサ
92と、測光部93と、フィルム79の巻上げ、巻戻し
駆動を行うフィルム駆動部94と、フィルム79に露光
を行う時にシャッタ78の駆動を行うシャッタ駆動部9
5と、ミラー駆動部96と、表示部97と、複数の電気
接点98及びファーストレリーズスイッチ(1RSW)
99、フレームレリーズスイッチ(2RSW)100が
接続されている。
【0091】上記AFセンサ92は焦点検出部77の一
部であり、該AFセンサ92から出力されるAFセンサ
データは、ボディマイコン91内のA/Dコンバータ9
1dによりA/D変換されてRAM91cに格納され
る。ボディマイコン91では、上記AFセンサデータに
基いて焦点検出演算が行われ、焦点検出値であるデフォ
ーカス量が、電気接点98、85を介してレンズマイコ
ン81に送信される。
【0092】上記測光部93は、被写体の輝度に応じた
出力を発生するものである。ボディマイコン91では、
この測光部93の測光出力がA/Dコンバータ91dに
よりA/D変換されて、測光値としてRAM91cに格
納される。
【0093】上記ミラー駆動部96は、撮影光学系65
を通過した光束をフィルム側とファインダ側とに切換え
るためにメインミラー71及びサブミラー76を駆動す
るためのものである。また、表示部97は、カメラ内部
の情報を、図示されないLCD、LED等により表示す
るためのものである。
【0094】上記AFセンサ92、測光部93、フィル
ム駆動部94、シャッタ駆動部95、ミラー駆動部96
及び表示部97は、全てボディマイコン91により制御
される。
【0095】上記ファーストレリーズスイッチ99及び
セカンドレリーズスイッチ100は、図示されないレリ
ーズ釦に連動したスイッチである。レリーズ釦の第1段
階の押し下げによりファーストレリーズスイッチ99が
オンし、引続いて第2段階の押し下げでセカンドレリー
ズスイッチ100がオンする。ボディマイコン91で
は、ファーストレリーズスイッチ99のオンにより測
光、AF動作が行われ、セカンドレリーズスイッチ10
0のオンによって露出動作とフィルム巻上げ動作が行わ
れる。
【0096】次に、図14のフローチャートを参照し
て、カメラボディ61内のボディマイコン91の“メイ
ンルーチン”の動作を説明する。先ず、電池の挿入や電
源スイッチのオンにより、ボディマイコン91の動作が
開始されると、メインルーチンが実行される。これによ
り、最初にボディ内各部が初期化され、ステップS71
にて、EEPROM91eに予め記憶されている各種補
正データが読込まれて、RAM91cに展開される等の
処理が行われる。
【0097】次いで、ステップS72にて、レンズマイ
コン81と通信が行われて、ボディマイコン91内のE
EPROM91eに記憶されている各種補正データ等
が、電気接点98、85を介してレンズマイコン81に
送信される。
【0098】ステップS73に於いては、ファーストレ
リーズスイッチ99がオンされるまで待機する。ここ
で、ファーストレリーズスイッチ99がオンであれば、
ステップS74に移行してAFモードとしてシングルA
Fモードが設定されたか否かが判断される。
【0099】また、上記ステップS73にてファースト
レリーズスイッチ99がオンされていない場合は、ステ
ップS88に移行して、ファーストレリーズスイッチ9
9やセカンドレリーズスイッチ100以外のスイッチの
何れかが操作された場合に対応して他のスイッチの状態
がモニタされる。
【0100】ここで、オンされているスイッチがない場
合は上記ステップS72に戻るが、オンされているスイ
ッチがある場合は、ステップS89に移行して、そのオ
ンされたスイッチに応じた処理が実行される。例えば、
ズームアップスイッチ86、ズームダウンスイッチ87
のオンが検出されてズーム駆動部84によるズーム動作
が行われる。その後、上記ステップS72に戻り、同様
の動作が繰返される。
【0101】上記ステップS74に於いて、シングルA
Fモードの場合はステップS75に、コンティニュアス
AFモードの場合はステップS76に、それぞれ移行す
る。上記ステップS75では、すでに合焦済みか否かが
判断される。ここで、シングルAFモードで合焦の場合
はフォーカスロックされるので、上記ステップS72に
戻る。
【0102】上記ステップS75にて合焦済みでない場
合は、ステップS76にて、すでに測光動作が終了して
いるか否かが判断される。ここで、測光済みの場合はス
テップS78に移行する。一方、測光済みではない場合
は、ステップS77に移行して、測光部93による測光
が行われ、測光結果に基いて露出演算が行われる。
【0103】ステップS78では、サブルーチン“測
距”が行われる。このステップS78に於けるサブルー
チン“測距”では、図7のフローチャートと同様な処理
が行われるので、ここでは説明は省略する。
【0104】ステップS79に於いては、測距結果が検
出不能か否かが判断される。ここで、検出不能の場合は
ステップS90に移行して、レンズマイコン81と通信
が行われ、スキャンが実行されるコマンドが送信され
る。その後、上記ステップS72に戻る。
【0105】一方、上記ステップS79にて検出可能の
場合は、続くステップS80にて合焦か否かが判断され
る。ここで、合焦の場合はステップS83に移行し、非
合焦の場合はステップS81にてレンズマイコン81と
通信が行われて、レンズ駆動コマンド、焦点検出デー
タ、信頼性指数、AFモード情報が送信される。
【0106】その後、ステップS82にて、合焦したか
否かが判断される。ここで、合焦ならばステップS83
に移行し、非合焦であれば上記ステップS72に戻る。
ステップS83では、セカンドレリーズスイッチ100
がオンされているか否かが判断される。そして、セカン
ドレリーズスイッチ100がオンの場合はステップS8
4に移行し、レンズマイコン81と通信が行われて、絞
りコマンド、絞り制御データが送信される。
【0107】次いで、ステップS85にて、ミラー駆動
部96によりミラーアップ動作が行われて、シャッタ駆
動部95によりシャッタ動作が実行されて露出動作が行
われる。上記露出動作が終了すると、ステップS86に
て、フィルム駆動部94により撮影されたフィルム79
が巻上げられて、次の駒の位置に給送され、一連の撮影
動作が終了する。そして、ステップS87にて、表示部
97のLCD、LED等の表示動作が制御される。
【0108】次に、図15のフローチャートを参照し
て、交換レンズ62内のレンズマイコン81の“メイン
ルーチン”の動作について説明する。カメラボディ61
からの起動信号や初期化信号等により、レンズマイコン
81が起動されると、ステップS101にて交換レンズ
62内各部の初期化、及びEEPROM81eからデー
タが読出されてRAM81cに展開される等の処理が行
われる。次いで、ステップS102にて、ボディマイコ
ン91と通信が行われて、ボディマイコン91からのコ
マンド、ボディ内データ等が受信される。
【0109】そして、ステップS103に於いて、受信
結果がレンズ駆動コマンドであるか否かが判断される。
ここで、レンズ駆動コマンドであれば、ステップS10
4に移行してボディマイコン61からの焦点検出デー
タ、信頼性指数、AFモード等に基いて、またズーム位
置情報や焦点調節用レンズ位置情報に基いて、レンズ駆
動量が算出されて、レンズ駆動制御が行われる。
【0110】一方、上記ステップS103に於いて、レ
ンズ駆動コマンドでない場合は、ステップS105に於
いて、上記ステップS102で受信されたコマンドが絞
りコマンドであるか否かが判断される。ここで、絞りコ
マンドであれば、ステップS106に移行して、絞り制
御データに基いて絞り制御部82が制御されて絞り動作
が行われる。
【0111】上記ステップS105にて、絞りコマンド
ではないと判断された場合は、ステップS107に於い
て、スキャンコマンドか否かが判断される。ここで、ス
キャンコマンドである場合は、ステップS108に移行
し、レンズ駆動部83が制御されてスキャン動作が行わ
れる。
【0112】一方、上記ステップS107にてスキャン
コマンドでない場合は、ステップS109に移行して、
ズームアップスイッチ86、ズームダウンスイッチ87
のオンがモニタされる。ここで、上記各スイッチが操作
された場合は、ステップS110に移行してズーム駆動
部84が制御されてズーム動作が実行される。
【0113】以上のループが繰返して実行される。次
に、図16及び図17のフローチャートを参照して、図
15のフローチャートのステップS104に於ける、レ
ンズマイコン81によるサブルーチン“レンズ制御”の
動作について説明する。
【0114】先ず、ステップS111にて、ボディマイ
コン91からの焦点検出データであるデデフォーカス量
△Dよりレンズ駆動量△Lが計算される。次に、ステッ
プS112〜S116にて、交換レンズ62のズーム位
置(焦点距離f)に応じた信頼性指数の判定値グループ
が選択されて、変数nが設定される。
【0115】ステップS112では、現在の焦点距離f
が判定値f0 よりも小さいか否かが判断される。ここ
で、fがf0 よりも小さい場合は、ステップS114に
移行して変数nに“0”がセットされる。
【0116】一方、上記ステップS112にて、fがf
0 以上の場合は、ステップS113に移行して、同様に
現在の焦点距離fと判定値f1 とが比較される。ここ
で、fがf1 よりも小さい場合はステップS115に移
行して、変数nに“1”がセットされる。また、上記f
がf1 以上の場合は、ステップS116に移行して、変
数nに“2”がセットされる。
【0117】次に、ステップS117に於いては、AF
モードがコンティニュアスAFモードか否かが判断され
る。ここで、コンティニュアスAFモード時にはステッ
プS119に移行する。一方、コンティニュアスAFモ
ードでない場合は、続くステップS118に於いて、撮
影モードが連写モードか否かが判断される。ここで、連
写モードの場合はステップS119に移行する。更に、
上記ステップS117及びS118にて、何れのモード
でもない場合は、ステップS124へ移行する。
【0118】ここで、以下に示される“n”は、上記ス
テップS114〜S116で設定された変数の値であ
る。またSKAn>SKBn>SKCnの関係になって
いる。ステップS124では、信頼性指数SKが判定値
SKAnと比較される。ここで、SK>SKAnの場合
はステップS128に移行し、XにXAn、YにYAn
が入力された後、ステップS129に移行する。
【0119】上記ステップS124にて、SK≦SKA
nの場合はステップS125に移行して、SKと判定値
SKBnとが比較される。ここで、SK>SKBnの場
合はステップS126に移行して、XにXBn、YにY
Bnが入力され、ステップS129に移行する。
【0120】また、上記ステップS125にて、SK≦
SKBnの場合は、ステップS127に移行して、Xに
XCn、YにYCnが入力された後、ステップS129
に移行する。
【0121】上記信頼性指数の判定値であるSKAn、
SKBn及びXAn〜XCn、YAn〜YCnは、レン
ズマイコン81内のEEPROM81eに記憶されてお
り、読出されて使用される。
【0122】ここで、XAn<XBn<XCn及びYA
n>YBn>YCnの関係にある。一方、ステップS1
19〜S123では、上述したステップS124〜S1
28と同様な処理がなされるが、コンティニュアスAF
モード、速写モードの場合であり、より速写性を重視し
た設定になっており、例えば、SKDn>SKAn、X
Dn>XAn、YDn<YAnの関係になっている。
【0123】上記信頼性指数の判定値であるSKDn、
SKEn及びXDn〜XFn、YDn〜YFnは、レン
ズマイコン81内のEEPROM81eに記憶されてお
り、読出されて使用される。
【0124】ここで、XDn<XEn<XFn及びYD
n>YEn>YFnの関係にある。また、焦点距離f
(変数n)に関連して、SKA0>SKA1、XA0>
XA1>XA2、YA0<YA1<YA2の関係となっ
ており、焦点距離fが小さい(WIDE側)ほど速写性
を重視した設定となっている。
【0125】焦点距離fに関する設定については、光学
的レンズタイプやレンズ駆動機構に負うところが大き
く、交換レンズの種類に応じて様々な方法が考えられ
る。以下、ステップS129〜S132の処理動作につ
いては、上述した第1の実施の形態に於ける図9のフロ
ーチャートのステップS57〜S63と同一の処理動作
であるので、説明は省略する。
【0126】ステップS133では、焦点距離fに関す
る変数nが“2”か否かが判断される。ここで、n=2
ならばステップS134に移行する。続くステップS1
34及びS135では、コンティニュアスAFモード及
び連写モードの判断がなされる。コンティニュアスAF
モードではなく、且つ連写モードではない場合には、ス
テップS136に移行する。
【0127】そして、ステップS136では、信頼性指
数SKがSKA2より大きいか否かが判断される。ここ
で、SK>SKA2である場合は、合焦フラグがセット
されないでリターンされ、SK≦SKA2である場合
は、後述するステップS137に移行する。
【0128】上記ステップS133にて、n=2ではな
い、またはステップS134、S135にてコンティニ
ュアスAFモードまたは連写モードである場合は、ステ
ップS137に移行して、合焦フラグがセットされてリ
ターンされる。
【0129】このようにして、焦点距離fが大きく、信
頼性指数SKが大きく信頼性が低い場合は、レンズ駆動
後に再度焦点検出を行い、合焦を確認することによって
合焦精度を確保する。
【0130】以下、ステップS138〜S140及びス
テップSS141〜S143については、図9のフロー
チャートに於けるステップS58〜S60及びステップ
S65〜S67と同様なので、説明は省略する。
【0131】このように、第2の実施の形態では、レン
ズ駆動量△Lを計算した後に、信頼性指数に応じてレン
ズ駆動量を判定しているが、焦点検出結果であるデフォ
ーカス量△Dを判定し、その後デフォーカス量に基いて
レンズ駆動量を計算しても、同様の効果を得ることがで
きる。
【0132】また、信頼性指数として、最良相関を示す
第1相関値(F(x))と2番目に最良な相関を示す第
2相関値(FM )の和(F(x)+FM )を、コントラ
スト相当の値である第3相関値(FP )と第1相関値
(FMIN )の差(FP −F(x))で割った値((4)
式、(5)式)を採用しているが、信頼性指数はこれに
限定されることなく、以下のようなものでも良い。
【0133】例えば、 1).最良相関が得られた検出エリア内の画素データ
(L(SLM+I)またはR(SRM+I)(I:0〜2
6))のうちの量大値と最小値の差 C1=MAX(L(SLM+I))−MIN(L(SLM+
I)) 2).最良相関が得られた検出エリア内の隣接画素デー
タの差分の和の絶対値 C2=Σ|L(SLM+I)−L(SLM+I+1)| (I=0〜25) 3).補間により得られる最良相関値をコントラスト相
当の値で割った規格化値C3 C3=F(x0)/C2 尚、この発明の上記実施の形態によれば、以下の毎時構
成を得ることができる。
【0134】すなわち、 (1) 撮影レンズの合焦位置からのずれ量及びずれ方
向を求める焦点検出手段と、上記焦点検出手段の焦点検
出結果の信頼性を判定する信頼性判定手段と、上記焦点
検出手段の出力に基いて撮影レンズを駆動するレンズ駆
動手段と、上記焦点検出手段の出力の信頼性情報に基い
て、上記レンズ駆動手段のレンズ駆動方法を制御する制
御手段と、を具備することを特徴とする焦点調節装置。
【0135】(2) カメラの動作モードを設定するモ
ード設定手段を更に具備し、上記制御手段は、上記信頼
性判定手段の出力する信頼性情報と上記モード設定手段
の設定したモードに応じて上記レンズ駆動手段のレンズ
駆動方法を制御することを特徴とする上記(1)に記載
の焦点調節機構。
【0136】(3) 撮影レンズの焦点状態を検出する
焦点検出手段と、上記焦点検出手段の焦点検出精度を評
価する焦点検出精度評価手段と、上記焦点検出精度評価
手段の出力に基いてレンズ駆動方式を決定する制御手段
と、上記制御手段の決定したレンズ駆動方式で、撮影レ
ンズを合焦状態に駆動するレンズ駆動手段と、を具備す
ることを特徴とする自動焦点カメラ。
【0137】(4) 撮像レンズより光を受光素子上に
複数結像させ、各結像の位置関係よりこの撮影レンズの
焦点状態を検出する焦点検出手段と、上記受光素子の出
力より、各結像した像同志の相関を求め、この相関より
上記検出手段の焦点検出精度を求める焦点検出精度評価
手段と、上記焦点検出精度評価手段の出力に基いてレン
ズ駆動方式を決定する制御手段と、上記制御手段の決定
したレンズ駆動方式で、撮影レンズを合焦状態に駆動す
るレンズ駆動手段と、を具備することを特徴とする自動
焦点カメラ。
【0138】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の焦点調節
装置によれば、高精度な焦点調節と速写性を向上させ使
用感の改善が可能となるという効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の焦点調節装置の概念を示したブロッ
ク図である。
【図2】この発明の焦点調節装置が適用されたカメラの
光路図である。
【図3】図2に示されたカメラの電気制御系の構成を示
すブロック図である。
【図4】AF光学系について説明するもので、焦点検出
部20内のAFセンサ38上のセンサアレイに被写体か
らの光束を導く焦点検出光学系(位相差検出光学系)の
構成を示した図である。
【図5】第1の実施の形態に於けるカメラの動作につい
て説明するフローチャートである。
【図6】図5のメインルーチンに於けるステップS7の
サブルーチン“測距”の動作について説明するフローチ
ャートである。
【図7】第1の被写体像と第2の被写体像の間の像ずれ
量△Z及びデフォーカス量△Dを求めるサブルーチン
“測距演算”の動作について説明するフローチャートで
ある。
【図8】相関演算が行われるブロックの相関演算結果を
示した図である。
【図9】図5のフローチャートのステップS10に於け
るサブルーチン“レンズ制御”の動作について説明する
フローチャートである。
【図10】レンズ制御動作に於いて、測距の信頼性とレ
ンズ駆動量の関係について説明する図である。
【図11】この発明の第2の実施の形態による焦点調節
装置の構成を示したブロック図である。
【図12】この発明の焦点調節装置が適用されたカメラ
ボディ61と交換レンズ62の光路図である。
【図13】図12に示されたカメラボディ61と交換レ
ンズ62の電気制御系の構成を示すブロック図である。
【図14】カメラボディ61内のボディマイコン91の
“メインルーチン”の動作を説明するフローチャートで
ある。
【図15】交換レンズ62内のレンズマイコン81の
“メインルーチン”の動作について説明するフローチャ
ートである。
【図16】図15のフローチャートのステップS104
に於ける、レンズマイコン81によるサブルーチン“レ
ンズ制御”の動作について説明するフローチャートであ
る。
【図17】図15のフローチャートのステップS104
に於ける、レンズマイコン81によるサブルーチン“レ
ンズ制御”の動作について説明するフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1、20 焦点検出部、 2 信頼性判定部、 3 レンズ駆動部、 4 制御部、 11 撮影レンズ、 11a フォーカスレンズ、 12 絞り、 13 メインミラー、 14 ファインダ光学系、 19 サブミラー、 21 視野マスク、 22 赤外カットフィルタ、 23 コンデンサレンズ、 24 全反射ミラー、 25 瞳マスク、 26 再結像レンズ、 27 AFセンサ、 28 シャッタ、 29 フィルム、 31 コントローラ、 32 CPU(中央処理装置)、 33 ROM、 34 RAM、 35 A/Dコンバータ(ADC)、 36 EEPROM、 38 AFセンサ、 38L、38R フォトダイオードアレイ、 39 測光部、 40 シャッタ駆動部、 41 絞り駆動部、 42 フィルム駆動部、 43 レンズ駆動部、 45 AFエンコーダ、 46 ズーム駆動部、 48 ズームエンコーダ、 51 ファーストレリーズスイッチ(1RSW)、 52 セカンドレリーズスイッチ(2RSW)、 53 ズームアップスイッチ(ZUSW)、 54 ズームダウンスイッチ(ZDSW)。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズの合焦位置からのずれ量及び
    ずれ方向を求める焦点検出手段と、 上記焦点検出手段の焦点検出結果の信頼性を判定する信
    頼性判定手段と、 上記焦点検出手段の出力に基いて撮影レンズを駆動する
    レンズ駆動手段と、 上記焦点検出手段の出力の信頼性情報に基いて、上記レ
    ンズ駆動手段のレンズ駆動方法を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする焦点調節装置。
  2. 【請求項2】 交換レンズとボディに配設された焦点調
    節装置であって、 ボディに配設された、交換レンズの合焦位置からのずれ
    量及びずれ方向を求める焦点検出手段と、 交換レンズに配設された、上記焦点検出手段の出力に基
    いて撮影レンズを駆動するレンズ駆動手段と、 ボディに配設された、上記焦点検出手段の焦点検出結果
    の信頼性を判定する信頼性判定手段と、 上記焦点検出手段の出力と上記信頼性判定手段の出力に
    基いて、上記レンズ駆動手段を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とする焦点調節装置。
  3. 【請求項3】 上記焦点検出手段の検出したずれ量が所
    定の範囲内か否かを判別する判別手段を更に具備し、 上記焦点検出手段の検出したずれ量が所定の範囲内の場
    合は、レンズ駆動後再度焦点検出して合焦を確認せず、
    それ以外の場合はレンズ駆動後再度焦点を検出して合焦
    を確認しており、 上記制御手段は、上記信頼性判定手段の出力する信頼性
    情報に応じて上記所定範囲を変更することを特徴とする
    請求項1若しくは2に記載の焦点調節装置。
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