JPH05265046A - 薄膜トランジスタ型液晶表示装置 - Google Patents

薄膜トランジスタ型液晶表示装置

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JPH05265046A
JPH05265046A JP6478992A JP6478992A JPH05265046A JP H05265046 A JPH05265046 A JP H05265046A JP 6478992 A JP6478992 A JP 6478992A JP 6478992 A JP6478992 A JP 6478992A JP H05265046 A JPH05265046 A JP H05265046A
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JP
Japan
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liquid crystal
pixel electrode
pretilt angle
insulating film
electrode
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Withdrawn
Application number
JP6478992A
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English (en)
Inventor
Shigeki Ogura
茂樹 小椋
Tamahiko Nishiki
玲彦 西木
佳代 ▲吉▼澤
Yoshiyo Yoshizawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄膜トランジスタ型液晶表示装置の液晶の配
向不良を抑えるような配線構造を得る。 【構成】 薄膜トランジスタ基板上に形成されるゲート
絶縁膜22と、そのゲート絶縁膜22と一部重なる画素
電極23とを有し、その画素電極23とゲート絶縁膜2
2の重なる場所は、その画素電極23の相隣合う2つの
辺であって、かつ、その画素電極の端部においてラビン
グによって生じる液晶分子21のプレチルト角と逆方向
のプレチルト角が得られる2つの辺であり、その液晶分
子21のプレチルト角が得られる辺が略対向基板開口部
25の周縁に位置し、前記逆方向のプレチルト角が得ら
れる辺は対向基板開口部25の周縁より外側の遮光層2
4によって覆われる位置に配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄膜トランジスタ型液
晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、“10−in.Diagonal 16−Gr
ay−Level TFT−LCDs Fabrica
tedby Novel Processing Te
chnologies” K.Kobayasi et
al.,SID 91 DIGEST,p.14等に
記載されるようなものがあった。
【0003】図6はかかる従来の薄膜トランジスタ型液
晶表示装置の断面図である。この図において、101は
基板、102はソース・バス・ライン(Al/Cr/C
r)、103はゲート電極(Cr)、104はゲート絶
縁膜(SiNx)、105はITO・Pixel、10
6はゲート・バス・ライン(Cr/ITO)、107は
画素電極(ITO)、108はアモルファス・シリコン
(a−Si)、109は中間絶縁膜(SiNx)、11
0はn+ −a−Si、111はソース電極(Al/C
r)、112はドレイン電極(Al/Cr)、113は
パッシベーション膜(SiNx)である。
【0004】この図に示されるように、画素電極107
は一般的にトランジスタとの接続部以外はドレイン・ゲ
ート電極と重ならないように形成されている。このよう
に構成することで、ドレイン・ゲート電極上の電圧信号
の影響を受けないようにする。更に、ドレイン・ゲート
電極と画素電極107の間には、ある程度のスペースを
空けることで、これらの電極間ショート対策としてい
る。
【0005】また、一方では画素電極107をゲート電
極103上まで延在させることにより、蓄積容量を形成
し、TFTの特性を向上させる方法も一般的であるが、
ゲート電極の配線容量が増えて、ゲート電圧信号が末端
では歪むという問題を生じさせてしまうので、画素電極
107は初めに述べたように、他の電極と重ならないこ
とが最も好ましい。
【0006】昨今、電極材料の改良、TFT特性の向上
といった点では、目ざましい進歩が見られ、信号遅延等
の非本質的な問題点は解決されつつあり、最終的には、
やはり、TFTの構造は、初めに述べたような画素電極
は他の電極からはスペースを有して、独立して形成され
る構成に落ち着くと考えられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の薄膜トランジスタ型液晶表示装置には、本質
的な問題点が残されている。すなわち、ラビングによっ
て、所定のプレチルト角を持たせて液晶を配向させるの
であるが、画素電極4辺のうち、2辺は必ずその段差形
状効果によって、リバースチルトを起こしてしまう。そ
の時、電圧が印加されると、正チルトとの間の領域がデ
ィスクリネーションラインとなり、光漏れが起き、コン
トラスト低下や、表示品質の著しい低下となる。
【0008】更に、このディスクリネーションラインは
移動するので、その移動量を考慮して対向基板の遮光層
を画素電極よりも、かなり内側まで形成しなければなら
ない。このことは開口率の低下を意味し、薄膜トランジ
スタ型液晶表示装置を高精細化する上で大きな問題とな
っている。本発明は、以上述べた薄膜トランジスタ型液
晶表示装置の液晶の配向不良を抑えるような配線構造と
して、表示品質の優れた薄膜トランジスタ型液晶表示装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、薄膜トランジスタ型液晶表示装置におい
て、薄膜トランジスタ基板上に形成されるゲート絶縁膜
と、該ゲート絶縁膜と一部重なる画素電極とを有し、該
画素電極と該ゲート絶縁膜の重なる場所は、該画素電極
の相隣合う2つの辺であって、かつ、該画素電極の端部
においてラビングによって生じる液晶分子のプレチルト
角と逆方向のプレチルト角が得られる2つの辺であり、
該液晶分子のプレチルト角が得られる辺が略対向基板開
口部の周縁に位置し、前記逆方向のプレチルト角が得ら
れる辺は対向基板開口部の周縁より外側の遮光層によっ
て覆われる位置に配設されるようにしたものである。
【0010】また、前記画素電極の端部は、前記ゲート
絶縁膜のホールの形成によって前記液晶分子のプレチル
ト角を得るようにしている。更に、前記画素電極の端部
は、前記ゲート絶縁膜のゲート電極部の段差によって前
記液晶分子のプレチルト角を得るようにしてもよい。
【0011】
【作用】本発明によれば、上記したように、薄膜トラン
ジスタ型液晶表示装置において、薄膜トランジスタ基板
上にゲート絶縁膜を形成し、そのゲート絶縁膜と一部重
なる画素電極とを有し、その画素電極とゲート絶縁膜の
重なる場所は、その画素電極の相隣合う2つの辺であっ
て、かつ、その画素電極の端部においてラビングによっ
て生じる液晶分子のプレチルト角と逆方向のプレチルト
角が得られる2つの辺であり、その液晶分子のプレチル
ト角が得られる辺が略対向基板開口部の周縁に位置し、
前記逆方向のプレチルト角が得られる辺は対向基板開口
部の周縁より外側の遮光層によって覆われる位置に配設
する。
【0012】したがって、リバースチルト発生による光
漏れを抑制でき、開口率を上げ、コントラストの向上を
図ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明の実施例を示す薄
膜トランジスタ型液晶表示装置の部分平面図である。こ
の図に示すように、ゲート電極1とドレイン電極2が交
差する部分において、半導体層4をチャネルとするトラ
ンジスタがあり、ゲート電極1にON電圧が印加される
と、その時のドレイン電極2上の電圧信号をソース電極
3に書き込む構成になっている。このソース電極3は、
コンタクトホール5により画素電極6と電気的に接続さ
れており、そのソース電圧は、画素電極6にも書き込ま
れる構成になっている。
【0014】次いで、ゲート絶縁膜である第1絶縁膜
は、図1における領域7(第1絶縁膜ホール)がエッチ
ングされている。画素電極6は、一部を残して、この第
1絶縁膜ホール内に形成されており、第1絶縁膜と画素
電極6が重なるのは、TFT基板ラビング方向19から
見て画素電極側面が見えない2辺となっている。次に、
TFT基板と対向するカラーフィルタ基板の説明を行な
う。
【0015】ここで、対向基板上にR,G,Bのカラー
フィルタが勿論形成されている。そして、ゲート・ドレ
イン電極、チャネル部と対向する領域は液晶を駆動でき
ないので遮光層が形成されるのであるが、その遮光層の
ない領域を対向基板開口部8とすると、その領域は、画
素電極6より内側に形成されている。また、この実施例
では、対向基板ラビング方向は、図1において、点線2
0で示される方向となっており、この場合、液晶の配向
は、TFT基板から対向基板にかけて左捻れ90度のツ
イストネマティック構造になることがわかる。更に、液
晶のプレチルト角は各々の基板において、ラビング方向
の矢印側に有していることがわかる。
【0016】図2は、図1のA−A線断面図であり、ト
ランジスタチャネル部の断面を示している。この図に示
すように、基板30上であって、ゲート電極1は最も下
に形成されており、その表面がゲート陽極酸化膜9とな
っており、その上にゲート絶縁膜である第1絶縁膜11
が、第1絶縁膜ホール7部以外の領域に形成されてい
る。この第1絶縁膜11の上には半導体層4、オーミッ
ク接合層10が所定の領域に形成されている。その上に
ドレイン・ソース電極2,3が形成されており、トラン
ジスタとなっている。その上に第2絶縁膜12がコンタ
クトホール5以外の領域に形成され、その上に画素電極
6が所定の領域に形成されており、コンタクトホール5
を介してソース電極3と画素電極6は電気的に接続され
ている。その上に、液晶を配向させるために配向膜13
が形成され、ラビング処理されている。
【0017】図3は、図1における液晶セルのB−B線
断面図である。この図に示すように、TFT基板におい
て、第1絶縁膜11はそのホール部7を有しており、画
素電極6はその右側の1部においてのみ、この第1絶縁
膜11と重なっている。ここで、8は対向基板開口部で
ある。一方、対向基板においては、遮光層14が画素電
極6の内側まで形成されており、画素電極領域外におけ
る光漏れを防ぐものである。この遮光層14の上にカラ
ーフィルタ層15が画素電極6と概ね一致する領域にわ
たって形成されており、所定の色を出すことができる。
その上にカラーフィルタの凹凸形状を平坦化するために
平坦化層16が形成されており、その上に対向電極1
7、更に、配向膜13が形成されている。そして、TF
T基板とカラーフィルタ基板の間に液晶が充填され液晶
層18を形成している。
【0018】図4は、図1における液晶分子の配向の様
子を示すC−C線概略断面図であり、図1のa方向から
見た時のものである。ここでは、各々の基板内の構造は
省略してあり、基板上における凹凸形状、遮断層との位
置関係のみを表している。ここで、22はゲート絶縁
膜、23は画素電極、24は遮光層、25は対向基板開
口部である。
【0019】この図に示すように、液晶層18の液晶分
子21は、円柱状のものとして考えられるので、モデル
化している。これにより液晶層18内における液晶分子
21の配向方向を模式的に表すことができる。まず、基
板形状が平坦である場合は、界面では、液晶分子21は
ラビング方向に向かってプレチルト角を有するので、図
中の遮光層のない部分のような配向となる。画素電極2
3のエッジではその左と右で界面での配向が異なる。
【0020】この図に示すように、TFT基板側では、
液晶分子21は右上がりのプレチルトであるので、画素
電極23の左側のエッジAでは、プレチルトは容易に得
られる。つまり、図中dに示す領域では右上がりのプレ
チルトを容易に得ることができる。しかし、画素電極2
3の右側のエッジBでは、凹凸形状が右下がりであるの
に右上がりのプレチルトを得るのは困難となる。このた
め、図中cに示す領域では、左上がりのプレチルトとな
るのである。これをリバースチルトというのであるが、
この現象は正チルト領域との間でディスクリネーション
ラインができて、光漏れが起こるので、遮光層24を形
成しなければならない。また、このラインは動くものな
ので、その移動範囲を考慮して遮光層24と画素電極2
3の重なる部分を大きくとることが必要である。
【0021】前述のように、ゲート絶縁膜22と画素電
極23は、図4に示すように、画素電極23の右側のみ
で重なっているので、画素電極23のエッジより内側で
凹凸形状が右上がりになる。すなわち、図中の領域dに
おける形状効果で、平坦な領域よりもプレチルト角は大
きくなり、より安定した配向が実現できる。このような
領域を形成することにより、図中の領域cのリバースチ
ルトが画素電極23内へと広がり難くすることができ
る。ゲート絶縁膜22の厚みを画素電極23より厚くす
ることで効果は更に大きくなる。
【0022】その結果、遮光層24と画素電極23との
重なる部分を最大限まで小さくできる。結果的には、開
口率を上げることができる。そこで、液晶分子21のプ
レチルト角が得られる辺、つまり、画素電極23の左側
のエッジAは略対向基板開口部25の周縁に位置し、前
記逆方向のプレチルト角が得られる辺、つまり、画素電
極23の右側のエッジBは、対向基板開口部25の周縁
より外側の遮光層24によって覆われる位置に配設され
る。
【0023】したがって、リバースチルト発生による光
漏れを抑制することができ、開口率を上げ、コントラス
トの向上を図ることができる。図5は、図1における液
晶分子の配向の様子を示すD−D線概略断面図であり、
図1のb方向から見た時のものである。この場合も、画
素電極23の上側エッジ部、つまり、領域eでリバース
チルトになるので、上記と同じような構造(図中領域
f)にすることで、同じような効果を得ることができ
る。
【0024】図7は本発明の第2の実施例を示す薄膜ト
ランジスタ型液晶表示装置の部分平面図である。この図
に示すように、ゲート電極41とドレイン電極42が交
差する部分において、半導体層44をチャネルとするト
ランジスタがあり、ゲート電極41にON電圧が印加さ
れると、その時のドレイン電極上の電圧信号をソース電
極43に書き込むという構成になっている。このソース
電極43はコンタクトホール45により、画素電極46
と電気的に接続されており、そのソース電圧は、画素電
極46にも書き込まれるという構成になっている。
【0025】次いで、この半導体層44はドレイン電極
42の下に帯状に形成されており、半導体層44は、そ
の1部を延在させて画素電極46と重なっている。その
半導体層44が画素電極46と重なるのは、TFT基板
のラビング方向48から見て、画素電極側面が見えない
2辺のうちのドレイン電極42と平行になる1辺となっ
ている。この図で画素電極右端側に当たるが、後で説明
するが上側にも重なる部分を設けても良い。
【0026】次に、TFT基板と対口するカラーフィル
タ基板の説明をする。対向基板上にR、G、Bのカラー
フィルタが勿論形成されているのであるが、ゲート・ド
レイン電極、チャネル部と対向する領域は液晶を駆動で
きないので遮光層が形成されており、その遮光層のない
領域を対向基板開口部47とすると、その領域47は画
素電極46より内側に形成されていなければならないの
は言うまでもない。また、この実施例では、対向基板ラ
ビング方向は、49で示される方向となっており、この
場合、液晶の配向は、TFT基板から対向基板にかけて
左捻れ90度のツイストネマティック構造になることが
わかる。更に、液晶のプレチルト角は各々の基板におい
て、ラビング方向の矢印側に有していることがわかる。
【0027】図8は、図7中A−A線で示されるトラン
ジスタチャネル部の断面図である。基板40上であっ
て、ゲート電極41は最も下に形成されており、その表
面が陽極酸化されゲート陽極酸化膜50となっており、
その上にゲート絶縁膜である第1絶縁膜51が形成され
ている。第1絶縁膜51の上には半導体層44、オーミ
ック接合層52が所定の領域で形成されている。その上
にドレイン・ソース電極42、43が形成されており、
トランジスタとなっている。その上に第2絶縁膜53が
コンタクトホール45以外の領域に形成されており、そ
の上に画素電極46が形成されており、コンタクトホー
ル45を介してソース電極43と画素電極46は電気的
に接続されているのである。その上に液晶を配向させる
ために配向膜54が形成され、ラビング処理されてい
る。
【0028】図9は、図7のB−B線で示される部分の
液晶セルの構造の断面図である。この図に示すように、
TFT基板において、基板40上であって、第1絶縁膜
51が最も下に位置しており、画素電極46は、その右
側の1部においてのみ半導体層44の延在させた部分と
重なっている。一方、対向基板においては、遮光層55
が画素電極46の内側まで形成されており、画素電極領
域外における光漏れを防ぐものである。この遮光層55
の上にカラーフィルタ層56が画素電極と概ね一致する
領域にわたって形成されており、所定の色を出すことが
できるのである。その上にカラーフィルタの凹凸形状を
平坦化するために平坦化層57が形成されており、その
上に対向電極58、更に配向膜59が形成されている。
そしてTFT基板とカラーフィルタ基板の間に液晶が充
填され、液晶層60を形成している。
【0029】図10は、図7のB−B線で示される部分
を図7のa方向から見た場合の液晶分子の配向を示すも
のである。各々の基板内の構造は省略してあり、基板上
における凹凸形状、遮光層55と画素電極63の位置関
係のみを表したものである。この図に示すように、液晶
層60の液晶分子61は、円柱状のものとして考えられ
るので、モデル化し、液晶層60内における液晶分子6
1の配向方向を模式的に表すことができる。
【0030】まず、基板形状が平坦である場合は、界面
では、液晶分子はラビング方向に向かってプレチルト角
を有するので、図中の遮光層55のない部分のような配
向となる。一方、画素電極63のエッジでは画素電極6
3の左と右で界面での配向が異なる。すなわち、この図
に示すように、TFT基板側では、液晶分子61は右上
がりのプレチルトであるので、画素電極63左側のエッ
ジAではプレチルトは容易に得られる。しかし、画素電
極63の右側のエッジBでは、凹凸形状が右下がりであ
るのに右上がりのプレチルトを得るのは困難となる。こ
のため、図中bに示す領域では、左上がりのプレチルト
となるのである。これをリバースチルトというのである
が、この現象は正チルト領域との間でディスクリネーシ
ョンラインができて、光漏れが起こるので、遮光層を形
成しなければならない。また、このラインは動くものな
ので、その移動範囲を考慮して遮光層55と画素電極6
3の重なる部分を大きくとることが必要である。
【0031】前述のように画素電極63とゲート絶縁膜
62は画素電極63の右側のみで重なっているので、画
素電極63のエッジBより内側で凹凸形状が右上がりに
なることがわかる。つまり、図中領域cを得ることがで
きる。更に、形状効果で平坦な領域よりもプレチルト角
は大きくなり、より安定した配向が実現できる。
【0032】そこで、液晶分子61のプレチルト角が得
られる辺、つまり、画素電極63の左側のエッジAは略
対向基板開口部の周縁に位置し、前記逆方向のプレチル
ト角が得られる辺、つまり、画素電極63の右側のエッ
ジBは、対向基板開口部の周縁より外側の遮光層55に
よって覆われる位置に配設する。そして、このような領
域をつくることで、領域bのリバースチルトが画素電極
内へと広がり難くすることができる。ゲート絶縁膜62
の厚みを画素電極63より厚くすることで効果は大きく
なる。
【0033】その結果、遮光層55と画素電極63との
重なる部分を最大限まで小さくできることになる。結果
的には、開口率も上げることができる。一方、画素電極
63の上側エッジ部でもリバースチルトになるので、同
じように、この部分においてもゲート絶縁膜62と画素
電極63を重なるようにすれば、同じような効果が得ら
れるのである。
【0034】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0035】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、画素電極とゲート絶縁膜の重なる場所は、その
画素電極の相隣合う2つの辺であって、かつ、その画素
電極の端部においてラビングによって生じる液晶分子の
プレチルト角と逆方向のプレチルト角が得られる2つの
辺であり、その液晶分子のプレチルト角が得られる辺が
略対向基板開口部の周縁に位置し、前記逆方向のプレチ
ルト角が得られる辺は対向基板開口部の周縁より外側の
遮光層によって覆われる位置に配設するようにしたの
で、リバースチルト発生による光漏れを抑制することが
でき、開口率を上げ、コントラストの向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す薄膜トランジスタ型液晶
表示装置の部分平面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1のB−B線断面図である。
【図4】図1における液晶分子の配向の様子を示すC−
C線概略断面図である。
【図5】図1における液晶分子の配向の様子を示すD−
D線概略断面図である。
【図6】従来の薄膜トランジスタ型液晶表示装置の断面
図である。
【図7】本発明の他の実施例を示す薄膜トランジスタ型
液晶表示装置の部分平面図である。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【図9】図7のB−B線断面図である。
【図10】図7における液晶分子の配向の様子を示すC
−C線概略断面図である。
【符号の説明】
1,41 ゲート電極 2,42 ドレイン電極 3,43 ソース電極 4,44 半導体層 5,45 コンタクトホール 6,23,46,63 画素電極 7 第1絶縁膜ホール 8,25,47 対向基板開口部 9,50 ゲート陽極酸化膜 10,52 オーミック接合層 11,51 第1絶縁膜 12,53 第2絶縁膜 13,54,59 配向膜 14,24,55 遮光層 15,56 カラーフィルタ層 16,57 平坦化層 17,58 対向電極 18,60 液晶層 19 TFT基板ラビング方向 21,61 液晶分子 22,62 ゲート絶縁膜 30,40 基板 49 対向基板ラビング方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/12 A 29/784

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)薄膜トランジスタ基板上に形成され
    るゲート絶縁膜と、(b)該ゲート絶縁膜と一部重なる
    画素電極とを有し、(c)該画素電極と該ゲート絶縁膜
    の重なる場所は、該画素電極の相隣合う2つの辺であっ
    て、かつ、該画素電極の端部においてラビングによって
    生じる液晶分子のプレチルト角と逆方向のプレチルト角
    が得られる2つの辺であり、該液晶分子のプレチルト角
    が得られる辺が略対向基板開口部の周縁に位置し、前記
    逆方向のプレチルト角が得られる辺は対向基板開口部の
    周縁より外側の遮光層によって覆われる位置に配設され
    ることを特徴とする薄膜トランジスタ型液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記画素電極の端部は、前記ゲート絶縁
    膜のホールの形成によって前記液晶分子のプレチルト角
    を得ることを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジス
    タ型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記画素電極の端部は、前記ゲート絶縁
    膜のゲート電極部の段差によって前記液晶分子のプレチ
    ルト角を得ることを特徴とする請求項1記載の薄膜トラ
    ンジスタ型液晶表示装置。
JP6478992A 1992-03-23 1992-03-23 薄膜トランジスタ型液晶表示装置 Withdrawn JPH05265046A (ja)

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JP6478992A JPH05265046A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 薄膜トランジスタ型液晶表示装置

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JP6478992A JPH05265046A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 薄膜トランジスタ型液晶表示装置

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