JPH0526502U - 車両用ホイールの表面処理層 - Google Patents

車両用ホイールの表面処理層

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JPH0526502U
JPH0526502U JP8474391U JP8474391U JPH0526502U JP H0526502 U JPH0526502 U JP H0526502U JP 8474391 U JP8474391 U JP 8474391U JP 8474391 U JP8474391 U JP 8474391U JP H0526502 U JPH0526502 U JP H0526502U
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JP
Japan
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wheel
surface treatment
mud
layer
nickel plating
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Pending
Application number
JP8474391U
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English (en)
Inventor
伸成 谷内
一憲 川内
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Daido Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Daido Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用のホイールであって、該ホイール面に
泥が付着しにくく、一旦付着した泥はホイールの回転や
振動によって即座に落ちてしまうホイール表面処理の提
供。 【構成】 車両用ホイールの表面にフッ素樹脂をコーテ
ィングしたり、又はニッケルメッキ層を形成して該ニッ
ケルメッキ層内にフッ素化合物、若しくはフッ化黒鉛の
固体微粒子を分散含有して構成される表面処理層。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用ホイールの表面処理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用ホイールは表面処理がなされて耐食性が図られている。従来の上記表面 処理としては、アルマイト処理や塗装又はメッキが用いられ、長期間にわたって 腐食することなく美しい外観を呈すことができる。ホイールは周知の通り、タイ ヤを装着して外部に露出する部分であって、該ホイールの外観は車両全体の外観 意匠に与える影響は大きく、そのため、車両に適合したデザインが施されている ことは勿論のこと、長期間にわたって美的外観を保つことができるように耐食性 の高い表面処理が必要となる。
【0003】 このように、従来から施されているホイールの表面処理は耐食性を目的として なされていて、この点に関してはほぼ満足できる表面処理であると思える。しか し、ホイールはタイヤを装着して路面を走行するものであるが、オフロード車と もなれば該ホイールに泥が付着するケースは常である。このような泥は一旦付着 しても走行とともに振り落されるが、一部分はそのまま付着した状態を保つ場合 も決して少なくない。
【0004】 ホイールは車両走行において高速回転する関係上、車両に装着される前にはバ ランスがとられ、10g〜20g内の大きさにアンバランスの修正がなされてい る訳で、上記泥の付着はホイールのバランスを大きく崩す結果となる。該ホイー ルのアンバランスはハンドル操作に影響して危険性を伴う。特にモトクロス用の 自動二輪車ではその危険性が高い。勿論、このようなオフロード車のみならず、 トラックター等の農業機械の場合にも、高速走行を行うことはないために危険性 はないが、耕作面の仕上り状態に悪影響を与えている。例えば、作業中にホイー ルに付着した泥が即座に落下しないで、大きくなって所々に落下したのでは耕作 面の仕上り状態が悪く、後で手直しをしなければならない。更には車両一般に言 えることはホイールに付着した泥は洗車時に流れ落ちにくく、そのために時間を 要すことも残されている問題の一つである。
【0005】
【本考案が解決しようとする課題】
このように、従来のホイールは耐食性を目的とした表面処理が成されているが 、付着した泥の落下促進を目的とはされておらず、上記のごとき問題がある。本 考案が解決しようとする課題はこれら問題点であって、泥が付着しにくく、一旦 付着した泥は即座に落下することのできるホイールの表面処理を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の車両用ホイールの表面処理は、泥の付着防止と付着した泥の落下促進 の両機能を果たすように構成される処理である。そこで、本考案の表面処理は基 本的に摩擦係数を小さくして、付着した泥が滑り落ち易いようにしたものであり 、一つにはホイール表面にフッ素樹脂をコーティングしてフッ素樹脂層を形成す る。このフッ素樹脂コーティングは「テフロン加工」と称され、日用品等には多 用されている。
【0007】 又ホイール表面にニッケルメッキを施し、該ニッケルメッキ層内にフッ素化合 物又はフッ化黒鉛の固体微粒子を分散含有させた表面処理である。これは複合メ ッキ(コンポジットメッキ)と称され、電気メッキや無電解メッキによる析出金 属のマトリックスの中に微粒子や繊維状物質等を含む複合被膜であり、上記微粒 子とメッキ金属の組み合わせにより、耐摩耗性及び自己潤滑性を発揮する。以下 、本考案に係る車両用ホイールの表面処理層の実施例を、図面に基づいて詳細に 説明する。
【0008】
【実施例】
図3はオフロード車に装着されるホイールの具体例であって、一般車両用ホイ ールに比べて小径で幅広となっている。勿論、本考案の対象とするホイールをオ フロード車に限定するものではないが、このような小径・幅広ホイールともなれ ば、フランジ1から耳2にかけての距離が大きくて、付着した泥は落下しにくく 、しかも小径であるが故に、ホイール回転に伴って生じる遠心力が小さくなって 泥の落下を抑制してしまう。
【0009】 そこで、本考案ではこのような型式のホイールであっても、付着した泥が落下 し易いように、ホイール表面の摩擦係数を小さくするような表面処理が施されて いる。図1はホイール面3に形成した表面処理層を拡大した具体例であり、該表 面処理層はフッ素樹脂層4にて構成される。フッソ樹脂層4はフッソ樹脂をコー ティングして形成されるもので、具体的なコーティング加工法についての説明は 省略するが、該フッ素樹脂層4の摩擦係数は従来のアルマイト層に比べればかな り低い値を呈す。
【0010】 又図2は本考案の他の実施例を示した場合で、ホイール面3にはニッケルメッ キを施してニッケルメッキ層5を形成している。そして、このニッケルメッキ層 5内にはフッ素化合物又はフッ化黒鉛の固体微粒子6が分散含有している。この ように、上記ニッケルメッキ層5内に固体微粒子6を分散させるならば、ニッケ ルメッキ層だけの場合に比べて耐摩耗性並びに自己潤滑性が向上し、付着した泥 は直ちに滑り落ちる。本考案の表面処理はこのように摩擦係数を小さくするよう な層又は膜を形成したものであって、次のような効果を得ることができる。
【0011】
【考案の効果】
本考案のホイール表面処理層は摩擦係数が小さいために、ホイールには泥が付 着しにくくなる。又仮に付着した泥はホイールの回転や振動等によって容易に振 り落されてしまい、泥の付着に基づくホイールのアンバランスを生じることはな く、泥が付着し易いオフロードでの高速運転時にハンドル操作に支障をきたすこ ともない。又トラクター等の農業機械であれば、ホイールに付着した泥は即座に 落下するため、耕作面の仕上りは良好となる。更に、僅かに付着した泥も、洗車 時には直ちに洗い流されてしまうため、洗車時間は短縮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のホイール表面処理層を示す実施例。
【図2】本考案のホイール表面処理層を示す実施例。
【図3】ホイールの具体例。
【符号の説明】
1 フランジ 2 耳 3 ホイール面 4 フッ素樹脂層 5 ニッケルメッキ層 6 固体微粒子

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用ホイールにおいて、該ホイール面
    にフッ素樹脂をコーティングしてフッ素樹脂層を形成し
    たり、又はニッケルメッキ層を形成して該ニッケルメッ
    キ層内にフッ素化合物若しくはフッ化黒鉛の固体微粒子
    を分散含有したことを特徴とする車両用ホイールの表面
    処理層。
JP8474391U 1991-09-21 1991-09-21 車両用ホイールの表面処理層 Pending JPH0526502U (ja)

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JPH0526502U true JPH0526502U (ja) 1993-04-06

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017214012A (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 株式会社シマノ 自転車用リム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017214012A (ja) * 2016-06-01 2017-12-07 株式会社シマノ 自転車用リム

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