JPH05264U - プリント基板の自動半田付け装置 - Google Patents

プリント基板の自動半田付け装置

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JPH05264U
JPH05264U JP4886791U JP4886791U JPH05264U JP H05264 U JPH05264 U JP H05264U JP 4886791 U JP4886791 U JP 4886791U JP 4886791 U JP4886791 U JP 4886791U JP H05264 U JPH05264 U JP H05264U
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printed circuit
inert gas
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circuit board
duct
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JP4886791U
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Inventor
晴夫 浅羽
Original Assignee
株式会社弘輝
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダクト、または、ハウジングの基板搬入側と
基板搬出側に連設した不活性ガス置換チャンバー内に設
けた中継搬送体により、ダクト、ハウジングが外気と遮
断された状態でプリント基板の受け渡しを行わせ、酸素
濃度がきわめて低い不活性ガス雰囲気中で半田付け作業
が高能率的に行われる装置を提供することにある。 【構成】 ダクト、または、ハウジングの基板搬入側と
基板搬出側に基板搬入口と基板搬出口をもつ不活性ガス
置換チャンバー連設し、この各不活性ガス置換チャンバ
ー内に、プリント基板の搬送方向にそって往復移動し、
かつ、プリント基板の受渡しを行う中継搬送体を設け、
半田付けを行うダクトなどが外気と遮断された状態でプ
リント基板の搬入,搬出を行うようにしたことを特徴と
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、不活性ガス雰囲気中で半田付けを行うプリント基板の自動半田付け 装置の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子部品を搭載したプリント基板を、不活性ガス雰囲気中を搬送しながら半田 付けする噴流式半田付け装置や、リフロー半田付け装置などは一般に知られてい る。(例えば、特開平2−303675号公報参照)
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記公開技術は、複数のトンネルをベローズによって結合して長尺のダクトを 形成せしめ、このダクトの上流側から下流側へ向けてフラックスを噴霧状として プリント基板にフラックスを塗布する超音波アトマイザーノズルからなるスプレ イ装置,プレヒータ,噴流ノズルをもつ半田槽を適当間隔をもって配設し、上記 ダクト内の上,下流側端、プレヒータの上流側、および半田槽の下流側に夫々封 止フラップを開閉可能に設けたものである。
【0004】 この種の装置は長大のトンネル構造からなるダクトであることから、装置全体 が大型化されるという課題があるばかりでなく、超音波アトマイザーノズルから 噴出される噴霧状のフラックスがダクト内を流れ、不必要なダクト内面にフラッ クスが付着するという不都合がある。
【0005】 また、ダクト内を搬送するプリント基板の搬送体がダクト内に一貫して設けら れているため、仮に所要個所に封止フラップを設けるにしても、搬送体と封止フ ラップとの間に常時開口部が存在することから、外気がダクト内に流入すること が阻止できず、ダクト内の酸素濃度は比較的高く、従って、ロジン(固形分)を 多く含有させた活性力の強いフラックスを使用しなければならないことから、当 然のことながら半田付け終了後、プリント基板に付着している残渣の除去や半田 ボールの除去のための洗浄手段を必要とする。
【0006】 更に、ダクトに対して上記フラックスのスプレイ装置,プレヒータ,半田槽を 気密的にとりつける必要があり、構造が複雑化するとともに、メンテナンス上に も問題がある。
【0007】 本考案の目的は、不活性ガス雰囲気構造のダクト、または、ハウジングの上流 側と下流側に不活性ガス置換チャンバーを連設し、この両不活性ガス置換チャン バー内に設けた中継搬送体により、上記ダクト、または、ハウジングが遮断され た状態でプリント基板の受け渡しを行わせ、ダクト、または、ハウジング内への 外気の流入を極力抑制し、酸素濃度がきわめて低い不活性ガス雰囲気中で半田付 けが行われる装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
従来技術の課題を解決する本考案の構成は、電子部品を搭載したプリント基板 を、不活性ガス雰囲気のダクト、または、ハウジング内に配設した搬送体により 搬送しながら半田付けするようにしたプリント基板の半田付け装置において、上 記ダクト、または、ハウジングの基板搬入側、および、基板搬出側に夫々不活性 ガス置換チャンバーを連設するとともに、この各不活性ガス置換チャンバーに形 成した基板搬入口と基板搬出口に夫々外気遮断手段を設け、一方、上記各不活性 ガス置換チャンバー内に、開口状態の上記基板搬入口と基板搬出口から突出しう るとともに、基板の搬送方向にそって往復移動する中継搬送体を設けたものであ る。
【0009】
【実施例】
次に、図面について本考案実施例の詳細を説明する。 図1は、本考案装置の正面図、図2はシャッター機構部の一部切欠正面図、図 3は中継搬送体の一部切欠正面図、図4は図3の一部切欠側面図、図5は中継搬 送体のスライド機構部を示す要部の断面図、図6はスライドシャッター機構を示 す一部切欠平面図、図7は同上要部の斜視図である。
【0010】 図1について装置の概略を説明すると、1は矢印方向から電子部品が搭載され たプリント基板a(図4,図5)が装入され、例えば、超音波アトマイザー(図 示略)によりフラックスを噴霧状でプリント基板aに塗布させるフラクサーであ る。フラックスが塗布されたプリント基板aは、搬出信号により受渡し搬送体2 に供給されるようにしてある。
【0011】 Aは本考案の自動半田付け装置であって、該自動半田付け装置Aは次のように 構成されている。3はハウジングであって、該ハウジング3内には、プリント基 板aを支持し、常時運転される可変速の主搬送体4を軸架した水平姿勢、もしく は、下流側に向け上向き傾斜(図示略)したダクト5が配設してある。このダク ト5内には窒素ガスなどの不活性ガスが封入されている。6はプリント基板aを 半田付けする前工程として予熱するプレヒータ、7は噴流式半田槽である。
【0012】 上記ダクト5の基板搬入側に不活性ガス置換チャンバー8を連設する。この不 活性ガス置換チャンバー8には基板搬入口9と基板搬出口10とが形成されてお り、この基板搬出口10を上記ダクト5の基板搬入側に接続する。また、上記不 活性ガス置換チャンバー8内には中継搬送体11が設けてあり、この中継搬送体 11は後述するようにプリント基板aの搬送方向にそって水平に往復移動すると ともに、上記基板搬入,搬出口9,10から外方に突出し、中継搬送体11の基 板搬入端が上記受渡し搬送体2の基板搬出端に、また、中継搬送体11の基板搬 出端が上記ダクト5内の主搬送体4の基板搬入端に近接しうるようにしたもので ある。
【0013】 12は、上記ダクト5の基板搬出側に連設した不活性ガス置換チャンバーで、 この不活性ガス置換チャンバー12には基板搬入口13と基板搬出口14とが形 成してあって、この基板搬入口13がダクト5の基板搬入側に接続される。この 不活性ガス置換チャンバー12内には上記と同様に中継搬送体15が配設してあ り、この中継搬送体15はプリント基板aの搬送方向にそって水平に往復移動す るとともに、上記基板搬入口13,基板搬出口14から外方に突出し、中継搬送 体15の基板搬入端がダクト5内の主搬送体4の基板搬出端に、また、中継搬送 体15の基板搬出端が半田付け完了のプリント基板aを他に搬送する回収搬送体 (図示略)の基板搬入端に近接しうるようにしたものである。
【0014】 上記不活性ガス置換チャンバー8の基板搬入口9,基板搬出口10、および、 不活性ガス置換チャンバー15の基板搬入口13,基板搬出口14には、夫々外 気遮断手段、即ち、垂直方向に昇降するシャッター機構S1,S2,S3,S4 が設けてある。図中16,17,18,19,20,21,22,23はセンサ ーで、この各センサー16〜23がプリント基板aの先端、または、後端を検知 した信号により、上記各シャッター機構S1〜S4、および、上記中継搬送体1 1,15が水平移動し、プリント基板aがフラクサー1,受渡し搬送体2,中継 搬送体11,主搬送体4,中継搬送体15をへて半田付けが行われるもので、そ の構成は後述の通りである。
【0015】 次に、上記各シャッター機構S1〜S4の構成を説明する。図2は、上記不活 性ガス置換チャンバー8の基板搬入口9に設けたシャッター機構S1を示してお り、また、この図2に示されたシャッター機構S1の向きは図1から明らかなよ うに、上記他方の不活性ガス置換チャンバー15の基板搬入口13に設けたシャ ッター機構S3と同一である。また、図2を反転させたものがシャッター機構S 2,S4となる。
【0016】 図2についてシャッター機構S1の構成を説明すると、24,25は、基板搬 入口9を設け、適当の間隙26を介して前後に配設されて上記不活性ガス置換チ ャンバー8を構成する壁材で、上記間隙26内には、シリンダ27によって垂直 方向に昇降し、上記基板搬入口9を開閉する遮板28が介装してある。上記内側 の壁材25の基板搬入口9より上方外側の壁面には、断面形状が蒲ぼこ形の押圧 カム29が複数段並設してあり、また、外側の上記壁材24の基板搬入口9より 上方内側、および、下方内側の壁面にゴム板材などのパッキン30,31を付設 し、上記遮板28がシリンダ27によって上昇して閉塞姿勢にあるとき、遮板2 8の板面が押圧カム29によって仮想線で示すようにパッキン30,31面に押 圧され、外気との気密性が保たれるようにしたものである。
【0017】 また、上記遮板28の内側面上端隅角部にテーパー面28aを形成することに より、遮板28の上端と上記押圧カム29との衝突をなくし、遮板28がスムー ズに押圧カム29に乗載誘導しうるようにしたものである。尚、図2における3 2は、水平方向にスライド往復移動しプリント基板aの巾の大小によって不使用 部分となるプリント基板の通過開口部を閉塞するスライドシャッターで、このス ライドシャッター32の詳細は後述する。
【0018】 次に、図3,図4,図5について中継搬送体11,15の構成を説明する。3 3は、上記不活性ガス置換チャンバー8,12の内部に固定される台板で、この 台板33の上流側,下流側の前後、即ち、図3,図4における紙面左右には夫々 支持片34,35が立設してあり、この相対向する支持片34、および、35間 には夫々螺杆36,37が水平に軸架せしめられ、上流側の螺杆36前面端には 手動回転用のハンドル38が着脱可能にとりつけられる。尚、上流側の螺杆37 にハンドル38をとりつけるようにしてもよい。
【0019】 上記両螺杆36,37の後端、即ち、図4の紙面左端部には夫々スプロケット 39が設けてあり、この両スプロケット39間をチエン40にて接続し、螺杆3 6にとりつけたハンドル38による正,逆回転がチエン40を介して他方の螺杆 37に同一方向の同一回転が伝達されるようにしたものである。
【0020】 図4に示す41は、プリント基板aの搬送方向にそって往復移動する可動台座 で、該可動台座41の下面には複数のスライドベアリング42をとりつけ、この スライドベアリング42を上記台板33上にとりつけた平行2条の案内レール4 2aにガイドさせる。そして、上記可動台座41の前面、即ち、図4の紙面右側 端には取付板43が、また、後面中央部には図3に示すように狭巾の取付板44 が垂設してある。45は、上記前後の取付板43,44の上方間に軸架されたス プライン軸で、このスプライン軸45の前端部にはスプロケット46をとりつけ る。一方、上記前方の取付板43の内面下部、または、上記可動台座41上には モータ47をとりつけ、これの出力軸端にとりつけたスプロケット48と上記ス プライン軸45のスプロケット46とをチエン49にて連結し、モータ47の回 転を上記スプライン軸45に伝達するようにしてある。
【0021】 図3,図4,図5に示す50は、プリント基板aの搬送方向と直交する方向に 往復移動される可動板で、この可動板50は、図3から明らかなように正面形状 が下向きコ字形に形成され、上,下流側に垂設された取付片50aの下端に夫々 ナット構造の螺筒51をとりつける。そして、この螺筒51は上記螺杆36,3 7に螺合され、該螺杆36,37の正,逆転作用により螺筒51をもつ上記可動 板50が螺杆36,37にそって往復移動されるように構成する。
【0022】 上記可動板50の内側面には、複数個のスライドベアリング52をとりつけ、 このスライドベアリング52に比較的長尺のスライド枠53を往復動可能に支承 せしめる。そして、このスライド枠53の中央部下辺に上記スプライン軸45を 遊挿させるとともに、スライド枠53の下辺内側面に上記スプライン軸45の回 動に追従し、かつ、スプライン軸45にそって移動可能な軸筒54を回動可能に とりつける。また、この軸筒54と、上記スプライン軸45の前端、即ち、図4 の紙面右端とに夫々スプロケット55をとりつけ、更に、上記前方の取付板43 の上部内面の上,下流端部、および、上記スライド枠53の上部内面の上,下流 端部に夫々小径のスプロケット56を夫々対称的に設け、図3に示すように、上 記スプロケット55,上,下流側のスプロケット56を基板支持ピン57aをも つ基板搬送チエン57にて接続する。図中58は、基板搬送チエン57のテンシ ョン調節作用をもつアイドラースプロケットである。このようにしたことにより 、モータ47の回動がスプロケット46を介してスプライン軸45に伝達され、 このスプライン軸45の回転がスプロケット55を介して基板搬送チエン57に 伝えられるようにするとともに、両螺杆36,37の回転作用により螺筒51を 介して可動板50,スライド枠53が、図4の仮想線で示すようにスプライン軸 45にそって移動、つまり、プリント基板aの巾の大小によって任意に移動調整 しうるようにしたものである。
【0023】 次に、図3,図4について上記機構を搭載支持した可動台座41のスライド構 造について説明すると、この可動台座41の上流側端面略中央部に、プリント基 板aの搬送方向と軸線を同じくしたシリンダ59のピストンロッド59a下流端 を連結する。60は、上記シリンダ59と対向的に設けたシリンダで、該シリン ダ60の下流側端部はステー61によって上記台板33上に固定されるとともに 、このシリンダ60のピストンロッド60aの上流端と、上記シリンダ59の下 流端とを連結板62によって連結結合したものである。
【0024】 次に、図6,図7について上記スライドシャッター32の構造を説明する。図 6は、中継搬送体11,15の平面を示しており、上記可動板50の上,下流側 端の外側面に、平面形状がL字形の連結板63の一辺を固定し、この連結板63 の他辺に夫々ステンレスの薄鋼板からなるスライドシャッター32の一端を連結 する。64は、上記中継搬送体11,15を構成する後壁、つまり、上記プリン ト基板aの搬送方向と平行する後壁であって、この後壁64の内面に、上,下流 側端に外向き誘導弧面65aを形成した案内板65をとりつけ、この案内板65 の内側に上記スライドシャッター32がスライド可能に収容されるに適した間隙 を介して誘導板66を配設し、該誘導板66の上,下流側端に比較的径大の内向 き誘導弧面66aを形成し、上記スライドシャッター32が円滑に移動しうるよ うにしたものである。
【0025】 上記スライドシャッター32は図2に示すように、上記基板搬入口9,基板搬 出口10の高さより広巾に形成するとともに、スライドシャッター32の上下端 は上記壁材25の内面にとりつけた案内枠67にスライド可能に嵌合支持される 。
【0026】 尚、上記構成において、台板33に対する可動台座41のスライド移動、およ び、可動板50に対するスライド枠53のスライド移動の構成としてスライドベ アリング42,52を使用したが、これに代わる手段もありうることから図示の ものに特定はされない。また、スライドシャッター32の素材としてステンレス の薄鋼板を使用するとしたが、耐熱性,適度の剛性,弾力性をもつ合成樹脂材料 などが使用しうることから、素材は特定されない。
【0027】
【作用の説明】
次に、上記実施例に基いてその作用を説明する。図1に示すように、電子部品 が搭載仮付けされたプリント基板aがフラクサー1に至り、超音波アトマイザー (図示略)によりプリント基板aにフラックスが塗布される。フラックスが塗布 されたプリント基板aは、受渡し搬送体2のセンサー16,17の信号によって フラクサー1から搬出され、駆動されている受渡し搬送体2に移行乗載される。 そして、プリント基板aの先端をセンサー17が検知した信号で受渡し搬送体2 の駆動は停止し、プリント基板aは待機姿勢をとる。
【0028】 受渡し搬送体2の停止信号、つまり、センサー17がプリント基板aの先端を 検知した信号により、シャッター機構S1のシリンダ27が駆動して遮板28を 下降し基板搬入口9を全開とする。この全開信号で図3のように、シリンダ60 が作動しピストンロッド60aにより可動台座41、および、これに搭載支持さ れている全ての機構を図3の紙面左方向、即ち、上流方向に向け移動し、図2に 示すように、スライド枠53の上流側端を上記受渡し搬送体2の下流側端に近接 させた位置で上記シリンダ60の作動が停止する。この停止信号により受渡し搬 送体2が再び駆動されると同時に、中継搬送体11のモータ47が駆動し、これ に関連された基板搬送チエン57が駆動される。
【0029】 受渡し搬送体2上のプリント基板aは基板搬送チエン57に移されるとともに 、この基板搬送チエン57上にとりこまれる。そして、プリント基板aの先端を センサー19が検知した信号によってモータ47が停止し基板搬送チエン57の 駆動は停止され、プリント基板aは次工程への待機姿勢をとる。また、プリント 基板aの後端が通過したことをセンサー18が捉え、この通過信号によりシリン ダ60が作動し、これのピストンロッド60aを図3の実線位置、つまり、旧状 に戻す作用でスライド枠53は不活性ガス置換チャンバー8内に収容される。ま た、上記シリンダ60が停止しスライド枠53が不活性ガス置換チャンバー8内 にとり込まれた信号によって同時にシャッター機構S1のシリンダ27が動作し 遮板28を上昇せしめて基板搬入口9を閉塞する。この閉塞完了信号によってシ ャッター機構S2のシリンダ27が作動して遮板28を下降させ基板搬出口10 を全開する。
【0030】 この全開信号で中継搬送体11のシリンダ59が作動し、可動台座41を下流 側方向に移動させ、基板搬出口10を通してスライド枠53の下流端をダクト5 内の主搬送体4の上流端に近接させた位置で上記シリンダ59を停止する。この 停止信号で上記モータ47が駆動され、基板搬送チエン57の搬送作用でプリン ト基板aをダクト5内の主搬送体4に送り込む。そして、主搬送体4によって搬 送されるプリント基板aの後端が通過したことをセンサー20が捉え、この通過 信号によりシリンダ59が再び作動し、主搬送体4に近接したスライド枠53を 不活性ガス置換チャンバー8に引き戻す。この引き戻し完了信号によってシャッ ター機構S2のシリンダ27が再び作動して遮板28を上昇し基板搬出口10を 閉塞する。
【0031】 主搬送体4に移行搭載されたプリント基板aは、プレヒータ6上を通過しなが ら予熱され、次いで噴流式半田槽7において半田付けが行われる。そして、半田 付けが完了したプリント基板aの先端をセンサー21が検知すると、この検知信 号によりシャッター機構S3のシリンダ27が働き、遮板28を下降して基板搬 入口13を開くと同時に、中継搬送体15のシリンダ60が作動してスライド枠 53の上流端を主搬送体4の下流端に近接させ、プリント基板aを基板搬送チエ ン57に受けとる。次いで、プリント基板aの先端をセンサー23が検知した信 号で基板搬送チエン57は停止し、また、プリント基板aの後端が通過した信号 をセンサー22が捉え、この通過信号でシリンダ60が再び作動し、主搬送体4 に近接していたスライド枠53を不活性ガス置換チャンバー12内に戻す。この 信号でシャッター機構S3のシリンダ27が再び働き、遮板28を上昇して基板 搬入口13を閉塞する。
【0032】 シャッター機構S3の閉塞信号によりシャッター機構S4のシリンダ27が作 動せしめられ、遮板28を下降して基板搬出口14を全開する。この全開完了信 号でシリンダ59が作動し、スライド枠53の下流端を基板搬出口14を通して 外方に突出し、図示してない搬送体の上流側に近接停止させる。このシリンダ5 9の停止信号によってモータ47が駆動し、基板搬送チエン57の作用でプリン ト基板aを搬送体に移行乗載させる。そして、図示してない上記搬送体の上流側 端部に設けたセンサー(図示略)がプリント基板aの後端が通過したことを捉え た信号で、上記シリンダ59が逆方向に働き、スライド枠53を旧状に戻し不活 性ガス置換チャンバー12内に収容する。この収容完了信号によってシャッター 機構S4のシリンダ27が再び作動し、遮板28を上昇して基板搬出口14を閉 塞する。以上の操作が自動連続的に繰り返し行われるものである。
【0033】 上記基板搬入口9,13、および、基板搬出口10,14の横巾は、最大巾の プリント基板aに対応できる巾を備えているが、小さい巾のプリント基板aの半 田付け作業においては、上記受渡し搬送体2の巾調整を行うことは勿論のこと、 中継搬送体11,15の巾調整は次のように行われる。
【0034】 図4に示すハンドル38を例えば時計方向に回転すると、螺杆36が時計方向 に回動し、スプロケット39とチエン40によって接続されている螺杆37も時 計方向に回動される。この回動により螺筒51が図4の紙面右方向に移動する。 また、この螺筒51は可動板50にとりつけられているため、この可動板50に 付設せるスライド枠53も同様に移動し、プリント基板aの巾に平行2条の基板 搬送チエン57が容易に調整される。
【0035】 上述のような可動板50の移動にスライドシャッター32が追従し、巾調整に より基板搬入口9,13、および、基板搬出口10,14の不使用開口部を部分 閉塞し、外気が不活性ガス置換チャンバー8,12内に流入し、該チャンバー内 の酸素濃度が不則に高められるのを阻止するようにしている。また、上記ダクト 5、および、再不活性ガス置換チャンバー8,12に対し、窒素などの不活性ガ ス供給手段を設けることは当然のことである。
【0036】
【考案の効果】
上述のように本考案の構成によれば、次のような効果が得られる。 (a)電子部品を搭載したプリント基板を、不活性ガス雰囲気中において半田の 酸化を防ぎながら効率のよい半田付けしうることは勿論のこと、 (b)特に本考案においては、不活性ガス雰囲気をもつダクト、または、ハウジ ングの基板搬入側、および、基板搬出側に夫々不活性ガス置換チャンバーを連設 し、この各不活性ガス置換チャンバーの基板搬入、および、搬出口に夫々外気遮 断手段を設けたので、ダクト、または、ハウジング内に外気が流入するのを合理 的に防止し、半田付け作業時における酸素濃度を抑制することができ、このため 、弱活性力のフラックスの使用を可能とし、プリント基板の無洗浄処理化が図れ る。 (c)各不活性ガス置換チャンバー内に、開口状態の基板搬入口と基板搬出口か ら突出でき、かつ、基板の搬送方向にそって往復移動する中継搬送体を設けたの で、従来技術のように一貫して運行される搬送体を使用する装置に比べ、基板搬 入、および、搬出口が完全に閉塞しうる外気遮断手段をとりつけることができ、 加えて、外気と一時的に流通しうる部分が不活性ガス置換チャンバーにとどめる ことが可能となり、更に一層ダクト,ハウジング内の酸素濃度を低く制御するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案装置の概略を示す正面図である。
【図2】シャッター機構部の一部切欠正面図である。
【図3】中継搬送体の一部切欠正面図である。
【図4】中継搬送体の一部切欠側面図である。
【図5】中継搬送体のスライド機構を示す要部の断面図
である。
【図6】スライドシャッター機構を示す一部切欠平面図
である。
【図7】スライドシャッター機構部の斜視図である。
【符号の説明】
A 自動半田付け装置 a プリント基板 1 フラクサー 2 受渡し搬送体 3 ハウジング 4 主搬送体 5 ダクト 6 プレヒータ 7 噴流式半田槽 8 不活性ガス置換チャンバー 9 基板搬入口 10 基板搬入口 11 中継搬送体 12 不活性ガス置換チャンバー 13 基板搬入口 14 基板搬出口 15 中継搬送体 16 センサー 17 センサー 18 センサー 19 センサー 20 センサー 21 センサー 22 センサー 23 センサー 27 シリンダ 28 遮板 32 スライドシャッター 33 台板 34 支持片 35 支持片 36 螺杆 37 螺杆 38 ハンドル 39 スプロケット 40 チエン 41 可動台座 42 スライドベアリング 42a 案内レール 43 取付板 44 取付板 45 スプライン軸 46 スプロケット 47 モータ 48 スプロケット 49 チエン 50 可動板 51 螺筒 52 スライドベアリング 53 スライド枠 54 軸筒 55 スプロケット 56 スプロケット 57 基板搬送チエン 59 シリンダ 59a ピストンロッド 60 シリンダ 60a ピストンロッド 62 連結板 63 連結板 65 案内板 66 誘導板 67 案内枠 S1 シャッター機構 S2 シャッター機構 S3 シャッター機構 S4 シャッター機構

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 電子部品を搭載したプリント基板を、不
    活性ガス雰囲気のダクト、または、ハウジング内に配設
    した搬送体により搬送しながら半田付けするようにした
    プリント基板の半田付け装置において、上記ダクト、ま
    たは、ハウジングの基板搬入側、および、基板搬出側に
    夫々不活性ガス置換チャンバーを連設するとともに、こ
    の各不活性ガス置換チャンバーに形成した基板搬入口と
    基板搬出口に夫々外気遮断手段を設け、一方、上記各不
    活性ガス置換チャンバー内に、開口状態の上記基板搬入
    口と基板搬出口から突出しうるとともに、基板の搬送方
    向にそって往復移動する中継搬送体を設けたことを特徴
    とするプリント基板の自動半田付け装置。
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