JPH052639U - 脱穀装置の扱胴 - Google Patents
脱穀装置の扱胴Info
- Publication number
- JPH052639U JPH052639U JP5829791U JP5829791U JPH052639U JP H052639 U JPH052639 U JP H052639U JP 5829791 U JP5829791 U JP 5829791U JP 5829791 U JP5829791 U JP 5829791U JP H052639 U JPH052639 U JP H052639U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handling
- outer peripheral
- spiral body
- threshing device
- threshing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Threshing Machine Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外周面に螺旋体を巻回し、その螺旋体の外周
部に扱歯を設けた扱胴を軸架した軸流形式の扱室を有す
る脱穀装置の扱胴を提供する。 【構成】 外周部に受網15を張設した扱室13内に、
外周面に螺旋体17を受網15との間隔がほぼ一定とな
るように巻回した扱胴16を軸架し、この扱室13の軸
線方向一方に供給口18、他方に排出口19を設けた脱
穀装置であって、螺旋体17の始端から終端にわたる外
周部に、ボルト・ナット20により螺旋体17の外周縁
から外側に突出する扱歯21をほぼ等間隔に装着し、こ
れら扱歯21と受網15との間隔が、供給口18から排
出口19に至る前半部分H1において広く、後半部分H
2においては前半部分H1より狭くなるようにした。
部に扱歯を設けた扱胴を軸架した軸流形式の扱室を有す
る脱穀装置の扱胴を提供する。 【構成】 外周部に受網15を張設した扱室13内に、
外周面に螺旋体17を受網15との間隔がほぼ一定とな
るように巻回した扱胴16を軸架し、この扱室13の軸
線方向一方に供給口18、他方に排出口19を設けた脱
穀装置であって、螺旋体17の始端から終端にわたる外
周部に、ボルト・ナット20により螺旋体17の外周縁
から外側に突出する扱歯21をほぼ等間隔に装着し、こ
れら扱歯21と受網15との間隔が、供給口18から排
出口19に至る前半部分H1において広く、後半部分H
2においては前半部分H1より狭くなるようにした。
Description
【0001】
本考案は、外周面に螺旋体を巻回した扱胴を軸架した軸流形式の扱室を有する 脱穀装置の扱胴に関する。
【0002】
従来、外周部に受網を張設した扱室内に、外周面に螺旋体を受網との間隔がほ ぼ一定となるように巻回した扱胴を軸架し、この扱室の軸線方向一方に供給口、 他方に排出口を設けた脱穀装置が、例えば、特開平2−257805号公報によ り周知である。この先行技術のものでは、螺旋体の外周部に、螺旋体の外周縁か ら外側に突出する扱歯をほぼ等間隔に、かつ扱歯と受網との間隔をほぼ等しくし て多数の扱歯を設けている。
【0003】
上記従来の扱胴においては、扱歯と受網との間隔が扱室の供給口から排出口に 至るまでほぼ一定であるので、供給口から多量の被脱穀物が供給されると、扱室 の始端側で異常な負荷が掛かり、所要動力が増大することになる。特に、被脱穀 物が濡れていて含水率が高いと、扱室の始端部で詰まってしまって、扱胴が回転 できなくなってしまうことがあった。 本考案は、上記のような問題点を解決することを目的になされたものである。
【0004】
上記の目的を達成するために本考案は、外周部に受網を張設した扱室内に、外 周面に螺旋体を受網との間隔がほぼ一定となるように巻回した扱胴を軸架し、こ の扱室の軸線方向一方に供給口、他方に排出口を設けた脱穀装置において、 上記螺旋体の始端から終端にわたる外周部に、ボルト・ナットにより螺旋体の 外周縁から外側に突出する扱歯をほぼ等間隔に装着し、これら扱歯と上記受網と の間隔が、供給口から排出口に至る前半部分において広く、後半部分においては 前半部分より狭くなるように構成したことを特徴とする。
【0005】
上記の構成によって、供給口から多めの被脱穀物が供給されたとしても、供給 口から排出口に至る前半部分においては扱歯と受網との間隔が広くなっているの で、過負荷となることなく脱穀処理して後半部分に送られ、ここで、扱歯と受網 との間隔が狭い状態で、精度の高い脱穀作業が行われる。従って、詰まりの少な い円滑な脱穀作業が、精度よく行われる。
【0006】
以下、本考案の一実施例を添付の図面に基づいて具体的に説明する。 図2において、符号1で示す汎用型のコンバインは、機体の左右両側にクロー ラ走行装置2を有する機体フレーム3の前部一側にキャビン4を設け、このキャ ビン4の前側に、機体の左右幅とほぼ等しい幅を有する刈取り処理部5を、油圧 シリンダ6により上下動可能に配設すると共に、キャビン4の他側からキャビン 4の後方に至る機体フレーム3上に、刈取り処理部5と連繋された脱穀処理部7 を搭載している。
【0007】 上記キャビン4には、運転座席、操作盤、操作盤に配設された各種の操作レバ ー、エンジン始動スイッチ、操作ペダル等が設けられている。 また刈取り処理部5には、機体の左右幅とほぼ等しい幅のデバイダ8、リール 9、刈取り刃10、掻き込みオーガ11、掻き込みオーガ11により集められた 刈取り穀稈を脱穀処理部7に向け搬送して供給するフィードコンベア12等が設 けられている。 さらに脱穀処理部7には、上部に扱室13、その下側に選別室14が配設され ており、脱穀処理を軸線方向に沿って行う,いわゆる軸流形式のものである。
【0008】 上記扱室13は、図1及び図3にも示すように、外周部に受網15を張設した 扱室13内に、外周面に螺旋体17を受網15との間隔がほぼ一定となるように 巻回した扱胴16を軸架している。この扱室13には、軸線方向前端部に供給口 18、後端部に排出口19が開口され、軸流形式の脱穀装置を構成している。 上記螺旋体17の始端から終端にわたる外周部には、ボルト・ナット20によ り螺旋体17の外周縁から外側に突出する扱歯21をほぼ等間隔に装着している 。そして図1に示すように、螺旋体17の扱胴16からの突出高さをH3とした ときの扱歯21の先端と上記受網15との間隔は、供給口18から排出口19に 至る長さをHとし、その前半部分をH1、後半部分をH2としたときに、前半部 分H1における扱歯21の先端と受網15との間隔F1は広いものであり、後半 部分H2における扱歯21の先端と受網15との間隔F2は、前半部分における 間隔F1より狭くなっていて、F1>F2の関係になっている。この実施例にお けるF1及びF2の実際の寸法は、F1=13mm、F2=10mmである。
【0009】 このように構成されたコンバイン1においては、圃場に導入して収穫作業を行 うと、圃場に植生している被収穫作物は、刈取り処理部5のデバイダ8により分 草され、リール9で掻き込まれ、刈取り刃10によって穀稈の根元が刈り取られ 、刈り取られた全量が掻き込みオーガ11により掻き込まれて1カ所に集められ 、集められた刈取り穀稈はフィードコンベア12により脱穀処理部7に向け搬送 されて供給口18から扱室13内に被脱穀物として供給される。そして、扱胴1 6により脱穀処理され、扱室13から受網15を通って選別室14にもたらされ た被選別物は、ここで選別処理される。
【0010】 扱室13においては、扱胴16が所定方向に回転して、供給口18から供給さ れた被脱穀物を、螺旋体17及び扱歯21により回転・移動させながら受網15 及び扱室13内周面との摩擦抵抗により脱穀作用を行う。脱穀された穀粒や短稈 で受網15を濾過したものは、選別室14で各種の選別処理が行われ、扱室13 の終端まで残った排稈は排出口19から機外に排出される。 扱胴16は、螺旋体17の始端から終端にわたる外周部にボルト・ナット20 により螺旋体17の外周縁から外側に突出する扱歯21をほぼ等間隔に装着し、 扱歯21の先端と受網15との間隔を、扱室13の前半部分において広く、後半 部分においては前半部分より狭くしているので、被脱穀物の嵩の多い前半部分で は比較的粗く脱穀処理され、後半部分においては被脱穀物の嵩が少なくなって精 度の高い脱穀処理が行われ、全体として所期の脱穀率が得られる。
【0011】 従って、供給口18から多少多めの、あるいは湿った被脱穀物が供給されたと しても、扱室13の前半部分における扱歯21と受網15との間隔が広くなって いる部分でまず粗く脱穀処理されるので過負荷となることがない。そして、後半 部分に送られた被脱穀物は、ここで扱歯21と受網15との間隔が狭い状態で、 精度の高い脱穀作用が行われる。このため、全体として詰まりの少ない円滑な脱 穀作業を、能率よく、かつ精度よく行うことが出来る。 なお上記実施例では、扱歯21の先端と受網15との間隔を、扱室13の前半 部分H1において広く、後半部分H2においては前半部分H1より狭くしたが、 これを始端部で広く、終端部に向け順次狭くなるように構成しても良く、また、 本考案は、コンバインに限らず、他の脱穀装置にも適用できるものである。
【0012】
以上説明したように本考案の脱穀装置の扱胴によれば、螺旋体の外周縁から外 側に突出する扱歯をほぼ等間隔に装着し、これら扱歯と受網との間隔が、供給口 から排出口に至る前半部分で広く、後半部分では前半部分より狭くなるようにし たので、供給口から多めの被脱穀物が供給されても、供給口から排出口に至る前 半部分においては初期の負荷が軽減され、過負荷となることなく脱穀処理して後 半部分に送り、後半部分で精度の高い脱穀作業が行われる。 従って、全体として詰まりの少ない円滑な脱穀作業が、精度よく、能率的に行 われることになる。また、湿った含水率の高い被脱穀物であっても、扱室の前半 部分において詰まりを生ずることなく処理され、能率的な作業を行うことが出来 る。
【図1】本考案の要部の説明図である。
【図2】本考案を適用した汎用型コンバインの側面図で
ある。
ある。
【図3】図2のA方向からの扱室部分の正面図である。
1 コンバイン 2 クローラ走行装置 3 機体フレーム 4 キャビン 5 刈取り処理部 6 油圧シリンダ 7 脱穀処理部 8 デバイダ 9 リール 10 刈取り刃 11 掻き込みオーガ 12 フィードコンベア 13 扱室 14 選別室 15 受網 16 扱胴 17 螺旋体 18 供給口 19 排出口 20 ボルト・ナット 21 扱歯
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 外周部に受網を張設した扱室内に、外周
面に螺旋体を受網との間隔がほぼ一定となるように巻回
した扱胴を軸架し、この扱室の軸線方向一方に供給口、
他方に排出口を設けた脱穀装置において、 上記螺旋体の始端から終端にわたる外周部に、ボルト・
ナットにより螺旋体の外周縁から外側に突出する扱歯を
ほぼ等間隔に装着し、これら扱歯と上記受網との間隔
が、供給口から排出口に至る前半部分において広く、後
半部分においては前半部分より狭くなるように構成した
ことを特徴とする脱穀装置の扱胴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5829791U JPH052639U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 脱穀装置の扱胴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5829791U JPH052639U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 脱穀装置の扱胴 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052639U true JPH052639U (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=13080289
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5829791U Pending JPH052639U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 脱穀装置の扱胴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052639U (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01202219A (ja) * | 1988-02-05 | 1989-08-15 | Kubota Ltd | 全稈投入型コンバイン |
JPH0223426B2 (ja) * | 1986-07-09 | 1990-05-24 | Apex Corp |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP5829791U patent/JPH052639U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0223426B2 (ja) * | 1986-07-09 | 1990-05-24 | Apex Corp | |
JPH01202219A (ja) * | 1988-02-05 | 1989-08-15 | Kubota Ltd | 全稈投入型コンバイン |
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