JPH0526390U - ワイヤ印字ヘツド装置 - Google Patents

ワイヤ印字ヘツド装置

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JPH0526390U
JPH0526390U JP7398691U JP7398691U JPH0526390U JP H0526390 U JPH0526390 U JP H0526390U JP 7398691 U JP7398691 U JP 7398691U JP 7398691 U JP7398691 U JP 7398691U JP H0526390 U JPH0526390 U JP H0526390U
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contraction
arm
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由幸 池崎
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】印字ヘッド装置における圧電素子5の伸縮方向
と直角方向の圧電素子自体の接着面及び可動子14との
接着面の剥がれを防止し信頼性を向上させる。 【構成】 圧電素子5の両側方に沿って配設した一対の
支柱部6a,6bと、圧電素子5の後端に位置して両支
柱部6a,6bを連結する連結部とを有する二股状の支
持フレーム6にて、圧電素子5と、圧電素子5の伸縮を
印字ワイヤ7付きアーム8に伝達するための運動伝達機
構9とを支持する。運動伝達機構9を、アーム8と一方
の支柱部6aとに連結する第1板ばね体12と、アーム
8と圧電素子5の前端に設けた可動子14とに連結する
第2板ばね体13とにて構成する。可動子14の両側
と、両支柱部6a,6bとの間に介在させたばね板2
7,27にて圧電素子5の伸縮方向と同方向の可動子の
移動を許し、且つ圧電素子の伸縮方向と直角方向への可
動子14の移動を規制する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電圧の印加により伸縮する圧電素子にて印字ワイヤを印打駆動する ようにしたワイヤ印字ヘッド装置の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
圧電素子を印字ワイヤの駆動手段とした印字ヘッド装置は、例えば特開平2− 130153号公報等にて開示しているように、圧電素子は、圧電セラミックを 積層してなり、圧電素子に通電して充電することにより、前記積層面と直角方向 に伸長するように構成し、圧電素子の側方に沿って延びる支持フレームの後端に て圧電素子後端を支持する。この支持フレームの前端部に圧電素子の伸長方向に 沿って延びる第1弾性部材の基端を固着し、該第1弾性部材の先端を、印字ワイ ヤが先端に取付くアームの基端部に固着し、さらにアームの基端部には前記第1 弾性部材と平行に延びる第2弾性部材の先端を固着し、該第2弾性部材の基端を 、前記圧電素子の前端に固着した接続部材の先端に固着するように構成する。
【0003】 そして、充電にて圧電素子が伸長する運動を、第2弾性部材を介してアームに 伝達する。この運動のとき第1弾性部材にてアームが連結されているので、第1 弾性部材及び第2弾性部材は共に弾性的に湾曲し、アームをその先端の印字ワイ ヤが前進する方向に突き上げるように回動させる。 ところでこのような圧電素子には、種々の要因で積層方向と直交する方向に振 動を生じることがある。この振動は4節平行リンク等で圧電素子前端の接続部材 と支持フレームとを連結したとしても僅かであるが残る。また、運動の慣性によ る引張応力の除去のために圧電素子と接続部材との間を非接着としたとき等には 上記振動は大きくなる。このとき、圧電素子には支持フレームから離れる方向に 凸湾曲しようにする反力(曲げモーメント)が生じる。従って、前記凸湾曲側に は引張応力が発生することになり、圧電素子の駆動の繰り返しにて圧電素子と接 続部材との接着面及び圧電セラミックの積層面が剥がれ、圧電素子が破損すると いう問題があった。
【0004】 そこで、この不都合を回避するため、前記先行技術では、接続部材と支持フレ ームとを拘束部材にて連結して、圧電素子及び接続部材が支持フレームの側方か ら離れないようにすることを提案している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記先行技術では、第1弾性部材の長手軸線が接続部材の左右 中心から離れて偏倚した位置にあるから、圧電素子の駆動時の前記反力による曲 げモーメントの大きさを減少させることができず、しかも、拘束部材は板バネ状 のものであって、接続部材の一方の側面とそれに対面する支持フレームとの間に 設けるだけであるので、前記曲げモーメントの減少程度が少なく、圧電素子の破 損防止の効果が少なかった。
【0006】 本考案は、圧電素子の左右両側に支持フレームの支柱部を配設した構造を利用 して前記の問題を解決し、印字ヘッドの信頼性を向上させることを目的とするも のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案は、電圧の印加により伸縮する圧電素子と、 該圧電素子の伸縮を印字ワイヤに伝達するための運動伝達機構と、圧電素子の両 側方に沿って配設した一対の支柱部と、圧電素子の後端に位置して両支柱部を連 結する連結部とを有し、圧電素子と前記運動伝達機構とを支持する二股状の支持 フレームとからなる印字ヘッド装置において、前記運動伝達機構を、圧電素子の 前端に設けた可動子と、印字ワイヤが取付くアームと前記支持フレームの一方の 支柱部とに連結する駆動ばね体にて構成する一方、前記圧電素子の伸縮方向と同 方向の可動子の移動を許し、且つ圧電素子の伸縮方向と直角方向への可動子の移 動を規制するための規制手段を、可動子または圧電素子の両側と、支持フレーム の両支柱部との間に介在させたものである。
【0008】
【実施例】
次に本考案を具体化した実施例について説明する。図1に示すように、符号1 は正面視略円板状のヘッド本体を示し、カバー2は、略円板状の底板部2aの外 周縁からヘッド本体1の裏面側に向かって一体的に延びる筒状部2bとにより構 成し、ヘッド本体1及びカバー2はアルミニウム合金製である。
【0009】 符号4は印字ユニットで、複数(実施例では24個)の印字ユニット4をヘッ ド本体1の裏面側に放射状に配設する。ヘッド本体1の前面には、各印字ユニッ ト4における印字ワイヤ7を移動案内するための所定数の案内板22が内装され た中空状のノーズ部1aを突設してある。 印字ユニット4は、圧電セラミックを積層状に接着してなる前後長手の圧電 素子5と、該圧電素子5の前端に装着して圧電素子の伸縮運動を拡大して印字ワ イヤ7に伝達するための運動伝達機構9と、この運動伝達機構9及び圧電素子5 を支持するため、ヘッド本体1の裏面から後方に延びる支持フレーム6とからな る。支持フレーム6は前記圧電素子5の長手方向に沿う左右両側および後端部を 囲むように、主支柱部6aと副支柱部6bと連結部6cとによりコ字型に一体的 に形成されている。なお、副支柱部6bを連結部6cにろう付けまたは溶接によ り固着しても良い。
【0010】 電圧の印加により、圧電素子5はその積層方向(長手方向)に伸縮するもので あって、温度上昇で圧電素子5は縮小するので、それを補正する正の温度膨張特 性を持つ温度補償体40は、支持フレーム6の連結部6cと圧電素子5の後端と の間に介挿し、接着剤にて固着する。 運動伝達機構9は、圧電素子5の伸縮をアーム8の回動運動に変換し、該アー ム8の先端部に取りつく印字ワイヤ7の進退動量が拡大されるようにするもので ある。このための運動伝達機構9は、二枚の平行状の板状の駆動ばね体からなる エデンばねを利用する。即ち、駆動ばね体は、剛体からなる連結部10に第1板 ばね体12及び第2板ばね体13の一端を一体的に連結し、側面視でいわゆるΠ 字状に連結してなるものである。第1板ばね体12の基端を前記主支柱部6aの 一側面にろう付け固着する一方、第2板ばね体13の基端を圧電素子5の前端に 取りつく可動子14に同じくろう付け固着する。そして、前記第1板ばね体12 及び第2板ばね体13の延びる方向を、前記印字ワイヤ7の延びる方向と平行で あって、反対向きに設定するものである。
【0011】 なお、可動子14の下面と圧電素子5の前面とは、接着剤にて接合固定しても 良いし、収縮状態の圧電素子5の前面に可動子14が押圧された状態で接するよ うに構成しても良い。また、前記可動子14と圧電素子5との間に1乃至複数枚 のスペーサを介挿しても良く、その場合の可動子14側のスペーサと圧電素子5 側のスペーサとの間は押圧接当状態であっても良いし互いに接着剤で固定しても 良い。
【0012】 なお、押圧当接状態とした場合には、圧電素子5が縮小したとき、両者が一時 的に離れるため、圧電素子5にアーム8等の運動の慣性に起因する引張応力が付 加されることを防ぐ。 図2に示すように、電圧の印加で圧電素子5および可動子14が矢印y方向に 移動するとき、前記両板ばね体12,13先端の連結部10が矢印A方向に回動 変位する(図2の二点鎖線参照)。その変位量をアーム8で拡大し、印字ワイヤ 7をノーズ部1aから突出してプラテン3に向かって印打するように駆動させる のである。圧電素子5を放電させると、当該圧電素子5は矢印C方向に縮小する ので、アーム8の先端側は、前記二枚の板ばね体12,13の弾性変形の復元力 により後退する。 アーム8は、当該アーム8に取付く樹脂製等のストッパ15が副支柱部6bに取 付く支持側ストッパ16に当接して振動を繰り返しつつ減衰して止まる。
【0013】 図2に示す符号23は、前記可動子14の他側部と副支柱部6bとに跨がって 配設する4節リンク機構部材(リンクプレート)で、該4節リンク機構部材23 はばね板等の弾性材から成り、圧電素子5の伸縮方向と平行な2つの縦リンク部 とこの両縦リンク部間に弾性変形可能なヒンジ部をもって架設された一対の横リ ンク部とを備えていわゆる4節の平行リンクをなすべく、その広幅側板部23a ,23aには側面視略H状等の切欠き孔24を穿設する。該切欠き孔24より外 径側で、左右両広幅側板部23a,23aを副支柱部6bの表裏側面及び可動子 14の表裏側面の固定部25に各々溶接(抵抗溶接、スポット溶接)、ろう付け 等にて固定する。圧電素子5が電圧印加にて伸縮するとき、4節リンク機構部材 23における左右両広幅側板部23a,23aが側面視平行四辺形状に弾性変形 して位置固定的な副支柱部6bの長手方向に沿って平行状に可動子14が移動で きるように構成したものである。換言すれば、可動子14を圧電素子5の長手方 向に沿って直線的に移動するように構成する。
【0014】 なお、前記4節リンク機構部材23と一体的または別体で形成した案内板部2 3b,23bは、主支柱部6aと副支柱部6bとにスポット溶接等にて固定し、 両案内板部23b,23b内側面で可動子14を摺動可能に案内する。 符号26は、前記圧電素子5の伸縮方向(y方向)と同方向に可動子14の移 動を許し、且つ圧電素子5の伸縮方向と直角方向(x方向)への可動子14の移 動を規制するための規制手段であり、該規制手段26は、可動子14または圧電 素子5の両側と、支持フレーム6の両支柱部6a,6bとの間に介在させるもの である。
【0015】 図2及び図5は、規制手段26の第1実施例を示し、圧電素子5の伸縮方向( y方向)に板厚の小さい左右一対の偏平なばね板27,27からなる。換言する と、各ばね板27は、前記y方向に対するバネ定数が小さく、且つx方向に対す るバネ定数が大きい。可動子14の左右両側面の下部寄り部位の挿入溝28,2 8と、これと対向する主支柱部6a及び副支柱部6b側面の挿入溝29,29と にばね板27,27の両端を挿入して固定する。
【0016】 この実施例によれば、圧電素子5の伸縮動時に、その伸縮方向(y方向)にば ね板27,27は撓み易いが、それと直角な方向(x方向)、即ち、可動子14 が左右両側の支柱部6a,6bに対して近づきまたは遠ざかる方向には撓み難い ので、可動子14ひいては圧電素子5は前記x方向の運動が困難となるように規 制することができる。従って、可動子14の一方の側面に偏倚して取付く第2板 ばね13の弾性力と、可動子4の他方の側面に偏倚して取付く4節リンク機構部 材23の弾性力との強度差があって可動子14の下面側に曲げモーメントが作用 するようなことがあっても、可動子14と圧電素子5と接着面(前記x方向に沿 う接着面)における接着剤に大きなせん断力が作用せず、また可動子14下面の スペーサと圧電素子5前面のスペーサとの間の滑り摩擦も無くなる。さらに圧電 素子5における積層した圧電セラミック間の接着も剥がれない。
【0017】 そして、この場合、ばね板27はy方向に撓み易いから、圧電素子5の伸縮運 動を阻害することがなく、印字ヘッドの印打性能が劣化することもない。 なお、圧電素子5と可動子14との間を押圧接触状態(非接着)とした場合、 或いは両者間にスペーサを介在させいずれかの間を押圧接触状態(非接着)とし た場合等では、その押圧接触部よりも圧電素子側に規制手段を設ける。
【0018】 図6及び図7は規制手段26の第2実施例を示し、中途部の板厚を少なくする ように凹み部30を形成した左右一対のばね板27′,27′の一端を可動子1 4の左右両側面の下部寄り部位の挿入溝28,28に、これと対向する主支柱部 6a及び副支柱部6b側面の挿入溝29,29にばね板27′,27′の他端を 各々挿入して固定する。なお、前記第1実施例及び第2実施例で、挿入溝にばね 板の端部を挿入固定する代わりに、主支柱部6a及び副支柱部6b側面にエポキ シ樹脂等の接着剤を介して接合固定しても良い。
【0019】 図8に示す規制手段26の第3実施例では、可動子14の左右両側と、これと 対向する主支柱部6a及び副支柱部6bとに跨がって規制手段26を一体的に形 成したものである。 図9の第4実施例では、可動子14の下面と圧電素子5の前との間に介挿して 両者と接着剤にて接着固定した断面コ字型のばね板31の両端部を主支柱部6a 及び副支柱部6b側面の挿入溝29,29に嵌挿して固着する。前記挿入溝に挿 入して固定する代わりに、ばね板31の両端部を主支柱部6a及び副支柱部6b 側面に接着剤を介して接合固定しても良い。
【0020】 このように構成すると、可動子側(圧電素子側)へのばね板31の取付け作業 が一回で簡単となると共にばね板31の横方向の取付け位置ずれがなくなり、取 付け精度が向上する。 図10の第5実施例では、可動子14と圧電素子5との間に介挿するスペーサ 32の上面に平板状のばね板33を接着剤にて接着固定し、該ばね板33の両端 部を主支柱部6a及び副支柱部6b側面に接着剤34を介して接合固定したもの である。この場合、スペーサ32を省略した実施例でも良い。
【0021】 図11の第6実施例では、横断面L字状のばね板35の垂直片35aを可動子 14と圧電素子5との間に介挿するスペーサ32と圧電素子5との側面に跨いで 接着剤を介して接合固定し、ばね板35の水平片の端部を主支柱部6a及び副支 柱部6b側面に接着剤36を介して接合固定したものである。この場合、スペー サ32を省略し、可動子14と圧電素子5との両側面に跨いで垂直片35aを接 着剤にて接合固定しても良い。これらの実施例では、可動子またはスペーサと圧 電素子との接着面積が垂直片35aの箇所だけ増大するので、これらの部品間の 接着強度を大きくすることができる。
【0022】 前記図5〜図11の各実施例における各ばね板は(y方向)には撓み易いが、 それと直角な方向(x方向)には撓み難いものである。 なお、前記図9〜図11までの実施例で、ばね板の端部を凸湾曲形成して摺接 部を形成し、該摺接部を主支柱部6a及び副支柱部6b側面に接当させて、前記 圧電素子5の伸縮方向(y方向)と同方向に可動子14の移動を許し、且つ圧電 素子5の伸縮方向と直角方向(x方向)への可動子14の移動を規制するように 構成しても良い。
【0023】 図12の第7実施例では、可動子14の側面または/及びスペーサ32の側面 に断面略半円等の凸状の摺接部37,37を合成樹脂等にて突設形成し、この摺 接部37,37を主支柱部6a及び副支柱部6b側面に接当させて、前記圧電素 子5の伸縮方向(y方向)と同方向に可動子14の移動を許し、且つ圧電素子5 の伸縮方向と直角方向(x方向)への可動子14の移動を規制するように構成し たものである。
【0024】 図13の第8実施例では、図12と反対に合成樹脂製等の凸状の摺接部38, 38を主支柱部6a及び副支柱部6b側面に突設形成し、該摺接部38,38を 可動子14の側面、スペーサ32または/及び圧電素子5の側面に接当させ、可 動子等をy方向に沿って移動することを許容し、x方向への可動子14、スペー サ32または/及び圧電素子5の移動を規制するのである。
【0025】 前記いずれの実施例でも、圧電素子における圧電セラミックの積層接着面に曲 げ力が作用せず、積層部や接着面が不用意に剥がれることを防止できると共に可 動子の不自然な回動運動を阻止できる。
【0026】
【考案の作用及び効果】
以上のように、本考案によれば、印字ヘッドにおける印字ユニットの支持フレ ームが圧電素子の両側方に沿って配設した一対の支柱部と、圧電素子の後端に位 置して両支柱部を連結する連結部とを有し、圧電素子と前記運動伝達機構とを支 持する二股状である。そして、電圧の印加により圧電素子が伸縮すると、圧電素 子の前端に設けた可動子と、印字ワイヤが取付くアームと支持フレームの一方の 支柱部とに連結する駆動ばね体の弾性歪みの反力にて、可動子及び圧電素子には 当該圧電素子の伸縮方向に対して直角の曲げモーメントが作用して、可動子と圧 電素子との接着面又は押圧面、さらには圧電素子自体の接着面にずれ力が作用す る。しかるに本考案では、圧電素子左右両側にその長手方向に沿って延びる一対 の支柱部は前途曲げモーメントにより圧電素子が湾曲する方向に対面して配置さ れている。そのことを利用して、可動子または圧電素子の両側と、支持フレーム の両支柱部との間に、圧電素子の伸縮方向と同方向の可動子の移動を許し、且つ 圧電素子の伸縮方向と直角方向への可動子の移動を規制するための規制手段を介 在させた。従って、前記可動子と圧電素子との接着面又は押圧面、さらには圧電 素子自体の接着面に作用するずれ力による変位を、前記規制手段で拘束すること ができ、圧電素子等の破損を防止して印字ヘッドの耐久性、信頼性を向上させる ことができるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】印字ヘッドの側断面図である。
【図2】要部拡大側面図である。
【図3】図2の III−III 矢視断面図である。
【図4】図2のIV−IV矢視断面図である。
【図5】第1実施例を示す要部斜視図である。
【図6】第2実施例の要部側面図である。
【図7】第2実施例のばね板の斜視図である。
【図8】第3実施例の要部側面図である。
【図9】第4実施例の要部斜視図である。
【図10】第5実施例の要部側面図である。
【図11】第6実施例の要部側面図である。
【図12】第7実施例の要部側面図である。
【図13】第8実施例の要部側面図である。
【符号の説明】
1 ヘッド本体 1a ノーズ部 3 プラテン 5 圧電素子 6 支持フレーム 6a 主支柱部 6b 副支柱部 6c 連結部 7 印字ワイヤ 8 アーム 9 運動伝達機構 12 第1板ばね体 13 第2板ばね体 14 可動子 15 アーム側ストッパー 16 支持側ストッパー 23 4節リンク機構部材 26 規制手段 27,27′,31,33,35 ばね板 32 スペーサ 28,29 挿入溝 30 凹み部 34,36 接着剤 37,38 摺接部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧の印加により伸縮する圧電素子と、
    該圧電素子の伸縮を印字ワイヤに伝達するための運動伝
    達機構と、圧電素子の両側方に沿って配設した一対の支
    柱部と、圧電素子の後端に位置して両支柱部を連結する
    連結部とを有し、圧電素子と前記運動伝達機構とを支持
    する二股状の支持フレームとからなる印字ヘッド装置に
    おいて、前記運動伝達機構を、圧電素子の前端に設けた
    可動子と、印字ワイヤが取付くアームと前記支持フレー
    ムの一方の支柱部とに連結する駆動ばね体にて構成する
    一方、前記圧電素子の伸縮方向と同方向の可動子の移動
    を許し、且つ圧電素子の伸縮方向と直角方向への可動子
    の移動を規制するための規制手段を、可動子または圧電
    素子の両側と、支持フレームの両支柱部との間に介在さ
    せたことを特徴とするワイヤ印字ヘッド装置。
JP7398691U 1991-09-13 1991-09-13 ワイヤ印字ヘツド装置 Pending JPH0526390U (ja)

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