JPH0526365U - ドクタのカエリ除去装置 - Google Patents

ドクタのカエリ除去装置

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JPH0526365U
JPH0526365U JP7401591U JP7401591U JPH0526365U JP H0526365 U JPH0526365 U JP H0526365U JP 7401591 U JP7401591 U JP 7401591U JP 7401591 U JP7401591 U JP 7401591U JP H0526365 U JPH0526365 U JP H0526365U
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秀朗 竹内
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株式会社コムテツク
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 グラビア印刷機におけるドクタのカエリ除去
作業を自動化する。 【構成】 カエリ除去用押圧片8を各ドクタ4ごとに設
ける。また、カエリ除去用押圧片は、押圧用シリンダの
駆動によりドクタの背に当ったり、離れたりする。カエ
リ除去用押圧片と押圧用シリンダは搬送用シリンダ15
のブロック部12に搭載する。カエリ除去用押圧片は、
搬送用シリンダの駆動により、ドクタの長手方向に沿っ
て移動する。カエリの除去操作に際しては、カエリ除去
用押圧片及び押圧用シリンダの駆動により、カエリ除去
用押圧片がドクタの刃先の背に当った状態で刃先近傍を
版胴1の表面に向かって押圧する。これにより、カエリ
は刃先4aから脱落する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、グラビア印刷機のドクタに生ずるいわゆるカエリを除去するための 装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
グラビア印刷においてドクタは高速で回転する版胴の表面に摺接することから 、その刃先にはばり状のいわゆるカエリが発生する。すなわち、ドクタの刃先は 固い版胴表面に接触し該版胴表面によって擦られ、磨り減る。その擦り取られる 金属部分は刃先に蓄積して線状を呈し、やがて刃先から剥がれ落る。しかし、そ の金属部分の一部が刃先に残留し、刃先から版胴表面に向って氷柱状に突出する 場合がある。これがカエリと呼ばれるものである。
【0003】 カエリは、版胴に接触してそのインキの付着状態を乱す。このため、印刷物に 汚れが発生し、印刷品質の低下を来す。 従来、そのようなカエリが発生した場合、これをオペレータが印刷物から検知 し、該当ユニットにまで出向いて木等で出来た先の尖ったカエリ除去具をドクタ の背に押し付けて数cm滑らせるようにしている。そのような操作によってカエリ は刃先から脱落するのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のカエリの除去操作は、カエリ除去具を手で持ってド クタの先から0.5mm程度内側に寄った箇所に当てる必要があり、作業が難し い。また、印刷機の運転中に操作しなければならないので、危険である。さらに 、誤って除去具を版の表面に当ててしまう場合もあり、そのような場合は印刷物 に汚れが生ずる。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するため、本考案は、グラビア印刷機におけるドクタの刃先を その背から版胴表面の方に押圧して該刃先に生じたカエリを除去するカエリ除去 用押圧片と、前記カエリを除去する際に前記カエリ除去用押圧片をドクタの背に 押し付ける押圧用シリンダと、前記カエリを除去する際に前記カエリ除去用押圧 片及び押圧用シリンダを前記ドクタの長手方向に沿って移動させる搬送用シリン ダとを含んでなるドクタのカエリ除去装置の構成を採用している。
【0006】
【作用】
オペレータがグラビア印刷機のデリベリにおいて印刷物にカエリによる汚れを 発見すると、該当する印刷ユニットの搬送用シリンダを作動させる。これにより 、カエリ除去用押圧片がドクタの長手方向に沿って移動する。また、所定時に押 圧用シリンダが作動し、カエリ除去用押圧片がドクタの刃先をその背から版胴表 面の方に押圧する。その結果、カエリがドクタの刃先から脱落する。
【0007】
【実施例】
図1ないし図4に基づき、ドクタのカエリ除去装置の一実施例について説明す る。
【0008】 グラビア印刷機の各印刷ユニットは、図2に示されるように、所定の色を印刷 するための版胴1と、該版胴1にインキ2を供給するためのインキパン3と、余 剰インキを版胴1の表面から掻き取るためのドクタ4と、印刷紙5(又はフィル ム)を版胴1に押し付けるための圧胴6とを備えている。
【0009】 印刷紙5は、例えば5色刷りであれば、5つの印刷ユニットを通過してデリベ リ(図示せず)に排出されることになる。 図1および図4に示されるように、各ドクタ4は、各版胴1a,1b,1c, 1d,1eの中心軸に沿って伸びており、その支持部7も同様に伸びて両端にお いて印刷機のフレーム(図示せず)に支持されている。
【0010】 各ドクタ支持部7には、ドクタ4の刃先をその背から版胴表面の方に押圧して 該刃先に生じたカエリを除去するカエリ除去用押圧片8が配設されている。 このカエリ9は、例えば、図3に示されるように発生する。
【0011】 カエリ除去用押圧片8は、図3に示されるような直方体状の小片であり、硬質 ゴム又は硬質樹脂で作られている。ドクタ4を適度な力で押すことができるよう 、その横断面の大きさは、例えば、幅5mm、厚さ2mmとされ、材料の硬度は約8 0度とされている。また、カエリ除去用押圧片8のドクタ4に対する角度は約3 0°に設定されている。材質としては、耐溶剤性を考慮してNBR(ニトリル・ ブチル・ゴム)が使用されている。
【0012】 各カエリ除去用押圧片8は、押圧用シリンダ10のピストンロッド10aの先 に取り付けられている。押圧用シリンダ10は、ドクタ4の幅方向に沿って配置 された偏平なシリンダであり、偏平なシリンダ本体10bと、その中を往復動す るピストン10cと、ピストンロッド10aを常時引っ込み側に付勢する圧縮ス プリング10dとを備えている。このシリンダ10はエアシリンダであり、例え ば3〜5kg/m2 の空気圧で作動するようになっている。
【0013】 しかして、圧縮空気供給口10eから空気が注入されると、ピストンロッド1 0aが突出し、カエリ除去用押圧片8が二点鎖線で示される位置へと移動してド クタ4の刃先4aを版胴1の表面の方に押圧する。逆に、圧縮空気が圧縮空気供 給口10eから排出されると、圧縮スプリング10dの復帰力により、ピストン ロッド10aはシリンダ本体10b内に引っ込み、カエリ除去用押圧片8はドク タ4から離れて実線位置に戻る。
【0014】 なお、インキが該シリンダ10の駆動部に入らないようにするため、シリンダ 本体10bの先端部とカエリ除去用押圧片8の後端部との間はゴム製のベローズ 11で覆われている。
【0015】 また、カエリ除去用押圧片8の先端とドクタ4の刃先4aとの位置関係を微調 節できるようになっている。すなわち、該シリンダ本体10bは後述のブロック 部12に対して摺動自在に取り付けられ、ブロック部12に螺合する調節ネジ1 3の先に引張りスプリング14により押し付けられている。調節ネジ13をいず れかの方向に回すことにより、カエリ除去用押圧片8はシリンダ10ごとドクタ 4の刃先4aに対して接近又は離反することとなる。カエリ除去用押圧片8の先 端とドクタの刃先4aとの間隔は、0.5mm〜1.0mmが望ましく、また押し付 け量は1mm程度が望ましいが、この微調節装置によりそのような細かな調節が可 能となっている。なお、調節ネジ13は二重ネジ構造としてもよい。
【0016】 前記カエリ除去用押圧片8及び押圧用シリンダ10は、前記ドクタ4の長手方 向に沿って配置された搬送用シリンダ15の可動部であるブロック部12に取り 付けられている。搬送用シリンダ15は、ロッドレスエアシリンダであり、ドク タ4の支持部7に取り付けられている。この搬送用シリンダ15の駆動により、 カエリ除去用押圧片8はドクタの刃先4aに沿って移動可能となる。
【0017】 ブロック部12は、図2に示されるように、上下二重構造となっており、上部 は下部に対して水平ピン22を介し俯仰可能に支持されている。水平ピン22は ドクタ4の長手方向に沿って伸びており、このためカエリ除去用押圧片8は該上 部と共に水平ピン22の回りを回動し、ドクタ4に対する角度の微調整が可能と なる。該上部には上下に調整ネジ23が貫通し、その先端が上記上部に当たるよ うになっている。この調整ネジ23を回すことにより上記角度を微調整後、その 角度を固定することができる。
【0018】 前記各押圧用シリンダ10と各搬送用シリンダ15は、図4に示されるように 、圧縮空気供給源であるコンプレッサ16とチューブ17で結ばれており、チュ ーブ17の所定箇所には各印刷ユニットに対応して開閉弁18a,19a,18 b,19b,18c,19c,18d,19d,18e,19eが設けられてい る。各開閉弁18a,19a,18b,19b,18c,19c,18d,19 d,18e,19eの開閉は制御部20により制御されるようになっている。
【0019】 制御部20は、操作盤21の各色の印刷ユニットに対応したボタン21a,2 1b,21c,21d,21eをオペレータが押すことにより作動するようにな っており、該ボタン操作による信号を受けて該当する印刷ユニットの押圧用シリ ンダ10及び搬送用シリンダ15の開閉弁に開信号を送り、ブロック部12が搬 送用シリンダ15のシリンダ本体の一端から他端へと移動すると両バルブに閉信 号を送る信号処理回路を備えている。
【0020】 次に、上記ドクタ4のカエリ除去装置の一連の動きについて説明する。 オペレータが、グラビア印刷機(図4参照)のデリベリにおいてカエリによる 印刷汚れを発見し、これが版胴1aにおけるドクタ4のカエリ9によるものと判 断したとする。
【0021】 オペレータは、直ちに操作盤21の該当ボタン21aを押す。操作盤21から の信号により制御部20は開閉弁18a,19aに信号を送る。開閉弁18a, 19aは、それらの弁を開いて、圧縮空気を該当する搬送用シリンダ15と押圧 用シリンダ10とに送る。これにより、カエリ除去用押圧片8は、図3に示され るように、二点鎖線で示される位置へと突出し、ドクタ4の刃先4aを版胴1側 に押し付ける。また、同時にブロック部12がドクタ4の刃先に沿ってその一端 側から他端側へと移動する。従って、カエリ除去用押圧片8がドクタの刃先4a を押圧しつつなぞるように移動し、カエリ9はその押圧力によって刃先4aから 脱落する。
【0022】 この後、ブロック部12が他端側に到達すると、制御部20が開閉弁18a, 19aに閉信号を送る。開閉弁18a,19aは搬送用シリンダ15と押圧用シ リンダ10とへの圧縮空気の供給を絶つことから、カエリ除去用押圧片8はドク タ4から離れ、ブロック部12は停止する。
【0023】 オペレータはデリベリにおいて印刷物に汚れが発生していないことを確認し、 カエリ除去操作を終える。 他の印刷ユニットにカエリが発生した場合も上記と同様なボタン操作をするこ とにより除去することができる。
【0024】
【考案の効果】
本考案は、以上のような構成からなるので、カエリの除去操作を自動的に行う ことができる。従って、オペレータが回転中の版胴に近付く必要はなく、カエリ の除去操作を安全に行うことができる。また、カエリ除去に伴う手元の狂いがな いので、印刷汚れの発生を確実に防止することができる。さらに、駆動源として シリンダを使用しているので、溶剤を使用するグラビア印刷においてカエリ除去 作業を安全に遂行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るドクタのカエリ除去装置の斜視図
である。
【図2】上記ドクタのカエリ除去装置を備えたグラビア
印刷機の一のユニットの概略側面図である。
【図3】上記ドクタのカエリ除去装置の要部の部分切欠
平面図である。
【図4】上記ドクタのカエリ除去装置のシステム図であ
る。
【符号の説明】
1…版胴 4…ドクタ 8…カエリ除去用押圧片 9…カエリ 10…押圧用シリンダ 12…ブロック部 15…搬送用シリンダ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グラビア印刷機におけるドクタの刃先を
    その背から版胴表面の方に押圧して該刃先に生じたカエ
    リを除去するカエリ除去用押圧片と、前記カエリを除去
    する際に前記カエリ除去用押圧片をドクタの背に押し付
    ける押圧用シリンダと、前記カエリを除去する際に前記
    カエリ除去用押圧片及び押圧用シリンダを前記ドクタの
    長手方向に沿って移動させる搬送用シリンダとを含んで
    なることを特徴とするドクタのカエリ除去装置。
JP1991074015U 1991-09-13 1991-09-13 ドクタのカエリ除去装置 Expired - Fee Related JP2572671Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011125789A (ja) * 2009-12-17 2011-06-30 Toppan Printing Co Ltd グラビア塗工装置及び除液装置

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