JPH05262309A - パウダクラッチを用いたローラ引締式梱包機の引締制御方法 - Google Patents

パウダクラッチを用いたローラ引締式梱包機の引締制御方法

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Publication number
JPH05262309A
JPH05262309A JP9229192A JP9229192A JPH05262309A JP H05262309 A JPH05262309 A JP H05262309A JP 9229192 A JP9229192 A JP 9229192A JP 9229192 A JP9229192 A JP 9229192A JP H05262309 A JPH05262309 A JP H05262309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
clutch
tightening
band
powder clutch
Prior art date
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Pending
Application number
JP9229192A
Other languages
English (en)
Inventor
Takehiko Watanabe
武彦 渡辺
Yukio Inoue
幸男 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Naigai KK
Original Assignee
Naigai KK
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH05262309A publication Critical patent/JPH05262309A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ローラ引締式梱包機においてパウダクラッチを
採用した場合ならし運転を不要にして強力引締めにおい
ても均一な伝達トルクが得られるようにする。 【構成】梱包機の電源投入と同時にフィードローラ軸1
5を固定した状態でパウダクラッチ20のロータ23を
短時間強制回転させた後クラッチに低励磁電流を通電し
て分散パウダを保持させておき、その後フィードローラ
軸の固定解除と同時に該クラッチに所望する引戻し励磁
電流と引締め励磁電流を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フィードローラによ
ってバンドの引締めを行なう梱包機において、動力伝達
系にパウダクラッチを用いた場合の引締制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】パウダクラッチは単板クラッチ等に較べ
て騒音がなく故障が少ない等の利点を有しているが、均
一な伝達トルクを得るためパウダギャップ内のパウダ
(磁粉)を均等に分布させる手段として2〜3分間の予
備(ならし)運転が必要であることから短時間内に頻繁
にON、OFFを繰り返す梱包機には採用できないもの
であった。
【0003】
【解決しようとする問題点】本発明は、フィードローラ
の正転によってバンドをアーチ内に送給し、逆転によっ
てバンドを引戻し、引締める梱包機において引締力調節
手段としてパウダクラッチを採用し、梱包機の起動時に
パウダーの分散を自動的に行なうと共に引締力を広範囲
に調節できる制御方法を提供するものである。
【0004】
【解決するための手段】本発明は、バンドの送給及び引
戻し引締めを行なう正逆転モータにベルト連結された従
動プーリにパウダクラッチのロータが取付けられ、該パ
ウダクラッチのシリンダ側の従動軸をフィードローラ軸
として該軸にフィードローラと電磁ブレ−キが軸着され
た梱包機において、該梱包機の始動時及び各梱包動作毎
のバンド引戻し信号によって前記電磁ブレーキが励磁さ
れてフィードローラ軸を固定すると共に所定の短時間だ
け前記モータを正転させて前記パウダクラッチのロータ
のみを強制回転させてパウダを分散させてから前記パウ
ダクラッチに定格電流の20%以下の低励磁電流を通電
して分散パウダを保持させ、この状態で前記電磁ブレー
キの励磁解除と同時に前記パウダクラッチにバンド引戻
しに必要な励磁電流を供給すると共に前記モータを逆転
させてバンドを引戻し、続いて所望する引締力に相当す
る励磁電流を所要時間前記パウダクラッチに供給する引
締制御方法である。
【0005】
【実施例】図1、図2において、1は梱包機、2はバン
ドガイドアーチ、3はバンドであって正逆転するフィー
ドローラ4によって供給され、引戻される。5は圧接ロ
ーラ、6はシーラユニット、7はシーラモータである。
10は正逆転するフィードモータ、11はプーリ、12
は動伝ベルト、13は自由回転する従動プーリ、14は
ベアリング、15はフィードローラ軸、16は軸端に軸
着された磁ブレーキである。20はパウダクラッチであ
って、図3に示す如くフィードローラ軸15に軸着され
ているシリンダ21と、シリンダの片側においてベアリ
ング22を介してシリンダに対して回転自在にされ且つ
そのボス部24が従動プーリ13に一体的に取付られて
いるロータ23と、シリンダの他側においてベアリング
25を介して設けられた固定部26とからなり、この詳
細は実願平3−47740に説明されている。なお、2
3aはロータの貫通孔、24a、21bはパウダギャッ
プ30の密閉空間を形成している環状シール部材、21
aは非磁性体、27は励磁コイル、28はリード線、2
9は取付板である。
【0006】上記装置におけるフィードモータ10、ク
ラッチ20及び電磁ブレーキ16の作動タイミングは図
4のようである。即ち梱包機の電源がONされると、ブ
レーキがONとなってフィードローラ軸15をロックし
同時にフィードモータ10が短時間(0.3秒)だけ正
転(バンド送り方向に)して停止する。これによってク
ラッチのロータ23が強制回転されパウダーギャップ3
0内にパウダが均等分散される。この直後にクラッチに
定格電流の20%以下の低い励磁電流(例えば0.2
A)を供給して均等分散されたパウダをシリンダとロー
タの対面部に保持させる。その後のスタート信号によっ
てフィードモータ10が逆転(バンド引戻し方向に)し
てバンドを引戻すと同時にクラッチにはバンド引戻しに
必要な励磁電流(例えば0.4A)が印加される。この
引戻し設定電流は被梱包物の性質に応じて任意に調節で
きる。
【0007】引戻し完了信号の発生又は所定時間後、所
望の引締力を得るため任意に設定した励磁電流がクラッ
チに所定時間供給され、バンドの引締めを終了し、バン
ドの溶着及び切断が行われる。その後モータ10の正転
と同時にバンド装填に必要なトルクを発生できる励磁電
流が供給され、次回のバンド装填を完了する。バンド装
填後もクラッチには低励磁電流が供給されており、この
状態から次回のバンド引戻しが行われる。
【0008】
【効果】本発明によれば梱包機の電源投入と当時に行わ
れるパウダの自動均等分散及び保持工程によってパウダ
クラッチに不可欠のならし運転が不要になり、その後は
均一な伝達トルクとその調節が容易なパウダクラッチの
有利性を発揮させることができ、フィードローラによっ
て所望するバンド引締力を得ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される梱包機の要部全体図
【図2】本発明の動力伝達系を示す平面図
【図3】パウダクラッチの半断面図
【図4】クラッチの作動状況を示すタイミングチャー
ト。
【符号の説明】
4はフィードローラ 5は圧接ローラ 10は正逆転フィードモータ 13は従動プーリ 15は従動軸 16は電磁ブレーキ 20はパウダクラッチ 21はシリンダ 23はロータ 26は固定部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バンドの引戻し引締めを行なうモータにベ
    ルト連結された従動プーリにパウダクラッチのロータが
    取付けられ、該パウダクラッチのシリンダがフィードロ
    ーラと電磁ブレ−キと共に共通のフィードローラ軸に軸
    着された梱包機において、該梱包機の始動時及び各梱包
    動作毎のバンド引戻し信号によって前記電磁ブレーキが
    励磁されてフィードローラ軸を固定すると共に所定の短
    時間だけ前記モータを正転させて前記パウダクラッチの
    ロータのみを強制回転させてパウダを分散させてから前
    記パウダクラッチに定格電流以下の低励磁電流を通電し
    て分散パウダを保持させた状態で、前記電磁ブレーキの
    励磁解除と同時に前記パウダクラッチにバンド引戻しに
    必要な励磁電流を供給すると共に前記モータを逆転させ
    てバンドを引戻し、続いて所望する引締力に相当する励
    磁電流を所要時間前記パウダクラッチに供給することを
    特徴とするローラ引締式梱包機の引締制御方法。
JP9229192A 1992-03-19 1992-03-19 パウダクラッチを用いたローラ引締式梱包機の引締制御方法 Pending JPH05262309A (ja)

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JPH05262309A true JPH05262309A (ja) 1993-10-12

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ID=14050316

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002080010A (ja) * 2000-06-28 2002-03-19 Strapack Corp 梱包機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002080010A (ja) * 2000-06-28 2002-03-19 Strapack Corp 梱包機

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