JPH05261784A - 成形機自動停止方法 - Google Patents
成形機自動停止方法Info
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- JPH05261784A JPH05261784A JP4091819A JP9181992A JPH05261784A JP H05261784 A JPH05261784 A JP H05261784A JP 4091819 A JP4091819 A JP 4091819A JP 9181992 A JP9181992 A JP 9181992A JP H05261784 A JPH05261784 A JP H05261784A
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- JP
- Japan
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- yield
- molding machine
- yield rate
- molding
- shot
- Prior art date
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- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
- Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 不必要に自動停止することがないにもかかわ
らず、歩留まり率も良好にする。 【構成】 成形開始に先立って演算周期ショット数設定
器5で歩留まり率を計算させたいショット数を、歩留ま
り率設定器7で任意の歩留まり率をそれぞれ設定する。
成形開始後、全ショット数カウンタ2のカウンタ出力2
aと演算周期ショット数設定器5の設定値5aが一致し
たとき、周期比較器3から一致信号3aが出て演算開始
指令器6が演算開始指令6aを前記演算器4へ出力し、
歩留まり率を演算する。この演算された歩留まり率が前
記歩留まり率設定器7に設定された歩留まり率とを歩留
まり率比較器8で比較し、前記演算された歩留まり率が
小の場合は、射出成形機1に機械停止の停止指令10a
が発せられ機械停止となる。
らず、歩留まり率も良好にする。 【構成】 成形開始に先立って演算周期ショット数設定
器5で歩留まり率を計算させたいショット数を、歩留ま
り率設定器7で任意の歩留まり率をそれぞれ設定する。
成形開始後、全ショット数カウンタ2のカウンタ出力2
aと演算周期ショット数設定器5の設定値5aが一致し
たとき、周期比較器3から一致信号3aが出て演算開始
指令器6が演算開始指令6aを前記演算器4へ出力し、
歩留まり率を演算する。この演算された歩留まり率が前
記歩留まり率設定器7に設定された歩留まり率とを歩留
まり率比較器8で比較し、前記演算された歩留まり率が
小の場合は、射出成形機1に機械停止の停止指令10a
が発せられ機械停止となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機等の成形機
において歩留まり率を基準とした成形機自動停止方法に
関するものである。
において歩留まり率を基準とした成形機自動停止方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機等の成形機における成
形機自動停止方法として、次に記載する(イ)乃至
(ハ)等の方法がある。
形機自動停止方法として、次に記載する(イ)乃至
(ハ)等の方法がある。
【0003】(イ)生産しようとするショット数を予め
設定し、設定したショット数を達成したとき自動停止す
るもの。
設定し、設定したショット数を達成したとき自動停止す
るもの。
【0004】(ロ)射出成形機において、圧力、位置、
速度、温度、シリンダ内および金型内の樹脂圧力、ある
いは、一成形サイクル内の各工程時間等の各項目につい
て、センサにて実測検知し、これらの各項目のいずれか
一つの項目の値がそれぞれ予め設定した設定値の範囲か
ら一回でも逸脱すると射出成形機の運転を自動停止させ
るもの。
速度、温度、シリンダ内および金型内の樹脂圧力、ある
いは、一成形サイクル内の各工程時間等の各項目につい
て、センサにて実測検知し、これらの各項目のいずれか
一つの項目の値がそれぞれ予め設定した設定値の範囲か
ら一回でも逸脱すると射出成形機の運転を自動停止させ
るもの。
【0005】(ハ)上記(ロ)の方法において、前記項
目のうちいずれか一つの項目について前記設定値から逸
脱する回数をカウントし、これが予め設定した逸脱する
回数Nに達したとき自動停止させるもの。
目のうちいずれか一つの項目について前記設定値から逸
脱する回数をカウントし、これが予め設定した逸脱する
回数Nに達したとき自動停止させるもの。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術はそれ
ぞれ次に記載するような解決すべき課題を残すものであ
った。
ぞれ次に記載するような解決すべき課題を残すものであ
った。
【0007】(イ)の方法は、生産しようとするショッ
ト数を達成するまでは、例えその途中のショットで成形
品に成形不良が発生しても自動停止することができない
ので、成形品の歩留まり率が悪い。
ト数を達成するまでは、例えその途中のショットで成形
品に成形不良が発生しても自動停止することができない
ので、成形品の歩留まり率が悪い。
【0008】(ロ)の方法は、前記各項目のいずれか一
つの項目がその設定値の範囲を一回でも逸脱すると射出
成形機が自動停止するため、作業者が射出成形機のそば
から離れている時間が長い場合には停止したままにな
り、停止が長時間におよぶと、再度運転開始して良品を
成形できるようにするために数ショットは様子を見る必
要が生じるため生産効率が悪くなる。
つの項目がその設定値の範囲を一回でも逸脱すると射出
成形機が自動停止するため、作業者が射出成形機のそば
から離れている時間が長い場合には停止したままにな
り、停止が長時間におよぶと、再度運転開始して良品を
成形できるようにするために数ショットは様子を見る必
要が生じるため生産効率が悪くなる。
【0009】(ハ)の方法は、前記各項目について予め
設定した設定値から逸脱する回数が、予め設定した逸脱
する回数のN回連続して発生しないと自動停止しないた
め、前記設定値から逸脱し始めた時から前記N回までの
ショットの数だけ成形不良を発生してしまい成形品の歩
留まり率が悪くなる。
設定した設定値から逸脱する回数が、予め設定した逸脱
する回数のN回連続して発生しないと自動停止しないた
め、前記設定値から逸脱し始めた時から前記N回までの
ショットの数だけ成形不良を発生してしまい成形品の歩
留まり率が悪くなる。
【0010】本発明は、上記従来の技術の有する解決す
べき課題に鑑みてなされたものであって、不必要に自動
停止することがないにもかかわらず、歩留まり率も良好
な成形機自動停止方法を実現することを目的とするもの
である。
べき課題に鑑みてなされたものであって、不必要に自動
停止することがないにもかかわらず、歩留まり率も良好
な成形機自動停止方法を実現することを目的とするもの
である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の成形機自動停止方法は、成形開始に先立っ
て成形品の歩留まり率を演算させたい演算周期成形回数
および歩留まり率をそれぞれ設定する工程と、成形開始
後全成形回数をカウントしてこのカウント数と前記演算
周期成形回数とが一致したとき、その間に発生した成形
異常の回数と前記全成形回数に基いて歩留まり率を演算
する工程と、該歩留まり率が前記設定した歩留まり率よ
りも小の場合、成形機を自動停止させることを特徴とす
るものである。
め、本発明の成形機自動停止方法は、成形開始に先立っ
て成形品の歩留まり率を演算させたい演算周期成形回数
および歩留まり率をそれぞれ設定する工程と、成形開始
後全成形回数をカウントしてこのカウント数と前記演算
周期成形回数とが一致したとき、その間に発生した成形
異常の回数と前記全成形回数に基いて歩留まり率を演算
する工程と、該歩留まり率が前記設定した歩留まり率よ
りも小の場合、成形機を自動停止させることを特徴とす
るものである。
【0012】また、射出成形機の自動停止時に警報を発
するようにするとよい。
するようにするとよい。
【0013】
【作用】本発明による成形機自動停止方法においては、
成形開始に先立って任意に歩留まり率を演算させたい演
算周期成形回数を設定し、成形開始後の全成形回数をカ
ウントしてこのカウント数と前記演算周期成形回数とが
一致すると、その間に発生した異常回数と前記全成形回
数に基いて歩留まり率を計算し、この歩留まり率が予め
設定した歩留まり率よりも小の場合は射出成形機を停止
させる。
成形開始に先立って任意に歩留まり率を演算させたい演
算周期成形回数を設定し、成形開始後の全成形回数をカ
ウントしてこのカウント数と前記演算周期成形回数とが
一致すると、その間に発生した異常回数と前記全成形回
数に基いて歩留まり率を計算し、この歩留まり率が予め
設定した歩留まり率よりも小の場合は射出成形機を停止
させる。
【0014】これにより、任意の成形回数と任意の歩留
まり率で成形安定性を調べることができる。
まり率で成形安定性を調べることができる。
【0015】
【実施例】本発明による成形機自動停止方法の一実施例
を図面に基いて説明する。
を図面に基いて説明する。
【0016】図1は、本発明を適用した射出成形機にお
ける成形機自動停止システムの全体構成を示すフローチ
ャート、図2は、図1に示す実施例において仮の値を設
定した状態を示すフローチャートである。
ける成形機自動停止システムの全体構成を示すフローチ
ャート、図2は、図1に示す実施例において仮の値を設
定した状態を示すフローチャートである。
【0017】射出成形機1のショット出力信号1aは全
ショットカウンタ2に入力される。前記全ショット数カ
ウンタ2のカウンタ出力2aは周期比較器3および演算
器4に入力され、この周期比較器3には演算周期ショッ
ト数設定器5の設定値5aが入力される。前記周期比較
器3の一致信号3aは、演算開始指令器6に送られ演算
開始指令器6は演算開始指令6aを演算器4に入力す
る。この演算器4の演算出力4aは、歩留まり率設定器
7からの歩留まり率設定値7aと共に歩留まり率比較器
8に入力される。歩留まり率比較器8の第1比較出力8
aはアラーム指令器9および機械停止指令器10に入力
され、アラーム指令器9のアラーム出力9aは警報器1
1に入力されると共に、機械停止指令器10の停止指令
10aは射出成形機1に入力される。
ショットカウンタ2に入力される。前記全ショット数カ
ウンタ2のカウンタ出力2aは周期比較器3および演算
器4に入力され、この周期比較器3には演算周期ショッ
ト数設定器5の設定値5aが入力される。前記周期比較
器3の一致信号3aは、演算開始指令器6に送られ演算
開始指令器6は演算開始指令6aを演算器4に入力す
る。この演算器4の演算出力4aは、歩留まり率設定器
7からの歩留まり率設定値7aと共に歩留まり率比較器
8に入力される。歩留まり率比較器8の第1比較出力8
aはアラーム指令器9および機械停止指令器10に入力
され、アラーム指令器9のアラーム出力9aは警報器1
1に入力されると共に、機械停止指令器10の停止指令
10aは射出成形機1に入力される。
【0018】歩留まり率比較器8の第2比較出力8bは
全ショット数カウンタ2に接続されたカウンタークリア
器12に入力されており、このカウンタークリア器12
のリセット信号12aは、全ショット数カウンタ2およ
び異常カウンタ13に入力される。
全ショット数カウンタ2に接続されたカウンタークリア
器12に入力されており、このカウンタークリア器12
のリセット信号12aは、全ショット数カウンタ2およ
び異常カウンタ13に入力される。
【0019】射出成形機1の射出成形機出力信号1bは
射出時間、回転時間、型閉時間、型開時間、射出開始位
置、保圧切換位置、残量、射出圧力、保圧力、保圧切換
圧力、金型温度、シリンダ温度、金型内樹脂圧力および
作動油圧温度等を検出する各種センサ部14に入力さ
れ、この各種センサ部14の実測値である検出出力14
aおよび上下限範囲設定器15の上下限設定値15aは
範囲比較器16に入力される。
射出時間、回転時間、型閉時間、型開時間、射出開始位
置、保圧切換位置、残量、射出圧力、保圧力、保圧切換
圧力、金型温度、シリンダ温度、金型内樹脂圧力および
作動油圧温度等を検出する各種センサ部14に入力さ
れ、この各種センサ部14の実測値である検出出力14
aおよび上下限範囲設定器15の上下限設定値15aは
範囲比較器16に入力される。
【0020】範囲比較器16からの範囲外信号16aは
前記異常カウンタ13に入力され、この異常カウンタ1
3からの異常カウンタ出力13aは、前記演算器4に入
力される。
前記異常カウンタ13に入力され、この異常カウンタ1
3からの異常カウンタ出力13aは、前記演算器4に入
力される。
【0021】本発明を適用した射出成形機における射出
成形機自動停止システムは、前述したように構成されて
おり、以下にその動作について説明する。
成形機自動停止システムは、前述したように構成されて
おり、以下にその動作について説明する。
【0022】まず、成形開始に先立って演算周期ショッ
ト数設定器5で歩留まり率を計算させたい演算周期成形
回数であるショット数を、また、歩留まり率設定器7で
自動停止させたい歩留まり率をそれぞれ任意に設定す
る。
ト数設定器5で歩留まり率を計算させたい演算周期成形
回数であるショット数を、また、歩留まり率設定器7で
自動停止させたい歩留まり率をそれぞれ任意に設定す
る。
【0023】成形開始後射出成形機1を連続運転させて
全ショット数カウンタ2で一サイクル毎にショット数を
カウントし、演算周期ショット数設定器5で設定した設
定値5aと全ショット数カウンタ2でカウントしたカウ
ンタ出力2aとが一致したか否かを周期比較器3で比較
し、この周期比較器3が一致したと判断する、すなわ
ち、全成形回数である全ショット数をカウントしてこの
カウント数と前記演算周期ショット数とが一致すると、
周期比較器3から一致信号3aが演算開始指令器6に送
られる。すると次に、歩留まり率を計算するための演算
器4に演算開始指令器6が演算開始指令6aを出力す
る。以下、この一致信号3aを信号Aと称する。
全ショット数カウンタ2で一サイクル毎にショット数を
カウントし、演算周期ショット数設定器5で設定した設
定値5aと全ショット数カウンタ2でカウントしたカウ
ンタ出力2aとが一致したか否かを周期比較器3で比較
し、この周期比較器3が一致したと判断する、すなわ
ち、全成形回数である全ショット数をカウントしてこの
カウント数と前記演算周期ショット数とが一致すると、
周期比較器3から一致信号3aが演算開始指令器6に送
られる。すると次に、歩留まり率を計算するための演算
器4に演算開始指令器6が演算開始指令6aを出力す
る。以下、この一致信号3aを信号Aと称する。
【0024】同時に、全ショット数カウンタ2でカウン
トしたショット数であるカウンタ出力2aと1ショット
材料使用重量設定器17で設定した1ショット材料使用
重量値7aも歩留まり率計算に必要なので演算器4に直
接送られる。以下、カウンタ出力2aをBと称し1ショ
ット材料使用重量値7aをDと称する。
トしたショット数であるカウンタ出力2aと1ショット
材料使用重量設定器17で設定した1ショット材料使用
重量値7aも歩留まり率計算に必要なので演算器4に直
接送られる。以下、カウンタ出力2aをBと称し1ショ
ット材料使用重量値7aをDと称する。
【0025】次に、各種センサ部14で射出時間、回転
時間、型閉時間、型開時間、射出開始位置、残量、保圧
切換位置、射出圧力、保圧切換圧力、金型温度、シリン
ダ温度、金型内樹脂圧力、作動油圧温度等の値を実測検
知すると同時に、各種センサ部14で実測検知した値を
上下限範囲設定器15で設定した上下限設定値15aと
を範囲比較器16で比較し、その範囲比較器16で範囲
を外れた回数、すなわち、成形異常の回数を異常カウン
タ13でカウントする。この異常カウンタ13でカウン
トしたカウント出力13aを成形不良とみなし、歩留ま
り率の計算に必要である良品数を算出するために演算器
4に送る。以下、このカウント出力13aを信号Cとす
る。
時間、型閉時間、型開時間、射出開始位置、残量、保圧
切換位置、射出圧力、保圧切換圧力、金型温度、シリン
ダ温度、金型内樹脂圧力、作動油圧温度等の値を実測検
知すると同時に、各種センサ部14で実測検知した値を
上下限範囲設定器15で設定した上下限設定値15aと
を範囲比較器16で比較し、その範囲比較器16で範囲
を外れた回数、すなわち、成形異常の回数を異常カウン
タ13でカウントする。この異常カウンタ13でカウン
トしたカウント出力13aを成形不良とみなし、歩留ま
り率の計算に必要である良品数を算出するために演算器
4に送る。以下、このカウント出力13aを信号Cとす
る。
【0026】以上により、前述の信号Aが送られたと
き、信号B,C,Dの各データ信号を基に演算器4は次
式により歩留まり率を計算する。
き、信号B,C,Dの各データ信号を基に演算器4は次
式により歩留まり率を計算する。
【0027】歩留まり率(%)=[{1ショット材料使
用重量(g)×良品数}/成形材料総使用量(g)]×
100 ゆえに、[{D×(B−C)}/(D×B)]×100
となる。
用重量(g)×良品数}/成形材料総使用量(g)]×
100 ゆえに、[{D×(B−C)}/(D×B)]×100
となる。
【0028】一方、演算器4で出された実際の歩留まり
率と歩留まり率設定器7で設定した歩留まり率の大小を
歩留まり率比較器8で比較する。
率と歩留まり率設定器7で設定した歩留まり率の大小を
歩留まり率比較器8で比較する。
【0029】ここで、歩留まり率設定器7で設定した歩
留まり率よりも演算器4が出した実際の歩留まり率のほ
うが小の場合と大の場合に分けて説明する。
留まり率よりも演算器4が出した実際の歩留まり率のほ
うが小の場合と大の場合に分けて説明する。
【0030】まず、小の場合、機械停止指令器10とア
ラーム指令器9に第1比較出力8aが送られる。この第
1比較出力8aを受けた機械停止指令器10は射出成形
機1に機械停止の停止指令10aを発し機械停止とな
る。
ラーム指令器9に第1比較出力8aが送られる。この第
1比較出力8aを受けた機械停止指令器10は射出成形
機1に機械停止の停止指令10aを発し機械停止とな
る。
【0031】他方、この第1比較信号8aを受けたアラ
ーム指令器9は警報器11に警報発生の信号を発し警報
発生となる。
ーム指令器9は警報器11に警報発生の信号を発し警報
発生となる。
【0032】次に、大の場合、歩留まり率比較器8から
カウンタクリア器12に第2比較出力8bを発し、信号
を受けたカウンタクリア器は全ショットカウンタ2およ
び異常カウンタ13に今までのデータのクリア命令を出
し、全ショット数および異常回数のクリアを瞬時に行
う。このクリアされた全ショット数カウンタ2と異常カ
ウンタ13は、演算周期ショット数設定器5で設定した
ショット数の次のショットより再び全ショット数と成形
異常回数をカウントする。
カウンタクリア器12に第2比較出力8bを発し、信号
を受けたカウンタクリア器は全ショットカウンタ2およ
び異常カウンタ13に今までのデータのクリア命令を出
し、全ショット数および異常回数のクリアを瞬時に行
う。このクリアされた全ショット数カウンタ2と異常カ
ウンタ13は、演算周期ショット数設定器5で設定した
ショット数の次のショットより再び全ショット数と成形
異常回数をカウントする。
【0033】以上の方法において、演算周期ショット数
設定器5、上下限範囲設定器15および歩留まり率設定
器7に仮の数をそれぞれ設定したと仮定して、第2図に
基いてその動作を説明する。
設定器5、上下限範囲設定器15および歩留まり率設定
器7に仮の数をそれぞれ設定したと仮定して、第2図に
基いてその動作を説明する。
【0034】まず、演算周期ショット数設定器5に50
0ショットと入力し、歩留まり率設定器7に95%と入
力する。
0ショットと入力し、歩留まり率設定器7に95%と入
力する。
【0035】ついで、1ショット材料使用重量設定器1
7に20gと入力する。次に上下限範囲設定器15に射
出時間、回転時間、型閉時間、型開時間、射出開始位
置、残量、保圧切換位置、射出圧力、保圧切換圧力、金
型温度、シリンダ温度、金型内樹脂圧力、作動油圧温度
等の各上下限範囲を入力して全自動連続成形を開始する
と、全ショット数カウンタ2が500ショットに達した
時点で、演算周期ショット設定器5には500ショット
と入力していたので、周期比較器3は両者が一致したこ
とを確認して演算開始指令器6に信号Aを送り、信号A
を受けた演算開始指令器6は演算器4に演算開始指令6
aを送る。
7に20gと入力する。次に上下限範囲設定器15に射
出時間、回転時間、型閉時間、型開時間、射出開始位
置、残量、保圧切換位置、射出圧力、保圧切換圧力、金
型温度、シリンダ温度、金型内樹脂圧力、作動油圧温度
等の各上下限範囲を入力して全自動連続成形を開始する
と、全ショット数カウンタ2が500ショットに達した
時点で、演算周期ショット設定器5には500ショット
と入力していたので、周期比較器3は両者が一致したこ
とを確認して演算開始指令器6に信号Aを送り、信号A
を受けた演算開始指令器6は演算器4に演算開始指令6
aを送る。
【0036】一方、上下限範囲設定器15で入力した範
囲に対して、各種センサ部14が実測検知した値を範囲
比較器16が射出時間で5回、回転時間で5回、射出開
始位置で5回、残量で5回、と各々範囲を外れたと判断
したとすると、異常カウンタ13は合計異常回数30と
カウントする。これら全ての信号6a,B,CおよびD
を受けた演算器4は以下の計算をする。
囲に対して、各種センサ部14が実測検知した値を範囲
比較器16が射出時間で5回、回転時間で5回、射出開
始位置で5回、残量で5回、と各々範囲を外れたと判断
したとすると、異常カウンタ13は合計異常回数30と
カウントする。これら全ての信号6a,B,CおよびD
を受けた演算器4は以下の計算をする。
【0037】すなわち、歩留まり率(%)=[{20×
(500−30)}/(500×20)]×100=9
4%となり歩留まり率設定器7で入力した歩留まり率9
5%と94%とを歩留まり率比較器8が比較する。ここ
で、歩留まり率とは、成形に使用した総材料に対し良品
として生産された材料重量の割合を百分率で示すもので
あるから数値としては100%により近い方(大きい
方)が良い訳である。
(500−30)}/(500×20)]×100=9
4%となり歩留まり率設定器7で入力した歩留まり率9
5%と94%とを歩留まり率比較器8が比較する。ここ
で、歩留まり率とは、成形に使用した総材料に対し良品
として生産された材料重量の割合を百分率で示すもので
あるから数値としては100%により近い方(大きい
方)が良い訳である。
【0038】本実施例の場合、演算器4で出した94%
が歩留まり率設定器7で設定した95%よりも小さいの
でアラーム指令器9と機械停止指令器10に第1比較出
力8aを送る。この第1比較出力8aを受けたアラーム
指令器9は警報器11にアラーム出力9aを送り、警報
を発生する。
が歩留まり率設定器7で設定した95%よりも小さいの
でアラーム指令器9と機械停止指令器10に第1比較出
力8aを送る。この第1比較出力8aを受けたアラーム
指令器9は警報器11にアラーム出力9aを送り、警報
を発生する。
【0039】他方、機械停止指令器10は成形機である
射出成形機1に停止指令10aを送り機械自動停止とな
る。
射出成形機1に停止指令10aを送り機械自動停止とな
る。
【0040】なお、本発明は上記実施例の射出成形機に
限らず、ダイキャストやプレス成形機等の成形機に適用
できる。
限らず、ダイキャストやプレス成形機等の成形機に適用
できる。
【0041】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ため、次のような効果を奏する。
ため、次のような効果を奏する。
【0042】任意の成形回数かつ任意の歩留まり率で機
械を自動停止させることにより、短い時間で成形安定性
を調べることができ、無駄な時間および労力を省き、使
用する成形材料が節約できる上、高効率の成形作業を行
うことができる。
械を自動停止させることにより、短い時間で成形安定性
を調べることができ、無駄な時間および労力を省き、使
用する成形材料が節約できる上、高効率の成形作業を行
うことができる。
【図1】本発明を適用した射出成形機における成形機自
動停止システムを示すフローチャートである。
動停止システムを示すフローチャートである。
【図2】図1に示す射出成形機における成形機自動停止
システムにおいて、仮の値を設定した場合を示すフロー
チャートである。
システムにおいて、仮の値を設定した場合を示すフロー
チャートである。
1 射出成形機 1a ショット出力信号 1b 射出成形機出力信号 2 全ショットカウンタ 2a カウンタ出力 3 周期比較器 3a 一致信号 4 演算器 4a 演算出力 5 演算周期ショット数設定器 5a 設定値 6 演算開始指令器 6a 演算開始指令 7 歩留まり率設定器 7a 歩留まり率設定値 8 歩留まり率比較器 8a 第1比較出力 8b 第2比較出力 9 アラーム指令器 9a アラーム出力 10 機械停止指令器 10a 停止指令 11 警報器 12 カウンタークリア器 12a リセット信号 13 異常カウンタ 13a 異常カウンタ出力 14 各種センサ部 14a 検出出力 15 上下限範囲設定器 15a 上下限設定値 16 範囲比較器 16a 範囲外信号 17 1ショット材料使用重量設定器 17a 1ショット材料使用重量値
Claims (2)
- 【請求項1】 成形開始に先立って成形品の歩留まり率
を演算させたい演算周期成形回数および歩留まり率をそ
れぞれ設定する工程と、成形開始後全成形回数をカウン
トしてこのカウント数と前記演算周期成形回数とが一致
したとき、その間に発生した成形異常の回数と前記全成
形回数に基いて歩留まり率を演算する工程と、該歩留ま
り率が前記設定した歩留まり率よりも小の場合、成形機
を自動停止させることを特徴とする成形機自動停止方
法。 - 【請求項2】 成形機の自動停止時に警報を発するよう
にしたことを特徴とする請求項1記載の成形機自動停止
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4091819A JPH05261784A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 成形機自動停止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4091819A JPH05261784A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 成形機自動停止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05261784A true JPH05261784A (ja) | 1993-10-12 |
Family
ID=14037243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4091819A Pending JPH05261784A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | 成形機自動停止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05261784A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010031159A1 (en) * | 2008-09-17 | 2010-03-25 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | A method of operating a molding system |
CN105398012A (zh) * | 2015-12-10 | 2016-03-16 | 惠州市物联微电子有限公司 | 智能工厂注塑机产量数据采集装置及产量数据采集方法 |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP4091819A patent/JPH05261784A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010031159A1 (en) * | 2008-09-17 | 2010-03-25 | Husky Injection Molding Systems Ltd. | A method of operating a molding system |
CN105398012A (zh) * | 2015-12-10 | 2016-03-16 | 惠州市物联微电子有限公司 | 智能工厂注塑机产量数据采集装置及产量数据采集方法 |
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