JPH05261175A - 電子カルタ読み機 - Google Patents

電子カルタ読み機

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Publication number
JPH05261175A
JPH05261175A JP4060086A JP6008692A JPH05261175A JP H05261175 A JPH05261175 A JP H05261175A JP 4060086 A JP4060086 A JP 4060086A JP 6008692 A JP6008692 A JP 6008692A JP H05261175 A JPH05261175 A JP H05261175A
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JP
Japan
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card
reading
data
carta
cards
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Withdrawn
Application number
JP4060086A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Watanabe
裕司 渡辺
Yukio Harada
幸雄 原田
Hiroshi Ebihara
弘 海老原
Kenichi Suga
健一 須賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CHUKYO SHUPPAN KK
Kyodo Printing Co Ltd
Original Assignee
CHUKYO SHUPPAN KK
Kyodo Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by CHUKYO SHUPPAN KK, Kyodo Printing Co Ltd filed Critical CHUKYO SHUPPAN KK
Priority to JP4060086A priority Critical patent/JPH05261175A/ja
Publication of JPH05261175A publication Critical patent/JPH05261175A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は電子カルタ読み機の改善に関し、合
成樹脂カード等を読み札用情報カードやその取り札用カ
ードに適用することなく、ある程度の柔軟性を保持した
カードを用い、屋外においてもカルタ朗読情報を読み出
すことを目的とする。 【構成】 カルタ朗読音声や映像に係る情報Dを格納す
る複数の読み札用情報カード11と、前記情報Dを読み
出すデータ読取り手段12と、前記カルタ朗読音声や映
像を出力する出力手段13と、前記読み札用情報カード
11に対応付けられ複数の取り札用カード14とを具備
し、前記読み札用情報カード11や取り札用カード14
が紙基板を主構造とした耐水性,柔軟性のカードから成
ることを含み構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔目 次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術(図14) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜3) 作用 実施例 (1)第1の実施例の説明(図4,5) (2)第2の実施例の説明(図6,7) (3)第3の実施例の説明(図8〜12) (4)第4の実施例の説明(図13) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、電子カルタ読み機に関
するものであり、更に詳しく言えば、データ書込み領域
に格納された朗読情報を直接、あるいは、その読出しコ
ードに基づいて朗読情報を再生出力する装置の改善に関
するものである。
【0003】
【従来の技術】図14(a),(b)は、従来例に係る情
報カードとカード読取り装置との関係を説明する構成図
であり、図14(a)は、バーコードを読み取るカード読
取り装置の構成図を示している。
【0004】例えば、各種のプリペイドカード5等に設
けられたバーコード10を検出/解読するカード読取り
装置は、図14(a)において、バーコードセンサ1,自
動送り回路2,データ解読回路3及び制御用CPU(中
央演算処理装置)4等から成り、当該プリペイドカード
5は合成樹脂基板等にバーコード10が印刷されて成
る。
【0005】当該装置の機能は、バーコード10が設け
られたプリペイドカード5がCPU4を介して自動送り
回路2により、バーコードセンサ1に誘導される。ま
た、該カード5に設けられたバーコード10がバーコー
ドセンサ1により検出され、該バーコードセンサ1から
出力される検出信号Sに基づいてデータがCPU4を介
してデータ解読回路3により解読処理される。
【0006】また、図14(b)に示すように、予め、英
語の発声音データ等を磁気情報MDにして格納された磁
気カード7を使用する語学教育装置が開発されている。
当該装置の機能は、合成樹脂基板等にデータ入力済の磁
気テープ6が設けられ、当該磁気カード7が磁気読み取
り装置のスリット8に通されると、その一部に設けられ
た磁気ヘッド9により、該磁気情報MDが検出され、そ
の英語の発声音データ等が再生出力される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来例のカー
ド読取り装置に適用されるプリペイドカード5や磁気カ
ード7によれば、それらが比較的硬質の合成樹脂カード
やプラスチックカードから成っている。これは、耐候
性,耐磨耗性及び取扱いの利便性を考慮したものであ
る。
【0008】このため、当該カード読取り装置とプリペ
イドカード5や磁気カード7とのカード読出し機構を応
用して、屋外においても遊戯可能な汎用型の電子カルタ
読み機を開発しようとする場合、合成樹脂カードやプラ
スチックカードが耐候性に優れている点では好ましい。
【0009】しかし、合成樹脂カードやプラスチックカ
ードをそのまま読み札用情報カードやその取り札用カー
ドに適用した場合、ごわごわして取り扱い難く,特に、
年少児等を対象とした場合に、その取り札用カードを素
早く採ることが困難となる。このため、取り札用カード
においては、ある程度の柔軟性が要求される。
【0010】また、簡易読出し機構を備えたデータ読出
し手段を電子カルタ読み機に適用する場合であって、当
該読み札用情報カードに開口部を設ける要求があった場
合に、プラスチックカード等の合成樹脂カードでは、そ
の開孔処理が複雑となり、電子カルタ読み機のコストア
ップを招くという問題がある。
【0011】本発明は、かかる従来例の問題点に鑑み創
作されたものであり、合成樹脂カード等を読み札用情報
カードやその取り札用カードに適用することなく、ある
程度の柔軟性を保持したカードを用い、屋外においても
カルタ朗読情報を読み出すことが可能となる電子カルタ
読み機の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1〜3は、本発明に係
る電子カルタ読み機の原理図(その1〜3)をそれぞれ
示している。
【0013】本発明の第1の電子カルタ読み機は図1
(a)に示すように、カルタ朗読音声や映像に係る情報
Dを格納する複数の読み札用情報カード11と、前記情
報Dを読み出すデータ読取り手段12と、前記カルタ朗
読音声や映像を出力する出力手段13と、前記読み札用
情報カード11に対応付けられ複数の取り札用カード1
4とを具備し、前記読み札用情報カード11や取り札用
カード14が紙基板を主構造とした耐水性,柔軟性のカ
ードから成ることを特徴とする(図1(b)参照)。
【0014】なお、前記第1の電子カルタ読み機におい
て、図2(a)に示すように、前記読み札用情報カード
11のデータ書込み領域11Aにカルタ朗読音声や映像に
係る磁気情報MDが格納され、前記データ読み取り手段
12が磁気検出手段12Aから成ることを特徴とする(図
2(b)参照)。
【0015】また、本発明の第2の電子カルタ読み機は
前記第1の電子カルタ読み機において、図3(a)に示
すように、前記読み札用情報カード11のデータ書込み
領域11Aにバーコード部11Bが設けられることを特徴と
する。
【0016】さらに、本発明の第3の電子カルタ読み機
は、前記第1の電子カルタ読み機において、図3(b)
に示すように、前記読み札用情報カード11のデータ書
込み領域11Aに複数の開孔部p1,p2,pi〜pnが
設けられることを特徴とする。
【0017】また、本発明の第4の電子カルタ読み機
は、前記第1の電子カルタ読み機において、図3(c)
に示すように、前記読み札用情報カード11のデータ書
込み領域11Aに複数の切り欠き部k1,k2,ki〜k
nが設けられることを特徴とする。
【0018】なお、本発明の第2〜4の電子カルタ読み
機において、前記データ読取り手段12が読み札用情報
カード11のスライド状態を規定するカード位置出し手
段12Bと、前記読み札用情報カード11に設けられたバ
ーコード部11B,開孔部p1,p2,pi〜pn又は切
り欠き部k1,k2,ki〜knを検出する光学検出手
段12Cと、前記光学検出手段12Cから出力される検出信
号SPに基づいてカルタ朗読音声や映像に係る情報Dを
読み出す読出しコードADDxの解読処理をするデータ解
読手段12Dから成ることを特徴とする。
【0019】さらに、本発明の第2〜4の電子カルタ読
み機において、前記光学検出手段12Cに反射型赤外線セ
ンサや透過型光センサが用いられることを特徴とする。
また、本発明の第1〜4の電子カルタ読み機において、
前記データ解読手段12や出力手段13が商用電源AC
又はバッテリー電源EBにより駆動されることを特徴と
し、上記目的を達成する。
【0020】
【作 用】本発明の第1の電子カルタ読み機によれば、
図1(a)に示すように、複数の読み札用情報カード1
1,データ読取り手段12,出力手段13及び複数の取
り札用カード14が具備され、該読み札用情報カード1
1や取り札用カード14が紙基板を主構造とした耐水
性,柔軟性のカードから成る。
【0021】例えば、カルタ朗読音声や映像に係る情報
Dが格納され、かつ、紙基板を主構造とした耐水性,柔
軟性のカードから成る複数の読み札用情報カード11の
一枚がバッテリー電源EBに接続されたデータ読取り手
段12に挿入されると、該情報Dが読み出される。
【0022】この際に、図2(a)に示すように当該読
み札用情報カード11がカード位置出し手段12Bに挿入
されると、該カード11のスライド状態がカード位置出
し手段12Bにより規定され、その読み札用情報カード1
1のデータ書込み領域11Aに格納されたカルタ朗読音声
や映像に係る磁気情報MDがデータ読取り手段12,例
えば、磁気検出手段12Aにより検出される。
【0023】また、同様にバッテリー電源EBに接続さ
れた出力手段13により該カルタ朗読音声や映像が出力
される。これにより、当該読み札用情報カード11に対
応付けられ、かつ、紙基板を主構造とした耐水性,柔軟
性のカードから成る取り札用カード14の一枚が探し競
われる。
【0024】このため、従来例の合成樹脂カードやプラ
スチックカードを読み札用情報カードやその取り札用カ
ードに適用した場合に比べて、ある程度の柔軟性が保持
され、当該カード14の取り扱いが円滑になり、年少児
においても採り易くなる。このことで、従来例のような
カード読出し機構を応用した屋外においても遊戯可能な
携帯型の電子カルタ読み機を提供することが可能とな
る。
【0025】また、読み札用情報カードが紙基板を主構
造とした耐水性,柔軟性のカードにより構成すると、当
該カードに開口部を設ける要求があった場合に、プラス
チックカード等の合成樹脂カードに比べて、その開孔処
理が容易となることから、簡易読出し機構を応用した電
子カルタ読み機を製造することができ、当該読み機の低
廉化を図ることが可能となる。
【0026】また、本発明の第2の電子カルタ読み機に
よれば、図3(a)に示すように、読み札用情報カード
11のデータ書込み領域11Aにバーコード部11Bが設け
られる。
【0027】例えば、カルタ朗読音声や映像に係る情報
Dを読み出す読出しコードADDxが格納され、かつ、紙
基板を主構造とした耐水性,柔軟性のカードから成る複
数の読み札用情報カード11の一枚がバッテリー電源E
Bに接続されたデータ解読手段12Dにより読み出され
る。
【0028】この際に、第1の電子カルタ読み機と同様
に、図2(a)に示すように当該読み札用情報カード1
1がカード位置出し手段12Bに挿入されると、該カード
11のスライド状態がカード位置出し手段12Bにより規
定される。
【0029】また、図3(a)に示すような読み札用情
報カード11のデータ書込み領域11Aに設けられたバー
コード部11Bが反射型赤外線センサ等から成る光学検出
手段12Cにより検出され、そのカルタ朗読音声や映像に
係る情報Dを読み出す読出しコードADDxがデータ解読
手段12Dにより解読される。
【0030】さらに、解読された読出しコードADDxが
出力手段13に出力されると、予め、記憶されたカルタ
朗読音声や映像に係る情報Dが読み出され、該情報Dに
基づいて第1の電子カルタ読み機と同様にバッテリー電
源EBに接続された出力手段13により該カルタ朗読音
声や映像が出力される。
【0031】これにより、当該読み札用情報カード11
に対応付けられ、かつ、紙基板を主構造とした耐水性,
柔軟性のカードから成る取り札用カード14の一枚が探
し競われる。
【0032】このため、第1の電子カルタ読み機と同様
に、読み札用情報カードやその取り札用カードにおい
て、ある程度の柔軟性が保持され、当該カード14の取
り扱いが円滑になり、年少児においても採り易くなる。
【0033】これにより、第1の電子カルタ読み機と同
様に、屋外においても遊戯可能な携帯型の電子カルタ読
み機を提供することが可能となる。さらに、本発明の第
3の電子カルタ読み機によれば、図3(b)に示すよう
に、読み札用情報カード11のデータ書込み領域11Aに
複数の開孔部p1,p2,pi〜pnが設けられる。
【0034】例えば、カルタ朗読音声や映像に係る情報
Dを読み出す読出しコードADDxが格納され、かつ、紙
基板を主構造とした耐水性,柔軟性のカードから成る複
数の読み札用情報カード11の一枚がバッテリー電源E
Bに接続されたデータ解読手段12Dにより読み出され
る。
【0035】この際に、第1,2の電子カルタ読み機と
同様に、図2(a)に示すように当該読み札用情報カー
ド11がカード位置出し手段12Bに挿入されると、該カ
ード11のスライド状態がカード位置出し手段12Bによ
り規定される。
【0036】また、図3(b)に示すような読み札用情
報カード11のデータ書込み領域11Aに設けられた複数
の開孔部p1,p2,pi〜pnが透過型赤外線センサ
等から成る光学検出手段12Cにより検出され、第2の電
子カルタ読み機と同様に、そのカルタ朗読音声や映像に
係る情報Dを読み出す読出しコードADDxがデータ解読
手段12Dにより解読される。
【0037】また、解読された読出しコードADDxが出
力手段13に出力されると、第2の電子カルタ読み機と
同様に、予め、記憶されたカルタ朗読音声や映像に係る
情報Dが読み出され、該情報Dに基づいて第1の電子カ
ルタ読み機と同様にバッテリー電源EBに接続された出
力手段13により該カルタ朗読音声や映像が出力され
る。
【0038】これにより、当該読み札用情報カード11
に対応付けられ、かつ、紙基板を主構造とした耐水性,
柔軟性のカードから成る取り札用カード14の一枚が探
し競われる。
【0039】このため、第1,2の電子カルタ読み機と
同様に、読み札用情報カードやその取り札用カードにお
いて、ある程度の柔軟性が保持され、当該カード14の
取り扱いが円滑になり、年少児においても採り易くな
る。
【0040】これにより、第1,2の電子カルタ読み機
に比べて、屋外においても遊戯可能な携帯型、かつ、デ
ータ読出し簡易機構の電子カルタ読み機を提供すること
が可能となる。
【0041】また、本発明の第4の電子カルタ読み機に
よれば、図3(c)に示すように、読み札用情報カード
11のデータ書込み領域11Aに複数の切り欠き部k1,
k2,ki〜knが設けられる。
【0042】例えば、カルタ朗読音声や映像に係る情報
Dを読み出す読出しコードADDxが格納され、かつ、紙
基板を主構造とした耐水性,柔軟性のカードから成る複
数の読み札用情報カード11の一枚がバッテリー電源E
Bに接続されたデータ解読手段12Dにより読み出され
る。
【0043】この際に、第1〜3の電子カルタ読み機と
同様に、図2(a)に示すように当該読み札用情報カー
ド11がカード位置出し手段12Bに挿入されると、該カ
ード11のスライド状態がカード位置出し手段12Bによ
り規定される。
【0044】また、図3(c)に示すような読み札用情
報カード11のデータ書込み領域11Aに設けられた複数
の切り欠き部k1,k2,ki〜knが透過型赤外線セ
ンサ等から成る光学検出手段12Cにより検出され、第
2,3の電子カルタ読み機と同様に、そのカルタ朗読音
声や映像に係る情報Dを読み出す読出しコードADDxが
データ解読手段12Dにより解読される。
【0045】また、解読された読出しコードADDxが出
力手段13に出力されると、第2,3の電子カルタ読み
機と同様に、予め、記憶されたカルタ朗読音声や映像に
係る情報Dが読み出され、該情報Dに基づいて第1の電
子カルタ読み機と同様にバッテリー電源EBに接続され
た出力手段13により該カルタ朗読音声や映像が出力さ
れる。
【0046】これにより、当該読み札用情報カード11
に対応付けられ、かつ、紙基板を主構造とした耐水性,
柔軟性のカードから成る取り札用カード14の一枚が探
し競われる。
【0047】このため、第1〜3の電子カルタ読み機と
同様に、読み札用情報カードやその取り札用カードにお
いて、ある程度の柔軟性が保持され、当該カード14の
取り扱いが円滑になり、年少児においても採り易くな
る。
【0048】これにより、第3の電子カルタ読み機と同
様に、屋外においても遊戯可能な携帯型、かつ、データ
読出し簡易機構の電子カルタ読み機を提供することが可
能となる。
【0049】
【実施例】次に、図を参照しながら本発明の実施例につ
いて説明をする。図4〜11は、本発明の実施例に係る電
子カルタ読み機を説明する図である。
【0050】(1)第1の実施例の説明 図4(a),(b)は、本発明の第1の実施例に係る電
子カルタ読み機の構成図であり、図5はその読み札用カ
ードの補足説明図を示している。
【0051】例えば、「いろはカルタ」に係る朗読音声
やその映像情報を再生出力する電子カルタ読み機は、図
4(a)において、48枚の読み札用磁気カード101 ,
磁気データ読取り再生装置22,48枚の取り札用絵カ
ード201 から成る。
【0052】すなわち、48枚の読み札用磁気カード10
1 は複数の読み札用情報カード11の一実施例であり、
カルタ朗読音声や映像に係る磁気情報MDを格納するも
のである。
【0053】磁気データ読取り再生装置22はデータ読
取り手段12の一実施例であり、磁気情報MDを読み出
し、それを再生出力するものである。例えば、該再生装
置22は、図4(a),(b)に示すように磁気ヘッド
22A,スリット22B,出力再生部23A,スピーカー23B
及び液晶表示部23Cから成る。
【0054】磁気ヘッド22Aは磁気検出手段12Aの一実
施例であり、読み札用磁気カード101 に格納された磁気
情報MDを検出するものである。スリット22Bは読み札
用磁気カード101 を通す案内溝である。
【0055】出力再生部23A,スピーカー23B及び液晶
表示部23Cは出力手段13の一実施例を構成するもので
あり、磁気情報MDに基づく「いろはカルタ」に係る朗
読音声やその映像情報を再生出力するものである。例え
ば、スピーカー23Bは「いろはカルタ」に係る朗読音声
を拡声するものであり、液晶表示部23Cはその映像情報
を表示するものである。
【0056】48枚の取り札用絵カード201 は取り札用
カード14の一実施例であり、読み札用磁気カード101
に対応付けられたものである。なお、該カード201 には
「いろはカルタ」に係る所定の文字や図柄が印刷され
る。
【0057】また、磁気ヘッド22A,スリット22B,出
力再生部23A,スピーカー23B及び液晶表示部23Cは当
該磁気データ読取り再生装置22に内蔵されたバッテリ
ー電源EBや外部から供給された商用電源ACにより駆
動される。
【0058】図5(a)〜(c)は、本発明の第1の実
施例に係る読み札用カードの補足説明図であり、図5
(a)は、そのカードの平面図を示している。図5
(a)において、1枚の読み札用磁気カード101 の表面
又は裏面には、データ書込み領域11Aが設けられ、ある
取り札用絵カード201 に対応付けられた「いろはカル
タ」に係る朗読音声やその映像情報に係る磁気情報MD
が格納される。
【0059】また、図5(b)は、1枚の読み札用磁気
カード101 の断面図を示している。図5(b)におい
て、1枚の読み札用磁気カード101 は、紙基板20を基
準にして、例えば、その表面上に印刷層20A,接着材20
B及び軟質ポリ塩化ビニール(以下単にPVCという)
膜20Cが積層されて成る。
【0060】なお、紙基板20には厚さ0.2 〔mm〕程
度のカード用紙(北越製紙,ノーバックK判,14.5〔K
g〕が用いられ、印刷層20Aは合成紙用オフセットイン
キ(東洋インキ製)によるオフセット印刷(4色カラ
ー)による。また、印刷層20Aの上部には、接着剤20B
を介して厚さ0.02〔mm〕程度の透明のPVC膜(理研
ビニール製)20Cが覆われる。
【0061】また、その裏面下には印刷層20A,接着剤
20B,磁気テープ21A,接着剤20B及びPVC膜20Cが
積層される。例えば、その貼合方法は平プレス,ホット
・コールドサイクルにより実施し、その条件は加熱温度
115 〔°C〕,加熱時間10分,冷却時間20分,圧力
は10〔Kg/cm2〕程度である。これにより、紙基板20
を主構造とした耐水性,柔軟性を有する読み札用磁気カ
ード101 とすることができる。
【0062】また、図5(c)は、1枚の取り札用絵カ
ード201 の断面図を示している。図5(c)において、
1枚の取り札用絵カード201 は読み札用磁気カード101
と同様に、紙基板20を基準にして、例えば、その表面
上に印刷層20A,接着剤20B及び軟質ポリ塩化ビニール
(以下単にPVCという)膜20Cが積層されて成る。
【0063】なお、紙基板20には厚さ0.2 〔mm〕程
度の合成紙(王子油化合成紙,ユポFPG 0.2)が用い
られ、印刷層20Aはオフセット印刷(4色カラー)によ
る。また、印刷層20Aの上部には、接着剤20Bを介して
厚さ0.3 〔mm〕程度のPVC膜(理研ビニール製)20
Cにより覆われる。
【0064】また、その裏面下には印刷層20A,接着剤
20B及びPVC膜20Cが積層され、その貼合方法は読み
札用磁気カード101 と同様である。このようにして、本
発明の第1の実施例に係る電子カルタ読み機によれば、
図4(a)に示すように、48枚の読み札用磁気カード
101 ,磁気データ読取り再生装置22及び48枚の取り
札用絵カード201 が具備され、該読み札用磁気カード10
1 や取り札用カード201 が紙基板20を主構造とした耐
水性,柔軟性のカードから成る。
【0065】例えば、カルタ朗読音声や映像に係る磁気
情報Dが格納され、かつ、紙基板20を主構造とした耐
水性,柔軟性のカードから成る48枚の読み札用磁気カ
ード101 の一枚がバッテリー電源EBに接続された磁気
データ読取り再生装置22に挿入されると、該磁気情報
Dが読み出し再生される。
【0066】この際に、当該読み札用磁気カード101 が
図4(a)に示すようなスリット22Bに挿入されると、
該カード101 のスライド状態がスリット22Bににより規
定され、その読み札用磁気カード101 のデータ書込み領
域11Aに格納されたカルタ朗読音声や映像に係る磁気情
報MDが磁気ヘッド22Aにより検出される。
【0067】また、同様にバッテリー電源EBに接続さ
れた出力再生部23Aにより該カルタ朗読音声や映像がス
ピーカー23Bや液晶表示部23Cに出力される。これによ
り、当該読み札用磁気カード101 に対応付けられ、か
つ、紙基板20を主構造とした耐水性,柔軟性のカード
から成る取り札用カード201 の一枚が探し競われる。
【0068】このため、従来例の合成樹脂カードやプラ
スチックカードを読み札用磁気カード101 やその取り札
用絵カード201 に適用した場合に比べて、ある程度の柔
軟性が保持され、当該カード201 の取り扱いが円滑にな
り、年少児においても採り易くなる。このことで、従来
例のようなカード読出し機構を応用した屋外においても
遊戯可能な携帯型の電子カルタ読み機を提供することが
可能となる。
【0069】また、読み札用磁気カード101 が紙基板2
0を主構造とした耐水性,柔軟性のカードにより構成さ
れることで、当該カード101 に開口部を設け、透過型赤
外線センサを応用した簡易検出系を採用する要求があっ
た場合に、プラスチックカード等の合成樹脂カードに比
べて、その開孔処理が容易となることから、簡易読出し
機構を応用した電子カルタ読み機を製造することがで
き、当該読み機の低廉化を図ることが可能となる。
【0070】(2)第2の実施例の説明 図6は、本発明の第2の実施例に係る電子カルタ読み機
の構成図であり、図7はその読み札用バーコードカード
の補足説明図を示している。
【0071】なお、第1の実施例と異なるのは第2に実
施例では、読み札用情報カード11のデータ書込み領域
11Aにバーコード部11Bが設けられ、光学検出手段12C
に反射型赤外線センサが用いられるものである。
【0072】例えば、「百人一首カルタ」に係る朗読音
声やその映像情報を再生出力する電子カルタ読み機は、
図6において、100 枚の読み札用バーコードカード102
,磁気データ読取り再生装置22,100 枚の取り札用
絵カード202 から成る。
【0073】すなわち、100 枚の読み札用バーコードカ
ード102 は複数の読み札用情報カード11の一実施例で
あり、カルタ朗読音声や映像に係るバーコード11Bを格
納するものである。
【0074】バーコードリーダ24はデータ読取り手段
12の一実施例であり、バーコード11Bを検出してカル
タ朗読音声や映像に係る情報を出力するものである。例
えば、バーコードリーダ24は図6に示すようにバーコ
ードセンサ24A,自動送り回路24B,データ解読回路24
E,制御用CPU24F,読出し専用メモリ(以下単にR
OMという)24Gから成り、その他の付属回路として、
第1の実施例のような出力再生部23A,スピーカー23B
及び液晶表示部23Cが設けられる。
【0075】バーコードセンサ24Aは光学検出手段12C
の一実施例であり、ある読み札用バーコードカード102
に設けられたバーコード11Bを検出して検出信号Sをデ
ータ解読回路24Eに出力するものである。バーコードセ
ンサ24Aは、例えば、反射型赤外線センサ等から成る。
【0076】また、自動送り回路24Bは、ピンチローラ
24C及びモータ24Dから成り、読み札用バーコードカー
ド102 を一定速度で移動するものである。データ解読回
路24Eはデータ解読手段12Dの一実施例であり、検出信
号Sに基づいて、カルタ朗読音声や映像に係る情報Dを
読み出すアドレスADDxを出力するものである。
【0077】また、ROM24Gは「百人一首カルタ」に
係る100 枚文の朗読音声やその映像情報Dを格納するも
のである。なお、該朗読音声やその映像情報Dを格納す
る記憶装置にはROM24Gの他,コンパクトディスク
(CD),フロピーディスク(FD)でも良く、その情
報Dと読み札用情報カード11との対応付け処理につい
ては本発明者らが現在出願中のカード切換え電子カルタ
読み機を参照されたい。
【0078】制御用CPU24Fはモータ24D,データ解
読回路24E及びROM24Gの入出力を制御するものであ
る。なお、出力再生部23A,スピーカー23B及び液晶表
示部23Cについては、第1の実施例の機能と同様である
ため説明を省略する。
【0079】100 枚の取り札用絵カード202 は取り札用
カード14の他の実施例であり、読み札用バーコードカ
ード102 に対応付けられた「百人一首カルタ」に係る所
定の文字や図柄が印刷される。また、データ解読回路24
E,制御用CPU24F,ROM24G,出力再生部23A及
び液晶表示部23Cは、当該バーコードリーダ24に内蔵
されたバッテリー電源EBや外部から供給された商用電
源ACにより駆動される。
【0080】図7(a),(b)は、本発明の第2の実
施例に係る読み札用バーコードカードの補足説明図であ
り、図7(a)は、そのカードの平面図を示している。
図7(a)において、1枚の読み札用バーコードカード
102 の表面又は裏面には、データ書込み領域11Aが設け
られ、ある取り札用絵カード202 に対応付けられた「百
人一首カルタ」に係る朗読音声やその映像情報に係るバ
ーコード部11Bが設けられる。
【0081】また、図7(b)は、1枚の読み札用バー
コードカード102 の断面図を示している。図7(b)に
おいて、1枚の読み札用バーコードカード102 は、紙基
板20を基準にして、例えば、その表面上に印刷層20
A,接着剤20B及び軟質ポリ塩化ビニール(以下単にP
VCという)膜20Cが積層されて成る。
【0082】なお、紙基板20には厚さ0.2 〔mm〕程
度のカード用紙(北越製紙,ノーバックK判,14.5〔K
g〕が用いられ、印刷層20Aはオフセット印刷(4色カ
ラー)による。また、印刷層20Aの上部には、接着剤20
Bを介して厚さ0.02〔mm〕程度の透明のPVC膜(理
研ビニール製)20Cが覆われる。
【0083】また、その裏面下には印刷層20A,接着剤
20B,バーコード部11B,接着剤20B及びPVC膜20C
が積層されて成る。例えば、その貼合方法は第1の実施
例と同様に、平プレス,ホット・コールドサイクルによ
り実施し、その条件は加熱温度115 〔°C〕,加熱時間
10分,冷却時間20分,圧力は10〔Kg/cm2〕程度で
ある。これにより、第1の実施例と同様に、紙基板20A
を主構造とした耐水性,柔軟性を有する読み札用バーコ
ードカード102 とすることができる。
【0084】なお、取り札用絵カード202 については、
第1の実施例と同様であるため説明を省略する。このよ
うにして、本発明の第2の実施例に係る電子カルタ読み
機によれば、図6,7に示すように、読み札用バーコー
ドカード102 のデータ書込み領域11Aにバーコード部11
Bが設けられる。
【0085】例えば、読出しコードADDxの基礎となる
バーコード部11Bが設けられ、かつ、紙基板20を主構
造とした耐水性,柔軟性のカードから成る100 枚の読み
札用バーコードカード102 の一枚がバッテリー電源EB
に接続されたバーコードリーダ24に挿入されると、そ
のバーコード部11Bに基づいてカルタ朗読音声や映像に
係る情報Dを読み出す読出しコードADDxがデータ解読
回路12Dから制御用CPU24Fに出力される。
【0086】この際に、第1の実施例と同様に、図6に
示すようなスリット部に当該読み札用バーコードカード
102 が挿入されると、第1の実施例と異なり、自動送り
回路24Bにより該カード102 が一定速度に規定される。
【0087】また、図7(a)に示すような読み札用バ
ーコードカード102 のデータ書込み領域11Aに設けられ
たバーコード部11Bがバーコードセンサ24Aにより検出
され、その検出信号Sがデータ解読回路24Eに出力され
る。また、該解読回路24Eでは、カルタ朗読音声や映像
に係る情報Dを読み出す読出しコードADDxが解読さ
れ、それが制御用CPU24Fに出力される。
【0088】さらに、解読された読出しコードADDxに
基づき、予め、記憶されたカルタ朗読音声や映像に係る
情報Dが制御用CPU24Fを介してROM24Gから読み
出される。また、この読み出されたカルタ朗読音声や映
像に係る情報Dが出力再生部23Aに出力されると、該情
報Dに基づいて第1の実施例と同様にバッテリー電源E
Bに接続された出力再生部23Aににより該カルタ朗読音
声や映像が出力される。
【0089】これにより、当該読み札用バーコードカー
ド102 に対応付けられ、かつ、紙基板20を主構造とし
た耐水性,柔軟性のカードから成る取り札用絵カード20
2 の一枚が探し競われる。
【0090】このため、第1の実施例と同様に、読み札
用バーコードカード102 やその取り札用絵カード202 に
おいて、ある程度の柔軟性が保持され、当該カード102
,201 の取り扱いが円滑になり、年少児においても採
り易くなる。
【0091】これにより、第1の実施例と同様に、屋外
においても遊戯可能な携帯型の電子カルタ読み機を提供
することが可能となる。 (3)第3の実施例の説明 図8は、本発明の第3の実施例に係る電子カルタ読み機
の構成図であり、図9はその読出しパンチカードの構成
図であり、図10はそのデータ読取り装置の構成図をそれ
ぞれ示している。また、図11,12はその補足説明図であ
る。
【0092】なお、第1,第2の実施例と異なるのは、
第3の実施例では、読み札用パンチカード103 のデータ
書込み領域11Aに複数の開孔部p1,p2,pi〜pn
が設けられるものである。
【0093】例えば、複数の「英単語カード」の一つの
発音を聞いて該当する取り札用絵カード203 を採り競う
電子カルタ読み機は、図8において、50枚程度の読み
札用パンチカード103 ,データ読取り装置25,出力再
生部23A,スピーカー23B,液晶表示部23C及び50枚
程度の取り札用絵カード203 等から成る。
【0094】すなわち、50枚の読み札用パンチカード
103 は複数の読み札用パンチカード103 の他の実施例で
あり、「英単語カード」の一つの発音に係る音声情報や
その映像情報を読出す読出しコードADDxを解読する際
の数字データが格納されたカードである。なお、読み札
用パンチカード103 の組成については図9において詳述
する。
【0095】データ読取り装置25はデータ読取り手段
12の他の実施例であり、読み札用パンチカード103 に
格納された数字データを検出し、それに基づいて「英単
語カード」の一つの発音に係る音声情報やその映像情報
を出力再生部23Aに出力するものである。なお、データ
読取り装置25については、図10において詳述する。
【0096】50枚程度の取り札用絵カード203 は、複
数の取り札用カード14の他の実施例であり、50枚の
読み札用パンチカード103 に対応付けられたそれぞれの
「英単語カード」の発音に係る絵柄,例えば、「Cat」
の読み札用パンチカード103に対して、その取り札用絵
カード203 に英文字や猫の絵が印刷される。
【0097】また、当該読取り装置25に付加される出
力再生部23A,スピーカー23B及び液晶表示部23Cは第
1,第2の実施例の機能と同様であるため、それらの説
明を省略する。さらに、データ読取り装置25,出力再
生部23A及び液晶表示部23Cが第1,第2の実施例と同
様に、商用電源AC又はバッテリー電源EBにより駆動
される。
【0098】図9は、本発明の第3の実施例に係る読み
札用パンチカードの構成図を示している。図9におい
て、当該データ読取り装置25に適用される読み札用パ
ンチカード103 は、本発明者らが先に特許出願(特願平
03-15455号)したゲームカードに見られるように、例え
ば、そのデータ書込み領域11Aの行,列方向C,Rに全
部で16個の開孔部p1〜p16が設けられている。
【0099】また、当該パンチカード103 の材質やその
構造は第1,第2の実施例に係る取り札用絵カードと同
様であり、その空き領域11Cにはテレビの人気キャラク
タアニメ等の図柄が描かれている。なお、a1〜a4は
4つのデータ書込み区間であり、データ書込み領域11A
を行方向Cに4個の単位データ書込み領域に区分した場
合に生ずるものである。
【0100】さらに、4個のデータ書込み区間a1〜a
4には読取り開始に係る開孔部p1,p2、当該パンチ
カード103 の特有の数字データに係る第1の性質の開孔
部p4〜p6,p8〜p10及びp12〜p15と、該カード
103 の特有の数字データとは直接関係のない第2の性質
の開孔部p3,p7,p11, p16とが設けられている。
なお、書込み方法については本発明者らが先に特許出願
(特願平03-15455号)したゲームカード,そのデータ書
込み方法及びカードゲーム機を参照されたい。
【0101】例えば、第1のデータ書込み区間a1は制
御データ書込み領域であり、3つの開孔部p1〜p3が
設けられている。また、第1のデータ書込み区間a1に
最初に配置された第1行目の二つの開孔部p1やp2
は、読取り開始に係る開孔部(以下カード読取り開始用
開孔部ともいう)である。なお、該区間a1の第2行目
の開孔部p3が一つのデータ書込みの終了を示す終了フ
ラグ開孔部である。
【0102】また、該開孔部p3は、次に続くデータ書
込み区間a2の終了フラグ開孔部の開孔列を規定するも
のである。ここで、第2行目の開孔部p3の開孔位置
は、第1行目の二つの開孔部p1やp2の開孔位置のい
ずれか一方に並べて開孔される。従って、第2のデータ
書込み区間a2の終了フラグ開孔部の存在する開孔列に
開孔部p3を設けても、また、反対の開孔列に設けても
良い。
【0103】これは、例えば、図9に示すように、第1
行目の開孔部p1に並べて第2行目の開孔部p3を設け
た場合には、次のデータ書込み区間a2の終了フラグ開
孔部p7が第1行目の開孔部p1と同一の開孔列に開孔
されることから、その位置関係から第3のデータ書込み
区間a3以降のデータ解読の手掛かりにできる。
【0104】また、第1行目の開孔部p2に並べて第2
行目の開孔部p3を設けた場合には、次のデータ書込み
区間a2の終了フラグ開孔部p7が第2行目の開孔部p
2と同一の開孔列に開孔されることから、同様に、第3
のデータ書込み区間a3以降のデータ解読の手掛かりに
することができる。
【0105】さらに、第2〜4のデータ書込み区間a2
〜a4は、例えば、3桁の数字データ「143」の書き
込み領域であり、本発明の第3の実施例に係る読み札用
パンチカード103 において、「英単語カード」のある発
音情報や、その映像情報を読出すアドレスADDxを解読
する数字データと成っている。
【0106】なお、開孔部の難易性を高めるため、3桁
の数字データ「143」の書き込み順序が変えられ、例
えば、第2〜第4のデータ書込み区間a2〜a4に
「3」,「1」,「4」の順に数字データが設けられて
いる。
【0107】すなわち、第2のデータ書込み区間a2に
は、4つの開孔部p4〜p7が設けられ、その中の3つ
の開孔部p4〜p6が、例えば、第1桁目の数字データ
=「3」を示すものである。なお、該区間a2の第4行
目の開孔部p7がデータ書込みの終了を示す終了フラグ
開孔部である。ここで、第4行目の開孔部p7の開孔位
置は、第3行目の開孔部p6の開孔位置と異なった位置
に開孔されている。これは、第2番目の書込みデータの
開孔列を指定するためである。
【0108】また、第3のデータ書込み区間a3には、
4つの開孔部p8〜p11が設けられ、その中の3つの開
孔部p8〜p10が、例えば、第3桁目の数字データ=
「1」を示すものである。なお、該区間a3の第4行目
の開孔部p11がデータ書込みの終了を示す終了フラグ開
孔部である。ここで、第4行目の開孔部p11の開孔位置
は、第3行目の開孔部p10の開孔位置と異なった位置に
開孔されている。これは、第3番目の書込みデータの開
孔列を指定するものである。
【0109】同様に、第4のデータ書込み区間a4に
は、5つの開孔部p12〜p16が設けられ、その中の4つ
の開孔部p12〜p15が、例えば、第2桁目の数字データ
=「4」を示すものである。なお、該区間a4の第5行
目の開孔部p16がデータ書込みの終了を示す終了フラグ
開孔部である。ここで、第5行目の開孔部p16の開孔位
置は、第4行目の開孔部p15の開孔位置と異なった位置
に開孔されている。
【0110】次に、当該読み札用パンチカード103 が使
用されるデータ解読装置について説明をする。図10は、
本発明の第3の実施例に係るデータ解読装置の構成図で
あり、図11はその補足説明図であり、図12はその動作タ
イムチャートをそれぞれ示している。
【0111】例えば、ある読み札用パンチカード103 に
格納された数字データの第1,第2桁が8進数,それが
インクリメント方式,第3桁が4進数,それがディクリ
メント方式により書き込まれた数字データを解読するデ
ータ読取り装置は、本発明者らが先に特許出願(特願平
03-15455号)したカードゲーム機に見られるように、カ
ードガイド30A,第1,第2の光センサPS1, PS2及び
データ解読回路30等から成る。
【0112】すなわち、カードガイド30Aはカード位置
出し手段12Bの一実施例であり、読み札用パンチカード
103 のスライド状態を規定するものである。また、第
1,第2の光センサPS1, PS2は光学検出手段12Cの一
実施例であり、読み札用パンチカード103 に設けられ
た、例えば、16個の開孔部p1〜p16を検出して光検
出信号SP1,SP2をデータ解読回路30に出力するもの
である。なお、第1,第2の光センサPS1, PS2は、二
つに限定されることはなく、カード開孔部の開孔径や光
検出精度等に応じて設けてもよい。また、第1,第2の
光センサPS1, PS2には透過型発光受光素子(フォトイ
ンタラプタ)を用いる。
【0113】データ解読回路30はデータ解読手段12D
の一実施例であり、第1,第2の光センサPS1, PS2か
ら出力される検出信号光検出信号SP1,SP2に基づいて
カルタ朗読音声や映像に係る情報Dを読み出す読出しコ
ードADDxの解読処理をするものである。
【0114】データ解読回路30は、例えば、入力信号
処理回路31,制御回路32,デコード回路33,4進
カウンタ34,第3桁ダウンカウンタ35,第2桁アッ
プカウンタ36,第1桁アップカウンタ37,データラ
ッチ回路38及び三入力論理積回路39等から成る。
【0115】入力信号処理回路31はクロック信号CLK
に基づいて第1,第2の光センサPS1, PS2からの第
1,第2の光検出信号SP1,SP2のサンプリング処理を
し、第1,第2のサンプリング信号SPD1,SPD2を制御回
路32に出力するものである。また、該回路31は第
1,第2の光センサPS1, PS2からの第1,第2の光検
出信号SP1,SP2の変化点に基づくセンサ変化信号CH
を検出し、それを制御回路32に出力する。
【0116】これは、読み札用パンチカード103 の第1
列,第2列目の開孔部の変化点,例えば、第1列目の開
孔部p3から第2列目の開孔部p4に移行する際の第
1,第2の光センサPS1, PS2の検出切り替わりタイミ
ングである(図11参照) 。
【0117】制御回路32は図11に示すような読取り開
始及びカード後縁判定回路44,列判定回路45,デー
タ列選択回路46,計数パルス発生回路47及び桁デー
タ終了判定回路48から成り、第1,第2のサンプリン
グ信号SPD1,SPD2及びセンサ変化信号CHに基づいて、
カウントパルス信号PC及び桁データ終了信号DENDを出
力するものである。すなわち、読取り開始及びカード後
縁判定回路44は入力信号処理回路31からの第1,第
2のサンプリング信号SPD1,SPD2,センサ変化信号CH
等に基づいて第1の内部制御信号S1を出力するもので
ある。
【0118】列判定回路45は第1の内部制御信号S1
に基づいて第2の内部制御信号S2を出力するものであ
る。該制御信号S2は例えば、読み札用パンチカード10
3 の第1列の開孔部p3に続くデータ書込み区間a2の
列選択に係る信号であり、データ列選択回路46のフリ
ップフロップ回路のセット又はリセットをする信号であ
る。
【0119】データ列選択回路46は第2の内部制御信
号S2に基づいて第3,第4の内部制御信号S3,S4
を出力するものである。該制御信号S3は、例えば、読
み札用パンチカード103 の第2のデータ書込み区間a2
の開孔部p4〜p6に係るデータ解読処理の際のカウン
タ制御信号となる。また、第4の内部制御信号S4はそ
のデータ解読処理の際の解読制御信号となる。
【0120】計数パルス発生回路47は第3の内部制御
信号S3に基づいてカウントパルス信号PCをデコード
回路33に出力するものである。桁データ終了判定回路
48は第4の内部制御信号S4に基づいて桁データ終了
信号DENDを4進カウンタ34に出力するものである。
【0121】デコード回路33はカウントパルス信号P
Cと4進カウンタ34からのカウント値0〜2に基づい
て第3桁ダウンカウンタ35,第2桁アップカウンタ3
6及び第1桁アップカウンタ37に第1〜第3のカウン
タ制御信号C1〜C3を出力するものである。該制御信
号C1〜C3は桁データ毎に出力方向が変えられたカウ
ントパルス信号PCである。
【0122】4進カウンタ34は桁データ終了信号DEND
及びクリア信号CLRに基づいてデコード回路33の入出
力を制御するものである。なお、クリア信号CLRは読取
り開始状態で活性化し、桁データ解読処理毎に4進カウ
ンタ34の初期化をする信号である。
【0123】第3桁ダウンカウンタ35は第1のカウン
タ制御信号C1に基づいてダウンカウント処理をし、第
3桁目の数字データを出力するものである。第2桁アッ
プカウンタ36は第2のカウンタ制御信号C2に基づい
てアップカウント処理をし、第2桁目の数字データを出
力するものである。第1桁アップカウンタ37は第3の
カウンタ制御信号C3に基づいてアップカウント処理を
し、第1桁目の数字データを出力するものである。
【0124】三入力論理積回路39は4進カウンタ34
の二つの出力値と第5の内部制御信号S5との三入力論
理積演算処理をして出力制御信号SFを出力するもので
ある。なお、出力制御信号SFはデータラッチ回路38
の出力を制御する信号であると共に、当該読み札用パン
チカード103 の読取り処理終了を示す信号である。
【0125】データラッチ回路38は第5の内部制御信
号S5による出力制御信号SFに基づいて、「英単語カ
ード」の一つの発音に係る音声情報やその映像情報を読
出す読出しコードとなるアドレスADDxが制御用CPU
24Fに出力される。
【0126】これにより、制御用CPU24Fはアドレス
ADDxに基づいてROM24Gを格納番地をアクセスす
る。なお、当該データ読取り装置については本発明者ら
が先に特許出願(特願平03-15455号)したゲームカー
ド,そのデータ書込み方法及びカードゲーム機を参照さ
れたい。
【0127】このようにして、本発明の第3の実施例に
係る電子カルタ読み機によれば、図10〜12に示すよう
に、読み札用パンチカード103 のデータ書込み領域11A
に複数の開孔部p1,p2,pi〜pnが設けられる。
【0128】例えば、第1,第2の実施例と同様に紙基
板20を主構造とした耐水性,柔軟性のカードから成る
50枚の読み札用パンチカード103 の中から「英単語カ
ード」の「Cat」の発音に係るカルタ朗読音声や映像に
係る情報Dを読み出す読出しコードADDxが数字データ
=「143」として格納されているものとすれば、その
一枚の読み札用パンチカード103 がバッテリー電源EB
に接続されたデータ読取り装置30により読み出され
る。
【0129】この際に、第2の実施例と同様に、図10に
示すように当該読み札用パンチカード103 がカードガイ
ド30Aに挿入されると、該カード103 のスライド状態が
カードガイド30Aにより規定される。
【0130】また、図9に示すような読み札用パンチカ
ード103 のデータ書込み領域11Aに設けられた16個の
開孔部p1,p2,pi〜p16が透過型赤外線フォトカ
プラから成る光センサPS1,PS2により検出され、第2
の実施例と同様に、そのカルタ朗読音声や映像に係る情
報Dを読み出す読出しコードADDxがデータ読取り装置
30により解読される。
【0131】すなわち、カードガイド30Aにより規定さ
れた読み札用パンチカード103 が光センサPS1,PS2に
到達されると、該読み札用パンチカード103 のデータ書
込み領域21Aに最初に配置された二列の第1行目の開孔
部p1やp2が光センサPS1,PS2により検出される。
この際に、図10に示すような両光センサPS1,PS2から
出力される光検出信号SP1,SP2に基づくサンプリング
信号SPD1,SPD2によりデータ解読回路30がリセット処
理され、データ読取り処理が開始される。
【0132】ここで、入力信号処理回路31ではクロッ
ク信号CLKに基づいて第1,第2の光センサPS1, PS2
からの第1,第2の光検出信号SP1,SP2がサンプリン
グ処理され、第1,第2のサンプリング信号SPD1,SPD2
が制御回路32に出力される。なお、第1,第2の光検
出信号SP1,SP2の変化点に基づくセンサ変化信号CH
が検出され、それが制御回路32に出力される。
【0133】また、読み札用パンチカード103 の移動に
よって第1のデータ書込み区間a1の第2行目の開孔部
p3,すなわち、該読み札用パンチカード103 の特有の
データDn=「143」とは直接関係のない第2の性質
の開孔部が第1のデータ書込み区間a1の終了フラグ開
孔部となって第2番目のデータ書込み区間a2のデータ
の読取り処理に移行される。
【0134】これにより、第2番目のデータ書込み区間
a2の開孔部p4〜p6,すなわち、読み札用パンチカ
ード103 の数字データ=「143」の第1桁目のデータ
=「3」に係る第1の性質の開孔部が検出され、データ
解読回路30により4進数,8進数等の桁データに解読
処理される。
【0135】この際に、第2のデータ書込み区間a2の
第4行目の開孔部p7が第2のデータ書込み区間a2の
終了フラグ開孔部(第2の性質の開孔部)となって第3
番目のデータ書込み区間a3のデータの読取り処理に移
行される。ここで、第1,第2のサンプリング信号SPD
1,SPD2及びセンサ変化信号CHに基づいて、制御回路
32からデコード回路33にカウントパルス信号PCが
出力され、また、桁データ終了信号DENDが4進カウンタ
34に出力される。
【0136】すなわち、入力信号処理回路31からの第
1,第2のサンプリング信号SPD1,SPD2,センサ変化信
号CH等により発生した第1の内部制御信号S1が列判
定回路45に出力される。また、第1の内部制御信号S
1に基づいて読み札用パンチカード103 の第1列の開孔
部p3に続くデータ書込み区間a2の列選択に係る第2
の内部制御信号S2が列判定回路45からデータ列選択
回路46に出力される。
【0137】さらに、第2の内部制御信号S2に基づい
て読み札用パンチカード103 の第2のデータ書込み区間
a2の開孔部p4〜p6に係るデータ解読処理の際のカ
ウンタ制御信号や解読制御信号となる第3,4の内部制
御信号S3,4がデータ列選択回路46から計数パルス
発生回路47や桁データ終了判定回路48に出力され
る。
【0138】これにより、計数パルス発生回路47では
第3の内部制御信号S3に基づいてカウントパルス信号
PCがデコード回路33に出力され、桁データ終了判定
回路48では第4の内部制御信号S4に基づいて桁デー
タ終了信号DENDが4進カウンタ34に出力される。
【0139】次いで、順次、読み札用パンチカード103
の移動によって、第3番目のデータ書込み区間a3の開
孔部p8〜p10,すなわち、読み札用パンチカード103
の特有のデータDn=「143」の第3桁目のデータ=
「1」に係る第1の性質の開孔部が検出され、データ解
読回路30により4進数,8進数等の桁データに解読処
理される。
【0140】この際に、第3のデータ書込み区間a3の
第4行目の開孔部p11が第3のデータ書込み区間a3の
終了フラグ開孔部(第2の性質の開孔部)となって第4
番目のデータ書込み区間a4のデータの読取り処理に移
行される。これにより、当該読み札用パンチカード103
の特有のデータDn=「143」の第2桁目のデータ=
「4」が順次解読される。
【0141】なお、第2〜第4のデータ書込み区間a2
〜a4の書込みデータの区別は、該データ書込み区間a
2〜a4毎に列方向Rに領域が変更されて開孔された第
2の性質の開孔部p7,p11,p16により判別処理され
る。また、読み札用パンチカード103 の後縁が光センサ
PS1,PS2により検出され、該センサPS1,PS2から出
力される光検出信号SP1,SPiに基づく内部信号により
データ解読処理が終了される。
【0142】さらに、解読された数字データ=「3」,
「1」,「4」がデータラッチ回路38を介して、それ
が読出しコードADD143 として制御用CPU24Fに出力
される。これにより、第2の実施例と同様に、予め、R
OM24Gに記憶されたカルタ朗読音声や映像に係る情報
Dが読み出され、該情報Dに基づいて第1,第2の実施
例と同様にバッテリー電源EBに接続された出力再生部
23Aにより、当該「英単語カード」の「Cat」の発音に
係るカルタ朗読音声や「猫」の映像がスピーカー23Bや
液晶表示部23Cから出力される。
【0143】これにより、当該読み札用パンチカード10
3 に対応付けられ、かつ、紙基板20を主構造とした耐
水性,柔軟性のカードから成る取り札用絵カード203 の
一枚が探し競われる。
【0144】このため、第1,2の実施例と同様に、読
み札用パンチカード103 やその取り札用絵カード203 に
おいて、ある程度の柔軟性が保持され、当該カード103
,203 の取り扱いが円滑になり、年少児においても採
り易くなる。
【0145】これにより、第1,2の実施例に比べて、
屋外においても遊戯可能な携帯型、かつ、データ読出し
簡易機構の電子カルタ読み機を提供することが可能とな
る。 (4)第4の実施例の説明 図13(a),(b)は、本発明の第4の実施例に係る読
み札用切り欠きカードの説明図であり、図13(a)は、
複数の切り欠き部を設けていない状態のカード平面図で
あり、図13(b)は、複数の切り欠き部を設けた状態の
カード平面図をそれぞれ示している。
【0146】図13(a)において、第1〜3の実施例と
異なるのは、第4の実施例では読み札用切り欠きカード
104 のデータ書込み領域11Aに複数の切り欠き部k1,
k2,ki〜knが設けられるものである。
【0147】すなわち、読み札用切り欠きカード104 は
読み札用情報カード11の他の実施例であり、「英単語
カード」の一つの発音に係る音声情報やその映像情報を
読出す読出しコードADDxを解読する際の数字データを
格納するデータ書込み領域11Aが設けられている。
【0148】また、データ書込み領域11Aには、図13
(a)に示すように複数の切り欠き部k1,k2,ki
〜knを設けるために、ミシン目により区画割りしたア
ルファベット22文字の領域が設けられている。
【0149】例えば、「英単語カード」の一つの発音に
係る「Art」の発音に係る音声情報やその映像情報を読
出す読出しコードADDxを解読する際の数字データを格
納する場合には、「A」,「R」,「T」の領域を切り
欠くものとする。これにより、第1の実施例の数字デー
タ「143」と同様な機能の読み札用切り欠きカード10
4 を構成される。
【0150】なお、読み札用パンチカード104 の組成に
ついては第1〜3の実施例の取り札用絵カードと同様で
あり、当該カード104 のデータ読取り装置25は第3の
実施例と同様であるため、その説明を省略する。
【0151】このようにして、本発明の第4の実施例に
係る電子カルタ読み機によれば、図13(b)に示すよう
に、読み札用切り欠きカード104 のデータ書込み領域11
Aに複数の切り欠き部k1,k2,ki〜knが設けら
れる。
【0152】例えば、カルタ朗読音声や映像に係る情報
Dを読み出す読出しコードADDxが格納され、かつ、紙
基板20を主構造とした耐水性,柔軟性のカードから成
る複数の読み札用切り欠きカード104 の一枚がバッテリ
ー電源EBに接続されたデータ解読装置25により読み
出される。
【0153】この際に、第3の実施例と同様に、図8に
示すように当該読み札用切り欠きカード104 がカードガ
イド30Aに挿入されると、該カード104 のスライド状態
がカードガイド30Aにより規定される。
【0154】また、図13(b)に示すような読み札用切
り欠きカード104 のデータ書込み領域11Aに設けられた
複数の切り欠き部k1,k2,ki〜knが透過型赤外
線センサ等から成る光センサPS1,PS2により検出さ
れ、第3の実施例と同様に、そのカルタ朗読音声や映像
に係る情報Dを読み出す読出しコードADDxがデータ読
取り装置30により解読される。
【0155】また、解読された読出しコードADDxが制
御用CPU24Fに出力されると、第2,3の実施例と同
様に、予め、ROM24Gに記憶されたカルタ朗読音声や
映像に係る情報Dが読み出され、該情報Dに基づいて第
1の実施例と同様にバッテリー電源EBに接続された出
力再生部23Aを介してスピーカー23Bや液晶表示部23C
から該カルタ朗読音声や映像が出力される。
【0156】これにより、当該読み札用切り欠きカード
104 に対応付けられ、かつ、紙基板20を主構造とした
耐水性,柔軟性のカードから成る取り札用絵カード203
等の一枚が探し競われる。
【0157】このため、第1〜3の実施例と同様に、読
み札用切り欠きカード104 や取り札用カードにおいて、
ある程度の柔軟性が保持され、当該カード104 や203 等
の取り扱いが円滑になり、年少児においても採り易くな
る。
【0158】これにより、第3の実施例と同様に、屋外
においても遊戯可能な携帯型、かつ、データ読出し簡易
機構の電子カルタ読み機を提供することが可能となる。
【0159】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の各電子カ
ルタ読み機によれば、複数の読み札用情報カード,デー
タ読取り手段,出力手段及び複数の取り札用カードが具
備され、該読み札用情報カードや取り札用カードが紙基
板を主構造とした耐水性,柔軟性のカードから成る。ま
た、そのデータ書込み領域に磁気情報やバーコード部,
が設けられる。
【0160】このため、従来例の合成樹脂カードやプラ
スチックカードを読み札用情報カードやその取り札用カ
ードに適用した場合に比べて、ある程度の柔軟性が保持
され、当該カードの取り扱いが円滑になり、年少児にお
いても採り易くなる。
【0161】また、読み札用情報カードが紙基板を主構
造とした耐水性,柔軟性のカードにより構成されること
から、そのデータ書込み領域に複数の開孔部や切り欠き
部が設けられる。
【0162】このため、プラスチックカード等の合成樹
脂カードに比べて、その開孔処理が容易となることか
ら、簡易読出し機構を応用した電子カルタ読み機を製造
することができ、当該読み機の低廉化を図ることが可能
となる。
【0163】また、バッテリー電源が内蔵されることか
ら屋外においても遊戯可能な携帯型、かつ、データ読出
し簡易機構の電子カルタ読み機を提供することが可能と
なる。
【0164】これにより、遊び感覚で英語教育等が可能
な低価格で、かつ、取扱い容易な汎用型の電子カルタ読
み機の提供に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子カルタ読み機の原理図(その
1)である。
【図2】本発明に係る電子カルタ読み機の原理図(その
2)である。
【図3】本発明に係る電子カルタ読み機の原理図(その
3)である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る電子カルタ読み機
の構成図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る読み札用カードの
補足説明図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る電子カルタ読み機
の構成図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る読み札用バーコー
ドカードの補足説明図である。
【図8】本発明の第3の実施例に係る電子カルタ読み機
の構成図である。
【図9】本発明の第3の実施例に係る読み札用パンチカ
ードの構成図である。
【図10】本発明の第3の実施例に係るデータ読取り装置
の構成図である。
【図11】本発明の第3の実施例に係る制御回路の内部構
成図である。
【図12】本発明の第3の実施例に係るデータ読取り装置
の動作説明図である。
【図13】本発明の第4の実施例に係る読み札用切り欠き
カードの説明図である。
【図14】従来例に係る情報カードとデータ読取り装置と
の関係を説明する構成図である。
【符号の説明】 11…読み札用情報カード、 12…データ読取り手段、 13…出力手段、 14…取り札用カード、 11A…データ書込み領域、 11B…バーコード部、 12A…磁気検出手段、 12B…カード位置出し手段、 12C…光学検出手段、 12D…データ解読手段、 MD…磁気情報、 D…情報、 p1〜pn…開孔部、 k1〜kn…切り欠き部、 AC…商用電源、 EB…バッテリー電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 海老原 弘 東京都千代田区西神田2丁目3番16号 中 教出版株式会社内 (72)発明者 須賀 健一 東京都千代田区西神田2丁目3番16号 中 教出版株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カルタ朗読音声や映像に係る情報(D)
    を格納する複数の読み札用情報カード(11)と、前記
    情報(D)を読み出すデータ読取り手段(12)と、前
    記カルタ朗読音声や映像を出力する出力手段(13)
    と、前記読み札用情報カード(11)に対応付けられ複
    数の取り札用カード(14)とを具備し、前記読み札用
    情報カード(11)や取り札用カード(14)が紙基板
    を主構造とした耐水性,柔軟性のカードから成ることを
    特徴とする電子カルタ読み機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電子カルタ読み機におい
    て、前記読み札用情報カード(11)のデータ書込み領
    域(11A)にカルタ朗読音声や映像に係る磁気情報(M
    D)が格納され、前記データ読み取り手段(12)が磁
    気検出手段(12A)から成ることを特徴とする電子カル
    タ読み機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電子カルタ読み機におい
    て、前記読み札用情報カード(11)のデータ書込み領
    域(11A)にバーコード部(11B)が設けられることを
    特徴とする電子カルタ読み機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電子カルタ読み機におい
    て、前記読み札用情報カード(11)のデータ書込み領
    域(11A)に複数の開孔部(p1,p2,pi〜pn)
    が設けられることを特徴とする電子カルタ読み機。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の電子カルタ読み機におい
    て、前記読み札用情報カード(11)のデータ書込み領
    域(11A)に複数の切り欠き部(k1,k2,ki〜k
    n)が設けられることを特徴とする電子カルタ読み機。
  6. 【請求項6】 請求項1,3,4及び5記載の電子カル
    タ読み機において、前記データ読取り手段(12)が読
    み札用情報カード(11)のスライド状態を規定するカ
    ード位置出し手段(12B)と、前記読み札用情報カード
    (11)に設けられたバーコード部(11B),開孔部
    (p1,p2,pi〜pn)又は切り欠き部(k1,k
    2,ki〜kn)を検出する光学検出手段(12C)と、
    前記光学検出手段(12C)から出力される検出信号(S
    P)に基づいてカルタ朗読音声や映像に係る情報(D)
    を読み出す読出しコード(ADDx)の解読処理をするデ
    ータ解読手段(12D)から成ることを特徴とする電子カ
    ルタ読み機。
  7. 【請求項7】 請求項1,3,4及び5記載の電子カル
    タ読み機において、前記光学検出手段(12C)に反射型
    赤外線センサや透過型光センサが用いられることを特徴
    とする電子カルタ読み機。
  8. 【請求項8】 請求項1,3,4及び5記載の電子カル
    タ読み機において、前記データ解読手段(12)や出力
    手段(13)が商用電源(AC)又はバッテリー電源
    (EB)により駆動されることを特徴とする電子カルタ
    読み機。
JP4060086A 1992-03-17 1992-03-17 電子カルタ読み機 Withdrawn JPH05261175A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10111639A (ja) * 1996-10-07 1998-04-28 Dainippon Printing Co Ltd データコード付印刷物およびデータコードリーダ
JP2011154724A (ja) * 2011-04-27 2011-08-11 Toshiba Tec Corp 磁気カードリーダ装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10111639A (ja) * 1996-10-07 1998-04-28 Dainippon Printing Co Ltd データコード付印刷物およびデータコードリーダ
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Effective date: 19990518