JPH05260951A - 培養容器 - Google Patents

培養容器

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Publication number
JPH05260951A
JPH05260951A JP6504192A JP6504192A JPH05260951A JP H05260951 A JPH05260951 A JP H05260951A JP 6504192 A JP6504192 A JP 6504192A JP 6504192 A JP6504192 A JP 6504192A JP H05260951 A JPH05260951 A JP H05260951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
main body
sterile
ventilator
culture container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6504192A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Ido
洋一 井戸
Haruki Otsuki
晴樹 大月
Teruyoshi Nagao
照義 長尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP6504192A priority Critical patent/JPH05260951A/ja
Publication of JPH05260951A publication Critical patent/JPH05260951A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)
  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】培養容器内への雑菌の侵入を防止し、通気量の
調節が出来る。 【構成】ポリカ−ボネイトで本体1を成形し、ポリプロ
プレンでこの本体1に着脱出来且つ本体1よりも柔軟な
蓋2を成形し、該蓋2に複数の孔3を設けると共にこの
孔3を塞ぐ無菌通気体4を上壁11に貼り付け、この無
菌通気体4に重ねて覆体5を上壁11に着脱することに
より培養容器内の通気量を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、植物体等を培養する
培養容器に関する。
【0002】
【従来の技術】培養容器の蓋に孔を設け、この孔の所に
通気栓を設けている。
【0003】
【この発明が解決しようとする課題】しかしながら、こ
の手段では通気量が一定のために生育促進を図れない場
合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、植物の生育
促進を図れる培養容器を提供するものであって、つぎの
技術的手段を講じた。すなわち、本体1とこの本体1に
開閉自在に設けた蓋2とを有する容器において、該本体
1及び/又は蓋2に孔3及びこの孔上に無菌通気体4を
設け、該無菌通気体4を覆い且つ非通気性又はこの無菌
通気体4の通気量よりも少量の通気量を有する覆体5を
本体1及び/又は蓋2に着脱自在に設けてなる培養容器
とした。
【0005】
【作用】本体1に培地を設けた容器を例えばオ−トクレ
−ブで滅菌した後に蓋2を外し、そしてこの培地に植物
体を置床して蓋2をする。そして、この蓋2の孔3に設
けた無菌通気体4を閉塞又は一部閉塞することにより容
器内の通気量を調節する。
【0006】
【効果】植物組織の生育ステ−ジによって、培養容器の
通気量を調節することにより生育の促進を図れる。ま
た、覆体5を着脱しても無菌通気体4は残存しているの
でこの通気量調節を容易に行い得る。
【0007】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。まず、その構成について説明すると、本体1は
耐熱性の素材(例えばポリカ−ボネイト)で上面を開放
した平面視四角筒に形成するとともに底部を上部よりも
小さく設けている。そして、該本体1の上端部周縁に
は、外方に向けて適宜の厚みLと適宜の高さ(a)を有
する張出し部6を設けている(図1参照)。
【0008】蓋2は前記本体1とで容器を構成してお
り、耐熱性の素材(例えばポリプロプレン)で本体1よ
りも柔軟性を有し且つ平面視四角形に形成すると共に正
面視において周縁に逆U字状の溝7を設けている。そし
て、該蓋2の逆U状部内側の縁8を外側の縁9よりも上
下方向において長く設けている。また、蓋2の上端より
も下方における縁8の内面10には上壁11を一体に形
成している。
【0009】孔3は円状に形成して(実施例では直径を
約10mmとしている)前記上壁11の四隅部及び中央
部に設けている。そして、該孔部の上側にはこの孔3を
覆う円状の無菌通気体4を上壁11に貼布している。な
お、該無菌通気体4は紙、PP(ポリプロプレン)、テ
フロン等を材料として、商品名ミリシ−ル、サンバイオ
フィルタ−で市販されている。また、該無菌通気体4は
直径約18mmとし、この外周部付近に粘着部12を設
けている。
【0010】覆体5は直径約26mmの円形状の非通気
体又は前記無菌通気体4の通気量よりも少量の通気量を
有する通気体で形成されており、外周縁から内側に向っ
て約4mm以下の幅で粘着部13を設けている。そし
て、この覆体5は前記無菌通気体4の上側に重ねても、
この無菌通気体4と別個に上壁11に着脱出来る。突起
14は前記蓋2の縁8の外面に、この縁8と本体上部の
縁15が接触するのを阻止する高さで且つ周に沿って所
定間隔置きに設けている。また、突起16は蓋2の縁9
の内面に、この縁9と本体上部の縁15が接触するのを
阻止する高さで且つ前記突起14とは位置をずらして周
に沿って所定間隔置きに設けている。なお、該突起14
は本体1の縁15の内面に設けてもよく又突起14は本
体1の縁15の外面に設けてもよい。そして、該両突起
14,16の先端の間隔lは本体1の張出し部6の厚み
Lよりも若干小さく設けている。
【0011】図6及び図7の実施例について説明する
と、無菌通気体4の外周縁に沿って円形状で且つ適宜高
さの壁17を上壁11と一体成形している。そして、該
壁17の内面にリング状の弾性体18を着脱自在に設
け、該弾性体18の下面が前記無菌通気体4の外周部に
接触している。図8と図9と図10に記載した実施例の
プラントボックスの蓋19は、斜面部に孔20を設ける
とともにこの孔20を囲む壁21を一体成形している。
そして、該壁内に前記孔20を覆う無菌通気体22を貼
布している。23は壁22に着脱自在に設けた調節蓋で
ある。
【0012】なお、孔3,20は蓋2,19に設けてい
るが本体1に設け前記と同様に構成してもよい。つぎ
に、その作用について説明する。まず、本体1に所定量
の培地を入れ蓋2を被せる。この場合、本体1の張出し
部6が蓋2の溝7に嵌入するが、この張出し部6の厚み
Lが突起間隔lよりも若干大きいので滑り落ちることが
なく、また後述するオ−トクレ−ブをかけた場合におい
ても本体1との間に緩みを発生することがない。つづい
て、該培養容器をオ−トクレ−ブで加熱滅菌した後蓋2
を取り除いて所定の植物体を置床し、再び本体1に蓋2
を被せて培養を開始する。
【0013】植物組織の生育ステ−ジによって、培養容
器の通気量を調節することで生育促進を図ることが出来
るが、無菌通気体4を外して非通気体を貼布しその後再
び無菌通気体4及び非通気体を貼替える手段ではコンタ
ミネ−ションを起し易く又通気量の調節も行い難い。こ
れに対して、この実施例では覆体5を既に貼着した無菌
通気体4に重ねて粘着部13を上壁11に貼付ける。す
ると、この重ね合せ部の通気を遮断又は通気量を減少し
培養容器における通気量を調節することが出来る。な
お、粘着部13は下側の無菌通気体4に接着しないの
で、通気量を調節出来ながらも雑菌の侵入を防止出来
る。
【0014】また、無菌通気体4を貼り付けるのみで
は、洗浄液で接着剤が溶けて外れることがあるが、図6
及び図7の構成では弾性体18が無菌通気体4を押える
のでその外れを防止出来る。従って、無菌通気体4を貼
り替える必要もなく洗浄することにより培養容器の再利
用が出来る。また、プラントボックスを用いて植物を培
養する場合、培養植物の光合成によってプラントボック
ス内の炭酸ガスが消費される。これによってプラントボ
ックス内の炭酸ガスが不足して培養植物の生育が抑制さ
れていた。
【0015】図8と図9と図10に記載したプラントボ
ックスの蓋19においては、壁21に開閉蓋23を取り
付けることによりこのボックス内の通気量の調節量を調
節することが出来る。また、無菌通気体22の影が小さ
くなるので、光の透過率が高くなって培養植物の生育を
促進出来る。そして、側面が斜面になっているので、積
み重ねが出来収納スペ−スが小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本体の正面図である。
【図2】 本体の平面図である。
【図3】 蓋の正断面図である。
【図4】 蓋の底面図である。
【図5】 覆体の平面図である。
【図6】 別実施例の蓋の正断面図である。
【図7】 別実施例の蓋の底面図である。
【図8】 プラントボックスの蓋の斜視図である。
【図9】 プラントボックスの蓋の正断面図である。
【図10】 プラントボックスの蓋を積み重ねた正断面
図である。
【符号の説明】
1 本体 2 蓋 3 孔 4 無菌通気体 5 覆体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体1とこの本体1に開閉自在に設けた
    蓋2とを有する容器において、該本体1及び/又は蓋2
    に孔3及びこの孔上に無菌通気体4を設け、該無菌通気
    体上又は上方に、非通気性又はこの無菌通気体4の通気
    量よりも少量の通気量を有する覆体5を本体1及び/又
    は蓋2に着脱自在に設けてなる培養容器。
JP6504192A 1992-03-23 1992-03-23 培養容器 Pending JPH05260951A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6504192A JPH05260951A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 培養容器

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JP6504192A JPH05260951A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 培養容器

Publications (1)

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JPH05260951A true JPH05260951A (ja) 1993-10-12

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ID=13275483

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JP6504192A Pending JPH05260951A (ja) 1992-03-23 1992-03-23 培養容器

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JP (1) JPH05260951A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110945114A (zh) * 2017-06-08 2020-03-31 维特罗莱夫公司 用于培养皿的盖

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110945114A (zh) * 2017-06-08 2020-03-31 维特罗莱夫公司 用于培养皿的盖
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