JPH05260749A - 交直変換器 - Google Patents

交直変換器

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Publication number
JPH05260749A
JPH05260749A JP4050836A JP5083692A JPH05260749A JP H05260749 A JPH05260749 A JP H05260749A JP 4050836 A JP4050836 A JP 4050836A JP 5083692 A JP5083692 A JP 5083692A JP H05260749 A JPH05260749 A JP H05260749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thyristor
valve
converter
floor surface
floor
Prior art date
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Pending
Application number
JP4050836A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Mogi
茂 茂木
Yasuhiko Taniguchi
安彦 谷口
Shigeru Tanabe
茂 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4050836A priority Critical patent/JPH05260749A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 交直変換器を構成するサイリスタバルブの地
表面上の設置高を低減し、耐震強度の向上を図る。 【構成】 空気絶縁方式サイリスタバルブ6,7を収納
するバルブホール12の床面の一部12aが、地表面と
ほぼ同一の床面部分12bより一段低くなるように地中
に埋設されて構成されている。そして、この低い床面部
12aにサイリスタバルブ6,7が積層して設置され、
さらに、サイリスタバルブの高さ方向ほぼ中間部と地表
面とほぼ同一の床面12bとの間に絶縁碍子30が配設
されている。この絶縁碍子30は、サイリスタバルブ
6,7を他方向から支持できるように設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気絶縁方式のサイリ
スタバルブをバルブホール内に設置して成る交直変換器
に係り、特に、バルブホール内のサイリスタバルブの設
置方法に改良を施した交直変換器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大容量、長距離送電及び異周波連系等、
系統運用上、多くのメリットを有する直流送電が多方面
で使用されている。現在、我が国においては、一部地域
において、系統を連系する250kv直流送電が実施さ
れており、この直流送電は今後大容量、高電圧化するこ
とが望まれている。
【0003】この様な直流送電における交直変換所の回
路図を図3に示した。即ち、図3において、交流電圧の
系統である交流三相線20から入力した交流出力を、変
換器用変圧器1,17及び整流ブリッジを組んだサイリ
スタバルブ6,7を通して直流電圧に変換し、脈流分を
直流フィルタ18で除去し、直流送電線路24を通して
送電している。
【0004】このうち、サイリスタバルブ6,7は、交
流電圧を直流電圧に、あるいは直流電圧を交流電圧に変
換するもので、サイリスタ素子、抵抗、コンデンサ等の
電気部品をある単位にしたサイリスタモジュールを電気
的に直列に接続し、絶縁支柱に支持、固定しながら積層
して構成されている。このサイリスタバルブは、運転実
績、保守、点検作業の容易さから、空気絶縁方式のもの
が多用されており、通常、バルブホールと称される建家
内に収納されている。
【0005】また、一般に、上記サイリスタバルブは、
整流ブリッジの上部を構成する上段側サイリスタバルブ
7と、下部を構成する下段側サイリスタバルブ6とに分
けることができる。なお、現在のところ、サイリスタバ
ルブの構成としては、4つのサイリスタバルブを積み重
ねて構成される4重サイリスタバルブが考えられてい
る。この構成は、図3におけるサイリスタバルブ6,7
を一つに構成したものである。
【0006】図4は、上記の様な4重サイリスタバルブ
の具体的な構成を示したものである。即ち、交流線路か
らの出力を受けた変換器用変圧器1,17は、絶縁管路
2a,2b及びブッシング3a,3bを介して、それぞ
れ上段側サイリスタバルブ7と下段側サイリスタバルブ
6に結合されている。そして、これら上段側サイリスタ
バルブ7と下段側サイリスタバルブ6とから構成された
4重サイリスタバルブ21で整流された直流出力は、バ
ルブホール12を貫通するブッシング15を介して、直
流線路14に送られるように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た様な従来の交直変換器には、以下に述べる様な解決す
べき課題があった。即ち、従来の交直変換器において高
電圧化を実現するためには、交直変換器を構成するサイ
リスタバルブの構成単位であるサイリスタモジュールを
多数個直列に結合すれば良い。しかし、この方法では、
サイリスタモジュールを積層して構成する関係上、サイ
リスタバルブ自体が高くなる。例えば、直流500kv
用サイリスタバルブでは、図4に示した様な4重構造に
すると、その高さは、H=22〜25mにもなる。
【0008】この様に地上高の高いサイリスタバルブに
おいては、耐震強度が大きな問題になる。特に、4重サ
イリスタバルブ21を支える絶縁支柱9には非常に大き
な強度が要求され、現段階では、H=22〜25mにも
及ぶサイリスタバルブ用の高強度絶縁支柱の製作は難し
いとされている。
【0009】従って、耐震強度を大きくすべく、支持部
を強化するためには、支持面積を大きくし、支柱を数多
く設置しなければならないことになる。そのため、サイ
リスタバルブ21の設置面積は増大し、支持材を多く使
用することによりコストアップを招くことになる。ま
た、サイリスタバルブの形状が大きくなることにより、
それを収納するバルブホール12も大きくしなければな
らず、バルブホールの建設費も増加することになる。
【0010】本発明は、上述した様な従来技術の欠点を
解決するために提案されたもので、その目的は、サイリ
スタバルブの設置高の低減を可能とし、耐震強度を大幅
に向上させた交直変換器を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、絶縁支柱を用いてサイリスタモジュールを多数段重
ねる構成とした空気絶縁方式サイリスタバルブを整流ブ
リッジを形成するように接続し、バルブホール内に収納
して成る交直変換器において、バルブホール内の床面の
一部を地表面より低くし、この低い床面部に一列に積層
したサイリスタバルブを設置し、さらに、その中間部を
支持部材によりバルブホールの上側の床面に支持固定し
たことを特徴とするものである。
【0012】請求項2に記載の発明は、絶縁支柱を用い
てサイリスタモジュールを多数段重ねる構成とした空気
絶縁方式サイリスタバルブを整流ブリッジを形成するよ
うに接続し、バルブホール内に収納して成る交直変換器
において、バルブホール内の床面の一部を地表面より低
くし、この低い床面部に整流ブリッジを形成する下段側
サイリスタバルブを設置し、上側の床面部分に上段側サ
イリスタバルブを設置したことを特徴とするものであ
る。
【0013】
【作用】以上の様な構成を有する本発明の交直変換器に
よれば、従来、地表面上に一列に積層していたサイリス
タバルブを、地表面より一段低い床面上に配設すること
により、あるいは、サイリスタバルブを上段側と下段側
とに分割して、段差を有する床面にそれぞれ別個に配設
することにより、地表面上のサイリスタバルブの設置高
を大幅に低減することができる。
【0014】また、サイリスタバルブを一列に積層した
場合には、その中間部に支持部材を取付けることによ
り、一方、分割した場合には、その高さ自体が低減され
ることにより、交直変換器の耐震性能を大幅に向上させ
ることができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2に基
づいて具体的に説明する。なお、図4に示した従来型と
同一の部材には同一の符号を付して、説明は省略する。
また、下記の実施例は図3の回路構成に基づくものであ
り、6相整流ブリッジを形成している。
【0016】(1)第1実施例 本実施例においては、図1に示した様に、空気絶縁方式
サイリスタバルブ6,7を収納するバルブホール12の
床面の一部12aが、地表面とほぼ同一の床面部分12
bより一段低くなるように地中に埋設されて構成されて
いる。そして、この低い床面部12aにサイリスタバル
ブ6,7が積層して設置され、さらに、サイリスタバル
ブの高さ方向ほぼ中間部と地表面とほぼ同一の床面12
bとの間に絶縁碍子30が配設されている。この絶縁碍
子30は、サイリスタバルブ6,7を他方向から支持で
きるように設けられている。
【0017】また、前記サイリスタバルブ6,7には、
絶縁管路2b,2a及びブッシング3b,3aを介し
て、変換器用変圧器17,1がそれぞれ接続されてい
る。さらに、サイリスタバルブ6,7の直流出力は、リ
ード線22及びブッシング15を介して、直流線路14
に送られるように構成されている。
【0018】なお、バルブホール12の床面の一部12
aを地下に埋設した関係上、下段側サイリスタバルブ6
に連結される絶縁管路2bも地下に埋設されている。
【0019】この様な構成を有する本実施例の交直変換
器においては、バルブホール12の床面の一部12aを
地表面とほぼ同一の床面部分12bより低くなるように
構成し、積層したサイリスタバルブの中間部を地表面と
ほぼ同一の床面部分12bに支持固定することにより、
積層したサイリスタバルブ6,7を、その底面部及び中
間部でバルブホール12の床面12a,12bに支持固
定することができるので、耐震強度を著しく向上させる
ことができる。
【0020】これにより、サイリスタバルブの設置面積
を大きくすることなく、また、支持絶縁物の設置数をい
たずらに増加させることなく、高電圧、多重のサイリス
タバルブを構成することができる。また、バルブホール
の床面の一部12aを地表面と同一の床面部分12bよ
り低くなるように構成した結果、サイリスタバルブの地
表面上の高さh1 も従来に比べて著しく低減することが
できる。
【0021】その結果、サイリスタバルブを収納するバ
ルブホール12の地上高及び設置面積を著しく低減する
ことができるので、建設費を大幅に削減することができ
る。また、将来の高電圧化によるサイリスタバルブの大
型化にも対処できる。
【0022】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、サイリスタバルブの中間部とバルブホ
ールの床面12bとの間に取付けられる支持部材は、絶
縁物であればその形状、材質等は問わない。また、変換
器用変圧器の設置方法及びサイリスタバルブとの連結方
法については、特に限定されない。
【0023】(2)第2実施例 本実施例においても、第1実施例と同様に、空気絶縁方
式サイリスタバルブ6,7を収納するバルブホール12
の床面の一部12aが、地表面と同一の床面部分12b
より一段低くなるように地中に埋設されて構成されてい
る。そして、図2に示した様に、低い床面部12aに、
整流ブリッジを形成する下段側サイリスタバルブ6が設
置され、地表面とほぼ同一の床面部分12bに、上段側
サイリスタバルブ7が設置されている。また、両サイリ
スタバルブ6,7間は接続線31により接続されてい
る。なお、下段側サイリスタバルブ6及び上段側サイリ
スタバルブ7と床面12a,12bとの間には、それぞ
れ絶縁支柱32,33が配設されている。
【0024】また、前記両サイリスタバルブ6,7に
は、絶縁管路2b,2a及びブッシング3b,3aを介
して、変換器用変圧器17,1がそれぞれ接続されてい
る。さらに、上段側サイリスタバルブ7の直流出力は、
リード線22及びブッシング15を介して、直流線路1
4に送られるように構成されている。
【0025】なお、バルブホール12の床面の一部12
aを地下に埋設した関係上、下段側サイリスタバルブ6
に連結される絶縁管路2bも地下に埋設されている。
【0026】この様な構成を有する本実施例の交直変換
器においては、バルブホール12の床面の一部12aを
地表面とほぼ同一の床面部分12bより低くなるように
構成し、下段側サイリスタバルブ6と上段側サイリスタ
バルブ7とをそれぞれ別個に、段差のある床面12a,
12bに支持固定しているので、地表面上のサイリスタ
バルブの高さh2 は、従来の一列に積層していた場合に
比べて半減される。また、積層されるサイリスタバルブ
の高さも、下段側と上段側とに分割して構成されている
ため、従来の一列に積層していた場合に比べて半減され
る。
【0027】これにより、サイリスタバルブの耐震強度
を著しく向上させることができ、また、支持絶縁物の設
置数をいたずらに増加させることなく、高電圧、多重の
サイリスタバルブを構成することができる。さらに、サ
イリスタバルブを収納するバルブホール12の地上高を
著しく低減することができるので、建設費を大幅に削減
することができる。また、将来の高電圧化によるサイリ
スタバルブの大型化にも対処できる。
【0028】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、バルブホールの床面に形成される段差
は、二段あるいは三段でも良い。また、変換器用変圧器
の設置方法及びサイリスタバルブとの連結方法について
は、特に限定されない。
【0029】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、バル
ブホール内の床面の一部を地表面より低くし、この低い
床面部に一列に積層したサイリスタバルブを設置し、さ
らに、その中間部を支持部材によりバルブホールの上側
の床面に支持固定するか、あるいは、低い床面部に整流
ブリッジを形成する下段側サイリスタバルブを設置し、
上側の床面部分に上段側サイリスタバルブを設置するこ
とにより、サイリスタバルブの地表面上の設置高の低減
を可能とし、耐震強度を大幅に向上させた交直変換器を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の交直変換器の第1実施例を示す概略図
【図2】本発明の交直変換器の第2実施例を示す概略図
【図3】交直変換所の回路構成を示す図
【図4】従来の交直変換器の一例を示す概略図
【符号の説明】
1,17…変換器用変圧器 2a,2b…絶縁管路 3a,3b…ブッシング 6…下段側サイリスタバルブ 7…上段側サイリスタバルブ 9…絶縁支柱 12…バルブホール 14…直流線路 15…ブッシング 18…直流リアクトル 19…中性線 20…交流三相線 21…4重サイリスタバルブ 24…直流500kv送電線 30…絶縁碍子 31…接続線 32,33…絶縁支柱

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁支柱を用いてサイリスタモジュール
    を多数段重ねる構成とした空気絶縁方式サイリスタバル
    ブを整流ブリッジを形成するように接続し、バルブホー
    ル内に収納して成る交直変換器において、 前記バルブホール内の床面の一部を地表面より低くし、
    この低い床面部に一列に積層したサイリスタバルブを設
    置し、さらに、その中間部を支持部材によりバルブホー
    ルの上側の床面に支持固定したことを特徴とする交直変
    換器。
  2. 【請求項2】 絶縁支柱を用いてサイリスタモジュール
    を多数段重ねる構成とした空気絶縁方式サイリスタバル
    ブを整流ブリッジを形成するように接続し、バルブホー
    ル内に収納して成る交直変換器において、 前記バルブホール内の床面の一部を地表面より低くし、
    この低い床面部に整流ブリッジを形成する下段側サイリ
    スタバルブを設置し、上側の床面部分に上段側サイリス
    タバルブを設置したことを特徴とする交直変換器。
JP4050836A 1992-03-09 1992-03-09 交直変換器 Pending JPH05260749A (ja)

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JP4050836A JPH05260749A (ja) 1992-03-09 1992-03-09 交直変換器

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JP4050836A JPH05260749A (ja) 1992-03-09 1992-03-09 交直変換器

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JPH05260749A true JPH05260749A (ja) 1993-10-08

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ID=12869835

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JP4050836A Pending JPH05260749A (ja) 1992-03-09 1992-03-09 交直変換器

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