JPH0526015A - 電磁駆動バルブ - Google Patents

電磁駆動バルブ

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Publication number
JPH0526015A
JPH0526015A JP3205378A JP20537891A JPH0526015A JP H0526015 A JPH0526015 A JP H0526015A JP 3205378 A JP3205378 A JP 3205378A JP 20537891 A JP20537891 A JP 20537891A JP H0526015 A JPH0526015 A JP H0526015A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
gap
valve
coil
primary coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP3205378A
Other languages
English (en)
Inventor
Takero Nakajima
中島健朗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP3205378A priority Critical patent/JPH0526015A/ja
Publication of JPH0526015A publication Critical patent/JPH0526015A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】1次コイルに交番電力を印加しその磁路のギャ
ップに移動磁界を生ぜしめ、該ギャップにコイルを有す
る可動子を介在させた駆動機構のギャップの磁路を改善
する。 【構成】1次コイル4の通電による外コア41と内コア
42と間の磁気ギャップに、2次コイルとなる導電材5
1と磁気抵抗を減ずる強磁性材52とを積層した2次側
部材5を介在させ、磁気ギャップにおける磁気抵抗と、
磁極間の漏洩磁束を減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電磁力によって駆動さ
れ、開閉作動する電磁駆動バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの吸排気弁は従来からクランク
軸の回転に基づいて作動するカムやリンク機構などを介
して機械的に駆動されるバルブが用いられているが、そ
の摩擦などに基づく機械的損失の低減や、バルブの開閉
タイミングの変更、またはバルブ駆動力を適切に制御す
るために、例えば特開平2−123201号公報に開示
されたような電磁力により駆動されて開閉作動を行うバ
ルブが用いられている。
【0003】そして、このような電磁バルブでは磁性体
からなる平板状の被吸引体を、電磁石の通電による吸引
力によって引付けて駆動しているが、バルブのストロー
クの長いものでは駆動初期における吸引間隔が大とな
り、また吸引力は吸引する距離の2乗に比例して減ずる
ため、電磁石に大電力を供給しないと十分なバルブの駆
動が行えないことになる。このため、図2に示した動弁
装置では、誘導電動機の界磁コイルと回転子とを切開い
て直線状に形成させたようなリニア誘導機の動作原理が
利用されており、したがって、前述の平板状の被吸引体
や電磁石が不要となり、作動間隔が広くとも対応できる
駆動力のある動弁装置が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の図2に示した動
弁装置では、1次コイルとその磁路となる外コアおよび
内コアとを複数段積重ね、この積重ねた外コアおよび内
コアとの空隙に2次コイルとなる円筒状の導電体を配置
して、1次コイルに交番電力を印加して移動磁界を生ぜ
しめ、2次コイルの誘導電流を利用し、円筒の軸方向の
駆動力を得ているが、内外コアの空隙は磁気回路上では
ギャップとなって磁気抵抗が大となり、またギャップが
存在するため漏洩磁束が増加して効率が低下するという
問題がある。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、その目的は上述のような円筒状のリニア駆
動機構を用いた電磁バルブにおけるギャップによる磁気
損失を減少させようとする電磁駆動バルブを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明によれば、シリンダに固定された一次コイル
への通電により生ずる磁束と、該磁束により誘導される
2次コイルの電磁力によって該2次コイルを含む可動子
が駆動され吸排気バルブを制御する電磁駆動バルブにお
いて、前記可動子のギャップを挟んで対抗するとともに
可動子の駆動方向に対して直角方向に配置された1次コ
イルの固定磁路を備え、さらに前記可動子を導電材と強
磁性材とを用い交互にその往復方向に積層し形成した電
磁駆動バルブが提供される。
【0007】
【実施例】つぎに本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。
【0008】図1は本発明にかかる電磁駆動バルブの一
実施例を示す縦断面図である。
【0009】同図において、1は電磁バルブで、エンジ
ンの例えば吸気流路に配置されて開閉弁を行うもので、
そのステム11の下方には弁部12が設けられ、ステム
11の上昇時にはシリンダヘッド2のバルブシート21
に密接して吸気流路を閉鎖するものである。
【0010】3は電磁バルブ1の動弁機構を収納する外
筐でシリンダヘッド2の所定位置に取付けられ、外筐3
の上下にはステム11を軸支するバルブガイド31,3
2がそれぞれ設けられている。
【0011】4は動弁機構の1次コイル、41は強磁性
体からなる外コアでその断面がL字状で水平方向には弧
状に形成されて複数個、積重ねられたもの、42は内コ
アで頂部に輪体を有する円筒状のものであり、積重ねら
れた外コア41と内コア42とが組合せられ、外コア4
1の弧状の内面と内コア42の外周壁との間に所定の間
隙が生ずるように形成されて1次コイル4の磁路が構成
されている。
【0012】5は有底の円筒状に形成された可動子とな
る2次側部材で、図2に示した従来の例では銅やアルミ
などの導電素材が採用されているが、本実施例では導電
材51と強磁性材52とを交互に長さ方向に積層したも
ので、その半径方向の肉厚は上述の磁路間隙に対応する
寸法に形成され、底部にはステム11を挿通する穴が貫
設されてナット53によりステム11の所定部分に取付
けられている。
【0013】6はコントローラでマイクロコンピュータ
構成のもので、その入力回路には例えば、エンジン負荷
やエンジン回転位相などが入力されており、これらの入
力によって吸、排気バルブの開閉タイミングやリフト量
などが出力され、分配装置61を介してそれぞれの1次
コイル4に位相差の異なる交番電流を供給して、2次側
部材5の導電体51に誘導による電流を通じ、その電磁
力により駆動力を発生させるように構成されている。
【0014】つぎにこのように構成された本実施例の作
動を説明する。
【0015】図1に示す閉弁状態において、積層された
1次コイル4の上方から下方のコイルに対して順次に位
相の遅れた交番電流を分配器61を介して通電すると、
外コア41と内コア42との磁路のギャップのそれぞれ
には磁束が通じ、これら磁束は上方より下方に向かって
強さの移動する磁束が得られる。そして、この移動する
磁束を横切る2次側部材のそれぞれの導電材51には誘
導による電流が流れ、該電流とギャップの磁束との電磁
力により2次側部材5を下方に移動させる力が発生す
る。なお、この力は各ギャップ内にあるすべての導電材
51に生ずるため、強い力となって2次側部材5、すな
わちステム11を下降させて弁部12がバルブシート2
1を離れて開弁が行われる。この場合、本実施例におい
ては、2次側部材5は導電材51と強磁性材52とを交
互に縦方向に積層したものであるため、ギャップにおけ
る磁気抵抗が減ずるとともに、漏洩する磁束も減少する
ことになる。
【0016】つぎに、電磁バルブ1の開弁から閉弁時に
は、1次コイル4の下方から上方に向かって順次に位相
の遅れた交番電流を通ずることにより、ギャップにおけ
る移動磁界が下方より上方に向かうため、前記とは逆に
2次側部材5が上方に駆動され閉弁が行われることにな
る。
【0017】以上、本発明を上述の実施例では吸気弁と
なる電磁バルブの駆動機構として説明したが、他の機器
のリニアアクチュエータとして応用ができるものであ
り、このような応用や変形を本発明の範囲から排除する
ものではない。
【0018】
【発明の効果】上述の実施例のように本発明によれば、
積重ねた1次コイルに交番電力を印加して磁路のギャッ
プに移動磁界を生ぜしめ、該ギャップに2次側部材とし
て導電材と強磁性材とを交互に積層したものを配置した
ので、ギャップの磁気抵抗が減ずるとともに磁極間の漏
洩磁束が減少し、このためギャップ内の導電材の電流が
増大して、磁気力による電磁バルブの推力が増加すると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電磁駆動バルブの一実施例を示
す縦断面図である。
【図2】従来のバルブ駆動装置の一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…電磁バルブ 2…シリンダヘッド 4…1次コイル 5…2次側部材 6…コントローラ 51…導電材 52…強磁性材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダに固定された一次コイルへの通電
    により生ずる磁束と、該磁束により誘導される2次コイ
    ルの電磁力によって該2次コイルを含む可動子が駆動さ
    れ吸排気バルブを制御する電磁駆動バルブにおいて、前
    記可動子のギャップを挟んで対抗するとともに可動子の
    駆動方向に対して直角方向に配置された1次コイルの固
    定磁路を備え、さらに前記可動子を導電材と強磁性材と
    を用い交互にその往復方向に積層し形成したことを特徴
    とする電磁駆動バルブ。
  2. 【請求項2】前記の固定磁路は可動子の往復方向に複数
    組積重ねたことを特徴とする請求項1記載の電磁駆動バ
    ルブ。
JP3205378A 1991-07-22 1991-07-22 電磁駆動バルブ Pending JPH0526015A (ja)

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JP3205378A JPH0526015A (ja) 1991-07-22 1991-07-22 電磁駆動バルブ

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JP3205378A JPH0526015A (ja) 1991-07-22 1991-07-22 電磁駆動バルブ

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JPH0526015A true JPH0526015A (ja) 1993-02-02

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ID=16505839

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JP3205378A Pending JPH0526015A (ja) 1991-07-22 1991-07-22 電磁駆動バルブ

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