JPH0525872A - カーテンウオール用外壁パネル - Google Patents

カーテンウオール用外壁パネル

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JPH0525872A
JPH0525872A JP3205596A JP20559691A JPH0525872A JP H0525872 A JPH0525872 A JP H0525872A JP 3205596 A JP3205596 A JP 3205596A JP 20559691 A JP20559691 A JP 20559691A JP H0525872 A JPH0525872 A JP H0525872A
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JP3205596A
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Akio Watanabe
昭男 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無目を用いずに装飾パネルと透光パネルを連
続して取付けて外観意匠をきわめて優れたカーテンウオ
ールにできるようにする。 【構成】 上向きの透光パネル支持部23の室外側に立
上り板22を備えた上横枠材4と下向きの透光パネル支
持部43の室外側に垂下板42を備えた下横枠材5と左
右の縦枠材により開口部を有する枠ユニット8とし、こ
の枠ユニット8の室外面に装飾パネル9の表面板90を
配設し、その表面板90の上縁部90aと下縁部90b
を前記上下横枠材4,5の立上り板22上縁部、垂下板
42下縁部に係合して立上り板22、垂下板42を隠蔽
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物躯体の外表面側に
取付けられてカーテンウオールを構成するカーテンウオ
ール用外壁パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】カーテンウオールを構成するカーテンウ
オール用外壁パネルとしては、例えば実開昭63−48
810号公報に関するものが知られている。すなわち、
左右の縦材と上下横材を方形状に枠組みすると共に、左
右の縦材間に無目を架設して上部開口部と下部開口部を
有する枠ユニットを形成し、この枠ユニットの上部開口
部へガラス等の透光パネルを配し、下部開口部へハニカ
ムコアパネル又は単板パネル等の装飾パネルを配してカ
ーテンウオール用外壁パネルとしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかるカーテンウオー
ル用外壁パネルは装飾パネルに様々な表面処理や模様加
工を施すことにより透光パネルと合わさって外観意匠的
に優れた製品となっている。しかしながら、前述のカー
テンウオール用外壁パネルにあっては、無目の上部溝に
透光パネルの下縁部を嵌入し、無目の下部溝に装飾パネ
ルの上縁部を嵌入する構造であるため、カーテンウオー
ル用外壁パネルの外表面に必然的に無目が露出し、カー
テンウオール用外壁パネルにおける透光パネルと装飾パ
ネルとの間に前記無目が左右方向に連続した一本の広幅
の帯として見えるからせっかくの外観意匠を損ねる原因
となっていた。また、左右の縦材間に無目を配すること
により構造が複雑となり、しかも組立施工にも手間を要
するカーテンウオール用外壁パネルになっていた。
【0004】そこで、本発明は前述の課題を解決できる
ようにしたカーテンウオール用外壁パネルを提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上向きの透光パネル支持
部23の室外側に立上り板22を有する上横枠材4と下
向きの透光パネル支持部43の室外側に垂下板42を有
する下横枠材5と左右の縦枠材6,6で開口部7を有す
る枠ユニット8とし、この枠ユニット8に取付けた装飾
パネル9の表面板90上下縁部90a,90bを前記立
上り板22上縁部、垂下板42下縁部にそれぞれ係止し
て表面板90により上下横枠材4,5の立上り板22、
垂下板42を隠蔽したカーテンウオール用外壁パネル。
【0006】
【作 用】上下に隣接する外壁パネルの上下横枠材
4,5間に透光パネル3を取付けて装飾パネル2と透光
パネル3が上下に連続して外観意匠が優れたカーテンウ
オールにできるし、上下横枠材4,5が露出せず装飾パ
ネル9の表面板90と透光パネル3が連続するためより
一層優れた外観意匠のカーテンウオールにでき、しかも
外壁パネルの枠ユニット8の上下横枠材4,5で透光パ
ネル3を支持する構造であるから、枠ユニット8に透光
パネル3を取付ける無目が不要となり簡易な外壁パネル
となる。
【0007】
【実 施 例】図1に示すように、左右の方立1,1間
に外壁パネル2が上下方向に間隔を置いて取付けてあ
り、この上下の外壁パネル2,2間に透光パネル3が取
付けられてカーテンウオールを構成している。なお、図
1において外壁パネル2の左側には透光パネル3が取付
けてある。前記外壁パネル2は図2に示すように上下横
枠材4,5と左右の縦枠材6,6を方形状に枠組みして
開口部7を有する枠ユニット8とし、この枠ユニット8
の開口部7に装飾パネル9を取付けて成り、その上下横
枠材4,5を左右の方立1,1の内側面1a,1aにボ
ルト止めした上下ブラケット10,11にボルト止めし
て外壁パネル2を左右の方立1,1間に取付けてある。
図2において、左右の縦枠材6,6間に横材12が連結
され、上下横枠材4,5間に縦材13が連結されて枠ユ
ニット8を補強し、その横材12を方立1の内側面1a
にボルト止めしたブラケット14にボルト15とナット
16で連結してある。前記上横枠材4は図3に示すよう
に室内縦板20と横板21と室外側立上り板22で上向
きの透光パネル支持部23を有し、その室内縦板20に
は室内側に開口した凹条溝24が長手方向に亘って形成
され、横板21には中間縦板25が下向きに一体的に設
けてあり、その室内縦板20に略下向コ字状の上補強横
材26が凹条溝24に嵌挿したボルト・ナット27で取
着され、この上補強横材26が方立1の内側面1aにボ
ルト止めした上ブラケット10にボルト28で連結して
あり、前記上向きの透光パネル支持部23に透光パネル
3の下縁部が支持部材29を介して支持され、前記上補
強横材26に横押縁30をボルト31で取付け、この横
押縁30と透光パネル3の室内側面との間に室内側上横
シール材32が装着され、透光パネル3の室外側面と立
上り板22との間に室外側上横シール材33が装着して
あり、これにより透光パネル3の下縁部を上横枠材4に
水密を保って支持してある。前記下横枠材5は図3に示
すように室内縦板40と横板41と室外側垂下板42で
下向きの透光パネル支持部43を有し、その室内縦板4
0には室内側に開口した凹条溝44が長手方向に亘って
形成され、横板41には中間縦板45が上向きに一体的
に設けてあり、その室内縦板40に略上向コ字状の下補
強横材46が凹条溝44に嵌挿したボルト・ナット47
で取着され、この下補強横材46が方立1の内側面1a
にボルト止めした下ブラケット11にボルト48で連結
してあり、前記下向きの透光パネル支持部43に透光パ
ネル3の上縁部が臨ませてあり、前記下補強横材46に
横押縁50をボルト51で取付け、この横押縁50と透
光パネル3の室内側面との間に室内側下横シール材52
が装着され、透光パネル3の室外側面と垂下板42との
間に室外側下横シール材53が装着してあり、これによ
り透光パネル3の上縁部を下横枠材5に水密を保って支
持してある。前記縦枠材6は図4に示すように長尺な内
側板60と室外板61と短尺な外側板62と室内板63
とにより中空部64を有する横断面略L字状で、その内
側板60に内向板65が一体的に設けてあり、縦枠材6
の室内板63に装着した内・外縦シール材66,67が
方立1の室外面1bに圧着している。図1に示すように
透光パネル3の縦縁部は縦押縁70を介して方立1の室
外面1bに支持してあり、この縦押縁70は図4に示す
ように、中空の本体71に押え片72と支持片73と係
止片74を一体的に設けてあり、その支持片73が方立
1の室外面1bに当接し、かつ係止片74が方立1の係
止受片75に係止して縦押縁70が方立1の室外面1b
に着脱自在に取付けられ、その押え片72と透光パネル
3の室外面との間に縦室外側シール材76が装着され、
透光パネル3の室内面と方立1の室外面1bとの間に縦
室内側シール材77が装着してある。前記補強用の横材
12は図3に示すように、室内板80と横板81と室外
板82で断面略H字状となり、その室内板80に形成し
た凹条溝83にスライド片84を長手方向に摺動自在に
嵌挿し、このスライド片84にボルト15に設けてあ
る。前記装飾パネル9は図3,図4に示すように、表面
板90と裏面板95との間にハニカムコア材91を設け
たコアパネルとなり、その表面板90には図1に示すよ
うに縦長凹部92と横長凹部93が複数エンボス加工し
てあり、装飾パネル9のハニカムコア材91と裏面板9
5が上横枠材4の中間縦板25、下横枠材5の中間縦板
45、縦板枠6の内向板65、横材12の室外板82に
固着具94で取着されて開口部7に装飾パネル9が取付
けられ、表面板90の周縁部はハニカムコア材94より
側方に突出して上横枠材4の立上り板22、下横枠材5
の垂下板42、縦枠材6の室外板61の室外面にそれぞ
れ接し、かつ外面板90の上縁部90aは下向き鉤形に
折曲して上横枠材4の立上り板22上縁部に係止し、下
縁部90bは上向き鉤形に折曲して下横枠材5の垂下板
42の下縁部に係止し、縦縁部90cも鉤形に折曲して
縦枠材6の室外板62、つまり縦縁部に係止して表面板
90によって上下横枠材4,5の室外面及び縦枠材6の
室外面を隠蔽している。
【0008】次に外壁パネル2及び透光パネル3の取付
け作業順序を説明する。左右の方立1,1の内側面1
a,1aに上ブラケット10とブラケット14を位置決
めしてボルト止めし、予じめ組立てた外壁パネル2の下
横枠材5に下ブラケット11をボルト止めし、各ブラケ
ットをボルト止めして外壁パネル2を左右の方立1,1
間に跨って上下方向に所定の間隔を置いて取付ける。上
下横枠材4,5の透光パネル支持部23,43間に透光
パネル3を室内側より配設し、横押縁30,50を取付
け、左右の方立1,1における装飾パネル2,2間に縦
押縁70を取付けた後に各シール材を装着して透光パネ
ル3を取付ける。以上の実施例においては装飾パネル9
を表面板90と裏面板95とハニカムコア材91より成
るコアパネルとしたが、装飾パネル9を表面板90のみ
としても良い。
【0009】
【発明の効果】装飾パネル9の表面板90によって上下
横枠材4,5の立上り板22、垂下板42を覆うと共
に、上下横枠材4,5の立上り板22、垂下板42より
室内側に透光パネル支持部23,43を有するので、上
下に隣接する外壁パネル2,2の上下横枠材4,5間に
透光パネル3を取付けて装飾パネル9と透光パネル3が
上下に連続して外観意匠が優れたカーテンウオールにで
きるし、上下横枠材4,5が露出せず装飾パネル9の表
面板90と透光パネル3が連続するためより一層優れた
外観意匠のカーテンウオールにできる。また、外壁パネ
ル2の枠ユニット8の上下横枠材4,5で透光パネル3
を支持する構造であるから、枠ユニット8に透光パネル
3を取付ける無目が不要となり簡易な外壁パネルとな
る。また、建物躯体の室外面側に外壁パネル2を構成す
る枠ユニット8を所定間隔で取付け、その後枠ユニット
8の上下横枠材4,5間へ透光パネル3を横押縁30,
50を用いて取付ければ良いからカーテンウオールの施
工も簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーテンウオールの一部外観姿図である。
【図2】外壁パネル取付部の内観斜視図である。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】図1のB−B断面図である。
【符号の説明】
1 方立、2 外壁パネル、3 透光パネル、4 上横
枠材、5 下横枠材、6縦枠材、7 開口部、8 枠ユ
ニット、9 装飾パネル、22 立上り板、23透光パ
ネル支持部、30 横押縁、42 垂下板、43 透光
パネル支持部、50 横押縁、70 縦押縁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 上横枠材4と下横枠材5と左右の縦枠材
    6,6を方形状に枠組みして開口部7を有する枠ユニッ
    ト8とし、この枠ユニット8の開口部7に装飾パネル9
    を取付けてなるカーテンウオール用外壁パネルにおい
    て、 前記上横枠材4を上向きの透光パネル支持部23の室外
    側に立上り板22を有する形状とし、前記下横枠材5を
    下向きの透光パネル支持部43の室外側に垂下板42を
    有する形状とし、前記装飾パネル9の表面板90上下縁
    部90a,90bを前記立上り板22上縁部、垂下板4
    2下縁部にそれぞれ係止して表面板90により上下横枠
    材4,5の立上り板22、垂下板42を隠蔽したことを
    特徴とするカーテンウオール用外壁パネル。
JP3205596A 1991-07-23 1991-07-23 カーテンウオール用外壁パネルユニット Expired - Fee Related JP2780065B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0277211U (ja) * 1988-12-01 1990-06-13
JPH02171448A (ja) * 1988-12-26 1990-07-03 Nikken Sekkei Ltd パネルユニツトより成る建物外壁

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0277211U (ja) * 1988-12-01 1990-06-13
JPH02171448A (ja) * 1988-12-26 1990-07-03 Nikken Sekkei Ltd パネルユニツトより成る建物外壁

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