JPH0525790Y2 - - Google Patents

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JPH0525790Y2
JPH0525790Y2 JP1987012041U JP1204187U JPH0525790Y2 JP H0525790 Y2 JPH0525790 Y2 JP H0525790Y2 JP 1987012041 U JP1987012041 U JP 1987012041U JP 1204187 U JP1204187 U JP 1204187U JP H0525790 Y2 JPH0525790 Y2 JP H0525790Y2
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hole
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q3/00Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine
    • B23Q3/02Devices holding, supporting, or positioning work or tools, of a kind normally removable from the machine for mounting on a work-table, tool-slide, or analogous part
    • B23Q3/06Work-clamping means
    • B23Q3/066Bench vices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q2703/00Work clamping
    • B23Q2703/02Work clamping means

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、被加工物の挾持体を有するベース
を、工作機械などのベツド上の所望の位置に流体
圧力を利用して自在に固定し得るバイスに関する
ものである。
〔従来技術〕
接離可能に対設した1対の挾持体で被加工物を
挾圧固定する通常のバイスは、そのまま工作機械
などのワークベツドの上にねじ等を用いて固定で
きるようになつている。
ところで、このようなバイスは、切削加工を行
うに際して被加工物を固定するときには、被加工
物を挾圧固定した後に、そのベース部を、工作機
械のワークベツド上に被加工物の加工位置を合わ
せて固定しなければならないが、小型ボール盤の
ように加工ヘツドをワークベツドに対して前後左
右にずらすことができない工作機械の場合には、
加工位置の変更や被加工物の交換の度に、バイス
の固定位置を工作機械のベツド上ねじを外したり
してで修正しなければならず、そのために作業効
率の低下が余儀なくされていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、上記のような事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、工作機械
のワークベツドに対する一対の挾持体の位置を簡
単な操作で修正でき、しかもその修正範囲を比較
的広範囲にわたつて許容できるバイスを提供する
ことにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記問題点を解決する手段として、
中央部に貫通孔を有する固定台の上平面部に、接
離可能な1対の挾持体を有するベースを摺動可能
に載置すると共に、固定台の底平面部には、内部
をダイアフラムで上下2層に隔絶したケーシング
を配置し、当該ケーシングの下部空間には圧縮流
体を選択的に流入又は流出可能な経路を設け、そ
のケーシングの上部空間内には、ダイアフラムの
膨張圧力を受けて上方に変位可能な受圧デイスク
と、当該受圧デイスクを常時下方に向けて弾発す
るばねを収容し、その受圧デイスクには、ケーシ
ングの上方に突出されて、前記貫通孔の内部を前
後左右に直線動及び回転動可能に当該貫通孔に挿
通されたロツドを立設し、そのロツドの上端部に
は、ベースの底面側に形成した段付き摺動溝に嵌
入して摺動自在であつて、上記ダイアフラムの非
膨張時にケーシングの上表面との間でベース及び
固定台をばねの弾発力にて挾着固定可能なロツク
プレートを固定し、さらに、前記ケーシングの下
部空間の経路に圧縮流体を選択的に流入又は流出
させるバルブを設けた構造を採用する。
〔作用〕
本考案のバイスは、ケーシングの下部空間に圧
縮流体を供給してダイアフラムを膨張させると、
ロツドがばねの付勢力に抗して上昇変位すること
により、そのロツドの上端部に固定されているロ
ツクプレートに、ケーシングの上面との共働作用
による固定台及びベースの挾圧固定状態を解除さ
せ、固定台上でのベースの摺動変位を許容して、
ベースに挾持固定した被加工物を工作機械の加工
ヘツドに対して位置合せ可能とする。すなわち、
圧縮流体による前記ダイアフラムの膨張圧力が、
前記ばねの弾発力に抗してロツドを上昇変位させ
ると、ケーシングの上表面とロツクプレートとに
よるベース及び固定台の挾着固定力が弛緩され、
この状態において前記ベースは、ロツドと貫通孔
との隙間、及び段付き摺動溝とロツクプレートと
の摺動長に応じた範囲で、固定台の任意位置に変
位可能にされる。また、ケーシングに対する圧縮
流体の供給を停止してダイアフラムを収縮させる
と、ロツクプレートはケーシングの上面と共にば
ねの弾発力で固定台及びベースを相互に挾圧し
て、両者を位置決めされた状態に固定し、被加工
物に対する切削加工を可能とする。
〔実施例〕
図面は本考案の1実施例を示したもので、ワー
クベツド上に固定する固定台1の上面には、第3
図に示すように、ベース2を設け、そのベース2
の一端部に固定挾持体3を立設固定すると共に、
同固定挾持体3に対向して接離可能な可動挾持体
4をベース2上に配置し、更に、その可動挾持体
4にリードスクリユー軸5の一端部を固定すると
共に、同軸5を介して可動挾持体4を変位駆動す
るためのバイスシリンダ6を、リードスクリユー
軸5を内部に収容するようにして上記ベース2の
他端部に配置する。
第4図は上記バイスシリンダ6の詳細を示す断
面図である。同図に示すバイスシリンダ6内部の
断面構造は、その上半分が圧縮空気によるピスト
ンの進出付勢前の状態を示し、下半分はピストン
が最大限に進出付勢された状態を示す。
第4図において、7は一端部にボス部7Aを備
え外周面の一部に回転操作用のローレツトを刻ん
だんシリンダチユーブであり、同チユーブ7の内
部に上記リードスクリユー軸5を同心で収容する
ように、上記ベツド2に固定したホルダ8に、そ
のシリンダチユーブ7のボス部7Aを回転可能に
軸支する。
10は上記シリンダチユーブ7の内部において
リードスクリユー軸5の外周部にねじ嵌合するね
じ筒体で、同ねじ筒体10の外周には、上記シリ
ンダチユーブ7のボス部7A内周面に軸方向に形
成したキー溝11に遊嵌するキー12を固定し
て、ねじ筒体10を、シリンダチユーブ5と一体
回転可能に、且つ、シリンダチユーブ7に対して
軸方向に変位可能とする。シリンダチユーブ7を
回転操作すると、上記ねじ筒体10はそのシリン
ダチユーブ7と一体で回転することにより、シリ
ンダチユーブ7に対するリドスクリユー軸5の進
退移動に呼応して可動挾持体4をベース2上で摺
動変位させる。
シリンダチユーブ7の内部におけるねじ筒体1
0の奥部は、軸方向に直列配置した多連ピストン
構造を有する。
15は、軸心孔15Aを形成した仕切壁15B
とシリンダチユーブ7の内周部に嵌入可能な薄2
9の周壁15Cとを備えたピストン室形成用の筒
状仕切部材であり、その筒状仕切部材15を順次
軸方向に4個積み重ねてシリンダチユーブ7の内
周面に嵌入すると共に、ストツプリング16でシ
リンダチユーブ7の右側開口端内周面に固定した
ヘツドカバー17により、それら直列4段の筒状
仕切部材15の軸方向への移動を規制する。
20は、上記筒状仕切部材15の軸心孔15A
に摺動自在に嵌入するボス部20A、及び筒状仕
切部材15の周壁15Cの周面に摺動自在に嵌入
するフランジ部20Bを備えると共に、リードス
クリユー軸5に挿通し得る軸心孔20Cを形成し
て成るピストンである。上記筒状仕切部材15の
周壁15C内部において、仕切壁15B左側端面
とピストン20のフランジ部20B右側端面との
間に筒状仕切部材15と1対1対応でピストン室
21を形成するように、4段の上記ピストン20
を、その軸心孔20Cをリードスクリユー軸5に
挿通して順次軸方向に積み重ね、更に、ヘツドカ
バー17の左側端面との間にピストン室22を形
成するためのデイスク状のヘツドピストン23
を、第4図において最も右側に位置している状態
の筒状仕切部材15の周壁15C内部に嵌入し
て、合計直列5段のピストンを一体で軸方向へ変
位可能に且つ上記ねじ筒体10の端面を押圧し得
るように配列構成する。尚、上記ねじ筒体10は
圧縮コイルスプリング14の弾発力で第4図の右
方向へ付勢されていて、上記直列5段のピストン
20,20,20,20,23は、その弾発付勢
力を受けて、ヘツドピストン23の右側端面がヘ
ツドカバー17の左側端面に当接してイニシヤル
位置を採るようになつている。
上記ヘツドカバー17の通気孔26を介して
夫々のピストン室21,21,21,21,22
にエアーを供給する導通路は、基本的にシリンダ
チユーブ7の内周面と仕切部材15の外周面との
間に形成する。即ち、第5図にその詳細を示すよ
うに、上記ヘツドカバー17には、その左側端面
部に最大外径寸法よりも小さな2段の第1円周溝
17A及び第2円周溝17Bを形成する共に、通
気孔26から供給されるエアーを両円周溝17A
及び17Bに導く連通溝17Cを設ける。また、
各筒状仕切部材15の左側端面部にも上記同様2
段の第1円周溝15D及び第2円周溝15Eを形
成する共に、両円周溝15D及び15Eを直径方
向に連通させる連通溝15Fを設け、更に各筒状
仕切部材15の仕切壁15C外周面には軸方向に
面取り部15Gを形成する。ヘツドカバー17の
通気孔26からその連通溝17Cに供給されるエ
アーは、ヘツドカバー17の第2円周溝17Bを
介してピストン室22へ供給されると共に、ヘツ
ドカバー17の第1円周溝17Aから順次仕切部
材15の面取り部15G及びその第1円周溝15
Dを介して先方に供給されるエアーは、各仕切部
材15の第2円周溝15Eから夫々のピストン室
21に流入され、その流入エアーの圧力を受ける
直列5段のピストン20,20,20,20,2
3に夫々押圧力を作用する。各ピストン20,2
0,20,20,23に作用する押圧力の合力
は、リードスクリユー軸5を上記圧縮コイルスプ
リング14の弾発力に抗して進出移動させて、可
動挾持体4によつて被加工物を固定挾持体3に挾
圧固定させる。
上記ヘツドカバー17の通気孔26から各ピス
トン室21及び22に至る空間の気密を保つため
に、シリンダチユーブ7とヘツドカバー17との
間、更には、各仕切部材15とピストン20及び
ヘツドピストン23との間に、Oリングなどのパ
ツキン27を設ける。ピストン20及びヘツドピ
ストン23の夫々の左側端面には、ピストン20
の軸心孔20Cに連通する連通孔20D及び23
Aを形成し、それによつて、ヘツドピストン23
の左側端面と筒状仕切部材15の仕切壁15Bと
の対向空間、及びピストン20の左側端面と筒状
仕切部材15の仕切壁15Bとの対向空間を、ピ
ストン20の軸心孔20Cに連通させて、ピスト
ン20及びヘツドピストン23が仕切部材15の
周壁内部で摺動移動するとき、当該対向空間内に
負圧を生じないような吸排気を行うようになつて
いる。
上記ベツドカバー17は、シリンダチユーブ7
の右側開口端から外方に突出され、その突出端に
結合したエアー供給用ダクト30から上記通気孔
26に至るエアー流路31には、逆止弁32と、
その逆止弁32と各ピストン室との間の空間を選
択的に大気圧に連通させる排気弁33とを設け
る。
上記逆止弁32は、エンドプラグ35の内部に
挿入した圧縮コイルスプリング36の弾発力を受
けて、その肩部に嵌着したバルブパツキン37に
よつてエアー流路31を閉塞可能とするもので、
上記圧縮コイルスプリング36の弾発力に勝る流
体圧力がエアー供給用ダクト30を介して作用さ
れるとき、バルブパツキン37による閉塞状態を
開放して、内部へエアーの流入を許容し、また、
エアー供給用ダクト30からのエアーの供給が断
たれたとき、それに呼応してバルブパツキン37
による閉塞状態を達成して、各ピストン室21,
21,21,21,22の内圧低下を阻止する。
上記排気弁33は、一方の開口端を栓体40で
気密封止してヘツドカバー17の直径方向に形成
した貫通孔41に摺動自在に嵌入されていて、そ
の貫通孔41の他方の開口端から出没可能なプツ
シユヘツド42と栓体40奥部に挿入した圧縮コ
イルスプリング43の弾発力を受けるスライダ4
4とを一体に有する。プツシユヘツド42に押圧
力を作用しない状態において、スライダ44の上
端肩部に嵌着したバルブパツキン45が通気孔2
6とエアー流路31とを閉塞すると共にプツシユ
ヘツド42の下端肩部に嵌着したバルブパツキン
46が通気孔26を大気圧側に連通させ、また、
プツシユヘツド42を下方に押圧変位させた状態
において、上記バルブパツキン46が通気孔26
を大気圧側に対して閉塞すると共に、上記バルブ
パツキン45が通気孔26とエアー流路31とを
連通させる。
50は、シリンダチユーブ7の右側開口端から
外方に突出するベツドカバー17の外周に軸方向
に摺動可能に嵌入した上記プツシユヘツド42押
圧用の操作リング50で、その先端部内周に形成
した傾斜面51によつてプツシユヘツド42を押
圧してそれを貫通孔41から出没させる。ヘツド
カバー17の外周面から弾発力を受けて出没可能
なボール52は、操作リング50の内周面に形成
した2条のV溝53又は54に嵌入可能であり、
一方のV溝53に嵌入するとき、プツシユヘツド
42が突出状態を採る位置に操作リング50を位
置決め保持し、また、他方のV溝54に嵌入する
とき、プツシユヘツド42が没入状態を採る位置
に操作リング50を位置決め保持する。
次に、上記固定台1に対するベース2の取り付
け構造を第1図を中心に説明する。
第1図において、60は固定台1の底面側に配
置したデイスク状ボトムケーシングで、図示しな
いエアー源からの圧縮空気をエアー供給用ダクト
61を介して流入させる環状溝62をその上面に
備え、ボトムケーシング60の表面全体をダイア
フラム63で覆い、その上から下向き凹部を有す
るトツプケーシング64を載置して、夫々の接触
面の気密を保つように両ケーシング60,64及
びダイアフラム63をねじで固定する。
ダイアフラム63の上面とトツプケーシング6
4の下向き凹部との間に形成された空間内には、
ダイアフラム63の上表面に広い範囲で接触可能
な受圧デイスク65を、皿ばね66の弾発力を受
けて下方へ押圧されると共に、エアーの圧力で上
方へ膨張するダイアフラム63の押圧力によつて
上方へ変位し得るように収容し、その受圧デイス
ク65に立設固定したプツシユロツド67を、上
記トツプケーシング64から突出させる。トツプ
ケーシング64から突出させたプツシユロツド6
7は、トツプケーシング64の上表面を固定台1
の底面に当接させた状態において、固定台1の概
ね中央部に形成した比較的大きな貫通孔68の上
方に至る長さを有する。
固定台1の上表面には、上記ベース2を任意の
位置に摺動変位し得るように載置する。ベース2
の底面側には、横断面が下向きに凸状を呈し、且
つ、ベース2の長手方向に向く段付き摺動溝70
を形成し、その段付き摺動溝70には、同溝70
とほぼ相似形を成し、横断面が下向きに凸状を呈
する長尺の段付きロツクプレート71を摺動自在
に嵌入する。段付きロツクプレート71の中央部
には、上記プツシユロツド67の上端ボス部69
を回動自在に嵌入し、その上端ボス部69にスト
ツプデイスク72をねじ73で固定して、ロツク
プレート71に、プツシユロツド67を相対回転
可能に且つ若干の上下方向の摺動移動を許容する
ように支持する。なお、プツシユロツド67とロ
ツクプレート71の相対回転に際して、プツシユ
ロツド67がボトムケーシング60及びトツプケ
ーシング64の内部で回転するのを防止するため
に、トツプケーシング64の凹部内に垂設したピ
ン77を上記受圧デイスク65に摺動自在に嵌入
する。また、プツシユロツド67に対して若干の
上下摺動移動が許容されているロツクプレート7
1のがたを防止するため、当該ロツクプレート7
1とストツプデイスク72との間に皿ばね78を
介在させる。
上記ロツクプレート71の下向き顎部74と摺
動溝70の上向き肩部75とは相互に接触し、ダ
イアフラム63の下面に圧縮空気が供給されてい
ない状態において、ロツクプレート71の下向き
顎部74とトツプケーシング64の上面とは、皿
ばね66の弾発力で固定台1とベース2を相互に
挾圧して、両者を固定する。ダイアフラム63の
下面に圧縮空気を供給した状態において、プツシ
ユロツド67は皿ばね66の付勢力に抗して上昇
変位され、それによつて、ロツクプレート71の
下向き顎部74とトツプケーシング64の上面と
による固定台1及びベース2の挾圧状態を解除し
て、固定台1上でのベース2の摺動変位を許容す
る。
上記ボトムケーシング60とダイアフラム63
との間の空間にエアーを供給するエアー供給用ダ
クト61は、第2図に示すように、固定台1の裏
面側に設けたトランスフアバルブとしての切り換
え弁80の出力ポートに結合する。切り換え弁8
0は、その入力ポートがニツプル81を介して図
示しない外部エアー源に接続され、また、その排
気ポートが大気圧側に連通されていて、操作レバ
ー82を第2図の右側に倒した状態で出力ポート
を排気ポートに接続し、操作レバー82を第2図
の左側に倒した状態で入力ポートを出力ポートに
接続する。操作レバー82は、固定台1の周縁側
から操作し得るようになつているが、固定台1の
周縁から突出させたプロテクタ84によつてその
操作レバー82の上面を覆い、作業者が不用意に
触れることのないようにして、誤操作し難くなつ
ている。なお、バイスシリンダ6にエアーを供給
するエアー供給用ダクト30は、直接ニツプル8
1に接続されている。
次に上記実施例の作用を説明する。
本実施例によるバイスをボール盤に利用する場
合には、図示しないボール盤のベツドに固定台1
を載置して固定する。
つづいて、被加工物をベース2に挾圧固定する
には、操作リング50に対して第4図に示す位置
を採つて、排気弁33によりシリンダチユーブ7
の内部を大気圧に連通させる。このとき、直列5
段のピストン20及びヘツドピストン23は、圧
縮コイルスプリング14によつて右方向に弾発さ
れているねじ筒体10に押圧されて、第4図にお
けるシリンダチユーブ7内部の上部断面構造で示
すように、最も右側の位置に付勢されてイニシヤ
ル位置を採る。この状態で、リードスクリユー軸
5がシリンダチユーブ7から突出する方向にシリ
ンダチユーブ7を回して、図示しない被加工物に
固定挾持体3及び可動挾持体4を当接させる。
次いて、操作リング50を軸方向に押してプツ
シユヘツド42を求心方向に没入維持させ、排気
弁33によりシリンダチユーブ7の内部を大気圧
側から隔絶して圧縮空気を内部に供給可能とす
る。このとき、ヘツドカバー17の通気孔26か
らその連通溝17Cに供給されるエアーは、ヘツ
ドカバー17の第2円周溝17Bを介してピスト
ン室22へ供給されると共に、ヘツドカバー17
の第1円周溝17Aから順次仕切部材15の面取
り部15G及びその第1円周溝15Dを介して先
方に供給されるエアーは、各仕切部材15の第2
円周溝15Eから夫々のピストン室21に流入さ
れ、その流入エアーの圧力を受ける直列5段のピ
ストン20,20,20,20,23に夫々押圧
力を作用する。各ピストン20,20,20,2
0,23に作用する押圧力の合力は、リードスク
リユー軸5を上記圧縮コイルスプリング14の弾
発力に抗して進出移動させる力となり、可動挾持
体4によつて図示しない被加工物を固定挾持体3
に挾圧固定する。このときの挾圧固定力は直列5
段のピストン20,20,20,20及びヘツド
ピストン23総受圧面に比例して極めて強大とな
り、被加工物に対する安定で且つ充分な固定状態
を達成する。
ベース2に挾圧固定した被加工物の加工位置
を、図示しないボール盤に装着されているドリル
の先端に合わせるには、操作レバー82を第2図
の左側に倒した状態に設定して、切り換え弁80
の出力ポートを入力ポートに接続し、ボトムケー
シング60とダイアフラム63との間の空間に圧
縮空気を流入させると、プツシユロツド67は、
皿ばね66の付勢力に抗して上昇変位して、ロツ
クプレート71の下向き顎部74とトツプケーシ
ング93の上面とによる固定台1及びベース2の
挾圧状態を解除する。この状態で、固定台1上の
ベース2は、貫通孔68の内部をプツシユロツド
67が移動し得る範囲で、且つ、摺動溝70の内
部をロツクプレート71が摺動移動し得る範囲
で、自由な位置に摺動変位及び回動変位可能とな
る。その状態で、バイスシリンダ6を手でもつて
ベース2を固定台1の上で滑らせて、被加工物の
加工位置を、図示しないボール盤に装着されてい
るドリルの先端に位置合わせする。
位置合わせを行つた後は、操作レバー82を逆
方向(第2図の左側)に倒して、ボトムケーシン
グ60とダイアフラム63の下面との間の空間
を、切り換え弁80を介して大気圧側に連通さ
せ、ダイアフラム63の上面に当接する受圧デイ
スク65をプツシユロツド67と共に皿ばね66
の弾発力で下方へ変位させると、ロツクプレート
71の下向き顎部74とトツプケーシング93の
上面とが、皿ばね66の弾発力で固定台1とベー
ス2を相互に挾圧して、両者を位置合わせされた
状態で固定する。
ボール盤による穿孔作業では、通常作業者は、
片方の手で加工ヘツドの昇降操作ハンドルを握る
ため、固定台1におけるベース2の位置合わせを
行い、他方の手で当該位置合わせしたベース2を
固定台1に固定するための操作レバー82を操作
する。したがつて、本実施例のバイスを用いて加
工ヘツドを降下させる穿孔作業は、シリンダチユ
ーブ6やその回りを握つてベース2の位置決めを
行つた手を操作レバー82に持ち代えてベース2
を固定台1に位置決め固定してから可能とされる
から、加工ヘツドを降下させたときには、他方の
手は必ず操作レバー82側へ即ち固定台1の側方
に位置することになり、その手が加工ヘツドの先
端に装着されているドリルに誤つて触れることは
なく、したがつて、不慮の事故を起こすおそれは
著しく減少する。更に、操作レバー82は、固定
台1の周縁から突出させたプロテクタ84によつ
てその上面が覆われているから、穿孔作業中に、
作業者が誤つて操作レバー82に触れることはな
く、したがつて、固定台1に対するベース2の固
定状態が解除されてしまう事態を阻止する。しか
も、切り換え弁80及びその操作レバー82が固
定台1に取付けられ、それに呼応してエアー供給
用ダクト61を固定台1の裏面側に完全に収容し
得るから、外部エアー源とエアーバイスとを接続
するダクトを1本にすることができ、それによつ
て、そのようなダクトが加工の邪魔になることは
殆どない。仮りに、上記切り換えバルブ80を足
踏み式のペダルバルブにすると、ケーシングとペ
ダルバルブとを接続するダクトを更に1本外部に
露出しなければならない。
穿孔加工を行つた後に、被加工物に対する加工
位置を変更するには、再び操作レバー82を第2
図の左側に倒してから固定台1に対するベース2
の位置を変更設定し、また、被加工物を交換する
には、操作リング50を引いて各ピストン室2
1,21,21,21,22を大気圧側に連通さ
せてから被加工物の交換を行えばよい。このよう
に、被加工物に対する加工位置の変更や被加工物
の交換に際しては、操作レバー82や操作リング
50を操作すればよく、ベツドに対する固定台1
の固定位置をその都度修正する必要はなく、それ
によつて加工効率を向上させることができる。
穿孔加工途上で図示しないエアー源の駆動停止
やそのエアー源に接続するダクトの切断などによ
つてバイスに対するエアーの供給が断たれたと
き、各ピストン室21,21,21,21,22
の圧力は上記逆止弁32の作用によつて急激に低
下することはなく、その瞬間に被加工物の挾圧固
定状態が弛緩してそれが脱落飛散するおそれはな
い。また、固定台1に対するベース2の固定状態
は、ボトムケーシング60とダイアフラム63と
によつて形成されている空間が大気圧側に連通さ
れているときに達成されるようになつているか
ら、そのようなエアー源からのエアーの供給停止
が固定台1に対するベース2の固定状態に何ら影
響することもない。したがつて、穿孔作業中にエ
アーの供給が停止されても、それに起因する事故
は未然に防止される。
本考案は上記実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更
可能であることは言うまでもない。
例えば上記実施例では、リードスクリユー軸に
押圧力を作用するバイスシリンダを用いて被加工
物を1対の挾持体で挾圧固定可能な構成とした
が、リードスクリユー軸の手回し操作だけで被加
工物を挾圧固定するようにしてもよく、また、1
対の挾持体は、一方をベースに固定、他方を可動
とする接離機構に限らず、相互に逆ねじを形成し
たリードスクリユー軸に1対の挾持体をねじ嵌合
で取付けて相互に可動な構成としてもよい。
また、ダイアフラムを膨張させる作動流体は圧
縮空気に限らず圧油してもよい。
更に、上記実施例のバイスは、それ自体持ち運
びすることができて、如何なる工作機械のベツド
にも固定し得るような汎用性を有するものとして
構成したが、固定台を、工作機械のベツドそれ自
体としたり、また、同ベツドやフレームに固定し
て当該工作機械の専用装置とすることもできる。
〔考案の効果〕
本考案のバイスは、圧縮流体によるダイアフラ
ムの膨張圧力が、前記ばねの弾発力に抗してロツ
ドを上昇変位させると、ケーシングの上表面とロ
ツクプレートとによるベース及び固定台の挾着固
定力が弛緩され、この状態において前記ベース
は、ロツドと貫通孔との隙間、及び段付き摺動溝
とロツクプレートとの摺動長に応じた範囲で、固
定台の任意位置に変位可能にされるから、工作機
械のワークベツドに対する一対の挾持体の位置を
バルブの切り替えという簡単な操作で修正でき、
しかもその修正範囲を比較的広範囲にわたつて許
容できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るバイスの1実施例を示すも
ので、第1図は流体圧力を利用して固定台にベー
スを固定するための構造を示す断面図、第2図は
バイスの底面図、第3図はバイスの平面図、第4
図はバイスシリンダの詳細を示すものでシリンダ
チユーブ内部の上半分は圧縮空気によるピストン
の進出付勢前の状態を示し下半分はピストンが最
大限に進出付勢された状態を示す断面図、第5図
は多連ピストン構造の詳細を示す分解斜視図であ
る。 1……固定台、2……ベース、3……固定挾持
体、4……可動挾持体、5……リードスクリユー
軸、6……バイスシリンダ、7……シリンダチユ
ーブ、10……ねじ筒体、15……筒状仕切部
材、17……ヘツドカバー、20……ピストン、
21及び22……ピストン室、23……ヘツドピ
ストン、32……逆止弁、33……排気弁、50
……操作リング、60……ボトムケーシング、6
3……ダイアフラム、64……トツプケーシン
グ、65……受圧デイスク、66……皿ばね、6
7……プツシユロツド、70……摺動溝、71…
…ロツクプレート、80……切り換え弁、82…
…操作レバー、84……プロテクタ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中央部に貫通孔を有する固定台の上平面部に、
    接離可能な1対の挾持体を有するベースを摺動可
    能に載置すると共に、固定台の底平面部には、内
    部をダイアフラムで上下2層に隔絶したケーシン
    グを配置し、 ケーシングの下部空間には圧縮流体を選択的に
    流入又は流出可能な経路を設け、そのケーシング
    の上部空間内には、ダイアフラムの膨張圧力を受
    けて上方に変位可能な受圧デイスクと、当該受圧
    デイスクを常時下方に向けて弾発するばねを収容
    し、 その受圧デイスクには、ケーシングの上方に突
    出されて、前記貫通孔の内部を前後左右に直線動
    及び回転動可能に当該貫通孔に挿通されたロツド
    を立設し、そのロツドの上端部には、ベースの底
    面側に形成した段付き摺動溝に嵌入して摺動自在
    であつて、上記ダイアフラムの非膨張時にケーシ
    ングの上表面との間でベース及び固定台をばねの
    弾発力にて挾着固定可能なロツクプレートを固定
    し、 さらに、前記ケーシングの下部空間の経路に圧
    縮流体を選択的に流入又は流出させるバルブを設
    け、 当該バルブから供給された圧縮流体による前記
    ダイアフラムの膨張圧力が、前記ばねの弾発力に
    抗してロツドを上昇変位させると、ケーシングの
    上表面とロツクプレートとによるベース及び固定
    台の挾着固定力が弛緩され、この状態において前
    記ベースは、ロツドと貫通孔との隙間、及び段付
    き摺動溝とロツクプレートとの摺動長に応じた範
    囲で、固定台の任意位置に変位可能にされて成る
    ものであることを特徴とするバイス。
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